JP4365242B2 - 融雪装置 - Google Patents

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Description

この発明は、融雪装置に関し、特に道路や公共広場、あるいは工事現場などに溜まって凍りついた氷雪を除去した後に融解させる装置に関するものである。
道路や広場等で凍結した雪は、通常、ショベルローダやトラクタに装着したフロントローダ等を用いて除去されることが多いが、これは、大きな雪の塊を一つの場所から別の場所に移動させただけに過ぎないから処理が完了したとは云えず、雪の捨て場に困る事が多い。特に道路や商店街等にあってはこの凍結した雪が通行の邪魔になり、また、広場や駐車場にあっても邪魔な存在である。
こうした不具合を解消するものとして、例えば家庭用としては灯油を焚いて熱風を雪に当てて溶かす熱風接触式の移動式融雪機が知られているが、ホッパー部への雪の投げ入れ作業が大変で老人や婦女子にとっては重労働となる。また、融雪能力自体にも限界がある。
一方、大量の雪を融解するのに適しているものとして例えば特許文献1に示すような埋設式の融雪装置も存在するが、設置作業が必要な上、機動性が全くなく、どこでも使えるものではない。
特開平8−239813号公報
この発明は、道路や公共広場などに降り積もって凍結した雪を移動させるだけでなく、必要に応じてその場で溶かすことができる融雪装置を提供せんとするものである。
請求項1に係る発明は、走行装置を有する走行車体3の前部に前方に延びる2本の昇降アーム15,15を上昇回動又は下降回動自在に設け、前記昇降アーム15,15の前端部に前側を開口したバケット29を掬い姿勢と放出姿勢となるように回動可能に設け、このバケット29の前後方向中間部位には、複数個の噴出口40を有していてバケット29内部を前後に仕切る鋼板で形成された燃焼スクリーン38を設け、該バケット29の背面部に開けた孔41に火炎噴射装置10の噴口が臨むように該火炎噴射装置10を固定し、更にバケット29の底部には溶けた雪をバケット29の下方に流す排水口37を設けたことを特徴とする融雪装置の構成とする。
上記の構成によると道路や公共広場や工事現場に溜まって凍結した雪の固まりを移動させるときにはバケット29で雪を掬い取り、これを持ち上げて適当な場所まで運ぶ。一方、掬った雪を溶かす場合にはバケット29が満杯となってスクリーン38の上に雪が一杯溜まるまで積込み、バケット29の開口部が上向きとなるようにバケット29の姿勢を修正する。そして、火炎噴射装置10の火炎を燃焼スクリーン38の噴出口40から勢いよく噴射させて雪を溶かす。溶けた雪はバケット29の底部に水となって溜まり、順次排水口37から放出される。
請求項1記載の発明によれば、バケット29の背面部に開けた孔41に火炎噴射装置10の噴口が臨むように該火炎噴射装置10を固定して、バケット29が満杯となってスクリーン38の上に雪が一杯溜まるまで積込み、バケット29の開口部が上向きとなるようにバケット29の姿勢を修正し、この火炎噴射装置10の火炎を燃焼スクリーン38の孔40から噴射させて氷雪に当てることによって雪は簡単に解け、溶けた雪はバケット29底部に形成した排水口37から排水されることになり、融雪作業を簡単に行うことができる。また、従来通り、バーナを用いずに雪を移動させるだけの作業も行えるため、作業機としての汎用性も高まる。
また、前記燃焼スクリーン38は火炎を前方へ向けて万遍なく噴射させるだけでなく、作業中に硬くて大きな物体が火炎噴射装置10部に直接当たってこれを破損させるのを防止することができる。
左右にクローラ式走行装置を有する歩行型の除雪装置を例に挙げて説明する。
図に基づいてこの発明の実施例を説明すると、1は走行部にクローラ2,2を有する除雪機であって、走行車体3の上部にエンジン4を搭載して設け、このエンジン4の後部に油圧タンク5とバッテリー6を搭載している。走行装置を構成するクローラ2,2はトラックフレーム17の前部に設けられた遊輪18と、トラックフレーム17後部の遊輪20と、ミッションケース下部に取り付けられた駆動輪22とに巻き掛けられ、駆動輪22が正転方向又は逆転方向に回転することにより、走行車体3が前進又は後進するように構成している。
また、エンジン4の上部には燃料タンク7を固着して設け、この燃料タンク7の前方の車体3上には発電機8と、後述する火炎噴射装置10(バーナ)用の燃料タンク12を搭載している。走行車体3の前部には左右2本のマスト14,14を立設し、このマスト14,14の上部には前方に延びる2本の昇降アーム15,15が支点16,16を中心として回動自在に枢着されている。昇降アーム15,15は左右一対の油圧シリンダー24,24により上下方向に回動操作される。この油圧シリンダー24,24の下端部はトラックフレーム17側に枢支連結され、上端部は昇降アーム15,15の回動基部近くに枢支連結されている。この油圧シリンダー24,24内に作動油を供給すると昇降アーム15,15は上昇し、反対に作動油を抜くと昇降アーム15,15は下降回動する。この油圧シリンダー24,24の作動はコントロールバルブ25の切替えによって行われ、コントロールバルブ25はバルブ本体近傍に設けた操作レバー27によって適宜操作される。
