JP4347167B2 - 医材収納管理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、医療材料を並べて収納するとともに収納状態の管理も行う医材収納管理装置に関し、詳しくは、各収納箇所における医療材料の有無を自動管理するとともに取出案内も行う医材収納管理装置に関する。
アンプル入り注射薬などの薬品類を一動作で手中にでき而も列びを乱さずに薬品類を戻せて更に収納状況の把握も的確な薬品収納装置が開発されている(例えば特許文献1参照)。この薬品収納装置は、薬品類を整列収納する多数のカセットと、これらのカセットを並べて保持する支持手段とを具えたものであり、各カセットには、薬品類の抜き取りに加えて押し込みも可能な出入口が形成されるとともに、その出入口に向けて収納薬品類を付勢する付勢手段が付設されており、支持手段には、出入口を露出させた状態でカセットを多段または多列に保持する棚部に加えて、各カセットにおける薬品類の収納数を求める計数手段が設けられている。また、この薬品収納装置には、リアルタイム出力にて的確な薬品管理を行うために、カセットに対する薬品類の出し入れに応じて薬品類の管理用データを出力するプリンタや,記憶媒体,通信装置などの出力手段と、その出力データに基づいて集計処理や,監視処理,確認処理,在庫管理処理などを行う情報処理手段も、設けられている。
このような薬品収納装置が開発・提供される以前、手術室等の医療現場では、手術等の処置に先だち注射薬等の薬品をセットして即ち適宜区分しつつ並べて準備しておくことで、処置を行い易いようにしているが、処置中に薬品が不足するといけないので、薬品を余分に準備しておいて、処置が終わってから、余った薬品を薬局等に返却するとともに、処置中に使用した薬品を数えていた。その作業は、主に看護師などの医療補助者・直接医療従事者が担当しており、バケツ等の廃棄用容器の中を漁るようにして行われていた。そして、多くの場合、それら薬品の使用数量等を薬品管理用の帳票に記入したり薬品の在庫管理用コンピュータシステムに入力するのも彼らの職務であった。そのため、緊張を要する手術等の医療行為に現場で従事した者が、その直接的行為の終了後も異質の管理業務を担い続けなければならないので、なかなか緊張から解放されず、そのような者にとって、肉体的にも精神的にも負担が重かった。また、注射薬のアンプル等が割れていたり注射器等が混じり込んでいると、作業が一層困難で辛いものとなっていた。
これに対し、上述の薬品収納装置が実用に供されたことにより、そのような直接医療従事者の作業負担が軽減されたことに加え、次のような利点も得られている。
すなわち、公平・公正な情報管理・情報システムが可能となる。再現性が容易に確保できる。コンピュータ管理にて、人手・手間が省かれるとともに、管理の質が向上して、信頼性が高まる。使用量の集計にて適正在庫の確保が可能となり、不良在庫が削減され、病院経営に貢献する。装置内の空間における配置レイアウトの自由度が高いので、取り扱い易く、作業効率が良くなる。管理データの入力・集計が自動化できるので、入力ミスが削減され、運用人件費も削減される。医療現場には好適な人手での作業態様に適合したシンプルな構成なので、保守コストが少なくて済むうえ、使い方を理解しやすくて、深いシステム知識や理解も高い習熟も不要で、誤操作が少ない。
また、取出アクションで薬品セット等の実施があったとされ、戻しアクションがあった場合は薬品セット等の実施が取り消されて未実施にされるが、その際、取出作業ばかりか返納作業までもデータ入力が不要であり、入力ミス・人的ミスがない。取出・戻し・検品・補充の総ての作業が迅速に行える。取り出した順序や取り出した薬品類の組み合わせをリアルタイムで確認することができるので、医療事故防止や,ミス防止,リスク管理,いわゆるヒヤリハット対策にも寄与する。薬品類を各カセットに区分けして収納しているので、補充時に補充品を検品したり、返納時には戻し材を検品する際、チェック・確認が容易に行える。タイムラグのないリアルタイムで集計がなされるので、薬品セット等の作業における一連の動きをデータ入力なしで確認することができる。薬品の有効期限のチェックや、患者の薬歴リストの作成なども、自動で行うことができる。
特開2001−198194号公報
このような優れた薬品収納装置が普及するに連れ、薬剤以外の医療材料についても、同様な利点を持つ装置で的確な収納および管理を行うことに、期待が生じた。そして、医療材料の出し入れが容易かつ的確に行え而も収納状況の把握が自動で的確になされる医材収納管理装置の提供が要望されるようになってきた。
しかしながら、医療材料には消耗品材料や滅菌材料などが含まれ、薬剤や,医療器具,機材を除いても未だ多種多様なものが含まれているため、カセットに整列収納しておく手法は踏襲しづらい。
具体例を挙げると、医療材料には、カテーテルや,チューブ,骨欠損補填プレート,人工関節,ペースメーカなど、高価なものが多く含まれており、それらの形状は、箱入りや,袋詰め,単品状態,キット包装など、さまざまである。また、医療材料の場合、使用量も多様であり、同一材料の多数使用から多品種少量の使用まで多岐に及ぶ。さらに、運用取扱場所も、クリーン度クラス1000以上の手術室や,中央処置室,緊急処置室,それほどでもない病棟など、さまざまである。また、医療材料は衛生的で安全なものであることが求められ、特に滅菌材料には手術室前室などで洗浄が行われるが、滅菌の方式にもEOガス滅菌/紫外線照射滅菌/煮沸滅菌/蒸気滅菌など種々のものが挙げられる。しかも、いずれの滅菌方式にも滅菌効果に有効期限があるうえ、その期間が異なる。
そこで、このような多種多様な医療材料については、カセットに納めなくても容易に出し入れできるように並べて収納するとともに、そのような収納状態であっても自動管理のため医療材料毎に収納の有無を検出すること及び的確な出し入れのため取出対象の医療材料の収納場所を適切に案内することができるよう、収納した医療材料の並びが崩れて乱雑になるのを防止する策を講じることが重要な課題となる。そして、その防止策を具現するに際し、医療材料の特質を考慮して、装置構造の簡素化を図るとともに、簡素な装置であっても成る可く広範な医療材料を収納しうるように工夫を凝らすことが、技術的な課題となる。
本発明の医材収納管理装置は(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、多数の医療材料を並べて吊下げるために吊持部材装着部が列なって形成されている横架材と、前記吊持部材装着部に装着され医療材料の吊下げ有無に応じて揺動する吊持部材と、前記吊持部材装着部それぞれに設けられ前記吊持部材のうち該当するものの揺動状態に応じて該当箇所における医療材料の吊下げ有無を検出する医材検出部材と、前記吊持部材装着部それぞれに設けられた視認用の取出案内部材と、前記医材検出部材での検出に基づいて医療材料収納状態の管理処理を行うとともに取出指示の入力に応じて前記取出案内部材の何れかを作動させる制御装置とを備えた医材収納管理装置であって、前記吊持部材が、揺動に際して吊り下げ時には医療材料との係合部を下降させ取り外し時には前記係合部を手前側へ上昇させるようになっていることを特徴とする。
また、本発明の医材収納管理装置は(解決手段2)、上記解決手段1の医材収納管理装置であって、前記吊持部材が、その重心と揺動中心との乖離に基づいて前記揺動を行うものであることを特徴とする。
