JP2007334981A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Isato Fujita
勇人 藤田
Hisaya Hotta
尚也 堀田
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Abstract

【課題】複数種類の光ディスクにおいて、1種類の半導体レーザを使用して、光ディスクの表面からの反射光量と信号面の反射光量を確実に判別し、かつ、光ディスクの種類もミス無く判別する事ができるようにすること。
【解決手段】光ディスク200から反射される光ビームの反射光量を検出する光検出素子116と、光ディスク200の表面200aからの反射光量Laと光ディスク200の信号面200bからの反射光量Lbとの間の値に設定した基準レベルLsと信号面200bからの反射光量Lbとの比較により、光ディスク200の種類を判別するディスク判別部131とディスク判別部131による基準レベルLsと信号面200bからの反射光量Lbとの比較に先立って光検出素子116により検出した反射光量La、Lbを増幅するゲインアンプ122とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録媒体としての光ディスクの種類を判別する光ディスク装置に関する。
近年、音声情報が記録されたCD(コンパクトディスク)や映像情報等も収録可能なCD−ROM等の光ディスクが広く普及している。また最近では長時間の動画に対応するために光ディスクの高密度化が進んでおりDVD(デジタルディスクまたはデジタルバーサタイルディスク)と称される大容量光ディスクが実用化されている。
また、家庭用のDVDレコーダやパーソナルコンピュータの普及により、記録可能な光ディスクの種類も増加しており、例えば、CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等の様々な種類の媒体がある。
このため、複数種類の光ディスクのデータを記録再生する光ディスク装置では、光ディスクの種類を迅速にかつ正確に判別する技術が強く求められている。
従来の光ディスク装置は、図8に示すように、判別部1、DVD用光源部7、CD用光源部9、対物レンズ11、アクチュエータ12、アクチュエータドライバ部13、DVD用光検出部15、CD用光検出部18を備えている。
DVD用光源部7、CD用光源部9は、例えば半導体レーザ素子で構成され、光ディスク24の信号面(記録面)に対し記録再生用のコヒーレント光を出力する光源である。
対物レンズ11は、光ディスク24の信号面に光ビームを微小スポットに収束するレンズであり、DVD用光検出部15、CD用光検出部18は、光ディスク24の信号面からの反射光を受光して電気信号に変換するものである。
アクチュエータ12は、対物レンズ11と連結しており、アクチュエータドライバ部13の駆動信号により光軸方向へ進退させる。判別部1は、DVD用光検出部15、CD用光検出部18で受光されて電気信号に変換された反射光量信号を測定し、測定された反射光量信号の中で所定レベル以上となる反射光量信号を検出する。
このように構成された光ディスク装置の動作について説明する。
DVD用光源部7とCD用光源部9は同時に発光する事が可能であり、各光源部から出射される各光ビームは対物レンズ11に入射する。対物レンズ11は、アクチュエータ12に連結されており、アクチュエータドライバ部13によって光軸方向に強制的に駆動されてフォーカスサーチが行われ、光軸上の異なった位置に焦点が結ばれる。
DVD用光検出部15、CD用光検出部18は、光ディスク24の信号面で反射される各光ビームの反射光を検出すると共に各反射光の反射光量を検出して電気信号に変換し、判別部1は、その電気信号の波形情報により光ディスク24の種類を判別し、波形情報が一定の基準レベルを超えた場合にフォーカスサ−ボループを閉じられてフォーカスサーボ引き込みが行われる。
基準レベルは、DVDとCDとを判別する事が可能なレベルに設定されている(例えば特許文献1参照)。
特開平11−328684号公報
しかしながら、前記従来の光ディスク装置では、複数種類の半導体レ−ザを同時に発光しているが、近年、部品点数削減による低コスト化が進められている光ピックアップでは、2波長モノリシックレーザに代表されるレーザを採用しており、複数種類の半導体レーザを同時に発光する事はできない。
