JP2006065893A - 光ディスク記録再生装置及びその駆動方法 - Google Patents

光ディスク記録再生装置及びその駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 間欠的にデータ書込み動作を行う光ディスク記録再生装置において、ディスク状記録媒体のデータ書込み位置に応じて、最適なサーボゲインに調整する。
【解決手段】 本発明は、データの書込み動作が行われる毎に、ディスク状記録媒体上の書込み位置で、書込み動作が行われる前に、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の各々の最大振幅を測定し、その相対変化に基づいてサーボエラー信号のゲイン補正を行わせる制御手段を備えている(ステップS41A,S42A)。これにより、ディスク状記録媒体上の各書込み位置に応じた最適なサーボゲインを取得できるようになり、例えばディスク内外周間で反射率が異なるディスク状記録媒体を用いても、適正なデータ記録動作を行わせることができるようになる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ディスク状記録媒体を用いて光学的に情報の記録及び再生を行う光ディスク記録再生装置に関し、更に詳しくは、情報の書込み位置において適正なサーボエラー信号のゲインが得られるようにした光ディスク記録再生装置及びその駆動方法に関する。
近年、DVD(Digital Versatile Disk)等のディスク状記録媒体を用いて光学的に情報(データ)の書込み又は読出しを行う光ディスク記録再生装置を家庭用ビデオカメラに適用した機種が種々開発されている。この種のビデオカメラには、情報を一時的に蓄積するバッファメモリが用いられており、情報の記録又は再生動作時、情報の書込み動作あるいは情報の読出し動作が間欠的に行われるようになっている。
例えば図4に、この種のビデオカメラの記録動作における動作フローを示す。ビデオカメラのカメラユニットで取り込まれた画像データ(及び音声データ)は、バッファメモリに一時的に蓄積される(ステップS1,S2)。バッファメモリに対するデータの蓄積量が規定量に達すると、このバッファメモリからデータが順次読み出されて光ディスクに対するデータの書込み制御が開始される(ステップS3,S4)。光ディスクに対するデータの書込みが終了すると、バッファメモリ4に規定量のデータが蓄積されるまで光ディスクに対するデータの書込み動作は停止される(ステップS5,S6,S3)。そして、バッファメモリに規定量のデータが蓄積されると、光ディスクに対するデータの書込み動作が再開される。
図5は、図4のステップS4,S5に示した光ディスクへのデータの書込制御の詳細を示している。データ書込み動作が開始されると、光学ピックアップのレーザーが発光し、フォーカスサーボ制御、トラッキングサーボ制御およびスピンドルモータの線速度一定制御(CLV)が実行された後、光ディスク上の所定の書込み位置に対してデータの書込み動作が行われる(ステップS41〜45)。そして、データの書込み動作が終了すると(ステップS51)、上述したように、バッファメモリのデータ蓄積量が規定量に達するまで光ディスクに対するデータの書込み動作は停止される。このとき、スピンドル回転制御、トラッキングサーボ制御およびフォーカスサーボ制御が順次オフとされた後、光学ピックアップのレーザーが消光される(ステップS52〜55)。このように、ディスク書込み動作の停止中は、光ディスク駆動系への電力供給も停止されることにより、消費電力の低減が図られている。
ところで、ディスク状記録媒体を用いて光学的に情報の記録及び再生を行う光ディスク記録再生装置においては、光学ピックアップの対物レンズのフォーカス位置を光ディスクの記録面に正確に一致させるフォーカスサーボと、光ディスクに照射するレーザー光をトラックに追従させるトラッキングサーボとを用いることが必須となっている(図5におけるステップS42,S43)。
フォーカスサーボ及びトラッキングサーボは、光ディスクからの反射光を検出する多分割光検出器の出力信号を演算してフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を生成し、これらフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号に基づいてそれぞれの対象をサーボ制御することで実現される。
これらサーボエラー信号のサーボゲイン、即ちサーボドライブ信号を生成する際にフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号等のサーボエラー信号に与えられるゲインは、記録装置、再生装置に応じて、良好なサーボが実現されるために適正な値に調整されなければならない。ゲインが不足すればサーボ追従性が悪化し、逆にゲインが増加すればサーボが不安定となる。
