JP7413963B2 - 車両のスピーカ配設構造 - Google Patents

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Description

この発明は、車両の上下方向に延びるヒンジピラー閉断面と、車室内に開口する開口部と、を有するヒンジピラーと、スピーカを保持して上記開口部の口縁に固定されるスピーカボックスと、を備えた車両のスピーカ配設構造に関する。
従来、ヒンジピラーに設けられるスピーカボックスにおいて、スピーカボックスの容量を充分に確保して、低音の再生効率を向上させるため、板金製の外側ボックス部の底面部を深絞り(deep drawing)にてプレス加工することが知られている(特許文献1参照)。
上述の外側ボックス部の底面部を、ヒンジピラー車幅方向外側端部、すなわち、ヒンジピラーアウタの側壁部まで深絞り加工により延長すると、当該底面部の剛性が低下し、スピーカ再生時に、スピーカボックス、特に剛性が低下した外側ボックス部が振動する。
この外側ボックス部のフランジ部は、サイドシルなどの車体骨格部材に固定されているので、上述の振動が車体骨格部材に伝達され、車外に音漏れが生じる。本来、車室内へ伝達されるべきスピーカ再生音のエネルギが車外へ漏れることで、車室内の音圧が低下するという問題点があった。
特開2018-167709号公報
そこで、この発明は、スピーカボックスの容量を確保しつつ、スピーカ再生音の車外への音漏れによる車室内の音圧低下を抑制することができる車両のスピーカ配設構造の提供を目的とする。
この発明による車両のスピーカ配設構造は、車両の上下方向に延びるヒンジピラー閉断面と、車室内に開口する開口部と、を有するヒンジピラーと、スピーカを保持して上記開口部の口縁に固定されるスピーカボックスと、を備えた車両のスピーカ配設構造であって、上記スピーカボックスは、上記開口部の口縁および車体骨格部材に固定されるフランジ部と、上記フランジ部から上記ヒンジピラーの車幅方向外側端部近傍まで膨出する膨出部と、を備え、上記ヒンジピラー閉断面の内部に防音材を設け、該防音材は、上記フランジ部に対して直接当接、または、ボディ構造体を介して当接するように設けられるものである。
上述のフランジ部を備えたスピーカボックスは、スピーカボックスを形成する外側ボックス部であってもよい。
また、上述の車体骨格部材は、サイドシルであってもよく、さらに、上述のボディ構造体はサイドシルやヒンジピラーであってもよい。
上記構成によれば、上述の防音材が、スピーカボックスの車体骨格部材への振動伝達部位であるフランジ部に対して振動伝達可能に当接しており、この防音材でフランジ部の振動を吸収、遮断するため、スピーカ再生音の車外への音漏れを抑制することができ、車室内の音圧低下を抑制することができる。また、フランジ部からヒンジピラーの車幅方向外側端部近傍まで膨出する膨出部にて、スピーカボックスの容量を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、上記車体骨格部材は、車両下部において車両の前後方向に延びるサイドシルであることを特徴とする。
上記構成によれば、上述の防音材により、サイドシルへの振動を吸収、遮断して、スピーカ再生音の車外への音漏れを抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、上記サイドシルは車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面を有し、該サイドシル閉断面と上記ヒンジピラー閉断面とを連通するサイドシルの所定位置に第1孔部が設けられ、上記防音材は上記ヒンジピラー閉断面の空間を上記第1孔部と上記膨出部との間で仕切るように設けられたものである。
上記構成によれば、サイドシルに伝達されるスピーカボックスの振動を、上記防音材にて吸収、遮断しつつ、車両走行時にサイドシルの第1孔部から車室内へ伝達される騒音を上記防音材にて抑制することができる。
上述の第1孔部は、車両の電着塗装工程において、電着液を流通させるための孔部であってもよい。
この発明の一実施態様においては、上記ヒンジピラーを車幅方向外側から覆うキャブサイドアウタパネルを設け、上記ヒンジピラーの外側面部における上記スピーカボックスの上記膨出部近傍に第2孔部が設けられ、該第2孔部は上記第1孔部より高い位置に開口されており、上記ヒンジピラーの外側面部と上記キャブサイドアウタパネルとの間の空間を、上記第1孔部と上記第2孔部との間で上下方向に仕切るように外側防音材が設けられたものである。
上述の第2孔部は、第1孔部と同様に、車両の電着塗装工程において、電着液を流通させるための孔部であってもよい。
