JP4362357B2 - 乗用田植機 - Google Patents

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Description

本発明は、乗用田植機に関する。
従来、乗用田植機の一形態として、走行部の後方位置に植付部を昇降可能に連結したものがあり、同走行部の前端部にはアーム体を取り付けたものがある。
そして、アーム体は、前方へ突出状に配置した使用位置と、上方へ立ち上げ状に配置した不使用位置との間で回動自在として、例えば、機体を圃場から脱出させるべく畦越えさせる際には、オペレータは機体から降りて畦上に移動すると共に、アーム体を使用位置に回動させて、同アーム体を下方へ押圧させることにより、機体の前部が浮き上がるのを防止することができるようにしていた。
これに関連する技術は、例えば下記特許文献1,特許文献2に開示されている。
特開2000−135009号 特開2000−127983号
ところが、前記したような乗用田植機では、アーム体を下方へ押圧させることにより、機体の前部が浮き上がるのを防止することはできるものの、機体を圃場から脱出させるべく畦越えさせる際に、アーム体を介して機体の前部を上方へ引き上げようとすると、同アーム体が上方に回動するために、同アーム体を介した引き上げ操作が困難になっていた。
特に、従来の乗用田植機では、アーム体を押し下げると、強制的にハンドルがロックされてしまう。そのため、複数の作業者で、機体を引っ張りながらハンドル操作することによって、圃場から脱出したりすることができなかった。
また、ステアリングをロックしてもデフロックはきかないので、片側の車輪がスリップすると、駆動力がなくなり走行性能が著しく低下した。そのため、走行性能を確保するために、デフロック操作が別途必要であった。
そこで、本発明は、畦越えや圃場からの脱出などの操作を容易かつ安全確実に行える乗用田植機を提供することを課題とする。
本発明の乗用田植機は、走行部の後方に植付部を昇降可能に連結し、その走行部の前端部にアーム体を設け、そのアーム体を介して走行部の前部の浮き上がりを防止可能にした構成において、アーム体は、その基端部を上下方向にして略水平方向に回動自在に取り付けられ、その回動によって、先端部を走行部の前方に離隔させて配置した使用位置と、先端部を走行部に近接させて配置した収納位置とに位置変更自在であり、ステアリングを中央位置でロックするステアリングロック機構を作動させる補助操作レバーを、その回動支点を、アーム体の回動支点と略同軸上に配して、走行部の前端部に設けることを特徴とする。
ここで、補助操作レバーが、走行部に設けられたデフロック機構を作動させる操作レバーを兼ねてもよい。
アーム体と補助操作レバーとが接触可能な配置であり、アーム体を使用位置から収納位置へ回動する際に、アーム体が補助操作レバーに当接し、補助操作レバーを解除する方向へ回動させる構成にしてもよい。
本発明によると、まず、単独で回動自在に走行部前端に設けられ、使用位置と収納位置とに位置変更自在なアーム体を用いることで、機体の前部を下方へ押し下げたり上方へ引き上げる作業を簡単かつ確実に行うことができる。そして、ステアリングを中央位置でロックするステアリングロック機構を作動させる補助操作レバーを、アーム体とは別体で、走行部の前端部に設けたので、複数の作業者で、アーム体を操作し、機体の前部を下方へ押し下げたり上方へ引き上げながらハンドル操作することが可能であり、多様な圃場の状態に対応できる。
また、補助操作レバーが、走行部に設けられたデフロック機構を作動させる操作レバーを兼ねるので、畦越え時や圃場からの脱出時での片側車輪のスリップによる駆動力低下など、走行性能低下への対応ができ、車輪が中央でロックされるだけでなく、四輪完全駆動となり安定して走行させられる。
アーム体と補助操作レバーとが接触可能な配置であり、アーム体を使用位置から収納位置へ回動すると補助操作レバーに当接して、補助操作レバーを解除する方向へ回動させるので、ステアリングやデフをロックしたまま作業を行う誤操作を防止できる。
以下に、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
図1に示すAは、本発明に係る、乗用田植機であり、同乗用田植機Aは、走行部1の後方位置に昇降機構3を介して埴付部2を昇降可能に連結している。
走行部1は、図1に示すように、機体フレーム4上において、前部に原動機部5を設け、同原動機部5の後方位置に運転部6を設ける一方、機体フレーム4の下方位置に前後方向に伸延して原動機部5のエンジンEと連動連結したミッションケース7を配置し、同ミッションケース7の前部にフロントアクスルケース21,21を介して左右一対の前車輪8,8を連動連結すると共に、同ミッションケース7の後部に左右一対の後車輪9,9を連動連結している。57は予備苗載台である。
