JP4351883B2 - エンジンマウントシステム - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のエンジンルームにパワープラントを搭載するためのエンジンマウントシステムに関し、特にクランク軸を車幅方向に向ける横置き搭載の場合についてのマウント部材のレイアウト構成の技術分野に属する。
従来より、この種のエンジンマウントシステムとしては、例えば特許文献1に開示されるように、エンジン及び変速機が直列に配置されたパワープラントの長手方向(クランク軸の延びる方向)両端部を、それぞれ、エンジンルームの左右両端側に位置する車体サイドフレームに対して、2つの主マウント部材により弾性的に支持するようにしたものがある。このようなマウント部材はパワープラントの重量の殆どを受け持つことになるので、少なくとも上下方向について或る程度高い動バネを要求され、エンジン振動の吸収・遮断という点では不利になり易い。
すなわち、エンジンのアイドル運転時等にトルク変動によって主にロール軸周りに発生する振動は、その振幅こそあまり大きくはないが、人間が不快に感じる低周波域のものなので、マウント部材において吸収し車体への伝達を防止することが望ましい。そこで、一般に、前記左右両端のマウント部材をパワープラントのロール慣性主軸(以下、単にロール軸という)にできるだけ近接させて配置する、慣性主軸マウントが採用される。こうすれば、マウント部材が上下方向に或る程度硬い(高い動バネを有する)ものであってもロール軸周りの動バネは柔らかなものとなり、これによりアイドル振動の車体への伝達を抑えることができる。
しかし、そのようにロール軸周りの動バネを柔らかくすると、例えば急加速時等のようにエンジンの駆動出力(トルク)が大きく変動するときに、その反力(トルク)によってパワープラント全体が大きくロール軸周りに回動(ローリング)してしまい、これにより周囲の部品との干渉の問題が生じたり、或いは、マウント部材のゴム部に過大な変形を生じて耐久性が損なわれる虞れがある。
この点について、一般的な慣性主軸マウントの場合は、パワープラントの左右に配置した主マウント部材の他に、例えば特許文献2に開示されるように、パワープラントのローリングを規制するためのストッパ部材(ロールストッパ)を通常、該パワープラントの前後にそれぞれ設けるようにしている。
また、例えば特許文献3に開示されるように、左右のマウント部材によるパワープラントの支持点をやや高めに設定して、該パワープラント全体を振り子(ペンデュラム)のように揺動可能に支持するとともに、その揺動を規制するためのトルクロッドを、パワープラントの下端部と車体側とを連結するように独立に設ける構造も知られている(以下、3点ペンデュラムマウントと呼ぶ)。
前記3点ペンデュラムマウントでは、一般的な慣性主軸マウントに比べてパワープラントの荷重の支持点がロール慣性主軸から離れているため、アイドル振動の低減についてはやや不利になるきらいはあるが、駆動反力(トルク)が作用したときには、パワープラントのロール軸周りの回動が左右のマウント部材自体によっても規制されるとともに、該パワープラントの質量がその揺動を抑える慣性体として機能するので、独立のトルクロッドは1本だけでも、効果的に揺れを抑えることができるものと考えられる。
仏国特許出願公開第2737008号明細書 実公昭63−122264号公報 独国特許出願公開第4209613号明細書
ところで、前記各従来例のエンジンマウントシステムは、いずれも、パワープラントの重量を受ける左右両側の主マウント部材の他に、該パワープラントの前後、或いは下端部等に各々独立にロール変位を規制するためのマウント部材を配設している。このため、自動車の組立ラインにおいてパワープラントを車体に組み付ける際には、該パワープラントを支持するために最低限必要な2箇所でのマウント締結作業の外に、それとは離れた別の箇所でもマウント締結作業が必要となり、このことが組立コストの削減にとって大きな障害となっている。
また、近年、自動車の燃費規制や排ガス規制は一層、厳しくなっており、これに伴い、エンジン自体の補機やエンジンルーム内に配置される機器の数も増加する一方であるから、それらの配置スペースを確保するという観点からも、パワープラントの車体締結箇所はできるだけ少ない方が望ましい。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、いわゆるFF車等に横置き搭載されるエンジン(パワープラント)のマウントシステムにおいて、2つのマウント部材とトルクロッドの配置構成に工夫を凝らして、駆動反力によるパワープラントの変位を規制し、マウント部材の耐久性を十分に確保できるようにしながら、パワープラントの車体との締結箇所を減らして、組立コストの削減を図ることにある。
