JPH03138027A - 板材の加工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、板材の加工方法、特に、板材から所望形状
の領域を切断加工するための加工方法に関する。

〔従来の技術〕

板材の加工を行う加工機として、従来よりパンチプレス
機等の板材加工機が用いられている。例えば、パンチプ
レス機では、板材をワークホルダーで把持しつつ加工部
に移動させ、加工部で孔開は等の所定の加工を行うよう
になっている。

ごのようなパンチプレス機を用いて、板材から所望形状
の大きなブランクを取り出す場合がある。

この場合には、板材からブランクとして取り出される部
分（以下、ブランク領域という）にニブリング加工を行
うとともに、このブランク領域の外径線の適当な数箇所
にミクロジヨイント（外径線の内側と外側とを連結する
細い打ら残し部分）を残し、ブランクが板材から完全に
分離しない状態で加工を終了するようにしている。そし
て、加工終了後、加工者が手作業で前記ミクロジヨイン
トを切断しブランクを取り出すようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記従来の板材加工方法では、ミクロジヨイントを加工
者が手作業で切断するため、ブランクの切断面にぼり等
が発生し、きれいな切断面を得ることができないという
問題が生じる。

この発明の目的は、きれいな切断面を得ることができる
板材の加工方法を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る板材の加工方法は、板材から所望形状のブ
ランクを取り出すための加工方法であって、次の加工方
法を含んでいる。

◎　板材の加工領域の一部を切断加工すること。

◎　前記切断加工部分とその周囲の板材とを粘着部材に
より連結すること。

◎　前記加工領域の残りの部分を切断加工すること。

◎　粘着部材を除去すること。

〔作用］ 本発明に係る加工方法では、板材の加工領域の一部の切
断加工を行う。次に、前記切断加工部分とその周囲の板
材とを粘着部材により連結し、前記加工領域の残りの部
分の切断加工を行う。その後、粘着部材を除去する。

このようにして、加工領域全体にわたって機械加工によ
る切断が行われ、これにより加工領域全体にわたってき
れいな切断面を得ることができる。

〔実施例〕

第２図及び第３図は、本発明の一実施例による加工方法
が適用される板材加工機としてのパンチプレス機を示し
ている。パンチプレス機１は、主に、下部フレーム２と
、下部フレーム２の上方に配置された上部フレーム３と
、これらを後方で支持するスロート部４から構成されて
いる。

下部フレーム２の上面中央には、固定テーブル１０が配
置されている。また、下部フレーム２の上面両側部には
、一対のガイドレール５，６が配置されている。ガイド
レール５，６上には、キャリッジ７が奥行き方向（Ｙ軸
方向）に移動可能に配置されている。キャリッジ７には
、固定テーブルｌＯの両側方に配置された移動テーブル
８．９が固定されている。キャリッジ７には、板材１１
を把持するための１対のワークホルダー１３１４が装着
されたクロススライド１５が、左右方向（Ｘ軸方向）に
移動可能に設けられている。、トヤリ・ンジ７をＹ軸方
向に移動させる機構は、移動テーブル９の下方に配置さ
れており、サーボモータ１６と、これに連結されたボー
ルねじ１７と、ボールねじ１７に螺合するボールナツト
１８とから構成されている。ポールナツト１８は移動テ
ーブル９の下面に固定されている。一方、クロススライ
ド１５をＸ軸方向に移動させる機構は、キャリッジ７内
に配置されており、キャリッジ７の左端部に配置された
サーボモータ２０と、これに連結されたボールねじ２１
と、ボールねじ２１に螺合するポールナツト２３とから
構成されている。ポールナツト２３は、クロススライド
１５に固定されている。

上部フレーム３には、複数のパンチが装着される上タレ
ット１２が回動可能に設けられている。

上タレット１２には、図示しないクランク機構により昇
降するパンチヘッドが設けられている。−方、下部フレ
ーム２側に、複数のダイか装着される下タレット２２が
配置されている。これら上タレット１２や下タレット２
２等によって加工部が構成されており、その加工位置は
第３図のＡである。また、この加工部に並列して、板材
１１上に粘着シールを貼り付けるためのシール貼り付は
装置（ラベラー）４０が配置されている。その貼り付は
位置は第３図のＢである。

