JP4364052B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体装置の製造方法に関する。特に、2値化データを強誘電体の分極状態として記憶する複数のメモリセルを具える半導体チップを含む半導体装置の製造方法に関する。
いわゆる強誘電体メモリとして、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory)が知られている。FeRAMとしては、例えば、2トランジスタ・2キャパシタ/1ビット型(以下、単に2T2C構造とも称する。)のものがある。2トランジスタ・2キャパシタ/1ビット型のFeRAMとは、1個の2値化データを2個のメモリセル、すなわち2個のトランジスタと2個のキャパシタとで記憶するFeRAMである。
強誘電体キャパシタの状態遷移を示すヒステリシスカーブの形状の対称性を良好にすることで、メモリセルからのデータの読み出し動作及びデータの書き込み動作を安定にすることを目的として、メモリ素子の製造工程において、2回の熱処理を行って、2箇所の界面、すなわち、強誘電体膜及びその上側に接して設けられている上部電極の界面、並びに強誘電体膜及びその下側に設けられている下部電極の界面の物理的、又は化学的性質の相違を無くすことを特徴とする強誘電体メモリ及びその製造方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、強誘電体キャパシタを具えるメモリセルの初期不良をスクリーニングするためのいわゆるバーンイン検査工程において、メモリセルの特性劣化を防止することを目的として、昇温期間と降温期間のうち、少なくとも降温期間において、個々のメモリセルに対して”1”と”0”のデータを交互に書き込む工程を行うことにより、インプリント(以下、単に刷り込み現象とも称する。)の発生を防止する構成が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平9−64291号公報 特開2002−93194号公報
図10及び図11を参照して、刷り込み現象と、メモリセルの劣化との関係について説明する。
図10は、強誘電体メモリが具える強誘電体キャパシタの状態遷移(ヒステリシス特性)を説明するための概念的なグラフである。なお、初期状態のヒステリシス特性を点線として示し、シフト後のヒステリシス特性を実線として示してある。また、いわゆる減分極による分極量の劣化を一点鎖線により示してある。
(A)図は、従来の強誘電体メモリにおいて理想的とされるヒステリシス特性を示している。(B)図及び(C)図は、強誘電体キャパシタに刷り込み現象が発生して、シフトしたヒステリシス特性を示している。なお、横軸の単位は電圧V(ボルト)であり、縦軸の単位は分極Pr(μC/cm2 )である。
また、この明細書において、”0”データとは、強誘電体メモリに書き込まれるか、又は読み出される2値化データのうち、データ読み出し時に参照電位(VREF)レベルよりも低い電位レベルで読み出されるデータである。”1”データとは、データ読み出し時に参照電位(VREF)レベルよりも高い電位レベルで読み出されるデータである。
図11は、”0”又は”1”データが長期間保持されたメモリセル(強誘電体キャパシタ)の経時的なシフトを説明するためのグラフである。(A)図は”1”データ(グラフ(I))又は”0”データ(グラフ(II))を保持し続けたメモリセルにおけるヒステリシス特性の経時的なシフト量を説明するための概略的なグラフである。(B)図は、強誘電体メモリの参照電位(VREF)に対する読み出し電位の経時的なシフトを説明するための概略的なグラフであって、”1”データ(グラフ(III))又は”0”データ(グラフ(IV))が保持されたメモリセルにおける読み出し電位の変化を示す概略的なグラフである。
図10(A)、(B)及び(C)に示すように、電圧Vと分極Prとの関係は、いわゆるヒステリシスカーブによって説明される。
(A)図から明らかなように、シフトしていない強誘電体キャパシタのヒステリシス特性は、印加電位及び分極量ともに、縦軸及び横軸に対して、対称的な形状を有している。この状態の強誘電体キャパシタから読み出される電位は、”0”データの場合にはV0であり、”1”データの場合にはV1である。
また、(B)図から明らかなように、”0”データを長期間保持し続けた場合のヒステリシスカーブは、全体の形状はほぼ保たれた状態で横軸(電圧)のマイナス方向、すなわち左側にシフトしている。
このとき、読み出し電位V0については、(A)図のV0とほぼ同等であるが、読み出し電位V1は、(A)図のV1と比較して、若干の減少がみられるのみである。すなわち、ヒステリシスカーブが左側にシフトした特性を有する強誘電体メモリは、動作にはほとんど支障がない。
さらに、(C)図から明らかなように、”1”データを長期間保持し続けた場合のヒステリシスカーブは、全体の形状はほぼ保たれた状態で横軸(電圧)のプラス方向、すなわち右側にシフトしている。
このとき、読み出し電位V0及びV1の大きさの差は、(A)図及び(B)図のそれと比較して、大きく減少していることがわかる。強誘電体メモリは、V0とV1の電位差が小さくなると、データの読み出しができなくなる。すなわち、”1”データを保持し続けることにより、ヒステリシスカーブが、横軸(電圧)のプラス方向、すなわち右側にシフトしている強誘電体キャパシタは、その動作に支障を来す恐れが高いことが理解できる。
強誘電体メモリ(半導体チップ)及びこのような強誘電体メモリを含む半導体装置は、例えばウェハプロセス終了後、ウェハ状態での試験工程、パッケージへの組み立て工程、組み立て品の試験工程、例えば、基板への実装工程及び最終試験工程を経て、出荷される。
これらの工程は、高温による複数回の加熱処理を、不可避的に含んでいる。例えば、組み立て工程においては、ワイヤボンディング工程、封止工程において、200℃程度での加熱が行われる。また、実装工程においては、例えば、リフロー工程において240℃程度での加熱が行われる。