ここで、2波長モノリシックレーザを使用した場合に、複数種類の半導体レーザを同時に発光する事ができない理由について述べる。
前記光源部は、半導体レーザと光ビームの出射光量に応じた電気信号を出力する受光部で構成され、各光源用ドライバ部にて出射光量が一定になるようにコントロールされる。
光源用ドライバ部は、受光部からの電気信号を用いて、その電気信号を一定にすることで半導体レーザの電流をコントロールする。
従来の光ディスク装置に使用されている前記各光源部は、DVD用光源部7にはDVD用半導体レーザとDVD用受光部、CD用光源部9にはCD用半導体レーザとCD用受光部が備わっており、DVD用半導体レーザとCD用半導体レーザが発光した場合は、各々出射光量に応じた電気信号を出力する受光部があるので、DVD光源用ドライバ部およびCD光源用ドライバ部が各々光ディスク装置に備わっていれば、同時に各々の半導体レーザを発光する事が可能である。
一方、2波長モノリシックレーザでは、光源部はDVD用半導体レーザとCD用半導体レーザとDVD/CD共通の受光部で構成されており、受光部が共通であるため、同時に発光させた場合に、受光部は、DVD用半導体レーザとCD用半導体レーザの出射光量が加算値を検出する事になり、光源用ドライバ部ではDVD用半導体レーザとCD用半導体レーザの出射光量を正確にコントロールする事ができない。
また、前記従来の光ディスク種類判別方法および光ディスク装置では、光ディスクの表面からの反射光量に対する処置については考慮されていない。
昨今、特に記録可能な光ディスクの大容量化が進んでおり、片面に2つの記録可能な層をもった低反射率の光ディスクが登場しつつある。
すなわち、光ディスクの表面による反射光量は、波長による多少の差はあるものの一般的に5%程度であるが、この片面に記録可能な2つ層をもつ光ディスクの信号面の反射光量は10%程度となっており、半導体レーザを光ディスクに照射した時の光ディスクの信号面から反射光量と表面からの反射光量との光量差に大差が生じず、複数種類の光ディスクの判別をする為の一定の基準レベルでは、光ディスクの信号面からの反射光量なのか、または、光ディスクの表面からの反射光量なのか判断することが難しくなっている。
さらに、この片面に記録可能な2つ層をもつ光ディスクの場合、例えば半導体レーザや対物レンズやアクチュエータやレンズで構成される光ピックアップ、光ディスク装置を構成して電気部品の特性ばらつきによっても、複数種類の光ディスクの判別をする為の一定の基準レベルでは、光ディスクの信号面からの反射光量なのか、または、光ディスクの表面からの反射光量なのか判断することが難しくなっている。
本発明は、このような従来の問題点を解決するために、複数種類の光ディスクにおいて、1種類の半導体レーザを使用して、光ディスクの表面からの反射光量と信号面の反射光量を確実に判別し、かつ、光ディスクの種類もミス無く判別する事ができる光ディスク装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の光ディスク装置は、光ディスクの信号面で反射される反射光を検出し、その光量に応じた電気信号を出力する反射光量検出手段と、前記反射光量検出手段が出力した電気信号を増幅する増幅手段と、前記増幅手段により増幅された電気信号から前記光ディスクの種類を判別する光ディスク判別手段とを具備する光ディスク装置であって、前記増幅手段は、複数の増幅率を切り替えて前記反射光量検出手段から出力された電気信号を増幅する構成を採る。
前記増幅手段は、複数の増幅率を切り替えて前記反射光量検出手段から出力された電気信号を増幅することにより、信号面の反射率が異なる様々な光ディスクに対して各々最適な増幅率で光ディスクの種類の判別あるいは安定した記録再生が可能になる。
前記増幅手段は、判別する前記光ディスクの種類にかかわらず前記光ディスク判別手段による光ディスクの種類判別前に、所定の増幅率で増幅することにより、光ディスクの信号面の反射光量と、表面からの反射光量との光量差を所定の増幅率で大きくすることが可能になり、光ディスク判別手段で設定されている基準レベルと比較し易くなる。