前記の目的を達成するために本願の発明者らが鋭意、実験・研究を重ねたところ、上述した3点ペンデュラムマウント(特許文献3)の構成を基本として、左右のマウント部材にそれぞれ一体的にトルクロッドを設けるとともに、該両マウント部材によるパワープラント荷重の支持点を従来よりも高くして、所定の範囲内に設定することで、それとは別に独立のトルクロッドを設けなくても、駆動反力によるパワープラントの変位を十分に規制できることを見出した。
しかして、請求項1の発明は、エンジン及び変速機が直列配置されたパワープラントをその長手方向が車幅方向となるよう横置きに搭載して、エンジン側及び変速機側の両端部にそれぞれ配設したマウント部材によって2点で弾性支持するとともに、該パワープラントのロール方向の揺動を規制するためのトルクロッドを備えたエンジンマウントシステムを前提とする。
そして、前記トルクロッドを、前記エンジン側及び変速機側のマウント部材にそれぞれ一体的に設けるとともに、該エンジン側及び変速機側マウント部材におけるパワープラント荷重の支持点をそれぞれ該パワープラントのロール軸よりも上方に離間させ、且つ、少なくともエンジン側の荷重支持点とロール軸との間の上下間隔を所定値以上に設定したことを特徴とする。
前記の構成により、まず、従来例(特許文献3)の3点ペンデュラムマウントと同様に、パワープラントの長手方向両端部の2つのマウント部材における荷重の支持点をいずれもロール軸から上方に意図的に離間させたことで、アイドル振動の低減と駆動反力による変位の規制という相反する2つの作用を比較的簡単な構成でもってバランス良く得ることが可能になる。
ここで、前記マウント部材によるパワープラントの荷重支持点をロール軸から離していくと、該ロール軸周りのパワープラントの回動角度に対して幾何学的なマウント部材位置での変位量は大きくなり、同時にてこの原理によって入力荷重(力)は小さくなるから、前記荷重支持点とロール軸との間隔を所定以上、大きくすれば、マウント部材に一体的に設けたトルクロッドによって該マウント部材のゴム部の変形を効果的に規制して、その耐久性を容易に確保することができるし、該トルクロッドによってパワープラントのローリング自体も効果的に抑制することができる。
従って、前記マウント部材とは別にトルクロッドを設ける必要がなくなって、パワープラントの車体への締結箇所が必要最小限の2箇所となるので、自動車の組立コストのさらなる削減が可能になるとともに、エンジンルーム内に機器等の配置スペースを確保することも容易になる。
ここで、前記マウント部材におけるパワープラント荷重の支持点とロール軸との間の上下間隔について具体的には、例えばエンジン側荷重支持点とロール軸との間の上下間隔を、従来の3点ペンデュラムマウント(パワープラントの下端部を車体側に連結するようにマウント部材とは別体のトルクロッドを設けたもの)と比較して、60mm以上、大きく設定すればよい。こうすれば、パワープラントに駆動反力が作用したときに2つのマウント部材に入力する荷重のトータル値が、前記3点ペンデュラムマウントにおいて2つのマウント部材及びトルクロッドに入力する荷重のトータル値と略同等、若しくはそれ以下となり、請求項1の発明の作用が確実に得られる。
或いは、エンジン側及び変速機側マウント部材の各々におけるパワープラント荷重の支持点とロール軸との間の上下間隔をいずれも100mm以上に設定してもよい(請求項の発明)。こうすれば、実質的に前記と同等の構成となる。
前記各発明の構成に加えて、変速機側荷重支持点の高さがエンジン側荷重支持点の高さ以下である場合に、該両荷重支持点間の上下間隔は50mm以下に設定するのが好ましい。こうすれば、左右両側の2つの荷重支持点を結んだパワープラントの揺動支軸が水平に近づくので、この揺動支軸がパワープラントへの駆動反力トルクの中心軸とも平行に近づくことになり、これにより、駆動反力トルクの作用によって左右2つのマウント部材に加わる力がそのうちの一方に大きく偏ることがなくなるから、マウント部材の耐久性の確保がさらに容易なものとなる。
