JP4349436B2 - 車両用通信装置及び制御情報生成装置 - Google Patents

車両用通信装置及び制御情報生成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4349436B2
JP4349436B2 JP2007148139A JP2007148139A JP4349436B2 JP 4349436 B2 JP4349436 B2 JP 4349436B2 JP 2007148139 A JP2007148139 A JP 2007148139A JP 2007148139 A JP2007148139 A JP 2007148139A JP 4349436 B2 JP4349436 B2 JP 4349436B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
vehicle
control information
operation state
subcarrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007148139A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008301408A (ja
Inventor
太蔵 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007148139A priority Critical patent/JP4349436B2/ja
Priority to US12/156,516 priority patent/US7920585B2/en
Publication of JP2008301408A publication Critical patent/JP2008301408A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4349436B2 publication Critical patent/JP4349436B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/54Systems for transmission via power distribution lines
    • H04B3/548Systems for transmission via power distribution lines the power on the line being DC
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2203/00Indexing scheme relating to line transmission systems
    • H04B2203/54Aspects of powerline communications not already covered by H04B3/54 and its subgroups
    • H04B2203/5462Systems for power line communications
    • H04B2203/547Systems for power line communications via DC power distribution

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

本発明は、車両に配線された信号線を介して他の車載装置との間でデータ通信を行う車両用通信装置、及び、この通信装置において通信動作を制御するのに必要な制御情報を生成する制御情報生成装置に関する。
従来より、自動車等の車両に搭載されて周囲を撮像するカメラと、このカメラからの映像信号を受信して画像処理等を行う受信装置とを、車内に配線された電力線を介して互いにデータ通信可能に接続し、カメラからの映像信号を、電力線を介して受信装置に伝送するようにした、車両用の電力線搬送通信システム(PLCシステム、PLC:Power Line Communications)が知られている(例えば、特許文献1等参照)。
また、この種のPLCシステムでは、耐ノイズ性と高速データ伝送の両方を実現するために、通信方式として、直交周波数分割多重方式(OFDM方式、OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を利用するのが一般的である(例えば、特許文献2等参照)。
そして、OFDM方式でデータ通信を行うPLCシステムでは、同一周波数帯を使用している他の通信サービスとの干渉を避け、また、ノイズの影響を受けることなくデータ通信を正常に行うために、通信用に割り当てられているサブキャリアのうち、一部のサブキャリアの使用を禁止する、といったことも行われている。
特開2006−67421号公報 特開2007−49531号公報
このため、車両にPLCシステムを構築する際には、通信方式としてOFDM方式を採用し、ノイズの影響を受けることなく正常なデータ通信を行えるようにするために、電力線に重畳されたノイズの周波数やレベルを検出し、その検出結果に応じて、通信に使用するサブキャリアを切り換えることが考えられる。
しかしながら、車両には、エンジンを初めとして、様々なノイズ発生源(モータ、電磁弁、ソレノイド等の各種アクチュエータ)が搭載されており、そのノイズ発生源となる各部の動作状態に応じて、電力線に重畳されるノイズの周波数やレベルが頻繁に変化することから、電力線に重畳された全てのノイズを検出して、通信に用いるサブキャリアを設定するのは難しいという問題がある。
また、車両には、ノイズ発生源が多数存在することから、電力線には、OFDM方式の通信で利用可能な全サブキャリアの周波数帯域をカバーするような広帯域のパルス性ノイズが発生することがある。そして、このような広帯域ノイズが発生すると、OFDM方式の通信では、全てのサブキャリアにノイズが混入して、通信に利用できるサブキャリアがなくなってしまい、広帯域ノイズの発生期間中、通信が中断してしまうという問題もある。
一方、こうした問題を防止するために、車両にPLCシステムを構築する際には、通信方式として、OFDM方式よりも耐ノイズ性が優れたスペクトラム拡散方式(SS方式、SS:Spread Spectrum )を利用することも考えられるが、SS方式では、OFDM方式のような高速通信を実現できず、単位時間当たりに送受信可能なデータ量が少なくなってしまう。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、車両に配線された電力線等の信号線を利用して他の車載装置との間でデータ通信を行う車両用通信装置において、信号線に重畳されたノイズの影響を受けることなく、高速なデータ通信を実現できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の車両用通信装置には、信号線を介して他の車載装置との間でデータ通信を行うための通信方式を複数の通信方式の何れかに切り換え可能な通信手段と、車両各部の動作状態と通信手段がデータ通信を行うのに適した通信方式との関係を表す制御情報が記憶された記憶手段とが設けられている。
そして、制御手段が、車両各部を制御する制御装置から車両各部の動作状態を取得し、その取得した車両各部の動作状態と記憶手段に記憶された制御情報とに基づき、通信手段がデータ通信を行うのに適した通信方式を決定し、通信手段の通信方式をその決定した通信方式に切り換える。
このため、本発明の車両用通信装置によれば、車両各部の動作状態によって信号線に重畳されるノイズの周波数やレベルが変化しても、そのときの通信条件下でデータ通信を行うのに適した通信方式となるよう、通信手段の通信方式を切り換えることができる。
よって、本発明によれば、ノイズが少ないときには、通信手段の通信方式として、高速通信可能な通信方式を設定し、ノイズが増えて、高速通信可能な通信方式では正常なデータ通信を実行できなくなると、通信手段の通信方式を、耐ノイズ性の高い通信方式に切り換える、といったことができるようになる。
また、本発明の車両用通信装置には、制御情報生成装置が搭載されている。