上記構成によれば、サイドシルに伝達されるスピーカボックスの振動を、上記防音材にて吸収、遮断しつつ、車両走行時には、上記第2孔部から車室内へ伝達される騒音を、上記外側防音材にて抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、上記防音材は、上記サイドシルの上面に固定されるものである。
上記構成によれば、サイドシルに伝達されるスピーカボックスの振動を、上記防音材にて吸収、遮断しつつ、車両走行時にサイドシルの第1孔部を介して車室内へ伝達される騒音を、サイドシル上面の上記防音材にて抑制することができる。
この発明の一実施態様においては、上記防音材と上記外側防音材とは、車両側面視で略同じ高さ位置に設けられるものである。
上記構成によれば、スピーカボックスの振動が車外に伝達されるのを、略同一高さ位置の防音材と外側防音材とにより確実に抑制することができる。
詳しくは、防音材を介して振動が万一、ヒンジピラー外側面とキャブサイドアウタパネルとの間の空間に伝達されても、外側防音材で振動を吸収し、スピーカ再生音の車外への音漏れを確実に抑制することができる。
この発明によれば、スピーカボックスの容量を確保しつつ、スピーカ再生音の車外への音漏れによる車室内の音圧低下を抑制することができる効果がある。
本発明の車両のスピーカ配設構造を車室内側から見た状態で示す内側面図 図1からスピーカボックスを取外した状態で示す内側面図 図2に対して外側ボックス部を取付けた状態で示す内側面図 車両のスピーカ配設構造を車室内側かつ後方から見た状態で示す斜視図 図1のA-A線矢視断面図 図5のB-B線矢視断面図 車両のスピーカ配設構造を車室外側から見た状態で示す外側面図 図7からキャブサイドアウタパネルを取外した状態で示す外側面図 図8からヒンジピラーアウタを取外した状態で示す外側面図 図8の要部を車幅方向外方かつ後方から見た状態で示す斜視図 図9の要部を車幅方向外方かつ後方から見た状態で示す斜視図 (a)は外側ボックス部を車両前方かつ外方から見た状態で示す斜視図、(b)は外側ボックス部を車両前方かつ内方から見た状態で示す斜視図 図8のC-C線矢視断面図 図8のD-D線矢視断面図 車両のスピーカ配設構造の他の実施例を示す断面図
スピーカボックスの容量を確保しつつ、スピーカ再生音の車外への音漏れによる車室内の音圧低下を抑制するという目的を、車両の上下方向に延びるヒンジピラー閉断面と、車室内に開口する開口部と、を有するヒンジピラーと、スピーカを保持して上記開口部の口縁に固定されるスピーカボックスと、を備えた車両のスピーカ配設構造であって、上記スピーカボックスは、上記開口部の口縁および車体骨格部材に固定されるフランジ部と、上記フランジ部から上記ヒンジピラーの車幅方向外側端部近傍まで膨出する膨出部と、を備え、上記ヒンジピラー閉断面の内部に防音材を設け、
該防音材は、上記フランジ部に対して直接当接、または、ボディ構造体を介して当接するように設けられるという構成にて実現した。
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両のスピーカ配設構造を示し、図1は当該車両のスピーカ配設構造を車室内側から見た状態で示す内側面図、図2は図1からスピーカボックスを取外した状態で示す内側面図、図3は図2に対して外側ボックス部を取付けた状態で示す内側面図である。
また、図4は車両のスピーカ配設構造を車室内側かつ後方から見た状態で示す斜視図、図5は図1のA-A線矢視断面図、図6は図5のB-B線矢視断面図である。
さらに、図7は車両のスピーカ配設構造を車室外側から見た状態で示す外側面図、図8は図7からキャブサイドアウタパネルを取外した状態で示す外側面図、図9は図8からヒンジピラーアウタを取外した状態で示す外側面図である。なお、図1~図3においては、図示の便宜上、フロアフレームを取外した状態で示している。
スピーカ配設構造の説明に先立って、まず車両の前部車体構造について説明する。
図5に示すように、車室の床面を形成するフロアパネル10を設け、このフロアパネル10の車幅方向端部には上方に立上がる折曲げ部11を一体形成している。
フロアパネル10の上記折曲げ部11には、サイドシル20を接合固定している。
サイドシル20は、サイドシルインナ21とサイドシルアウタ22とを接合固定して、車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面23を有する車体骨格部材である。
サイドシルインナ21は、図5に示すように、上側の接合フランジ部21aと、該接合フランジ部21aの下端から車幅方向内方に延びる上壁部21bと、該上壁部21bの車幅方向内方端から下方に延びる内壁部21cと、該内壁部21cの下端から車幅方向外方に延びる下壁部21dと、該下壁部21dの車幅方向外方端から下方に延びる下側の接合フランジ部21eと、を備えている。
