JP2006081602A - 医材収納管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】医療材料の出し入れが容易かつ的確に行え而も収納状況の把握が自動で的確になされる医材収納管理装置を実現する。
【解決手段】医療材料10を並べて収納する棚90について収納箇所それぞれの前面に医材検出部材93と取出案内部材92を配設する。医療材料10は収納箱95に納めて棚上に置く。収納箱95の前面には、医療材料10の出入れで上下する医材銘板97を付設し、医材検出部材93には医材銘板97の上下を検出させる。これにより、種々のサイズや形状の医療材料を分かり易く収納して、さらには直接検出に適さないものまで的確に検出して、自動管理することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、医療材料を並べて収納するとともに収納状態の管理も行う医材収納管理装置に関し、詳しくは、各収納箇所における医療材料の有無を自動管理するとともに取出案内も行う医材収納管理装置に関する。
アンプル入り注射薬などの薬品類を一動作で手中にでき而も列びを乱さずに薬品類を戻せて更に収納状況の把握も的確な薬品収納装置が開発されている(例えば特許文献1参照)。この薬品収納装置は、薬品類を整列収納する多数のカセットと、これらのカセットを並べて保持する支持手段とを具えたものであり、各カセットには、薬品類の抜き取りに加えて押し込みも可能な出入口が形成されるとともに、その出入口に向けて収納薬品類を付勢する付勢手段が付設されており、支持手段には、出入口を露出させた状態でカセットを多段または多列に保持する棚部に加えて、各カセットにおける薬品類の収納数を求める計数手段が設けられている。また、この薬品収納装置には、リアルタイム出力にて的確な薬品管理を行うために、カセットに対する薬品類の出し入れに応じて薬品類の管理用データを出力するプリンタや,記憶媒体,通信装置などの出力手段と、その出力データに基づいて集計処理や,監視処理,確認処理,在庫管理処理などを行う情報処理手段も、設けられている。
このような薬品収納装置が開発・提供される以前、手術室等の医療現場では、手術等の処置に先だち注射薬等の薬品をセットして即ち適宜区分しつつ並べて準備しておくことで、処置を行い易いようにしているが、処置中に薬品が不足するといけないので、薬品を余分に準備しておいて、処置が終わってから、余った薬品を薬局等に返却するとともに、処置中に使用した薬品を数えていた。その作業は、主に看護師などの医療補助者・直接医療従事者が担当しており、バケツ等の廃棄用容器の中を漁るようにして行われていた。そして、多くの場合、それら薬品の使用数量等を薬品管理用の帳票に記入したり薬品の在庫管理用コンピュータシステムに入力するのも彼らの職務であった。そのため、緊張を要する手術等の医療行為に現場で従事した者が、その直接的行為の終了後も異質の管理業務を担い続けなければならないので、なかなか緊張から解放されず、そのような者にとって、肉体的にも精神的にも負担が重かった。また、注射薬のアンプル等が割れていたり注射器等が混じり込んでいると、作業が一層困難で辛いものとなっていた。
これに対し、上述の薬品収納装置が実用に供されたことにより、そのような直接医療従事者の作業負担が軽減されたことに加え、次のような利点も得られている。
すなわち、公平・公正な情報管理・情報システムが可能となる。再現性が容易に確保できる。コンピュータ管理にて、人手・手間が省かれるとともに、管理の質が向上して、信頼性が高まる。使用量の集計にて適正在庫の確保が可能となり、不良在庫が削減され、病院経営に貢献する。装置内の空間における配置レイアウトの自由度が高いので、取り扱い易く、作業効率が良くなる。管理データの入力・集計が自動化できるので、入力ミスが削減され、運用人件費も削減される。医療現場には好適な人手での作業態様に適合したシンプルな構成なので、保守コストが少なくて済むうえ、使い方を理解しやすくて、深いシステム知識や理解も高い習熟も不要で、誤操作が少ない。
また、取出アクションで薬品セット等の実施があったとされ、戻しアクションがあった場合は薬品セット等の実施が取り消されて未実施にされるが、その際、取出作業ばかりか返納作業までもデータ入力が不要であり、入力ミス・人的ミスがない。取出・戻し・検品・補充の総ての作業が迅速に行える。取り出した順序や取り出した薬品類の組み合わせをリアルタイムで確認することができるので、医療事故防止や,ミス防止,リスク管理,いわゆるヒヤリハット対策にも寄与する。薬品類を各カセットに区分けして収納しているので、補充時に補充品を検品したり、返納時には戻し材を検品する際、チェック・確認が容易に行える。タイムラグのないリアルタイムで集計がなされるので、薬品セット等の作業における一連の動きをデータ入力なしで確認することができる。薬品の有効期限のチェックや、患者の薬歴リストの作成なども、自動で行うことができる。
特開2001−198194号公報
このような優れた薬品収納装置が普及するに連れ、薬剤以外の医療材料についても、同様な利点を持つ装置で的確な収納および管理を行うことに、期待が生じた。そして、医療材料の出し入れが容易かつ的確に行え而も収納状況の把握が自動で的確になされる医材収納管理装置の提供が要望されるようになってきた。
しかしながら、医療材料には消耗品材料や滅菌材料などが含まれ、薬剤や,医療器具,機材を除いても未だ多種多様なものが含まれているため、カセットに整列収納しておく手法は踏襲しづらい。
具体例を挙げると、医療材料には、カテーテルや,チューブ,骨欠損補填プレート,人工関節,ペースメーカなど、高価なものが多く含まれており、それらの形状は、箱入りや,袋詰め,単品状態,キット包装など、さまざまである。また、医療材料の場合、使用量も多様であり、同一材料の多数使用から多品種少量の使用まで多岐に及ぶ。さらに、運用取扱場所も、クリーン度クラス1000以上の手術室や,中央処置室,緊急処置室,それほどでもない病棟など、さまざまである。また、医療材料は衛生的で安全なものであることが求められ、特に滅菌材料には手術室前室などで洗浄が行われるが、滅菌の方式にもEOガス滅菌/紫外線照射滅菌/煮沸滅菌/蒸気滅菌など種々のものが挙げられる。しかも、いずれの滅菌方式にも滅菌効果に有効期限があるうえ、その期間が異なる。
そこで、このような多種多様な医療材料については、カセットに納めなくても容易に出し入れできるように並べて収納するとともに、そのような収納状態であっても自動管理のため医療材料毎に収納の有無を検出すること及び的確な出し入れのため取出対象の医療材料の収納場所を適切に案内することができるよう、収納した医療材料の並びが崩れて乱雑になるのを防止する策を講じることが重要な課題となる。そして、その防止策を具現するに際し、医療材料の特質を考慮して、装置構造の簡素化を図るとともに、簡素な装置であっても成る可く広範な医療材料を収納しうるように工夫を凝らすことが、技術的な課題となる。
本発明の医材収納管理装置は(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、医療材料の載置有無検出用の医材検出部材と視認用の取出案内部材とが前面に列設された棚板と、前記医材検出部材での検出に基づいて医療材料収納状態の管理処理を行うとともに取出指示の入力に応じて前記取出案内部材の何れかを作動させる制御装置と、底面と両側面と背面には固定の囲材が配され前面には可動の医材銘板が配されこの医材銘板から後方へ延びた連結部材が後端部を中心にして上下に揺動しうる状態で設けられている収納箱とを備え、前記収納箱に収納された医療材料と前記連結部材とが干渉することにより前記医材銘板が上下し、前記収納箱を前記棚板の上に載せた状態では前記医材銘板の上下動が前記医材検出部材の検出範囲に及ぶことに基づいて医療材料の載置有無検出を前記医材銘板の上下検出にて間接的に行うものであることを特徴とする。
また、本発明の医材収納管理装置は(解決手段2)、上記解決手段1の医材収納管理装置であって、前記収納箱が医療材料を前記連結部材の上に収納するものであり、前記医材銘板の上/下がそれぞれ医療材料の載置の無/有に対応付けられていることを特徴とする。
さらに、本発明の医材収納管理装置は(解決手段3)、上記解決手段1の医材収納管理装置であって、前記収納箱を検出する箱検出部材が前記医材検出部材および前記取出案内部材に対応して前記棚板の上面に列設され、前記収納箱が医療材料を前記連結部材の下に収納するものであり、前記医材銘板の上/下がそれぞれ医療材料の載置の有/無に対応付けられていることを特徴とする。
また、本発明の医材収納管理装置は(解決手段4)、上記解決手段1〜3の医材収納管理装置であって、前記制御装置が、前記医材検出部材および前記取出案内部材に関して仕切るか否かの状態を手動で又は自動でデータ設定可能なものであり且つその設定によれば仕切られていないとされているところの両側に位置している前記医材検出部材および前記取出案内部材を一区分のものとして纏めて処理するようになっている、というものである。
また、本発明の医材収納管理装置は(解決手段5)、上記解決手段4の医材収納管理装置であって、前記制御装置が、前記医材検出部材のうち一区分のものとして纏めて処理する対象となっているものについて、検出結果の不一致状態が継続しているとき、警報を発するようになっている、というものである。