この制御情報生成装置には、通信手段にて切り換え可能な通信方式の中でノイズの影響を最も受け易い通信方式を利用して、車両に配線された信号線を介して他の車載装置との間でデータ通信を行い、そのデータ通信で生じた通信エラーの比率を計測する計測手段が設けられており、制御情報生成手段が、車両各部を制御する制御装置から車両各部の動作状態を取得し、その取得した車両各部の動作状態毎に、計測手段を介して通信エラーの比率を計測する。そして、制御情報生成手段が、計測手段を介して計測した通信エラーの比率に基づき、そのときの動作状態でデータ通信を行うのに適した通信方式を決定し、制御情報生成手段が、その決定された通信方式を、車両各部の動作状態に関連づけて記憶媒体に記憶する。
従って、本発明の車両用通信装置によれば、信号線に重畳されたノイズ成分(ノイズの周波数、レベル等)を検出して、その検出結果に基づき通信手段の通信方式を設定するのではなく、制御情報生成装置により予め記憶手段に制御情報を記憶しておき、その制御情報を用いて、車両各部の動作状態に適した通信方式を設定することができる。
このため、本発明によれば、通信手段がデータ通信に利用する周波数範囲が広く、その周波数領域で発生した全ノイズ成分を検出するのが難しい場合であっても、そのノイズ成分の影響を受けることなくデータ通信を実行し得る最適な通信方式を、車両各部の運転状態の変化に応じて速やかに設定することが可能となる。よって、本発明によれば、通信手段の通信方式を、データ通信の通信品質を確保しつつ、最大の通信速度が得られる通信方式に設定することができる。
次に、このような高速通信を実現するには、請求項2に記載のように、通信方式を、高速通信用の第1通信方式と、第1通信方式よりも通信速度が低く耐ノイズ性が高い第2通信方式と、の何れかに切り換えることができるように、通信手段を構成し、制御情報生成装置が記憶手段に格納する制御情報については、通常時には第1通信方式が選択され、車両各部の動作状態が第1通信方式で通信不良が生じる動作状態となったときに第2通信方式が選択されるように、設定するとよい。
つまり、このようにすれば、通信手段の通信方式として、通常時には高速通信用の第1通信方式が優先的に設定され、この第1通信方式では通信不良が生じるようになると、第1通信方式よりも通信速度が低く耐ノイズ性が高い第2通信方式が設定されることになるので、通信手段の通信方式を、データ通信の通信品質を確保しつつ、最大の通信速度が得られる通信方式に設定することが可能となる。
なお、この場合、請求項3に記載のように、第1通信方式には、一般的なPLCシステムで利用されている直交周波数分割多重方式(OFDM方式)を設定し、第2通信方式には、OFDM方式よりも通信速度が低いものの耐ノイズ性が高い、スペクトラム拡散方式(SS方式)を設定するとよい。
そして、このためには、制御情報生成装置において、計測手段が、直交周波数分割多重方式でデータ通信を行うことで、通信不良が生じるサブキャリアを検出し、その検出したサブキャリアの数と、直交周波数分割多重方式のデータ通信で使用されたサブキャリアの数との比率を、通信エラーの比率として計測し、通信方式決定手段が、計測手段にて計測された通信エラーの比率が予め設定された切換判定値に達していなければ、データ通信の通信方式(第1通信方式)として直交周波数分割多重方式を設定し、通信エラーの比率が切換判定値に達していれば、データ通信の通信方式(第2通信方式)として、スペクトラム拡散方式を設定するようにすればよい。
またこのように、第1通信方式としてOFDM方式を設定した場合、OFDM方式では、通信用に設定された多数のサブキャリアのうち、ノイズ周波数に対応したサブキャリアの使用を禁止することで、耐ノイズ性を向上することができることから、請求項3に記載の車両用通信装置は、更に、請求項4に記載のように構成してもよい。
つまり、制御情報生成装置において、制御情報生成手段が、通信方式決定手段にて決定された通信方式に加えて、前記計測手段が直交周波数分割多重方式でデータ通信を行ったときに通信不良が生じたサブキャリアを表すサブキャリア情報を、車両各部の動作状態に関連づけて記憶媒体に記憶するよう構成することで、記憶手段に格納する制御情報には、通信手段がOFDM方式でデータ通信を行ったときに通信不良が生じるサブキャリアを車両各部の動作状態毎に記述したサブキャリア情報を含めるようにする。
そして、制御手段が、通信手段の通信方式としてOFDM方式を選択した際には、そのサブキャリア情報に基づき、通信手段がデータ通信を行うのに用いるサブキャリアの中から、通信不良が生じるサブキャリアを除去する、または該サブキャリアで伝送される情報を使用しないようにするのである。
そして、このようにすれば、車両各部の動作状態が、OFDM方式によるデータ通信で使用されるサブキャリアを制限することによってノイズ対策を行うことができる状態であれば、OFDM方式にてノイズ対策を行いつつデータ通信を行い、OFDM方式でのノイズ対策では正常なデータ通信が実行できない状態になると、通信手段での通信方式をOFDM方式からSS方式に切り換える、といったことができるようになる。
そして、この場合、通信速度(詳しくは単位時間当たりに送受信可能なデータ量)は、OFDM方式でのノイズ対策により段階的に低下するものの、通信手段での通信方式がSS方式に切り換えられて、通信速度が最も低速になる確率を低減できる。
また、OFDM方式では、サブキャリアの変調方式として、BPSK、QPSK、16QAM、64QAM、…といった各種直交変調方式を採用できる。そして、これらの変調方式のうち、伝送ビット数が1bitと最も少ないBPSKでは、ノイズの影響を最も受け難くなり、QPSK(伝送ビット数:2bit)、16QAM(伝送ビット数:4bit)、64QAM(伝送ビット数:6bit)、…というように、伝送ビット数が多くなるほど、ノイズの影響を受け易くなる。
このため、上記のように第1通信方式としてのOFDM方式によるデータ通信でノイズ対策を行なう際には、ノイズ成分に対応してデータ通信に利用するサブキャリアを制限するだけではなく、ノイズ成分に対応したサブキャリアについては、伝送ビット数が少ない変調方式に切り換えるようにし、その切り換えによって通信不良を改善できないときに、通信方式をSS方式に切り換えるようにしてもよい。
そして、このためには、請求項5に記載のように、制御情報生成装置において、通信方式決定手段については、計測手段にて計測された通信エラーの比率が切換判定値に達したときには、通信不良が生じたサブキャリアに対する変調方式を、通信不良が発生し難い変調方式に変更可能か否かを判断し、変調方式を変更可能であれば、計測手段に対し、当該サブキャリアに対する変調方式を通信不良が発生し難い変調方式に変更して直交周波数分割多重方式によるデータ通信を実行させることにより、通信エラーの比率を再度計測させるように構成し、制御情報生成手段については、通信方式決定手段にて決定された通信方式に加えて、サブキャリア情報と、計測手段が直交周波数分割多重方式でデータ通信を行ったときに通信不良が生じなかったサブキャリアの変調方式を表す変調情報とを、車両各部の動作状態に関連づけて記憶媒体に記憶するよう構成することで、記憶手段に格納する制御情報には、サブキャリア情報に加えて、通信手段がOFDM方式でデータ通信を行ったときに通信不良を生じることのないサブキャリアの変調方式を表す変調情報を含めるようにする。そして、通信手段がデータ通信に用いる通信方式としてOFDM方式を選択した際には、制御手段が、その変調情報に基づき、通信手段がOFDM方式でデータ通信を行う際に用いる各サブキャリアの変調方式を設定するようにすればよい。
そして、このようにすれば、車両各部の動作状態が、OFDM方式のデータ通信で使用されるサブキャリアの変調方式の切り換え、及び、そのサブキャリアの使用の制限、によってノイズ対策を行うことができる状態であれば、OFDM方式にてこのノイズ対策を行いつつデータ通信を行い、このノイズ対策では正常なデータ通信が実行できなくなったときに限って、通信手段での通信方式をOFDM方式からSS方式に切り換えることができるようになり、通信手段での通信方式がSS方式に切り換えられて通信速度が最も低速になる確率をより低減できることになる。
また次に、本発明の車両用通信装置によれば、上記のように、車両各部から発生したノイズが信号線に重畳されても、そのノイズの影響を受けることのない範囲内にて、高速にデータ通信を行うことができることから、他の車載装置との間でデータ通信を行うのに使用する信号線としては、車両に配線された導電線であれば何でも利用できる。
