JP2003346353A - 光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
とができる光ピックアップ装置を提供する。 【解決手段】光ディスク装置1において、光ディスク2
の回転駆動中に、光ピックアップ6の対物レンズ7と光
ディスク2のデータ記録面との距離の絶対値が所定値以
上になってフォーカス外れが発生すると、タイマ26に
一定時間Tよりも短い検出時間t1の計時を開始させ、
タイマ26が検出時間の計時を終了すると、AGC回路
28のゲイン調整動作を停止させる。したがって、フォ
ーカス外れが発生して検出時間t後に、ゲイン調整手段
のゲイン調整動作を停止させるので、ノイズによって光
ピックアップの対物レンズが光ディスクの記録面に衝突
するのを防止することができる。
Description
おいて外部からの衝撃などによりフォーカス外れが発生
した際に、光ピックアップと、データを記録又は再生す
る光ディスクと、が衝突するのを防止する技術に関す
る。
を記録したり、光ディスクに記録されたデータを再生し
たりするために、光ディスクを高速回転させながら、光
ディスクの記録面に焦点が合うように、光ピックアップ
からレーザ光を照射する。しかし、光ディスク装置で
は、光ディスクを高速回転させる際に、光ディスク自身
の反り・面振れや、光ディスク回転駆動用モータの振動
などにより、光ディスクの記録面が振動して、そのまま
では、光ディスクと光ピックアップとの距離に変動が生
じて、データの記録や再生をうまく行うことができな
い。そこで、光ディスク装置は、フォーカスサーボ機構
によって、光ピックアップと光ディスクの記録面との距
離を一定に保ち、光ディスクの記録面にレーザ光を常に
収束させて、安定してデータの記録や再生を行ってい
る。
うために、光ピックアップと光ディスクの記録面との距
離を検出手段で検出して、その距離に応じてフォーカス
エラー信号を生成する。例えば、光ディスク装置は、光
ディスクからの反射光を4分割フォトダイオード(以
下、光検出器と称する。)で受光し、非点収差法やフー
コー法などにより演算を行って、フォーカスエラー信号
を生成する。そして、フォーカスサーボ機構は、このフ
ォーカスエラー信号に応じて、フォーカスアクチュエー
タにより光ピックアップの対物レンズをフォーカス方向
(光ディスクの記録面に直交する方向)に変位させる。
ついて詳細を説明する。図4は、光検出器とビームスポ
ットとの関係を示す図である。図5は、光ディスクの記
録面及び光ピックアップの距離とフォーカスエラー信号
との関係を示した図である。一例として、光ディスクの
記録面と光ピックアップとの距離を、非点収差法を用い
て検出する場合について説明する。光検出器13は、図
4(A)に示したように、4分割された光検出素子13
a〜13dで構成される。光ディスクの記録面と光ピッ
クアップとの距離が最適値の場合、つまり、レーザ光の
焦点が光ディスクの記録面で合う場合には、図4(B)
に示したように、ビームスプリッタで分光したレーザ光
のスポット(焦点)が光検出器13の中央でほぼ真円状
になるように設定する。また、光ディスクの記録面と光
ピックアップとの距離が近い場合、つまり、レーザ光の
焦点が光ディスクの記録面よりも奥側で合う場合には、
図4(C)に示したように、光検出素子13b及び13
d方向が長円となる楕円状のビームスポットとなる。さ
らに、光ディスクの記録面と光ピックアップとの距離が
遠い場合、つまり、レーザ光の焦点が光ディスクの記録
面よりも手前側で合う場合には、図4(D)に示したよ
うに、光検出素子13a及び13c方向が長円となる楕
円状のビームスポットとなる。
クアップとの距離に応じて、光検出器13上に形成され
るスポットの形状が異なる。そのため、光検出素子13
a〜13dから得られる再生信号A〜Dを、 FE=(A+C)−(B+D) のように演算処理することによって、光ディスクの記録
面と光ピックアップとの距離に応じて変化するフォーカ
スエラー信号FEが得られる。
5(A)に示したように、S字状曲線となる。光ディス
ク装置では、図5(B)に示した真円状のスポットの時
にフォーカスエラー信号FEが0であるため、フォーカ
スエラー信号FEが0になるようにフォーカスサーボが
行われる。しかし、光ディスクの記録面と光ピックアッ
プとの距離が遠い場合や近い場合、つまり、フォーカス
外れの場合にも、フォーカスエラー信号FEは0にな
る。そのため、この場合は、光ディスクの記録面と光ピ
ックアップとの距離を最適値にすることができない。そ
こで、従来は、光検出素子13a〜13dから得られる
再生信号A〜Dの全加算信号(RF信号)RFを利用し
て、フォーカス外れの検出を行っている。なお、全加算
信号(RF信号)RFは、 RF=A+B+C+D で表される。図5(B)に示したように、全加算信号R
Fは、光ディスクの記録面と光ピックアップとの距離が
最適値の時に最大となり、距離が遠くなるほど、又は、
距離が近くなるほど小さくなる。したがって、フォーカ
スエラー信号FE及び全加算信号RFを用いることで、
光ディスクの記録面と光ピックアップとの距離が最適値
となるようにフォーカスサーボを行うことができる。
の動作モードや、光ディスクの種類・ばらつき等によっ
て変動する。例えば、追記形光ディスクと書換形光ディ
スクとでは、反射率が異なり、又、同じ記録方式の光デ
ィスクでも型番によって反射率が異なる。そのため、光
検出器の出力信号の振幅が光ディスクのバラツキによっ
て変動し、フォーカスエラー信号の振幅変動によって、
フォーカスサーボの精度が低下する。そこで、従来は、
フォーカスエラー信号FEを最適な大きさに自動的に設
定するAGC(Automatic Gain Control)回路を用いて
いた。AGC回路の出力信号が信号処理回路に供給さ
れ、フォーカスサーボ駆動信号が形成される。このフォ
ーカスサーボ駆動信号がドライブアンプ(駆動回路)を
介して電磁的なアクチュエータに供給される。そして、
アクチュエータによって光ピックアップの対物レンズが
フォーカス方向に変位される。
ォーカス外れが発生した際の全加算信号、フォーカスエ
ラー信号、及びフォーカス駆動信号の波形図である。光
ディスク装置では、レーザ光の照射位置が光ディスクの
記録再生エリアから外れた時に、フォーカスサーボが異
常となって、対物レンズと光ディスクとが衝突すること
があった。例えば、外部からの衝撃などによりフォーカ
スが外れると、光検出器の全加算信号RFのレベルが低
下する。また、フォーカスエラー信号FEは前記のよう
にほぼ0になる。そのため、光ディスク装置は、フォー
カスが外れたことを認識する。また、光ディスク装置
は、フォーカスが外れたことを認識すると、フォーカス
サーボ処理をOFFにするように設定されている。一
方、光ディスクに傷・汚れ・ゴミなどが付いていると、
光ディスクに照射されたレーザ光が乱反射して、全加算
信号RF及びフォーカスエラー信号FEのレベルが低下
して、フォーカス外れが発生したのと同じ状態になる。
しかし、ゴミなどにより全加算信号RF及びフォーカス
エラー信号FEのレベルが低下する時間は僅かである。
よって、光ディスク装置では、ゴミなどの影響を受けな
い一定時間Tが経過しても全加算信号RF及びフォーカ
スエラー信号FEのレベルが低下している場合に、フォ
ーカスサーボ処理をOFFにするように設定されてい
る。
ーカス外れが発生して、フォーカスが外れたと認識され
るまでの間は、本来のフォーカスエラー信号はほぼ0で
ある。そのため、通常は、フォーカスエラー信号にノイ
ズが重畳してもノイズの影響を受けないが、上記の場合
は、フォーカスエラー信号にノイズが重畳すると、AG
C回路は、このノイズを増幅してしまう。そのため、フ
ォーカスドライブ電圧の振幅が大きくなり、光ピックア
ップのレンズが大きく揺動し、特に対物レンズが光ディ
スクの記録面に近づく方にフォーカスが外れていた場合
に、光ディスクの記録面に光ピックアップの対物レンズ
が衝突することがあった。
8034号公報には、光学式情報記録・再生装置に関す
る技術が開示されている。この技術によれば、サーボ系
への外乱によりフォーカスサーボ系が正常に動作しなく
なった場合、集光レンズがディスクから遠ざかる方向、
近づく方向のいずれの方向へ動き始めても、その状態を
光検出器、増幅器からなる光検出装置で検出して、集光
レンズをディスクから遠ざかる方向に駆動し、有効にデ
ィスクと集光レンズとの衝突防止がはかれる。したがっ
て、通常の光検知器の外に、別の光感知器と増幅器を設
けるのみで、サーボ系の外乱による集光レンズとディス
クとの衝突防止を実現できる。
は、光ディスク装置および光ピックアップ制御方法に関
する技術が開示されている。この技術によれば、フォー
カス外れが生じたら、直ちにフォーカスアクチュエータ
の駆動を停止して対物レンズと光ディスクが衝突するの
を避け、さらに光ピックアップ及び対物レンズを光ディ
スクと衝突する可能性のない位置に強制的に移動させ、
その位置でフォーカスサーボ引き込みを行った後、元の
トラックに対するトラッキング及びフォーカシングに戻
るようにしている。したがって、光ディスクが自重など
により撓んでしまった場合においても、光ピックアップ
の対物レンズと光ディスクが接触するのを防ぎ、適切に
フォーカッシングをすることができる。
には、光ディスク記録再生装置及び方法に関する技術が
開示されている。この技術によれば、光ディスク記録再
生装置は、光ピックアップ内に配設されているレーザ光
源から発射されたレーザ光を光ディスクの信号記録面上
に集束させる対物レンズと、対物レンズを光ディスクの
信号記録面に直交する方向に移動させるものであって、
駆動電圧によって対物レンズを駆動操作する対物レンズ
駆動操作手段である2軸アクチュエータと、フォーカス
サーボ引き込み動作時であって、上記駆動電圧が記憶部
に記憶されている所定レベルを越えた時に、対物レンズ
が光ディスクに衝突することを回避させる制御機能を有
する制御手段であるコントロール部とを備えている。こ
れにより、光ディスク記録再生装置は、光ディスクの表
面上にごみ等が付着したことによる理由等によってサー
ボ引き込み検出が失敗しても、対物レンズが光ディスク
に衝突することを防止することができる。
は、フォーカスサーボ装置に関する技術が開示されてい
る。このフォーカスサーボ装置においては、反射光光量
を監視し記録再生エリアからの逸脱を検出するための光
量監視回路および基準電圧回路が追加され、また、記録
再生エリア逸脱時にサーボループを開きフォーカス誤差
に応じたアクチュエータ駆動を抑止するためのスイッチ
がAGC回路と位相補償回路との間に挿入されている。
したがって、記録再生エリアから逸脱すると、駆動コイ
ルの励磁電流が過大になる前にアクチュエータ駆動が抑
止されるため、対物レンズと光ディスクとの接触事故が
起こる心配はない。
り付けて、対物レンズと光ディスクの記録面との直接衝
突を防止する方法もあった。
来の方法は、新たに部材を追加する必要があり、光ディ
スク装置のコストアップに繋がるという問題がある。ま
た、上記公報に記載されたように、新たな部材としてス
イッチを追加した場合、スイッチの開閉時などにノイズ
が発生してフォーカスアクチュエータが誤動作して、光
ピックアップと光ディスクの衝突が発生する可能性があ
る。
材を新たに追加することなく、光ピックアップと光ディ
スクの衝突防止することができる光ピックアップ装置を
提供することを目的とする。
は上記の課題を解決するために、以下の構成を備えてい
る。すなわち、光ディスクのデータ記録面に対物レンズ
を介してレーザ光を照射し、その反射光からRF信号及
びFE信号を検出する再生信号検出手段と、上記再生信
号検出手段で検出されたFE信号を増幅するFE信号増
幅手段と、上記FE信号増幅手段により増幅されたFE
信号に基づいて上記再生信号検出手段の上記対物レンズ
を、上記光ディスクのデータ記録面に対して垂直方向に
変位させ、上記データ記録面にレーザ光を集光させるフ
ォーカス手段と、を備えた光ディスク装置において、上
記再生信号検出手段により検出された上記RF信号が所
定のレベルよりも低下すると、上記FE信号増幅手段に
よる上記FE信号の増幅を停止させる制御手段を備えた
ことを特徴とする。
御手段は、再生信号検出手段で検出した光ディスクのR
F信号が所定のレベルよりも低下した場合、FE信号増
幅手段によるFE信号の増幅を停止させる。したがっ
て、FE信号増幅手段によるFE信号の増幅を停止させ
ることで、FE信号のレベルが小さくなるので、フォー
カス手段が対物レンズを光ディスクのデータ記録面に対
して垂直方向に変位させる量を小さくすることが可能と
なる。これにより、フォーカス外れが発生した場合に、
対物レンズが光ディスクの記録面に衝突するのを防止す
ることが可能となる。つまり、光ディスク装置では、通
常は、フォーカスエラー信号にノイズが重畳してもノイ
ズの影響を受けないが、フォーカス外れが発生した場
合、FE信号のレベルはほぼ0になるため、フォーカス
エラー信号にノイズが重畳すると、FE信号増幅手段
は、このノイズを増幅してしまう。そのため、フォーカ
スドライブ電圧の振幅が大きくなり、光ピックアップの
レンズが大きく揺動し、特に対物レンズが光ディスクの
記録面に近づく方にフォーカスが外れていた場合に、光
ディスクの記録面に光ピックアップの対物レンズが衝突
することがあった。しかし、対物レンズの変異量を小さ
くすることで、フォーカス外れが発生した場合に、対物
レンズと光ディスクの記録面にとの衝突を防止できる。
手段により検出された前記RF信号が所定のレベルより
も低下した状態が第1の時間連続した時に、前記フォー
カス手段を停止させることを特徴とする。
ベルよりも低下した状態が第1の時間連続した時には、
フォーカス手段を停止させるので、フォーカス外れが継
続的に発生した場合にはフォーカス手段を停止させて、
光ディスク装置のリセットなどを行って、フォーカス外
れから復帰させることが可能となる。
出手段により検出された前記RF信号が所定のレベルよ
りも低下した状態が前記第1の時間よりも短い第2の時
間連続した時に、前記FE信号増幅手段による前記FE
信号の増幅を停止させることを特徴とする。
ベルよりも低下した状態が前記第1の時間よりも短い第
2の時間連続した時に、FE信号増幅手段によるFE信
号の増幅を停止させる。したがって、RF信号は、光デ
ィスクの記録面に付いたゴミなどの影響で低下した場
合、通常すぐに元のレベルに戻るので、そのような場合
にFE信号の増幅停止を行って、光ディスク装置の処理
動作が複雑になるのを防止できる。
手段を停止させてから、前記フォーカス手段を停止させ
るまでの間に、前記RF信号が前記所定のレベルよりも
大きくなると、前記FE信号増幅手段による前記FE信
号の増幅停止を解除することを特徴とする。
停止させてから、フォーカス手段を停止させるまでの間
に、RF信号が前記所定のレベルよりも大きくなると、
FE信号増幅手段によるFE信号の増幅停止を解除す
る。したがって、光ディスクの記録面に付いたゴミなど
の影響でRF信号の低下が第2の時間以上続いた場合に
は、通常動作に復帰することが可能となる。
装置の概略構成を示したブロック図である。光ディスク
装置1は、光ディスク2へのデータ記録、及び光ディス
ク2に記録されたデータの再生を行うために、スピンド
ルモータ3、周波数発生器4、モータ駆動回路5、光ピ
ックアップ6、エンコーダ14、レーザパワー制御回路
15、レーザ駆動回路16、フォーカスエラー信号生成
回路21、全加算信号生成回路22、信号処理回路2
3、デコーダ24、CPU25、AGC回路28、位相
補償回路29、及びフォーカス駆動回路30を備えてい
る。また、光ピックアップ6は、対物レンズ7、フォー
カスアクチュエータの制御コイル8、ビームスプリッタ
9、コリメータレンズ10、フォトダイオード12を備
えたレーザダイオード11、光検出器(4分割フォトダ
イオード)13、及びシリンドリカルレンズ17を備え
ている。さらに、CPU25は、タイマ26を備えてい
る。
記録再生可能な記録媒体である。スピンドルモータ3
は、光ディスク2を回転駆動する。周波数発生器4は、
スピンドルモータ3の回転数を検出するセンサである。
モータ駆動回路5は、周波数発生器4から出力された信
号に応じてスピンドルモータ3の回転数を制御する。光
ピックアップ6は、光ディスク2の記録面にレーザ光を
スポットとして照射し、光ディスク2からの戻り光を検
出する。対物レンズ7は、光ディスク2の記録面にレー
ザ光を集光する。制御コイル8は、対物レンズ7をフォ
ーカス方向に動かす。ビームスプリッタ9は、レーザダ
イオード11の出射光と光ディスク2からの戻り光とを
分ける。コリメータレンズ10は、点光源であるレーザ
ダイオード11の出射光を平行光に変換する。レーザダ
イオード11は、レーザ光を発光する光源である。フォ
トダイオード12は、レーザダイオード11に内蔵され
ており、レーザダイオード11の光量を検出する。光検
出器13は、光ディスク2からの戻り光を検出する4分
割されたフォトダイオードであり、光検出素子13a〜
13dからなる。シリンドリカルレンズ17は、ビーム
スプリッタ9で分光された戻り光を光検出器13上に集
光する。
する。レーザパワー制御回路15は、レーザダイオード
11が出射するレーザ光のパワーを制御する。レーザ駆
動回路16は、レーザパワー制御回路15から出力され
た信号に応じてレーザダイオード11を駆動する。
検出器13から出力された信号に基づいて、フォーカス
エラー信号(FE信号)FEを生成する。全加算信号生
成回路22は、光検出器13から出力された信号を全加
算して、全加算信号(RF信号)RFを出力する。ここ
で、光検出器13を構成する光検出素子13a〜13d
の出力信号をA,B,C,Dとすると、フォーカスエラ
ー信号生成回路21では、FE=(A+C)−(B+
D)の演算を行っている。また、全加算信号生成回路2
2では、光検出素子13a〜13dの出力信号の総和で
ある全加算信号RF=A+B+C+Dが読取信号として
得られる。
して所定の処理を行う。デコーダ24は、信号処理回路
23で処理された全加算信号RFを再生信号にデコード
する。CPU25は、全加算信号生成回路22から出力
された全加算信号RFに応じてAGC回路28を制御す
る。また、CPU25は、モータ駆動回路5やレーザパ
ワー制御回路15など、光ディスク装置1の各部を制御
する。タイマ26は、一定時間(第1の時間)Tや検出
時間(第2の時間)tを計時する。AGC回路28は、
フォーカスエラー信号生成回路21から出力された信号
のゲインを自動的に調整する。位相補償回路29は、A
GC回路28から出力された信号の位相を補償する。フ
ォーカス駆動回路30は、フォーカスアクチュエータの
制御コイル8へ信号を出力して、対物レンズ7をフォー
カス方向(光ディスクの記録面に直行する方向)に動か
す。また、光ピックアップ6、フォーカスエラー信号生
成回路21、全加算信号生成回路22によって、光ピッ
クアップ6の対物レンズ7と光ディスク2の記録面との
距離を検出する。また、光ピックアップ6、フォーカス
エラー信号生成回路21、AGC回路28、位相補償回
路29、フォーカス駆動回路30によってフォーカスサ
ーボを行われる。
る。ユーザは光ディスク装置1の図外の操作部で、光デ
ィスクの再生操作を行うと、操作に応じた信号がCPU
25へ送信される。CPU25は、この操作を検出し
て、モータ駆動回路5へ信号を出力し、スピンドルモー
タを駆動して光ディスク2を回転駆動する。また、CP
U25は、レーザパワー制御回路15へ信号を出力す
る。レーザパワー制御回路15は、レーザ駆動回路16
を介してレーザダイオード11からレーザ光の出射を開
始させる。光ピックアップ6は、光ディスク2の記録面
にレーザ光を照射して、光ディスク2からの戻り光を光
検出器13で検出する。光検出器13を構成する各光検
出素子13a〜13dは、受光したレーザ光に応じた信
号を出力する。フォーカスエラー信号生成回路21は、
光検出器が出力した信号を用いてフォーカスエラー信号
を生成する。また、全加算信号生成回路22は、光検出
器が出力した信号を用いて全加算信号を生成する。
CPU25に出力される。信号処理回路23は、全加算
信号生成回路22から出力された全加算信号RFに対し
て所定の処理を行い、デコーダ24に出力する。デコー
ダ24は、信号処理回路23から出力された信号をデコ
ードして再生信号を出力する。また、CPU25は、全
加算信号RFのレベル低下を常時監視しており、全加算
信号RFが所定値未満であると、タイマ26を起動して
検出時間tを計時するが、全加算信号RFが所定値以上
であると、計時は行わない。
生成回路21から出力されたフォーカスエラー信号のゲ
イン調整を行って、所定レベルに調整した信号を位相補
償回路29に出力し、位相補償回路29はこの信号の位
相補償を行ってフォーカス駆動回路30へ信号を出力す
る。フォーカス駆動回路30は、位相補償回路29から
出力された信号に応じてフォーカス駆動信号をフォーカ
スアクチュエータの制御コイル8へ出力して、対物レン
ズ7を動かしてレーザ光のスポット位置を調整する。
中や光ディスクへデータの記録中には上記の動作を常に
行って、光ディスクの記録面においてレーザ光が最適な
スポット径となるようにフォーカスサーボを行ってい
る。
信号RFのレベルが低下した場合の動作について説明す
る。図2は、本発明の光ディスク装置において全加算信
号RFのレベル低下が発生した際の全加算信号、フォー
カスエラー信号、及びフォーカス駆動信号の波形図であ
る。図3は、本発明の光ディスク装置で全加算信号RF
のレベル低下が発生した際の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
フォーカス外れが発生していない状態では、ほぼ安定し
た値となる。この時、フォーカスエラー信号FE及びフ
ォーカス駆動信号は、ほぼ0レベルである。光ディスク
装置1が衝撃などを受けてフォーカス外れが発生する
と、全加算信号RFは信号レベルが低下した状態とな
る。一方、フォーカスエラー信号FEは、S字状に大き
く変動した後に、本来のフォーカスエラー信号はほぼ0
になり、ノイズ成分により微動した状態となる。また、
フォーカス駆動信号は、フォーカスエラー信号FEと同
様にS字状に大きく変動して、フォーカスエラー信号F
Eのノイズ成分がAGC回路28で増幅されるので、所
定のレベルで変動する。
ス外れなどにより全加算信号RFのレベル低下が発生し
た場合、光ディスク装置1は以下のように動作する。す
なわち、CPU25は、全加算信号RFが所定値未満に
なったことを検出すると(s1)、タイマ26を起動し
て、検出時間tの計時を開始する(s2)。検出時間t
が経過するまでに全加算信号RFが所定値以上になった
場合(s3)、つまり、全加算信号RFの低下が光ディ
スクの記録面についたゴミなどの影響の場合は、CPU
25は検出時間tの計時を中止して(s11)、s1の
処理を行う。一方、CPU25は、検出時間t経過して
も(s4)、全加算信号RFが所定値未満の状態が続い
ている場合、AGC回路28のゲイン調整動作をオフに
する(s5)。これにより、フォーカスエラー信号に重
畳したノイズ成分は増幅されなくなり、フォーカス駆動
信号は微動した状態となるので、対物レンズ7が大きく
揺動することなく、対物レンズ7と光ディスク2の記録
面との衝突を防止できる。
から、フォーカスが外れたと認識するまで(s7)、す
なわち、全加算信号RFのレベルが低下してから一定時
間Tが経過するまでの間に、全加算信号RFが所定値以
上になった場合(s6)、AGC回路28のゲイン調整
動作をオンにして(s12)、s1の処理を実行する。
一方、CPU25は、一定時間Tが経過した場合(s
7)、フォーカスサーボをオフにする(s8)。
8のゲイン調整動作をオンにした際には、増幅率が緩や
かに上昇するように設定すると良い。これにより、フォ
ーカスエラー信号FEが急激に変動し、それに伴って対
物レンズが急に変位するのを防止できる。
置のサーボの応答性などに応じて設定すると良い。ま
た、本発明の光ディスク再生装置が再生する光ディスク
としては、DVDの他にCD、LDなどが好適である。
号増幅手段によるFE信号の増幅を停止させることで、
FE信号のレベルが小さくなるので、フォーカス手段が
対物レンズを光ディスクのデータ記録面に対して垂直方
向に変位させる量を小さくすることができる。これによ
り、フォーカス外れが発生した場合に、対物レンズが光
ディスクの記録面に衝突するのを防止することができ
る。
した状態が第1の時間連続した時には、フォーカス手段
を停止させるので、フォーカス外れが継続的に発生した
場合にはフォーカス手段を停止させて、光ディスク装置
のリセットなどを行って、フォーカス外れから復帰させ
ることができる。
下した状態が前記第1の時間よりも短い第2の時間連続
した時に、FE信号増幅手段によるFE信号の増幅を停
止させるので、RF信号は、光ディスクの記録面に付い
たゴミなどの影響で低下した場合、通常すぐに元のレベ
ルに戻り、このような場合にFE信号の増幅停止を行っ
て、光ディスク装置の処理動作が複雑になるのを防止で
きる。
ら、フォーカス手段を停止させるまでの間に、RF信号
が前記所定のレベルよりも大きくなると、FE信号増幅
手段によるFE信号の増幅停止を解除するので、光ディ
スクの記録面に付いたゴミなどの影響でRF信号の低下
が第2の時間以上続いた場合にも、通常動作に復帰でき
る。
たブロック図である。
れが発生した際の全加算信号、フォーカスエラー信号、
及びフォーカス駆動信号の波形図である。
生した際の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
ある。
とフォーカスエラー信号との関係を示した図である。
が発生した際の全加算信号、フォーカスエラー信号、及
びフォーカス駆動信号の波形図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 光ディスクのデータの記録面に対物レン
ズを介してレーザ光を照射し、その反射光からRF信号
及びFE信号を検出する再生信号検出手段と、 上記再生信号検出手段で検出されたFE信号を増幅する
FE信号増幅手段と、 上記FE信号増幅手段により増幅されたFE信号に基づ
いて上記再生信号検出手段の上記対物レンズを上記光デ
ィスクのデータの記録面に対して垂直方向に変位させ、
上記データ記録面にレーザ光を集光させるフォーカス手
段と、を備えた光ディスク装置において、 上記再生信号検出手段により検出された上記RF信号が
所定のレベルよりも低下した状態が第1の時間よりも短
い第2の時間連続した時に、上記FE信号増幅手段によ
る上記FE信号の増幅を停止させ、 この後、さらに上記RF信号が所定のレベルよりも低下
した状態が上記第1の時間連続した場合には、上記フォ
ーカス手段を停止させ、 上記第1の時間連続する前にRF信号が上記所定のレベ
ルよりも大きくなった場合には、上記FE信号増幅手段
による前記FE信号の増幅停止を解除する制御手段を備
えたことを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項2】 光ディスクのデータ記録面に対物レンズ
を介してレーザ光を照射し、その反射光からRF信号及
びFE信号を検出する再生信号検出手段と、 上記再生信号検出手段で検出されたFE信号を増幅する
FE信号増幅手段と、 上記FE信号増幅手段により増幅されたFE信号に基づ
いて上記再生信号検出手段の上記対物レンズを、上記光
ディスクのデータ記録面に対して垂直方向に変位させ、
上記データ記録面にレーザ光を集光させるフォーカス手
段と、を備えた光ディスク装置において、 上記再生信号検出手段により検出された上記RF信号が
所定のレベルよりも低下すると、上記FE信号増幅手段
による上記FE信号の増幅を停止させる制御手段を備え
たことを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は、前記再生信号検出手段
により検出された前記RF信号が所定のレベルよりも低
下した状態が第1の時間連続した時に、前記フォーカス
手段を停止させることを特徴とする請求項2に記載の光
ディスク装置。 - 【請求項4】 前記制御手段は、前記再生信号検出手段
により検出された前記RF信号が所定のレベルよりも低
下した状態が前記第1の時間よりも短い第2の時間連続
した時に、前記FE信号増幅手段による前記FE信号の
増幅を停止させることを特徴とする請求項3に記載の光
ディスク装置。 - 【請求項5】 前記制御手段は、前記FE信号増幅手段
を停止させてから、前記フォーカス手段を停止させるま
での間に、前記RF信号が前記所定のレベルよりも大き
くなると、前記FE信号増幅手段による前記FE信号の
増幅停止を解除することを特徴とする請求項3又は4に
記載の光ディスク装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006294124A (ja) * | 2005-04-11 | 2006-10-26 | Mitsutoyo Corp | フォーカスサーボ装置、表面形状測定装置、複合測定装置、フォーカスサーボ制御方法、フォーカスサーボ制御プログラム、およびこのプログラムを記録した記録媒体 |
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2002
- 2002-05-28 JP JP2002154363A patent/JP3731564B2/ja not_active Expired - Fee Related
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