サイドシルアウタ22は、図5に示すように、上側の接合フランジ部22aと、該接合フランジ部22aの下端から車幅方向外方に延びる上壁部22bと、該上壁部22bの車幅方向外方端から下方に延びる外壁部22cと、該外壁部22cの下端から車幅方向内方に延びる下壁部22dと、該下壁部22dの車幅方向内方端から下方に延びる下側の接合フランジ部22eと、を備えている。
図5に示すように、上述のサイドシルアウタ22の上壁部22bには、第1孔部24が開口形成されている。
この第1孔部24は上記サイドシル閉断面23と後述するヒンジピラー閉断面33とを上下方向に連通する孔部である。また、上述の第1孔部24は、車両の電着塗装工程において、電着液を流通させるための孔部である。
図5に示すように、上述のサイドシルアウタ22の下壁部22dには、上記第1孔部24の径よりも大径の孔部25が開口形成されている。この孔部25はサイドシル閉断面23の内外を連通する孔部である。
また、上述の孔部25は、第1孔部24と同様に、車両の電着塗装工程において、電着液を流通させるための孔部であり、当該孔部25は図5においては、1つのみを図示しているが、この孔部25は下壁部22dの車両前後方向に間隔を隔てて複数設けられている。
図6に示すように、サイドシル20の前端には、後述するヒンジピラー30に対して車両前方へ突出する前方突出部26が設けられている。
ここで、上述のフロアパネル10の折曲げ部11は、サイドシルインナ21の内壁部21cに接合固定されている。
また、サイドシルインナ21の上側の接合フランジ部21aと、サイドシルアウタ22の上側の接合フランジ部22aとが接合固定される。同様に、サイドシルインナ21の下側の接合フランジ部21eと、サイドシルアウタ22の下側の接合フランジ部22eとが接合固定される。
図4に示すように、フロアパネル10の上面には、断面ハット形状のフロアフレーム12が連結されている。このフロアフレーム12はフロアフレーム前部13とフロアフレーム後部14とを有して車両の前後方向に延びており、フロアフレーム前部13は後述するダッシュパネル37の下部と、フロアパネル10の前部との間に跨がって取付けられている。
上述のフロアフレーム後部14とフロアパネル10との間には、車両前後方向に延びるフロアフレーム閉断面が形成され、これにより、下部車体剛性の向上を図るように構成している。
図1~図3に示すように、車両下部において、車両の前後方向に延びる上述のサイドシル20と、車両上部において斜め方向に延びるフロントピラー15と、の間を車両の上下方向に延びて、これら両者20,15を連結するヒンジピラー30を設けている。
ここで、上述のフロントピラー15はその前端から後端にかけて上方かつ後方に斜め方向に延びるもので、当該フロントピラー15は、フロントピラーインナとフロントピラーアウタとを接合固定して、同フロントピラー15の長手方向に延びるフロントピラー閉断面を有する車体強度部材である。
図10は図8の要部を車幅方向外方かつ後方から見た状態で示す斜視図、図11は図9の要部を車幅方向外方かつ後方から見た状態で示す斜視図である。また、図12の(a)は外側ボックス部を車両前方かつ外方から見た状態で示す斜視図、図12の(b)は外側ボックス部を車両前方かつ内方から見た状態で示す斜視図である。さらに、図13は図8のC-C線矢視断面図、図14は図8のD-D線矢視断面図である。
図2、図13、図14に示すように、上述のヒンジピラー30は、ヒンジピラーインナ31とヒンジピラーアウタ32とを接合固定して、車両の上下方向に延びるヒンジピラー閉断面33を有するボディ構造体である。当該ヒンジピラー30の上端は、図1~図3に示すように、フロントピラー15の傾斜下端に固定され、ヒンジピラー30の下端は、図6に示すように、上記サイドシル20に固定されている。
図2、図13、図14に示すように、ヒンジピラーインナ31は、前側の接合フランジ部31aと、前側段差部31bと、内壁部31cと後側段差部31dと、後側の接合フランジ部31eと、を有すると共に、前側の接合フランジ部31aからさらに前方に延びる前方延出部31fとを備えている。
図13、図14に示すように、ヒンジピラーアウタ32は、前側の接合フランジ部32aと、前壁部32bと、外壁部32cと、後壁部32dと、後側の接合フランジ部32eと、を平面視で断面ハット形状に一体形成したものである。
上述の前壁部32bは、前側の接合フランジ部32aの後端から車幅方向外方に延びている。上述の外壁部32cは前壁部32bの車幅方向外端から車両後方に延びている。上述の後壁部32dは外壁部32cの後端から車幅方向内方に延びている。さらに、上述の後側の接合フランジ部32eは後壁部32dの車幅方向内端から車両後方に延びている。
そして、図13に示すように、ヒンジピラーインナ31の前側の接合フランジ部31aと、ヒンジピラーアウタ32の前側の接合フランジ部32aとを接合固定すると共に、ヒンジピラーインナ31の後側の接合フランジ部31eと、ヒンジピラーアウタ32の後側の接合フランジ部32eとを接合固定して、ヒンジピラー30を構成している。