そして、特に、請求項6に記載のように、車両各部に電源供給を行うための電力線を、データ通信用の信号線として利用するようにすれば、車両にPLCシステムを構築することができる。
次に、請求項7に記載の発明は、車両に配線された信号線を介して他の車載装置との間でデータ通信を行い、しかも、該データ通信に用いる通信方式を複数の通信方式の何れかに切り換え可能な通信手段と、車両各部の動作状態と前記通信手段がデータ通信を行うのに適した通信方式との関係を表す制御情報が記憶された記憶手段と、車両各部を制御する制御装置から車両各部の動作状態を取得すると共に、該取得した動作状態と前記記憶手段に記憶された制御情報とに基づき、前記通信手段がデータ通信を行うのに適した通信方式を決定し、前記通信手段がデータ通信に用いる通信方式を、該決定した通信方式に切り換える制御手段とを備えた車両用通信装置において、前記制御手段が前記通信手段の動作を制御するのに用いられる制御情報を生成する、制御情報生成装置に関する発明である。
そして、請求項7に記載の制御情報生成装置には、上述した車両用通信装置の通信手段にて切り換え可能な通信方式の中でノイズの影響を最も受け易い通信方式を利用して、車両に配線された信号線を介して他の車載装置との間でデータ通信を行い、そのデータ通信で生じた通信エラーの比率を計測する計測手段が設けられており、制御情報生成手段が、車両各部を制御する制御装置から車両各部の動作状態を取得し、その取得した車両各部の動作状態毎に、計測手段を介して通信エラーの比率を計測する。
また、制御情報生成手段は、計測手段を介して計測した通信エラーの比率に基づき、そのときの動作状態でデータ通信を行うのに適した通信方式を決定し、制御情報生成手段が、その決定された通信方式を、車両各部の動作状態に関連づけて記憶媒体に記憶する。
このため、本発明の制御情報生成装置によれば、車両に搭載して、車両の通常使用時に動作させれば、本発明の車両用通信装置を実現するのに必要な制御情報(特に通信方式切換用のもの)を自動で生成することができる。
また、本発明の制御情報生成装置では、制御情報を生成するに当たって、車両各部の動作状態に応じて実際に発生するノイズ成分を計測するのではなく、車両用通信装置の通信手段にて切り換え可能な通信方式の中でノイズの影響を最も受け易い通信方式を利用してデータ通信を行い、そのデータ通信で生じた通信エラーの比率を計測する。
このため、車両用通信装置の通信手段がデータ通信に利用する周波数範囲が広く、その周波数領域で発生した全ノイズ成分を検出するにはスペクトラムアナライザ等の高価な計測装置が必要な場合であっても、このような高価な計測装置を用いることなく、車両各部の動作状態に対応した最適な通信方式を設定できることになり、制御情報生成装置を低コストで実現できる。
よって、本発明の制御情報生成装置は、車両に搭載して、制御情報を常時更新する学習装置として構成することも可能となり、本発明(請求項1〜請求項6)の車両用通信装置を実現するのに使用できる。
次に、請求項8に記載の制御情報生成装置においては、計測手段が、OFDM方式でデータ通信を行うことで、通信不良が生じるサブキャリアを検出し、その検出したサブキャリアの数と、OFDM方式のデータ通信で使用されたサブキャリアの数との比率を、通信エラーの比率として計測する。
そして、通信方式決定手段は、その計測された通信エラーの比率が予め設定された切換判定値に達していなければ、データ通信の通信方式としてOFDM方式を設定し、通信エラーの比率が切換判定値に達していれば、データ通信の通信方式としてSS方式を設定する。
従って、この請求項8に記載の制御情報生成装置によれば、本発明の車両用通信装置の内、特に請求項3に記載の車両用通信装置を実現するのに使用することができる。
また次に、請求項9に記載の制御情報生成装置においては、制御情報生成手段が、通信方式決定手段にて決定された通信方式に加えて、計測手段がOFDM方式でデータ通信を行ったときに通信不良が生じたサブキャリアを表すサブキャリア情報を、車両各部の動作状態に関連づけて記憶媒体に記憶する。
このため、請求項9に記載の制御情報生成装置によれば、本発明の車両用通信装置の内、特に請求項4に記載の車両用通信装置を実現するのに使用することができる。
また更に、請求項10に記載の制御情報生成装置においては、計測手段にて計測された通信エラーの比率が切換判定値に達すると、通信方式決定手段が、通信不良が生じたサブキャリアに対する変調方式を、通信不良が発生し難い変調方式に変更可能か否かを判断し、変調方式を変更可能であれば、計測手段に対し、そのサブキャリアに対する変調方式を通信不良が発生し難い変調方式に変更して直交周波数分割多重方式によるデータ通信を実行させることにより、通信エラーの比率を再度計測させる。
そして、制御情報生成手段は、通信方式決定手段にて決定された通信方式に加えて、サブキャリア情報と、計測手段が直交周波数分割多重方式でデータ通信を行ったときに通信不良が生じなかったサブキャリアの変調方式を表す変調情報とを、車両各部の動作状態に関連づけて記憶媒体に記憶する。
従って、この請求項10に記載の制御情報生成装置によれば、本発明の車両用通信装置の内、特に請求項5に記載の車両用通信装置を実現するのに使用することができる。
以下に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用された車両用PLCシステムの構成を表すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の車両用PLCシステムは、車両の運転席近傍に設けられるカーナビゲーション装置10と、カーナビゲーション装置10に各種情報を入出力する車載装置と、車載バッテリ2から車両各部に電源供給を行う電源ワイヤ(電力線)4とから構成されている。
なお、カーナビゲーション装置10に情報を入出力する車載装置は、車両前方を撮像するフロントカメラ11、車両の左側方を撮像するサイドカメラ12、車両後方を撮像するバックカメラ13、車両左側の後部座席に設けられた画像表示用のモニタ装置(左後席モニタ)14、車両右側の後部座席に設けられた画像表示用のモニタ装置(右後席モニタ)15、等からなる。
そして、カーナビゲーション装置10は、PLC親機として、車載用PLCシステムでの通信方式等を制御しつつ、電源ワイヤ4を介して上記各車載装置11〜15との間でデータ通信を行い、上記各車載装置11〜15は、PLC子機として、PLC親機(カーナビゲーション装置10)による通信制御の下に、電源ワイヤ4を介してカーナビゲーション装置10や他の車載装置11〜15との間でデータ通信を行う。
例えば、各カメラ11〜13は、撮像画像を、電源ワイヤ4を介してカーナビゲーション装置10に送信し、各モニタ14、15は、カーナビゲーション装置10から送信されてきた映像信号を受信して、画像を表示する。
一方、車両には、車両各部を制御する複数の電子制御装置(ECU)の間で、制御に必要なデータを共有させるために、各ECUを専用の通信線6を介して接続した車内LANが構築されている。そして、カーナビゲーション装置10は、この車内LANの通信線6にも接続されている。
なお、通信線6には、電子制御装置(ECU)として、エンジンを制御するためのエンジン制御ECU21、車両走行時に姿勢制御や制動制御を行う走行制御ECU22、ドアのロック/アンロックや空調装置等を制御するボディ制御ECU23、等が接続されており、カーナビゲーション装置10は、通信線6を介して、これら各ECU21、22、23から、車両の走行状態や車両各部の動作状態を表す各種情報を取得する。
次に、図2は、カーナビゲーション装置10に設けられた通信系の構成を表すブロック図である。
カーナビゲーション装置10は、操作部からの指令に従い表示部に道路地図を含む走行案内用の画像を表示したり、各カメラ11〜13による撮像画像を表示したりするものであり、図2に示すように、こうした表示/案内用の各種演算処理を実行するマイクロコンピュータ(以下、マイコンという)30を中心に構成されている。
また、マイコン30は、CPU30a、ROM30b、RAM30c等を中心に構成された周知のものであり、LAN用通信部32を介して車内LAN(つまり通信線6)に接続されると共に、PLC用通信部40及び電源分離フィルタ34を介して電源ワイヤ4(PLC通信ライン)に接続されている。
