JPH09305981A - 光ディスク装置および光ピックアップ制御方法 - Google Patents

光ディスク装置および光ピックアップ制御方法

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JPH09305981A
JPH09305981A JP12200496A JP12200496A JPH09305981A JP H09305981 A JPH09305981 A JP H09305981A JP 12200496 A JP12200496 A JP 12200496A JP 12200496 A JP12200496 A JP 12200496A JP H09305981 A JPH09305981 A JP H09305981A
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JP
Japan
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focus
optical pickup
optical
disc
objective lens
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Application number
JP12200496A
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English (en)
Inventor
Yasuo Nagai
康雄 永井
Norio Tanaka
則夫 田中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスクが自重によるたわみ、フォーカスサ
ーチ動作の時などに対物レンズが光ディスクに衝突して
しまう可能性がある。 【解決手段】フォーカスロックはずれがフォーカスロッ
クはずれ検出部22で検出されると、レンズ下方移動部
25の出力がフォーカスドライブアンプ27に入力され
て対物レンズの位置を光ディスク40から離れた位置に
移動させる。また、トラッキングサーボを解除してスレ
ッド内側移動部30の出力がスレッドドライブアンプ3
2に入力されて、光ピックアップ10を光ディスク40
の最内周部に移動させる。その位置で、フォーカスサー
チ部24によりフォーカスサーチを行い、フォーカスフ
ィードバック部23によりフォーカッシングサーボをか
ける。そして、スレッドサーボ部29により元のトラッ
ク位置に光ピックアップ10を移動させ、トラッキング
サーボ部33によりトラッキングをかける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばコンパク
トディスク(CD)やミニディスク(MD)などの、光
ディスクに対して、光ピックアップを用いてデータの記
録または再生を行う光ディスク装置と、その光ピックア
ップの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクに対して正常に信号を記録ま
たは再生するためには、光ディスクの記録面の位置を光
ビームの焦点深度内に維持する必要があり、フォーカス
サーボにより対物レンズとその記録面の距離を一定に保
っている。このフォーカスサーボは、たとえば非点収差
法などの方法により得られる図4(A)に示すようなS
字曲線のフォーカスエラー信号に基づいて行われる。適
切なフォ−カスサーボを行うためには、図4(A)に示
す領域aでフォーカスの引き込みを行う必要があるが、
このフォーカス引き込み領域は非常に狭い。そのため、
フォ−カスサーボをオフにした状態で対物レンズを上下
させてフォーカス引き込み領域に移動させるフォーカス
サーチの動作が必要となる。このフォーカスサーチにお
いては、図4(B)に示すような戻り光量の総和を示す
SUM信号を用い、対物レンズを移動させ、このSUM
信号があるレベルT以上になった時にその移動、すなわ
ちサーチ動作をやめる。そして、フォーカス引き込みを
行ってフォーカスサーボをかけ、フォーカスロックす
る。フォーカスロックがはずれた場合には、再び前述し
たフォーカスサーチ動作から始める。
【0003】ところで、このようなフォーカスサーボに
おいては、対物レンズを光ディスクに近づけたり遠ざけ
たりするので、対物レンズが光ディスクに衝突する可能
性が考えられる。仮に対物レンズと光ディスクが接触す
ると、光ディスクが損傷したり対物レンズが損傷したり
する。その結果、光ディスクは正常なデータの記録また
は再生が行われなくなり、使用ができなくなる。また、
光ディスク装置も正常な動作が行えなくなる可能性が高
い。このような対物レンズと光ディスクの接触を防ぐた
め、光ディスク装置においては、通常、フォーカスサー
チ中に対物レンズが最も光ディスクに近い位置に移動さ
れたとしても、対物レンズと光ディスクが接触しないよ
うな構造に設計されている。すなわち、光ディスクが本
来の位置に維持されていれれば対物レンズと光ディスク
は接触しないようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、光ディスク
は、ドライブ機器に装着された際に、たわんだりチャッ
キング誤差などが生じて本来のディスク面の位置とはず
れる場合があり、そのような場合には、対物レンズが光
ディスクに衝突してしまう可能性があるという問題があ
る。たとえば、広く用いられている光ディスクを水平に
装着して下方より光ビームを照射する構造の光ディスク
装置においては、光ディスクを装着した時に、自重で光
ディスクがたわむ。そのたわんだ光ディスクの位置が許
容されている範囲以上下方にずれた場合に、光ディスク
と光ピックアップの対物レンズが接触するという問題が
生じる。
【0005】具体的に図5を参照して説明する。図5
は、光ディスク90が、テーブル91によりスピンドル
モータ92にチャッキングされている状態を示す図であ
る。対物レンズ93は、フォーカスサーチ動作により光
ディスク90の記録面に対して垂直な方向の領域L内を
移動する。また、光ピックアップ10は、トラックサー
チ動作により位置A〜位置Cの間をトラッキング方向に
移動する。通常、対物レンズ93の移動範囲Lは0.3
[mm]程度、対物レンズ93の移動範囲の最上部と光ディ
スク90との距離rも0.3[mm]程度である。そして、
光ディスク90がたとえばガラス基板で構成された8イ
ンチの光ディスクであれば、その自重によるたわみやチ
ャッキング誤差で内周部と外周部の高さの変位sが0.