以上、説明したように、本願発明に係るエンジンマウントシステムによると、自動車のエンジンルームに横置き搭載するパワープラントの左右両側にそれぞれ配置したマウント部材に、一体的にトルクロッドを設けるとともに、該マウント部材におけるパワープラントの荷重支持点を所定以上、高く設定したことで、該マウント部材と別体のトルクロッドを設けることなく、急加速時等にパワープラントに大きな駆動反力(トルク)が作用したときでも、過大なローリングを防止することができる。これにより、パワープラントの車体との締結箇所を減らして自動車の組立コストのさらなる削減を実現可能とし、さらに、エンジンルーム内のスペースの確保も容易になる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
−マウントシステムの構成−
図1及び図2は、本発明の実施形態に係るエンジンマウントシステムSの概略構成を示し、両図において符号Pは、エンジン1及び変速機2が直列に結合されてなるパワープラントである。このパワープラントPは、その長手方向(エンジン1のクランク軸の延びる方向)が車幅方向となるように、図示しない自動車のエンジンルームにおいて横置きに搭載されていて、その長手方向両端部、即ちエンジン1側及び変速機2側の各端部にそれぞれ配設されたマウント部材3,5を介して、車体サイドフレーム6,7に対し2点で弾性的に支持されている。
図1は、前記エンジン1の吸排気系や補機等を全て省略して、本体部のみを車体後方の斜め右側上方から見たものであり、また、図2は、同様にしてエンジン1本体部を車体後方から略水平に見たものである。図示の如く、エンジン1本体部は、概略シリンダブロック10とその上部に配設されたシリンダヘッド11とからなり、変速機2とは反対の長手方向の端部(図1において手前側に示す車体右端部)にベルトカバー12が配設され、シリンダヘッド11の上部にはヘッドカバー13が配設されるとともに、シリンダブロック10の下部にはオイルパン14(図2にのみ示す)が配設されている。そして、前記シリンダヘッド11の右側壁にはベルトカバー12を貫通してエンジン側マウントブラケット15の下端側が締結され、そこから上方に向かって延びるマウントブラケット15の上端部が略水平に折れ曲がり、エンジン側のマウント部材3の上部に上方から重ね合わされた状態で締結されている。このエンジン側マウント部材3は、詳しくは後述するが、この実施形態ではいわゆる液封マウントであり、円筒状のマウント本体部30が、その軸線z(図3参照)を上下方向に向けて配置され、該マウント本体部30の下側外周に取り付けられた3つのブラケット31,31,31により車体サイドフレーム6上に締結されている。
前記変速機2は、この実施形態ではトルクコンバータや変速ギヤ列の他にディファレンシャルも一体となった自動変速機であり(手動変速機やCVTであってもよい)、変速機ケース20のベルハウジング20aがエンジン1のクランク軸側端部にてシリンダブロック10に連結されるとともに、そのベルハウジング20aの後方に形成された膨出部20bから左右両側に向かって、それぞれ、自動車の前車輪を駆動するためのドライブシャフト22,22が延びている。そして、先すぼまりの変速機ケース20の先端部近傍をマウントブラケット23により車体左側のサイドフレーム7から吊り下げるようにして、変速機側マウント部材5が配設されている。この変速機側マウント部材5の詳しい構成については後述する。
前記のようにエンジン1及び変速機2を直列に結合してなるパワープラントPでは、図2に示すようにエンジン1の方が変速機2よりも背が高いことから、長手方向に延びるロール軸R(ロール慣性主軸)は、図に一点鎖線で示すように、エンジン1側の端部から変速機2側に向かって下向きに傾斜している。そして、このロール軸Rに対し、パワープラントPの重量を受ける2つのマウント部材3,5はそれぞれ上方に離間していて、それら2つのマウント部材3,5における各荷重支持点f1,f2は概ね同じくらいの高さに設定されている(エンジン1側f1の方が変速機2側f2よりもやや高いが、その差は例えば50mm程度とするのが好ましい)。このことで、パワープラントPは前記2つの荷重支持点f1,f2を結ぶ線分L(揺動支軸:図には仮想線で示す)の周りに振り子(ペンデュラム)のように揺動可能になっている。
この荷重支持点f1,f2の高さの設定は本願発明の特徴部分なので、詳しくは後述するが、この実施形態のエンジンマウントシステムSは、エンジン側及び変速機側の各荷重支持点f1,f2とロール軸Rとの間の上下間隔D1,D2をいずれも所定値(略100mm)以上に設定している。すなわち、2つのマウント部材3,5の各荷重支持点f1,f2をいずれもロール軸Rから所定以上、上方に離間させることで、それら各マウント部材3,5にそれぞれ一体的に設けたトルクロッド40,56の効きを高めて、パワープラントPのローリングを効果的に抑えられるようにしたものである。