なお、電源分離フィルタ34は、電源ワイヤ4を介して車載バッテリ2から供給されるバッテリ電圧と、PLC用の通信信号(高周波信号)とを分離して、バッテリ電圧を、電源電圧(直流定電圧)を生成する電源回路36に供給し、通信信号を電源ワイヤ4とPLC用通信部40との間で通過させるものである。
また、LAN用通信部32及びPLC用通信部40は、車内LAN用及びPLC用の通信規格に従って送受信データを変復調することで、マイコン30によるデータ通信を実現するものであるが、本実施形態では、マイコン30からの指令によって、PLC用通信部40による通信方式を、OFDM方式とSS方式との何れかに切り換えることができるようにされている。
つまり、PLC用通信部40は、マイコン30から出力された送信データを送信信号に変換する変調部42と、電源ワイヤ4から電源分離フィルタ34を介して入力される受信信号から受信データを復元する復調部44と、変調部42から出力された送信信号を電源分離フィルタ34(延いては電源ワイヤ4)に向けて出力し、電源分離フィルタ34からの受信信号を復調部44に入力する結合器(または送受切替スイッチ)46とから構成されている。
また、変調部42は、送信データをデジタル信号処理(IFFT等)してベースバンドの送信信号を生成するデジタル信号処理部42aと、その生成された送信信号にて搬送波を変調することで通信用の送信信号を生成する送信部42bとから構成されており、復調部44は、受信信号をベースバンドの受信信号に復調する受信部44bと、受信部44bにて復調された受信信号をデジタル信号処理(FFT等)して受信データを復元するデジタル信号処理部44aとから構成されている。
そして、本実施形態では、変調部42及び復調部44のデジタル信号処理部42a、44aの処理動作をマイコン30側から設定することで、通信方式をOFDM方式及びSS方式の何れかに切り換え、更に、通信方式がOFDM方式であるときに利用可能なサブキャリアの一部の使用を禁止できるようにされている。
なお、このようにデジタル信号処理によって通信方式を変更可能な変/復調装置は、従来から知られているので、ここでは変/復調部42、44の詳細な説明は省略する。
また、カーナビゲーション装置10と共にPLCシステムを構成している他の車載装置11〜15にも、カーナビゲーション装置10と同様に通信方式を切り換え可能なPLC用通信部40が設けられているが、その構成はカーナビゲーション装置10と同じであるため、説明は省略する。
次に、マイコン30のRAM30c(詳しくはRAM30cにおいて電源遮断時にもデータを保持し得るバックアップ領域)には、PLC用通信部40での通信方式を切り換えるための制御情報が記憶されている。
図3に例示するように、この制御情報は、エンジンの加速・減速・定常状態、ブレーキ装置のオン・オフ・ABS制御状態、空調装置(エアコン)のブロワモータの高回転(H)・低回転(L)・停止状態、…といった車両各部の動作状態に応じて、PLC用通信部40での通信方式や、その通信方式がOFDM方式であるときの使用禁止サブキャリアを設定するためのものであり、車両各部の動作状態毎に、OFDM方式によるデータ通信で使用を禁止するサブキャリアを表すフラグ(図に示す×印参照:本発明のサブキャリア情報に相当)や、SS方式によるデータ通信を指定するフラグ(図に示す○印参照)をセットしたデータマップとして作成されている。
そして、マイコン30は、上述した表示/案内用の演算処理に加えて、上記制御情報に基づきPLC用通信部40の通信方式を切り換える通信方式切換処理や、上記制御情報を実際の通信状態に応じて更新する制御情報更新処理を実行する。
以下、この通信方式切換処理及び制御情報更新処理について説明する。
まず、図4は、マイコン30において実行される通信方式切換処理を表すフローチャートである。
この通信方式切換処理は、マイコン30において、メインルーチンの一つとして定期的に実行される処理であり、処理が開始されると、S110(Sはステップを表す)にて、LAN用通信部32を介して車内LANに接続された各ECU21〜23と通信を行うことにより、各ECU21〜23から車両各部の動作状態を取得する。
そして、続くS120では、S110にて今回取得した動作状態と前回取得した動作状態とを比較することにより、車両各部の動作状態が一つでも変化したか否かを判断し、車両各部の動作状態が変化していなければ、当該通信方式切換処理を一旦終了し、逆に、車両各部の動作状態が一つでも変化していれば、S130に移行する。
S130では、S110にて読み込んだ車両各部の現在の動作状態を用いて、RAM30cに格納された制御情報を検索することにより、車両各部の現在の動作状態に対応した通信方式及び使用禁止サブキャリアを読み込み、続くS140にて、その読み込んだ通信方式はSS方式である否かを判断する。
S140にて、通信方式はSS方式であると判断されると、S150に移行して、PLC用通信部40による通信方式をSS方式に設定し、逆に、S140にて、通信方式はOFDM方式であると判断されると、S160に移行して、PLC用通信部40による通信方式をOFDM方式に設定すると共に、今後のデータ通信では、OFDM方式の通信で使用可能な全サブキャリアのうち、S130で読み込んだ使用禁止サブキャリアの使用を禁止するようにPLC用通信部40を設定する。
そして、続くS170では、S150又はS160で設定した通信方式を通知するための通知データをPLC用通信部40から送信させることにより、他の車載装置11〜15に通信方式を通知し、当該通信方式切換処理を一旦終了する。なお、この通知データは、通信方式がOFDM方式及びSS方式の何れであっても他の車載装置11〜15で復元可能な固定値に設定されている。
次に、図5は、マイコン30において実行される制御情報更新処理を表すフローチャートである。
この制御情報更新処理は、通信方式切換処理と同様、マイコン30において、メインルーチンの一つとして定期的に実行される処理であり、処理が開始されると、S200にて、現在、PLC通信ライン(電源ワイヤ4)に通信データが流れていないアイドリング中であるか否かを判断することにより、制御情報更新処理の実行条件が成立しているか否かを判断する。そして、制御情報更新処理の実行条件が成立していなければ、当該制御情報更新処理を一旦終了し、逆に、制御情報更新処理の実行条件が成立していれば、S210に移行する。
S210では、LAN用通信部32を介して車内LANに接続された各ECU21〜23と通信を行うことにより、各ECU21〜23から車両各部の動作状態を取得し、続くS220にて、S210にて今回取得した動作状態と前回取得した動作状態とを比較することにより、車両各部の動作状態が一つでも変化したか否かを判断する。そして、車両各部の動作状態が変化していなければ、当該通信方式切換処理を一旦終了し、逆に、車両各部の動作状態が一つでも変化していれば、S230に移行する。
S230では、PLC用通信部40による通信方式を、全サブキャリアを使用するOFDM方式に設定し、予め設定されたエラー計測用データをPLC用通信部40の変調部42から送信させると共に、変調部42から電源ワイヤ4に出力された送信信号を復調部44で復調させることにより、エラー計測用データを送受信する。
そして、続くS240では、復調部44でサブキャリア毎に得られる受信データのエラー判定を行い、S250にて、S240の処理でエラー判定されたサブキャリアが、S210にて検出した現在の動作状態での使用禁止サブキャリアとなるよう、RAM30cに格納された制御情報を更新する。
また、S250にて、制御情報の使用禁止サブキャリア(換言すればサブキャリア情報)を更新した後は、S260に移行して、S240の処理でエラー判定されたサブキャリアの数(a)と、エラー計測用データの送信に用いた全サブキャリアの数(b)との比率(a/b)を、エラー発生比率として算出し、続くS270にて、その算出したエラー発生比率は、予め設定された通信方式の切換判定値よりも大きいか否かを判断する。
そして、S270にて、エラー発生比率が切換判定値よりも大きいと判断された場合には、車両各部の現在の動作状態では、電源ワイヤ4に広帯域のノイズが重畳されていて、OFDM方式では正常なデータ通信を行うのは困難であると判断して、S280に移行し、現在の動作状態での通信方式がSS方式となるように、RAM30cに格納された制御情報を更新して、当該制御情報更新処理を一旦終了する。