機体フレーム4は、図1及び図2に示すように、前後方向に伸延する左右一対の前後伸延フレーム形成片10,10と、各前後伸延フレーム形成片10,10の後端部よりミッションケース7の左右側後部へ向けて傾斜状に伸延する傾斜フレーム形成片11,11と、両傾斜フレーム形成片11,11の上端部間に横架した左右伸延フレーム形成片12とを具備しており、前後伸延フレーム形成片10,10の後部10a,10aは、後上方へ向けて伸延させて傾斜状となしている。
運転部6は、図1に示すように、原動機部5の直後方位置にステアリングコラム13を設け、同ステアリングコラム13よりステアリング支軸14を立設し、同ステアリング支軸14の上端部にステアリングホイール15を取り付け、同ステアリングホイール15の後方位置に座席16を配置している。
そして、ステアリングコラム13の左側方位置に、走行部1の変速操作を行うための変速レバー17と、機体の外部からもクラッチ操作及びブレーキ操作が行えるようにしたクラッチ・ブレーキレバー18とをそれぞれ前後方向に揺動操作可能に設ける一方、座席16の右側方位置に、植付部2の昇降操作を行うための植付昇降レバー19とデフロックレバー20とをそれぞれ前後方向に揺動操作可能に設けている。
また、図2に示すように、ステアリング支軸14の下端部と、フロントアクスルレケース21,21の先端部との間にはステアリング機構22を介設している。
すなわち、ステアリング機構22は、左右一対の前後伸延フレーム形成片10,10の前部とミッションケース7の前端部との間に介設した支持枠体23に、ステアリング操作アーム24の中途部を上下方向に軸線を向けたアーム枢軸25により回動自在に枢支し、同ステアリング操作アーム24の後部に、上記アーム支軸25を中心とする円弧状の内歯歯車26を連設し、同内歯歯車26にステアリング支軸14の下端部に取り付けた小歯車27を噛合させている。
そして、ステアリング操作アーム24の前端左右側部と、フロントアクスルケース21,21の先端部にそれぞれ設けたナックルアーム28,28との間に、左右一対のタイロッド29,29を介設している。
このようにして、ステアリング機構22では、ステアリングホイール15の回動操作に連動してステアリング操作アーム24がアーム支軸25を中心に回動され、同ステアリング操作アーム24に連動して左右一対のタイロッド29,29が押し引きされて、ナックルアーム28,28を介してフロントアクスルケース21,21の先端部が回動され、左右一対の前車輪8,8のステアリング操作がなされるようにしている。
ミッションケース7は、図3に示すように、前部に左右方向に軸線を向けた左右一対の前車輪駆動軸30,30を設け、両前車輪駆動軸30,30の内側端部間にデフ機構31を介設し、同デフ機構31の近傍位置にデフロック機構32を配置して、同デフロック機構32に設けた操作軸33の下端部33aをミッションケース7より下方へ突出させ、同下端部33aに、図4にも示すように、左右方向に伸延する連動レバー44の中途部を連結し、同連動レバー44の−側端部に連動ワイヤ45を介して運転部6に設けたデフロックレバー20を連動連結している。
植付部2は、図1に示すように、植付ミッションケース35上に苗載台36を配置し、同苗載台36上に苗マット(図示せず)を載置して、同苗マットを植付ミッションケース35に連動連結した植付爪37により苗ブロックに切削して、同苗ブロックを圃場に植え付けるようにしている。38はフロートである。
そして、植付ミッションンケース35より前方へ入力軸39を突設し、同入力軸39と前記したミッションケース7に設けたPTO軸40とを伝動シャフト41を介して連動連結している。
昇降機構3は、図1に示すように、トップリンク42と左右一対のロアリンク43,43と、これらのリンク42,43,43を昇降回動作動させる昇降シリンダ(図示せず)とを具備して、昇降シリンダを伸縮作動させることにより植付部2を走行部1の後方位置にて昇降させることができるようにしている。
走行部1の前端部に左右一対のアーム体50,50を設けると共に、各アーム体50,50は、走行部1の前端部に基端部を上下方向に軸線廻りに回動自在に取り付けて、図8に示すように、両アーム体50,50の先端部を走行部1の前方に離隔させて配置した使用位置(イ)と、両アーム体50,50の先端部を走行部1に近接させて配置した収納位置(ロ)とに位置変更自在としてある。
すなわち、図5に示すように、支持枠体23の前部に取付体51を取り付け、同取付体51に上下方向に軸線を向けた左右一対の枢軸52,52を介して棒状に形成したアーム体50,50の基端部を枢支している。