試験工程において、製造された強誘電体メモリは、高電圧等による電気的特性試験、任意の回数動作させる耐久性試験、通常の使用温度よりも高い温度条件下で動作を確認する温度的特性試験が行われる。
この試験工程では、強誘電体メモリには”0”又は”1”データが書き込まれているので、データが保持された状態で、例えば、組み立て工程、実装工程において、熱ストレスが加えられてしまうこととなる。
図11に示すように、強誘電体メモリは、経時的に、その特性を表すヒステリシスカーブのシフト量が増大し((A)図)、かつ強誘電体キャパシタの分極量、すなわち、読み出し電位は減少していく((B)図)。この読み出し電位の減少により、センスアンプ(SA)による読み出し電位の増幅が不可能となった時点で、メモリ寿命の限界に達することになる。
上述した強誘電体メモリ及び半導体装置の製造工程で加わる熱ストレスにより、上述した強誘電体メモリの刷り込み現象、及び強誘電体キャパシタの分極量の減少(減分極)は加速される。すなわち、製品出荷時において、既にメモリセルが有するヒステリシス特性は、シフトされていて、メモリ寿命は、このシフトの分だけ、既に短縮されているのが現状である。特にヒステリシスカーブが、右側にシフトされている場合には、寿命の短縮が顕著である。
例えば、上記特許文献1の構成によれば、ヒステリシスカーブの対称性を良好にすることにより、読み出し電位をより安定にすることができる。しかしながら、熱処理によるメモリセル寿命の短縮及びこれを解決することは、想定されていない。
また、例えば、上記特許文献2の構成によれば、製品出荷時に、ヒステリシス特性を初期化して、出荷時における刷り込み現象の発生を抑制することにより、メモリ寿命の短縮を防止することが想定されている。しかしながら、メモリ寿命の本質的な延長を図ることは想定されていない。
従って、強誘電体メモリのさらなる長寿命化を実現するための技術が嘱望されている。
この発明は、上述した問題点に鑑みなされたものである。すなわち、この発明の目的は、さらなる長寿命化を実現するための強誘電体メモリの構成及び長寿命化された強誘電体メモリを含む半導体装置の製造方法を提供することにある。
これらの目的の達成を図るため、この発明の半導体装置の製造方法は、主として下記のような工程を含んでいる。
この発明の半導体装置の製造方法は、出力側が強誘電体メモリのビット線プリチャージ回路に接続されていて、入力側にはビット線プリチャージ信号が入力される第1信号線及びテスト信号が入力される第2信号線が接続されているOR回路と、出力側がセンスアンプに接続されていて、入力側にはセンスアンプ活性化主制御信号が入力される第3信号線及び第2信号線が接続されているNOR回路を含み、ビット線に対してプリチャージを行っている状態を維持し、かつセンスアンプのセンス動作を停止させる、書き込み試験回路が複数のメモリセルに接続されていて、2値化データを強誘電体の分極状態として記憶する複数のメモリセルを具える強誘電体メモリを製造する工程と、強誘電体メモリを含む半導体装置を製造する工程とを含み、強誘電体メモリを製造する工程及び半導体装置を製造する工程は、ウエハプロセスによりウエハレベルで強誘電体メモリが製造される工程よりも後に行われる熱処理工程に先だって、書き込み試験回路を用いて、複数のメモリセル全てに対して同時に、2値化データのうち、データ読み出し時に参照電位レベルよりも低い電位レベルで読み出されるデータを書き込む、データ書き込み工程を含む。
また、上述した製造方法により製造される半導体装置が具える強誘電体メモリは、格納された2値化データのうち、参照電位レベルよりも高い電位レベルで読み出されるデータが格納されているメモリセルから、データを読み出す場合には、電源電位よりも低い電位レベルで、当該メモリセルに対して書き込みを行うためのワード線電位選択回路を具えている。
このワード線電位選択回路は、電位選択信号が入力され、該電位選択信号に対応して、2つの異なる電位の信号をワードドライバ回路に出力する。
この発明の半導体装置の製造方法によれば、データ読み出し時に参照電位レベルよりも低い電位レベルで読み出されるデータ、すなわち”0”データを書き込んだ状態で加熱処理がなされることになる。従って、半導体装置が具える強誘電体メモリの特性は、製品出荷時には、ヒステリシス特性でいうと、予め、ヒステリシスカーブが、全体の形状はほぼ保たれた状態で横軸(電圧)のマイナス方向、すなわち左側にシフトされた状態とされることとなる。このようにシフトされた状態のヒステリシスカーブが、シフトなしの理想的な位置まで変化するまでの時間、メモリセルの寿命を延長することができる。
このように、加熱処理前に、メモリセルにデータを書き込んでおくという簡易なステップを付加することのみで、強誘電体メモリの長寿命化を図ることができる。
また、この発明の書き込み試験回路の構成によれば、上述した加熱処理前のデータ書き込みステップをより容易に実施することができる。
さらに、ワード線電位選択回路を具える構成とすれば、メモリセルに格納された2値化データのうち、参照電位レベルよりも高い電位レベルで読み出されるデータが格納されているメモリセルから、データを読み出す場合には、電源電位よりも低い電位レベルで、当該メモリセルに対して書き込みを行うことができるので、メモリセルの特性を説明するヒステリシスカーブが全体の形状はほぼ保たれた状態で横軸(電圧)のプラス方向、すなわち右側に遷移していく時間を遅らせることができる。従って、半導体装置(強誘電体メモリ)のさらなる長寿命化を実現することができる。
また、上述した書き込み試験回路及びワード線電位選択回路は、極めて簡易な回路構成とすることができるので、これらの回路を追加したとしても回路パターンのレイアウトに影響を与えることなく、上述の効果を強誘電体メモリに付与することができる。
以下、この発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、図中、各構成成分や波形等は、この発明が理解できる程度に概略的に示してあるに過ぎず、また、以下に挙げる数値的条件等は単なる例示に過ぎないことを理解されたい。