図6~図11に示すように、上述のサイドシル20における前方突出部26は、上壁26a、前壁26b、下壁26c、側壁26dを有すると共に、これらの車幅方向内側にはフランジ部26eが一体形成されており、このフランジ部26eが上述のヒンジピラーインナ31の前方延出部31fに溶接手段にて固定されている。
図6、図7、図8、図10に示すように、上述のヒンジピラー30におけるヒンジピラーアウタ32の車両前側下部には、車両前方かつ下方に延びる前下延出部32fが一体形成されており、この前下延出部32fがサイドシル20の前方突出部26の各要素26a,26d,26eに溶接手段にて固定されている。
図6に示すように、上述のヒンジピラーアウタ32の後壁部32dにおいて、後述するスピーカボックス40の膨出部43eの近傍には、第2孔部27が開口形成されている。この第2孔部27は上述の第1孔部24(図5参照)に対して車両上下方向で高い位置に開口形成されている。
この第2孔部27も、図5で示した第1孔部24および孔部25と同様に、車両の電着塗装工程において、電着液を流通させるための孔部である。
図1~図3に示すように、ヒンジピラーインナ31の内壁部31cにおける上下方向中間部には、開口部34が形成されており、この開口部34より下方の内壁部31cには、図2に示すように、後述するスピーカボックス40の外側ボックス部43を取付けるために、車室内に開口する開口部35が形成されている。
図4~図7、図13、図14に示すように、上述のサイドシル20、フロントピラー15およびヒンジピラー30の車外側の面は、キャブサイドアウタパネル16により一体的に覆われている。
上述のキャブサイドアウタパネル16は、同図に示すように、フロントピラー15の外部を覆うフロントピラー部16Fと、ヒンジピラー30の外部を覆うヒンジピラー部16Hと、サイドシル20の外部を覆う16Sと、を備えている。
図5、図8、図13、図14に示すように、ヒンジピラー30のヒンジピラーアウタ32において、上下一対のドアヒンジのうちの下側のドアヒンジのボディ側ヒンジブラケットが取付けられる部位には、下側のヒンジレインフォースメント36Lが接合固定されている。
図9に示すように、ヒンジピラー30のヒンジピラーインナ31において、上下一対のドアヒンジのうちの上側のドアヒンジのボディ側ヒンジブラケットが取付けられる部位には、上側のヒンジレインフォースメント36Uが接合固定されている。
図面では車両右側の構造のみを示しているが、上述のサイドシル20、フロントピラー15およびヒンジピラー30は左右略対称構造に形成されており、図1~図3に示すように、左右一対のヒンジピラー30,30の前端同士を車幅方向に連結するダッシュパネル37が設けられている。
なお、各図において、17はエプロンレインフォースメント、18はエプロンレインフォースメント17とヒンジピラー30とを斜交い状に連結する連結レインフォースメント、38は前輪用のホイールアーチ部とヒンジピラー30とを前後方向に延びて連結する高剛性部材としてのガセットである。
次に、車両のスピーカ配設構造について詳述する。
図1、図4、図5に示すように、ヒンジピラー30のサイドシル20近傍には、バスレフレックス(bass reflex)式のスピーカボックス40が固定されている。
図5に示すように、このスピーカボックス40は、その内部にスピーカ41を保持した樹脂部材から成る内側ボックス部42と、この内側ボックス部42に対して車幅方向外側に位置する板金製の外側ボックス部43と、を備えている。
図5に示すように、上述のスピーカ41は、その内部にダンパおよびコーン等を備えたフレーム41aと、フレーム41aのネック部に位置するヨーク41bと、上記コーンの開放側に設けられたスピーカグリル41cと、を備えている。
一方、図5に示すように、上述のサイドシル20の車室内側上方、詳しくは、サイドシルインナ21の上壁部21b上方には、車両部品としてのワイヤハーネス39(図4参照)を配置する空隙部S1が形成されている。
図5、図6、図12に示すように、外側ボックス部43は、上側フランジ部43aと、下側フランジ部43bと、前側フランジ部43cと、後側フランジ部43dと、これら各フランジ部からヒンジピラーアウタ32の外壁部32c近傍まで膨出する膨出部43eと、を備えている。この膨出部43eは高強度部材を深絞り加工することにより形成される。
上述の膨出部43eは、上壁43f、前壁43g、下壁43h、後壁43i、外壁43jを備えている。また、図5に示すように、サイドシル閉断面23内に位置する下側フランジ部43bには、サイドシルレイン28が連結されており、このサイドシルレイン28の下部は、サイドシル20の下側の各接合フランジ部21e,22e間に挟持されると共に、これら各要素21e,22eにスポット溶接手段にて固定されている。