5[mm]程度発生する。すなわち、位置B〜位置Cの光デ
ィスク外周部においては、光ディスク90と対物レンズ
93の移動範囲が重なってしまう。その結果、たとえば
ディスク表面に付着したゴミやドライブ機器に加わる衝
撃などが原因で、この範囲でフォーカッシングがはず
れ、急いでフォーカスをかけようとサーチ動作を開始す
ると、対物レンズ93がディスク90に衝突する恐れが
ある。
【0006】したがって、本発明の目的は、光ディスク
が自重などによりたわんてしまった場合においても、光
ピックアップの対物レンズと光ディスクが接触するのを
防ぎ、適切にフォーカッシングをすることができる光デ
ィスク装置を提供することにある。また、本発明の他の
目的は、そのような光ピックアップの制御方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、フォーカスはずれが生じたら直ちにフォーカスアク
チュエータの駆動を停止して対物レンズと光ディスクが
衝突するのを避け、さらに光ピックアップおよび対物レ
ンズを光ディスクと衝突する可能性の無い位置に強制的
に移動させ、その位置でフォーカスサーボ引き込みを行
った後、元のトラックに対するトラッキングおよびフォ
ーカッシングに戻るようにした。
【0008】したがって、本発明の光ディスク装置は、
フォーカスはずれを検出するフォーカスはずれ検出手段
と、前記フォーカスはずれが検出された場合に、前記光
ピックアップの対物レンズが少なくともディスク状記録
媒体方向に移動しないように当該対物レンズの位置を制
御する対物レンズ移動手段と、前記フォーカスはずれが
検出された場合に、前記光ピックアップを前記ディスク
状記録媒体の内周側の所定の位置に移動させる光ピック
アップ移動手段と、前記移動された所定の位置におい
て、フォーカスの引き込みを行うフォーカッシング手段
と、前記フォーカス引き込みが行われた光ピックアップ
により、トラッキングを行うトラッキング手段とを有す
る。
【0009】特定的には、前記対物レンズ移動手段は、
前記フォーカスはずれが検出された場合に、直ちにフォ
ーカスサーボを解除し、前記対物レンズの位置を実質的
にホールドして、当該対物レンズがディスク状記録媒体
方向に移動しないようにする。また特定的には、前記対
物レンズ移動手段は、前記フォーカスはずれが検出され
た場合に、前記対物レンズを前記ディスク状記録媒体か
ら離れた所定の位置に移動させることにより、当該対物
レンズがディスク状記録媒体方向に移動しないようにす
る。
【0010】また特定的には、前記光ピックアップ移動
手段は、前記フォーカスはずれが検出された場合に、前
記光ピックアップを、前記ディスク状記録媒体の実質的
にアクセス可能な領域の最内周部に移動させる。また特
定的には、前記光ピックアップ移動手段は、前記フォー
カスはずれが検出された場合に、前記ディスク状記録媒
体がチャッキング部から外周部に向かって前記光ピック
アップ側に許容限度内の最大の割合でたわんだ場合にお
いても、前記対物レンズが当該たわんだディスク状記録
媒体と接触しない程度の内周部の位置に、前記光ピック
アップを移動させる。
【0011】好適には、本発明の光ディスク装置は、前
記トラッキング手段において、前記フォーカス引き込み
が行われた光ピックアップによりトラッキングを行おう
としても、前記フォーカスはずれ検出手段において同一
のトラッキング位置に対して連続的にフォーカスはずれ
が検出されるエラー状態を検出し、前記エラー状態を検
出した場合には前記各部の処理を中止して当該エラー状
態を通報するエラー処理手段をさらに有する。
【0012】また、本発明の光ピックアップの制御方法
においては、フォーカスロックがはずれた場合に、光ピ
ックアップの先端部が少なくともディスク状記録媒体方
向に移動しないように当該光ピックアップの先端部の位
置を制御し、当該光ピックアップを前記ディスク状記録
媒体の内周側の所定の位置に移動させ、当該移動させた
位置でフォーカス引き込みを行い、前記フォーカス引き
込みが行われた状態で所望のトラックへのトラッキング
を行うための前記光ピックアップの移動を可能にする。
【0013】特定的には、前記フォーカスロックがはず
れた場合に、直ちにフォーカスサーボを解除し、前記光
ピックアップの先端部の位置を実質的にホールドして、
当該光ピックアップの先端部がディスク状記録媒体方向