1.強誘電体メモリの動作
図1を参照して、強誘電体メモリの書き込み及び読み出し動作について説明する。
図1は、強誘電体メモリの動作を説明するための概略的なヒステリシスカーブである。なお、横軸の単位は電圧V(ボルト)であり、縦軸の単位は分極Pr(μC/cm2 )である。
まず、書き込み動作につき説明する。はじめに強誘電体キャパシタに分極を発生させる。強誘電体メモリに対して、”0”データを書き込む場合には、図中、正方向の電圧が印加される。図1に示すように、強誘電体キャパシタの分極状態は、第1の点線X0に沿って変化し、点p0に至る。また、強誘電体メモリに対して、”1”データを書き込む場合には、負方向の電圧が印加される。このとき、強誘電体キャパシタの分極状態は、第2の点線Y0に沿って変化し、点p1に至る。
強誘電体キャパシタに対する電圧印加を中止すると、強誘電体キャパシタの分極状態は、分極を打ち消す方向にシフトするが、分極が完全に消滅するわけではない。例えば、”0”データが書き込まれた強誘電体キャパシタの分極状態は、点P0にとどまり、”1”データが書き込まれた強誘電体キャパシタの分極状態は、点P1にとどまる。
次に、読み出し動作について説明する。図中、正方向の電圧を印加して、強誘電体キャパシタに対して一定量の電荷を与える。すると、強誘電体キャパシタの分極状態は、強誘電体メモリに”0”データが書き込まれていた場合には、点Q0に、また、強誘電体メモリに”1”データが書き込まれていた場合には、点Q1にシフトする。これらQ0に相当する電位又はQ1に相当する電位を、外部から与えられた参照電位と比較することにより、”0”データ又は”1”データを読み出すことができる。
2.半導体装置の製造方法
図2を参照して、この発明の半導体装置の製造工程例につき説明する。
図2は、この発明の半導体装置の製造工程を説明するための概略的なフローチャートである。なお、以下に示す各工程(ステップ)は、複数段階の処理工程(サブステップ)を含む場合もあるが、具体的な処理工程(サブステップ)については、この発明の要旨ではないので、その詳細な説明は省略する。
図2に示すように、まず、強誘電体メモリ(半導体チップ)が、通常のウェハプロセスにより、ウェハレベルで製作される(S1)。このステップにおいて、詳細については後述するが、書き込み試験回路及びワード線電位選択回路のいずれか又は両方が作り込まれる。
次に、ウェハレベルの強誘電体メモリに対して、種々の特性を試験するウェハ試験工程が実行される(S2)。
次いで、ウェハから強誘電体メモリを、半導体チップとして個片化し、パッケージとして組み立てる組み立て工程を行う(S3)。
この組み立て工程は、例えば、ワイヤボンディング工程、封止工程といった強誘電体メモリを高温にさらすこととなってしまう加熱処理を含むのが一般的である。
ここでいう加熱処理とは、強誘電体メモリが、例えば200℃程度の温度にさらされることになる工程をいう。従って、強誘電体メモリに対する加熱を目的とする工程のみならず、結果として、強誘電体メモリを高温にさらすこととなってしまう工程全てが含まれる。
この加熱処理が行われる前に、強誘電体メモリの全メモリセルに対して”0”データを書き込む。
そして、この加熱処理工程により、予め”0”データが書き込まれた強誘電体メモリの強誘電体キャパシタには、ヒステリシスカーブを、全体の形状はほぼ保たれた状態で横軸(電圧)のマイナス方向、すなわち左側にシフトさせた状態で説明されるヒステリシス特性が刷り込まれる。
次に、組み立てられた組み立て品の試験工程が行われる(S4)。
引き続き、組み立て品の基板への実装工程が行われる(S5)。この実装工程により、製品として出荷される半導体装置が完成する。
この実装工程が、例えば、リフロー工程等の加熱処理工程を含む場合には、この実装工程(S5)における加熱処理工程を実施する前に、”0”データを書き込む工程が実施される。
次いで、完成した半導体装置について、製品試験工程が行われる(S6)。
この製品試験工程(S6)の試験を合格した半導体装置のみが、出荷されることとなる(S7)。
このように、ウェハ試験工程(S2)、組み立て試験工程(S4)、及び製品試験工程(S6)それぞれの終了後であって、これらに続く製造工程で、加熱処理が行われる前に、”0”データを書き込む工程を実施する。加熱処理が、例えば、ウェハ試験工程終了後、組み立て試験終了後、製品試験工程終了後それぞれにおいてなされる場合には、各試験が終了するごとに、”0”データを書き込む工程を実施して、加熱処理に至るようにする。
例えば、ウェハ試験工程終了後に、複数回の加熱処理を含む組み立て工程が行われ、この組み立て工程終了後に組み立て品試験工程が行われる場合には、複数回の加熱処理のうち、最先の加熱処理が行われる前に、”0”データを書き込む工程を実施しておけばよい。但し、2回目以降の加熱処理が行われる際には、全てのメモリセルには”0”データが書き込まれた状態である必要がある。
上述した例では、製造工程に含まれる熱処理の前工程として、”0”データを書き込む構成を説明したが、これに限られず、例えば、出荷直前に、”0”データの書き込み及び熱処理を組み合わせて行って、ヒステリシスカーブが、全体の形状はほぼ保たれた状態で横軸(電圧)のマイナス方向、すなわち左側にシフトするような刷り込みを行ってもよい。この場合には、高温槽を用いて加熱処理を行えばよい。
次に、図3を参照して、この発明の半導体装置(強誘電体メモリ)のヒステリシス特性の経時的なシフトについて説明する。
図3は、ヒステリシス特性を説明するための概念的なグラフである。なお、初期状態のヒステリシス特性を点線として示し、シフト後のヒステリシス特性を実線として示してある。