このような本発明の医材収納管理装置にあっては(解決手段1)、医療材料が棚の上に並べて収納されるが、その際、医療材料をカセット内に整列収納するのでなく、底面と両側面と背面が固定の囲材で囲われ前面が可動の医材銘板で囲われた収納箱に収め、その収納箱を棚上に並べると、収納箱の整列収納に随伴して医療材料の整列収納が行われる。そのため医療材料をカセットに納めなくても出し入れ容易に整列収納することができ、収納した医療材料の並びが崩れて乱雑になるのも回避できる。そして、そのような収納箱にはそれぞれ医材銘板を付設したので、しかも医療材料取出側で見易い前面に設けたので、収納対象の医療材料の品名等を一瞥して確認できる。
また、棚上の各収納箇所に医材検出部材と取出案内部材が配設されているので、医療材料毎に収納の有無を検出して自動管理することや、取出対象の医療材料の収納場所を適切に案内することができる。そして、棚上の収納箱に医療材料を出し入れすると、連結部材を介して医材銘板が上下するとともに、その上下位置を棚の医材検出部材が検出することで医療材料の載置有無が間接的に自動検知されるので、医材銘板が医療材料より手前に在っても医療材料の有無が目視で確認され、医療材料の形状や材質などに起因して底面等を安定に検出するのが難しい医療材料であっても連結部材と医材銘板を介して間接的に検出される。しかも、収納箱ごと医療材料を棚から出し入れしたときも、検出対象の医材銘板が収納箱に随伴して棚から出し入れされるので、やはり医療材料の載置有無が間接的に自動検知される。
このうように間接検出に適した特定構造の収納箱を採用したことにより、医療材料を収納箱に納めて棚上に並べるという簡素な装置であっても、種々のサイズや形状の医療材料を分かり易く収納して、さらには直接検出に適さないものまで的確に検出して、自動管理することができる。しかも、収納箱ごと医療材料を棚から出し入れするのも、収納箱を棚上に置いて医療材料だけ出し入れするのも、何れも不都合なく行える。
したがって、この発明によれば、医療材料の出し入れが容易かつ的確に行え而も収納状況の把握が自動で的確になされる医材収納管理装置を提供することができる。
また、本発明の医材収納管理装置にあっては(解決手段2)、医療材料を連結部材の上にして収納箱に収納するとともに、それに応じて医材銘板が下降したときには医療材料の載置が有るとされ、医材銘板が上昇したときには医療材料の載置が無いとされるようにしたことにより、棚の前面の医材検出部材で医材銘板の上下検出を行えば、収納箱ごと医療材料を棚から出し入れするのも収納箱を棚上に置いて医療材料だけ出し入れするのも何れも適切に検出することができる。
さらに、本発明の医材収納管理装置にあっては(解決手段3)、棚の各収納箇所に箱検出部材を配して収納箱の載置有無を検出するとともに、医療材料を連結部材の下にして収納箱に収納するようにし、更にそれに応じて医材銘板が上昇したときには医療材料の載置が有るとされ、医材銘板が下降したときには医療材料の載置が無いとされるようにしたことにより、収納箱の載置が有ると検出されているときに棚の前面の医材検出部材で医材銘板の上下検出を行えば、収納箱ごと医療材料を棚から出し入れするのも収納箱を棚上に置いて医療材料だけ出し入れするのも何れも適切に検出することができる。
また、本発明の医材収納管理装置にあっては(解決手段4)、医材検出部材と取出案内部材との列設状態に基づく棚上の各収納箇所について仕切るか否かの状態が制御装置にデータ設定され、これに基づいて医材検出部材や取出案内部材に関する制御装置の処理が一区分のものとして纏められるようにもしたことにより、一個の大きな医療材料のところに複数の医材検出部材や取出案内部材が存在していても取扱や管理に迷いや不都合が生じない。
また、本発明の医材収納管理装置にあっては(解決手段5)、一区分に複数の医材検出部材が対応することになったところに関しては検出結果の冗長度を利用して誤り状態が検知されるようにもしたことにより、ハードウェアのコストアップを避けつつ、信頼性を高めることができる。
このような本発明の医材収納管理装置について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1〜7により説明する。
図1〜5に示した実施例1は、上述した解決手段1,2,4,5(出願当初の請求項1,2,4,5)を具現化したものであり、図6に示した実施例2は、その変形例であり、図7に示した実施例3は、上述した解決手段3(出願当初の請求項3)を具現化したものであり、図8に示した実施例4や、図9〜10に示した実施例5、図11〜12に示した実施例6、図13〜16に示した実施例7は、変形例である。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具や,ヒンジ等の連結具,ドライバ等の電子回路などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
本発明の医材収納管理装置の実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図1は、医材収納管理装置の機械的構造を示し、(a)が扉を閉めたところの正面図、(b)が扉を開けたところの正面図、(c)が棚の外観斜視図、(d)が収納箱の展開斜視図、(e)が収納箱や医療材料を載置した棚の外観斜視図である。また、図2は、制御装置の概要構造を示し、(a)が制御装置と取出案内部材等との接続関係を示す概要ブロック図、(b)が制御装置の機能ブロック図である。さらに、図3は、制御装置のデータ構造を示し、(a)が医材情報テーブル、(b)が医材有無データ、(c)が仕切有無データに関する。
この医材収納管理装置20は(図1(a),(b)参照)、大部分が収納部で一部が電装部21になっている筐体22を具えており、その電装部21には制御装置30や図示しない電源ユニット等が格納され、筐体22の収納部の前面には把手23付きの扉24が開閉可能に装着されている。扉24は、シャッター等でも良く、省いても良い。その扉24を開けた収納部の内部には、棚90が設置されている。棚90は、一段でも良いが大抵は多段になっている。その棚位置も適宜ピッチで選択可能になっていて良い。棚90は、多数の収納箱95を長手方向に(図では左右に)一定ピッチ又は不定ピッチで列なる状態で乗せ置くことができるよう、上面の平らな横長の板状体からなる。収納箱95は、後で詳述するが、医療材料10を収納した状態で棚90に載置される他、収納していない空の状態でも棚90に載置されるようになっている。
また(図1(c)参照)、扉24を開けると視認可能になる棚90の前面には、取出案内部材92と医材検出部材93とが近接して装備されるが、これらの取出案内部材92及び医材検出部材93は、棚90における収納箱95の各収納箇所に対応した配置状態で棚90の長手方向に列設されている。棚90の典型的な長さは900mmや1800mmであり、棚90間の典型的な段差や収納箱95収納箇所の典型的なピッチは30mmやその倍数であるが、それに限定される訳ではない。
収納箱95(図1(d),(e)参照)は、底面と両側面と背面とが固定板(囲材)で囲われ前面と上面が解放された箱体を主体とし、これに可動部材の医材銘板97及び連結部材98が付設されたものである。医材銘板97は視認のため収納箱95の前面に配置されており、連結部材98は、前端が医材銘板97の背面に連結固定され、後方へ延びている。連結部材98の後端には揺動軸端を兼ねる係合部99が設けられており、収納箱95の後部に設けられた例えば軸受や穴からなる係合部95aに係合部99が挿着されていて、連結部材98が後端部を揺動中心にして上下に揺動しうるとともに、その揺動に随伴して医材銘板97が上下動するようになっている。
そして、収納箱95に医療材料10が収納されるとその医療材料10と連結部材98とが干渉することにより医材銘板97が上下することになるが、この実施例1の収納箱95は、連結部材98を上下するベース板としてその上に医療材料10を載せる態様で医療材料10を収納箱95に納めるタイプのものなので、連結部材98が収納箱95に遊挿しうる板材からなり、係合部95aが収納箱95の後部で下寄りに設けられている。また、連結部材98の前端寄りを上へ押し上げるコイルスプリング等の付勢部材96が収納箱95の内底の前寄り部分に設けられて、収納箱95が空のときは医材銘板97が上昇し、連結部材98に医療材料10を載せると医材銘板97が下降するようになっている。
そして(図1(e)参照)、医材銘板97を手前にして収納箱95を棚90上面の収納箇所に載せておいてから医療材料10を収納箱95に納めることで連結部材98を揺動させて医材銘板97を下降させると、あるいは医療材料10が収納されていて連結部材98及び医材銘板97が下に位置している収納箱95を医材銘板97が手前に来るようにして棚90上面の収納箇所に載せると、その医材銘板97が棚90前面における該当箇所の医材検出部材93の検出範囲に入って検出される。医材銘板97の形状やそれと連結部材98との連結状態さらには医材検出部材93の配置状態がそのようになっている。
