JP4366378B2 - 車載用ディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載用ディスプレイ装置のディスプレイ部の防振構造に関する。
従来の車載用ディスプレイ装置を図9、図10を用いて説明する。
図9は従来の車載用ディスプレイ装置の概略構成を示す斜視図である。図10は車載用ディスプレイ装置の可動部の構造を示す構造図で、(a)は側断面図であり、(b)はF−F矢視拡大図である。80は車載用ディスプレイ装置で、本体部81と可動式のディスプレイ部90により構成されている。本体部81の前面パネル82には、CDディスクの挿入排出口83やカセットテープの挿入排出口等が形成されている。また、前面上部両側部にはガイドローラ92(直径d)が係合するガイド溝85( 溝幅D)が形成されたガイド部材84が構成されている。ディスプレイ部90は、画面を見易い角度に傾けたりまたはCDディスクやカセットテープ等の記録媒体を挿入排出するために、ディスプレイ部90の下部より前方へ移動させる構造になっている。ディスプレイ部90の上部両側面にはガイド軸91が設けられ、ガイド軸91にはガイドローラ92が回動自在に取り付けられ、ガイドローラ92は本体部81の前面上部両側部に設けられたガイド溝85に係合している。また、ディスプレイ部90の下部両側部は前後方向へ移動するスライドトレイ86と軸93を介して回動自在に接続されている。
スライドトレイ86は平底溝形状をしており両側面には軸93が挿通する孔87および前後方向へ形成された長孔88が形成されており、長孔88は2本のガイド軸89により上下方向の位置規制がなされている。尚、スライドトレイ86はモーター機構に接続されボタン操作により前後方向へ移動する。
ディスプレイ部90を傾斜させるには、スライドトレイ86を前方へ移動させるとディスプレイ部90の下部が一緒に前方の方へ移動するので、ディスプレイ部90の上部両側面に設けられたガイド軸91がガイド溝85に沿って下方向へ移動しディスプレイ部90が傾斜する。また、ディスプレイ部90を元の位置に戻す時は逆の動作になる。
しかし、上述の車載用ディスプレイ装置80では、ディスプレイ部90のガイドローラ92とガイド溝85との間に間隙(D−d)があるので、車の走行等による振動が車載用ディスプレイ装置80に加わるとガイドローラ92とガイド溝85の係合部に振動異音を発生させる一因となる。
そこで、本発明は上述の問題を解決するもので、ディスプレイ部を保持しているガイドローラ92と該ガイドローラが係合するガイド溝85とに振動が加わっても振動異音を発生させない車載用ディスプレイ装置を提供することを目的とする。
本発明は上述の課題を達成するもので、記録媒体を収納可能な本体部と、前記本体部に設けられた記録媒体の挿入排出口を覆うように配置され、前記本体部に対して変位可能なディスプレイ部と、前記本体部に形成されたガイド溝とを備え、前記ディスプレイ部は、前記ガイド溝に挿入される円柱状部と前記ガイド溝の開口縁部に押圧されるテーパ部とを有するガイド部と、前記ガイド溝に挿入されないテーパ部と、前記ガイド部を前記ガイド溝側へ弾性的に押圧する押圧手段と、を備えることを特徴とするものである。
また、記録媒体を収納可能な本体部と、前記本体部に設けられた記録媒体の挿入排出口を覆うように配置され、前記本体部に対して変位可能なディスプレイ部と、前記本体部に形成されたガイド溝と、前記ディスプレイ部は、前記ガイド溝に挿入される円柱状部と前記ガイド溝に挿入されずに前記ガイド溝の開口縁部に接するテーパ部とを有するガイド部と、前記ガイド部を前記ガイド溝側へ弾性的に押圧する押圧手段と、を備えることを特徴とするものである。
また、前記本体部に対して、前記ディスプレイ部下側は前記本体部から突出するレバーで保持し、ディスプレイ部上側は前記ガイド部とガイド溝で保持することを特徴とするものである。
また、前記押圧手段はバネであり、該バネの一部が前記ガイド部内に挿入されることを特徴とするものである。