(A)図は、強誘電体メモリにおいて、加熱処理又は使用により強誘電体キャパシタの特性を説明するヒステリシスカーブのシフトが起こっていない初期状態(時刻t0)のヒステリシス特性を示している。(B)図は、”0”データを書き込む工程及びこれに続く加熱処理が実施されることにより、強誘電体キャパシタに刷り込み現象が発生して、ヒステリシス特性を予め変化(シフト)させた状態、すなわち、この発明の半導体装置の製品出荷時点(図4における時刻t1の状態)を示している。(C)図は、出荷後の半導体装置が使用されることにより、ヒステリシスカーブが経時的にシフトして、ほぼ初期状態までシフトしてきた時点(図4における時刻t2)の状態を示している。
なお、横軸の単位は電圧V(ボルト)であり、縦軸の単位は分極Pr(μC/cm2 )である。また、いわゆる減分極による分極量の劣化を一点鎖線により示してある。
時刻t1においては、強誘電体メモリに保持されている”0”データを読み出す際の読み出し電位V0及び保持されている”1”データを読み出す際の読み出し電位V1は、時刻t0における読み出し電位V0及びV1と比較して、動作に支障を来すほどの変化はみられない。
”0”データを保持しているメモリセルは、”0”データを書き込む工程及びこれに続く加熱処理により、メモリセルの特性を説明するヒステリシスカーブは、予め、全体の形状はほぼ保たれた状態で横軸(電圧)のマイナス方向、すなわち左側にシフト(刷り込み)が行われているために、経時的な使用による読み出し電位の変化の度合いは小さい。
一方、”1”データを保持しているメモリセルのヒステリシスカーブは、使用により、経時的にシフトして、横軸(電圧)のプラス方向、すなわち右側にシフトしていくこととなり、読み出し電位V0とV1の差が、徐々に小さくなっていくので、V0とV1との電位差が限界に達した時点でデータの読み出しが不可能となる。すなわち、強誘電体メモリセルの寿命は、”1”データを保持し続けているメモリセルの劣化により規定されるといえる。
図4を参照して、この発明の製造方法により製造される強誘電体メモリ(半導体装置)の寿命につき説明する。
図4は、上述したこの発明の製造方法により製造される半導体装置の寿命を説明するための概略的なグラフである。
(A)図は、経時的なヒステリシスカーブのシフト量を説明するための概略的なグラフである。横軸は時間(t)の経過を、縦軸は、強誘電体メモリのヒステリシス特性を示すヒステリシスカーブの経時的なシフト量を示している。原点(0)を基準として、ヒステリシスカーブが左側にシフトされる場合をマイナス(−)量として示し、右側にシフトされる場合をプラス(+)量として示してある。
なお、グラフ(I)は、”1”データを保持し続けているメモリセルのヒステリシスカーブのシフトを、グラフ(II)は、”0”データを保持し続けているメモリセルのヒステリシスカーブのシフトを示している。
(B)図は、経時的な読み出し電位の変化を説明するための概略的なグラフである。横軸は(A)図に合わせた経過時間(t)を、縦軸は読み出し電位(V)を示している。グラフ(III)は、”1”データを保持し続けているメモリセルから読み出される読み出し電位(V1)の経時的な変化を示し、グラフ(IV)は、”0”データを保持し続けているメモリセルから読み出される読み出し電位(V0)の経時的な変化を示している。なお、データの読み出し時に参照される参照電位(VREF)を点線で示してある。
(A)図のグラフ(I)及び(II)に示すように、この発明の半導体装置が具える強誘電体メモリの全メモリセルには、上述した各試験工程終了後に加熱処理工程を行うことによる刷り込みが行われている。すなわち、出荷時(t1)において、強誘電体メモリセルの特性を示すヒステリシスカーブは、既に、全体の形状はほぼ保たれた状態で横軸(電圧)のマイナス方向、すなわち左側にシフトさせてある。
グラフ(I)に示すように、”1”データを保持し続けているメモリセルにおいて、ヒステリシスシフト量は、出荷時(t1)から、横軸(電圧)のプラス方向、すなわち右側に徐々に増大していき、センスアンプ(SA)の検出限界(t5)、すなわちメモリセルの寿命に至る。
また、グラフ(II)に示すように、”0”データを保持し続けているメモリセルにおいて、ヒステリシスシフト量は、出荷時(t1)から、マイナス(−)方向に徐々に増大していき、センスアンプ(SA)の検出限界(t5)、すなわちメモリセルの寿命に至る。
(B)図に示すように、この発明の半導体装置は、出荷時(t1)において、”ヒステリシスカーブをマイナス側(左側)にシフトさせる刷り込みが行われている。
グラフ(III)及び(IV)から明らかなように、刷り込みが行われているこの発明のメモリセルでは、上述したように”1”データを保持し続けているメモリセルの読み出し電位の経時的な低下の度合いが大きく、また、”0”データを保持し続けているメモリセルの読み出し電位には、経時的な変化はほとんどみられない。
グラフ(III)及び(IV)から理解されるように、メモリセルのヒステリシス特性は使用によりシフトし、時刻(t2)において、ヒステリシス特性は初期状態(図3(A)に示したヒステリシスカーブにより説明される特性状態、すなわち実質的にシフトがない状態)に至る。そして、時刻(t3)において、この発明の強誘電体メモリのヒステリシス特性は、従来の強誘電体メモリの出荷時に相当する状態に至る。
さらに半導体装置の使用時間が経過すると、読み出し電位(V0及びV1)は、いずれも参照電位(VREF)に近づいていく。すなわち、時間の経過とともにメモリセルの劣化が顕在し、時刻(t5)において、メモリセルの寿命が尽きる。すなわち、センスアンプ(SA)は、時刻(t5)において、読み出し電位(V0及びV1)を検出及び増幅できなくなる検出限界に達する。併せて図示したように、センスアンプ(SA)が同じであれば、従来の検出限界(t4)もこの時点となる。
図4から明らかなように、この発明の製造方法により製造された半導体装置が具える強誘電体メモリの寿命は、加熱処理工程前に、”0”データを書き込む工程を実施することにより、半導体装置の出荷前に、ヒステリシスカーブが、全体の形状はほぼ保たれた状態で横軸(電圧)のマイナス方向、すなわち左側に、予め、シフトするようにしておくことで、従来の強誘電体メモリと比較して、少なくとも時刻(t1)から時刻(t3)に至るまでの時間、延命できることとなる。