さらに、本発明の医材収納管理装置は(解決手段3)、上記解決手段1,2の医材収納管理装置であって、前記制御装置が、前記吊持部材装着部への前記吊持部材の着脱状態を設定入力可能なものであり且つその設定に基づき前記吊持部材装着部のうち離脱状態とされるところについては前記取出案内部材の作動を停止させるようになっていることを特徴とする。
また、本発明の医材収納管理装置は(解決手段4)、上記解決手段1,2の医材収納管理装置であって、前記吊持部材が着脱式のものであり、前記吊持部材装着部への前記吊持部材の着脱状態を検出する吊具検出部材が設けられ、前記制御装置が、前記吊具検出部材での検出に基づき前記吊持部材装着部のうち離脱状態とされるところについては前記取出案内部材の作動を停止させるようになっていることを特徴とする。
また、本発明の医材収納管理装置は(解決手段5)、上記解決手段3,4の医材収納管理装置であって、前記制御装置が、前記吊持部材装着部のうち離脱状態とされるところについて前記医材検出部材から医療材料の吊下げ有の検出結果を受けたとき、警報を発するようになっていることを特徴とする。
このような本発明の医材収納管理装置にあっては(解決手段1)、医療材料が吊持部材に吊り下げて収納されるが、吊持部材が横架材に列なって装着されていて、収納箇所が区分けされた状態で並んでいるので、医療材料をカセットに納めなくても出し入れ容易に整列収納することができ、収納した医療材料の並びが崩れて乱雑になるのを防止することもできる。
また、それぞれの吊持箇所・区分域に医材検出部材と取出案内部材が配設されているので、医療材料毎に収納の有無を検出して自動管理することや、取出対象の医療材料の収納場所を適切に案内することができる。
しかも、吊持部材が医療材料の吊下げ有無に応じて揺動するのを利用して、医材検出部材が医療材料の吊下げ有無を間接的に検出するようにしたことにより、医療材料が多岐に及ぶものであっても更に横架材より下方に吊り下げられるものであっても、その有無検出を横架材のところで行えるので、装置の複雑化を回避することができる。
さらに、吊持部材が医療材料の吊下げ有無に応じて揺動する際、医療材料の吊り下げ時には医療材料のうち医療材料との係合部が下降し、医療材料の取り外し時には係合部が手前側へ上昇するようにしたことにより、医療材料の係合部の位置が収納の無/有に応じて上下ばかりか前後にも移動するので、吊下作業も取出作業も容易に行える。
これにより、吊持部材を列設しておいてそこに医療材料を吊り下げるという簡素な装置であっても、種々の形態の医療材料を出し入れ容易に収納して、さらには直接検出に適さないものまで的確に検出して、自動管理することができる。
したがって、この発明によれば、医療材料の出し入れが容易かつ的確に行え而も収納状況の把握が自動で的確になされる医材収納管理装置を提供することができる。
また、本発明の医材収納管理装置にあっては(解決手段2)、吊持部材の揺動が吊持部材の重心と揺動の中心との乖離に基づき重力を利用して行われるようにしたことにより、モータ等の駆動部材もバネ等の付勢部材も組み込む必要が無いので、部材点数が少なくて済むこととなり、故障原因も製造コストも削減される。
さらに、本発明の医材収納管理装置にあっては(解決手段3)、吊持部材の着脱状態・装着有無状態を制御装置に設定入力しておけば、離脱状態とされるところの取出案内部材については作動が回避されるようにもしたことにより、一個の大きな医療材料のところに複数の医材検出部材や取出案内部材が存在するような場合でも取扱や管理に迷いや不都合は生じない。
これにより、横架材に列ねた吊持部材で医療材料を吊り下げるという簡素な装置であっても、吊持部材の着脱とその情報の設定入力とで簡便に、大小種々のサイズの医療材料を収納して自動管理することができる。。
また、本発明の医材収納管理装置にあっては(解決手段4)、吊持部材を横架材に対して着脱式にしたことに加えて、吊持部材の着脱状態・装着有無が自動検出されて制御内容に反映されるようにもしたことにより、利便性が更に高まる。
また、本発明の医材収納管理装置にあっては(解決手段5)、一個の大きな医療材料に複数の医材検出部材が対応することになったところに関しては検出結果の冗長度を利用して誤り状態や異常状態が検知されるようにもしたことにより、ハードウェアのコストアップを避けつつ、信頼性を高めることができる。
このような本発明の医材収納管理装置について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1〜7により説明する。
図1〜3に示した実施例1は、上述した解決手段1〜2(出願当初の請求項1〜2)を具現化したものであり、図4〜8に示した実施例2は、上述した解決手段3,5(出願当初の請求項3,5)を具現化したものであり、図9に示した実施例3は、上述した解決手段4(出願当初の請求項4)を具現化したものであり、図10に示した実施例4や、図11〜12に示した実施例5、図13に示した実施例6、図14〜15に示した実施例7は、変形例である。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具や,ヒンジ等の連結具,ドライバ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
本発明の医材収納管理装置の実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、医材収納管理装置の機械的構造を示し、(a)が扉を閉めたところの正面図、(b)が扉を開けたところの正面図、(c)が横架箱と吊持部材との正面図、(d)及び(e)が横架材を縦断して見た横架材および吊持部材の左側面図である。また、図2は、制御装置の概要構造を示し、(a)が制御装置と取出案内部材等との接続関係を示す概要ブロック図、(b)が制御装置の機能ブロック図である。さらに、図3は、制御装置のデータ構造を示し、(a)が医材情報テーブル、(b)が医材有無データに関する。
この医材収納管理装置20は(図1(a),(b)参照)、大部分が収納部で一部が電装部21になっている筐体22を具えており、その電装部21には制御装置30や図示しない電源ユニット等が格納され、筐体22の収納部の前面には把手23付きの扉24が開閉可能に装着されている。扉24は、シャッター等でも良く、省いても良い。その扉24を開けた収納部の内部には、横架箱50(横架材)が設置されている。この例では、横架箱50が一本だけであり、収納部の上段部分に横向きで設置されている。横架箱50は、角形の筒状体からなり、その下面・底面からは、多数の医療材料を各々取出容易に吊り下げて並べ置くために、長手方向に(図では左右に)一定ピッチ又は不定ピッチで列なる状態で、アーム状の吊持部材55が垂れ下がるようになっている。
横架箱50の中空には(図1(c)〜(e)参照)、長手方向に延びた横架棒51(横架材)が格納設置されており、この横架棒51に吊持部材55が連なって装着されるようになっている。詳述すると、吊持部材55は、横から見て略T字状の棒材からなり、縦棒部分の下端部がフック様に曲げられて係合部56になっている。上側横棒部分の一端は膨らんで又は重りを付けられて重り部57になっている。上側横棒部分の他端は永久磁石片を付設されて被検出部58になっている。