通常、サーボゲインは、それぞれの制御対象に合わせて最適となるように、製造工程内で調整される。しかし、サーボエラー信号は、光ディスクからの反射光を光学ピックアップでモニタすることにより得るため、光ディスクの個々のバラツキや光学ピックアップの温度変化等の影響を受けて変動する場合がある。これらの変動は、サーボゲインを変化させる要因となる。
このサーボゲインの変動の影響は、サーボをかけない状態でサーボエラー信号又はRF信号を観測したり、又はサーボをかけた状態で外乱信号を注入してその応答波形を観測することにより調べることができる。従来は、光ディスクが光ディスク記録再生装置にローディングされた直後の初期状態で、光ディスクの所定の半径位置において、サーボの変動を観測し、サーボの最適ゲインを得るための調整を行うようにしている(例えば下記特許文献1参照)。
特開平8−315530号公報 特開2003−208717号公報
上述したように、従来の光ディスク記録再生装置においては、ディスクローディング後に当該光ディスクのサーボゲインの調整工程を実行して、ディスク個々について最適なサーボゲインを取得するようにしている。
しかしながら、このサーボゲインの調整工程は、光ディスク上の所定の半径位置における反射光に基づいて取得されたゲインに固定されるので、ディスクの内外周間で記録層の反射率が異なっている場合には、トラック位置によってサーボゲインが不足したり増加する等して、適正なサーボ制御を行うことができないという問題がある。
かかる問題は、例えば、ビデオカメラとして開発された光ディスク記録再生装置において、光ディスクにデータを正しく記録するために記録中の振動、衝撃等の外乱を検出してデータ書込み動作を中断する機能を備えた機種(例えば上記特許文献2参照)の動作制御にも影響を与える。つまり、この外乱による記録動作の中断制御は、記録中に振動、衝撃等が加わることにより、サーボエラー信号であるフォーカスエラー信号あるいはトラッキングエラー信号の最大振幅に対してある割合の検出レベルを設定し、そのレベルを超えた場合に書込み動作を中断させるようにしている。
しかし、データ書込み位置において最適なサーボゲインが変動する光ディスクが用いられている場合には、設定されるサーボエラー信号の外乱検出レベルが各書込み位置で異なることになるので、これら各書込み位置において適正な外乱検出を行うことが不可能となり、ディスクに対するデータの書込み不良を招くおそれがある。外乱検出感度を一定にするためには、サーボエラー信号の最大振幅に対する検出レベルの比率を一定にする必要があるからである。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、ディスク状記録媒体の各書込み位置に応じて、最適なサーボゲインに調整することができる光ディスク記録再生装置及びその駆動方法を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するに当たり、本発明の光ディスク記録再生装置は、情報の書込み又は読出しのためにディスク状記録媒体に対するレーザー照射及び反射光検出を行う光学ピックアップと、上記反射光から得られるサーボエラー信号を監視しサーボ信号を生成するサーボ信号生成手段と、このサーボ信号生成手段から出力されるサーボ信号に基づいて光学ピックアップのサーボ動作を実行させるサーボ駆動手段とを備えた光ディスク記録再生装置において、情報の書込み動作が行われる毎に、ディスク状記録媒体上の書込み位置で、サーボ信号生成手段に対し、サーボエラー信号のゲイン補正を行わせる制御手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の光ディスク記録再生装置の駆動方法は、光学ピックアップを用いて情報の書込み動作が間欠的に行われる光ディスク記録再生装置の駆動方法において、情報の書込み動作が行われる毎に、ディスク状記録媒体上の書込み位置で、サーボエラー信号のゲイン補正を行わせるようにしたことを特徴とする。
本発明は、情報の書込み動作が行われる毎に、ディスク状記録媒体上の書込み位置で、サーボエラー信号のゲイン補正を行わせる制御手段を備えた構成とすることにより、ディスク状記録媒体上の各書込み位置に応じた最適なサーボゲインを取得して、記録動作の適正化を図るようにしている。
上記サーボゲインの補正は、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の各々の最大振幅の相対変化に基づいて行う。
また、サーボゲインの補正は、情報の書込み位置において、当該情報の書込み動作を行う前、あるいは、書込み動作を行った後に、実行することができる。