前記光ディスク判別手段は、前記増幅手段により増幅された電気信号のピーク値または、振幅を測定することにより、低反射率(10%程度)の光ディスクの信号面の反射光量なのか、高反射率(60%〜85%)の光ディスク信号面の反射光量なのかを判別する事ができ、より一層、光ディスクの種類を判別することが可能になる。
前記増幅手段は、前記光ディスク判別手段の判別結果に応じて、前記反射光量検出手段から出力された電気信号の増幅率を切り替えることにより、光ディスクの種類の判別後に、判別された各々の光ディスクに適応した増幅率で反射光量を増幅することができ、安定した記録再生が可能になる。
本発明によれば、どのような種類の光ディスクにおいてもその表面からの反射光量と信号面からの反射光量との間に信号面の反射光量であると判別できる基準レベルを設定することが可能になるので、低反射率の光ディスクを確実に判別することが可能になる。
また、本発明によれば、光ディスクの信号面の反射光量を測定するすることで、反射光量の増幅率を切り替えることができ、安定した光ディスクの記録再生状態を維持することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一の構成または機能を有する構成要素及び相当部分には、同一の符号を付してその説明は繰り返さない。
図1は、本発明の一実施の形態に係る光ディスク装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように本発明の実施の形態に係る光ディスク装置100は、光ピックアップ110、フロントエンドプロセッサ120、光ディスクコントローラ130、ドライバ140、等を備えている。
光ピックアップ110は、対物レンズ111、アクチュエータ112、レンズやミラーなどで構成される光学系113、半導体レーザ(赤色、赤外、青色等の波長レーザ)114、反射光量検出手段としての光検出素子116などで構成されている。
集光光学系は、対物レンズ111を含んだ光学系113のことを表しており、半導体レーザ114から出射される光ビーム(レーザ光)を光ディスク上に微小スポット状に収束させている。すなわち、半導体レーザから出射された光ビームを集光させる構成となっている。
フロントエンドプロセッサ120は、光ピックアップ110からの信号を演算しサーボ信号を生成する機能をもつサーボ信号生成部121と、そのサーボ信号の出力を増幅する機能をもつ増幅手段としてのゲインアンプ122と、光ピックアップ110の光検出素子116からの信号に応じてAPC(オートパワーコントロール)を行うためのレーザ駆動部115によって構成されている。
光ディスクコントローラ130は、フロントエンドプロセッサ120からのサーボ信号を基に、アクチュエータ112を駆動させる出力信号を演算する機能あるいは演算素子などをもつ制御部132に加え、ディスク判別を行うための光ディスク判別手段としてのディスク判別部131も備える。
図1において、光ディスク200は、光ディスク装置100に挿入されると、ディスクローディング部160のローディング機構(不図示)により所定のクランプ位置に送られ、スピンドルモータ101の回転軸に勘合されたターンテーブルに載置され、クランパ102によりクランプされる。
スピンドルモータ101は、制御部132からの指令によってモータドライバ部150により駆動され、光ディスク200を所定の速度で回転する。
半導体レーザ114は、レーザ駆動部115により駆動されて光ビームを射出する。
半導体レーザ114から射出された光ビームは、光学系113を介して対物レンズ111に入射される。
対物レンズ111は、アクチュエータ112に上下左右方向に移動可能に支持されており、対物レンズ111はドライバ140によって光軸方向に強制的に駆動させてフォ−カスサーチが行われ、光軸上の異なった位置に焦点が結ばれ、あるいは、記録再生状態には、対物レンズ111はドライバ140によって光軸上の信号面に焦点を結ぶ、その位置を保持する。
光ディスク200の表面あるいは信号面からの反射光は、反射光量検出手段としての光検出素子(フォトディテクタ)116により電気信号に変換され、サーボ信号生成部121で反射光量に応じた反射光量信号や再生時に必要なフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号などのサーボ信号に変換される。