2.テスト制御回路
図5を参照して、上述したこの発明の製造工程に適用して好適なテスト制御回路(書き込み試験回路)の構成例及びその接続関係について説明する。
なお、この発明の半導体装置が含む強誘電体メモリには、制御回路、冗長回路等の動作に必須のその他の構成も実際には存在しているが、これらについては、この発明の要旨ではないので、図示及びその詳細な説明を省略する(以下の説明についても同様である。)。また、このテスト制御回路は、上述したウェハ製作工程で、メモリセル等とともに、通常のウェハプロセスにより、作り込まれる。
図5は、テスト制御回路TECTRL(書き込み試験回路)の構成例と、強誘電体メモリへの接続関係を説明するための概略的な回路図である。
図5に示すように、強誘電体メモリは、メモリセルアレイMAと、このメモリセルアレイMAに接続されているビット線プリチャージ回路BLPCと、このビット線プリチャージ回路BLPCに接続されているセンスアンプSA0とを具えている。なお、これらの構成及び接続関係については、従来公知の構成を適用することができ、またこの発明の要旨ではないので、これらの詳細な説明は省略する場合もある。
メモリセルアレイMAは、マトリクス状に配置されたメモリセルアレイを具えている。ここでは、2トランジスタ・2キャパシタ/1ビット型(2T2C型)のメモリセルを具える例を説明する。
メモリセルアレイMAには、メモリセルアレイの1列分の構造を示してある。
第1メモリセルM0 は、第1アクセストランジスタT0と、第1強誘電体キャパシタC0とを具えている。第2メモリセルM1 は、第2アクセストランジスタT1と、第2強誘電体キャパシタC1 とを具えている。第1強誘電体キャパシタC0 、第2強誘電体キャパシタC1 は、それぞれ、2値化データを、強誘電体の分極方向として記憶する。
第1ワード線WL0 、第2ワード線WL1 、第1プレート線PL0 、・・・、第n−1ワード線WLn−1、第nワード線WLn、及び第nプレート線PLnは、メモリセルアレイの行方向に沿って、平行に配置されている。第1ワード線WL0 、第2ワード線WL1 は2本一組で配置され、これら2本のワード線の間に1本のプレート線PL0 が配置されている。
第1ビット線BL、第2ビット線BLbは、メモリセルアレイの列方向に沿って、2本一組で平行に配置されている。
第1メモリセルM0 、第2メモリセルM1 は、第1ワード線WL0 、第2ワード線WL1 と、第1ビット線BL、第2ビット線BLb とが交差する位置に、それぞれ配置されている。
また、第1メモリセルM0 は、第1アクセストランジスタT0 を、第2メモリセルM1 は、第2アクセストランジスタT1 を具えている。
第1アクセストランジスタT0 は第1ワード線WL0 に、第2アクセストランジスタT1 は第2ワード線WL1 にそのゲートが接続され、第1アクセストランジスタT0 のドレインには第2ビット線BLbが、第2アクセストランジスタT1 のドレインには第1ビット線BLが接続されている。第1アクセストランジスタT0 のソースには第1強誘電体キャパシタC0 の一端が、第2アクセストランジスタT1 のソースには第2強誘電体キャパシタC1 の一端が、接続されている。強誘電体キャパシタC0 、C1 の他端は、第1プレート線PL0 に接続されている。
ビット線プリチャージ信号線EQの一端は、ビット線プリチャージ回路BLPCの2つのトランジスタのゲートに接続されている。これら2つのトランジスタのソースは接地されていて、一方のトランジスタのドレインは第1ビット線BLに、他方のトランジスタのドレインは第2ビット線BLbに接続されている。このビット線プリチャージ信号線EQは、ビット線プリチャージ回路BLPCに対して、後述する”0”データを書き込む工程において、ビット線をプリチャージ状態に維持することができるように接続されている。
センスアンプ活性化信号線SEの一端は、後述する”0”データを書き込む工程において、センス動作を停止することができるように、すなわちセンスアンプSA0 の接地側のトランジスタのゲートに接続されている。
ビット線プリチャージ信号線EQ及びセンスアンプ活性化信号線SEの他端は、テスト制御回路TECTRLに接続されている。
テスト制御回路TECTRLは、OR回路(OR)とNOR回路(NOR)の2つの論理回路単位から構成されている。
具体的には、OR回路には、出力側がビット線プリチャージ信号線EQに接続されている。その入力側にはビット線プリチャージ制御信号EQEが入力されるビット線プリチャージ制御信号線(第1信号線)EQE及びテスト信号φ1が入力されるテスト信号線φ1(第2信号線)が接続されている。
NOR回路は、出力側がセンスアンプ活性化信号線SEに接続されている。その入力側にはセンスアンプ活性化制御信号SLbが入力されるセンスアンプ活性化制御信号線(第3信号線)SLb及びテスト信号線φ1(第2信号線)が接続されている。
この発明のテスト制御回路TECTRLは、最小構成とすれば、10トランジスタ(2NOR*2+INV*1)で構成することができる。すなわち、極めて簡易な構成とすることができるので、チップ内で占めるレイアウト面積を、実質的に増加させることがない。従って、半導体装置の製造コストを上昇させることなくさらなる価値を付加することができる。
次に、図6を参照して、テスト制御回路TECTRLの動作について説明する。
図6は、テスト制御回路TECTRLの動作を説明するためのタイミングチャートである。なお、‘L’はグランド電圧、‘H’は電源電位VDDを示している(以下の説明においても同様である。)。
まず、時刻t0において、テスト信号線φ1を電位Hレベルにする。すると、ビット線プリチャージ制御信号線EQE及びセンスアンプ活性化制御信号線SLbの電位レベル(入力信号)に関係なく、ビット線プリチャージ信号線EQは電位Hレベルに、センスアンプ活性化信号線SEは電位Lレベルに固定される。このとき、他の信号は通常のデータ書き込みと同様の電位レベルとする。