また、逆に、S270にて、エラー発生比率が切換判定値以下であると判断された場合には、OFDM方式でのデータ通信は可能であると判断して、S290に移行し、現在の動作状態での通信方式がOFDM方式となるように、RAM30cに格納された制御情報を更新して、当該制御情報更新処理を一旦終了する。
以上説明したように、本実施形態の車両用PLCシステムにおいては、PLC親機となるカーナビゲーション装置10のマイコン30が、車両各部を制御するECU21〜23から、車内LANを介して、車両各部の動作状態を取得し、その取得した動作状態とRAM30cに記憶された制御情報とに基づき、PLC用通信部40での通信方式や使用禁止サブキャリアを設定し、更に、その設定した通信方式を、通信相手となる他の車載装置11〜15に通知する。
また、このように通信方式や使用禁止サブキャリアを設定するための制御情報は、マイコン30が、PLC用通信部40にエラー計測用データを送受信させて、そのときサブキャリア毎に生じるエラーを判定することにより更新される。
このため、本実施形態の車両用PLCシステムによれば、車両各部の動作状態が、OFDM方式のデータ通信に影響を与えるノイズを発生しない動作状態であるときには、図6(a)に示すように、OFDM方式で全てのサブキャリアを利用する高速データ通信を実現でき、逆に、図6(d)に示すように、車両各部の動作状態が、OFDM方式で利用可能なサブキャリアの周波数領域の略全域をカバーする広帯域ノイズを発生する動作状態(C)であるときには、OFDM方式で利用し得るサブキャリアがないので、通信方式を、受信側での信号処理(逆拡散)により、ノイズの影響を受けることなくデータを送受信可能な、図6(e)に示すSS方式に変更する、といったことが可能となる。
また、制御情報の更新時にサブキャリアのエラー発生比率が切換判定値以下であると判断された動作状態では、通信方式としてOFDM方式が設定されるが、制御情報の更新時にエラー判定されたサブキャリアについては、使用禁止サブキャリアとして設定されることから、図6(b)、(c)に示すように、車両各部の動作状態が、OFDM方式が選択される動作状態(A)、(B)であっても、一部のサブキャリアに影響を与えるノイズが発生する場合には、そのノイズに対応したサブキャリアの使用が禁止されることになり、OFDM方式でのデータ通信の通信品質を向上することができる。
また、本実施形態では、車両各部の動作状態とRAM30cに記憶された制御情報とに基づき、PLCシステムでデータ通信に利用する通信方式を決定するため、車両各部の動作状態をより細かく分解して制御情報を生成するようにすれば、通信方式を、車両状態(換言すればノイズ)に対応してより精度よく切り換えることができる。
例えば、図7(a)は、図3に示した制御情報におけるブレーキのABS制御状態を、ブレーキ油圧の加圧/減圧/保持の各状態に分解し、各状態毎に通信方式や使用禁止サブキャリアを設定した、制御情報の一部を表している。
そして、このように、制御情報の作成時に車両各部の動作状態をより細かく設定すれば、図7(b)に示すように、ABS制御の実行時に、ブレーキ油圧を加圧する電磁弁の動作によって広帯域ノイズが発生したときにだけ、通信方式をSS方式に切り換え、ABS制御の実行時であっても、ブレーキ油圧を減圧/保持する動作状態では、通信方式をOFDM方式にして、通信速度を確保する、といったことができるようになる。
なお、本実施形態においては、PLC親機となるカーナビゲーション装置10が、本発明の車両用通信装置に相当し、このうち、PLC用通信部40が、本発明の通信手段に相当し、マイコン30内のRAM30cが、本発明の記憶手段に相当し、マイコン30のCPU30aにて実行される通信方式切換処理が、本発明の制御手段に相当する。
また、本実施形態のカーナビゲーション装置10は、本発明の制御情報生成装置としての機能も備えている。そして、この制御情報生成装置としての機能は、マイコン30のCPU30aが制御情報更新処理を実行することにより実現され、この制御情報更新処理のうち、S230、S240、S260の処理は、本発明の計測手段に相当し、S270の処理は、本発明の通信方式決定手段に相当し、S250、S280、S290の処理は、本発明の制御情報生成手段に相当する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様を採ることができる。
例えば、上記実施形態では、OFDM方式でのデータ通信時にノイズの影響を受けて通信エラーが生じるサブキャリアについては、使用禁止サブキャリアとして制御情報に記録するものとして説明したが、このサブキャリアについては、データ通信時の変調方式を変更することで、使用できることがある。
具体的には、サブキャリアの変調方式が64QAMであるときに通信不良が発生しても、その変調方式を16QAM、QPSK、或いはBPSKへと変更すれば、送信可能なデータ量(ビット数)は減るものの、通信不良が発生しなくなることがある。
そこで、図3に示した制御情報において、使用禁止サブキャリアとしてフラグ(図に示す×印:サブキャリア情報)がセットされたサブキャリアに対しては、図8に例示するように、64QAM、16QAM、QPSK、BPSKの複数の変調方式のうちで、通信不良が生じる変調方式と通信不良が生じない変調方式とを識別可能な変調情報を付与しておき、図4の通信方式切換処理において、通信方式としてOFDM方式を選択したときに実行されるS160では、全ての変調方式で通信不良が生じるサブキャリアを、使用禁止サブキャリアとして設定し、他のサブキャリアについては、制御情報に付与された変調情報に基づき、通信不良を発生することなく、最も高速に通信を行うことのできる変調方式を、設定するようにするとよい。
そして、このようにすれば、変調方式が64QAMから16QAM、QPSK、BPSKへと変化するに連れて、そのサブキャリアを用いた送信可能データ量は減少する(換言すれば通信速度は低下する)ものの、通信方式がSS方式に切り換えられる確率が低下するので、上記実施形態に比べて、通信速度の低下を抑制することができる。
また、このように、制御情報に対し、図8に示した変調情報を付与するには、制御情報更新処理を、図9に示す手順で実行するようにすればよい。
すなわち、図9に示す制御情報更新処理は、基本的には、図5に示したものと同様であるが、S270にて、エラー発生比率が切換判定値よりも大きいと判断された場合には、S300に移行して、通信方式をOFDM方式に保持した状態で、S240にてエラー判定されたサブキャリア(エラー発生サブキャリア)の変調方式を変更可能か否か、を判断する。
そして、S300にて、変調方式を変更できないと判断された際には、S280に移行して、現在の動作状態での通信方式がSS方式となるように制御情報を更新するが、S300にて、変調方式を変更できると判断された場合には、S310に移行して、エラー発生サブキャリアの変調条件として、現在の変調方式よりもノイズの影響を受け難い変調方式を設定し、S232に移行する。
なお、サブキャリアの変調方式の初期値は、PLC用通信部40に対し設定可能な変調方式のうち、ノイズの影響を最も受け易い変調方式(例えば64QAM)であり、S310では、変調方式が初期値からノイズの影響を受け難い変調方式(16QAM、QPSK、BPSK…)へと段階的に変化するよう、変調条件を設定する。
また、S232は、S220にて車両各部の動作状態が変化したと判断された際に、図5に示したS230の処理に代えて実行される処理であり、PLC用通信部40による通信方式を、全サブキャリアを使用するOFDM方式に設定する。そして、続くS234では、PLC用通信部40での各サブキャリアの変調方式を、予め設定された変調条件(初期値:64QAM)に従い設定し、続くS236にて、PLC用通信部40に対し、エラー計測用データを送受信させる。
また、S236でエラー計測用データを送受信させた後は、上記実施形態と同様、S240に移行して、サブキャリア毎に受信データのエラー判定を行うが、その後は、S255にて、S240でエラー判定されたサブキャリアが、車両各部の現在の動作状態及び現在の変調方式で使用禁止サブキャリアとなるよう、RAM30cに格納された制御情報及び変調情報を更新する。