サーボ信号生成部121で生成されたサーボ信号はゲインアンプ122で増幅され、再生時には制御部132に、起動時のディスク判別時にはディスク判別部131を経由して制御部132に、出力する。ここで、サーボ信号とは光ディスク信号面の螺旋状に記録されているピット等の形状を記録再生時に追従する為のフォーカス(光軸方向)やトラッキング(半径方向)を制御する信号を表す。
ゲインアンプ122は、光ディスクの信号面からの反射光量と表面からの反射光量の光量差を拡大する為の増幅率A、低反射率の光ディスクの信号再生に適応させる増幅率B、高反射率の光ディスクの信号再生に適応させる増幅率C等の複数の増幅率を設定することが可能で、必要に応じて切り替えて反射光量あるいはサーボ信号を増幅することができる。この設定されている増幅率は、例えば、増幅率A>増幅率B>増幅率Cのような関係になっている。
ディスク判別部131は、ゲインアンプ122から入力された各信号の波形情報に基づいて光ディスク200の種類を判別し、判別結果を制御部132に送る。ここで、波形情報とは波形の振幅値や波形のピーク値、あるいはあらかじめ設定された基準レベルと波形情報との比較結果などである。また、ディスク判別部が制御部に送信する判別結果とは、たとえばディスクの種類別に異なる電圧値などであり、あらかじめ任意に設定しておけばよい。また、ディスク判別部131は、より具体的には、例えば光ディスクコントローラやシステムマイコンなどの半導体を用いる。
制御部132は、ディスク判別部131から受け取った判別結果に基づいて、挿入された光ディスク200が本装置でデータ記録再生可能な適合したディスクであるかどうか判断する。
制御部132が、本装置でデータ記録再生可能な適合した光ディスクと判断した場合には、データの記録再生動作に移行するように制御部132がドライバ140制御し、これによりアクチュエータ112がサーボ制御される。ここで、データ記録再生可能な適合したディスクとは、例えばCD、CD−R、DVDなどのディスクである。また、制御部132は、より具体的には、ディスク判別部同様、例えば光ディスクコントローラやシステムマイコンなどを用いる。
制御部132が本装置でデータ記録再生不可能な不適合なディスクであると判断した場合には、挿入された光ディスク200を速やかにイジェクトするように、ディスクローディング部160にイジェクト指令を出す。ここで、データ記録再生不可能な不適合なディスクとは、例えば、光を反射しない等の光ディスクとしては再生できない同型状のディスクや、裏挿入されたディスク、記録型光ディスクが未記録の場合も含む。
ここで、ディスク判別部131が光ディスク200の種類を判別し終えるまで、すなわち、ディスク判別部131がディスクの種類を判別する処理を開始してから判別結果を制御部132に送るまでの間、ゲインアンプ122の増幅率を低反射率の光ディスクに適合した増幅率Bの一定の値に固定した場合において、光ディスク装置100の光ディスク200の種類の判別処理動作について説明する。
図2は、ディスク判別部131が光ディスク200の種類を判別し終えるまでゲインアンプ122の増幅率を一定の値に固定した場合における光ディスク装置100の光ディスクの種類の判別処理動作を示すフローチャートである。
図3は、ディスク判別部131が光ディスク200の種類を判別し終えるまでゲインアンプ122の増幅率を一定の値に固定した場合における光ディスク装置100の光ディスクの種類の判別処理動作を説明するための概略図であり、対物レンズ111の動作を時系列で示している。すなわち、図3では、対物レンズ111は、光ディスク200のトラッキング方向(半径方向)に移動している状態の説明ではなく、光軸方向(上下方向)の移動を説明するものである。
図2において、光ディスク装置100への光ディスク200の挿入をディスクセンサ(不図示)が検知すると、ディスクローディング部160のディスクローディング動作により光ディスク200を所定のクランプ位置に送る(ステップST201)。
次いで、上述のディスクローディングにより所定のクランプ位置に送った光ディスク200を、クランパ102によりスピンドルモータ101の回転軸にクランプする(ステップST202)。
このディスククランプが完了したか否かは、図示しないクランプスイッチのON/OFFなどにより判断する。
次いで、光ピックアップ110のアクチュエータ112により対物レンズ111を光ディスク200の内周側に移動する(ステップST203)。