図12に示すように、上述の膨出部43eはドーム形状に形成されており、当該膨出部43eの内部には、空洞部S2が形成されている。
上述の各フランジ部43a,43b,43c,43dのうちの上側フランジ部43a、前側フランジ部43c、後側フランジ部43dは、図2で示した開口部35の口縁においてヒンジピラーインナ31の内壁部31cにおける車幅方向内側の面にスポット溶接等の接合手段にて固定されている(図3、図5参照)。
図14に示すように、外側ボックス部43の下側フランジ部43bは、車体骨格部材であるサイドシル20に固定されている。詳しくは、上記下側フランジ部43bはサイドシルインナ21の上側の接合フランジ部21aと、サイドシルアウタ22の上側の接合フランジ部22aおよび前方突出部26のフランジ部26eと、の間に挟持固定されている。
図4、図5に示すように、内側ボックス部42は、表面壁42aと、上壁部42bと、裏面壁42cと、上側横壁42dと、上側縦壁42eと、下側横壁42fと、下側縦壁42gと、下壁部42hと、図1に示す前壁部42iと、図4に示す後壁部42jと、を備えている。
図5に示すように、上述の表面壁42aはスピーカボックス40の車幅方向内側の表面を形成する。該表面壁42aの上部には、内側ボックス部42の内部空間S3側、すなわち、車幅方向外側に延びる円筒形状のスピーカ支持部42kを一体形成し、この支持部42kによりスピーカ41を支持している。
上述の上壁部42bは、表面壁42aの上端から車幅方向外方に延びている。上述の裏面壁42cは上壁部42bの車幅方向外端から下方に延びている。
この裏面壁42cの全体は、外側ボックス部43の各フランジ部43a~43dを介してヒンジピラーインナ31に当接する当接部44を形成するものである。そして、上記裏面壁42cには、外側ボックス部43側の空洞部S2と、内側ボックス部42側の内部空間S3とを連通する連通開口部45が形成されている。
ここで、上述の内部空間S3は、空隙部S1の上方において上記当接部44から車幅方向内側に膨出している。
また、上記空隙部S1は、サイドシルインナ21の上側の接合フランジ部21aおよび上壁部21bと、内側ボックス部42の上側横壁42dおよび上側縦壁42eと、で囲繞されて車両前後方向に延びる空隙である。
図5に示すように、上述の上側横壁42dは、裏面壁42cの下端から車幅方向内方に延びている。また、上述の上側縦壁42eは、上側横壁42dの車幅方向内端から下方に延びている。さらに、上述の下側横壁42fは、上側縦壁42eの下端から車幅方向内方に延びている。さらにまた、上述の下側縦壁42gは、下側横壁42fの車幅方向内端から下方に延びている。加えて、上述の下壁部42hは下側縦壁42gの下端から車幅方向内方に延びて、下側縦壁42gの下端と表面壁42aの下端とを連結している。
上述の前壁部42i(図1参照)は、上記各要素42a~42hで囲繞された内側ボックス部42の前部を閉塞する。図4に示すように、上述の後壁部42jは、上記各要素42a~42hで囲繞された内側ボックス部42の後部を閉塞する。
この実施例のスピーカボックス40はバスレフレックス式のエンクロージャ(enclosure)であるから、内側ボックス部42の前壁部42iの下部には図示しないポート開口部が開口形成されている。
また、図4に示すように、内側ボックス部42の上部には前後一対の取付け座47,47が一体形成されており、上側横壁42dより上側において内側ボックス部42の後部には、車両後方に突出して上下方向に延びるフランジ部48が一体形成されている。そして、上述の取付け座47およびフランジ部48が、ボルト、ナット等の締結部材49を用いて、ヒンジピラーインナ31に締結固定されている。
上述の如く、車両のスピーカ配設構造は、車両の上下方向に延びるヒンジピラー閉断面33と、車室内に開口する開口部35と、を有するヒンジピラー30と、スピーカ41を保持して上記開口部35の口縁に固定されるスピーカボックス40の外側ボックス部43と、を備えている(図5参照)。
また、上述の外側ボックス部43は、車体骨格部材としてのサイドシル20に固定される下側フランジ部43bと、この下側フランジ部43bからヒンジピラー30の車幅方向外側端部近傍、すなわち、ヒンジピラーアウタ32の外壁部32c近傍まで膨出する膨出部43eと、を備えている(図5参照)。
図5、図6、図13、図14に示すように、上述のヒンジピラー閉断面33の内部に防音材50を設けている。この防音材50は図5に示すように、上述の下側フランジ部43bに対してボディ構造体であるサイドシル20の上側の接合フランジ部22aを介して当接するように設けられている。