に移動しないようにする。また特定的には、前記フォー
カスロックがはずれた場合に、前記光ピックアップの先
端部を前記ディスク状記録媒体から離れた所定の位置に
移動させることにより、当該光ピックアップの先端部が
ディスク状記録媒体方向に移動しないようにする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1およ
び図2を参照して説明する。図1は、本発明の光ディス
ク装置の光ピックアップおよびサーボ制御部の構成を示
すブロック図である。光ピックアップ10は、光ブロッ
ク11、フォーカスアクチュエータ12、スレッドモー
タ13およびトラッキングアクチュエータ14を有す
る。サーボ制御部20は、フォーカス引き込みレベル検
出部21、フォーカスロックはずれ検出部22、フォー
カスフィードバック部23、フォーカスサーチ部24、
レンズ下方移動部25、第1のスイッチ26、フォーカ
スドライブアンプ27、フォーカスコントローラ部2
8、スレッドサーボ部29、スレッド内側移動部30、
第2のスイッチ31、スレッドドライブアンプ32、ト
ラッキングサーボ部33、第3のスイッチ34およびト
ラッキングドライブアンプ35を有する。
【0015】まず、図1に示した光ピックアップ10お
よびサーボ制御部20の各部の構成および機能について
説明する。光ピックアップ10の光ブロック11は、光
ディスク40に照射する光ビームを出射するレーザ、そ
の光ビームを光ディスク40の記録面に合焦させる対物
レンズ、その光ビームの光ディスク40からの反射光を
受光するフォトディテクタ、そのフォトディテクタから
の光検出信号に基づいて、フォーカスエラー(FE)信
号、トラッキングエラー(TE)信号、および、全受光
量に対応するSUM信号を生成するための回路を有す
る。生成されたフォーカスエラー信号はフォーカスロッ
クはずれ検出部22およびフォーカスフィードバック部
23に、SUM信号はフォーカス引き込みレベル検出部
21に、トラッキングエラー信号はトラッキングサーボ
部33に各々出力される。
【0016】フォーカスアクチュエータ12は、光ブロ
ック11から光ディスク40に照射された光ビームを光
ディスク40の記録面で適切に合焦させるために、フォ
ーカスドライブアンプ27から入力されるドライブ信号
に基づいて、光ブロック11の対物レンズを光ディスク
40の記録面に対して垂直な方向に移動させる。スレッ
ドモータ13は、スレッドドライブアンプ32から入力
されるドライブ信号に基づいて、光ブロック11全体を
光ディスク40の径方向、すなわちトラッキング方向に
移動させる。トラッキングアクチュエータ14は、トラ
ッキングドライブアンプ35から入力されるドライブ信
号に基づいて、光ブロック11の対物レンズを光ディス
ク40の径方向に移動させる。
【0017】サーボ制御部20のフォーカス引き込みレ
ベル検出部21は、光ブロック11から入力されるSU
M信号に基づいて、フォーカスサーボ引き込み開始タイ
ミングを検出する。具体的には、フォーカス引き込みレ
ベル検出部21はレベル検出器であり、戻り光量の総和
を示すSUM信号が、図4(B)に示すような所定のレ
ベルT以上になった時をフォーカスサーボの引き込みが
可能なった状態として検出し、その旨の信号をフォーカ
スコントローラ部28に出力する。フォーカスロックは
ずれ検出部22は、光ブロック11から入力されるフォ
ーカスエラー信号に基づいて、フォーカスはずれになっ
た状態を検出し、その旨の信号をフォーカスコントロー
ラ部28に出力する。
【0018】フォーカスフィードバック部23は、光デ
ィスク40の記録面と光ブロック11の対物レンズとの
間を所定の距離に保ち、光ブロック11から照射された
光ビームが光ディスク40の記録面に適切に合焦するよ
うに、光ブロック11から入力されるフォーカスエラー
信号に基づいて、フォーカッシングサーボを実行する。
このサーボ処理により生成されたフォーカスドライブ信
号は、第1のスイッチ26を介してフォーカスドライブ
アンプ27に出力される。フォーカスサーチ部24は、
フォーカスロックがはずれている時に、光ブロック11
の対物レンズを適切にフォーカスエラー信号が検出され
てフォーカスサーボがかけられる位置に移動させるよう
に、フォーカスドライブ信号を生成する。生成されたフ
ォーカスドライブ信号は、第1のスイッチ26を介して