以上説明したように本発明によれば、車載用ディスプレイ装置に車の走行等による外部振動が加わってもガイドローラがガイド溝に常に接触しているので振動による異音の発生を防止することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る車載用ディスプレイ装置を図1,図2を用いて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る車載用ディスプレイ装置の概略構成を示す斜視図である。図2は第1の実施の形態に係る車載用ディスプレイ装置の可動部の構造を示す構造図であり、(a)は側断面図で、(b)はA−A断面拡大図である。
10は車載用ディスプレイ装置で、本体部11と可動式のディスプレイ部20により構成されている。本体部11の前面パネル12には、CDディスクの挿入排出口13やカセットテープの挿入排出口等が形成されている。また、本体部11の前面上部両側部には垂直方向に延在するガイド溝15が形成されたガイド部材14が設けられている。ガイド溝15は、その横断面形状において溝幅Jを有し、その深さがガイド軸21と接触しない奥行きに設定されている。
ディスプレイ部20は、画面を見易い角度に傾けたり、またはCDディスクやカセットテープ等の記録媒体を挿入排出するために、ディスプレイ部20の下部を前方へ移動させる構造になっている。ディスプレイ部20の上部両側面にはガイド軸21が設けられ、ガイド軸21にはガイドローラ22が回動自在に取り付けられている。ガイドローラ22はディスプレイ部20側から本体部11側にかけてガイド溝の溝幅Jより大きい直径Hから溝幅Jより小さい直径hまで減径するテーパー部221と、テーパー部221の本体部11側より延接され、直径hを有する円柱部222と、その内部においてガイド軸21に回転自在に取り付けられる孔225と、コイルバネ26が圧縮、装着される円筒溝224とから構成されており、ナイロン等の耐摩耗性に優れた材料からなる。ガイドローラ22のテーパー部221はガイド溝の左右の開口縁部Cに対しコイルバネ26の弾性力を介して押圧保持されている。そして、ディスプレイ部20の角度移動に対しても弾性押圧状態で追従する。
また、ディスプレイ部20の下部両側部は前後方向へ移動するスライドトレイ16に対し軸23を介して回動自在に接続されており、左右方向( 図2(a)では紙面に垂直方向)は動かないよう規制されている。
スライドトレイ16は平底溝形状をしており両側面には軸23が挿通する孔17およびスライドトレイ16が前後方向に可動可能とする長孔18が形成されており、長孔18は2本のガイド軸19により上下方向の位置規制がされている。尚、スライドトレイ16はモーター駆動機構に接続されボタン操作により前後方向へ移動する。
次に、ディスプレイ部20の動作について説明する。
ディスプレイ部20を傾斜させるには、スライドトレイ16を前方へ移動させるとディスプレイ部20の下部が一緒に前方へ移動するので、ディスプレイ部20の上部両側面に設けられたガイド軸21およびガイドローラ22がガイド溝15に沿って下方向へ移動しディスプレイ部20が傾斜する。また、ディスプレイ部20を元の位置に戻す時は逆の動作になる。
次に、ディスプレイ部20に加重が加わった場合のガイドローラ22の耐加重動作について図3を用いて説明する。図3はディスプレイ部20の面に垂直の方向に加重が加わった場合のガイドローラ22の動作を示す動作状態図で、(a)は通常状態図であり、(b)はディスプレイ部20に加重が加わった状態図である。