上側横棒部分の中間部分のうち重り部57寄りのところには、横架棒51を遊挿可能な貫通穴が形成されていて或いは適宜な軸受が取り付けられていて、そこに横架棒51を挿通させるとそこを揺動中心として揺動しうる状態で横架棒51にて支持されるようになっている。吊持部材55の重心は揺動中心から乖離して重り部57側に寄っているため、吊持部材55は、揺動に際して、医療材料の取り外し時には係合部56を手前側へ前進させつつ上昇させ(図1(d)参照)、吊り下げ時には医療材料10との係合部56を後背側へ後退させつつ下降させるものとなる(図1(e)参照)。
また、横架箱50の下面には(図1(d),(e)参照)、その長手方向に一定ピッチ又は不定ピッチで一列になって長穴50a(吊持部材装着部)が形成されており、それぞれの長穴50aに吊持部材55が遊挿されると、正面から見て(図1(c)参照)、左右位置はほぼ規制されるが、前後には自由に動けて、吊持部材55の揺動を妨げることなく整列状態(長手方向の並び)を維持するようになっている。
さらに(図1(d),(e)参照)、横架箱50の内面のうち吊持部材55の揺動に伴って被検出部58の接離するところには医材検出部材53が装備されるとともに、扉24を開けると視認可能になる横架箱50の前面には取出案内部材52が装備されるが、取出案内部材52も医材検出部材53も、長穴50aに対応させて横架箱50に列設され、吊持部材55毎に即ち基本の収納箇所ごとに存在する。
医材検出部材53には、それぞれ、該当箇所における医療材料10の吊下げ有無の検出を該当箇所の吊持部材55の揺動状態に応じて検出するために、この例では、被検出部58の磁石に感応するホール素子を用いたセンサが採用され、医療材料10の有無に対応して吊持部材55が揺動しそれによって被検出部58が医材検出部材53に接離するとオンオフ変化する二値信号を出力するようになっている。なお、医材検出部材53は、揺動状態に応じて検出が行えるものであれば、他のものでも良く、例えばメカニカルスイッチや,反射型のフォトセンサ,容量センサ等でも良い。
取出案内部材52には、取出対象の医療材料10の載置箇所を視覚に訴えて案内するために、点灯/消灯の可能な例えば豆電球や発光ダイオード等が採用されている。
制御装置30は(図2(a)参照)、パーソナルコンピュータやシーケンサ等のプログラマブルなコントローラからなり、取出案内部材52と医材検出部材53とに対し例えば下位コントローラ31を介してLAN(Local Area Network)接続され或いは図示は割愛したが直接スター接続されていて、医材検出部材53の検出結果を取り込むとともに、取出案内部材52の点灯/消灯を制御しうるようになっている。
制御装置30には(図2(b)参照)、画面表示用のディスプレイ32と、打鍵入力用のキーボード33と、画面上で指示等を入力するためのマウス34と、識別情報読取用のバーコードリーダ35と、印刷出力用のプリンタ36と、処方オーダーエントリシステム等との通信を担うLAN37(Local Area Network)へのインターフェイスと、二次記憶装置としてのハードディスク38が、装備されている。
この制御装置30には、医材検出部材53での検出に基づいて医療材料収納状態の管理処理を行うとともに取出指示の入力に応じて取出案内部材52の何れかを作動させるためのプログラムとして、取出案内ルーチン41と医材検出ルーチン42と医材情報設定ルーチン43とがインストールされている。また、ハードディスク38には、医材有無データ46と医材情報テーブル47とログデータ49とが、個別ファイルに分かれて或いは適宜なデータベースに統合されて、記憶保持されている。この例では(図3(a),(b)参照)、医材有無データ46と医材情報テーブル47がテーブル形式で確保されており、何れも、横架箱50が一本であり且つ横架箱50における基本収納数すなわち吊持部材55,取出案内部材52,及び医材検出部材53の個数が“12”であることに対応して、1行12列の一次元アレイ状テーブルとなっている。
医材情報テーブル47の各項目には(図3(a)参照)、該当箇所に収納されている又は収納してよい医療材料10の識別用コードとその画面表示用名称とが格納され、医材有無データ46には(図3(b)参照)、該当箇所に医療材料10が収納されていることを示す“1”か或いは医療材料10の無いことを示す“0”が書き込まれるようになっている。医材情報テーブル47は、装置設置後の初稼働までに少なくとも一回は設定しておく必要があるため装置立上時に初期設定され、設定更新は稼働停止時に行われることが多い。医材有無データ46は、初稼働前の初期化で全クリアーされ、その後は医療材料10の出し入れの度に更新されるものである。
医材情報設定ルーチン43は、キーボード33やマウス34の操作に応じて起動され、図示しない上位コンピュータに存在している薬品マスターファイルからLAN37を介して一括ダウンロードが可能な環境でそれが指示されたときには一括ダウンロードを行う他、ディスプレイ32の画面表示で確認しながらマウス34で項目選択を行ったりキーボード33でデータ入力を行ったりして、医材情報テーブル47に医療材料10のコード及び名称を設定しうるようになっている。
医材検出ルーチン42は、タイマー等で定期的に自動起動され、あるいは何れかの医材検出部材53の検出信号の変化で掛かる割込などで不定期に自動起動され、医材検出部材53での検出に基づいて医療材料10収納状態の管理処理を行うようになっている。具体的には、起動される度に、総ての又は変化した医材検出部材53の検出結果を取り込むとともに、そのオンオフ状態に対応させて“1”か“0”を医材有無データ46に書き込むようになっている。さらに、医材検出部材53の検出結果がオンオフ変化して医療材料10の収納または取出が検知されたときには、その情報を、タイムスタンプ付きでログデータ49に追加書込し、医材情報テーブル47における該当項目の名称とともにプリンタ36で印刷し、LAN37経由で上位の医事管理コンピュータ等に報告するようになっている。
取出案内ルーチン41は、取出指示の入力に応じて取出案内部材52の何れかを作動させるために、バーコードリーダ35の読取にて或いはキーボード33やマウス34の操作にて医療材料10のコードや処方箋番号が入力されたときに起動され、その読取や操作で取出対象に指定された医療材料10の収納箇所を医材情報テーブル47の検索にて求め、対応箇所の医材検出部材53を点灯させるようになっている。なお、点灯させた医材検出部材53の消灯は、該当箇所の医療材料10の取出検知時に医材検出ルーチン42が行うようになっている。
その他、制御装置30は、所定の作業が行われる度に、作業者に作業者識別情報の入力を求めて作業者識別情報を得、あるいは作業に先立って作業者が作業者識別情報を入力すればそれを得て、この作業者識別情報と共に、そのときに自動検出等にて収集した関連情報を、タイムスタンプ付きでログデータ49に蓄積すると共にLAN37経由で出力するようになっている。この処理は、取出案内ルーチン41でも行われる。
この実施例1の医材収納管理装置について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図3は、医材収納管理装置の動作説明図であり、(c)が空の状態、(d)が小さい医療材料を収納した状態である。
医材収納管理装置20の本稼働に先立ち、キーボード33やマウス34等の操作にて制御装置30の医材情報設定ルーチン43を起動して、医材情報テーブル47の各項目に、医療材料10の識別用コードとその画面表示用名称とを設定する。また、医材有無データ46とログデータ49は図示しない適宜な初期化ルーチンでクリアしておく。これで稼働準備が調うので、以下、医材収納管理装置20の稼働状態を具体例で説明する。