上述の防音材50は発泡充填剤により形成されている。また該防音材50はサイドシルアウタ22の上壁部22b上面および前方突出部26の上壁26aの上面に固定されている。さらに、当該防音材50の前後方向長さは防音材配置位置におけるヒンジピラー閉断面33の前後方向に略等しく、防音材50の車幅方向長さは、防音材配置位置におけるヒンジピラー閉断面33の車幅方向長さに略等しくなるように設定されている(図5、図6、図13、図14参照)。
これにより、上記防音材50が、スピーカボックスとしての外側ボックス部43のサイドシル20への振動伝達部位である下側フランジ部43bに対して振動伝達可能に当接することで、当該防音材50にて振動を吸収、遮断して、スピーカ再生音の車外への音漏れを抑制し、車室内の音圧低下を抑制するように構成している。また、上述の膨出部43eの空洞部S2にてスピーカボックス40の容量を確保するように構成している。
図6に示すように、サイドシル20におけるサイドシルアウタ22の上壁部22bには、位置決め孔22fが開口形成される一方で、上記防音材50下面の当該位置決め孔22fと対向する部位には、位置決め凸部50aが下方に向けて突出形成されている。これにより、防音材50の位置決め凸部50aを上述の位置決め孔22fに挿入することで、防音材50の位置決めを図るように構成している。
また、上述の車体骨格部材を、車両下部において車両の前後方向に延びるサイドシル20に設定することで、上記防音材50により、サイドシル20への振動を吸収、遮断して、スピーカ再生音の車外への音漏れを抑制するように構成している。
図5、図11に示すように、上述の防音材50はヒンジピラー閉断面33の空間を、第1孔部24と外側ボックス部43の膨出部43eとの間で仕切るように設けられている。
これにより、サイドシル20に伝達される外側ボックス部43の振動を、上述の防音材50にて吸収、遮断しつつ、車両走行時においてサイドシル20の第1孔部24から車室内へ伝達される騒音を上述の防音材50にて抑制するように構成している。
図5、図14に示すように、ヒンジピラーアウタ32の外側面部とキャブサイドアウタパネル16との間には閉断面空間S4が形成されている。
図5、図14に示すように、上記閉断面空間S4は、ヒンジピラーアウタ32の外壁部32cおよびサイドシルアウタ22の外壁部22cと、キャブサイドアウタパネル16との間の側方空間S4aを有すると共に、図14に示すように、
ヒンジピラーアウタ32の後壁部32dとキャブサイドアウタパネル16との間の後方空間S4bを有している。
図5、図14に示すように、上述の閉断面空間S4を、第1孔部24(図5参照)と第2孔部27(図6参照)との間で上下方向に仕切る外側防音材60が設けられている。
この外側防音材60は上述の防音材50と同様に発砲充填剤により形成されている。
図5、図6、図8、図10、図14に示すように、上記外側防音材60は、上述の側方空間S4aを上下方向に仕切る外側防音材前部61と、この外側防音材前部61から後方かつ上方に廻り込んで上述の後方空間S4bを上下方向(詳しくは前上後下方向)に仕切る外側防音材後部62と、を備えている。
図5、図14に示すように、上述の閉断面空間S4を第1孔部24と第2孔部27との間で上下方向に仕切る外側防音材60を設けている。これにより、サイドシル20に伝達されるスピーカボックス(外側ボックス部43)の振動を、上述の防音材50にて吸収、遮断しつつ、車両走行時には、サイドシル20の第1孔部24を介して車室内へ伝達される騒音を、当該サイドシル20上面の防音材50にて抑制し、さらに、第2孔部27から車室内へ伝達される騒音を、外側防音材60にて抑制するように構成している。
図5、図8に示すように、上述の防音材50と上述の外側防音材60(特に、その外側防音材前部61)とは、車両側面視で略同じ高さ位置に設けられている。
これにより、外側ボックス部43の振動が車外に伝達されるのを、略同一高さ位置の防音材50と外側防音材60とにより確実に抑制するように構成している。詳しくは、防音材50を介して振動が万一、ヒンジピラーアウタ32とキャブサイドアウタパネル16との間の閉断面空間S4(特に、その側方空間S4a)に伝達されても、上述の外側防音材60で振動を吸収し、スピーカ再生音の車外への音漏れを確実に抑制するように構成している。
なお、図10において、19はフロアパネル10上に敷設されるフロアマットである。また、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向の内方を示し、矢印OUTは車幅方向の外方を示し、矢印UPは車両上方を示す。
<他の実施例>
図15は車両のスピーカ配設構造の他の実施例を示す断面図である。
図5で示した先の実施例においては、防音材50が、外側ボックス部43の下側フランジ部43bに対して、ボディ構造体であるサイドシル20の接合フランジ部22aを介して当接するように設けられている。これに対して、図15に示すこの実施例においては、防音材50が、外側ボックス部43の下側フランジ部43bに対して、直接当接するように設けられている。