一方、空で医材銘板97が上に位置している収納箱95を棚90に載せたときや、収納箱95を棚90から取り去ったときには、該当箇所の医材検出部材93の検出範囲から検出対象物が無くなる。そのため、医材検出部材93の検出出力をそのまま医療材料の載置有無検出に用いることで、具体的には、医材銘板97が医材検出部材93の検出範囲に入ったときには医療材料の載置が有るとし、医材銘板97が医材検出部材93の検出範囲から出たときには医療材料の載置が無いとすることで、医療材料10の載置有無検出が医材銘板97の上下検出にて間接的に行われることとなる。
医材検出部材93は、そのような間接検出用医材銘板97を検出するために、例えばメカニカルスイッチや,反射型のフォトセンサ,容量センサ等からなり、医材銘板97の下降/上昇に対応してオンオフ変化する二値信号を出力するようになっている。
取出案内部材92には、取出対象の医療材料10の載置箇所を視覚に訴えて案内するために、点灯/消灯の可能な例えば豆電球や発光ダイオード等が採用されている。
制御装置30は(図2(a)参照)、パーソナルコンピュータやシーケンサ等のプログラマブルなコントローラからなり、取出案内部材92と医材検出部材93とに対し例えば棚部コントローラ31を介してLAN(Local Area Network)接続され或いは図示は割愛したが直接スター接続されていて、医材検出部材93の検出結果を取り込むとともに、取出案内部材92の点灯/消灯を制御しうるようになっている。
制御装置30には(図2(b)参照)、画面表示用のディスプレイ32と、打鍵入力用のキーボード33と、画面上で指示等を入力するためのマウス34と、識別情報読取用のバーコードリーダ35と、印刷出力用のプリンタ36と、処方オーダーエントリシステム等との通信を担うLAN37へのインターフェイスと、二次記憶装置としてのハードディスク38が、装備されている。
この制御装置30には、医材検出部材93での検出に基づいて医療材料収納状態の管理処理を行うとともに取出指示の入力に応じて取出案内部材92の何れかを作動させるためのプログラムとして、取出案内ルーチン41と医材検出ルーチン42と医材情報設定ルーチン43と仕切状態手動設定ルーチン44とがインストールされている。また、ハードディスク38には、医材有無データ46と医材情報テーブル47と仕切有無データ48とログデータ49とが、個別ファイルに分かれて或いは適宜なデータベースに統合されて、記憶保持されている。この例では(図3参照)、各データ46,47,48がテーブル形式で確保されており、何れも、棚90が六段であり且つ各棚90における収納箇所数すなわち取出案内部材92及び医材検出部材93の個数の最大値が“21”であることに対応して、6行21列のマトリクス状テーブルとなっている。
医材情報テーブル47の各項目には(図3(a)参照)、該当箇所に収納されている又は収納してよい医療材料10の識別用コードとその画面表示用名称とが格納され、医材有無データ46には(図3(b)参照)、該当箇所に医療材料10が収納されていることを示す“1”か或いは医療材料10の無いことを示す“0”が書き込まれ、仕切有無データ48には(図3(c)参照)、該当箇所の取出案内部材92及び医材検出部材93が仕切られていることを示す“1”か或いは該当箇所の両側の取出案内部材92及び医材検出部材93が仕切られていないことを示す“0”が書き込まれようになっている。
取出案内部材92及び医材検出部材93を仕切るか否かは、物理的に行われるわけでなく、運用に基づいて論理的・仮想的に決定されるものであり、仕切有無データ48に設定されて医療材料の取出案内や載置有無検出に供される。すなわち、収納箱95の横幅が小さくて、その収納箇所に対応する棚90前面部位に取出案内部材92及び医材検出部材93が一組しか存在しないときには、該当箇所が仕切られる。これに対し、収納箱95の横幅が大きくて、その収納箇所に対応する棚90前面部位に取出案内部材92及び医材検出部材93が二組以上存在するときには、それらを一区分のものとして纏めて処理するために、該当箇所が仕切られない。
そのため、仕切有無データ48は、初稼働前に収納箱95の収納予定状態を反映するよう初期設定され、収納箱95のサイズ変更等によって一区分のものとして纏めて処理される取出案内部材92及び医材検出部材93の個数が変わったときにも更新のため設定入力が行われる。医材情報テーブル47は、装置設置後の初稼働までに少なくとも一回は設定しておく必要があるため装置立上時に初期設定され、設定更新は稼働停止時に行われることが多い。医材有無データ46は、初稼働前の初期化で全クリアーされ、その後は医療材料10の出し入れの度に更新されるものである。
医材情報設定ルーチン43は、キーボード33やマウス34の操作に応じて起動され、上位コンピュータに存在している薬品マスターファイルからLAN37を介して一括ダウンロードが可能な環境でそれが指示されたときには一括ダウンロードを行う他、ディスプレイ32の画面表示で確認しながらマウス34で項目選択を行ったりキーボード33でデータ入力を行ったりして、医材情報テーブル47に医療材料10のコード及び名称を設定しうるようになっている。
仕切状態手動設定ルーチン44は、やはりキーボード33やマウス34の操作に応じて起動され、ディスプレイ32の画面表示で確認しながらマウス34やキーボード33で項目選択および値反転を行ったりして、棚90の取出案内部材92及び医材検出部材93に定めた運用上の仕切状態を仕切有無データ48に設定入力するようになっている。
医材検出ルーチン42は、タイマー等で定期的に自動起動され、あるいは何れかの医材検出部材93の検出信号の変化で掛かる割込などで不定期に自動起動され、医材検出部材93での検出に基づいて医療材料10収納状態の管理処理を行う。具体的には、起動される度に、総ての又は変化した医材検出部材93の検出結果を取り込むとともに、そのオンオフ状態に対応させて“1”か“0”を医材有無データ46に書き込むようになっている。さらに、医材検出部材93の検出結果がオンオフ変化して医療材料10の収納または取出が検知されたときには、その情報を、タイムスタンプ付きでログデータ49に追加書込し、医材情報テーブル47における該当項目の名称とともにプリンタ36で印刷し、LAN37経由で上位の医事管理コンピュータ等に報告するようになっている。
取出案内ルーチン41は、取出指示の入力に応じて取出案内部材92の何れかを作動させるために、バーコードリーダ35の読取にて或いはキーボード33やマウス34の操作にて医療材料10のコードや処方箋番号が入力されたときに起動され、その読取や操作で取出対象に指定された医療材料10の収納箇所を医材情報テーブル47の検索にて求め、対応箇所の取出案内部材92を点灯させるようになっている。なお、点灯させた取出案内部材92の消灯は、該当箇所の医療材料10の取出検知時に医材検出ルーチン42が行うようになっている。
さらに、取出案内ルーチン41及び医材検出ルーチン42は、運用上の決定に基づき一の収納箱95の収納箇所に対応しているとされる医材検出部材93および取出案内部材92をそれが複数組であっても一区分のものとして纏めて処理するとともに、医材検出部材93のうち一区分のものとして纏めて処理する対象となっているものについて検出結果の不一致状態が所定時間以上継続しているときには警報を発するようにもなっている。
具体的には、取出案内ルーチン41は、取出案内部材92を点灯させる際、仕切有無データ48を参照して、該当取出案内部材92の左右の仕切状態をチェックし、左右いずれかでも値が“0”で仕切られていない場合には、該当する隣の取出案内部材92も一緒に点灯させるようになっている。これに対応して、医材検出ルーチン42は、取出案内部材92の消灯時に医材有無データ46で同様のチェックを行って一区分のものを纏めて消灯させるようになっている。
また、医材検出ルーチン42は、医療材料10の収納または取出が検知されて医材有無データ46の値を変更する際にも、仕切有無データ48を参照して同様のチェックを行い、隣のものも含めて一区分のものとして処理すべきときには、一区分内の医材検出部材93の値が一致するか否か確認し、総て一致すれば正常終了するが、不一致であれば監視を続行する。そして、医療材料10の出し入れに要する最大時間を超えて監視し続けても、一区分内の医材検出部材93の値が一致しないときには、ディスプレイ32の画面表示や図示しないブザー音にてアラームを出すようになっている。
さらに、仕切状態手動設定ルーチン44も、それらのルーチン41,42が仕切られていない医材検出部材93及び取出案内部材92を一区分のものとして纏めて処理するのを補助するために、仕切られていないという仕切無状態を仕切有無データ48に設定するとき、医材情報テーブル47において対応する項目について、項目値(すなわちコード及び名称)を同じに揃え、仕切られているという仕切有状態を仕切有無データ48に設定するときには、それらの項目値すなわち医材情報テーブル47において対応する項目の値を元に戻すようになっている。
その他、制御装置30は、所定の作業が行われる度に、作業者に作業者識別情報の入力を求めて作業者識別情報を得、あるいは作業に先立って作業者が作業者識別情報を入力すればそれを得て、この作業者識別情報と共に、そのときに自動検出等にて収集した関連情報を、タイムスタンプ付きでログデータ49に蓄積すると共にLAN37経由で出力するようになっている。この処理は、取出案内ルーチン41で行われる他、仕切状態手動設定ルーチン44等でも行われる。