また、昇降アーム15,15の前端部には前側が開口されたバケット29が枢着され、このバケット29は前後傾斜調節用の油圧シリンダー30によりその前後姿勢が変更される。そして、油圧シリンダー30の前端とバケット29との間にはリンク機構32が介装されている。リンク機構32は左右の昇降アーム15,15間に架設されたロッド34に枢着された縦リンク35と、この縦リンク35の下端に連結された前後リンク36とで構成され、油圧シリンダー30が伸長するとバケット29が掬い姿勢となるように回動する。反対にこの油圧シリンダー30が短縮すると、バケット29は放出姿勢となってバケット29内に収容されている物を放出させるようにしている(図2の仮想線の状態)。
バケット29の掬い、放出姿勢のコントロールは、前記操作レバー27の横に設けられた別の操作レバー28によって行なう。
また、バケット29の前後方向中間部位には仕切壁として鋼板で形成された燃焼スクリーン38が着脱自在に設けられ、この燃焼スクリーン38には細かな円形の火炎噴出孔40が複数個穿設されている。この燃焼スクリーン38は火炎を前方へ向けて万遍なく噴射させるだけでなく、作業中に硬くて大きな物体がバーナ部に直接当たってこれを破損させるのを防止することができる。図1において符号31は燃焼室、37はバケット29底部に形成した排水口である。
さらにバケット29の背面部には、円形の孔41が開けられ、この孔41に火炎噴射装置10の噴口が臨むように構成される。火炎噴射装置10はバケット29の背面部にボルト等の締付具により直接固定される。
そして、前記バーナ用燃料タンク12から送られる燃料をこの火炎噴射装置10のバーナによって燃焼させると火炎は燃焼スクリーン38の噴出孔40を通過して前方に噴き出され、その熱で凍結した雪を溶かすことができるようになっている。
氷雪を溶かす場合にはバケット29で雪が満杯になるまで掬い取り、これを上向きに上昇させ、この状態を維持しながらバーナを燃焼させる。溶けて水となった雪はバケット29底部の排水口37から下方に排水される。尚、排水場所は道路横の排水溝や河川であれば問題ない。
また、融雪作業はその場で行う必要はなく、例えば、早朝の忙しいときには雪を移動させるだけの作業を行ない、時間の空いたときに雪を溶かす作業を行うこともできるのである。
なお、図中符号、50は丸パイプで構成された操縦ハンドルで、左右に一対設けられ、前端は走行車体3のフレーム部に固着され、斜め後上方へ向けて延設されると共に、途中から水平に折曲され、その後端部にグリップ部が構成されている。グリップ部の近傍には操向操作用のクラッチレバー51,51が設けられ、左右いずれかのクラッチレバー51,51を握ってミッションケース内のクラッチ(図示省略)を切ると、切った側の駆動輪22への動力伝達はカットされ、反対側の駆動輪22のみ回転動力が伝達されて、車体の進行方向が変更されるように構成している。
符号52はエンジン4の回転数を調節するアクセルレバー、53は操縦部に設けられた操作パネルで、この操作パネル53上には燃料計やタコメーターといった各種計器54が取り付けられている。
次に上例の作用を説明する。
道路や公共広場や工事現場に溜まって凍結した雪の固まりを移動させるときにはバケット29で雪を掬い取り、これを持ち上げて適当な場所まで運ぶ。一方、その場で、あるいは別の場所で掬った雪を溶かす場合にはバケット29が満杯となるまで、言い換えるとスクリーン38の上に雪が一杯溜まるまで積込み、図2の実線のようにバケット29の開口部が上向きとなるようにバケット29の姿勢を修正する。そして、火炎噴射装置10のバーナを点火させ、火炎を燃焼スクリーン38の噴出口40から勢いよく噴射させて雪を溶かす。溶けた雪はバケット29の底部に水となって溜まり、順次排水口37から放出される。なお、この実施例では排水口37を1個としたが、バケット29の幅方向に複数個設けてもよく、排水口37の形状も円形、楕円形状等、種々選択することができるものであって、この実施例のものに限定されるものではない。
また、上記実施例では、クローラを有する歩行型の走行車体に火炎噴射装置を取り付けたもので説明したが、ホイルローダやフロントローダ等のバケット部に上記火炎放射装置を取り付けても良く、この実施例の走行車輌に限定するものではない。
除雪機全体の側面図である。 要部の側面図である。 除雪機全体の平面図である。 バケット部分の斜視図である。
1 除雪機
2 クローラ
3 走行車体
4 エンジン
5 油圧タンク
10 火炎噴射装置
15 昇降アーム
25 コントロールバルブ
27 操作レバー
29 バケット
32 リンク機構

Claims (1)

  1. 走行装置を有する走行車体(3)の前部に前方に延びる2本の昇降アーム(15,15)を上昇回動又は下降回動自在に設け、前記昇降アーム(15,15)の前端部に前側を開口したバケット(29)を掬い姿勢と放出姿勢となるように回動可能に設け、このバケット(29)の前後方向中間部位には、複数個の噴出口(40)を有していてバケット(29)内部を前後に仕切る鋼板で形成された燃焼スクリーン(38)を設け、該バケット(29)の背面部に開けた孔(41)に火炎噴射装置(10)の噴口が臨むように該火炎噴射装置(10)を固定し、更にバケット(29)の底部には溶けた雪をバケット(29)の下方に流す排水口(37)を設けたことを特徴とする融雪装置。
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