尚、前記荷重支持点f1,f2とロール軸Rとの間の上下間隔D1,D2というのは、図2に示すようにパワープラントPを車体前後方向に見て、各荷重支持点f1,f2からそれぞれロール軸Rに下ろした垂線の足の長さ(各荷重支持点f1,f2から垂線及びロール軸Rの交点までの長さ)のことである。ここで、前記したように、パワープラントPのロール軸Rはエンジン1側から変速機2側に向かって下向きに傾斜しているから、変速機側の荷重支持点f2とロール軸Rとの間の上下間隔D2はエンジン側と比べて大きくなり、従って、エンジン側の荷重支持点f1とロール軸Rとの間の上下間隔D1を前記所定値以上に設定すれば足りる。
−マウント部材の構造−
次に、前記エンジン側マウント部材3の詳細な構造を図3に基づいて説明する。同図に拡大して示すように、エンジン側マウント部材3のマウント本体部30は、上下方向に延びるように配置された概略円筒状の金属製ケーシング32と、その上面略中央部に開口する丸穴に上方から挿入された状態でゴム弾性体33により支持された連結金具34と、を備えてなる。この連結金具34は、下側の部分が前記ケーシング32内に収容されてゴム弾性体33の上部に接着されている一方、上側の部分はケーシング32の上面よりも上方に延びる軸部34aとされ、その軸部34aの上端面にエンジン側マウントブラケット15の折曲り部の下面が接合されて、両者が取付ボルト35により締結されている。すなわち、軸部34aには、その上端面の略中央部から軸線zに沿って下方に向かうようにボルト孔が穿孔されており、そのボルト孔に螺入される取付ボルト35によって、マウントブラケット15と連結金具34とが締結されている。
一方、前記連結金具34の下側部分には、前記軸部34aの下端部から一旦、外方に向かって拡径した後に下方に向かって徐々にすぼんだ逆円錐形状の被支持部34bが形成されており、この被支持部34aとその外周に対向するケーシング32との間にゴム弾性体33が設けられている。すなわち、このゴム弾性体33の上部内周側にはすり鉢状の凹部が形成されていて、この凹部の周面が前記連結金具34の被支持部34bの外周面に被着されており、ゴム弾性体33は該連結金具34の下側全体から外方に向かって放射状に拡がり且つ斜め下方向に延びるように略円錐台状に形成されていて、その下側の部分の外周面がケーシング32の下側の部分の内周面に接着されている。従って、連結金具33はゴム弾性体33を介してケーシング32により下方から支持されている。
前記のようにケーシング32の下側部分に接着固定されたゴム弾性体33の下側部分は下方に向かって開口する円筒状とされていて、そのうちの相対的に上側の部分が厚肉に形成される一方、相対的に下側の部分はゴム膜からなる薄肉層部とされている。そして、その薄肉層部の内周側に下方からオリフィス盤36が圧入され、さらに、その下方から該オリフィス盤36の下部全体を覆うようにゴム製ダイヤフラム37が配設されており、これによりゴム弾性体33の下端開口部が液密に閉塞されて、その内部に空洞部が形成されている。尚、ダイヤフラム37は相対的に厚肉の外周部に円環状の補強板38が埋設され、この部分がオリフィス盤36の外周部に下方から重ね合わされた状態で、ケーシング32下端の折り曲げ部分によってかしめられている。
前記のようにしてゴム弾性体33内に区画された空洞部には、エチレングリコール等の緩衝液が封入されていて、これがゴム弾性体33に入力するパワープラントPの振動を吸収、緩和するための液室Fとなっている。この液室Fの内部は前記のオリフィス盤36によって上下に仕切られていて、その上側が、ゴム弾性体33の変形に伴い容積が拡大又は縮小する受圧室になっており、また、下側は、ダイヤフラム37の変形によって容積が拡大又は縮小されて、前記受圧室における容積の変動を吸収する平衡室になっている。すなわち、前記オリフィス盤36の外周には、ケーシング32内周に接着されたゴム弾性体33の薄肉層部との間に上下に2重の螺旋状をなすオリフィス通路39が形成され、このオリフィス通路39の上端が液室F上側の受圧室に臨んで開口する一方、オリフィス通路39の下端は液室F下側の平衡室に臨んで開口しており、それら受圧室及び平衡室の緩衝液がオリフィス通路39を介して相互に流通することによって、ゴム弾性体33から受圧室に作用する低周波の振動が減衰されるようになっている。