次いで、アクチュエータ112により対物レンズ111を光ディスク200に近づく方向に強制的に移動させながら光軸上の異なった位置に焦点を結ばせて、光ディスク200からの反射光量を測定する(ステップST204)。これにより、図3に示すように、まず、時間taにおいて、光ビームが光ディスク200の表面200aに合焦したときの反射光量Laが測定される。
その後、光ビームが光ディスク200の信号面200bに合焦した時間tbにおいて、反射光量Lbが測定される。
次いで、上述のようにして測定した信号面200bからの反射光量Lbが予め設定したディスク判別用の基準レベルLsを越えたか否か判断する(ステップST205)。ここで、基準レベルLsは、光ディスク200の表面200aからの反射光量Laより大きく、かつ光ディスク200の信号面200bからの反射光量Lbより小さい値に設定されている。
ステップST205において、光ディスク200の信号面200bからの反射光量Lbが基準レベル値Lsを越えている(Lb>Ls)場合には、挿入された光ディスク200が本装置でデータ記録再生可能な適合したディスクであると判断される。
そして、挿入された光ディスク200が本装置でデータ記録再生可能な適合したディスクであると判断された場合には、光ディスク200の信号面200bからの反射光量Lbから時間tcにおいてゲインアンプ定数を設定(ステップST206)する。ここで、ゲインアンプ定数の設定とは、反射光量Lbサーボ信号の振幅を増幅するときの増幅率であり、例えば、判別結果が、低反射率の光ディスクであれば、そのままの増幅率を保持し、あるいは高反射率の光ディスクであれば、高反射率の光ディスクに適応した増幅率Cが設定される。
その後、データの記録再生動作に移行する為の起動処理を実行する(ステップST207)。
一方、ステップST205において、光ディスク200の信号面200bからの反射光量Lbが基準レベルLsを越えていない(Lb<Ls)場合には、光ディスク200の表面200aの汚れなどによる判断ミスを回避するために、上述したディスク判別処理動作(ST204)を再度実行(リトライ)する(ステップST208)。ステップST208を実行する前に、スピンドルモータ101を回転させるなどして、光ビームが照射する光ディスク200の表面位置を変える、あるいは、光ピックアップの位置を変えるようなことをしても良い。
このリトライの結果、挿入された光ディスク200が本装置でデータ記録再生可能な適合したディスクであると判断した場合、つまりステップST209において「YES」の場合には、ステップST206に移行する。
一方、リトライの結果、リトライNG、つまりステップST209において「NO」の場合には、所定回数のリトライが完了したか否か判断する(ステップST210)。
そして、ステップST208での所定回数のリトライが実行された結果、全てのリトライがNGで完了した場合には、半導体レーザの変更を行い(ステップST214)再度リトライを実行する。ここで半導体レーザの変更とは、例えばCDレーザからDVDレーザへと切り替える、あるいはDVDレーザからCDレーザへと切り替える事を表す。半導体レーザの変更を行う前に、半導体レーザを変更してすでにリトライしたかを確認する(ステップST211)。半導体レーザの種類を変更して、全てのリトライが完了した場合、すなわちステップ211で「YES」の場合、挿入されている光ディスク200は本装置でデータ記録再生不可能な不適合なディスクであると判断して、このディスクを速やかにイジェクトし(ステップST212)、図示しない表示部に「ディスクをお確かめください」とのメッセージを表示する(ステップST213)。または、メッセージの表示以外に音声による案内でも良い。
ところで、前述したように、光ディスク200は、表面200aからの反射光量Laと信号面200bからの反射光量Lbとの光量差Lδは、ディスクの種類によって異なった値となる。
図4および図5は、図3と同様に、ディスク判別部131が光ディスク200の種類を判別し終える迄のゲインアンプ122の増幅率を一定の値に固定した場合における光ディスク装置100の光ディスクの種類の判別処理動作を説明するための概略図であり、図4中の(a)はCD−ROMの光量差Lδ、(b)はCD−RWとの光量差Lδを、また、図5中の(a)はDVD−ROMの光量差Lδ、(b)はDVD−RWとの光量差Lδをそれぞれ比較説明するための図である。