すると、時刻t1において、第1及び第2ワード線WL0及びWL1が選択されて、ともに電位Lレベルから電位Hレベルに遷移する。
次に、時刻t2において、第1プレート線PL0が選択されて、電位Lレベルから電位Hレベルに遷移する。
このとき、ビット線プリチャージ信号線EQは電位Hレベルに固定されているため、第1及び第2ビット線BL及びBLbは、電位Lレベルに固定される。
従って、時刻t2において、第1及び第2強誘電体キャパシタC0及びC1には、”0”データが書き込まれる。すなわち、第1及び第2強誘電体キャパシタC0及びC1には、−(マイナス)VDDの電圧が印加される。
時刻t3において、第1プレート線PL0は、電位Lレベルとされる。
すると、時刻t4において、第1及び第2ワード線WL0及びWL1は、電位Lレベルとされて、”0”データの書き込みが終了する。
このようにして、第1及び第2強誘電体キャパシタC0及びC1に、”0”データが書き込まれる。このとき、メモリセルアレイMAの全ての強誘電体キャパシタには、同時に”0”データが書き込まれることとなる。
すなわち、このようにテスト制御回路TECTRLを用いて、書き込み工程を行えば、簡易な工程で、メモリセルアレイMAの全ての強誘電体キャパシタに、同時に”0”データを書き込むことができる。
上述した例では、いわゆる2T2C型の強誘電体メモリセルと、テスト制御回路TECTRLとを組み合わせる構成例を説明したが、これに限定されず、例えば1T1C型の強誘電体メモリセルと、テスト制御回路TECTRLとを組み合わせることもできる。
また、テスト制御回路TECTRLの構成を、論理回路単位を用いて説明したが、テスト制御回路TECTRLは、ビット線に対してプリチャージを行っている状態を維持し、かつセンスアンプのセンス動作を停止させる機能を発揮することができることを条件として、図示例に限定されるものではない。
3.ワード線レベル(電位)選択回路
図7を参照して、上述したこの発明の製造工程により製造された半導体装置を、さらに長寿命化するためのワード線レベル選択回路の構成例及びその接続関係について説明する。
図7は、ワード線レベル(電位)選択回路VS0の構成例と、強誘電体メモリへの接続関係を説明するための概略的な回路図である。
なお、このワード線レベル選択回路VS0は、テスト制御回路TECTRLと同様に、ウェハ製作工程において、通常のウェハプロセスにより、作り込まれる。
図7に示すように、ワード線レベル選択回路VS0には、電位選択信号VSELと、第1及び第2の電位信号VP1及びVP2とを入力するための電位選択信号線VSEL、第1及び第2の電位信号線VP1及びVP2がそれぞれ入力側に接続されている。また、その出力側には、ワードドライバ回路入力信号線VWLが接続されている。
これにより、ワード線レベル選択回路VS0は、ワードドライバ回路WLD0に接続されている。ワードドライバ回路WLD0は、メモリセルアレイMA(図5参照。)に接続されている第1〜第nワード線WL0〜WLnに、その出力側が接続されている。ワードドライバ回路WLD0は、入力された選択電位信号VWLを、外部から別に入力されるXアドレスのデコード信号XD0〜XDnにより選択される特定のワード線に、出力する回路である。このワードドライバ回路WLD0の構成については、従来公知の任意好適な構成とすることができる。
ワード線レベル選択回路VS0は、強誘電体メモリセルに格納されている2値化データのうち、参照電位レベルよりも高い電位レベルで読み出されるデータ、すなわち”1”データが格納されているメモリセルから、データを読み出す場合に、電源電位よりも低い電位レベルで、当該メモリセルに対して書き込みを行うための回路である。
ワード線レベル選択回路VS0は、2つの異なる電位レベルの電位信号、すなわち、VP1及びVP2のいずれかを、ワードドライバ回路入力信号線VWLを介してワードドライバ回路WLD0に出力する。
VP1は、V1+Vt+αで定義される電位レベルの電位信号である。ここで、V1は、”1”データが格納された強誘電体キャパシタから当該データを読み出したときに、ビット線にあらわれる電位である。Vtは、第1及び第2アクセストランジスタの閾値電位である。また、αは、任意の大きさの電位である。
VP2は、Va+Vtで定義される電位レベルの電位信号である。ここで、Vaは、電源電位VDDよりも低い電位である。
ワード線レベル選択回路VS0は、この構成例では、第1及び第2のトランジスタTr1及びTr2と1つのインバータ回路Iを含んでいる。
第1のトランジスタTr1は、ゲート(制御電極)が、電位選択信号VSELが入力される電位選択信号線VSELに接続されている。ソース(第1主電極)には第1の電位信号線VP1が接続されていて、第1の電源電位、すなわちVP1とされ、ドレイン(第2主電極)はワードドライバ回路入力信号線VWLと接続されている。
インバータ回路Iは、その入力側が電位選択信号線VSELに接続されていて、その出力側は第2のトランジスタTr2のゲート(制御電極)に接続されている。
第2のトランジスタTr2は、そのソース(第1主電極)が第2の電位信号線VP2と接続されていて、第2の電源電位VP2、すなわちVDDより低い電位とされる。ドレイン(第2主電極)は、ワードドライバ回路入力信号線VWLと接続されている。また、ゲート(制御電極)は、インバータ回路Iの出力側と接続されている。
このワード線レベル選択回路VS0の構成例は、単なる例示に過ぎず、上述した機能を発揮することができることを条件として、任意好適な回路構成とすることができる。
次に、図7及び図8を参照して、ワード線レベル選択回路VS0の動作、すなわち、メモリセルからの”0”及び”1”データの読み出し動作について説明する。
図8は、ワード線レベル選択回路VS0の動作を説明するためのタイミングチャートである。