尚、説明を分かり易くするためにディスプレイ部20は垂直状態( 収納状態)とし、加重がディスプレイ部20の面に垂直方向(G矢印方向)に加わった場合を例示する。通常状態ではガイドローラ22のテーパー部221はガイド溝15の開口縁部Cに点接触で弾性押圧されている。そしてディスプレイ部20に加重Gが加えられるとディスプレイ部20はG矢印方向に移動し、これに伴いガイドローラ22のテーパー部221はその斜面に沿ってガイド溝15の開口縁部Cに接触しながら押し下げられる。即ち、ガイドローラ22はコイルバネ26に抗してディスプレイ部20側(H方向)に移動して、圧縮状態で装着されていたコイルバネ26は更に圧縮される。そしてガイドローラ22の円柱部222はガイド溝15の側壁部151に線接触で受け止められる。ガイドローラ22の円柱部222とガイド溝15の側壁部151との接触面は加重Gの加重方向(G矢印方向)と直交しているので加重がGより更に大きくなってもガイドローラ22はディスプレイ部20側に移動することはなく、該ガイドローラと該ガイド溝との係合状態が保たれる。その後、G方向の加重がなくなるとガイドローラ22はコイルバネ26の弾性力により、テーパー部221が前述とは逆の方向に向かって開口縁部Cと接触しながら押し上げられ、通常状態(図3(a))まで復帰する。
以上説明したように本実施の形態によれば、ガイドローラ22にテーパー部221を設け、テーパー部221をガイド溝15に常時接触させることによってガイドローラ22とガイド溝15とが押圧保持されるので、車載用ディスプレイ装置10に振動が加わった場合でもガイドローラ22とガイド溝15との間で振動異音が発生するのを防止することができる。また、ディスプレイ部20に強い加重が加わった場合ガイドローラ22の円柱部222がガイド溝15の側壁部151に受け止められるので、ガイドローラ22がガイド溝15から離脱することが無い。
また、ディスプレイ部20と本体部11間の距離のバラツキがあっても、ガイド溝15に挿入されるガイドローラの挿入量(係合量)が一定になるので、バラツキの無い製品が生産できる。また、ガイドローラ22がガイド溝15に押圧されているので、ディスプレイ部20の回動動作の急激な動作が減速され質感の向上がはかれる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る車載用ディスプレイ装置を図4を用いて説明する。
図4は第2実施の形態に係る車載用ディスプレイ装置の可動部の構造を示す構造図であり、(a)は側断面図で、(b)はB−B断面拡大図である。尚、第2の実施の形態は第1の実施の形態の車載用ディスプレイ装置のガイドローラ近傍を変更したもので、その他については第1の実施の形態と略同じであるので、同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。
10は車載用ディスプレイ装置で、本体部11と可動式のディスプレイ部30により構成されている。本体部11の前面パネル12には、CDディスクの挿入排出口13やカセットテープの挿入排出口等が形成されている。また、本体部11の前面上部両側部には垂直方向に延在するガイド溝35が形成されたガイド部材34が設けられている。ガイド溝35はその横断面形状で見ると、ガイドローラ32の直径Lより幅の広い溝幅Kの入り口から垂直に所定の深さ(約3mm)まで掘り下げられた側壁部352と、側壁部352から溝底353に向かってガイドローラ32の直径Lより狭い溝幅kまで溝幅が減少する傾斜部351と、溝幅kを有する溝底353とを有し、その溝深さはガイド軸31と接触しない奥行きに設定されている。
ディスプレイ部30は、画面を見易い角度に傾けたり、またはCDディスクやカセットテープ等の記録媒体を挿入排出するために、ディスプレイ部30の下部を前方へ移動させる構造になっている。ディスプレイ部30の上部両側面にはガイド軸31が設けられ、ガイド軸31にはガイドローラ32が回転自在に取り付けられている。ガイドローラ32は直径Lの円柱形状でガイド軸31に回転自在に取り付けられる孔325およびコイルバネ36が圧縮、装着される円筒溝324とから構成されており、ナイロン等の耐摩耗性に優れた材料からなる。ガイドローラ32の円柱上縁部Eはガイド溝35の傾斜部351に対しコイルバネ36の弾性力を介して押圧保持されている。そして、ディスプレイ部30の角度移動に対しても弾性押圧状態で追従する。