スロート部４の側部には、コントロールパネル３０が配
置されている。コントロールパネル３０には、入力キー
ボード３１．ＣＲＴ３２、テープリーダ３３、警告ラン
プ３４等が配置されている。

次に、このパンチプレス機１を用いた板材の加工方法に
ついて、第１Ａ図〜第１Ｅ図に従って説明する。

いま、第１Ａ図のワーク１１から一点鎖線で示すブラン
ク５０及び５１を取り出す場合について考える。なお、
ブランク５０及び５１の切断加工は、ここではそれぞれ
別々に行うものとする。

まず、ワーク１１をワークホルダー１３及び１４（第３
図）で把持し、加工位置Ａに移動させる。

そして、第１Ｂ図に示すように、ブランク領域５０．５
１のそれぞれの四隅にミクロジヨイント５２を残して、
ブランク領域５０．５１にニブリング加工を施す。次に
、ワークホルダー１３．１４をラベラー４０のシール貼
り付は位置Ｂに移動ざせる。そして、第１Ｃ図に示すよ
うに、ラベラー４０により、ブランク領域５０．５１の
切断加工部分とその周囲の板材との間に粘着シールを貼
り付け、ブランク領域５０．５１と周囲の板材とを連結
する。その後、板材１１を再びパンチ加工位置Ａに移動
させ、ミクロジヨイント５２の切断加工を行う（第１Ｄ
図に示す状態）。次に、作業者の手作業により、或いは
機械的に粘着シール５３を剥がし取る（第１Ｅ図に示す
状態）。

このようにして、ブランク５０．５１の切断加工が終了
する。打ち抜かれたブランク５０．５１は、テーブル１
０（第２図、第３図）面に設けられた開閉自在なワーク
シュータ（図示せず）を開くことにより、テーブル１０
下方へ排出される。

このような本実施例では、ミクロジヨイント部の切断が
機械加工により行われるので、従来のような作業者の手
作業による切断に比べ、ブランク領域全体にわたって、
きれいな切断面を得ることができる。

〔他の実施例〕

（ａ）　　前記実施例では、ミクロジヨイント５２を残
して板材１１の切断加工を行う場合について説明したが
、本発明はこれに限定されるものではない。

すなわら、まず、それぞれのブランク領域５０゜５１の
一部（たとえば四隅）にニブリング加工を施す。そして
、各切断加工部分とその周囲の板材との間に粘着シール
を貼り付け、ブランク領域５０．５１と周囲の板材とを
連結する。次に、ブランク領域５０．５１の残りの部分
についてニブリング加［による切断加工を行う。その後
、粘着シールを除去する。

この場合においても、前記実施例と同様に、ブランク領
域全体にわたってきれいな切断面を得ることができる。

（ｂ）　　本発明による加工方法の適用はパンチプレス
機に限定されず、レーザー加工機等の板材加工機にも同
様に適用することができ、前記実施例と同様の効果を奏
する。

〔発明の効果〕

本発明に係る板＋４の加工方法では、加工領域全体にわ
たって機械加工による切断が行われるので、加工領域全
体にわたってきれいな切断面を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１Ａ図〜第１Ｅ図は本発明の一実施例を説明するため
の加工動作図、第２図は本発明の一実施例が適用される
パンチプレス機の全体斜視図、第３図はその平面図であ
る。 １１・・・板材、５０．５１・・・ブランク、５２・・
・ミクロジヨイント、５３・・・粘着シール。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）板材の加工領域の一部を切断加工することと、前
   記切断加工部分とその周囲の板材とを粘着部材により連
   結することと、 前記加工領域の残りの部分を切断加工することと、 前記粘着部材を除去することと、 を含む板材の加工方法。