このため、図9に示す制御情報更新処理によれば、図3に示したキャリア情報を含む制御情報に加えて、図8に示した変調情報についても、車両状態に応じて更新することができるようになる。なお、本実施形態ではサブキャリアを使用禁止にした場合は、図6に示すように該サブキャリアの送信を停止しているが、送信はそのまま継続し受信側で該サブキャリアの情報を使用しないようにしてもよい。
次に、上記実施形態では、制御情報生成装置としての機能を実現するための制御情報更新処理は、PLC親機であるカーナビゲーション装置10にて実行するものとして説明したが、この制御情報更新処理は、カーナビゲーション装置10と同様に、車内LANとPLC通信ラインとに制御情報生成用の装置(つまり制御情報生成装置)を接続して、その装置に制御情報更新処理を実行させることにより、カーナビゲーション装置10が通信方式切換処理に用いる制御情報を生成(或いは更新)するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、PLC親機であるカーナビゲーション装置10が、PLCシステムでの通信方式を設定して、PLC子機となる他の車載装置に通信方式を通知するものとして説明したが、PLCシステムを構成する各通信装置が個々に通信方向を設定するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、車載バッテリ2から車両各部に電源供給を行う電源ワイヤ4を使ってデータ通信を行うPLCシステムについて説明したが、本発明は、例えば、表面が絶縁材にて被覆された導電線やツイストペア線等を利用してデータ通信を行うシステムであっても適用できる。
実施形態の車両用PLCシステム全体の構成を表すブロック図である。 PLC親機の通信系の構成を表すブロック図である。 通信方式切換に用いられる制御情報の構成を説明する説明図である。 通信方式切換処理を表すフローチャートである。 制御情報更新処理を表すフローチャートである。 通信方式の切換動作を説明する説明図である。 制御情報をより細かく設定した際の通信方式の切換動作を表す説明図である。 制御情報の一つとして付与される変調情報を表す説明図である。 図8の変調情報を更新可能な制御情報更新処理を表すフローチャートである。
符号の説明
2…車載バッテリ、4…電源ワイヤ(PLC通信ライン)、6…通信線(車内LAN)、10…カーナビゲーション装置(PLC親機)、11…フロントカメラ(PLC子機)、12…サイドカメラ(PLC子機)、13…バックカメラ(PLC子機)、14…左後席モニタ(PLC子機)、15…右後席モニタ(PLC子機))、21…エンジン制御ECU、22…走行制御ECU、23…ボディ制御ECU、30…マイコン、30a…CPU、30b…ROM、30c…RAM、32…LAN用通信部、34…電源分離フィルタ、36…電源回路、40…PLC用通信部、42…変調部、42a…デジタル信号処理部、42b…送信部、44…復調部、44a…デジタル信号処理部、44b…受信部、46…結合器(または送受切替スイッチ)。

Claims (10)

  1. 車両に配線された信号線を介して他の車載装置との間でデータ通信を行い、しかも、該データ通信に用いる通信方式を複数の通信方式の何れかに切り換え可能な通信手段と、
    車両各部の動作状態と前記通信手段がデータ通信を行うのに適した通信方式との関係を表す制御情報が記憶された記憶手段と、
    車両各部を制御する制御装置から車両各部の動作状態を取得すると共に、該取得した動作状態と前記記憶手段に記憶された制御情報とに基づき、前記通信手段がデータ通信を行うのに適した通信方式を決定し、前記通信手段がデータ通信に用いる通信方式を、該決定した通信方式に切り換える制御手段と、
    を備えた車両用通信装置において、
    前記通信手段にて切り換え可能な通信方式の中でノイズの影響を最も受け易い通信方式を利用して、車両に配線された信号線を介して他の車載装置との間でデータ通信を行い、該データ通信で生じた通信エラーの比率を計測する計測手段と、
    車両各部を制御する制御装置から車両各部の動作状態を取得すると共に、該取得した車両各部の動作状態毎に、前記計測手段を介して通信エラーの比率を計測し、該計測した通信エラーの比率に基づき、当該動作状態でデータ通信を行うのに適した通信方式を決定する通信方式決定手段と、
    該通信方式決定手段にて決定された通信方式を、前記車両各部の動作状態に関連づけて記憶媒体に記憶することにより、前記制御情報を生成する制御情報生成手段と、
    からなる制御情報生成装置を備えたことを特徴とする車両用通信装置。
  2. 前記通信手段は、前記データ通信に用いる通信方式を、高速通信用の第1通信方式と、該第1通信方式よりも通信速度が低く耐ノイズ性が高い第2通信方式とに切り換え可能に構成されており、
    前記制御情報は、前記制御情報生成装置により、通常時には前記第1通信方式が選択され、車両各部の動作状態が、前記信号線に生じるノイズによって前記第1通信方式で通信不良が生じる動作状態となったときに、前記第2通信方式が選択されるように、設定されることを特徴とする請求項1に記載の車両用通信装置。
  3. 前記第1通信方式は、直交周波数分割多重方式であり、前記第2通信方式は、スペクトラム拡散方式であり、
    前記制御情報生成装置において、
    前記計測手段は、直交周波数分割多重方式でデータ通信を行うことで、通信不良が生じるサブキャリアを検出し、該検出したサブキャリアの数と、前記直交周波数分割多重方式のデータ通信で使用されたサブキャリアの数との比率を、前記通信エラーの比率として計測し、
    前記通信方式決定手段は、前記計測手段にて計測された通信エラーの比率が予め設定された切換判定値に達していなければ、前記データ通信の通信方式として直交周波数分割多重方式を設定し、通信エラーの比率が切換判定値に達していれば、前記データ通信の通信方式として、スペクトラム拡散方式を設定することを特徴とする請求項2に記載の車両用通信装置。
  4. 前記制御情報生成装置において、前記制御情報生成手段は、前記通信方式決定手段にて決定された通信方式に加えて、前記計測手段が直交周波数分割多重方式でデータ通信を行ったときに通信不良が生じたサブキャリアを表すサブキャリア情報を、前記車両各部の動作状態に関連づけて記憶媒体に記憶するよう構成されており、
    前記制御手段は、前記通信手段がデータ通信に用いる通信方式として前記直交周波数分割多重方式を選択した際には、前記サブキャリア情報に基づき、前記通信手段が前記直交周波数分割多重方式でデータ通信を行うのに用いるサブキャリアの中から、前記通信不良が生じるサブキャリアを除去する、または該サブキャリアを使用して伝送される情報を使用しないことを特徴とする請求項3に記載の車両用通信装置。
  5. 前記制御情報生成装置において、前記通信方式決定手段は、前記計測手段にて計測された通信エラーの比率が前記切換判定値に達したときには、通信不良が生じたサブキャリアに対する変調方式を、通信不良が発生し難い変調方式に変更可能か否かを判断し、変調方式を変更可能であれば、前記計測手段に対し、当該サブキャリアに対する変調方式を通信不良が発生し難い変調方式に変更して直交周波数分割多重方式によるデータ通信を実行させることにより、前記通信エラーの比率を再度計測させ、
    前記制御情報生成手段は、前記通信方式決定手段にて決定された通信方式に加えて、前記サブキャリア情報と、前記計測手段が直交周波数分割多重方式でデータ通信を行ったときに通信不良が生じなかったサブキャリアの変調方式を表す変調情報とを、前記車両各部の動作状態に関連づけて記憶媒体に記憶するよう構成されており、
    前記制御手段は、前記通信手段がデータ通信に用いる通信方式として前記直交周波数分割多重方式を選択した際には、前記変調情報に基づき、前記通信手段が前記直交周波数分割多重方式でデータ通信を行う際に用いる各サブキャリアの変調方式を設定することを特徴とする請求項4に記載の車両用通信装置。
  6. 前記信号線は、車両各部に電源供給を行うための電力線であることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載の車両用通信装置。
  7. 車両に配線された信号線を介して他の車載装置との間でデータ通信を行い、しかも、該データ通信に用いる通信方式を複数の通信方式の何れかに切り換え可能な通信手段と、