フォーカスドライブアンプ27に出力される。レンズ下
方移動部25は、光ブロック11の対物レンズの位置
を、光ディスク40の記録面から最も遠い位置に移動さ
せるフォーカスドライブ信号を生成する。生成されたド
ライブ信号は、第1のスイッチ26を介してフォーカス
ドライブアンプ27に出力される。
【0019】第1のスイッチ26は、フォーカスコント
ローラ部28から入力される切り換え信号に基づいて、
フォーカスフィードバック部23、フォーカスサーチ部
24およびレンズ下方移動部25のいずれかで生成され
たフォーカスドライブ信号を選択する。選択されたフォ
ーカスドライブ信号は、フォーカスドライブアンプ27
に出力される。フォーカスドライブアンプ27は、第1
のスイッチ26で選択されて入力されたフォーカスドラ
イブ信号を所定のゲインで増幅し、実際にフォーカスア
クチュエータ12により光ブロック11の対物レンズを
移動させるための信号を生成し、フォーカスアクチュエ
ータ12に出力する。
【0020】スレッドサーボ部29は、図示せぬスレッ
ドエラー検出部で検出されたスレッドエラー信号に基づ
いて、光ピックアップ10の位置をトラッキングサーボ
により所望のトラックを追従できる範囲内に移動させる
ための、スレッドドライブ信号を生成し、第2のスイッ
チ31を介してスレッドドライブアンプ32に出力す
る。なお、スレッドエラー信号は、たとえばトラッキン
グエラー信号の直流成分を検出するなどの方法により検
出する。スレッド内側移動部30は、光ピックアップ1
0の位置を、光ディスク40の内周側の所定の位置に強
制的に移動させるようなスレッドドライブ信号を生成す
る。本実施の形態においては、光ディスク40のユーザ
使用領域の最内周の位置に光ピックアップ10を移動さ
せるようなドライブ信号を生成する。生成されたスレッ
ドドライブ信号は、第1のスイッチ26を介してフォー
カスドライブアンプ27に出力される。
【0021】第2のスイッチ31は、フォーカスコント
ローラ部28から入力される切り換え信号に基づいて、
スレッドサーボ部29またはスレッド内側移動部30の
いずれかで生成されたスレッドドライブ信号を選択す
る。選択されたスレッドドライブ信号は、スレッドドラ
イブアンプ32に出力される。スレッドドライブアンプ
32は、第2のスイッチ31で選択されて入力されたス
レッドドライブ信号を所定のゲインで増幅し、実際にス
レッドモータ13により光ピックアップ10を移動させ
るための信号を生成し、スレッドモータ13に出力す
る。
【0022】トラッキングサーボ部33は、光ブロック
11より入力されたトラッキングエラー信号に基づい
て、光ブロック11の対物レンズが適切に所望のトラッ
クを追従できるように制御する。このサーボ処理により
生成されたトラッキングドライブ信号は、第3のスイッ
チ34を介してトラッキングドライブアンプ35に出力
される。第3のスイッチ34は、トラッキングサーボ部
33から入力される切り換え信号に基づいて、トラッキ
ングサーボ部33から出力されるトラッキングドライブ
信号をトラッキングドライブアンプ35に入力するかし
ないかを切り換える。トラッキングドライブアンプ35
は、第3のスイッチ34で選択されて入力されたトラッ
キングドライブ信号を所定のゲインで増幅し、実際にト
ラッキングアクチュエータ14により光ブロック11の
対物レンズを移動させるための信号を生成し、トラッキ
ングアクチュエータ14に出力する。
【0023】フォーカスコントローラ部28は、フォー
カス引き込みレベル検出部21より入力されるフォーカ
ス引込みレベルになった旨を示す信号、および、フォー
カスロックはずれ検出部22より入力されるフォーカッ
シングがはずれたことを示す信号に基づいて、第1のス
イッチ26、第2のスイッチ31および第3のスイッチ
34の切り換え信号を生成し、各スイッチに出力する。
フォーカスコントローラ部28の具体的な動作であっ
て、特に本発明に係わるフォーカスロックがはずれた時
の動作について、図2のフローチャートを参照して説明
する。通常のフォーカスサーボおよびトラッキングサー
ボが正常に機能している時には、フォーカスコントロー
ラ部28は、第1のスイッチ26は端子aを選択し、第
2のスイッチ31は端子aを選択し、第3のスイッチ3
4はオン状態になるように、各スイッチに対して切換信
号を出力する。
【0024】そして、フォーカスロックはずれ検出部2