この実施例1の医材収納管理装置について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図4は、医材収納管理装置の動作説明図であり、(a)が空の小さい収納箱を棚上に並べた状態、(b)がその一つに医療材料を収納した状態である。また、図5も、医材収納管理装置の動作説明図であり、(a)が中位のサイズで空の収納箱を一つ含めた状態、(b)がそれに医療材料を収納した状態、(c)が大きな収納箱を含めてそこに医療材料を収納した状態、(d)が医材検出部材の検出結果に不一致の生じている状態である。
医材収納管理装置20の本稼働に先立ち、筐体22の収納部に所望段数の棚90をセットする。それから、キーボード33やマウス34等の操作にて制御装置30の医材情報設定ルーチン43を起動して、医材情報テーブル47の各項目に、医療材料10の識別用コードとその画面表示用名称とを設定する。その際、棚90上に空の収納箱95を並べておき、医材銘板97に書き込まれている医療材料の品名との突き合わせチェックも行うと良い。また、キーボード33やマウス34等の操作にて制御装置30の仕切状態手動設定ルーチン44を起動して、仕切有無データ48の各項目に、医材検出部材93及び取出案内部材92の仕切有無状態を設定する。医材有無データ46とログデータ49は図示しない適宜な初期化ルーチンでクリアしておく。
これで稼働準備が調うので、医材収納管理装置20の稼働状態を具体例で説明する。収納箱95が総て小サイズのもので医材検出部材93及び取出案内部材92が総て仕切られているとき(図4(a),(b)参照)、一つの収納箱95が中サイズで医材検出部材93及び取出案内部材92が一カ所だけ仕切られていないとき(図5(a),(b)参照)、一つの収納箱95が大サイズで医材検出部材93及び取出案内部材92が二カ所連続で仕切られていないとき(図5(c),(d)参照)、それぞれについて、収納作業(補充または戻し)及びそれに伴うデータ更新等の動作と、取出作業およびそれに伴うデータ更新等の動作とを説明する。
先ず、医材検出部材93及び取出案内部材92の一組に対応する棚90の収納箇所それぞれに空の収納箱95が載置されている状態で(図4(a),(b)参照)医療材料10が未だ収納されていないとき(図4(a)の最上段部分を参照)、医材情報テーブル47における各項目には個々の値が設定されたままであり(図4(a)の上から二段目部分のA〜E参照、A〜Eはそれぞれ異なるコード及び名称を表す)、医材有無データ46の各項目値は総て医療材料無しの値“0”になり(図4(a)の上から三段目部分を参照)、仕切有無データ48の各項目値は総て仕切有状態の値“1”に設定されたままである(図4(a)の上から四段目部分を参照)。
この状態で医療材料10を棚90上の収納箱95に収納すると(図4(b)の最上段部分を参照)、医療材料10を収納のため連結部材98に載せた箇所だけ医材銘板97が棚90の前に下降して医材検出部材93の検出範囲に入る。取出案内部材92は視認可能な状態を維持する。このとき、医材情報テーブル47と仕切有無データ48は変わらないが(図4(b)の上から二段目,四段目部分を参照)、医材有無データ46のうち該当する項目の値が医材検出ルーチン42によって医療材料有りの値“1”に変更される(図4(b)の上から三段目部分を参照)。また、医材検出ルーチン42によって、その医療材料10のコードや名称(図の例では“C”)が医材情報テーブル47から求められ、更に作業者識別情報の入力が求められ、これらの情報がログデータ49に追加書込されプリンタ36で印刷されLAN37経由で上位の医事管理コンピュータ等に報告される。
そうして収納された医療材料10を医材収納管理装置20から取り出すときは、バーコードリーダ35等の操作にて、コード“C”を含んだ取出指示と作業者識別情報を制御装置30に入力する。そうすると、制御装置30の取出案内ルーチン41によって、医材情報テーブル47の検索が行われ更に医材有無データ46の該当項目がチェックされ、この場合は値が“1”で医療材料有りと判明するので、該当箇所の取出案内部材92が点灯させられる(図4(b)最下段を参照)。それを見て作業者は誤ることなく目的の医療材料10を取り出すことができる。
そして、その医療材料10が取り出されると、該当箇所の医材銘板97が上昇して医材検出部材93の検出範囲から出るので、医材検出ルーチン42によって、医材有無データ46のうち該当する項目の値が医療材料無しの値“0”に変更されるとともに、その旨の情報に取出案内ルーチン41からのコードや名称(図の例では“C”)及び作業者識別情報を加えた情報がログデータ49に追加書込されプリンタ36で印刷されLAN37経由で上位の医事管理コンピュータ等に報告される。さらに該当箇所の取出案内部材92が消灯させられると収納前の状態に戻る(図4(a)を参照)。
次に、一つの収納箱95が中サイズで医材検出部材93及び取出案内部材92が一カ所だけ仕切られていないときには(図5(a),(b)参照)、そこに横幅二倍の収納箱95をセットする。その収納箱95では医材銘板87及び連結部材88も横幅二倍になっているので、そこには嵩張る医療材料10を収納することができるが、そこに医療材料10を収納する前に(図5(a)の最上段部分を参照)、キーボード33やマウス34の操作にて仕切状態手動設定ルーチン44を起動して、設定更新の指示を入力して仕切有無データ48における該当項目の値を仕切無状態の値“0”にする(図5(a)の上から四段目部分を参照)。そうすると、仕切状態手動設定ルーチン44によって自動で、医材情報テーブル47の更新も行われ、二倍サイズの収納箱95の収納箇所に対応している項目について、項目値が同じに揃えられる(図5(a)の上から二段目部分の“BB”を参照)。収納箱95が総て空の状態であれば医材有無データ46の各項目は総て“0”である(図5(a)の上から三段目部分を参照)。
この状態で、棚90に置かれている空の二倍サイズ収納箱95に横幅二倍以下の医療材料10を収納すると(図5(b)の最上段部分を参照)、医療材料10を載せられた連結部材98の下向き揺動に伴って幅広の医材銘板97が下降し医材検出部材93の検出範囲に入る。すると、医材情報テーブル47と仕切有無データ48は変わらないが(図5(b)の上から二段目,四段目部分を参照)、医材有無データ46のうち該当する二項目の値が医材検出ルーチン42によって医療材料有りの値“1”に変更される(図5(b)の上から三段目部分を参照)。また、医材検出ルーチン42によって、その医療材料10のコードや名称(図の例では“B”)が医材情報テーブル47から求められ、更に作業者識別情報の入力が求められ、これらの情報がログデータ49に追加書込されプリンタ36で印刷されLAN37経由で上位の医事管理コンピュータ等に報告される。
そうして収納された医療材料10を医材収納管理装置20から取り出すときは、バーコードリーダ35等の操作にて、コード“B”を含んだ取出指示と作業者識別情報を制御装置30に入力する。そうすると、制御装置30の取出案内ルーチン41によって、医材情報テーブル47の検索が行われて連続する二項目が選出され(図5(b)の上から二段目における“BB”部分を参照)、更に医材有無データ46の該当二項目がチェックされ、この場合は二項目とも値が“1”で医療材料有りで一致していることが判明するので、該当箇所で隣り合っている取出案内部材92が二つ一緒に点灯させられる(図5(b)最下段を参照)。それを見て作業者は迷うことなく目的の医療材料10を取り出すことができる。
そして、その医療材料10が取り出されると、該当箇所の幅広の医材銘板97が上昇して二つの医材検出部材83の検出範囲から出る。このとき、医材検出ルーチン42によって、医材有無データ46のうち該当する二項目の値が医療材料無しの値“0”に変更されるとともに、その旨の情報に取出案内ルーチン41からのコードや名称(図の例では“B”)及び作業者識別情報を加えた情報がログデータ49に追加書込されプリンタ36で印刷されLAN37経由で上位の医事管理コンピュータ等に報告される。さらに該当箇所の取出案内部材92が纏めて消灯させられると収納前の状態に戻る(図5(a)を参照)。
さらに、一つの収納箱95が大サイズで医材検出部材93及び取出案内部材92が二カ所連続で仕切られていないときには(図5(c),(d)参照)、上述の説明から容易に推察されるので、繰り返しとなる詳細な説明は割愛するが、横幅三倍までの大きな医療材料10が収納可能である(図5(c)の最上段部分を参照)。この場合、横幅三倍の医材銘板97及び連結部材98を具えた横幅三倍の収納箱95が用いられ、その収納箇所には三組の医材検出部材93及び取出案内部材92が対応する。この場合、仕切状態手動設定ルーチン44を起動して仕切有無データ48における該当二項目の値を仕切無状態の値“0”にすると(図5(c)の上から四段目部分を参照)、医材情報テーブル47における該当三項目の値が同じに揃えられる(図5(c)の上から二段目の“BBB”部分を参照)。
そして、そこに横幅三倍以下の医療材料10を収納すると(図5(c)の最上段部分を参照)、医材有無データ46のうち該当する三項目が何れも値“1”に変更され(図5(c)の上から三段目部分を参照)、ログデータ49への追加書込等も行われる。