    車両各部の動作状態と前記通信手段がデータ通信を行うのに適した通信方式との関係を表す制御情報が記憶された記憶手段と、
    車両各部を制御する制御装置から車両各部の動作状態を取得すると共に、該取得した動作状態と前記記憶手段に記憶された制御情報とに基づき、前記通信手段がデータ通信を行うのに適した通信方式を決定し、前記通信手段がデータ通信に用いる通信方式を、該決定した通信方式に切り換える制御手段と、
    を備えた車両用通信装置において、前記制御手段が前記通信手段の動作を制御するのに用いられる制御情報を生成する制御情報生成装置であって、
    前記通信手段にて切り換え可能な通信方式の中でノイズの影響を最も受け易い通信方式を利用して、車両に配線された信号線を介して他の車載装置との間でデータ通信を行い、該データ通信で生じた通信エラーの比率を計測する計測手段と、
    車両各部を制御する制御装置から車両各部の動作状態を取得すると共に、該取得した車両各部の動作状態毎に、前記計測手段を介して通信エラーの比率を計測し、該計測した通信エラーの比率に基づき、当該動作状態でデータ通信を行うのに適した通信方式を決定する通信方式決定手段と、
    該通信方式決定手段にて決定された通信方式を、前記車両各部の動作状態に関連づけて記憶媒体に記憶することにより、前記制御情報を生成する制御情報生成手段と、
    を備えたことを特徴とする制御情報生成装置。
  8. 前記計測手段は、直交周波数分割多重方式でデータ通信を行うことで、通信不良が生じるサブキャリアを検出し、該検出したサブキャリアの数と、前記直交周波数分割多重方式のデータ通信で使用されたサブキャリアの数との比率を、前記通信エラーの比率として計測し、
    前記通信方式決定手段は、前記計測手段にて計測された通信エラーの比率が予め設定された切換判定値に達していなければ、前記データ通信の通信方式として直交周波数分割多重方式を設定し、通信エラーの比率が切換判定値に達していれば、前記データ通信の通信方式として、スペクトラム拡散方式を設定することを特徴とする請求項7に記載の制御情報生成装置。
  9. 前記制御情報生成手段は、前記通信方式決定手段にて決定された通信方式に加えて、前記計測手段が直交周波数分割多重方式でデータ通信を行ったときに通信不良が生じたサブキャリアを表すサブキャリア情報を、前記車両各部の動作状態に関連づけて記憶媒体に記憶することを特徴とする請求項8に記載の制御情報生成装置。
  10. 前記通信方式決定手段は、前記計測手段にて計測された通信エラーの比率が前記切換判定値に達したときには、通信不良が生じたサブキャリアに対する変調方式を、通信不良が発生し難い変調方式に変更可能か否かを判断し、変調方式を変更可能であれば、前記計測手段に対し、当該サブキャリアに対する変調方式を通信不良が発生し難い変調方式に変更して直交周波数分割多重方式によるデータ通信を実行させることにより、前記通信エラーの比率を再度計測させ、
    前記制御情報生成手段は、前記通信方式決定手段にて決定された通信方式に加えて、前記サブキャリア情報と、前記計測手段が直交周波数分割多重方式でデータ通信を行ったときに通信不良が生じなかったサブキャリアの変調方式を表す変調情報とを、前記車両各部の動作状態に関連づけて記憶媒体に記憶することを特徴とする請求項9に記載の制御情報生成装置。
JP2007148139A 2007-06-04 2007-06-04 車両用通信装置及び制御情報生成装置 Expired - Fee Related JP4349436B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007148139A JP4349436B2 (ja) 2007-06-04 2007-06-04 車両用通信装置及び制御情報生成装置
US12/156,516 US7920585B2 (en) 2007-06-04 2008-06-02 Vehicular communication device and control information generating device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007148139A JP4349436B2 (ja) 2007-06-04 2007-06-04 車両用通信装置及び制御情報生成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008301408A JP2008301408A (ja) 2008-12-11
JP4349436B2 true JP4349436B2 (ja) 2009-10-21

Family

ID=40088035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007148139A Expired - Fee Related JP4349436B2 (ja) 2007-06-04 2007-06-04 車両用通信装置及び制御情報生成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7920585B2 (ja)
JP (1) JP4349436B2 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20080300750A1 (en) * 2007-05-30 2008-12-04 Davis Terry L Control channel for vehicle systems using the vehicle's power distribution system
JP5157480B2 (ja) * 2008-01-28 2013-03-06 富士通株式会社 中継装置および通信制御方法
JP5787486B2 (ja) * 2009-05-27 2015-09-30 京セラ株式会社 通信機器および電力線通信システム
JP2011091791A (ja) * 2009-09-24 2011-05-06 Toyota Central R&D Labs Inc 移動体用電力線通信方法
JP2012060484A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Fujitsu Ltd Ofdm送信データチェック方法及びofdm通信装置
US8467324B2 (en) * 2010-11-03 2013-06-18 Broadcom Corporation Managing devices within a vehicular communication network
JP5593252B2 (ja) * 2011-02-16 2014-09-17 株式会社メガチップス 通信システム
JP5443447B2 (ja) * 2011-07-21 2014-03-19 株式会社日本自動車部品総合研究所 車両用電力線通信システムおよび送信機
JP5616376B2 (ja) 2012-02-10 2014-10-29 株式会社デンソー 車両用電力線通信システム
WO2013190683A1 (ja) 2012-06-21 2013-12-27 三菱電機株式会社 車載電力線通信システム
JP5722849B2 (ja) * 2012-09-03 2015-05-27 株式会社デンソー 車両用電力線通信システムおよび受信装置
JP2014064100A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Aisin Seiki Co Ltd 電力線通信用トランシーバ及び電力線通信方法
KR20140072265A (ko) * 2012-11-29 2014-06-13 현대자동차주식회사 전기자동차 및 그 동작방법
JP6089974B2 (ja) * 2013-05-30 2017-03-08 株式会社デンソー 電力線通信システム、マスタ及びスレーブ
US9557799B2 (en) 2013-07-02 2017-01-31 Infineon Technologies Ag Sensor interface systems and methods