特に、ゲイン補正時に測定されたフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の各々の最大振幅に対して所定の検出レベルを設定し、情報の書込み動作中にサーボエラー信号が上記検出レベルを超えたときに当該書込み動作を中断するようにしても、外乱検出を常に適正に行うことが可能となり、当該装置の記録動作の信頼性を確保することができる。
本発明の光ディスク記録再生装置によれば、情報の書込み動作が行われる毎に、ディスク状記録媒体上の書込み位置で、サーボエラー信号のゲイン補正を行わせる制御手段を備えた構成とすることにより、ディスク状記録媒体上の各書込み位置に応じた最適なサーボゲインを取得でき、記録動作の適正化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態による光ディスク記録再生装置1の概略構成を示すブロック図である。本実施の形態では、本発明の光ディスク記録再生装置1を家庭用ビデオカメラに適用した例について説明する。
ディスクDは、データ(情報)を記録可能な光ディスクとされている。ディスクDは、記録再生動作時においてスピンドルモータ2によって一定線速度(CLV)で回転駆動されるようになっている。
光学ピックアップ3は、図示せずとも、レーザー光源となるレーザーダイオードや、反射光を検出するためのフォトディテクタ、レーザー光の出力端となる対物レンズ、レーザー光を対物レンズを介してディスクDの記録面に照射し、またその反射光をフォトディテクタに導く光学系等を備えている。上記フォトディテクタは、公知構成の多分割(例えば4分割)構造を有している。
光学ピックアップ3内において、対物レンズは、二軸機構によってトラッキング方向及びフォーカス方向に移動可能に保持されている。また、光学ピックアップ3は、スレッド機構(図示略)によりディスクDの半径方向に移動可能とされている。
光学ピックアップ3におけるレーザーダイオードは、レーザー駆動部4からのドライブ信号によって、レーザー発光駆動される。レーザー駆動部4は、記録信号によってレーザービームの強度を変調して、その制御出力であるドライブ信号をレーザーダイオードに送出する。
ディスク1からの反射光情報は、フォトディテクタによって検出され、受光光量に応じた電気信号とされてRFIC回路5に供給される。RFIC回路5には、フォトディテクタを構成する複数の受光素子からの出力電流に対応して電流電圧変換回路、マトリクス演算/増幅回路等を備え、マトリクス演算処理により必要な信号、例えば、再生データに相当する高周波信号(RF信号あるいは再生データ信号)、サーボ制御のためのフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号等を生成する。
RFIC回路5から出力される信号は、信号処理回路6へ供給される。信号処理回路6は、サーボ回路部7を備えている。サーボ回路部7は、RFIC回路5からのフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号から、フォーカス、トラッキング、スレッドの各種サーボドライブ信号を生成し、サーボ駆動部8を介して、光学ピックアップ3のサーボ動作を実行させる。サーボ駆動部8は、本発明の「サーボ駆動手段」に対応し、二軸機構のフォーカスコイル、トラッキングコイルで構成され、光学ピックアップ3の内部に配置される。
すなわち、サーボ回路部7は、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号に応じてフォーカスドライブ信号、トラッキングドライブ信号を生成し、サーボ駆動部8を駆動する。これによって、光学ピックアップ3、RFIC回路5、信号処理回路6(サーボ回路部7)、サーボ駆動部8によるトラッキングサーボループ及びフォーカスサーボループが形成される。
次に、信号処理回路6は、ディスクDに対するデータの書込み動作中に、振動あるいは衝撃等の外乱が作用した際、そのデータの書込み動作を中断させる中断処理回路部9を備えている。
この中断処理回路部9は、フォーカスエラー信号の変動を検出するフォーカスエラー信号変動検出部(以下「FE変動検出部」という。)10、トラッキングエラー信号の変動を検出するトラッキングエラー信号変動検出部(以下「TE変動検出部」という。)11及びショックセンサ12の各出力に応じて発信される外乱検出信号に基づいて、データの書込み動作の中断処理を実行させる。