また、コード“B”を含んだ取出指示等を制御装置30に入力すると、医材情報テーブル47の該当三項目が選出され(図5(c)の上から二段目における“BBB”部分を参照)、更に医材有無データ46の該当三項目がチェックされ、この場合は三項目とも値が“1”で一致しているので、該当箇所で隣り合っている取出案内部材92が三つ纏めて点灯させられる(図5(c)最下段を参照)。そのため、この場合も、作業者は迷うことなく目的の医療材料10を取り出すことができる。
ところで、横幅三倍の医材銘板97を一緒に検出する三個の医材検出部材93のうち何れか一つが故障すると(図5(d)参照)、医材有無データ46の該当三項目のうち二項目は値“1”に変わるが一項目は値“0”のままである(図5(d)の上から三段目部分を参照)。そうすると、一区分のものとして処理すべき三項目について、医材検出ルーチン42による医材有無データ46と仕切有無データ48との突き合わせ結果が、不一致になる。そして、その不一致状態が医療材料10の出し入れに要する最大時間を超えて継続すると、医材検出ルーチン42によってアラームが発せられ、異常が判明する。
以上は、収納箱95を棚90の上に置いたまま医療材料10だけを出し入れした場合の説明であるが、この実施例1の収納箱95の医材銘板97に対する医材検出部材93の検出は、上述したように収納箱95の載置状態に惑わされることなく医療材料10の載置有無を検出するようになっているので、医療材料10を収納した収納箱95を棚90から出し入れした場合も、煩雑な説明を繰り返すことは割愛するが、同じく的確に検出され管理される。
本発明の医材収納管理装置の実施例2について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図6は、医材収納管理装置20の機械的構造を示し、(a)が空の収納箱95を並べた棚90の外観斜視図、(b)がその要部の拡大正面図である。
この医材収納管理装置20が上述した実施例1のものと相違するのは、収納箇所表示91a,97a(仕切設定部材)が追加された点である。
収納箇所表示91a,97aは、何れも裏面に粘着材の付いたシール紙や貼付ラベル等で、表面には、棚の番号や棚における取出案内部材92及び医材検出部材93の番号などからなる収納箇所アドレスが印刷等されている。収納箇所表示91aは棚90の前面などに貼り付けられ、収納箇所表示97aは医材銘板97に貼り付けられ、対応する収納箇所表示91a,97aには同じ収納箇所アドレスが書き込まれて、収納箱95を棚90に載置したとき両者の対応関係が目視確認できるようになっている。
この場合、収納箇所表示97aは医材銘板97毎に貼付され、取出案内部材92及び医材検出部材93が運用で各組ごとに仕切られているところでは棚90前面に対し各組毎に収納箇所表示91aが貼付され、取出案内部材92及び医材検出部材93が運用で仕切られていないところでは棚90前面に収納箇所表示91aが貼付されない。
そのため、各種サイズの収納箱95ひいては種々の医療材料10を作業者は迷うことなく棚90上に収納することができる。
本発明の医材収納管理装置の実施例3について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図7は、医材収納管理装置の機械的構造を示し、(a)が収納箱の展開斜視図、(b)が収納箱や医療材料を載置した棚の外観斜視図である。
この医材収納管理装置20が上述した実施例1,2のものと相違するのは、収納箱95が連結部材98を上下するカバー板としてそれと底面とで医療材料10を挟む態様で医療材料10を収納箱95に納めるタイプのものになった点と、それに伴って棚90の上面に箱検出部材93aが列設された点である。
具体的には、箱検出部材93aは、取出案内部材92及び医材検出部材93と対応した状態で設けられ、各収納箇所に置かれた収納箱95を検出するようになっている。箱検出部材93aも、医材検出部材93同様、例えばメカニカルスイッチや,反射型のフォトセンサ,容量センサ等からなり、収納箱95の載置有無に対応してオンオフ変化する二値信号を出力するようになっている。
また、収納箱95については、収納箱95から付勢部材96が省かれ、収納箱95の後部で係合部95aが上寄りに移設され、連結部材98の下に入れられた医療材料10が薄くてもそれらが適切に干渉するよう連結部材98が後端寄りのところで折り曲げられている。そのため、収納箱95は、底面と両側面と背面には固定の囲材が配され前面には可動の医材銘板97が配され医材銘板97から後方へ延びた連結部材98が後端部を中心にして上下に揺動しうる状態で設けられていて、収納された医療材料10と連結部材98とが干渉することにより医材銘板97が上下する、という点では上述したのと同じであるが、上述したものと異なり医療材料10を連結部材98の下に収納するものとなっている。
さらに、この収納箱95は、上述したものとは逆に、医材銘板97の上/下をそれぞれ医療材料10の載置の有/無に対応付けるべきものとなっている。すなわち、収納箱95を棚90に載置したとき、連結部材98及び医材銘板97を自由に揺動させると、自重で下降して、連結部材98が収納箱95の底面に当接し、その前方で医材銘板97が棚90の前面のところまで降り、それによって医材銘板97が医材検出部材93の検出範囲に入るようになっている。これに対し、医材銘板97を持ち上げて連結部材98の下に医療材料10を収納すると、連結部材98は医療材料10の上に乗って止まるので、医材銘板97も高止まりして、医材銘板97が該当箇所の医材検出部材93の検出範囲から出るようになっている。
それに伴い、医材検出部材93の出力信号の正論理・負論理が上例の場合と反対になる等のため、医材検出部材93での検出だけでは、収納箱95が棚90から取り去られて医材銘板97が検出できなくなった状態と、棚90上の収納箱95に医療材料10が入れられて医材銘板97が検出できなくなった状態とを区別できなくなるので、それを防止すべく、箱検出部材93aが追加されており、医材検出ルーチン42が医材検出部材93の検出結果に箱検出部材93aの検出結果を組み合わせることで、医材銘板67の上下検出に基づく間接的な医療材料10の載置有無検出が適切に遂行されるようになっている。
この場合も、収納箱95を棚90の上に置いたまま医療材料10だけを出し入れしても良く、医療材料10を収納した収納箱95を棚90から出し入れしても良く、何れの使用態様であっても医療材料10の収納状態が的確に検出され管理される。
本発明の医材収納管理装置の実施例4について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。図8は、医材収納管理装置20の構造を示し、(a)が収納箱95と棚90との展開斜視図、(b)が収納箱95や医療材料10を載置した棚90の外観斜視図、(c)が制御装置30の機能ブロック図である。
この医材収納管理装置20が上述した実施例1〜3のものと相違するのは、収納箇所表示91a(仕切設定部材)が着脱式になった点と、仕切検出部材94が追加された点と、仕切状態手動設定ルーチン44が仕切状態自動設定ルーチン45になった点である。
棚90の前面には(図8(a),(b)参照)、収納箇所表示91aの装着される可能性のある部位総てに、凹み91と仕切検出部材94とが近接して設けられる。すなわち、取出案内部材92及び医材検出部材93の組それぞれに凹み91及び仕切検出部材94の組を対応させて、凹み91と仕切検出部材94も棚90の長手方向に列設されている。収納箇所表示91aは(図8(a),(b)参照)、裏面に図示しない小突起が設けられた硬質プラスチックプレート等からなり、小突起を凹み91に嵌め込むことで棚90に取り付けられ、プレートを手前に引くと小突起が凹み91から抜けて、棚90から取り外されるようになっている。仕切検出部材94は、例えばメカニカルスイッチや,反射型のフォトセンサ,容量センサ等からなり、棚90前面に装着された収納箇所表示91aの裏面に感応してオンオフ変化する二値信号を出力することで、それぞれ該当箇所における収納箇所表示91a(仕切設定部材)の装着有無を検出するものとなっている。
仕切状態自動設定ルーチン45は(図8(c)参照)、タイマー等で定期的に自動起動され、あるいは何れかの仕切検出部材94の検出信号の変化で掛かる割込などで不定期に自動起動され、仕切検出部材94での検出に基づいて仕切有無データ48を更新するようになっている。具体的には、起動される度に、総ての又は変化した仕切検出部材94の検出結果を取り込むとともに、そのオンオフ状態に対応させて“1”か“0”を仕切有無データ48に書き込むようになっている。他の機能たとえば医材情報テーブル47の自動更新などは上述した仕切状態手動設定ルーチン44と同じである。これにより、制御装置30は、凹み91のうち収納箇所表示91a(仕切設定部材)の抜き取られている凹み91の両側に位置しているとされる医材検出部材93および取出案内部材92を一区分のものとして纏めて処理するのを、仕切検出部材94での検出に基づいて行うものとなる。
この場合、棚90の凹み91から収納箇所表示91a(仕切設定部材)を抜き取ったときや、棚90の凹み91に収納箇所表示91a(仕切設定部材)を装着したとき、そのことを手動で設定入力しなくても、そのことが仕切検出部材94にて検出され、仕切状態自動設定ルーチン45によって仕切有無データ48に自動設定される。そのため、設定入力作業の忘れ等に起因する収納箇所表示91a(仕切設定部材)装着状態と仕切有無データ48との不整合は発生しない。
その以外の使用態様や動作は上述した実施例1〜3と同様である。