そして、各アーム体50,50は、図6〜図8に示すように、機体フレーム4の前部下方に配置した枢軸52,52より前方へ伸延する前方伸延片53,53と、各前方伸延片53,53の先端部より上方へ立ち上げて形成した上方へ立ち上がり片54,54と、各上方立ち上がり片54,54の先端部より外側方へ伸延させて形成した外側方伸延片55,55と、各外側方伸延片55,55の先端部より前方へ伸延させて形成した把持片56,56とから形成している。
このようにして、図8(a)に示すように、各アーム体50,50の把持片56,56を機体フレーム4よりも上方に配置して、両把持片56,56を走行部1の前方に離隔させて配置した使用位置(イ)において、両把持片56,56間に左右幅方向への一定の間隔Wを形成して、同間隔W内にてオペレータが起立すると共に、両把持片56,56を把持して両アーム体50,50を操作することができるようにしている。
また、使用位置(イ)にある各アーム体50,50をそれぞれ外側方へ回動させて、図8(b)に示すように、両把持片56,56を走行部1の外側方に近接させて配置した収納位置(ロ)において、各把持片56,56は、機体フレーム4の左右側前部に立設した予備苗載台57,57の直下方に位置するようにしている。
各アーム体50,50の基端部は、ボス部60,60を介して各枢軸52,52の上下方向の軸線廻りに回動自在に枢支すると共に、各枢軸52,52の下端部には支点越えアーム体58,58の中途部を同軸的に枢支しており、両支点越えアーム体58,58の前部間には左右方向に伸縮する引張スプリング61を介設する一方、両支点超えアーム体58,58の後部同士を連結ピン62を介して連結している。
引張スプリング61は、支点越えアーム体58,58の回動に連動して、図9に示すように、両枢軸52,52の前方位置と、図10に示すように、両枢軸52,52の後方位置とに支点超えして移動して、支点超えアーム体58,58の前部同士ないしは後部同士を近接させる方向に引っ張り状態に弾性付勢するようにしている。
そして、一方の支点超えアーム体58の後部には連結用溝63を形成し、同連結用溝63を介して両支点越えアーム58,58の後部同士を上下重合状態にて連結ピン62により連結している。
しかも、他方の支点超えアーム体58には、前端部に補助操作レバー64の基端部を連設すると共に、後部にデフロック連動ロッド65の前端部を連結し、同デフロック連動ロッド65の後端部を、図3及び図4に示すように、前記デフロック機構32の操作軸33の下端部33aに設けた連動レバー44の他側端部に連結している。66は緩衝スプリング、67はスプリング支持片である。
このようにして、走行部1の前方位置にてオペレータが、図10に示すように、補助操作レバー64を枢軸52を中心に外側方へ回動操作(デフロック解除操作)すると、両支点越えアーム体58,58が回動されて、両支点越えアーム体58,58の後端部同士を前方へ回動変位させることができると共に、デフロック機構32をデフロック解除状態となすことができるようにしている。
一方、走行部1の前方位置にてオペレータが、図9に示すように、補助操作レバー64を枢軸52を中心に内側方へ回動操作(デフロック操作)すると、両支点越えアーム体58,58が回動されて、両支点越えアーム体58,58の後端部同士を後方へ回動変位させることができると共に、デフロック機構32をデフロック状態となすことができるようにしている。
この際、両支点越えアーム体58,58の回動動作に連動して、引張スプリング61が両枢軸52,52の前方位置と後方位置とに支点超えして移動し、いずれかの位置にて両支点越えアーム体58,58に引張弾性付勢力を付与して、両支点越えアーム体58,58の姿勢を保持するようにしている。
また、両支点越えアーム体58,58と、前記したステアリング操作アーム24との間には、ステアリングロック体70を配置しており、同ステアリングロック体70は、四角形板状に形成したロック本片71と、同ロック本片71の前端縁部より下方へ延設して一体成形した前部当接片72と、上記ロック本片71の後端縁部より上方へ延設して一体成形した後部当接片73とから形成している。
しかもこロック本片71の中央部には、前後方向に伸延する前後摺動ガイド孔74を形成し、同前後摺動ガイド孔74中に下方より取付ボルト75を挿通して、同取付ボルト75によりロック本片71を前記取付体51に前後摺動自在に取り付けている。
このようにして、補助操作レバー64をデフロック操作すると、両支点越えアーム体58,58の後部が後方へ回動変位されて、前部当接片72を介してステアリングロック体70を後方へ押圧する。そのため、ステアリングロック体70は後方へ摺動されて、後部当接片73がステアリング操作アーム24の前端面部24aに押圧状態にて当接し、同ステアリング操作アーム24をロック(回動規制)するようにしている。
