JP4348237B2 - シャープペンシル - Google Patents

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Description

本発明は、軸筒の先端に設けた口金内に芯ガイドパイプを有するスライダーを軸方向に移動可能に設けたシャープペンシルの構造に係るものである。
口金(先端チップ)内にスライダーを移動可能に挿入して芯を保護するようにした各種のシャープペンシルが知られている。通常、このスライダーは、不用意に出没しないよう摩擦抵抗をもって移動するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。この摩擦抵抗を生じさせるには、抵抗体としてゴム材料等をスライダーの後部に取り付けたり、スライダーの後部に外方に突出するリブを形成して抵抗体とし、該抵抗体を口金の内面に圧接して口金の内面と抵抗体間に生じる摩擦力を利用する構成が一般的である。
しかし、上述のようにスライダーの後端に抵抗体を設けて口金の内面に摺動可能に圧接する構成では、スライダーの形状が大きくなり、それに応じて口金の形状も大きく形成しなければならないので、デザインが損なわれる場合がある。換言すれば、口金の内径が小さい場合にはスライダーに抵抗体を設ける構成を採用することがむずかしい。さらに、一般に口金はテーパー形状に作られ、口金の後部側の内面形状に比べて先端側の内面形状が小さくなるように先細状に内径が変化しているから、この傾斜する内面に抵抗体を圧接してスライダーの摺動方向に一様な摩擦抵抗作用を生じさせることはむずかしく、また口金の内径にバラツキがあると抵抗作用が不安定である。そのため、既存の口金とスライダーを適宜に組み合わせようとしても、口金の形状によっては組み合せできない場合が多かった。
実公平3−47907号公報(第1図、第3図〜第5図)
本発明の解決課題は、内径の小さな口金であっても、確実に摩擦抵抗作用を伴ってスライダーが移動できるようにし、口金の内径にバラツキがあっても、該口金の内面に確実に嵌合して的確に摩擦作用を生じさせることができるようにしたスライダーを有するシャープペンシルを提供することである。
一般的に、現在のシャープペンシルは、軸筒、口金その他の部品をプラスチック材料で作り、成形上の理由で口金の内面には、肉逃げのための複数のリブを放射方向(半径方向)に形成することが多い。そこで、本発明は、このようなリブを利用することにより、上記課題を解決している。
すなわち、本発明によれば、芯ガイドパイプを有するスライダーを摩擦抵抗をもって軸方向に移動するよう口金内に挿入したシャープペンシルにおいて、上記口金は内面に半径方向に突出する複数のリブを有し、上記スライダーは上記リブの内端面に摺接する羽根片と該羽根片の外方に形成され上記リブの側面に摺接する嵌合突起を有し、該羽根片と嵌合突起で上記リブを挟み込んで摩擦抵抗を生じさせることを特徴とするシャープペンシルが提供される。
本発明は上記のように構成され、口金の内面に半径方向に突設されたリブを羽根片と嵌合突起で挟み込んでスライダーの移動に摩擦抵抗を生じさせるようにしたから、従来のように抵抗体を口金の内面に直接圧接するような構造に比べてスライダーの外径や口金の形状を小さく作ることができ、その上、リブが放射方向に延びているので、該リブの側面に摺接する嵌合突起は該リブに沿ってリブの基部方向に向かう傾向になり、この作用により上記羽根片は確実にリブの内端面に圧接されて摩擦抵抗を生じることができる。また、該リブの内端面は軸心と平行しているから、スライダーは軸方向のどの位置にあっても一様な摩擦抵抗を受け、口金の内径やリブに多少のバラツキがあっても的確に動作させることができる。
図1、図2は本発明の一実施例を示し、口金(先端チップ)(1)内には、スライダー(2)が収納されている。該口金(1)は、図3、図4に示すように、先端に通孔(3)を有し、後端には軸筒(図示略)に取り付けるためのねじ等の係合部が形成されている。該口金(1)の内面には、半径方向に延びる複数のリブ(4)・・・が設けられている。このリブは肉逃げ用のリブを兼用することもできるし、摩擦抵抗用に設けることもできる。該リブ(4)の内端面(5)は軸心に沿ってほぼ平行に延び、リブの基部(6)は先端方向に傾斜している。また、リブは円周方向に一様な幅に形成されているので、隣接するリブ(4)の側面(7)間の間隔は、上記内端面(5)側が狭く、基部(6)側が広くなる(図4)。