本発明の医材収納管理装置の実施例5について、図面を引用して説明する。図9は、医材補充状況を示し、(a)〜(c)いずれも画面表示例である。また、図10は、医材補充状況の続きを示し、(a)が空の収納箱95を並べた棚90の斜視図、(b)が医療材料10から識別情報を読み取っているところの斜視図、(c)が医療材料10を収納した棚90の斜視図である。
この医材収納管理装置が上述のものと相違するのは、取出時だけでなく補充時にも案内表示を行うようになった点と、ディスプレイ32とキーボード33とマウス34がタッチパネル39になった点である。
この場合、通常動作時には(図9(a)参照)、医材収納管理装置から取り出された医療材料10の情報がリアルタイムで時系列に並べてタッチパネル39に表示される。その画面表示項目のうち任意の項目39aを指でダイレクトに選択すると確認のための詳細表示が行われる他、特定の選択操作に応じて補充時の案内表示も行われる。
すなわち、通常動作時に画面表示の補充ボタン39bを指で選択すると(図9(a)参照)、タッチパネル39の表示が補充モード選択画面に切り替わる(図9(b)参照)。この画面では、補充者情報を入力すると、既登録のボタン39cと新規登録のボタンが選択でき、新規登録を選択すると、各収納箇所(アドレス)に収納して良い医療材料10の識別用コード(No.)や画面表示用名称(医材名称)を登録することができる。このような登録が済んでいると、既登録のボタン39cの選択が有効になるので、補充時の案内表示を望んでいるときはその選択操作を行う。
すると、タッチパネル39の表示が既登録一覧モード画面に切り替わるので(図9(c)参照)、更に空き表示になっているのを確認してから、必要であればスクロールボタン39fを操作して画面送り等を行って、その画面表示項目のうち該当する医療材料の項目39dを指でダイレクトに選択する。
その医療材料(例えば袋入りフィルタ)の収納可能位置として登録されている位置の空き数39eが例えば3ヶ所(3袋)になっていると、この例では取出案内部材92が補充先案内部材も兼ねているため、空いている3ヶ所の案内部材92が何れも点灯する(図10(a)参照)。
さらに、収納しようとしている医療材料10に付いているバーコード(識別情報)をバーコードリーダ35で読み取る作業も行って(図10(b)参照)、突き合わせチェックしたうえで、医療材料10を棚90上の案内部材92点灯位置の収納箱95の何れかに収納する。そうすると、案内部材92が総て消灯するとともに(図10(c)参照)、誰が何を何処に補充したか等のログデータもタイムスタンプと共に記録される。図示の例では空の収納箱95を棚90に載せておいて医療材料10だけを補充しているが、初めは棚90の上を空けておいて、後から医療材料10入りの収納箱95を棚90に載せることでも、医療材料10の補充が適正に行われ、そのことが適切に検出され管理される。
こうして、補充についても、案内表示および作業記録が適切に行われる。なお、この例では、チェック重視の観点から、既登録一覧モード画面での医療材料項目39dの選択作業と、バーコードリーダ35での医療材料10の識別情報の読取作業とを、両方とも行うようにしたが、両作業の何れか一方を行えば医療材料10が特定できるので、何れか一方の作業が行えるようになっていれば足りる。また、両作業を行えるようにするにしても、両作業を必要とはせずに、何れかを任意に行えば直ちに補充先案内表示が行われるようにしても良い。
本発明の医材収納管理装置の実施例6について、図面を引用して説明する。図11は、医材収納管理装置の要部構造を示し、(a)が棚90と医材銘板97と連結部材98とに関する一部断面の左側面図、(b)が棚90と医材銘板97と連結部材98との要部斜視図である。また、図12は、収納に好適な幾つかの医療材料に係る斜視図である。なお、収納箱95の囲材は図示を割愛している。
この医材銘板97及び連結部材98は(図11参照)、フック状になった係合部99も含めて一体成形されたものであり、例えば透明樹脂の射出成型品であり、医材銘板97の前面にラベルシール97bを貼り付けると、医材検出部材93で検出されるようになっている。医材銘板97下降時にラベルシール97bで取出案内部材92を隠したくないときに、ラベルシール97bの一部を切り取る等のことでも、取出案内部材92を常時視認可能にすることができる。
また、連結部材98が透明なので、連結部材98が医療材料10の上に重なっている状態でも、医療材料10を斜め上から目視確認することができる。
このような棚90への収納に好適な医療材料の具体例としては(図12参照)、内容量0.1リットルや0.5リットルのガラス製ボトルやビン10a、内容量0.05リットルのプラスチック製ボトル10b、カメラ用フィルムのケースに似た丸形物10c、複雑な形状の人工材料10d、図示しない箱物やブリスターパック(PTP包装)などが挙げられる。
本発明の医材収納管理装置の実施例7について、図面を引用して説明する。
図13は、医材収納管理装置20の機械的構造を示し、(a)が扉24を開けたところの正面図、(b)が棚60と仕切部材65との展開斜視図、(c)が仕切部材65を装着した棚60の外観斜視図である。また、図14は、医材収納管理装置20の一部の機械的構造を示し、(a)が棚70と仕切部材75との展開斜視図、(b)が仕切部材75を装着した棚70の外観斜視図である。さらに、図15は、医材収納管理装置20の他の一部の機械的構造を示し、棚80と仕切部材85との展開斜視図である。
また、図16は、医材収納管理装置20の構造を示し、(a)が横架箱50(横架材)と吊持部材55との正面図、(b)及び(c)が横架箱50及び横架棒51(横架材)を縦断して見た横架材および吊持部材の左側面図、(d)が制御装置30の概要ブロック図である。
この医材収納管理装置20が上述した実施例1〜6のものと相違するのは、収納部に棚90だけでなく棚80,70,60や横架箱50も設置されている点である(図13(a)参照)。
棚60は(図13(b),(c)参照)、上面の平らな横長の板状体からなり、その上面には、多数の医療材料10を各々取出可能に仕切って乗せ置くために、長手方向に(図では左右に)一定ピッチ又は不定ピッチで列なる状態で、薄板状の仕切部材65が装着されるようになっている。棚60の上面には、その長手方向に一定ピッチ又は不定ピッチで二列になって仕切部材挿着用凹み61が形成されており、各仕切部材65の下端部には二本ずつ挿抜部66が突設されている。この例では、挿抜部66が細い丸棒で、凹み61が貫通孔であり、挿抜部66を凹み61に差し込むことで、仕切部材65が棚60の凹み61に対し抜取り可能に挿着されるようになっている。また、仕切部材65には、その片側(図の例では右側)に、医材銘板67と連結部材68と揺動支軸69とが付設されている。
仕切部材65に後背側寄りのところで揺動支軸69の一端が固定され、揺動支軸69の他端部に連結部材68の一端が揺動可能に連結され、前方に伸びた連結部材68の他端に医材銘板67が固定されている。そのため、連結部材68を揺動させると、医材銘板67が、視認に好適な医療材料取出側で、具体的には棚60の前面の少し前方で、連結部材68に連動して上下移動する。
また、扉24を開けると視認可能になる棚60の前面には、取出案内部材62と医材検出部材63とが近接して装備されるが、これらの取出案内部材62及び医材検出部材63は、凹み61の列なり方向すなわち棚60の長手方向について凹み61と交互になる配置状態で棚60に列設されている。
そして、仕切部材65を棚60上面の凹み61に挿着したとき、連結部材68及び医材銘板67を自由に揺動させると、自重で下降して、連結部材68が棚60の上面に当接し、その前方で医材銘板67が棚60の前面のところまで降り、それによって棚60前面の取出案内部材62と医材検出部材63とが隠される。このような医材銘板67は、該当箇所から医療材料の取り出されたことに対応して下降したときには、取出案内部材62のうち該当箇所のものの視認を妨げるものとなっている。
これに対し、医材銘板67を持ち上げて棚60の上に医療材料10を収納すると、連結部材68は棚60でなく医療材料10の上に乗って止まるので、医材銘板67も高止まりする。そして、医材銘板67が該当箇所の取出案内部材62より上方に位置して、棚60前面の取出案内部材62及び医材検出部材63が視認可能に現れる。また、棚60の前面に設けられた医材検出部材63は、棚60の上に置かれた医療材料10には感応しないが、棚60の前面の直前に来た医材銘板67には感応するので、上述したように医材銘板67が連結部材68と医療材料10との干渉に基づき医療材料10の収納/取出に対応して上下するようになっているのとも相まって、医材検出部材63は医療材料10の載置有無検出を医材銘板67の上下検出にて間接的に行うものとなる。
医材検出部材63は、そのような間接検出用医材銘板67を検出するために、上述した医材検出部材93同様、例えばメカニカルスイッチや,反射型のフォトセンサ,容量センサ等からなり、医材銘板67の下降/上昇に対応してオンオフ変化する二値信号を出力するようになっている。
取出案内部材62には、取出対象の医療材料10の載置箇所を視覚に訴えて案内するために、点灯/消灯の可能な例えば豆電球や発光ダイオード等が採用されている。これも上述の取出案内部材92と同じで良い。
