JP4347370B2 - 車体後部のパーセルシェルフ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、後部シートバックの上部後側に車室とトランクルームとを仕切るパーセルシェルフが設けられ、パーセルシェルフにスピーカが設けられた車体後部のパーセルシェルフ構造に関する。
一般に、セダンタイプの自動車は、後部シート(後席)の後方に車体後部のパーセルシェルフ構造が設けられている。
車体後部のパーセルシェルフ構造は、後部シートに備えた後部シートバックの上部後側に沿って第1リヤクロスメンバーが設けられ、リヤウインドの下部に沿って第2リヤクロスメンバーが設けられ、第1、第2のリヤクロスメンバー間にパーセルシェルフが設けられている。
パーセルシェルフは、トランクルームと車室とを仕切るための仕切壁である。
このパーセルシェルフには、オーディオ装置のスピーカが設けられ、スピーカの両側に補強部材が設けられている。
パーセルシェルフに補強部材を設けることで、スピーカから発生した振動でパーセルシェルフが振動することを抑えることが可能である(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−99132号公報
しかし、特許文献1の車体後部のパーセルシェルフ構造は、スピーカの振動でパーセルシェルフが振動することを抑えるために、パーセルシェルフに補強部材が設けられている。
このため、パーセルシェルフ構造の部品点数が増加し、そのことがコストを抑える妨げや、重量を抑える妨げになっていた。
本発明は、スピーカから発生した振動でパーセルシェルフが振動することを抑えることができ、かつ、コストを抑えるとともに重量を抑えることができる車体後部のパーセルシェルフ構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、後部シートバックの上部後側に沿って第1リヤクロスメンバーが設けられ、前記第1リヤクロスメンバーの後方に所定間隔をおいて第2リヤクロスメンバーが設けられ、前記第1、第2のリヤクロスメンバー間に車室とトランクルームとを仕切るためにパーセルシェルフが設けられ、前記パーセルシェルフにスピーカが設けられた車体後部のパーセルシェルフ構造において、前記パーセルシェルフは、前記パーセルシェルフの中央に、表面に対して段差が形成されたスピーカ設置部と、前記スピーカ設置部の外周縁を前記表面に連結する周壁とを設け、前記周壁は、互いに対向するように車体の前後側に設けられた前後の壁と、互いに対向するように車体の左右側に設けられた左右の側壁とを備え、前記スピーカ設置部は、前記前後の壁に亘って上方に断面が隆起する補強ビードが形成され、前記スピーカ設置部のうち、前記周壁および前記補強ビードによって囲まれた部分に前記スピーカが取り付けられたことを特徴とする。
請求項2に係る発明において、前記周壁は、前記表面から前記スピーカ設置部に向かうにしたがって前記スピーカ設置部の中心に向けて徐々に近づくように傾斜された傾斜壁であることを特徴とする。
請求項3に係る発明において、前記スピーカ設置部の左右側の部分に前記スピーカがそれぞれ設けられ、設けられた左右のスピーカ間に前記補強ビードが設けられ、前記左スピーカは、前記前後の壁の左半部、前記左側壁および前記補強ビードで囲まれ、前記右スピーカは、前記前後の壁の右半部、前記右側壁および前記補強ビードで囲まれたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、パーセルシェルフの中央に、表面に対して段差が形成されたスピーカ設置部を有する。
よって、スピーカ設置部の幅寸法や長さ寸法を、パーセルシェルフの幅寸法や長さ寸法に対して小さく抑えることができる。このスピーカ設置部にスピーカを取り付けた。
ここで、スピーカ設置部の外周縁が周壁を介して表面に連結されている。
すなわち、スピーカ設置部の外周縁から周壁が立ち上げられ、外周縁と周壁とで角部が形成される。
この角部は、スピーカ設置部の振動が周壁に伝わることを防ぐことができる。
換言すると、スピーカ設置部が振動する場合には、スピーカ設置部は外周縁の角部を支点にして振動する。