上記スライダー(2)は、図1、図5に示すように、先部に芯挿通孔(8)を有する芯ガイドパイプ(9)が一体成形されているが、金属パイプ材料等で別体の芯ガイドパイプを形成し、これをスライダー本体に連結するようにしたり、該芯ガイドパイプの先端部を除いた部分の外周に金属パイプを装着してもよい(図示略)。
上記スライダー(2)には、上記口金(1)の内段部(10)に当接する肩部(11)が形成され、該肩部(11)の後方に上記口金(1)のリブ(4)の内端面(5)に弾性的に摺接する2個の羽根片(12)、(12)が対向状態に設けられているが、1個若しくは3個以上設けることもできる。また、該羽根片(12)の外方には、上記リブ(4)の側面に摺接するよう嵌合突起(13)が設けられている。図に示す実施例では、該嵌合突起(13)は、隣接するリブの対向する側面間に嵌合するよう断面略扇状に形成してあるが、一方のリブの側面にのみ摺接するような形状に形成してもよい。
なお、該スライダー(2)は、後退位置にあるとき、上記嵌合突起(13)の先端部(14)とリブの基部(6)間に隙間を生じ、スライダー(2)が前進位置にあるとき嵌合突起(13)の先端部(14)とリブの基部(6)間の上記隙間が消失し若しくは僅少の隙間が残るような形状に作られている。
上記羽根片(12)の内方には、芯(図示略)を弾性的に保持する芯保持部(15)が設けられている。図に示す実施例では、該芯保持部(15)はスライダーと一体的に作られているが、ゴム材料等で作られた別体の弾性保持片を該スライダーに固定して芯保持部を構成してもよい(図示略)。
上記スライダー(2)を口金(1)内に挿入すると、上記羽根片(12)はリブ(4)の内端面(5)に弾性的に摺接し、嵌合突起(13)はリブ(4)の側面(7)に摺接する。そして、図6に示すように、上記嵌合突起(13)が矢印(16)方向に接触すると、リブの側面は基部側が広くなるように傾斜しているから、該嵌合突起(13)には半径方向外方に滑る力が作用する。そのため、上記羽根片(12)には、矢印(17)方向へ付勢されるから、該羽根片(12)は一層上記内端面(5)に密着しやすくなる。したがって、リブの形状に多少のバラツキがあっても上記羽根片(12)と嵌合突起(13)により上記リブ(4)を確実に挟み込むことができ、的確な摩擦作用が得られる。
本発明の一実施例を示す断面図。 図1の側面図。 口金の断面図。 口金のリブの説明図。 スライダーを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図。 嵌合状態を示す説明図。
符号の説明
1 口金
2 スライダー
4 リブ
5 内端面
6 基部
7 側面
9 芯ガイドパイプ
12 羽根片
13 嵌合突起
15 芯保持部

Claims (5)

  1. 芯ガイドパイプを有するスライダーを摩擦抵抗をもって軸方向に移動するよう口金内に挿入したシャープペンシルにおいて、上記口金は内面に半径方向に突出する複数のリブを有し、上記スライダーは上記リブの内端面に摺接する羽根片と該羽根片の外方に形成され上記リブの側面に摺接する嵌合突起を有し、該羽根片と嵌合突起で上記リブを挟み込んで摩擦抵抗を生じさせることを特徴とするシャープペンシル。
  2. 上記嵌合突起は、隣接するリブ間に嵌合し、該嵌合突起の先端部とリブの基部間には隙間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシャープペンシル。
  3. 上記リブの内端面は、軸芯と平行に設けられている請求項1または2に記載のシャープペンシル。
  4. 上記スライダーの羽根片の内方には、芯を弾性的に保持する芯保持部が形成されている請求項1に記載のシャープペンシル。
  5. 上記スライダーの羽根片及び嵌合突起は、対向状態に2個設けられている請求項1ないし4のいずれかに記載のシャープペンシル。
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