一方(図14参照)、棚70は仕切部材75を装着するものであり、仕切部材75は仕切部材65から医材銘板67と連結部材68と揺動支軸69とを省いたものなので、医材検出部材63に代わって医療材料10の載置有無を検出する医材検出部材73は、棚70の上面に設けられ、医療材料10の底面に感応して、直接検出を行うようになっている。なお、凹み71,取出案内部材72,仕切検出部材74,挿抜部76は、それぞれ対応する凹み61,取出案内部材62,仕切検出部材64,挿抜部66と、設置先部材こそ異なるが、同一構造か同一機能のもので良い。
棚80は、(図15参照)は、仕切部材85が抜取り可能に挿着される点で棚60,70と同様であるが、連結部材88で上下揺動可能に支持された医材銘板87も装備する点で棚70と相違し、連結部材88が仕切部材85でなく銘板支持部材89を介して棚80に取り付けられる点で棚60と相違する。
多少繰り返しとなるが、詳述すると、棚80は、上面の平らな横長の板状体からなり、その上面には、多数の医療材料を各々取出可能に仕切って乗せ置くために、長手方向に(図では左右に)一定ピッチ又は不定ピッチで列なる状態で、薄板状の仕切部材85が装着されるようになっている。
棚80の上面には、その長手方向に(図では左右に)一定ピッチ又は不定ピッチで二列になって仕切部材挿着用凹み81が形成されており、各仕切部材85の下端部には二本ずつ挿抜部86が突設されている。この例では、挿抜部86が細い丸棒で、凹み81が貫通孔であり、挿抜部86を凹み81に差し込むことで、仕切部材85が棚80の凹み81に対し抜取り可能に挿着されるようになっている。
棚80の上面のうちで、仕切部材85を装着したときその後方・後背側になるところには、銘板支持部材89が棚80と平行な状態で設けられている。この例では、銘板支持部材89が真っ直ぐ伸びた一本の丸棒状・シャフト状の長物であり、棚80と一緒に筐体22へ着脱されるよう、棚80に植設された支柱89bにて銘板支持部材89の両端部が支持されている。銘板支持部材89には、適宜箇所に例えば細かな適宜ピッチで或いは少なくとも凹み81の列設ピッチに対応したピッチで、係着用溝89aが形成されている。係着用溝89aは、幅も深さも一定に彫り込まれ、銘板支持部材89の外周面を一周している。
この銘板支持部材89には連結部材88が着脱自在に取り付けられるようになっている。具体的には、この例の連結部材88は、凹み81の列設ピッチより少し幅の狭い板材を適宜折り曲げた形状のものであり、後方側の一端部には銘板支持部材89の係着用溝89aに係着可能な係着片88aが設けられ、前方に伸びた他端に医材銘板87が固定されている。係着片88aが係着用溝89aに嵌ると、それらには僅かながら遊びがあるので、連結部材88は、銘板支持部材89を揺動支軸・回転軸としての双方向回転が許容される一方、銘板支持部材89の長手方向の移動が規制される。そのため、連結部材88を揺動させると、医材銘板87が、視認に好適な医療材料取出側で、具体的には棚80の前面の少し前方で、連結部材88に連動して上下移動するようになっている。
また、扉24を開けると視認可能になる棚80の前面には、取出案内部材82と医材検出部材83とが近接して装備されるが、これらの取出案内部材82及び医材検出部材83は、凹み81の列なり方向すなわち棚80の長手方向について凹み81と交互になる配置状態で棚80に列設されている。そして、仕切部材85を棚80上面の凹み81に挿着するとともに、隣り合う仕切部材85の間隔に適合した幅の連結部材88を銘板支持部材89に装着したとき、連結部材88及び医材銘板87を自由に揺動させると、自重で下降して、連結部材88が棚80の上面に当接し、その前方で医材銘板87が棚80の前面のところまで降り、それによって棚80前面の取出案内部材82と医材検出部材83とが隠される。このような医材銘板87は、該当箇所から医療材料の取り出されたことに対応して下降したときには、取出案内部材82のうち該当箇所のものの視認を妨げるものとなっている。
これに対し、医材銘板87を持ち上げて棚80の上に医療材料10を収納すると、連結部材88は棚80でなく医療材料10の上に乗って止まるので、医材銘板87も高止まりする。そして、医材銘板87が該当箇所の取出案内部材82より上方に位置して、棚80前面の取出案内部材82及び医材検出部材83が視認可能に現れる。また、棚80の前面に設けられた医材検出部材83は、棚80の上に置かれた医療材料10には感応しないが、棚80の前面の直前に来た医材銘板87には感応するので、上述したように医材銘板87が連結部材88と医療材料10との干渉に基づき医療材料10の収納/取出に対応して上下するようになっているのとも相まって、医材検出部材83は医療材料10の載置有無検出を医材銘板87の上下検出にて間接的に行うものとなる。
医材検出部材83は、そのような間接検出用医材銘板87を検出するために、上述した医材検出部材63,73,93同様、例えばメカニカルスイッチや,反射型のフォトセンサ,容量センサ等からなり、医材銘板87の下降/上昇に対応してオンオフ変化する二値信号を出力するようになっている。
取出案内部材82には、取出対象の医療材料10の載置箇所を視覚に訴えて案内するために、点灯/消灯の可能な例えば豆電球や発光ダイオード等が採用されている。これも上述の取出案内部材62,72,92と同じで良い。
横架箱50(横架材)は(図16(a)〜(c)参照)、角形の筒状体からなり、その下面・底面からは、多数の医療材料を各々取出容易に吊り下げて並べ置くために、長手方向に(図13(a),図16(a)では左右に)一定ピッチ又は不定ピッチで列なる状態で、アーム状の吊持部材55が垂れ下がるようになっている。横架箱50の下方には、長めの医療材料10を吊持部材55で吊り下げて収納するために、吊下げ収納空間が確保されている(図13(a)参照)。この例では、たまたま横架箱50が一本だけであり、吊下げ収納空間の上段部分に横向きで設置されている。
横架箱50の中空には(図16(a)〜(c)参照)、長手方向に延びた横架棒51(横架材)が格納設置されており、この横架棒51に吊持部材55が連なって装着されるようになっている。詳述すると、吊持部材55は、横から見て(図16(b),(c)参照)略T字状の棒材からなり、縦棒部分の下端部がフック様に曲げられて係合部56になっている。上側横棒部分の一端は膨らんで又は重りを付けられて重り部57になっている。上側横棒部分の他端は永久磁石片を付設されて被検出部58になっている。
上側横棒部分の中間部分のうち重り部57寄りのところには、横架棒51を遊挿可能な貫通穴が形成されていて或いは適宜な軸受が取り付けられていて、そこに横架棒51を挿通させるとそこを揺動中心として揺動しうる状態で横架棒51にて支持されるようになっている。吊持部材55の重心は揺動中心から乖離して重り部57側に寄っているため、吊持部材55は、揺動に際して、医療材料の取り外し時には係合部56を手前側へ前進させつつ上昇させ(図16(b)参照)、吊り下げ時には医療材料10との係合部56を後背側へ後退させつつ下降させるものとなる(図16(c)参照)。
また、横架箱50の下面には(図16(b),(c)参照)、その長手方向に一定ピッチ又は不定ピッチで一列になって長穴50a(吊持部材装着部)が形成されており、それぞれの長穴50aに吊持部材55が遊挿されると、正面から見て(図16(a)参照)、左右位置はほぼ規制されるが、前後には自由に動けて、吊持部材55の揺動を妨げることなく整列状態(長手方向の並び)を維持するようになっている。
さらに(図16(b),(c)参照)、横架箱50の内面のうち吊持部材55の揺動に伴って被検出部58の接離するところには医材検出部材53が装備されるとともに、扉24を開けると視認可能になる横架箱50の前面には取出案内部材52が装備されるが、取出案内部材52も医材検出部材53も、長穴50aに対応させて横架箱50に列設され、吊持部材55毎に即ち基本の収納箇所ごとに存在する。
医材検出部材53には、それぞれ、該当箇所における医療材料10の吊下げ有無の検出を該当箇所の吊持部材55の揺動状態に応じて検出するために、この例では、被検出部58の磁石に感応するホール素子を用いたセンサが採用され、医療材料10の有無に対応して吊持部材55が揺動しそれによって被検出部58が医材検出部材53に接離するとオンオフ変化する二値信号を出力するようになっている。なお、医材検出部材53は、揺動状態に応じて検出が行えるものであれば、他のものでも良く、例えばメカニカルスイッチや,反射型のフォトセンサ,容量センサ等でも良い。
取出案内部材52には、取出対象の医療材料10の載置箇所を視覚に訴えて案内するために、点灯/消灯の可能な例えば豆電球や発光ダイオード等が採用されている。
さらに、制御装置30は(図16(d)参照)、取出案内部材92と医材検出部材93と仕切検出部材94に加えて、取出案内部材82と医材検出部材83と仕切検出部材84にも、取出案内部材72と医材検出部材73と仕切検出部材74にも、取出案内部材62と医材検出部材63と仕切検出部材64にも、さらには取出案内部材52と医材検出部材53と吊具検出部材54にも、アクセスしうるように拡張されている。また、制御装置30の各ルーチン41〜45及びデータ46〜49にも、それらの部材構成を反映するため、例えば部材アドレス定義やテーブルサイズなどを微調整するといった改造が施されている。