これにより、スピーカ設置部の幅寸法や長さ寸法を小さくすることで、スピーカ設置部の表面積(すなわち、振動面積)を小さく抑えることができる。
したがって、スピーカから発生した振動で、スピーカ設置部(すなわち、パーセルシェルフ)が振動することを抑えることができる。
加えて、請求項1に係る発明では、パーセルシェルフの中央に段差状のスピーカ設置部を設けるだけの簡単な構成で、スピーカ設置部(すなわち、パーセルシェルフ)の振動を抑えることができる。
これにより、パーセルシェルフの構成の簡素化が図れ、コストを抑えるとともに重量を抑えることができる。
また、請求項1に係る発明では、周壁を、互いに対向するように車体の前後側に設けられた前後の壁と、互いに対向するように車体の左右側に設けられた左右の側壁とで形成した。さらに、スピーカ設置部に、前後の壁に亘って上方に断面が隆起する補強ビードを形成した。
そして、スピーカ設置部のうち、周壁および補強ビードによって囲まれた部分にスピーカを取り付けた。
これにより、スピーカ設置部の剛性を高めることができるので、スピーカから発生した振動で、スピーカ設置部(すなわち、パーセルシェルフ)が振動することをさらに良好に抑えることができる。
請求項2に係る発明では、周壁を傾斜させることで、表面からスピーカ設置部に向かうにしたがってスピーカ設置部の中心に向けて徐々に近づけた。
よって、スピーカ設置部の幅寸法や長さ寸法を一層小さくして、スピーカ設置部の表面積をさらに小さく抑えることができる。
これにより、スピーカから発生した振動で、スピーカ設置部(すなわち、パーセルシェルフ)が振動することを一層良好に抑えることができる。
請求項3に係る発明では、スピーカ設置部の左右側の部分にスピーカをそれぞれ設け、設けられた左右のスピーカ間に補強ビードを設けた。
これにより、左スピーカを、前後の壁の左半部、左側壁および補強ビードで囲むことができる。
さらに、右スピーカを、前後の壁の右半部、右側壁および補強ビードで囲むことができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は運転者から見た方向にしたがい、前側をFr、後側をRr、左側をL、右側をRとして示す。
なお、本実施の形態では、構成の理解を容易にするためにパーセルシェルフの左右側に左右のスピーカをそれぞれ設けたものを代表例として説明するが、スピーカの個数や取付箇所はこれに限定するものではない。
図1は本発明に係る車体後部のパーセルシェルフ構造を備えた車体後部構造を示す斜視図である。
車体後部構造10は、車体後部の左右側に左右のリヤサイドフレーム11,12がそれぞれ設けられ、左リヤサイドフレーム11に左ホイールハウス13が設けられ、右リヤサイドフレーム12に右ホイールハウス14が設けられ、左右のホイールハウス13,14の後方に車体後部のパーセルシェルフ構造(以下、「パーセルシェルフ構造」と略記する)15が設けられ、パーセルシェルフ構造15の後端部15aにトランクリッド17が開閉自在に設けられ、パーセルシェルフ構造15の後端部15aにリヤウインドガラス18(図2参照)が設けられている。
パーセルシェルフ構造15は、左右のホイールハウス13,14間に第1リヤクロスメンバー21が設けられ、第1リヤクロスメンバー21の後方に所定間隔をおいて第2リヤクロスメンバー22が設けられ、第1、第2のリヤクロスメンバー21,22間に亘ってパーセルシェルフ24が設けられ、パーセルシェルフ24に左右のスピーカ(スピーカ)26,27が設けられている。
第1リヤクロスメンバー21は、図2に示す後部シートバック28の上部28a後側に沿って設けられている。
後部シートバック28は、車両の後部シート(後席)に備えたシートバックである。
第2リヤクロスメンバー22は、図2に示すトランクルーム31の上方に設けられている。
第2リヤクロスメンバー22は、トランクリッド17をヒンジ(図示せず)を介して支えるとともに、リヤウインドガラス18(図2参照)を支える部材である。
パーセルシェルフ24は、第1、第2のリヤクロスメンバー21,22間に亘って略水平に設けられた略矩形状のパネルである。
このパーセルシェルフ24は、下方のトランクルーム31と上方の車室32とを仕切る仕切壁である。