次に、ディスプレイ部30に加重が加わった場合のガイドローラ32の耐加重動作について図5を用いて説明する。図5はディスプレイ部の面に垂直の方向に加重が加わった場合のガイドローラの動作を示す動作状態図で、(a)は通常状態図であり、(b)はディスプレイ部に加重が加わった状態図である。
尚、説明を分かり易くするためにディスプレイ部30は垂直状態( 収納状態)とし、加重がディスプレイ部30の面に垂直方向(G矢印方向)に加わった場合を例示する。通常状態ではガイドローラ32の円柱上縁部Eがガイド溝35の傾斜部351に点接触で弾性押圧されている。そしてディスプレイ部30に加重Gが加えられるとディスプレイ部30はG矢印方向に移動し、これに伴いガイドローラ32はガイド溝35の傾斜部351にその斜面に沿って接触しながら押し下げられる。即ち、ガイドローラ32はコイルバネ36に抗してディスプレイ部側(H方向)に移動して、圧縮状態で装着されていたコイルバネ36は更に圧縮される。そしてガイドローラ32の円柱部322はガイド溝35の側壁面352に線接触で受けとめられる。ガイドローラ32の円柱部322とガイド溝35の側壁面352との接触面は加重Gの加重方向(G矢印方向)と直交しているので加重がGより更に大きくなってもガイドローラ32はディスプレイ部30側に移動することはなく、該ガイドローラと該ガイド溝との係合状態が保たれる。その後、G方向の加重がなくなるとガイドローラ32はコイルバネ36の弾性力により円柱上縁部Eが前述とは逆の方向に向かってテーパー部351と接触しながら押し上げられ、通常状態(図5(a))まで復帰する。
以上説明したように本実施の形態によれば、ガイドローラ32をガイド溝35の傾斜部351に常時接触させることによってガイドローラ32とガイド溝35とが押圧保持されるので、車載用ディスプレイ装置10に振動が加わった場合でもガイドローラ32とガイド溝35との間で振動異音が発生するのを防止することができる。また、ディスプレイ部30に強い加重が加わった場合ガイドローラ32の円柱部322がガイド溝35の側壁部352に受け止められるので、ガイドローラ32がガイド溝35から離脱することが無い。また、ディスプレイ部30と本体部11間の距離のバラツキがあっても、ガイド溝35に挿入されるガイドローラの挿入量(係合量)が一定になるので、バラツキの無い製品が生産できる。
また、ガイドローラ32がガイド溝35に押圧されているので、ディスプレイ部30の回動動作の急激な動作が減速され質感の向上がはかれる。また、ガイドローラ32の外形が円柱であるので、第1の実施の形態のガイドローラ22より材料費、加工費が廉価になる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る車載用ディスプレイ装置を図6を用いて説明する。
図6は第3の実施の形態に係る車載用ディスプレイ装置の可動部の構造を示す構造図で、(a)は側断面図であり、(b)はC−C断面拡大図である。尚、第3の実施の形態は第2の実施の形態の車載用ディスプレイ装置のガイドローラ近傍を変更したもので、その他については第2の実施例と略同じであるので、同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。
10は車載用ディスプレイ装置で、本体部11と可動式のディスプレイ部40により構成されている。本体部11の前面パネル12には、CDディスクの挿入排出口13やカセットテープの挿入排出口等が形成されている。また、本体部11の前面上部両側部には垂直方向に延在するガイド溝45が形成されたガイド部材44が設けられている。ガイド溝45はその横断面形状で見ると、ガイドローラ45の直径Pより幅の広いMの入り口から垂直に所定の深さ(約3mm)まで掘り下げられた側壁面452と、側壁面452から溝底453に向かってガイドローラ42のテーパー部の先端の直径pより狭い溝幅mまで溝幅が減少する傾斜部451と、溝幅mを有する溝底453とを有し、その溝深さはガイド軸31と接触しない奥行きに設定されている。