未だ医療材料10が吊下げ収納されていない状態では(図3(c)の最上段部分を参照)、医材情報テーブル47における各項目に個々の値が設定されたままであり(図3(c)の上から二段目部分のA〜E参照、A〜Eはそれぞれ異なるコード及び名称を表す)、医材有無データ46の各項目値は総て医療材料無しの値“0”になる(図3(c)の上から三段目部分を参照)。
この状態で医療材料10を吊持部材55に吊り下げると(図3(d)の最上段部分を参照)、医療材料10の重みで、吊下げ収納箇所の吊持部材55は揺動し、係合部56が下がりながら後退する(図3(d)の最上段部分を参照)。そのとき、制御装置30では、医材情報テーブル47は変わらないが(図3(d)の上から二段目部分を参照)、医材有無データ46のうち該当する項目の値が医材検出ルーチン42によって医療材料有りの値“1”に変更される(図3(d)の上から三段目部分を参照)。また、医材検出ルーチン42によって、その医療材料10のコードや名称(図の例では“C”)が医材情報テーブル47から求められ、更に作業者識別情報の入力が求められ、これらの情報がログデータ49に追加書込されプリンタ36で印刷されLAN37経由で図示しない上位の医事管理コンピュータ等に報告される。
一方、そうして収納された医療材料10を医材収納管理装置20から取り出すときは、バーコードリーダ35等の操作にて、コード“C”を含んだ取出指示と作業者識別情報を制御装置30に入力する。そうすると、制御装置30の取出案内ルーチン41によって、医材情報テーブル47の検索が行われ更に医材有無データ46の該当項目がチェックされ、この場合は値が“1”で医療材料有りと判明するので、該当箇所の取出案内部材52が点灯させられる(図3(d)最下段を参照)。それを見て作業者は誤ることなく目的の医療材料10を取り出すことができる。そのとき、係合部56が後退していても空のものより下がっているので、係合部56から医療材料10を外すのは容易である。
そして、その医療材料10が取り出されると、該当する吊持部材55が逆向き揺動にて前進しながら上昇し、制御装置30では、医材検出ルーチン42によって、医材有無データ46のうち該当する項目の値が医療材料無しの値“0”に変更されるとともに、その旨の情報に取出案内ルーチン41からのコードや名称(図の例では“C”)及び作業者識別情報を加えた情報がログデータ49に追加書込されプリンタ36で印刷されLAN37経由で上位の医事管理コンピュータ等に報告される。さらに該当箇所の取出案内部材52が消灯させられると収納前の状態に戻る(図3(c)を参照)。
本発明の医材収納管理装置の実施例2について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図4は、(a)〜(c)いずれも横架棒51と吊持部材55の側面図であり、(a)が装着直前の状態、(b)が装着直後の状態、(c)が装着後に揺動した状態である。また、図5は、制御装置30の概要構造を示し、(a)が制御装置30と取出案内部材52等との接続関係を示す概要ブロック図、(b)が制御装置30の機能ブロック図である。さらに、図6は、制御装置30のデータ構造を示し、(a)が医材情報テーブル47、(b)が医材有無データ46、(c)が吊具有無データ48に関する。
この医材収納管理装置20が上述した実施例1のものと相違するのは、吊持部材55が着脱式になった点と(図4参照)、横架箱50及び下位コントローラ31を具えた収納ユニットが医材収納管理装置20の収納部に複数(この例では5ユニット)装備された点と、制御装置30に吊具状態手動設定ルーチン44が追加インストールされた点である。
吊持部材55は(図4参照)、横架棒51への装着を着脱容易・着脱自在とするために、横架棒51と直に接する揺動中心55aのところが、切欠加工や曲げ加工にて、湾状に形成されている(図4(a)参照)。その湾状凹みは横架棒51の直径より深いので、揺動中心55aに横架棒51が嵌るように吊持部材55を横架棒51に掛けると、吊持部材55は横架棒51から垂れ下がり(図4(b)参照)、揺動して傾いても不所望に外れることはない(図4(c)参照)。
吊持部材55が着脱式になったことに伴い、制御装置30には吊具状態手動設定ルーチン44が追加インストールされ、ハードディスク38には吊具有無データ48が追加割付されている(図5(b)参照)。吊具有無データ48には(図6(c)参照)、該当箇所に吊持部材55が装着されていることを示す“1”か、或いは該当箇所から吊持部材55が取り外されていることを示す“0”が、書き込まれようになっている。吊具有無データ48は、初稼働前に吊持部材55の装着有無状態(着脱状態)を反映するよう初期設定され、吊持部材55の着脱が行われたときにも更新のため設定入力が行われる。それを担う吊具状態手動設定ルーチン44は、キーボード33やマウス34の操作に応じて起動され、ディスプレイ32の画面表示で確認しながらマウス34やキーボード33で項目選択および値反転を行ったりして、吊具有無データ48に対し横架箱50の横架棒51への吊持部材55の着脱状態を設定入力しうるようになっている。
また、この医材収納管理装置20では、収納ユニットが5ユニットに増えたことに伴って下位コントローラ31が五個に増えている(図5(a)参照)。さらに、この例では(図6参照)、医材有無データ46と医材情報テーブル47と吊具有無データ48がテーブル形式で確保されており、何れも、収納ユニットが5つであり且つ各ユニットの横架箱50における最大収納数すなわち吊持部材55,取出案内部材52,及び医材検出部材53の個数の最大値が“21”であることに対応して、5行21列のマトリクス状テーブルとなっている。制御装置30の各ルーチン41〜44のアクセス範囲もそれに対応して拡張されている。
さらに(図5(b)参照)、取出案内ルーチン41は、取出指示の入力に応じて取出案内部材52の何れかを作動させるとき、吊具有無データ48における吊持部材55の着脱状態の設定に基づいて、具体的には吊具有無データ48の該当箇所の設定値を参照しその値が装着状態“1”なのか離脱状態“0”なのかを判別して、装着状態であれば上例のように取出案内部材52を点灯させるが、離脱状態であれば取出案内部材52を消灯させて点灯させないようになっている。
また、医材検出ルーチン42も、医療材料10の収納が医材検出部材53にて検知されて医材有無データ46の値を収納有り“1”に変更したときに、やはり医材有無データ46の該当項目の値をチェックして、その値が装着状態“1”ならば正常終了するが、離脱状態“0”ならば監視を続行する。そして、医療材料10の出し入れに要する最大時間を超えて監視し続けても、該当する医材検出部材53の検出結果も医材有無データ46の該当項目値も変わらなければ、ディスプレイ32の画面表示や図示しないブザー音にてアラームを出すようになっている。
この実施例2の医材収納管理装置20について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図7は、医材収納管理装置の動作説明図であり、(a)が空の状態、(b)が小さい医療材料を収納した状態である。図8も、医材収納管理装置の動作説明図であり、(a)が空のときに横架箱から吊持部材を一つ抜き取った状態、(b)が中位の医療材料を収納した状態、(c)が吊持部材を二つ抜き取ったところに大きな医療材料を収納した状態、(d)が医材検出部材の検出結果と吊具有無データの設定とに不整合の生じている状態である。