このため、外側ボックス部43の下側フランジ部43bを、サイドシルアウタ22の上側の接合フランジ部22aの車幅方向外側の面に接合固定する一方で、サイドシルレイン28の上部はサイドシル20の上側の各接合フランジ部21a,22a間に挟持すると共に、これら各要素21a,22aにスポット溶接にて固定している。
このように構成すると、防音材50が上記外側ボックス部43の下側フランジ部43bに対して直接当接するので、外側ボックス部43の振動をより一層吸収、遮断することができる。
図15で示した実施例においても、その他の構成については、図5の実施例と同様であるから、図15において、図5と同一の部分には、同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
このように、上記実施例の車両のスピーカ配設構造は、車両の上下方向に延びるヒンジピラー閉断面33と、車室内に開口する開口部35と、を有するヒンジピラー30と、スピーカ41を保持して上記開口部35の口縁に固定されるスピーカボックス40(特に、その外側ボックス部43参照)と、を備えた車両のスピーカ配設構造であって、上記スピーカボックス(外側ボックス部43)は、上記開口部35の口縁および車体骨格部材(サイドシル20)に固定されるフランジ部(下側フランジ部43b)と、上記フランジ部(下側フランジ部43b)から上記ヒンジピラー30の車幅方向外側端部(ヒンジピラーアウタ32の外壁部32c)近傍まで膨出する膨出部43eと、を備え、上記ヒンジピラー閉断面33の内部に防音材50を設け、該防音材50は、上記フランジ部(下側フランジ部43b)に対して直接当接(図15参照)、または、ボディ構造体(サイドシル20)を介して当接(図5参照)するように設けられるものである(図2、図5、図9、図11、図15参照)。
この構成によれば、上述の防音材50が、スピーカボックス(外側ボックス部43)の車体骨格部材(サイドシル20)への振動伝達部位であるフランジ部(下側フランジ部43b)に対して振動伝達可能に当接しており、この防音材50でフランジ部の振動を吸収、遮断するため、スピーカ再生音の車外への音漏れを抑制することができ、車室内の音圧低下を抑制することができる。また、フランジ部(下側フランジ部43b)からヒンジピラー30の車幅方向外側端部(ヒンジピラーアウタ32の外壁部32c)近傍まで膨出する膨出部43eにて、スピーカボックス40(特に、その外側ボックス部43)の容量を確保することができる。
また、この発明の一実施形態においては、上記車体骨格部材は、車両下部において車両の前後方向に延びるサイドシル20であることを特徴とする(図5参照)。
この構成によれば、上述の防音材50により、サイドシル20への振動を吸収、遮断して、スピーカ再生音の車外への音漏れを抑制することができる。
さらに、この発明の一実施形態においては、上記サイドシル20は車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面23を有し、該サイドシル閉断面23と上記ヒンジピラー閉断面33とを連通するサイドシル20の所定位置(サイドシルアウタ22の上壁部22b)に第1孔部24が設けられ、上記防音材50は上記ヒンジピラー閉断面33の空間を上記第1孔部24と上記膨出部43eとの間で仕切るように設けられたものである(図5、図11参照)。
この構成によれば、サイドシル20に伝達されるスピーカボックス(外側ボックス部43)の振動を、上記防音材50にて吸収、遮断しつつ、車両走行時にサイドシル20の第1孔部24から車室内へ伝達される騒音を上記防音材50にて抑制することができる。要するに、上記構成によりスピーカボックス40の容量確保と、サイドシル内騒音のキャビンへの伝達抑制と、スピーカボックス40の箱鳴り抑制と、を達成することができるものである。
さらにまた、この発明の一実施形態においては、上記ヒンジピラー30を車幅方向外側から覆うキャブサイドアウタパネル16を設け、上記ヒンジピラー30の外側面部(ヒンジピラーアウタ32参照)における上記スピーカボックス(外側ボックス部43)の上記膨出部43e近傍に第2孔部27が設けられ、該第2孔部27は上記第1孔部24より高い位置に開口されており、上記ヒンジピラー30の外側面部(ヒンジピラーアウタ32)と上記キャブサイドアウタパネル16との間の空間(閉断面空間S4)を、上記第1孔部24と上記第2孔部27との間で上下方向に仕切るように外側防音材60が設けられたものである(図5、図6、図8、図10、図14参照)。
この構成によれば、サイドシル20に伝達されるスピーカボックス(外側ボックス部43)の振動を、上記防音材50にて吸収、遮断しつつ、車両走行時には、上記第2孔部27から車室内へ伝達される騒音を、上記外側防音材60にて抑制することができる。