従って、補助操作レバー64のデフロック操作により、デフロック機構32をデフロック状態となすことができると共に、ステアリング機構22をステアリング操作アーム24を介してロック状態となすことができる。
ここで、アーム体50とは別体の補助操作レバー64は、ステアリング15を中央位置でロックするステアリングロック機構と、走行部1に設けられたデフロック機構32とを作動させる機能を兼ね備える。
ステアリングロック機構を備える補助操作レバー64がアーム体50と別体なので、斜めな畦など多様な圃場において、一人の作業者がアーム体50を支持し、他の作業者がステアリング15を操作して圃場からの脱出等に対応することができる。
そして、補助操作レバー64が左右の前車輪8,8のデフロックを操作可能なので、畦越えなどの際に機体から降りて操作することができる。従来は畦越えや圃場からの脱出の際には、片側の前輪8がスリップすることが多かったが、本構成によって4輪を完全に駆動させて安定走行させられる。
また、補助操作レバー64は、図6に示すように、基端部を支点超えアーム体58より上方へ略直交状態に立ち上げて形成してアーム体係合部64aとなしており、同支点越えアーム体58とは別の支点超えアーム体58の前端部には、上下方向に軸線を向けた係合片76を突設して、デフロック操作状態において、同係合片76と上記アーム体係合部64aに、それぞれ使用位置(イ)にある左右一対のアーム体50,50が、内側方から当接・係合するようにしている。77は、デフロック解除操作時において支点超えアーム体58の回動を規制する回動規制片である。
アーム体50と補助操作レバー64とは、両回動支点が支点超えアーム体58の略同軸上で、アーム体50を使用位置から収納位置へ回動すると、アーム体50が補助操作レバー64に当接し、補助操作レバー64を解除する方向へ回動させる位置関係にある。
このようにして、使用位置(イ)にある両アーム体50,50を、外側方へ回動させて収納位置(ロ)に位置変更すると、係合片76と補助操作レバー64のアーム体係合部64aとを介して、両支点越えアーム体58,58がデフロック解除状態に姿勢変更されると共に、ステアリング操作アーム24のロックが解除されるようにしている。
従って、両アーム体50,50の使用位置から収納位置への位置変更換作により、改めて補助操作レバー64によりデフロック解除操作を行う手間を省くことができる。
また、両アーム体50,50が収納位置にある状態にて、補助操作レバー64をデフロック換作した際には、それに連動して両アーム体50,50が使用位置に位置変更されるため、かかる使用位置にある両アーム体50,50を運転席に着座しているオペレータは容易に視認することができて、デフロック、補助操作レバー64によるデフロック解除操作のし忘れを防止することができる。その結果、安全性を確保することができる。
図5に示すように、各支点越えアーム体58,58の上面には、仮止め体78,78を連設しており、各仮止め体78,78には、各アーム体50,50を使用位置にて仮止めするための使用位置仮止め凹部79,79と、各アーム体 50,50 を収納位置にて仮止めするための収納位置仮止め凹部80,80を形成している。
一方、取付体51には、板バネ体支持ピン81を介して板バネ体82の中央部を取り付け、同板バネ体82の左右側片82a,82aをそれぞれ前外側方へ伸延させると共に、外側方へ押圧状に弾性付勢させて、各左右側片82a,82aの先端部82b,82bを上記仮止め体78,78の内周縁部に当接させている。
このようにして、各アーム体50,50を使用位置まで回動させると、各仮止め体78,78に形成した使用位置仮止め凹部79,79に、各左右側片82a,82aの先端部82b,82bが押圧状態にて係合されて、各仮止め体78,78に連設した各支点越えアーム体58,58を介して各アーム体50,50を使用位置に仮止めすることができるようにしている。
また、各アーム体50,50を収納位置まで回動させると、各仮止め体78,78に形成した収納位置仮止め凹部80,80に、各左右側片82a,82aの先端部82b,82bが押圧状態にて係合されて、各仮止め体78,78に連設した各支点越えアーム体58,58を介して各アーム体50,50を収納位置に仮止めすることができるようにしている。
このように左右一対のアーム体50,50の基端部を上下方向の軸線廻りに回動自在に取り付けているため、先端部の把持片56,56が機体に近接した収納位置(ロ)にあるアーム体50,50を、前方向に回動させることにより、先端部の把持片56,56が機体から離隔した使用位置(イ)に、楽に位置変更することができると共に、同使用位置(イ)にてアーム体50,50の把持片56,56を把持することにより、てこの原理を利用して、機体の前部を下方へ押し下げる作業も、また、上方へ引き上げる作業も、簡単にかつ確実に行うことができる。
従って、機体を圃場から脱出させるべく畦越えさせる際等において、機体の前部を下方へ押し下げたり、上方へ引き上げたりする作業を適宜効率良く行うことができる。
この際、走行部1の前端部にアーム体50,50を左右一対設けることにより、オペレータは、両アーム体50,50の把持片56,56を両手あるいは左右どちらかの片手だけで把持することにより、両アーム体50,50を介して機体の前部を、バランス良く、下方へ押し下げたり、上方へ引き上げたりすることができて、かかる作業の効率を著しく向上させることができる。
しかも、オペレータが左右一対のアーム体50,50の把持片56,56間に入って、オペレータの腰の近くで両アーム体50,50を操作することができるようにしているため、オペレータは両アーム体50,50に力を加えやすくなり、楽に機体の前部を下方へ押し下げたり、上方へ引き上げたりすることができる。
従って、オペレータが比較的体力の劣る女性や老人であっても、簡単に上記作業を行うことができると共に、かかる作業の疲労を軽減することができる。
本発明の乗用田植機は、上述のように、畦越えや圃場からの脱出などの操作を容易かつ安全確実に行えるので、田植え作業に有用に用いられる。
本発明に係る乗用田植機の側面図。 ステアリング機構の平面説明図。 デフロックレバーとデフロックレバーの連結構造説明図。 連動レバーの底面図云 支点越えアーム体の底面説明図。 アーム体の側面図。 同アーム体の正面図。 同アーム体の動作説明図。 同アーム体の使用位置説明図。 同アーム体の収納位置説明図。
符号の説明
乗用田植機A、エンジンE、一定の間隔W、走行都1、植付部2、昇降機構3、機体フレーム4、原動機部5、運転部6、ミッションケース7、前車輪8、後車輪9、前後伸延フレーム形成片10、後部10a、傾斜フレーム形成片11、左右伸延フレーム形成片12、ステアリングコラム13、ステアリング支軸14、ステアリングホイール15、座席16、変速レバー17、クラッチ・ブレーキレバー18、植付昇降レバー19、デフロックレバー20、フロントアクスルケース21、ステアリング機構22、支持枠体23、ステアリング操作アーム24、前端面部24a、アーム枢軸25、内歯歯車26、小歯車27、ナックルアーム28、タイロッド29、前車輪駆動軸30、デフ機構31、デフロック機構32、換作軸33、下端部33a、植付ミッションケーネ35、苗載台36、植付爪37、フロート38、入力軸39、PTO軸40、伝動シャフト41、トシプリンク42、ロアリンク43、連動レバー44、連動ワイヤ45、アーム体50、取付体51、枢軸52、前方伸延片53、上方立ち上がり片54、外側方伸延片55、把持片56、予備苗載台57、支点越えアーム体58、ボス部60、引張スプリング61、連結ピン62、連結用溝63、補助操作レバー64、アーム体係合部64a、デフロック連動ロッド65、緩衝スプリング66、スプリング支持片67、ステアリングロック体70、ロック木片71、前部当接片72、後部当接片73、前後摺動ガイド孔74、取付ボルト75、係合片76、回動規制片77、仮止め体78、使用位置仮止め凹部79、収納位置仮止め凹部80、板バネ体支持ピン81、板バネ体82、左右側片82a、先端部82b

Claims (2)

  1. 走行部の後方に植付部を昇降可能に連結し、その走行部の前端部にアーム体を設け、そのアーム体を介して走行部の前部の浮き上がりを防止可能にした乗用田植機において、
    前記アーム体は、その基端部を上下方向にして略水平方向に回動自在に取り付けられ、その回動によって、先端部を走行部の前方に離隔させて配置した使用位置と、先端部を走行部に近接させて配置した収納位置とに位置変更自在であり、
    ステアリングを中央位置でロックするステアリングロック機構を作動させる補助操作レバー、その回動支点を前記アーム体の回動支点と略同軸上に配して走行部の前端部に設けられ、かつ
    前記補助操作レバーは、走行部に設けられたデフロック機構を作動させる操作レバーを兼ねることを特徴とする乗用田植機。
  2. アーム体と補助操作レバーとが接触可能な配置であり、アーム体を使用位置から収納位置へ回動する際に、アーム体が補助操作レバーに当接し、補助操作レバーを解除する方向へ回動させる請求項に記載の乗用田植機。
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