ディスプレイ部40は、画面を見易い角度に傾けたり、またはCDディスクやカセットテープ等の記録媒体を挿入排出するために、ディスプレイ部40の下部を前方へ移動させる構造になっている。ディスプレイ部40の上部両側面にはガイド軸41が設けられ、ガイド軸41にはガイドローラ42が回動自在に取り付けられている。ガイドローラ42は本体部11側からディスプレイ部40側にかけてガイド溝45の溝幅mより大きい直径pから溝幅Mより小さい直径Pまで増径し、傾斜部451と同じ勾配を有するテーパー部421と、テーパー部421のディスプレイ部40側より延接され、直径Pを有する円柱部422と、このガイドローラ42の内部においてガイド軸41に回転自在に取り付けられる孔425と、コイルバネ46が圧縮、装着される円筒溝424とから構成されており、ナイロン等の耐摩耗性に優れた材料からなる。ガイドローラ42のテーパー部421はガイド溝の傾斜部451に対しコイルバネ46の弾性力を介して押圧保持されている。そして、ディスプレイ部40の角度移動に対しても弾性押圧状態で追従する。
ディスプレイ部40に加重が加わった場合、第3の実施の形態ではガイドローラ42のテーパー部421がガイド溝45の傾斜部451に線接触しながら円柱部422が側壁部452に当接するまで移動する。その後G方向の加重が無くなるとコイルバネ46の弾性力によりテーパー部421が傾斜部451に線接触しながら図6(b)の状態に戻る。このように、第3の実施の形態においても、第2の実施の形態と原理的に同様の動作を行なう。
以上説明したように本実施の形態によれば、ガイドローラ42にテーパー部421を設け、テーパー部421をガイド溝45の傾斜部451に常時接触させることによってガイドローラ42とガイド溝45とが押圧保持されるので、車載用ディスプレイ装置10に振動が加わった場合でもガイドローラ42とガイド溝45との間で振動異音が発生するのを防止することができる。また、ディスプレイ部40に強い加重が加わった場合ガイドローラ42の円柱部422がガイド溝45の側壁部452に受け止められるので、ガイドローラ42がガイド溝45から離脱することが無い。また、ディスプレイ部40と本体部11間の距離のバラツキがあっても、ガイド溝45に挿入されるガイドローラ42の挿入量(係合量)が一定になるので、バラツキの無い製品が生産できる。また、ガイドローラ42がガイド溝45に押圧されているので、ディスプレイ部40の回動動作の急激な動作が減速され質感の向上がはかれる。また、ガイドローラのテーパー部421とガイド溝45の傾斜部451が常時線接触しているので第1〜第2の実施の形態よりガイドローラの耐摩耗性が優れた構造である。
次に、本発明の第4の実施の形態に係る車載用ディスプレイ装置を図7を用いて説明する。
図7は第4の実施の形態に係る車載用ディスプレイ装置の可動部の構造を示す構造図で、(a)は側断面図であり、(b)はE−E断面拡大図である。尚、第4の実施の形態は第1の実施の形態の車載用ディスプレイ装置のガイドローラ近傍を変更したもので、その他については第1の実施例と略同じであるので、同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。
10は車載用ディスプレイ装置で、本体部11と可動式のディスプレイ部50により構成されている。本体部11の前面パネル12には、CDディスクの挿入排出口13やカセットテープの挿入排出口等が形成されている。また、本体部11の前面上部両側部には垂直方向に延在するガイド穴55が形成されたガイド部材54が設けられている。ガイド穴55は、その横断面形状で見ると凸の字型の段付き穴であって、小幅穴552(穴幅q)はガイドローラ52の円柱部522の直径rより幅の広い長穴でディスプレイ部50側に開口しており、大幅穴551(穴幅Q)はガイドローラ52のテーパー部521の先端Fが接触しない穴幅でディスプレイ部50側とは反対側に開口している。