例えば、図4に示すように、CDディスクの場合、CD−RWディスクの光量差Lδが、DVDディスクの場合、DVD−RWディスクの光量差Lδが小さくなる傾向にあり、特にその低反射率の光ディスクでは0に近い値になる。
そのため、前述したようなディスク判別部131が光ディスクの種類を判別する処理を開始してから判別結果を制御部132に送るまでの間、ゲインアンプ122の増幅率を一定の値に固定した場合では、記録再生可能な適合した光ディスク200であるにもかかわらず、光量差Lδが小さくなる傾向にあるので、基準レベルLsを適正に設定する事が難しくなり、その信号面200bからの反射光量Lbがディスク判別用の基準レベルLsよりも下回ってしまって判別ミスが生じてしまうことがある。
すなわち、例えば、光ディスク200の種類を判別する際にCDディスク用の光ビームを使用し、ディスク判別用の基準レベルLsを、図4に示すように、CD−ROMディスクの表面200aからの反射光量Laと信号面200bからの反射光量Lbとの間の値に設定したとする。
このような場合、図5に示すように、DVD−RWディスクは、記録再生可能な適合した光ディスク200であるにもかかわらず、その信号面200bからの反射光量Lbがディスク判別用の基準レベルLsよりも下回ってしまってしまうため、イジェクトされてしまうという判別ミスが生じてしまう。
そこで、本例の光ディスク装置100においては、図6及び図7に示すように、ディスク判別手段による判別処理に先立って、光ディスク装置100に挿入された光ディスクの種類にかかわらず光検出素子116を経由して出力される反射光量信号を増幅することで、光ディスク200の種類を判別する際のディスク判別用の基準レベルLsを、その表面200aからの反射光量Laと信号面200bからの反射光量Lbとの間の値に確実に設定できるようにしている。
図6は、本発明の一実施の形態に係る光ディスク装置における光ディスクの種類の判別処理動作を示すフローチャートである。
図7は、本発明の一実施の形態に係る光ディスク装置における光ディスクの種類の判別処理動作を説明するための概略図であり、図3と同様に、対物レンズ111の動作を時系列で示している。すなわち、図7では、対物レンズ111は、光ディスク200のトラッキング方向(半径方向)に移動している状態の説明ではなく、光軸方向(上下方向)の移動を説明するものである。
図6において、光ディスク装置100への光ディスク200の挿入をディスクセンサ(不図示)が検知すると、ディスクローディング部160のディスクローディング動作により光ディスク200を所定のクランプ位置に送る(ステップST601)。
次いで、上述のディスクローディングにより所定のクランプ位置に送った光ディスク200を、クランパ102によりスピンドルモータ101の回転軸にクランプする(ステップST602)。
このディスククランプが完了したか否かは、図示しないクランプスイッチのON/OFFにより判断する。
次いで、ディスククランプした光ディスク200をスピンドルモータ101により回転し、光ピックアップ110のアクチュエータ112により対物レンズ111を光ディスク200の内周側に移動する(ステップST603)。
次いで、光ディスク装置100に挿入された光ディスクの種類にかかわらず、図7に示す時間taの前の時点でゲインアンプ122の増幅率を上げる(ステップST604)。ステップST604に関しては、ゲインアンプ122およびディスク判別部131等のダイナミックレンジに範囲以上にサーボ信号の振幅が大きくなってもよく、例えば、サーボ信号の飽和に関わらず、光ディスク表面の反射光量と信号面の反射光量を比較し、信号面からの反射光量であると確実に判別することが可能な増幅率になっても構わない。あるいは、低反射率の光ディスクのサーボ信号が光ピックアップ110等の部品ばらつきを考慮して、ゲインアンプ122およびディスク判別部131等のダイナミックレンジに範囲外の飽和状態にならない程度の増幅率にしても構わない。
すなわち、ゲインアンプ122の増幅率を、光ディスク装置100に挿入された光ディスクの種類にかかわらず、基準レベルLsが設定できるような光量差Lδの値であればよい。図7は、高反射率の光ディスクの場合を示したものであり、光ビームが光ディスク200の信号面200bに合焦したときの反射光量Lbが、ダイナミックレンジの範囲以上の飽和状態になっているが、光量差Lδが確保できかつ適切なレベルに基準レベルLsを設定できれば、ゲインアンプ122の増幅率を上げても良い。