このパーセルシェルフ24は、第1、第2のリヤクロスメンバー21,22に連結された枠部34と、枠部34の表面35に対して段差Hが形成されたスピーカ設置部36と、スピーカ設置部36の外周縁36aを表面35に連結する周壁37と、スピーカ設置部36に設けられた左右の補強ビード38,39とが設けられている。
枠部34は、略矩形枠状に形成され、前端部34aが第1リヤクロスメンバー21に連結され、後端部34bが第2リヤクロスメンバー22に連結され、左右の側部34c,34dが車体のインナーパネル46,47(図3参照)にそれぞれ設けられている。
枠部34内、すなわち、パーセルシェルフ24の中央に、スピーカ設置部36が設けられている。
スピーカ設置部36は、枠部34の表面35に対して下方に段差Hが形成された平坦なパネルである。
パーセルシェルフ24の中央にスピーカ設置部36を備えることで、スピーカ設置部36の幅寸法W1や長さ寸法L1を、パーセルシェルフ24の幅寸法W2や長さ寸法L2に対してそれぞれ小さく抑えることができる。
スピーカ設置部36の幅寸法W1や長さ寸法L1を小さくすることで、スピーカ設置部36の表面積を小さく抑えることができる。
スピーカ設置部36は、左右側にそれぞれスピーカ取付孔41,42(図3参照)が形成され、左側のスピーカ取付孔41の近傍に左補強ビード38が形成され、右側のスピーカ取付孔42の近傍に右補強ビード39が形成されている。
左側のスピーカ取付孔41に左スピーカ26が取り付けられ、右側のスピーカ取付孔42に右スピーカ27が取り付けられている。
スピーカ設置部36の外周縁36aから周壁37が立ち上げられ、周壁37の上端部37aが枠部34の内周縁34eに連結されている。
よって、周壁37でスピーカ設置部36の外周縁36aが枠部34の内周縁34eに連結されている。
周壁37は、枠部34の内周縁34eからスピーカ設置部36の外周縁36aに向かうにしたがってスピーカ設置部36の中心44に向けて徐々に近づくように傾斜された矩形状の傾斜壁である。
周壁37は、互いに対向する前後の壁(側壁)37a,37bと、互いに対向する左右の側壁37c,37dとからなる。
前後の壁37a,37bや左右の側壁37c,37dをそれぞれ傾斜壁にすることで、スピーカ設置部36の幅寸法W1や長さ寸法L1を一層小さくして、スピーカ設置部36の表面積をさらに小さく抑えることができる。
左右の補強ビード38,39は、周壁37のうち、対向する前後の壁37a,37bに亘って車体前後方向に向けてそれぞれ延出されている。
スピーカ設置部36に左右の補強ビード38,39を設けることで、スピーカ設置部36の剛性を高めることができる。
図2は図1の2−2線断面図、図3は図1の3−3線断面図である。
スピーカ設置部36は、枠部34の表面35に対して下方に段差Hが形成された平坦なパネルである。
スピーカ設置部36を表面35に対して下方の段差Hとなるように凹ませることで、パーセルシェルフ24が凹凸状に形成され、パーセルシェルフ24の剛性を高めることができる。
また、スピーカ設置部36を表面35に対して下方の段差Hとなるように凹ませた。そして、スピーカ設置部36の外周縁36aが周壁37を介して表面35に連結されている。
すなわち、スピーカ設置部36の外周縁36aから周壁37が立ち上げられ、外周縁36aと周壁37とで角部43が形成される。
この角部43は、スピーカ設置部36の振動が周壁37に伝わることを防ぐことができる。
換言すると、スピーカ設置部36が振動する場合、スピーカ設置部36は外周縁36aの角部43を支点にして振動する。
ここで、スピーカ設置部36を表面35に対して下方の段差Hとなるように凹ませるとともに、前後の壁37a,37bや左右の側壁37c,37dを傾斜壁とした。
よって、スピーカ設置部36の外周縁36aのうち、前後の端部36b,36c間の幅寸法W1を小さくすることができる。
さらに、スピーカ設置部36の外周縁36aのうち、左右の側部36d,36e間の長寸法L1を小さくすることができる。
これにより、スピーカ設置部36の表面積(すなわち、振動面積)を小さく抑えることができる。
スピーカ設置部36の左右側に左右のスピーカ取付孔41,42がそれぞれ形成されている。
左側のスピーカ取付孔41に左スピーカ26が取り付けられ、右側のスピーカ取付孔42に右スピーカ27が取り付けられている。