前記の基本的な構成に加えて、マウント部材3にはパワープラントPのロール方向の揺動を規制するためのトルクロッド40が一体的に設けられている。すなわち、前記マウント本体部30のケーシング32には、車体後方に向かって延びるように互いに平行な2枚の板部材からなるステー41,41が取り付けられており、このステー41,41の上端と前記マウント本体部30の連結金具34との間に車体前後方向に延びるようにトルクロッド40が配設されている。より詳しくは、前記ステー41,41は、例えばプレス成形により鋼板を略J字状に形成したもので、その下端部がマウント本体部30のケーシング32外周に溶接される一方、ステー41,41の各上端部は連結金具34の軸部34aの真後ろ、即ち車体後方に略水平に離れた位置にて左右に並んで配置されている。
また、前記トルクロッド40は、棒部材42の両端部にそれぞれ厚肉円盤状の連結部43,44が設けられ、且つそれらが棒部材42の軸心の周りに互いに90°回転偏位してなる。その前端の方の連結部43は、棒部材42の前端に一体に設けられた外筒部43a及びこれと同軸に位置する内筒部43bが環状のゴムブッシュ43cによって弾性連結されたものであり、その内筒部43cが連結金具34の軸部34aに外挿されて、外嵌合状態で結合されている。一方、後端の方の連結部44は、棒部材42の後端部に前記前端連結部43と同様に外筒部44a、内筒部44b及びゴムブッシュ44cを設けてなり、その内筒部44bが軸心を左右方向に向けてステー41,41間に挟まれるように配置され、該ステー41,41に形成された丸穴を貫通する取付ボルト45及びナット16によって締結により固定されている。
そして、例えばエンジン1のアイドル運転時のように比較的振幅の小さな振動がパワープラント9のロール軸R周りに発生するときには、この振動は前記連結部43,44のゴムブッシュ43c,44cの撓みによって吸収され、トルクロッド40を介して車体側に伝達されることはない。一方、駆動反力(トルク)によってパワープラントPがロール軸R周り回動しようとすれば、前記ゴムブッシュ43c,44cが最大限に撓んだ後、パワープラントP側の連結金具34と車体側のマウント本体ケーシング32との間でトルクロッド40が駆動反力を受け止めて、それ以上のパワープラントPの変位を規制することになる。尚、図示のトルクロッド40では、後端連結部44のゴムブッシュ44cにすぐりが設けられていて、アイドル振動をより効果的に吸収できるようになっているが、これに限るものではない。
次に、変速機側マウント部材5の構造は、図4に拡大して示すようになっており、これは、変速機2の先端側から上方に延びるマウントブラケット23の上端部を、車体サイドフレーム7側に取り付けた金属製フレーム部材50によりゴムブロック51を介して吊り下げたものである。すなわち、前記フレーム部材50は、例えば鋼板等をプレス成形して、矩形枠状の本体部52とそこから車体後方側(図の左側)に向かって延びるステー部53とを一体に形成したもので、その本体部52の側方には別の鋼板片を溶接して側方及び下方それぞれに延びるフランジ部54,54が設けられ、このフランジ部54、54において図示しない取付ボルトにより車体サイドフレーム7に締結されるようになっている。
また、前記フレーム部材50の本体部52には、開口部52aの周囲から上下軸線zの四方を囲んで上方に延びるように、絞り加工等によって立壁部52bが一体形成されており、この立壁部52bに左右両端部を接着されたゴムブロック51によって、金属製連結パイプ55がその軸心を上下方向に向けて上下動可能に支持されている。すなわち、連結パイプ55は、例えば絞り加工によって下側の部分を相対的に小径とし、この小径部55aを除いた部分で前記ゴムブロック51の略中央部に埋設されるように一体に加硫成形してなる。そして、前記連結パイプ55の小径部55aに対して下側からマウントブラケット23のスタッドボルト24が挿入され、このスタッドボルト24に上方からナット25が螺合されて、マウントブラケット23と連結パイプ55とが締結されている。
さらに、この変速機側マウント部材5にもトルクロッド56が一体的に設けられている。すなわち、前記フレーム部材50の本体部52から車体後方に延びるステー部53の先端(後端)は下方に向かい略直角に折り曲げられていて、その折曲げ部53aは、前記のようにしてフレーム部材本体部52に対し連結された連結パイプ55の小径部55aの真後ろ、即ち車体後方に略水平に離れた位置にある。そして、このステー折曲げ部53aと連結パイプ55の小径部55aとの間に車体前後方向に延びるようにトルクロッド56が配設されている。