なお、グラフ部分領域(i)及びグラフ(I)は、”1”データを読み出す動作を示している。また、グラフ部分領域(ii)及びグラフ(II)は、”0”データを読み出す動作を示している。
まず、時刻t1に、ビット線プリチャージ信号線EQ(図5参照。)の電位をLレベルにして、第1及び第2ビット線BL及びBLbをフローティング状態とする。
すると、時刻t2において、第1ワード線WL0の電位は、VP1レベルに遷移して、第1強誘電体キャパシタC0が選択される。
このVP1レベルへの遷移は、具体的には、まず、ワード線レベル選択回路VS0の電位選択信号線VSELをLレベルとする。すると、選択電位信号線VWLにVP1レベルの信号が出力されることになる。このようにして、第1ワード線WL0の電位は、VP1レベルに遷移される。
時刻t3に、第1プレート線PL0 の電位をHレベルにすると、第1ビット線BL、第2ビット線BLb に読み出し電圧が発生する。このときメモリセルに格納されているデータが”1”データの場合には、グラフ部分領域(i)に示す動作を示す。すなわち、V1レベルの電位があらわれる。また、メモリセルに格納されているデータが”0”データの場合には、グラフ部分領域(ii)に示す動作を示すことになる。すなわち、V0レベルの電位があらわれる。
また、このとき、キャパシタC1に印加される電位は、メモリセルに格納されているデータが”1”データの場合には、グラフ(I)に示す電位、すなわち、VDD−V1となる。メモリセルに格納されているデータが”0”データの場合には、グラフ(II)に示す電位、すなわち、VDD−V0となる。
時刻t4に、センスアンプ活性化信号線SEを電位Hレベルにして、センスアンプSA0(図5参照)を活性化する。この活性化により、第1ビット線BL、第2ビット線BLbにあらわれている電位が増幅される。
このセンスアンプSA0を活性化するタイミングと同時、又はそれより前であって、第1及び第2ビット線BL及びBLbにV0及びV1電位があらわれた直後から、第1及び第2ワード線WL0及びWL1の電位は、VP2レベルとされる。すると、”1”データが格納されている強誘電体キャパシタのビット線側、すなわちアクセストランジスタT0のドレイン側には、アクセストランジスタT0のゲートに印加される電位(ワード線の電位)がVP2レベルであるため、Va電位が発生することになる。
従って、グラフ部分領域(i)に示すように、”1”データの読み出し電位は、Vaまでしか増幅されない。
一方、”0”データの読み出し電位は、グラフ部分領域(ii)に示すように、0(ゼロ)Vとされる。
また、第2強誘電体キャパシタC1に印加される電位は、”1”データを読み出す場合には、グラフ(I)に示すように、0Vとされ、”0”データを読み出す場合には、グラフ(II)に示すように、−VDDとなる。
時刻t5に、第1プレート線PL0 の電位をLレベルに戻す。すると、第1ビット線BL、第2ビット線BLbの読み出し電位は、図示しないデータバスに出力される。
時刻t6に、ビット線プリチャージ信号線EQ(図5参照。)の電位をHレベルにするとともに、第1及び第2ワード線WL0及びWL1、センスアンプ活性化信号線SEの電位をLレベルにする。これにより、センスアンプSA0が読み出しデータを出力しなくなる。
このようにして、メモリセルのデータは読み出される(t7)。
すなわち、上述したこの発明の製造工程により製造された半導体装置において、ウェハレベルで、強誘電体メモリに、ワード線レベル選択回路VS0を形成しておき、動作時に、”1”データを読み出す場合には、電源電位よりも低い電位レベルで、当該メモリセルに対して書き込みを行うので、この発明の強誘電体メモリの、特に”1”データが格納され続けているメモリセルの、ヒステリシス特性の経時的なシフトによる読み出し電位の低下の進行を抑制し、より長寿命化することができる。
ここで、図9を参照して、ワード線レベル選択回路VS0を有する強誘電体メモリ(半導体装置)の寿命につき説明する。
図9は、上述した製造方法により製造される、ワード線レベル選択回路VS0半導体装置の寿命を説明するための概略的なグラフである。
(A)図は、経時的なヒステリシスカーブのシフト量を説明するための概略的なグラフである。横軸は時間(t)の経過を、縦軸は、強誘電体メモリのヒステリシス特性を示すヒステリシスカーブの経時的なシフト量を示している。原点(0)を基準として、ヒステリシスカーブが左側にシフトされる場合をマイナス(−)量として示し、右側にシフトされる場合をプラス(+)量として示してある。
なお、グラフ(I)は、”1”データを保持し続けているメモリセルのヒステリシスカーブのシフトを、グラフ(II)は、”0”データを保持し続けているメモリセルのヒステリシスカーブのシフトを示している。
(B)図は、経時的な読み出し電位の変化を説明するための概略的なグラフである。横軸は(A)図に合わせた経過時間(t)を、縦軸は読み出し電位(V)を示している。グラフ(III)は、”1”データを保持し続けているメモリセルから読み出される読み出し電位(V1)の経時的な変化を示し、グラフ(IV)は、”0”データを保持し続けているメモリセルから読み出される読み出し電位(V0)の経時的な変化を示している。なお、データの読み出し時に参照される参照電位(VREF)を点線で示してある。また、比較のため、グラフ(III’)として、図4において説明した、ワード線レベル選択回路VS0を具えていない半導体装置のヒステリシスカーブのシフトを一点鎖線により示してある。
(A)図のグラフ(I)及び(II)に示すように、この発明の半導体装置が具える強誘電体メモリの全メモリセルには、上述した各試験工程終了後に、”0”データの書き込み及び加熱処理を行うことによる刷り込みが行われている。すなわち、出荷時において、強誘電体メモリセルの特性を示すヒステリシスカーブは、全体の形状はほぼ保たれた状態で横軸(電圧)のマイナス方向、すなわち左側にシフトされている。
グラフ(I)に示すように、”1”データを保持し続けているメモリセルは、出荷時(t1)から、ヒステリシスシフト量はプラス(+)方向に徐々に増大していく。