US9529763B2 (en) 2013-07-02 2016-12-27 Infineon Technologies Ag Sensor systems and methods utilizing adaptively selected carrier frequencies
US9571315B2 (en) * 2013-09-10 2017-02-14 Infineon Technologies Ag Sensor systems and methods utilizing band pass filter tuning
DE102015221201A1 (de) * 2015-10-29 2017-05-04 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Vorrichtung und System für ein Fahrzeugbordnetz mit einer ersten Versorgungsspannung und einer zweiten Versorgungsspannung
DE102016203966A1 (de) * 2016-03-10 2017-09-14 Zf Friedrichshafen Ag Steuereinheit und Verfahren zur Ansteuerung von zumindest einem Aktuator eines Fahrzeugs
DE102017002061A1 (de) 2017-03-03 2018-09-06 Wabco Gmbh Steuergerät für ein Fahrzeug sowie Fahrzeug mit einem derartigen Steuergerät
US10103780B1 (en) * 2017-03-31 2018-10-16 GM Global Technology Operations LLC Dual mode communication over automotive power lines
WO2021039375A1 (ja) * 2019-08-30 2021-03-04 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載通信装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3752009B2 (ja) 1996-03-14 2006-03-08 富士重工業株式会社 車両用電子制御装置
JP3685967B2 (ja) 1999-12-06 2005-08-24 大崎電気工業株式会社 端末データ収集方法
JP4009983B2 (ja) 1999-12-14 2007-11-21 三菱電機株式会社 電力線搬送通信装置
JP3679320B2 (ja) 2000-10-18 2005-08-03 三菱電機株式会社 電力線搬送通信装置
DE10142409A1 (de) * 2001-08-31 2003-04-17 Bosch Gmbh Robert Versorgungsleitungsstruktur zur Übertragung von Informationen zwischen Kraftfahrzeugkomponenten
JP2004096331A (ja) 2002-08-30 2004-03-25 Denso Corp 制御信号伝送システム
JP2004328488A (ja) * 2003-04-25 2004-11-18 Denso Corp 車両用通信システム
JP4368675B2 (ja) 2003-12-26 2009-11-18 富士通テン株式会社 通信装置
JP2005354159A (ja) 2004-06-08 2005-12-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信モジュール
JP4575069B2 (ja) 2004-07-30 2010-11-04 矢崎総業株式会社 車両用電源重畳多重通信システム
JP2006067421A (ja) 2004-08-30 2006-03-09 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 信号送信装置、カメラ、コネクタ装置及び車載通信システム
JP2007049531A (ja) 2005-08-11 2007-02-22 Kddi Corp 電力線通信モデム装置及びその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20080298226A1 (en) 2008-12-04
JP2008301408A (ja) 2008-12-11
US7920585B2 (en) 2011-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4349436B2 (ja) 車両用通信装置及び制御情報生成装置
JP2011221813A (ja) 車両診断システム
JPWO2006120757A1 (ja) 自動車及び自動車内の通信,制御装置
CN108235278B (zh) 转换移动无线网成员站的方法和移动无线网成员站和车辆
RU2659489C1 (ru) Сетевая система, способ управления связью и носитель данных
JP7003446B2 (ja) 車載通信装置、車載通信システム、通信制御方法および通信制御プログラム
JP3994821B2 (ja) 車両用通信システム
CN109863778B (zh) 用于监控数据连接的质量的方法以及用于在该方法中使用的订户站和网络管理单元
US20120238222A1 (en) Radio apparatus mounted on a viecle
JP6608973B2 (ja) 移動無線ネットワークにおいてデータを一括取得するための方法ならびに当該方法において使用するためのデータ取得コンピュータおよび移動無線ネットワーク管理ユニット
JP2004328488A (ja) 車両用通信システム
JP2017139727A (ja) 移動通信システム、通信装置
JP2004350137A (ja) 車両用通信システム
US20200307607A1 (en) Road surface condition estimation device
JP2005088677A (ja) 車載用電気応用装置、車載電源制御装置、及び車載電源制御システム
US20200171955A1 (en) Vehicle and method of controlling the same
JP4259468B2 (ja) 車両用診断システム
JP2007237781A (ja) タイヤ空気圧監視システム
JP2006023850A (ja) 車両用診断システム及びこれに用いる統合制御装置
US20220182258A1 (en) In-vehicle network system
JP3896891B2 (ja) 車両通信システム
JP2009005037A (ja) 無線通信装置、地上車上間無線通信システムおよび地上移動体間無線通信システム
JP2006279500A (ja) 車載装置
US20220029855A1 (en) Relay device system
CN113212340A (zh) 自主车辆的电力管理系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090414

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090630

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090713

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4349436

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120731

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130731

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees