JP4353556B2 - 板金加工機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は板金加工機に係り、さらに詳しくは、パンチングにより切断されたシート材が最終切断箇所によりシート材にくっついている製品の分離に特徴を有する板金加工機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5(A)および図6(A)、(B)を参照するに、従来よりパンチング加工機においては、ワーククランパ101によりクランプされているシート材Sから製品Gを切離して取出しを行う場合、最終切断箇所MJをタレット103の内部に設けられているタレット内パンチTP(図6(A)参照)、もしくはタレット103の外部に設けられているサブパンチSP(図6(B)参照)により切離しを行って、切り離された製品Gをバキュームパッド105を備えた取出装置107やクランパ109を備えた取出装置111(図5(B)参照)等によって取り出すのが一般的である。
【0003】
また、レーザ加工機を用いて最終切断箇所MJをレーザ加工切断し、取出装置により製品Gを取り出す場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来の技術にあっては、搬出可能な部品寸法が制限されるという問題がある。また、図7に示されているように、タレット103に取出装置107、111が干渉する場合があるという問題がある。
【0005】
また、サブパンチSPを用いて製品Gを切り離す場合には、サブパンチSPの構造上打抜能力により板厚の厚いシート材Sに対する切離しができないという問題がある。
【0006】
また、レーザ切断を用いる場合において、レーザ加工ヘッド固定方式での切断の場合には、切断時にシート材Sを移動させたときに製品Gがずれるため切断の精度がでないという問題がある。
【0007】
この発明の目的は、以上のような従来の技術に着目してなされたものであり、板金加工において、シート材から部品を高精度で切り離して取り出すことのできる板金加工機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、複数のパンチ(P)を備えた上部タレット(9U)を回転自在に設けた上部フレーム(7U)と前記パンチ(P)に対応する複数のダイ(D)を備えた下部タレット(9L)を回転自在に設けた下部フレーム(7L)とを備え、この下部フレーム(7L)に設けた固定テーブル(11F)の左右両側に設けた左右の可動テーブル(11M)をY軸方向へ移動自在なキャレッジベース(17)によって一体的に連結して設け、シート材(S)をクランプするクランパ(25)を備えたキャレッジ(23)を前記キャレッジベース(17)にX軸方向へ移動自在に設け、かつ加工位置(R)に回転割り出しされたパンチ(P)を打撃する打撃子(29)を上下動自在に備えた板金加工機であって、前記下部タレット(9L)と一方の可動テーブル(11M)との間において前記固定テーブル(11F)にスクラップシュータ(47)を設け、このスクラップシュータ(47)の上方位置に、前記レート材(S)の切断加工を行うレーザ加工ヘッド(5)をX、Y軸方向へ移動自在に設け、かつ前記レーザ加工ヘッド(5)によって切断された製品(G)を搬出するアンローダ装置(31)を前記一方の可動テーブル(11M)の上方に備えていることを特徴とするものである
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】
図1および図2には、この発明にかかる板金加工機1の全体が示されている。
【0016】
この板金加工機1では、従来のサブパンチSP(図6(B)参照)付きタレットパンチプレス3におけるサブパンチSP位置にレーザ加工ヘッド5を設けたものである。ここで、タレットパンチプレス3本体については従来よりよく知られているので、詳細な説明は省略して概略のみ説明する。
【0017】
このタレットパンチプレス3では、中央にフレーム7が立設されており、上部フレーム7Uには複数のパンチPを装着した上部タレット9Uが回転自在に設けられている。一方、下部フレーム7Lには前記パンチPに対応する複数のダイDを装着した下部タレット9Lが回転自在に設けられている。この下部タレット9Lは、前記上部タレット9Uと同期して回転割り出しされる。
【0018】
前記下部フレーム7Lには、固定テーブル11Fとこの固定テーブル11Fの左右両側に可動テーブル11Mが設けられている。左右の可動テーブル11Mは、Y軸モータ13およびY軸ボールネジ15によりY軸方向へ移動自在なキャレッジベース17で一体的に連結されている。このキャレッジベース17にはX軸モータ19およびX軸ボールネジ21によりX軸方向へ移動自在のキャレッジ23が設けられており、このキャレッジ23には複数のクランパ25が間隔調整自在に設けられている。
【0019】
前記上部タレット9Uの上方の上部フレーム7Uには、シリンダ27により打撃子29を上下移動して、加工位置Rに回転割り出しされているパンチPを打撃して、ダイDとの協働で加工位置Rに位置決めされているシート材Sにパンチング加工を行うものである。
【0020】
一方、図1中右側の可動テーブル11Mの上方には取出装置としての例えばアンローダ装置31が設けられている。このアンローダ装置31では、搬出方向(図2中左右方向)にガイドレール33が設けられており、可動テーブル11M上の製品を吸着する複数の吸着手段としての一例のバキュームパッド35を上下移動自在に備えたキャレッジ37が前記ガイドレール33に沿って移動自在に設けられている。
【0021】
図3を併せて参照するに、上部タレット9Uの近傍でアンローダ装置31側には、従来設けられていたサブパンチSP(図6(B)参照)に代わって前述のレーザ加工ヘッド5が設けられている。このレーザ加工ヘッド5は、タレットパンチプレス3のフレーム7に取り付けられているアーム39(図3参照)の先端に下向きに取り付けられている。
【0022】
前記レーザ加工ヘッド5は、レーザ加工ヘッド5から照射されるレーザ光LBによりシート材Sの最終切断箇所MJを切断すべくX軸モータ41およびX軸ボールネジ43によりX軸方向に、且つ図示省略のY軸モータとY軸ボールネジ45によりY軸方向に直線的に移動可能となっている。
【0023】
一方、固定テーブル11Fにおけるレーザ加工ヘッド5の下方に対応する範囲にはスクラップシュータ47が設けられており、レーザ加工ヘッド5から照射されるレーザ光LBによりシート材Sの最終切断箇所MJを切断した際のスクラップを排出するようになっている。
【0024】
上記構成により、シート材Sをワーククランパ25によりクランプして、キャレッジベース17をY軸方向に移動させると共にキャレッジ23をX軸方向に移動させて、シート材Sにおける最終切断箇所MJ以外の部分をタレットパンチプレス3の加工位置Rに位置決めし、打撃子29によりパンチPを打撃してダイDとの協働によりパンチング加工を行う。この時、最終切断箇所MJにより製品Gはシート材Sにくっついている。製品G部分をバキュームパット35で吸着し、最終切断箇所MJをレーザ加工ヘッド5の下方に位置決めして固定し、レーザ加工ヘッド5を移動させて最終切断箇所MJを切断して、製品Gを分離してキャレッジ37の移動により搬出する。
【0025】
以上の結果から、最終切断箇所MJをレーザ切断するので、製品Gがタレット9U,9Lと干渉すること無く、厚板のシート材Sについても分離して取り出すことができる。また、シート材Sに対してレーザ加工ヘッド5が移動して最終切断箇所MJを切断するので、高精度の切断加工を行うことができる。
【0026】
なお、この発明は前述の発明の実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、発明によれば、連続したパンチング加工により最終切断箇所を除いて切断された製品を取り出す際に、前記最終切断箇所をX、Y軸方向へ移動自在なレーザ加工ヘッドによってレーザ切断するので、製品がパンチング加工機と干渉すること無く、特に厚板のシート材についても分離して取り出すことができる。また、シート材に対してレーザ加工ヘッドが移動して最終切断箇所を切断するので、特に厚板について高精度の切断加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる厚板板金加工機を示す断面図である。
【図2】図1中II方向から見た平面図である。
【図3】この発明にかかる板金加工機の要部拡大図である。
【図4】レーザ加工ヘッドの移動方向を示す説明図である。
【図5】(A)はバキュームパッドを用いて従来の製品取出しの状態示す平面図であり、(B)はクランパを用いて従来の製品取出しの状態示す平面図である。
【図6】(A)はタレット内パンチにより最終切断箇所を切断する状態を示す平面図であり、(B)はタレット外のサブパンチにより最終切断箇所を切断する状態を示す平面図である。
【図7】タレットと製品取出装置の干渉する状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 板金加工機
5 レーザ加工ヘッド
31 アンローダ装置(取出装置)
35 バキュームパッド(吸着手段)
37 キャレッジ
MJ 最終切断箇所
S シート材
W 製品

Claims (1)

  1. 複数のパンチ(P)を備えた上部タレット(9U)を回転自在に設けた上部フレーム(7U)と前記パンチ(P)に対応する複数のダイ(D)を備えた下部タレット(9L)を回転自在に設けた下部フレーム(7L)とを備え、この下部フレーム(7L)に設けた固定テーブル(11F)の左右両側に設けた左右の可動テーブル(11M)をY軸方向へ移動自在なキャレッジベース(17)によって一体的に連結して設け、シート材(S)をクランプするクランパ(25)を備えたキャレッジ(23)を前記キャレッジベース(17)にX軸方向へ移動自在に設け、かつ加工位置(R)に回転割り出しされたパンチ(P)を打撃する打撃子(29)を上下動自在に備えた板金加工機であって、前記下部タレット(9L)と一方の可動テーブル(11M)との間において前記固定テーブル(11F)にスクラップシュータ(47)を設け、このスクラップシュータ(47)の上方位置に、前記レート材(S)の切断加工を行うレーザ加工ヘッド(5)をX、Y軸方向へ移動自在に設け、かつ前記レーザ加工ヘッド(5)によって切断された製品(G)を搬出するアンローダ装置(31)を前記一方の可動テーブル(11M)の上方に備えていることを特徴とする板金加工機
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