左右のスピーカ26,27で音を鳴らす際に、左右のスピーカ26,27から振動が発生する。
ここで、スピーカ設置部36の表面積(すなわち、振動面積)が小さく抑えられている。よって、左右のスピーカ26,27から発生した振動で、スピーカ設置部36が振動することを抑えることができる。
このように、パーセルシェルフ24の中央に段差状のスピーカ設置部36を設けるだけの簡単な構成で、スピーカ設置部36(すなわち、パーセルシェルフ24)の振動を抑えることができる。
これにより、パーセルシェルフ24の構成の簡素化を図ることができ、コストを抑えるとともに重量を抑えることができる。
加えて、スピーカ設置部36には、図3に示すように、左右の補強ビード38,39が設けられている。
左補強ビード38は、スピーカ設置部36の所定部位(すなわち、左スピーカ26の近傍)が上方に断面略コ字状に隆起するように、一体にプレス成形された部位である。
右補強ビード39は、左補強ビード38と同様に、スピーカ設置部36の所定部位(すなわち、右スピーカ27の近傍)が上方に断面略コ字状に隆起するように、一体にプレス成形された部位である。
左右の補強ビード38,39をスピーカ設置部36に一体にプレス成形することで、左右の補強ビード38,39用の部材を個別に用意する必要がない。
これにより、部品点数の増加を抑えてパーセルシェルフ24の構成の簡素化を図ることができる。
さらに、スピーカ設置部36に左右の補強ビード38,39を設けることで、スピーカ設置部36の剛性を高めることができる。
これにより、左右のスピーカ26,27から発生した振動で、スピーカ設置部36(すなわち、パーセルシェルフ24)が振動することをさらに良好に抑えることができる。
つぎに、車体後部のパーセルシェルフ構造15に備えたパーセルシェルフ24の振動を図4(a),(b)に基づいて説明する。
図4(a)、(b)は本発明に係るパーセルシェルフ構造に備えたパーセルシェルフの振動について説明する図である。
図4(a)は、パーセルシェルフ24全域が平坦に形成され、パーセルシェルフ24の左右側に左右のスピーカ26,27が取り付けられたパーセルシェルフ構造100を比較例として示す。
図4(b)は、図1〜図3で説明したパーセルシェルフ構造15を実施例として示す。
(a)において、パーセルシェルフ構造100は、パーセルシェルフ101全域が平坦に形成されている。
また、パーセルシェルフ101は、実施の形態のパーセルシェルフ24と同様に、幅寸法W2や長さ寸法L2(長さ寸法L2は図示せず)に形成されている。
幅寸法W2や長さ寸法L2が大きいので、パーセルシェルフ101の平坦部における表面積(すなわち、振動表面)は大きくなる。
パーセルシェルフ101は、外周縁101aのうち、前端部101bが第1リヤクロスメンバー21に連結され、後端部101cが第2リヤクロスメンバー22に連結されている。
また、外周縁101aのうち、図示しない左右の側部が車両のインナーパネル(図示せず)にそれぞれ連結されている。
パーセルシェルフ101に、左右のスピーカ26,27に発生した振動が伝わった場合、パーセルシェルフ101は外周縁101aを支点にして振動する。
特に、パーセルシェルフ101の平坦部における表面積(すなわち、振動表面)が大きいので、パーセルシェルフ101が比較的大きく振動して、いわゆる、「ビビリ音」が発生することが考えられる。
(b)において、パーセルシェルフ構造15は、パーセルシェルフ24の中央にスピーカ設置部36を設けた。
スピーカ設置部36は、幅寸法W1や長さ寸法L1(長さ寸法L1は図3参照)に形成されている。
幅寸法W1や長さ寸法L1は小さいので、スピーカ設置部36の表面積(すなわち、振動表面)は小さくなる。
スピーカ設置部36の表面積すなわち、振動表面が小さいので、パーセルシェルフ24に左右のスピーカ26,27に発生した振動が伝わった場合でも、スピーカ設置部36の振動が抑えられる。
具体的には、スピーカ設置部36が、外周縁36a(すなわち、前後の端部36b,36cや左右の側部36d,36e)の角部43を支点にして振動することを抑えることができる。
これにより、左右のスピーカ26,27の振動がパーセルシェルフ24に伝わった場合でも、スピーカ設置部36の振動を最小限に抑えて、いわゆる、「ビビリ音」が発生することを防止できる。