加えて、この発明の一実施形態においては、上記防音材50は、上記サイドシル20の上面に固定されるものである(図5、図6、図9、図11参照)。
この構成によれば、サイドシル20に伝達されるスピーカボックス(外側ボックス部43)の振動を、上記防音材50にて吸収、遮断しつつ、車両走行時にサイドシル20の第1孔部24を介して車室内へ伝達される騒音を、サイドシル20上面の上記防音材50にて抑制することができる。
さらに、この発明の一実施形態においては、上記防音材50と上記外側防音材60とは、車両側面視で略同じ高さ位置に設けられるものである(図5、図8参照)。
この構成によれば、スピーカボックス(外側ボックス部43)の振動が車外に伝達されるのを、略同一高さ位置の防音材50と外側防音材60とにより確実に抑制することができる。
詳しくは、防音材50を介して振動が万一、ヒンジピラー30の外側面(ヒンジピラーアウタ32)とキャブサイドアウタパネル16との間の空間(閉断面空間S4)に伝達されても、外側防音材60で振動を吸収し、スピーカ再生音の車外への音漏れを確実に抑制することができる。
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明のスピーカボックスは、実施例のスピーカボックス40における外側ボックス部43に対応し、
以下同様に、
車体骨格部材およびボディ構造体は、サイドシル20に対応し、
フランジ部は、下側フランジ部43bに対応し、
ヒンジピラーの車幅方向外側端部は、ヒンジピラーアウタ32の外壁部32cに対応し、
ヒンジピラーの外側面部とキャブサイドアウタパネルとの間の空間は、閉断面空間S4に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
以上説明したように、本発明は、車両の上下方向に延びるヒンジピラー閉断面と、車室内に開口する開口部と、を有するヒンジピラーと、スピーカを保持して上記開口部の口縁に固定されるスピーカボックスと、を備えた車両のスピーカ配設構造について有用である。
16…キャブサイドアウタパネル
20…サイドシル(車体骨格部材、ボディ構造体)
23…サイドシル閉断面
24…第1孔部
27…第2孔部
30…ヒンジピラー
32…ヒンジピラーアウタ
32c…外壁部(ヒンジピラーの車幅方向外側端部)
33…ヒンジピラー閉断面
35…開口部
41…スピーカ
43…外側ボックス部(スピーカボックス)
43b…下側フランジ部(フランジ部)
43e…膨出部
50…防音材
60…外側防音材
S4…閉断面空間(空間)

Claims (6)

  1. 車両の上下方向に延びるヒンジピラー閉断面と、車室内に開口する開口部と、を有するヒンジピラーと、
    スピーカを保持して上記開口部の口縁に固定されるスピーカボックスと、を備えた車両のスピーカ配設構造であって、
    上記スピーカボックスは、上記開口部の口縁および車体骨格部材に固定されるフランジ部と、
    上記フランジ部から上記ヒンジピラーの車幅方向外側端部近傍まで膨出する膨出部と、を備え、
    上記ヒンジピラー閉断面の内部に防音材を設け、
    該防音材は、上記フランジ部に対して直接当接、または、ボディ構造体を介して当接するように設けられることを特徴とする
    車両のスピーカ配設構造。
  2. 上記車体骨格部材は、車両下部において車両の前後方向に延びるサイドシルである
    請求項1に記載の車両のスピーカ配設構造。
  3. 上記サイドシルは車両の前後方向に延びるサイドシル閉断面を有し、
    該サイドシル閉断面と上記ヒンジピラー閉断面とを連通するサイドシルの所定位置に第1孔部が設けられ、
    上記防音材は上記ヒンジピラー閉断面の空間を上記第1孔部と上記膨出部との間で仕切るように設けられた
    請求項2に記載の車両のスピーカ配設構造。
  4. 上記ヒンジピラーを車幅方向外側から覆うキャブサイドアウタパネルを設け、
    上記ヒンジピラーの外側面部における上記スピーカボックスの上記膨出部近傍に第2孔部が設けられ、
    該第2孔部は上記第1孔部より高い位置に開口されており、
    上記ヒンジピラーの外側面部と上記キャブサイドアウタパネルとの間の空間を、上記第1孔部と上記第2孔部との間で上下方向に仕切るように外側防音材が設けられた
    請求項3に記載の車両のスピーカ配設構造。
  5. 上記防音材は、上記サイドシルの上面に固定される
    請求項3または4に記載の車両のスピーカ配設構造。
  6. 上記防音材と上記外側防音材とは、車両側面視で略同じ高さ位置に設けられる
    請求項4または5に記載の車両のスピーカ配設構造。
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