ディスプレイ部50は、画面を見易い角度に傾けたり、またはCDディスクやカセットテープ等の記録媒体を挿入排出するために、ディスプレイ部50の下部を前方へ移動させる構造になっている。ディスプレイ部50の上部両側面にはガイド軸51が貫通する軸受502がディスプレイ部50の外殻501と一体に成形されている。51は一方の端部に大径段部511が設けられ他の端部には止め輪(Eリング等)が係止する溝が設けられたガイド軸である。ガイドローラ52は本体側からディスプレイ側にかけて小幅穴552の溝幅qより大きい直径Rから小幅穴552の溝幅qより小さい直径rまで減径するテーパー部521と、テーパー部521のディスプレイ部50側に延設され直径rを有する円柱部522と、このガイドローラ52の内部においてガイド軸51に回動自在に取り付けられる孔525とから構成されており、ナイロン等耐摩耗性の優れた材料からなる。56はコイルバネである。512はコイルバネ56を受ける円盤形状で中央にガイド軸51が貫通する穴が設けられたバネ受けである。
ガイドローラ部の組付け方法は、ガイド軸51をガイドローラ52のテーパー部521側から通し、次に本体部11のガイド穴55の大幅穴551側から通し、ディスプレイ部50の軸受512に通す。そしてガイド軸51の止輪溝のある側からコイルバネ56およびバネ受け512をコイルバネ56を圧縮させて組付け最後に止め輪で係止する。これによりガイドローラ52のテーパー部521はガイド穴55の段付縁部C5に対しコイルバネ56の弾性力を介して押圧保持されている。そして、ディスプレイ部50の角度移動に対しても押圧状態で追従する。
次に、ディスプレイ部50に加重が加わった場合のガイドローラ52の耐加重動作について図8を用いて説明する。図8はディスプレイ部50の面に垂直の方向に加重が加わった場合のガイドローラ52の動作を示す動作状態図で、(a)は通常状態図であり、(b)はディスプレイ部50に加重が加わった状態図である。
尚、説明を分かり易くするためにディスプレイ部50は垂直状態( 収納状態)とし、加重がディスプレイ部50の面に垂直方向(G矢印方向)に加わった場合を例示する。通常状態ではガイドローラ52のテーパー部521はガイド穴55の段付縁部C5に点接触で弾性押圧されている。そしてディスプレイ部50に加重Gが加えられるとディスプレイ部50はG矢印方向に移動し、これに伴いガイドローラ52のテーパー部521はその斜面に沿ってガイド溝55の段付縁部C5に接触しながら押し上げられる。即ち、ガイドローラ52はコイルバネ56に抗して本体部11側(N方向)に移動して、圧縮状態で装着されていたコイルバネ56は更に圧縮される。そしてガイドローラ52の円柱部522はガイド穴55の側壁部552に線接触で受け止められる。ガイドローラ52の円柱部522とガイド穴55の側壁部552との接触面は加重Gの加重方向(G矢印方向)と直交しているので加重がGより更に大きくなってもガイドローラ52は本体部11側に移動することはなく、該ガイドローラと該ガイド溝との係合状態が保たれる。その後、G方向の加重がなくなるとガイドローラ52はコイルバネ56の弾性力によりテーパー部521が前述とは逆の方向に向かって段付縁部C5と接触しながら押し下げられ、通常状態(図8(a))まで復帰する。
以上説明したように本実施の形態によれば、ガイドローラ52にテーパー部521を設け、テーパー部521をガイド穴55の段付縁部C5に常時接触させることによってガイドローラ52とガイド穴55とが押圧保持されるので、車載用ディスプレイ装置10に振動が加わった場合でもガイドローラ52とガイド穴55との間で振動異音が発生するのを防止することができる。また、ディスプレイ部50に強い加重が加わった場合ガイドローラ52の円柱部522がガイド穴55の側壁552に受け止められるので、ガイドローラ52がガイド穴55から離脱することが無い。また、ディスプレイ部50と本体部11間の距離のバラツキがあっても、ガイド穴55に挿入されるガイドローラ52の挿入量(係合量)が一定になるので、係合部のバラツキの無い製品が生産できる。また、ガイドローラ52がガイド穴55に押圧されているので、ディスプレイ部50の回動動作の急激な動作が減速され質感の向上がはかれる。また、ディスプレイ部50と本体部11との間からコイルバネが見えないので美観を損なうことがない。