コントローラ13は、光ディスク記録再生装置1の機能を統括制御する中枢部で、本発明の「制御手段」に対応し、後述するサーボゲイン調整工程において測定されるフォーカスエラー信号の最大振幅、トラッキングエラー信号の最大振幅に対して所定の中断検出レベルを設定する。FE変動検出部10及びTE変動検出部11は、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号が上記中断検出レベルを超えた場合にそれぞれ出力信号を発信するように構成されている。また、ショックセンサ12は、例えば加速度センサで構成され、所定以上の衝撃(加速度)が機器に作用した場合に出力信号を発信する。
FE変動検出部10の出力端はオアゲート14の一方の入力端に接続され、TE変動検出部11の出力端はオアゲート14の他方の入力端に接続されている。そして、オアゲート14の出力端はアンドゲート15の一方の入力端に接続され、ショックセンサ12の出力端はアンドゲート15の他方の入力端に接続されている。このアンドゲート15の出力端は、中断処理回路部6の入力端に接続されている。
これにより、FE変動検出部10及びTE変動検出部11の少なくとも何れか一方と、ショックセンサ12とが同時に出力信号を発信した場合に限って、アンドゲート14から中断処理回路部6へ外乱検出信号が発信されることになる。
なお、FE変動検出部10及びTE変動検出部11の各出力信号のみで上記外乱検出信号を生成することも勿論可能であるが、本実施の形態のようにショックセンサ12を併用することにより、ディスクD上にキズ等がある場合に発生する外乱の誤検出を防止でき、精度の高い中断処理を実行させることができるようになる。
コントローラ13によって設定され、FE変動検出部10及びTE変動検出部11のそれぞれに出力信号を発信させる基準となる上記中断検出レベルは、信号処理回路6内の反射率測定部16において測定された、レーザースポット位置におけるディスクDの反射率信号レベルに応じて決定される。なお、反射率信号レベルは、光学ピックアップ3の各受光素子によって検出されるレーザー反射光の全加算信号から算出される。
そして、信号処理回路6には、後述するサーボゲイン調整工程において、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の最大振幅を測定するエラー信号振幅測定部17を備えている。このエラー信号振幅測定部17は、サーボをかけない(サーボオフ)状態において、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の最大振幅をそれぞれ測定する。
以上のように構成される信号処理回路6は、本発明の「サーボ信号生成手段」に対応する。次に、記録再生処理ブロック18は、ディスクDに書き込む情報(画像データ、音声データその他必要な情報)やディスクDから読み出した情報に必要な処理を施す信号処理系や、カメラユニット、マイクロホン、スピーカ、液晶パネル等を含んでいる。上記信号処理系には、例えば、記録時のエンコーダとしての機能と再生時のデコーダとしての機能を備える変復調回路や、記録又は再生時にデータを一時的に蓄積するバッファメモリ等が含まれている。
次に、本実施の形態の光ディスク記録再生装置1の一動作例について説明する。
まず、光ディスク記録再生装置1に対してディスクDがローディングされると、コントローラ13は、スピンドルモータ2を駆動してディスクDを一定線速度で回転させるとともに、レーザー駆動部4を介して光学ピックアップ3のレーザーを発光させ、スレッド機構を駆動して光学ピックアップ3をディスクDの所定の半径位置へ移動させる。その後、サーボゲイン調整処理を行う。
サーボゲインの調整では、コントローラ13からの指令に基づいて、信号処理回路6によって行われる。この工程では、光ディスク記録再生装置1にあらかじめ設定されているサーボゲイン設定値を、ローディングされたディスクDの記録面の反射率等に合わせて最適化する。サーボゲインの調整は、サーボをオフにした状態で、ディスクDからのレーザー反射光を光学ピックアップ3で検出し、エラー信号振幅測定部17によりフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の各々の最大振幅を測定するとともに、反射率測定部16により当該ディスクDの反射率信号レベルを測定する。そして、これらの測定結果に基づいて、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号のそれぞれについてのサーボゲインが調整される。以上の処理は、ディスクローディング直後の最初のゲイン調整時に行われる。
一方、コントローラ13は、反射率測定部16及びエラー信号振幅測定部17の各出力を受けて、機器に作用する衝撃等の外乱によって情報の書込み動作あるいは読出し動作を中断させる基準となる、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の各サーボエラー信号の振幅値を規定する中断検出レベルを決定する。決定された中断検出レベルは、信号処理回路6内のFE変動検出部10及びTE変動検出部11にそれぞれ設定される。