2からフォーカスロックがはずれたことを示す信号が入
力されたら(ステップS1)、第1のスイッチ26に端
子cを選択する切換信号を出力し、レンズ下方移動部2
5の出力がフォーカスドライブアンプ27に入力される
ようにする(ステップS2)。これにより、光ブロック
11の対物レンズは強制的に光ディスク40から離れた
位置に移動される。次に、第3のスイッチ34に接続を
オフにする切換信号を出力し、トラッキングサーボをオ
フにする(ステップS3)。そして、第2のスイッチ3
1に端子bを選択する切換信号を出力し、スレッド内側
移動部30の出力がスレッドドライブアンプ32に入力
されるようにする(ステップS4)。これにより、光ピ
ックアップ10は光ディスク40のユーザ使用領域の最
内周の位置に移動される。
【0025】光ピックアップ10の移動が終了する程度
の所定時間が経過したら(ステップS5)、次に、第1
のスイッチ26に端子bを選択する切換信号を出力し、
フォーカスサーチ部24の出力がフォーカスドライブア
ンプ27に入力されるようにする(ステップS6)。こ
れにより、フォーカスサーチが行われる。その結果、フ
ォーカス引き込みレベル検出部21よりSUM信号がフ
ォーカス引き込みレベルになったことを検出した旨の信
号が入力されたら(ステップS7)、第1のスイッチ2
6に端子aを選択する切換信号を出力し、第2のスイッ
チ31に端子aを選択する切換信号を出力する(ステッ
プS8)。これにより、フォーカスフィードバック部2
3の出力がフォーカスドライブアンプ27に入力されて
フォーカスロックへ引き込み、またスレッドサーボ部2
9の出力がスレッドドライブアンプ32に入力されて所
望のトラックへ光ピックアップ10が移動される。最後
に第3のスイッチ34に接続をオンにする切換信号を出
力し、通常のトラッキングサーボ状態にし(ステップS
9)、処理を終了する(ステップS10)。
【0026】また、フォーカスコントローラ部28は、
前述したようなフォーカスロックが連続して生じる、す
なわち、前述したような復旧処理が有効に機能しない状
態を検出する。そして、予め定めた所定回数前記処理を
行ってもフォーカッシングが適切に行えない場合には、
光ディスク40、光ピックアップ10およびサーボ制御
部20に何らかの異常がある旨を示すエラー信号を図示
せぬ表示部に表示して、その光ディスク40に対する処
理を終了する。本実施の形態においては、1つのフォー
カスロックはずれ箇所に対して、3回の前述したような
復旧処理を行っても適切にフォーカッシングが行えなか
った場合に、前述したようなエラー状態とするものとす
る。
【0027】次に、図1に示した光ピックアップ10お
よびサーボ制御部20の動作について図3を参照して説
明する。図3は、対物レンズ15の動きを説明する図で
あり、位置15a〜15dは各々対物レンズ15の位置
を、位置Aは光ディスク40のユーザ領域の最内周位置
を、Bはトラッキング位置を、Cはユーザ領域の最外周
位置を示す。通常は、スレッドサーボ部29およびトラ
ッキングサーボ部33より得られるサーボ信号に基づい
て、スレッドドライブアンプ32おびトラッキングドラ
イブアンプ35によりスレッドモータ13およびトラッ
キングアクチュエータ14が駆動され、光ブロック11
の対物レンズから照射された光ビームが所望のトラック
を適切に追従するように制御される。また、フォーカス
フィードバック部23より得られるサーボ信号に基づい
て、フォーカスドライブアンプ27によりフォーカスア
クチュエータ12が駆動され、光ブロック11から光デ
ィスク40に照射される光ビームが光ディスク40の記
録面で適切に合焦するように制御される。
【0028】そのような状態で、たとえば対物レンズ1
5が図3の位置15aで示す位置にある時に、光ディス
ク40のノイズや光ディスク装置に対する衝撃などによ
りフォーカスロックがはずれると、まず、フォーカスロ
ックはずれ検出部22においてその旨が検出され、フォ
ーカスコントローラ部28に入力される。フォーカスコ
ントローラ部28は、その検出信号に基づいてレンズ下
方移動部25の出力がフォーカスドライブアンプ27に
入力されるようにし、対物レンズ15の位置を光ディス
ク40から離れた位置15bに移動させる。そして、第
3のスイッチ34をオフにしてトラッキングサーボを解
除し、スレッド内側移動部30の出力がスレッドドライ