次いで、本例の光ディスク装置100においては、ゲインアンプ122は、低反射率の光ディスクを想定しおり、低反射率の光ディスクに適応した増幅率で増幅した状態で、アクチュエータ112により対物レンズ111を光ディスク200に近づけ反射光量を測定する(ステップST605)。
これにより、図7に示すように、光ビームが光ディスク200の表面200aに合焦した時間taの反射光量Laと、光ビームが光ディスク200の信号面200bに合焦した時間tbの反射光量Lbとの光量差Lδが十分に大きな値になる。
ただし、図7に示すように、時間tbまでは、光ディスク200の信号面200bからの反射光量Lbが増幅率を上げたことにより飽和状態になっている場合には、ダイナミックレンジの範囲内における反射光量信号Sの最大値が光ディスク200の信号面200bからの反射光量Lbとして測定される。
従って、本例の光ディスク装置100においては、ディスク判別用の基準レベルLsを、どのような種類の光ディスク200においてもその表面200aからの反射光量Laと信号面200bからの反射光量Lbとの間の値に確実に設定できるようになる。
次いで、上述のようにして測定した信号面200bからの反射光量Lbが予め設定したディスク判別用の基準レベルLsを越えたか否か判断する(ステップST606)。
ステップST606において、光ディスク200の信号面200bからの反射光量Lbが基準レベルLsを越えている(Lb>Ls)場合には、挿入された光ディスク200が本装置でデータ記録再生可能な適合したディスクであると判断する。
次いで、挿入された光ディスク200が本装置でデータ記録再生可能な適合したディスクであると判断した場合には、判断した時点以後の時間tcでゲインアンプ122の増幅率を、高反射ディスクでも飽和しないような値まで下げる(ステップST607)。この場合、ゲインアンプ122には、高反射率の光ディスクに適応した増幅率が設定されている。あるいは、ディスク判別部131の判別結果が低反射率のディスクであれば、そのままの増幅率で構わない。
そして、このようにゲインアンプ122の増幅率を下げた状態で、アクチュエータ112により対物レンズ111を光ディスク200から遠ざけるときの時間tdで、再度、光ディスク200の信号面200bからの反射光量Lcを測定し(ステップST608)、ゲインアンプ定数を設定する。すなわち、ディスク判別部131の判別結果に応じた増幅率で、光検出素子116から出力された電気信号をゲインアンプ122にて切替をする。
このようにしてゲインアンプ定数を設定した後、データの記録再生動作に移行するための起動処理を実行する(ステップST609)。
ここで、高反射ディスクにおいて、増幅率を下げずに、すなわちステップST607の処理を行わずに、ステップST608を行った場合、前述のように、ダイナミックレンジの範囲内における反射光量信号の最大値が光ディスク200の信号面200bからの反射光量Lbとして測定されることになるため、データの記録再生動作へ移行中のゲインアンプ定数が、期待される値より大きな値になる。このゲインアンプ定数は、表面反射からの反射光量に対しても同じように増幅するため、表面からの反射を信号面からの反射と間違えて制御を開始してしまう可能性があり、このために、ステップST607をステップST608の前の行う必要がある。
一方、ステップST606において、光ディスク200の信号面200bからの反射光量Lbが基準レベルLsを越えていない(Lb<Ls)場合には、光ディスク200の表面200aの汚れなどによる判断ミスを回避するために、ディスク判別のリトライを行う(ステップST610)。
そして、このリトライの結果、挿入された光ディスク200が本装置でデータ記録再生可能な適合したディスクであると判断した場合、つまりステップST611において「YES」の場合には、ステップST607に移行する。
一方、リトライの結果、リトライNG、つまりステップST611において「NO」の場合には、所定回数のリトライが完了したか否か判断する(ステップST612)。