以上のような前処理を経て、ディスクDに対するデータの書込み動作あるいは読出し動作が行われる。以下、ディスクDへのデータ記録動作を中心に説明する。なお、図2は光ディスク記録再生装置1の動作フロー、特に、記録動作時におけるコントローラ13による光ディスク記録再生装置1の制御フローであり、図4を参照して説明したディスク書込みルーチン(ステップS4,S5)の詳細を示している。
ビデオカメラとして構成される本実施の形態の光ディスク記録再生装置1においては、カメラユニット及びマイクで取り込まれた画像データ及び音声データでなる動画データはバッファメモリに一時的に蓄えられる。コントローラ13は、当該データがバッファメモリに規定量達した時点で順次データを光学ピックアップ3を介してディスクDへ書き込み、その終了後は、バッファメモリに再びデータが規定量に達するまで書込み動作を停止させる。このように、コントローラ13は、ディスクDに対するデータの書込み動作をバッファメモリのデータ蓄積量を基準として間欠的に行わせる(図4参照)。
ところで、ディスクDによっては、その記録膜の製造工程における膜質のバラツキ等に起因してディスク内周側と外周側とで反射率が異なる場合がある。また、記録層の種類によっては、既記録領域と未記録領域とで反射率が異なるものもある。上述したようなディスクローディング直後の初期段階で行われるサーボゲインの調整処理では、フォーカスエラー信号等の各種信号の取得位置がディスクの所定の半径位置に固定されているために、実際のデータ書込み位置とは反射率が異なる場合がある。
この場合、先のサーボゲイン調整工程において調整されたサーボゲインに基づいてデータ書込み動作を行うと、ゲイン不足でサーボ追従性が悪化したり、ゲイン過多でサーボが不安定になる等の適正な書込み動作が行えなくなる可能性がある。あるいは、書込み動作中に所定レベルの以上の衝撃が機器に作用して、本来書込み位置の反射率でゲイン調整を行っていれば動作が中断されたであろうはずが、異なるトラック位置で調整されたゲインに基づいて中断検出レベルが設定されているために書込み動作が中断されず、適正な記録動作が行えなくなる等の不都合が生じる可能性がある。
そこで本実施の形態では、ディスクローディング直後の初期状態に行われるサーボゲイン調整処理だけでなく、実際にデータを書き込むトラック位置において当該トラック位置の反射率に基づいたサーボゲイン補正を行うことによって、上述の問題を回避するようにしている。以下、その詳細を図2を参照して説明する。
上述したように、バッファメモリに規定量以上のデータが蓄積されると、コントローラ13は、バッファメモリからデータを読み出し、所定のディスク書込み位置にて光学ピックアップ3によって順次データを書き込む動作を行わせる。本実施の形態では、光学ピックアップを上記書込み位置に移動させ、レーザーを発光させた後、サーボをかける前に、エラー信号振幅測定部17によってフォーカスエラー信号の最大振幅を測定する(ステップS41,S41A)。その後、フォーカスサーボをオンにして、書込みトラック位置におけるトラッキングエラー信号の最大振幅を測定する(S42,S42A)。
なお、図2には示していないものの、例えば、フォーカスエラー信号の最大振幅測定処理(ステップS41A)あるいはトラッキングエラー信号の最大振幅測定処理(ステップS42A)において、反射率測定部16により、当該書込み位置における反射率信号レベルを測定する。
以上のようにして測定されたフォーカスエラー信号の最大振幅、トラッキングエラー信号の最大振幅および反射率信号レベルに基づいて、先のサーボゲイン調整処理にて得られた各測定値と比較し、その相対的な変化量を算出することで、当該データ書込み位置におけるサーボゲイン及び、FE変動検出部10及びTE変動検出部11の出力基準値となる中断検出レベルを補正する。
続いて、トラッキングサーボをオンにするとともに、スピンドルモータ2を線速度一定(CLV)となるように回転駆動させた後、当該書込み位置においてデータの書込み動作を実行させる(ステップS43〜S45)。
本実施の形態によれば、実際のデータ書込み位置に見合ったサーボゲインの補正および設定された中断検出レベルの補正を行うようにしているので、サーボ回路部7におけるサーボエラー信号の監視及びサーボドライブ信号の生成の適正化が図られる。また、書込み動作中において所定以上の外乱(衝撃)が加わった場合にも適正な中断検出レベルに基づいて書込み動作を中断させることができるので、ディスクDに対するデータの記録動作の信頼性を高めることができる。