上述したのと一部は重複するが順を追って詳述すると、医材収納管理装置20の本稼働に先立ち、筐体22の収納部に装備されているそれぞれの収納ユニットの横架箱50について横架棒51に吊持部材55を装着する。それから、キーボード33やマウス34等の操作にて制御装置30の医材情報設定ルーチン43を起動して、医材情報テーブル47の各項目に、医療材料10の識別用コードとその画面表示用名称とを設定する。また、キーボード33やマウス34等の操作にて制御装置30の吊具状態手動設定ルーチン44を起動して、吊具有無データ48の各項目に、横架箱50の横架棒51への吊持部材55の着脱状態を設定する。医材有無データ46とログデータ49は図示しない適宜な初期化ルーチンでクリアしておく。
これで稼働準備が調うので、医材収納管理装置20の稼働状態を具体例で説明する。横架箱50の吊持部材装着部の総てに吊持部材55が装着されているとき(図7(a),(b)参照)、横架箱50の吊持部材装着部のうち一つから吊持部材55が取り外されているとき(図8(a),(b)参照)、横架箱50の吊持部材装着部のうち一つ置きの二つから吊持部材55が取り外されているとき(図8(c),(d)参照)、それぞれについて、収納作業(補充または戻し)及びそれに伴うデータ更新等の動作と、取出作業およびそれに伴うデータ更新等の動作とを説明する。
先ず、横架箱50の吊持部材装着部の総てに吊持部材55が挿着されている状態で(図7(a),(b)参照)医療材料10が未だ収納されていないとき(図7(a)の最上段部分を参照)、医材情報テーブル47における各項目には個々の値が設定されたままであり(図7(a)の上から二段目部分のA〜E参照)、医材有無データ46の各項目値は総て医療材料無しの値“0”になり(図7(a)の上から三段目部分を参照)、吊具有無データ48の各項目値は総て吊持部材有りの値“1”になる(図7(a)の上から四段目部分を参照)。
この状態で医療材料10を何れかの吊持部材55に吊下げると(図7(b)の最上段部分を参照)、その吊持部材55が医療材料10の重みで揺動して係合部56が後退しながら下降する(図7(b)の最上段部分を参照)。そのとき、制御装置30では、医材情報テーブル47と吊具有無データ48は変わらないが(図7(b)の上から二段目,四段目部分を参照)、医材有無データ46のうち該当する項目の値が医材検出ルーチン42によって医療材料有りの値“1”に変更される(図7(b)の上から三段目部分を参照)。また、医材検出ルーチン42によって、その医療材料10のコードや名称(図の例では“C”)が医材情報テーブル47から求められ、更に作業者識別情報の入力が求められ、これらの情報がログデータ49に追加書込されプリンタ36で印刷されLAN37経由で上位の医事管理コンピュータ等に報告される。
そうして収納された医療材料10を医材収納管理装置20から取り出すときは、バーコードリーダ35等の操作にて、コード“C”を含んだ取出指示と作業者識別情報を制御装置30に入力する。そうすると、制御装置30の取出案内ルーチン41によって、医材情報テーブル47の検索が行われ更に医材有無データ46の該当項目がチェックされ、この場合は値が“1”で医療材料有りと判明するので、該当箇所の取出案内部材52が点灯させられる(図7(b)最下段を参照)。それを見て作業者は誤ることなく目的の医療材料10を取り出すことができる。
そして、その医療材料10が取り出されると、医材検出ルーチン42によって、医材有無データ46のうち該当する項目の値が医療材料無しの値“0”に変更されるとともに、その旨の情報に取出案内ルーチン41からのコードや名称(図の例では“C”)及び作業者識別情報を加えた情報がログデータ49に追加書込されプリンタ36で印刷されLAN37経由で上位の医事管理コンピュータ等に報告される。さらに該当箇所の取出案内部材52が消灯させられると収納前の状態に戻る(図7(a)を参照)。
次に、横架箱50の吊持部材装着部のうち一つから吊持部材55を抜き取ったときには(図8(a),(b)参照)、そこに医療材料10を収納する前に(図8(a)の最上段部分を参照)、キーボード33やマウス34の操作にて吊具状態手動設定ルーチン44を起動して、設定更新の指示を入力して吊具有無データ48における該当項目の値を吊持部材無しの値“0”にする(図8(a)の上から四段目部分を参照)。医材情報テーブル47は初期設定のままであり(図8(a)の上から二段目部分を参照)、医材有無データ46の各項目は総て“0”である(図8(a)の上から三段目部分を参照)。
この状態で吊持部材55の取り外されているところの隣の吊持部材55には横幅2倍以下の医療材料10を吊下げることができ、その吊持部材55に医療材料10を吊り下げると(図8(b)の最上段部分を参照)、医材情報テーブル47と吊具有無データ48は変わらないが(図8(b)の上から二段目,四段目部分を参照)、医材有無データ46のうち該当する項目の値が医材検出ルーチン42によって医療材料有りの値“1”に変更される(図8(b)の上から三段目部分を参照)。また、医材検出ルーチン42によって、その医療材料10のコードや名称(図の例では“C”)が医材情報テーブル47から求められ、更に作業者識別情報の入力が求められ、これらの情報がログデータ49に追加書込されプリンタ36で印刷されLAN37経由で上位の医事管理コンピュータ等に報告される。
そうして収納された医療材料10を医材収納管理装置20から取り出すときは、バーコードリーダ35等の操作にて、コード“C”を含んだ取出指示と作業者識別情報を制御装置30に入力する。そうすると、制御装置30の取出案内ルーチン41によって、医材情報テーブル47の検索が行われて該当する項目が選出され(図8(b)の上から二段目における“C”部分を参照)、更に医材有無データ46の該当項目がチェックされ、この場合は該当項目値が“1”で医療材料の有ることが判明するので、該当箇所の取出案内部材52が点灯させられる(図8(b)最下段を参照)。この場合も、それを見て作業者は迷うことなく目的の医療材料10を取り出すことができる。
そして、その幅広の医療材料10が取り出されると、医材検出ルーチン42によって、医材有無データ46のうち該当する項目の値が医療材料無しの値“0”に変更されるとともに、その旨の情報に取出案内ルーチン41からのコードや名称(図の例では“C”)及び作業者識別情報を加えた情報がログデータ49に追加書込されプリンタ36で印刷されLAN37経由で上位の医事管理コンピュータ等に報告される。さらに該当箇所の取出案内部材52が纏めて消灯させられると収納前の状態に戻る(図8(a)を参照)。
さらに、横架箱50の吊持部材装着部のうち一つ置きの二つから吊持部材55が抜き取られているときには(図8(c)参照)、上述の説明から容易に推察されるので、繰り返しとなる詳細な説明は割愛するが、横幅3倍以下の医療材料10が収納可能である(図8(c)の最上段部分を参照)。この場合、吊具状態手動設定ルーチン44を起動して吊具有無データ48における該当二項目の値を吊持部材無しの値“0”にしておく(図8(c)の上から四段目部分を参照)。
そして、そこに横幅3倍以下の医療材料10を吊下げ収納すると(図8(c)の最上段部分を参照)、医材有無データ46のうち該当する項目の値が“1”に変更され(図8(c)の上から三段目部分を参照)、ログデータ49への追加書込等も行われる。