また、グラフ(II)に示すように、”0”データを保持し続けているメモリセルも、出荷時(t1)から、ヒステリシスシフト量はプラス(+)方向に徐々に増大していく。やがて、センスアンプ(SA)は、”0”データ及び”1”データの検出ができなくなる検出限界、すなわちメモリセルの寿命に至る。
この発明の半導体装置は、出荷時において、ヒステリシスカーブを全体の形状はほぼ保たれた状態で横軸(電圧)のマイナス方向、すなわち左側に予めシフトさせてある。
(B)図のグラフ(III)及び(IV)から理解されるように、メモリセルのヒステリシス特性は使用によりシフトし、読み出し電位(V0及びV1)は、いずれも参照電位(VREF)に近づいていく。すなわち、使用時間の経過とともにセンスアンプ(SA)は、読み出し電位V0及びV1の電位差を検出及び増幅できなくなる検出限界に達し、このときメモリセルの寿命が尽きる。
グラフ(III)とグラフ(III’)との比較から明らかなように、強誘電体メモリが、さらにワード線レベル選択回路VS0を具え、”1”データを読み出す場合には、電源電位よりも低い電位レベルで、当該メモリセルに対して書き込みを行う。従って、強誘電体メモリの特性を説明するヒステリシスカーブの右方向へのシフトの進行を、より遅くすることができるので、センスアンプ(SA)が検出限界に至るまでの時間をより長くすることができる。従って、半導体装置を、より長寿命化することができる。
強誘電体メモリの動作を説明するための概略的なヒステリシスカーブである。 この発明の半導体装置の製造工程を説明するための概略的なフローチャートである。 ヒステリシス特性を説明するための概念的なグラフである。 この発明の製造方法により製造される半導体装置の寿命を説明するための概略的なグラフである。 テスト制御回路TECTRL(書き込み試験回路)の構成例と、強誘電体メモリへの接続関係を説明するための概略的な回路図である。 テスト制御回路TECTRLの動作を説明するためのタイミングチャートである。 ワード線レベル(電位)選択回路VS0の構成例と、強誘電体メモリへの接続関係を説明するための概略的な回路図である。 ワード線レベル選択回路VS0の動作を説明するためのタイミングチャートである。 ワード線レベル選択回路VS0半導体装置の寿命を説明するための概略的なグラフである。 強誘電体メモリが具える強誘電体キャパシタの状態遷移(ヒステリシス特性)を説明するための概念的なグラフである。 データが長期間保持されたメモリセル(強誘電体キャパシタ)の経時的な劣化を説明するためのグラフである。
符号の説明
MA メモリセルアレイ
M0 、M1 メモリセル
T0 、T1 アクセストランジスタ
Tr トランジスタ
BLPC ビット線プリチャージ回路
SA0 センスアンプ
C 強誘電体キャパシタ
WL ワード線
PL プレート線
BL ビット線
TECTRL テスト制御回路(書き込み試験回路)
VS0 ワード線レベル選択回路
OR OR回路
NOR NOR回路
EQ ビット線プリチャージ信号(線)
SE センスアンプ活性化信号(線)

Claims (3)

  1. 出力側が強誘電体メモリのビット線プリチャージ回路に接続されていて、入力側にはビット線プリチャージ信号が入力される第1信号線及びテスト信号が入力される第2信号線が接続されているOR回路と、出力側がセンスアンプに接続されていて、入力側にはセンスアンプ活性化主制御信号が入力される第3信号線及び前記第2信号線が接続されているNOR回路を含み、ビット線に対してプリチャージを行っている状態を維持し、かつセンスアンプのセンス動作を停止させる、書き込み試験回路が複数のメモリセルに接続されていて、2値化データを強誘電体の分極状態として記憶する前記複数のメモリセルを具える強誘電体メモリを製造する工程と、
    前記強誘電体メモリを含む半導体装置を製造する工程とを含み、
    前記強誘電体メモリを製造する工程及び前記半導体装置を製造する工程は、ウエハプロセスによりウエハレベルで前記強誘電体メモリが製造される工程よりも後に行われる熱処理工程に先だって、前記書き込み試験回路を用いて、前記複数のメモリセル全てに対して同時に、前記2値化データのうち、データ読み出し時に参照電位レベルよりも低い電位レベルで読み出されるデータを書き込む、データ書き込み工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記強誘電体メモリを製造する工程は、強誘電体メモリに格納された2値化データのうち、参照電位レベルよりも高い電位レベルで読み出されるデータが格納されているメモリセルから、データを読み出す場合には、電源電位よりも低い電位レベルで、当該メモリセルに対して書き込みを行うための回路であって、電位選択信号が入力され、該電位選択信号に対応して、2つの異なる電位レベルの信号をワードドライバ回路に出力するワード線電位選択回路を有する強誘電体メモリを製造する工程であることを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記強誘電体メモリを製造する工程は、前記電位選択信号が入力される電位選択信号線に接続されている制御電極、第1の電源電位にされる第1主電極、及びワードドライバ回路入力信号線と接続されている第2主電極を有する第1のトランジスタと、入力側が前記電位選択信号線に接続されているインバータ回路と、第2の電源電位にされる第1主電極、前記ワードドライバ回路入力信号線と接続されている第2主電極、及び前記インバータ回路の出力側と接続されている制御電極を有する第2のトランジスタとを含む前記ワード線レベル選択回路を含む強誘電体メモリを製造する工程であることを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
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