このトルクロッド56は、エンジン側のものと同様に棒部材57の両端部にそれぞれゴムブッシュ58a,59cを介在させた連結部58,59が設けられたものであって、特に後端の連結部59は前記エンジン側のものと同じく外筒部59a、内筒部59b及びゴムブッシュ59cからなり、その内筒部59bが連結パイプ55の小径部55aに外挿されて、外嵌合状態で結合されている。一方、トルクロッド56の前端側の連結部58は、他の連結部43,44,59とは異なり、棒部材57の先端部で串刺しにした2つのリング状ゴムブッシュ58a,58aの間にステー折曲げ部53aを挟み込んで固定するようにしたものである。
すなわち、前記トルクロッド56の棒部材57の前端側には円形の鍔部58bが一体形成され、この鍔部58bよりも先端の部分がステー53の折曲げ部53aに形成された丸穴を貫通していて、その折曲げ部53a及び鍔部58bの間にゴムブッシュ58aが挟持されている。また、前記折曲げ部53aよりも車体前方に延びる棒部材57の先端側には別のゴムブッシュ58aとワッシャ58cとが配置され、さらに、その棒部材57の先端部には小径のネジ部57aが設けられていて、このネジ部57aに螺合されるナット58dによりワッシャ58cが棒部材57の先端に締結されることで、該ワッシャ58c及び折曲げ部53aの間にゴムブッシュ58aが挟持されている。
そうして、前記の如き構成の変速機側マウント部材5においてもエンジン1のアイドル振動はゴムブッシュ58a,59cの撓みによって吸収されるので、トルクロッド56を介して車体側に伝達されることはなく、一方、大きな駆動反力が作用したときには、パワープラントPのロール軸R周り回動変位が該パワープラントP側の連結パイプ55と車体側のフレーム部材ステー53との間のトルクロッド56によって規制される。
−作用効果−
次に、上述の如く構成されたエンジンマウントシステムSの作用効果を説明すると、まず、自動車に搭載されたパワープラントPにおいてエンジン1がアイドル運転等、極低速の運転状態にあるときには、トルク変動に起因する低周波の振動がロール軸Rの周りに発生する。このとき、エンジン側マウント部材3のマウント本体部30においてパワープラントP側の連結金具34が車体側のケーシング32に対し前後に微小に振動し、同様に、変速機側マウント部材5においてもパワープラントP側の連結パイプ55が車体側のフレーム部材50に対し前後に微小に振動することになるが、この振動は低周波のもので且つ振幅が非常に小さいので、ゴム弾性体33やゴムブロック51により吸収されることになり、車体への伝達は非常に少ない。また、アイドル振動は前記両マウント部材3,5のトルクロッド40,56においてもゴムブッシュ43c,44c,58a,59cの撓みによって吸収されるので、この振動がトルクロッド40,56を介して車体側に伝達されることもない。
一方、例えば自動車の急加速時や急減速時のように大きな駆動反力(トルク)が作用すると、パワープラントPは、図5に白抜きの矢印で模式的に示すように概ねロール軸Rの周りに回動(ローリング)しながら、全体としては上方の揺動支軸Lを中心として振り子のように前後に揺れようとする。このときに、ロール軸R周りの回動変位は左右のマウント部材3,5の主にトルクロッド40,56から付与される反力によって効果的に抑えられ、また、パワープラントP全体の前後方向への揺れについては該パワープラントPの質量がその揺動を抑える慣性体としての役割を果たすことになる。このため、駆動反力によるパワープラントPの変位が過大なものとなることはない。
この点について詳しくは、この実施形態のエンジンマウントシステムSや従来例(特許文献3)の3点ペンデュラムマウントのように左右のマウント部材3,5によるパワープラントPの荷重支持点f1,f2をロール軸Rから意図的に上方に離間させる場合、その間隔を大きくしていくと、ロール軸R周りのパワープラントPの回動角に対するマウント部材3,5位置での変位量は幾何学的に大きくなり、同時にマウント部材3,5への入力荷重はてこの原理によって小さくなる。言い換えると、マウント部材3,5の荷重支持点f1,fがロール軸Rから離れるほど、これらマウント部材3,5からの反力によってパワープラントPのロール軸R周りに生じるモーメントの腕が長くなるから、各マウント部材3,5に設けたトルクロッド40,56の効きがよくなって、パワープラントPのローリングを効果的に抑えることができるようになる。