また、コード“C”を含んだ取出指示等を制御装置30に入力すると、医材情報テーブル47の該当項目が選出され(図8(c)の上から二段目における“C”部分を参照)、更に医材有無データ46の該当項目がチェックされ、この場合も値が“1”なので、該当箇所の取出案内部材52が点灯させられる(図8(c)最下段を参照)。そのため、この場合も、作業者は迷うことなく目的の医療材料10を取り出すことができる。
ところで、吊持部材55の取り外されているところに設けられている医材検出部材53のうち何れかが故障すると(図8(d)参照)、該当箇所について吊具有無データ48の項目値は“0”なのに(図8(d)の上から四段目部分を参照)、医材有無データ46の項目値は“1”になり(図8(d)の上から三段目部分を参照)、両者の値が整合しなくなる。そして、その不整合状態が医療材料10の出し入れに要する最大時間を超えて継続すると、医材検出ルーチン42によってアラームが発せられる。なお、吊持部材55の装着されているところに誤って離脱状態を設定したうえ、その吊持部材55に医療材料10を吊下げたときにも、アラームが発せられる。これらにより、故障や設定ミスが判明する。
本発明の医材収納管理装置の実施例3について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図9は、医材収納管理装置の構造を示し、(a)が横架棒と吊持部材の側面図、(b)が横架棒と吊持部材の正面図、(c)が制御装置の機能ブロック図である。
この医材収納管理装置20が上述した実施例1,2のものと相違するのは、吊具検出部材54が追加された点と(図9(a),(b)参照)、吊具状態手動設定ルーチン44が吊具状態自動設定ルーチン45になった点である(図9(c)参照)。
吊具検出部材54は(図9(a),(b)参照)、メカニカルスイッチや,反射型のフォトセンサ,容量センサ等でも良いが、ここでは発光器54aと対向して横架棒51に取り付けられたフォトセンサからなり、発光器54aと吊具検出部材54とで挟まれた吊持部材装着部に吊持部材55が装着されると、発光器54aから発した光が吊持部材55に遮られて、吊具検出部材54が受光できなくなり、吊持部材55が取り外されると送光が遮られずに吊具検出部材54が受光できるようになっている。このような吊具検出部材54及び発光器54aが横架箱50の吊持部材装着部それぞれに配置され、何れも、吊持部材55の装着/離脱に対応してオンオフ変化する二値信号を出力するようになっている。
吊具状態自動設定ルーチン45は(図9(c)参照)、タイマー等で定期的に自動起動され、あるいは何れかの吊具検出部材54の検出信号の変化で掛かる割込などで不定期に自動起動され、吊具検出部材54での検出に基づいて吊具有無データ48を更新するようになっている。具体的には、起動される度に、総ての又は変化した吊具検出部材54の検出結果を取り込むとともに、そのオンオフ状態に対応させて“1”か“0”を吊具有無データ48に書き込むようになっている。
この場合、横架箱50の横架棒51から吊持部材55を取り外したときや、横架箱50の横架棒51に吊持部材55を装着したとき、そのことを手動で設定入力しなくても、そのことが吊具検出部材54にて検出され、吊具状態自動設定ルーチン45によって吊具有無データ48に自動設定される。そのため、設定入力作業の忘れ等に起因する吊持部材55装着状態と吊具有無データ48との不整合は発生しない。
その以外の使用態様や動作は上述した実施例1と同様である。
図10(a)〜(c)に外観斜視図を示した本発明の医材収納管理装置20が上述した実施例1〜3のものと相違するのは、横架箱50等を具えた収納ユニットを空間効率良く格納しておくために、収納ユニットが引出ユニット25になっている点である。
図10(a)の医材収納管理装置20は、引出ユニット25が四ユニット総て正面に引き出せるようになっており、図10(b)の医材収納管理装置20は、引出ユニット25が四ユニット総て左側へ引き出せるようになっている。
図10(c)の医材収納管理装置20の場合、正面の一ユニットは引き出せないが、シャッター27で開閉される前面開口収納空間26に横架箱50が設置されているので、ここに使用頻度の高い医療材料10を収納すると良い。また、奥の三ユニットは左側へ引き出せるようになっており、合計では他の場合と同じく多数の医療材料10を収納することができる。
本発明の医材収納管理装置の実施例5について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図11は、医材収納管理装置の機械的構造を示し、(a)が外観図、(b)及び(c)が棚と仕切部材との展開斜視図である。また、図12は、制御装置の機能ブロック図である。
この医材収納管理装置20が上述した実施例1〜4のものと相違するのは、収納部の一部に横架箱50でなく棚60や棚70が設置されている点である(図11(a)参照)。
棚60は(図11(b)参照)、上面の平らな横長の板状体からなり、その上面には、多数の医療材料10を各々取出可能に仕切って乗せ置くために、長手方向に(図では左右に)一定ピッチ又は不定ピッチで列なる状態で、薄板状の仕切部材65が装着されるようになっている。棚60の上面には、その長手方向に一定ピッチ又は不定ピッチで二列になって仕切部材挿着用凹み61が形成されており、各仕切部材65の下端部には二本ずつ挿抜部66が突設されている。この例では、挿抜部66が細い丸棒で、凹み61が貫通孔であり、挿抜部66を凹み61に差し込むことで、仕切部材65が棚60の凹み61に対し抜取り可能に挿着されるようになっている。また、仕切部材65には、その片側(図の例では右側)に、医材銘板67と連結部材68と揺動支軸69とが付設されている。
仕切部材65に後背側寄りのところで揺動支軸69の一端が固定され、揺動支軸69の他端部に連結部材68の一端が揺動可能に連結され、前方に伸びた連結部材68の他端に医材銘板67が固定されている。そのため、連結部材68を揺動させると、医材銘板67が、視認に好適な医療材料取出側で、具体的には棚60の前面の少し前方で、連結部材68に連動して上下移動する。
また、扉24を開けると視認可能になる棚60の前面には、取出案内部材62と医材検出部材63とが近接して装備されるが、これらの取出案内部材62及び医材検出部材63は、凹み61の列なり方向すなわち棚60の長手方向について凹み61と交互になる配置状態で棚60に列設されている。
そして、仕切部材65を棚60上面の凹み61に挿着したとき、連結部材68及び医材銘板67を自由に揺動させると、自重で下降して、連結部材68が棚60の上面に当接し、その前方で医材銘板67が棚60の前面のところまで降り、それによって棚60前面の取出案内部材62と医材検出部材63とが隠される。このような医材銘板67は、該当箇所から医療材料の取り出されたことに対応して下降したときには、取出案内部材62のうち該当箇所のものの視認を妨げるものとなっている。
これに対し、医材銘板67を持ち上げて棚60の上に医療材料10を収納すると、連結部材68は棚60でなく医療材料10の上に乗って止まるので、医材銘板67も高止まりする。そして、医材銘板67が該当箇所の取出案内部材62より上方に位置して、棚60前面の取出案内部材62及び医材検出部材63が視認可能に現れる。また、棚60の前面に設けられた医材検出部材63は、棚60の上に置かれた医療材料10には感応しないが、棚60の前面の直前に来た医材銘板67には感応するので、上述したように医材銘板67が連結部材68と医療材料10との干渉に基づき医療材料10の収納/取出に対応して上下するようになっているのとも相まって、医材検出部材63は医療材料10の載置有無検出を医材銘板67の上下検出にて間接的に行うものとなる。
医材検出部材63は、そのような間接検出用医材銘板67を検出するために、例えばメカニカルスイッチや,反射型のフォトセンサ,容量センサ等からなり、医材銘板67の下降/上昇に対応してオンオフ変化する二値信号を出力するようになっている。上述した医材検出部材53と同様の磁気センサでも良い。
取出案内部材62には、取出対象の医療材料10の載置箇所を視覚に訴えて案内するために、点灯/消灯の可能な例えば豆電球や発光ダイオード等が採用されている。これも上述の取出案内部材52と同じで良い。
一方(図11(c)参照)、棚70は仕切部材75を装着するものであり、仕切部材75は仕切部材65から医材銘板67と連結部材68と揺動支軸69とを省いたものなので、医材検出部材63に代わって医療材料10の載置有無を検出する医材検出部材73は、棚70の上面に設けられ、医療材料10の底面に感応して、直接検出を行うようになっている。なお、凹み71,取出案内部材72,仕切検出部材74,挿抜部76は、それぞれ対応する凹み61,取出案内部材62,仕切検出部材64,挿抜部66と、設置先部材こそ異なるが、同一構造か同一機能のものである。
さらに、制御装置30は(図12参照)、取出案内部材52と医材検出部材53と吊具検出部材54に加えて、取出案内部材62と医材検出部材63と仕切検出部材64にも、さらには取出案内部材72と医材検出部材73と仕切検出部材74にも、アクセスしうるように拡張されている。また、制御装置30の各ルーチン41〜45及びデータ46〜49にも、それらの部材構成を反映するため、例えば部材アドレス定義やテーブルサイズなどを微調整するといった改造が施されている。
この場合も、基本的な使用態様および動作は上述した各実施例のものと同様であるが、医療材料10の検出方式に関して棚70は直接検出式であるのに対し棚60及び横架箱50は間接検出式であり、また医療材料10の収納方式に関して棚70及び棚60は載置方式であるのに対し横架箱50は吊持方式であり、医材収納管理装置20の収納部には三種のものが混在しているので、異質の医療材料10を収納して何れも的確に自動管理することができる。すなわち、医療材料10は、包装や結束されていても良く、ケースや容器に入れられていても良いが、直接検出式の棚70への収納に好適なものは、CDケース状の容器や角箱などに入れられていて保管時に個々で自立している比較的安定な形状ものであり、そのような医療材料の具体例としては、注射輸液用のチューブセットや、小形短尺のカテーテル類、そのセット物などが挙げられる。
また、間接検出式で載置方式の棚60への収納に好適なものは、丸物形状のハードケースやブリスター包装ケースまたは軟質包装でパックされていて保管時に個々では自立していない比較的不安定な形状ものであって厚みのある物であり、そのような医療材料の具体例としては、フィルター等の呼吸器関係材料や、手術用材料、人工材料などが挙げられる。
さらに、間接検出式で吊持方式の横架箱50への収納に好適なものは、上述したような比較的不安定な形状ものであって長尺のものや、軽いもの薄いものであっても吊すことにより検出できる程度の重量は具えているものであり、そのような医療材料の具体例としては、例えば長さ0.5m以上の長尺の滅菌カテーテルや、長尺チューブ、軽量・薄物の手術用材料などが挙げられる。
図13に横架箱と吊持部材の正面図を示した本発明の医材収納管理装置が上述した各実施例のものと相違するのは、吊持部材55の長さが一様でなく、係合部56の高さ位置が一つおきに高くなり低くなりしている点である。図示は割愛したが、吊持部材55の長さを不規則に異ならせても良い。
また、やはり図示は割愛したが、極薄物や軽量物たとえば葉書サイズの薬袋など一枚で3g/5g/10gといったものでも、吊持部材55にて吊したときに検出できるよう、重り部57に適宜なウェートを着脱してバランスを採るのも良い。
本発明の医材収納管理装置の実施例7について、図面を引用して説明する。図14は、医材補充状況を示し、(a)〜(c)いずれも画面表示例である。また、図15は、医材補充状況の続きを示し、(a)が仕切部材を装着した棚の斜視図、(b)が医療材料から識別情報を読み取っているところの斜視図、(c)が医療材料を収納した棚の斜視図である。
この医材収納管理装置が上述のものと相違するのは、取出時だけでなく補充時にも案内表示を行うようになった点と、ディスプレイ32とキーボード33とマウス34がタッチパネル39になった点である。
この場合、通常動作時には(図14(a)参照)、医材収納管理装置から取り出された医療材料10の情報がリアルタイムで時系列に並べてタッチパネル39に表示される。その画面表示項目のうち任意の項目39aを指でダイレクトに選択すると確認のための詳細表示が行われる他、特定の選択操作に応じて補充時の案内表示も行われる。
すなわち、通常動作時に画面表示の補充ボタン39bを指で選択すると(図14(a)参照)、タッチパネル39の表示が補充モード選択画面に切り替わる(図14(b)参照)。この画面では、補充者情報を入力すると、既登録のボタン39cと新規登録のボタンが選択でき、新規登録を選択すると、各収納箇所(アドレス)に収納して良い医療材料10の識別用コード(No.)や画面表示用名称(医材名称)を登録することができる。このような登録が済んでいると、既登録のボタン39cの選択が有効になるので、補充時の案内表示を望んでいるときはその選択操作を行う。
すると、タッチパネル39の表示が既登録一覧モード画面に切り替わるので(図14(c)参照)、更に空き表示になっているのを確認してから、必要であればスクロールボタン39fを操作して画面送り等を行って、その画面表示項目のうち該当する医療材料の項目39dを指でダイレクトに選択する。
その医療材料(例えば細長い密封包装のカテーテル)の収納可能位置として登録されている位置の空き数39eが例えば3ヶ所(3本)になっていると、この例では取出案内部材52が補充先案内部材も兼ねているため、空いている3ヶ所の案内部材52が何れも点灯する(図15(a)参照)。
さらに、収納しようとしている医療材料10に付いているバーコード(識別情報)をバーコードリーダ35で読みとる作業も行って(図15(b)参照)、突き合わせチェックしたうえで、医療材料10を横架箱50の案内部材点灯位置の何れかの吊持部材55に吊り下げ収納する。そうすると、案内部材が総て消灯するとともに(図15(c)参照)、誰が何を何処に補充したか等のログデータもタイムスタンプと共に記録される。
こうして、補充についても、案内表示および作業記録が適切に行われる。なお、この例では、チェック重視の観点から、既登録一覧モード画面での医療材料項目39dの選択作業と、バーコードリーダ35での医療材料10の識別情報の読取作業とを、両方とも行うようにしたが、両作業の何れか一方を行えば医療材料10が特定できるので、何れか一方の作業が行えるようになっていれば足りる。また、両作業を行えるようにするにしても、両作業を必要とはせずに、何れかを任意に行えば直ちに補充先案内表示が行われるようにしても良い。
[その他]