加えて、スピーカ設置部36に左右の補強ビード38,39を設けることで、スピーカ設置部36の剛性を高めることができる。
これにより、左右のスピーカ26,27から発生した振動で、スピーカ設置部36(すなわち、パーセルシェルフ24)が振動することをさらに良好に抑えることができる。
なお、前記実施の形態では、スピーカ設置部36の左右側に左右のスピーカ26,27をそれぞれ設けた例について説明したが、これに限らないで、左右のスピーカ26,27に加えてスピーカ設置部36の中央にもう一つのスピーカを設けることも可能である。
また、スピーカ設置部36の左右側に左右のスピーカ26,27を設けないで、スピーカ設置部36の中央のみにスピーカを設けることも可能である。
また、前記実施の形態では、左右の補強ビード38,39を断面略コ字状に形成した例について説明したが、これに限らないで、例えば断面逆U字状や、断面逆V字状に形成することも可能である。
また、左右の補強ビード38,39の個数は適宜変更が可能である。
さらに、前記実施の形態では、スピーカ設置部36を枠部34の表面35に対して下方に段差Hとなるように形成した例について説明したが、これに限らないで、スピーカ設置部36を枠部34の表面35に対して上方に段差Hとなるように形成することも可能である。
本発明の車体後部のパーセルシェルフ構造は、車室とトランクルームとを仕切るパーセルシェルフにスピーカが設けられた自動車への適用に好適である。
本発明に係る車体後部のパーセルシェルフ構造を備えた車体後部構造を示す斜視図である。 図1の2−2線断面図である。 図1の3−3線断面図である。 本発明に係るパーセルシェルフ構造に備えたパーセルシェルフの振動について説明する図である。
符号の説明
15…車体後部のパーセルシェルフ構造、21…第1リヤクロスメンバー、22…第2リヤクロスメンバー、24…パーセルシェルフ、26…左スピーカ(スピーカ)、27…右スピーカ(スピーカ)、28…後部シートバック、28a…後部シートバックの上部、31…トランクルーム、32…車室、35…表面、36…スピーカ設置部、36a…外周縁、37…周壁、37a,37b…前後の壁(側壁)、37c,37d…左右の側壁、38…左補強ビード、39…右補強ビード、H…段差。

Claims (3)

  1. 後部シートバックの上部後側に沿って第1リヤクロスメンバーが設けられ、前記第1リヤクロスメンバーの後方に所定間隔をおいて第2リヤクロスメンバーが設けられ、前記第1、第2のリヤクロスメンバー間に車室とトランクルームとを仕切るためにパーセルシェルフが設けられ、前記パーセルシェルフにスピーカが設けられた車体後部のパーセルシェルフ構造において、
    前記パーセルシェルフは、
    前記パーセルシェルフの中央に、表面に対して段差が形成されたスピーカ設置部と、前記スピーカ設置部の外周縁を前記表面に連結する周壁とを設け、
    前記周壁は、互いに対向するように車体の前後側に設けられた前後の壁と、互いに対向するように車体の左右側に設けられた左右の側壁とを備え、
    前記スピーカ設置部は、前記前後の壁に亘って上方に断面が隆起する補強ビードが形成され、
    前記スピーカ設置部のうち、前記周壁および前記補強ビードによって囲まれた部分に前記スピーカが取り付けられたことを特徴とする車体後部のパーセルシェルフ構造。
  2. 前記周壁は、前記表面から前記スピーカ設置部に向かうにしたがって前記スピーカ設置部の中心に向けて徐々に近づくように傾斜された傾斜壁であることを特徴とする請求項1記載の車体後部のパーセルシェルフ構造。
  3. 前記スピーカ設置部の左右側の部分に前記スピーカがそれぞれ設けられ、設けられた左右のスピーカ間に前記補強ビードが設けられ、
    前記左スピーカは、前記前後の壁の左半部、前記左側壁および前記補強ビードで囲まれ、
    前記右スピーカは、前記前後の壁の右半部、前記右側壁および前記補強ビードで囲まれたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車体後部のパーセルシェルフ構造。
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