ブアンプ32に入力されるようにして光ピックアップ1
0を光ディスク40の最内周部Aに移動させる。その結
果、対物レンズ15は、位置15bから位置15cに移
動される。
【0029】予め定めた所定時間が経過して、光ピック
アップ10が確実に光ディスク40の内周部Aに移動し
た時点で、フォーカスサーチ部24の出力がフォーカス
ドライブアンプ27に入力されるようにしてフォーカス
サーチを行い、フォーカス引き込みレベル検出部21の
出力によりフォーカス引き込みが可能な状態になったと
ころで、フォーカスフィードバック部23の出力がフォ
ーカスドライブアンプ27に入力されるようにしてフォ
ーカッシングサーボをかける。その結果、対物レンズ1
5は位置15dのような適切なフォーカッシングが可能
な位置に移動される。そして、スレッドサーボ部29の
出力がスレッドドライブアンプ32に入力され、元のト
ラッキング対象のトラック位置Bに光ピックアップ10
を移動させる。これにより、対物レンズ15は元の位置
15aに移動される。そして最後に、第3のスイッチ3
4をオンにしてトラッキングサーボをオンにし、適切な
トラッキングおよびフォーカッシング状態に復旧する。
【0030】このように、本実施の形態においては、フ
ォーカスはずれが生じた場合に、その場で対物レンズを
上下させてフォーカッシング引き込み処理を行わず、一
端光ピックアップ10をその対物レンズと光ディスク4
0とが接触しない位置に移動させて、フォーカッシング
を行っている。したがって、対物レンズと接触する可能
性がある程度にたわんでいる光ディスク40に対して
も、光ディスク40と対物レンズを接触させることな
く、適切にフォーカッシングを行うことができる。
【0031】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、本実
施の形態においては、スレッド内側移動部30により、
フォーカスロックがはずれた時に、光ピックアップ10
を光ディスク40のユーザ領域の最内周の位置まで戻し
ていた。しかし、光ディスク40と光ブロック11の対
物レンズとが接触する可能性のない位置に光ピックアッ
プ10を戻せばよいのであり、最内周以外の位置に戻す
ようにしてもよい。具体的には、たとえば光ディスク4
0の自重によりたわみに対処する場合であれば、その光
ディスク40の材質などの条件により、あるいは経験的
な方法により、光ディスク40がたわんだとしても対物
レンズと光ディスク40が接触しない位置を予め求めて
おき、その位置に光ピックアップ10を戻すようにして
もよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光ディスクが自重などによりたわんてしまった場合にお
いても、光ピックアップの対物レンズと光ディスクが接
触するのを防ぎ、適切にフォーカッシングをすることが
できる光ディスク装置を提供することができる。また、
そのような光ピックアップの制御方法を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の光ディスク装置の光ピ
ックアップおよびサーボ制御部の構成を示すブロック図
である。
【図2】図1に示したサーボ制御部のフォーカスコント
ローラ部の具体的な動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図3】図1に示した光ピックアップの対物レンズの動
きを説明する図である。
【図4】フォーカスサーボの説明をする図であり、
(A)はフォーカスエラー信号を示す図、(B)は戻り
光量の総和を示すSUM信号を示す図である。
【図5】光ディスクの光ディスク装置への装着状態を示
す図である。
【符号の説明】
10…光ピックアップ、11…光ブロック、12…フォ
ーカスアクチュエータ、13…スレッドモータ、14…
トラッキングアクチュエータ、15…対物レンズ、20
…サーボ制御部、21…フォーカス引き込みレベル検出
部、22…フォーカスロックはずれ検出部、23…フォ
ーカスフィードバック部、24…フォーカスサーチ部、
25…レンズ下方移動部、26…第1のスイッチ、27
…フォーカスドライブアンプ、28…フォーカスコント
ローラ部、29…スレッドサーボ部、30…スレッド内
側移動部、31…第2のスイッチ、32…スレッドドラ
イブアンプ、33…トラッキングサーボ部、34…第3