なお、上記実施例では、吊持部材装着部が長穴50aになっていたが、吊持部材装着部は、それに限られる訳でなく、吊持部材55の揺動を許容しながら横架材の長手方向における吊持部材55の装着位置を規定するものであれば良く、例えば、横架箱50の下面に配設された仕切棒で画されるスリットでも良く、横架棒51に列設された軸受や,スペーサ,リテーナ等で形成・構成されるものでも良い。
また、上記実施例では、制御装置30が電装部21に格納されていたが、制御装置30は筐体22の外に置かれていても良い。制御装置30の入出力手段は、上述したディスプレイ32やキーボード33等に限られず、タッチパネルや携帯情報端末などでも良い。
さらに、上記実施例では医材検出ルーチン42が医材検出部材53のオン/オフに医療材料10の収納/取出を一対一で対応付けるようになっていたが、取り出した医療材料10を使用せずに戻したことまで自動管理するように拡張するのも容易であり、例えば、短時間に取出と収納とが行われた場合や、制御装置30に動作モードを幾つか導入してその一つの取出限定モード時に収納が行われた場合などに、補充ではなく戻しがあったと判定して、ログデータ49やその他の出力データに戻しの情報を付加すると良い。データの蓄積や出力に止まらず、有効期限の管理や、在庫管理、薬歴リスト作成、さらには検品まで行うようにしても良い。
本発明の実施例1について、医材収納管理装置の機械的構造を示し、(a)が扉を閉めたところの正面図、(b)が扉を開けたところの正面図、(c)が横架箱と吊持部材との正面図、(d)及び(e)が横架材を縦断して見た横架材および吊持部材の左側面図である。 制御装置の概要構造を示し、(a)が制御装置と取出案内部材等との接続関係を示す概要ブロック図、(b)が制御装置の機能ブロック図である。 (a)が制御装置の医材情報テーブルの構造図、(b)が制御装置の医材有無データの構造図、(c)及び(d)が医材収納管理装置の動作説明図であり、そのうち(c)は空の状態、(d)は小さい医療材料を収納した状態である。 本発明の実施例2について、(a)〜(c)いずれも横架棒と吊持部材の側面図であり、(a)が装着直前の状態、(b)が装着直後の状態、(c)が装着後に揺動した状態である。 制御装置の概要構造を示し、(a)が制御装置と取出案内部材等との接続関係を示す概要ブロック図、(b)が制御装置の機能ブロック図である。 制御装置のデータ構造を示し、(a)が医材情報テーブル、(b)が医材有無データ、(c)が吊具有無データに関する。 医材収納管理装置の動作説明図であり、(a)が空の状態、(b)が小さい医療材料を収納した状態である。 医材収納管理装置の動作説明図であり、(a)が空のときに横架箱から吊持部材を一つ抜き取った状態、(b)が中位の医療材料を収納した状態、(c)が吊持部材を二つ抜き取ったところに大きな医療材料を収納した状態、(d)が医材検出部材の検出結果と吊具有無データの設定とに不整合の生じている状態である。 本発明の実施例3について、医材収納管理装置の構造を示し、(a)が横架棒と吊持部材の側面図、(b)が横架棒と吊持部材の正面図、(c)が制御装置の機能ブロック図である。 本発明の実施例4について、三種類の変形構造を示し、(a)〜(c)いずれも医材収納管理装置の外観斜視図である。 本発明の実施例5について、医材収納管理装置の機械的構造を示し、(a)が外観図、(b)及び(c)が棚と仕切部材との展開斜視図である。 制御装置の機能ブロック図である。 本発明の実施例6について、横架箱と吊持部材との正面図である。 本発明の実施例7について、医材補充状況を示し、(a)〜(c)いずれも画面表示例である。 医材補充状況の続きを示し、(a)が仕切部材を装着した棚の斜視図、(b)が医療材料から識別情報を読み取っているところの斜視図、(c)が医療材料を収納した棚の斜視図である。
符号の説明
10…医療材料、
20…医材収納管理装置、
21…電装部、22…筐体、23…把手、24…扉、
25…引出ユニット、26…前面開口収納空間、27…シャッター、
30…制御装置、
31…下位コントローラ、32…ディスプレイ、33…キーボード、
34…マウス、35…バーコードリーダ、36…プリンタ、
37…LAN(Local Area Network)、38…ハードディスク、
41…取出案内ルーチン、42…医材検出ルーチン、
43…医材情報設定ルーチン、44…吊具状態手動設定ルーチン、
45…吊具状態自動設定ルーチン、46…医材有無データ、
47…医材情報テーブル、48…吊具有無データ、49…ログデータ、
50…横架箱(横架材)、
50a…長穴(吊持部材装着部)、
51…横架棒(横架材)、52…取出案内部材、
53…医材検出部材、54…吊具検出部材、54a…発光器、
55…吊持部材、
55a…揺動中心、56…係合部、57…重り部、58…被検出部、
60…棚、
61…凹み(仕切部材挿着用)、62…取出案内部材、
63…医材検出部材、64…仕切検出部材、64a…発光器、
65…仕切部材、
66…挿抜部、67…医材銘板、68…連結部材、69…揺動支軸、
70…棚、
71…凹み(仕切部材挿着用)、72…取出案内部材、
73…医材検出部材、74…仕切検出部材、
75…仕切部材、76…挿抜部

Claims (5)

  1. 多数の医療材料を並べて吊下げるために吊持部材装着部が列なって形成されている横架材と、前記吊持部材装着部に装着され医療材料の吊下げ有無に応じて揺動する吊持部材と、前記吊持部材装着部それぞれに設けられ前記吊持部材のうち該当するものの揺動状態に応じて該当箇所における医療材料の吊下げ有無を検出する医材検出部材と、前記吊持部材装着部それぞれに設けられた視認用の取出案内部材と、前記医材検出部材での検出に基づいて医療材料収納状態の管理処理を行うとともに取出指示の入力に応じて前記取出案内部材の何れかを作動させる制御装置とを備えた医材収納管理装置であって、前記吊持部材が、揺動に際して吊り下げ時には医療材料との係合部を下降させ取り外し時には前記係合部を手前側へ上昇させるようになっていることを特徴とする医材収納管理装置。
  2. 前記吊持部材が、その重心と揺動中心との乖離に基づいて前記揺動を行うものであることを特徴とする請求項1記載の医材収納管理装置。
  3. 前記制御装置が、前記吊持部材装着部への前記吊持部材の着脱状態を設定入力可能なものであり且つその設定に基づき前記吊持部材装着部のうち離脱状態とされるところについては前記取出案内部材の作動を停止させるようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された医材収納管理装置。
  4. 前記吊持部材が着脱式のものであり、前記吊持部材装着部への前記吊持部材の着脱状態を検出する吊具検出部材が設けられ、前記制御装置が、前記吊具検出部材での検出に基づき前記吊持部材装着部のうち離脱状態とされるところについては前記取出案内部材の作動を停止させるようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載された医材収納管理装置。
  5. 前記制御装置が、前記吊持部材装着部のうち離脱状態とされるところについて前記医材検出部材から医療材料の吊下げ有の検出結果を受けたとき、警報を発するようになっていることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載された医材収納管理装置。
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