従って、この実施形態のようにエンジン側及び変速機側マウント部材3,5の各荷重支持点f1,f2とロール軸Rとの間の上下間隔をいずれも所定値以上に大きく設定し、且つ該2つのマウント部材3,5のそれぞれに一体的にトルクロッド40,56を設ければ、それとは別に、従来の3点ペンデュラムマウントのような独立のトルクロッドTr(図5に仮想線で示す)を設けなくても、駆動反力によるパワープラントPの変位を十分に抑制できると考えられる。
以下に、この実施形態の2点エンジンマウントシステムSにおいて、パワープラントPの左右のマウント部材3,5の荷重支持点f1,f2とロール軸Rとの間の上下間隔を変更しながら、該パワープラントPに作用する駆動反力によって2つのマウント部材3,5に加わる入力荷重の変化を調べた実験結果(実施例)を、従来までの3点ペンデュラムマウントを比較例として示す。尚、この実験では、エンジン1が最大トルクを発生するときに所定の変速比(例えば1速乃至2速に対応する変速比)で自動車の駆動輪に加わる駆動トルクの反力に相当するトルクをドライブシャフトに加えているが、同じ大きさのトルクを直接、パワープラントPのロール軸R周りに加えるようにしてもよい。また、比較例の3点ペンデュラムマウントでは、図5に仮想線で示すように、パワープラントPの下端部をその後方の車体側に連結する独立のトルクロッドTrを設けているが、左右のマウント部材にはトルクロッドは設けていない。
前記実験の結果は、図6に示すようになり、同図(a)において、“X”はマウント部材3,5等における車体前後方向(X方向)の入力荷重の合計(Total)であり、同様に“Y,Z”はそれぞれ車幅方向及び上下方向の入力荷重の合計である。実施例のエンジンマウントシステムS及び比較例の3点ペンデュラムマウントの両方共に、マウント部材3,5等への入力荷重の合計値は駆動反力の方向を反映して前後方向(X)が主体となっている。
そして、前記前後方向の入力荷重Xが左右のマウント部材3,5の支持点を高くしたときに、どのように変化するのかが同図(b)のグラフに示されている。すなわち、実施例の2点マウントにおいては、左右のマウント部材3,5の支持高さが比較例の3点マウントと同じときには(高さUP分=0)、2つのマウント部材3,5の入力荷重の合計が、比較例の2つのマウント部材及び別体のトルクロッドへの入力荷重の合計よりも大きくなっており、このことから、パワープラントPの変位が相対的に大きくなることが分かる。
これに対し、実施例の2点マウントシステムにおいて左右のマウント部材3,5の支持高さをアップ(UP)させれば、これに略反比例して入力荷重の合計値は減少していき、概略60mmアップのときに比較例の3点マウントと略同じ値になることが分かる。このことから、前記実施形態のエンジンマウントシステムSにおいて、左右のマウント部材3,5の荷重支持点f1,f2の高さをそれらの差があまり大きくならないように揃えた上で、エンジン側の荷重支持点f1とロール軸Rとの間の上下間隔D1を、従来までの3点ペンデュラムマウント(パワープラントの下端部を車体側に連結するようにマウント部材とは別体のトルクロッドを設けたもの)と比較して略60mm以上、大きく設定すれば、パワープラントPのローリングを従来までと同程度に規制できると考えられる。
また、前記実験結果によれば、左右のマウント部材3,5の支持高さを60mmを越えてさらにアップさせることで、入力荷重の合計値がさらに減少することが分かる。しかし、マウント部材3,5によるパワープラントPの荷重支持点f1,f2がロール軸Rからあまり大きく離れることは、アイドル振動の低減にとっては好ましいことではないから、左右のマウント部材3,5の支持高さは大きくし過ぎない方がよい。そこで、例えば120mmアップのときについて各マウント部材3,5毎の個別の入力荷重値を調べると、これは図7の棒グラフに示すようになっており、このときには前後方向入力荷重の合計値は比較例の3点マウントよりも小さくなり、また、左右のマウント部材3,5単独で見ても、入力荷重は3点マウントの場合とあまり変わらない範囲に収まることが分かる。