尚、以上の実施の形態で弾性部材としてコイルバネを使用したが、コイルバネの替わりにゴム、板ばね等の弾性部材を用いてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る車載用ディスプレイ装置の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車載用ディスプレイ装置の可動部の構造を示す構造図である。 ディスプレイ部に加重が加わった場合のガイドローラの動作を示す動作状態図である。 本発明の第2の実施の形態に係る車載用ディスプレイ装置の可動部の構造を示す構造図である。 ディスプレイ部に加重が加わった場合のガイドローラの動作を示す動作状態図である。 本発明の第3の実施の形態に係る車載用ディスプレイ装置の可動部の構造を示す構造図である。 本発明の第4の実施の形態に係る車載用ディスプレイ装置の可動部の構造を示す構造図である。 ディスプレイ部に加重が加わった場合のガイドローラの動作を示す動作状態図である。 従来の車載用ディスプレイ装置の概略構成を示す斜視図である。 従来の車載用ディスプレイ装置の可動部の構造を示す構造図である。
符号の説明
10,80・・・・・・・・・・・・・・車載用ディスプレイ装置
11,81・・・・・・・・・・・・・・本体部
12,82・・・・・・・・・・・・・・前面パネル
13,83・・・・・・・・・・・・・・CDディスクの挿入排出口
14,34,44,54,84・・・・・ガイド部材
15,35,45,85・・・・・・・・ガイド溝
55・・・・・・・・・・・・・・・・・ガイド穴
16,86・・・・・・・・・・・・・・スライドトレイ
20,30,40,50,90・・・・・ディスプレイ部
21,31,41,51,91・・・・・ガイド軸
22,32,42,52,92・・・・・ガイドローラ

Claims (4)

  1. 記録媒体を収納可能な本体部と、
    前記本体部に設けられた記録媒体の挿入排出口を覆うように配置され、前記本体部に対して変位可能なディスプレイ部と、
    前記本体部に形成されたガイド溝とを備え、
    前記ディスプレイ部は、前記ガイド溝に挿入される円柱状部と前記ガイド溝の開口縁部に押圧されるテーパ部とを有するガイド部と、前記ガイド溝に挿入されないテーパ部と、
    前記ガイド部を前記ガイド溝側へ弾性的に押圧する押圧手段と、を備えることを特徴とする車載用ディスプレイ装置。
  2. 記録媒体を収納可能な本体部と、
    前記本体部に設けられた記録媒体の挿入排出口を覆うように配置され、前記本体部に対して変位可能なディスプレイ部と、
    前記本体部に形成されたガイド溝と、
    前記ディスプレイ部は、前記ガイド溝に挿入される円柱状部と前記ガイド溝に挿入されずに前記ガイド溝の開口縁部に接するテーパ部とを有するガイド部と、前記ガイド部を前記ガイド溝側へ弾性的に押圧する押圧手段と、を備えることを特徴とする車載用ディスプレイ装置。
  3. 前記本体部に対して、前記ディスプレイ部下側前記本体部から突出するレバーで保持し、ディスプレイ部上側前記ガイド部とガイド溝で保持することを特徴とする請求項1、2のいずれか1つに記載の車載用ディスプレイ装置。
  4. 前記押圧手段はバネであり、該バネの一部が前記ガイド部内に挿入されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の車載用ディスプレイ装置。
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