のスイッチ、35…トラッキングドライブアンプ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォーカスはずれを検出するフォーカスは
    ずれ検出手段と、 前記フォーカスはずれが検出された場合に、前記光ピッ
    クアップの対物レンズが少なくともディスク状記録媒体
    方向に移動しないように当該対物レンズの位置を制御す
    る対物レンズ移動手段と、 前記フォーカスはずれが検出された場合に、前記光ピッ
    クアップを前記ディスク状記録媒体の内周側の所定の位
    置に移動させる光ピックアップ移動手段と、 前記移動された所定の位置において、フォーカスの引き
    込みを行うフォーカッシング手段と、 前記フォーカス引き込みが行われた光ピックアップによ
    り、トラッキングを行うトラッキング手段とを有する光
    ディスク装置。
  2. 【請求項2】前記対物レンズ移動手段は、前記フォーカ
    スはずれが検出された場合に、直ちにフォーカスサーボ
    を解除し、前記対物レンズの位置を実質的にホールドし
    て、当該対物レンズがディスク状記録媒体方向に移動し
    ないようにする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】前記対物レンズ移動手段は、前記フォーカ
    スはずれが検出された場合に、前記対物レンズを前記デ
    ィスク状記録媒体から離れた所定の位置に移動させるこ
    とにより、当該対物レンズがディスク状記録媒体方向に
    移動しないようにする請求項1記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】前記光ピックアップ移動手段は、前記フォ
    ーカスはずれが検出された場合に、前記光ピックアップ
    を、前記ディスク状記録媒体の実質的にアクセス可能な
    領域の最内周部に移動させる請求項1記載の光ディスク
    装置。
  5. 【請求項5】前記光ピックアップ移動手段は、前記フォ
    ーカスはずれが検出された場合に、前記ディスク状記録
    媒体がチャッキング部から外周部に向かって前記光ピッ
    クアップ側に許容限度内の最大の割合でたわんだ場合に
    おいても、前記対物レンズが当該たわんだディスク状記
    録媒体と接触しない程度の内周部の位置に、前記光ピッ
    クアップを移動させる請求項1記載の光ディスク装置。
  6. 【請求項6】前記フォーカスはずれ検出手段において同
    一のトラッキング位置に対して連続的にフォーカスはず
    れが検出されるエラー状態を検出し、該エラー状態が検
    出された場合には前記各部の処理を中止して当該エラー
    状態を通報するエラー処理手段をさらに有する請求項1
    記載の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】光ディスク装置の光ピックアップ制御方法
    であって、 フォーカスロックがはずれた場合に、光ピックアップの
    先端部が少なくともディスク状記録媒体方向に移動しな
    いように当該光ピックアップの先端部の位置を制御し、 当該光ピックアップを前記ディスク状記録媒体の内周側
    の所定の位置に移動させ、 当該移動させた位置でフォーカス引き込みを行い、 前記フォーカス引き込みが行われた状態で所望のトラッ
    クへのトラッキングを行うための前記光ピックアップの
    移動を可能にする光ピックアップ制御方法。
  8. 【請求項8】前記フォーカスロックがはずれた場合に、
    直ちにフォーカスサーボを解除し、前記光ピックアップ
    の先端部の位置を実質的にホールドして、当該光ピック
    アップの先端部がディスク状記録媒体方向に移動しない
    ようにする請求項7記載の光ピックアップ制御方法。
  9. 【請求項9】前記フォーカスロックがはずれた場合に、
    前記光ピックアップの先端部を前記ディスク状記録媒体
    から離れた所定の位置に移動させることにより、当該光
    ピックアップの先端部がディスク状記録媒体方向に移動
    しないようにする請求項7記載の光ピックアップ制御方
    法。
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