従って、以上の実験結果から、この実施形態のエンジンマウントシステムSにおいては、左右のマウント部材3,5におけるパワープラント荷重の支持点f1,f2とロール軸Rとの間の上下間隔D1,D2を、従来例(特許文献3)のような3点ペンデュラムマウントと比較して、略60mm以上、高く設定するのが好ましく、さらに、例えば略100〜120mm高い範囲に設定するのがより好ましいといえる。
そして、そのように左右のマウント部材3,5の荷重支持点f1,f2の高さを最適に設定するために、この実施形態のエンジンマウントシステムSにおいては、各荷重支持点f1,f2とロール軸Rとの間の上下間隔D1,D2(特にD1)を上述した所定値以上に設定している。
したがって、この実施形態に係るエンジンマウントシステムSによれば、パワープラントPをその長手方向の両端部で支持する2つのマウント部材3,5にそれぞれ一体的にトルクロッド40,56を設けるとともに、該両マウント部材3,5によるパワープラントPの荷重支持点f1,f2を従来よりも高くして、所定の最適な範囲に設定したことで、それらとは別に独立のトルクロッドTrを設けなくても、駆動反力によるパワープラントPのローリングを十分に規制することができ、また、前記マウント部材3,5の耐久性を確保することができる。
そうして、パワープラントPを支持するために最低限、必要な左右2箇所のマウント部材3,5の他に別体のトルクロッドを設ける必要がなくなれば、該パワープラントPの車体への締結箇所が2箇所となるので、自動車の組立ラインにおいて組立コストを従来よりもさらに削減することができるとともに、エンジンルーム内に機器等の配置スペースを確保することも容易になる。
(他の実施形態)
本発明の構成は、前記実施形態に限定されるものではなく、それ以外の種々の構成を包含するものである。すなわち、前記実施形態ではエンジン側マウント部材3を液封タイプのものとしているが、これに限らず、例えば、静荷重をゴム弾性体33のみによって支持するようにしてもよいし、また、変速機側のマウント部材5を液封タイプとしてもよい。この点に限らず、マウント部材3,5における上下方向荷重の支持構造は何でもよい。
また、前記実施形態では、2つのマウント部材3,5においてそれぞれ棒部材42,57を備えたトルクロッド40,56を荷重支持点f1,f2の車体後方に配置して、加速時の駆動反力を圧縮方向で受けるようにしているが、これに限るものではなく、例えば、トルクロッドは荷重支持点f1,f2の車体前方に配置して、駆動反力を引っ張り方向で受けるようにしてもよいし、トルクロッドの配置場所自体は例えばマウント本体部30の左右いずれかであっても、その上方又は下方であってもよい。
エンジンマウントシステムの概略構成を示す斜視図である。 パワープラントを車体後方から真っ直ぐに見た図1相当図である。 エンジン側マウント部材の構造を示す拡大図であり、(a)は上面図で、(b)は左側面図である。 変速機側マウント部材についての図3相当図である。 パワープラントを車体左側から見て、主に荷重支持点とロール軸との位置関係を示す説明図である。 (a)は、マウント部材の支持高さを変更しながら、駆動反力による入力荷重の変化を調べた実験結果の一覧表であり、(b)はそのグラフ図である。 所定支持高さにおける各マウント部材毎の入力荷重を示す棒グラフ図である。
S エンジンマウントシステム
P パワープラント
1 エンジン
2 変速機
3 エンジン側マウント部材
5 変速機側マウント部材
40,56 トルクロッド
f1,f2 荷重支持点
R ロール軸

Claims (2)

  1. エンジン及び変速機が直列配置されたパワープラントをその長手方向が車幅方向となるよう横置きに搭載して、エンジン側及び変速機側の両端部にそれぞれ配設したマウント部材によって2点で弾性支持するとともに、該パワープラントのロール方向の揺動を規制するためのトルクロッドを備えたエンジンマウントシステムにおいて、
    前記トルクロッドは、前記エンジン側及び変速機側のマウント部材にそれぞれ一体的に設けられ、
    前記エンジン側及び変速機側マウント部材におけるパワープラントの荷重の支持点が、それぞれ該パワープラントのロール軸よりも上方に離間していて、少なくともエンジン側の荷重支持点とロール軸との間の上下間隔が所定値以上に設定されていることを特徴とするエンジンマウントシステム。
  2. エンジン側及び変速機側の各荷重支持点とロール軸との間の上下間隔はいずれも100mm以上に設定されていることを特徴とする請求項1のエンジンマウントシステム
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