一方、隣接トラック間でディスクDの反射率が異なる場合や、外乱検出により書込み動作が中断した後の復帰時等、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の振幅測定が行えない場合を想定して、光学ピックアップ3にて検出される反射光の全加算信号の測定を行い、得られた反射率信号レベルの変動量に応じてサーボゲイン及び中断検出レベルの補正を行うようにしてもよい。
なお、外乱検出により書込み動作が中断した場合、復帰する前に一度サーボを落としてフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の最大振幅を測定する実施例も、本発明は適用可能である。
さて、バッファメモリ内のデータがディスクDに書き込まれた後、コントローラ13は、バッファメモリに再び規定量のデータが蓄積されるまで、ディスク駆動系を停止させる(ステップS51〜S55)。即ち、スピンドルモータ2の回転駆動を停止し、トラッキングサーボ及びフォーカスサーボをオフにし、レーザーを消光させる。これにより、光ディスク記録再生装置1の消費電力の低減が図られる。
そして、バッファメモリに蓄積されるデータ量が再び規定量に達した後、コントローラ13は、ステップS41〜S45に示すデータ書込み動作を再開させる。即ち、ディスク上の新たなデータ書込み位置まで光学ピックアップ3をスレッド移動させた後、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボをかける前に、当該新たなデータ書込み位置においてフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の各々の最大振幅を測定するとともに、当該新たなデータ書込み位置における反射率信号レベルを測定する。そして、当該新たなデータ書込み位置における最適なサーボゲインを補正し、かつ、設定された中断検出レベルを補正する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、間欠的にデータ書込み動作を行う光ディスク記録再生装置において、コントローラ13は、データの書込み動作が行われる毎に、ディスクD上の書込み位置で、書込み動作を開始する前に、信号処理回路6に対してサーボエラー信号のゲイン補正を行うようにしているので、ディスクD上の各書込み位置に応じた最適なサーボゲインを取得でき、記録動作の適正化を図ることができる。
また、ディスクD上の各書込み位置に応じた最適なサーボゲインを取得できるので、所定以上の外乱が作用した場合に常に適正な書込み動作中断処理を実行できるので、記録動作の適正化が図られ、記録動作の信頼性を確保することができる。
続いて、図3は、本発明の他の実施の形態を示すデータ書込み動作の工程フロー図である。
本実施の形態では、図2に示した実施の形態では、データ書込み動作の前に、書込み位置におけるサーボゲインの調整を行うようにしたが、本実施の形態では、データ書込動作の後に、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の各々の最大振幅を測定し、サーボゲインを補正する処理を行うようにしている(ステップS53A,54A)。
上述したように、消費電力低減の観点から、データ書込み動作の終了後は、バッファメモリに規定量のデータが蓄積されるまでディスク駆動系の電力が落とされるので、本実施の形態ではこのタイミングを利用して、サーボゲインの調整を行うようにしている。
このように、データ書込み動作の終了後にサーボゲイン補正を行わせることにより、次回のデータ書込み位置におけるサーボゲインの調整を前もって行うことできる。従って、次回のデータ書込み動作では、前回補正されたサーボゲイン及び中断検出レベルに基づいて行われることになる。本実施の形態においても勿論、上述と同様な効果を得ることができるとともに、データ書込み動作の開始タイミングを早めることができるようになる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施の形態では、ディスクDとしてDVDを記録媒体に用いた家庭用ビデオカメラを例に挙げて説明したが、MD(Mini-Disk)等の他の光ディスクを記録媒体に用いた光ディスク記録再生装置にも、本発明は適用可能である。
また、以上の実施の形態では、ディスクローディング直後の初期状態において、ディスクDの所定半径位置に基づいたサーボゲインの調整処理を行うようにしたが、これを廃止し、本発明のように、各データ書込み位置または読出し位置においてのみ行うようにしてもよい。
本発明の実施の形態による光ディスク記録再生装置1の概略構成図である。 光ディスク記録再生装置1の一動作例を説明するフロー図である。 光ディスク記録再生装置1の他の動作例を説明するフロー図である。 光ディスク記録再生装置の記録動作を説明するフローチャートである。 従来の光ディスク記録再生装置の動作を説明するフロー図である。