そして、ステップST610での所定回数のリトライが実行された結果、全てのリトライがNGで完了した場合には、半導体レーザの変更を行い(ステップST616)再度リトライを実行する。ここで半導体レーザの変更とは、例えばCDレーザからDVDレーザへと切り替える。半導体レーザの変更を行う前に、半導体レーザを変更してすでにリトライしたかを確認する(ステップST613)。半導体レーザの種類を変更して、全てのリトライが完了した場合、すなわちステップST613で「YES」の場合、挿入されている光ディスク200は本装置でデータ記録再生不可能な不適合なディスクであると判断して、このディスクを速やかにイジェクトし(ステップST614)、図示しない表示部に「ディスクをお確かめください」などのメッセージ表示を行い(ステップST615)、使用者へ報知する。または、メッセージの表示以外に音声による案内でも良い。
上述のように、本例の光ディスク装置100においては、光ディスク200からの反射光を増幅して基準レベルLsと比較する信号面200bからの反射光量Lbの分解能を上げることができるので、光ディスク200の種類を確実に判別することができる。つまり、本例の光ディスク装置100においては、どのような種類の光ディスクにおいてもその表面からの反射光量と信号面からの反射光量との間に信号面の反射光量であると判別できる基準レベルを設定できるので、光ディスクの種類(特に低反射率光ディスク)をミス無く判別することができる。
本発明に係る光ディスク装置は、光ディスクの種類をミス無く判別することができるので、記録媒体としての光ディスクの種類を判別する光ディスク装置として有用である。
本発明の一実施の形態に係る光ディスク装置の概略構成を示すブロック図 光ディスク装置における光ディスクの種類の一般的な判別処理動作を示すフローチャート 光ディスク装置における光ディスクの種類の一般的な判別処理動作を説明するための概略図 光ディスク装置におけるCDディスクの反射光量について説明するための概略図 光ディスク装置におけるDVDディスクの反射光量について説明するための概略図 本発明の一実施の形態に係る光ディスク装置における光ディスクの種類の判別処理動作を示すフローチャート 本発明の一実施の形態に係る光ディスク装置における光ディスクの種類の判別処理動作を説明するための概略図 従来の光ディスク装置の概略構成を示すブロック図
符号の説明
100 光ディスク装置
101 スピンドルモータ
102 クランパ
110 光ピックアップ
111 対物レンズ
112 アクチュエータ
113 光学系
114 半導体レーザ
115 レーザ駆動部
116 光検出素子(反射光量検出手段)
120 フロントエンドプロセッサ
122 ゲインアンプ(増幅手段)
130 光ディスクコントローラ
131 ディスク判別部(光ディスク判別手段)
132 制御部
140 ドライバ
150 モータドライバ部
160 ディスクローディング部
200 光ディスク

Claims (4)

  1. 光ディスクの信号面で反射される反射光を検出し、その光量に応じた電気信号を出力する反射光量検出手段と、前記反射光量検出手段が出力した電気信号を増幅する増幅手段と、前記増幅手段により増幅された電気信号から前記光ディスクの種類を判別する光ディスク判別手段とを具備する光ディスク装置であって、
    前記増幅手段は、複数の増幅率を切り替えて前記反射光量検出手段から出力された電気信号を増幅することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記増幅手段は、判別する前記光ディスクの種類にかかわらず、前記光ディスク判別手段による光ディスクの種類判別前に、所定の増幅率で増幅することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記光ディスク判別手段は、前記増幅手段により増幅された電気信号のピーク値または、振幅を測定することを特徴とする請求項1または請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 前記増幅手段は、前記光ディスク判別手段の判別結果に応じて、前記反射光量検出手段から出力された電気信号の増幅率を切り替えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の光ディスク装置。
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