符号の説明
1…光ディスク記録再生装置(ビデオカメラ)、2…スピンドルモータ、3…光学ピックアップ、4…レーザー駆動部、5…RFIC回路、6…信号処理回路、7…サーボ回路部、8…サーボ駆動部、9…中断処理回路部、10…フォーカスエラー(FE)変動検出部、11…トラッキングエラー(TE)変動検出部、12…ショックセンサ、13…コントローラ、16…反射率測定部、17…エラー信号振幅測定部、18…記録再生処理ブロック、D…ディスク。

Claims (11)

  1. 情報の書込み又は読出しのためにディスク状記録媒体に対するレーザー照射及び反射光検出を行う光学ピックアップと、前記反射光から得られるサーボエラー信号を監視しサーボ信号を生成するサーボ信号生成手段と、このサーボ信号生成手段から出力されるサーボ信号に基づいて前記光学ピックアップのサーボ動作を実行させるサーボ駆動手段とを備えた光ディスク記録再生装置において、
    前記情報の書込み動作が行われる毎に、前記ディスク状記録媒体上の書込み位置で、前記サーボ信号生成手段に対し、前記サーボエラー信号のゲイン補正を行わせる制御手段を備えた
    ことを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  2. 前記制御手段は、前記サーボエラー信号のゲイン補正を、前記情報の書込み動作を行う前に実行させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録再生装置。
  3. 前記制御手段は、前記サーボエラー信号のゲイン補正を、前記情報の書込み動作を行った後に実行させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録再生装置。
  4. 前記制御手段は、ゲイン補正時に測定されたフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の各々の最大振幅に対して所定の検出レベルを設定し、
    前記サーボ信号生成手段は、前記情報の書込み動作中に前記サーボエラー信号が前記検出レベルを超えたときに、当該書込み動作を中断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ディスク記録再生装置。
  5. 前記制御手段は、レーザー反射光に基づいて検出される書込み位置の反射率信号レベルに応じて、前記検出レベルを設定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の光ディスク記録再生装置。
  6. 光学ピックアップを用いて情報の書込み動作が間欠的に行われる光ディスク記録再生装置の駆動方法において、
    情報の書込み動作が行われる毎に、ディスク状記録媒体上の書込み位置で、サーボエラー信号のゲイン補正を行わせるようにした
    ことを特徴とする光ディスク記録再生装置の駆動方法。
  7. 前記サーボエラー信号のゲイン補正を、フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の各々の最大振幅の相対変化に基づいて行う
    ことを特徴とする請求項6に記載の光ディスク記録再生装置の駆動方法。
  8. 前記サーボエラー信号のゲイン補正を、前記情報の書込み動作を行う前に実行する
    ことを特徴とする請求項6に記載の光ディスク記録再生装置の駆動方法。
  9. 前記サーボエラー信号のゲイン補正を、前記情報の書込み動作を行った後に実行する
    ことを特徴とする請求項6に記載の光ディスク記録再生装置の駆動方法。
  10. 前記サーボエラー信号のゲイン補正時に測定したフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号の各々の最大振幅に対して所定の検出レベルを設定し、前記情報の書込み動作中に前記サーボエラー信号が前記検出レベルを超えたときに当該書込み動作を中断する
    ことを特徴とする請求項6に記載の光ディスク記録再生装置の駆動方法。
  11. 前記検出レベルを、レーザー反射光に基づいて検出される書込み位置の反射率信号レベルに応じて設定する
    ことを特徴とする請求項10に記載の光ディスク記録再生装置の駆動方法。

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JP2008065955A (ja) * 2006-09-11 2008-03-21 Sony Corp 記録装置、閾値設定方法及び閾値設定プログラム

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