この場合も、基本的な使用態様や動作には上述した各実施例のものと共通するものが多いが、医療材料10の検出方式に関して棚70は直接検出式であるのに対し棚90,80,60及び横架箱50は間接検出式であり、また医療材料10の収納方式に関して棚90,80,70及び棚60は載置方式であるのに対し横架箱50は吊持方式であり、医材収納管理装置20の収納部には三種のものが混在しているので、異質の医療材料10を収納して何れも的確に自動管理することができる。すなわち、医療材料10は、包装や結束されていても良く、ケースや容器に入れられていても良いが、直接検出式の棚70への収納に好適なものは、CDケース状の容器や角箱などに入れられていて保管時に個々で自立している比較的安定な形状ものであり、そのような医療材料の具体例としては、注射輸液用のチューブセットや、小形短尺のカテーテル類、そのセット物などが挙げられる。
また、間接検出式で載置方式の棚90,80,60への収納に好適なものは、丸物形状のハードケースやブリスター包装ケースまたは軟質包装でパックされていて保管時に個々では自立していない比較的不安定な形状ものであって厚みのある物であり、そのような医療材料の具体例としては、フィルター等の呼吸器関係材料や、手術用材料、人工材料などが挙げられる。なお、箱に入れて載置する方式の棚90は、直に置く方式の棚80,60に比べて、より不安定な形状の医療材料10でも、安定に収納することができる。
さらに、間接検出式で吊持方式の横架箱50への収納に好適なものは、上述したような比較的不安定な形状ものであって長尺のものや、軽いもの薄いものであっても吊すことにより検出できる程度の重量は具えているものであり、そのような医療材料の具体例としては、例えば長さ0.5m以上の長尺の滅菌カテーテルや、長尺チューブ、軽量・薄物の手術用材料などが挙げられる。
[その他]
なお、上記実施例では、制御装置30が電装部21に格納されていたが、制御装置30は筐体22の外に置かれていても良い。制御装置30の入出力手段は、上述したディスプレイ32やキーボード33等に限られず、タッチパネルや携帯情報端末などでも良い。
また、上記実施例では医材検出ルーチン42が医材検出部材93のオン/オフに医療材料10の収納/取出を一対一で対応付けるようになっていたが、取り出した医療材料10を使用せずに戻したことまで自動管理するように拡張するのも容易であり、例えば、短時間に取出と収納とが行われた場合や、制御装置30に動作モードを幾つか導入してその一つの取出限定モード時に収納が行われた場合などに、補充ではなく戻しがあったと判定して、ログデータ49やその他の出力データに戻しの情報を付加すると良い。データの蓄積や出力に止まらず、有効期限の管理や、在庫管理、薬歴リスト作成、さらには検品まで行うようにしても良い。
本発明の実施例1について、医材収納管理装置の機械的構造を示し、(a)が扉を閉めたところの正面図、(b)が扉を開けたところの正面図、(c)が棚の外観斜視図、(d)が収納箱の展開斜視図、(e)が収納箱や医療材料を載置した棚の外観斜視図である。 制御装置の概要構造を示し、(a)が制御装置と取出案内部材等との接続関係を示す概要ブロック図、(b)が制御装置の機能ブロック図である。 制御装置のデータ構造を示し、(a)が医材情報テーブル、(b)が医材有無データ、(c)が仕切有無データに関する。 医材収納管理装置の動作説明図であり、(a)が空の小さい収納箱を棚上に並べた状態、(b)がその一つに医療材料を収納した状態である。 医材収納管理装置の動作説明図であり、(a)が中位のサイズで空の収納箱を一つ含めた状態、(b)がそれに医療材料を収納した状態、(c)が大きな収納箱を含めてそこに医療材料を収納した状態、(d)が医材検出部材の検出結果に不一致の生じている状態である。 本発明の実施例2について、医材収納管理装置の機械的構造を示し、(a)が空の収納箱を並べた棚の外観斜視図、(b)がその要部の拡大正面図である。 本発明の実施例3について、医材収納管理装置の機械的構造を示し、(a)が収納箱の展開斜視図、(b)が収納箱や医療材料を載置した棚の外観斜視図である。 本発明の実施例4について、医材収納管理装置の構造を示し、(a)が収納箱と棚との展開斜視図、(b)が収納箱や医療材料を載置した棚の外観斜視図、(c)が制御装置の機能ブロック図である。 本発明の実施例5について、医材補充状況を示し、(a)〜(c)いずれも画面表示例である。 医材補充状況の続きを示し、(a)が空の収納箱を並べた棚の斜視図、(b)が医療材料から識別情報を読み取っているところの斜視図、(c)が医療材料を収納した棚の斜視図である。 本発明の実施例6について、医材収納管理装置の要部構造を示し、(a)が棚と医材銘板と連結部材とに関する一部断面の左側面図、(b)が棚と医材銘板と連結部材との要部斜視図である。 収納に好適な医療材料の斜視図である。 本発明の実施例7について、医材収納管理装置の機械的構造を示し、(a)が扉を開けたところの正面図、(b)が棚と仕切部材との展開斜視図、(c)が仕切部材を装着した棚の外観斜視図である。 医材収納管理装置の一部の機械的構造を示し、(a)が棚と仕切部材との展開斜視図、(b)が仕切部材を装着した棚の外観斜視図である。 医材収納管理装置の一部の機械的構造を示し、棚と仕切部材との展開斜視図である。 医材収納管理装置の構造を示し、(a)が横架箱と吊持部材との正面図、(b)及び(c)が横架材を縦断して見た横架材および吊持部材の左側面図、(d)が制御装置の概要ブロック図である。
符号の説明
10…医療材料、
20…医材収納管理装置、
21…電装部、22…筐体、23…把手、24…扉、
30…制御装置、
31…棚部コントローラ、32…ディスプレイ、33…キーボード、
34…マウス、35…バーコードリーダ、36…プリンタ、
37…LAN(Local Area Network)、38…ハードディスク、
41…取出案内ルーチン、42…医材検出ルーチン、
43…医材情報設定ルーチン、44…仕切状態手動設定ルーチン、
45…仕切状態自動設定ルーチン、46…医材有無データ、
47…医材情報テーブル、48…仕切有無データ、49…ログデータ、
50…横架箱(横架材)、
50a…長穴(吊持部材装着部)、51…横架棒(横架材)、
52…取出案内部材、53…医材検出部材、54…吊具検出部材、
55…吊持部材、56…係合部、57…重り部、58…被検出部、
60…棚、61…凹み(仕切部材挿着用)、62…取出案内部材、
63…医材検出部材、64…仕切検出部材、65…仕切部材、
66…挿抜部、67…医材銘板、68…連結部材、69…揺動支軸、
70…棚、71…凹み(仕切部材挿着用)、72…取出案内部材、
73…医材検出部材、74…仕切検出部材、75…仕切部材、76…挿抜部、
80…棚、81…凹み(仕切部材挿着用)、82…取出案内部材、
83…医材検出部材、84…仕切検出部材、85…仕切部材、
86…挿抜部、87…医材銘板、88…連結部材、89…銘板支持部材、
90…棚、
91…凹み(仕切設定部材挿着用)、91a…収納箇所表示(仕切設定部材)、
92…取出案内部材、93…医材検出部材、93a…箱検出部材、
94…仕切検出部材、95…収納箱、95a…係合部、96…付勢部材、
97…医材銘板、97a…収納箇所表示、98…連結部材、99…係合部(揺動軸)

Claims (5)

  1. 医療材料の載置有無検出用の医材検出部材と視認用の取出案内部材とが前面に列設された棚板と、前記医材検出部材での検出に基づいて医療材料収納状態の管理処理を行うとともに取出指示の入力に応じて前記取出案内部材の何れかを作動させる制御装置と、底面と両側面と背面には固定の囲材が配され前面には可動の医材銘板が配されこの医材銘板から後方へ延びた連結部材が後端部を中心にして上下に揺動しうる状態で設けられている収納箱とを備え、前記収納箱に収納された医療材料と前記連結部材とが干渉することにより前記医材銘板が上下し、前記収納箱を前記棚板の上に載せた状態では前記医材銘板の上下動が前記医材検出部材の検出範囲に及ぶことに基づいて医療材料の載置有無検出を前記医材銘板の上下検出にて間接的に行うものであることを特徴とする医材収納管理装置。
  2. 前記収納箱が医療材料を前記連結部材の上に収納するものであり、前記医材銘板の上/下がそれぞれ医療材料の載置の無/有に対応付けられていることを特徴とする請求項1記載の医材収納管理装置。
  3. 前記収納箱を検出する箱検出部材が前記医材検出部材および前記取出案内部材に対応して前記棚板の上面に列設され、前記収納箱が医療材料を前記連結部材の下に収納するものであり、前記医材銘板の上/下がそれぞれ医療材料の載置の有/無に対応付けられていることを特徴とする請求項1記載の医材収納管理装置。
  4. 前記制御装置が、前記医材検出部材および前記取出案内部材に関して仕切るか否かの状態をデータ設定可能なものであり且つその設定によれば仕切られていないとされているところの両側に位置している前記医材検出部材および前記取出案内部材を一区分のものとして纏めて処理するようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載された医材収納管理装置。
  5. 前記制御装置が、前記医材検出部材のうち一区分のものとして纏めて処理する対象となっているものについて、検出結果の不一致状態が継続しているとき、警報を発するようになっていることを特徴とする請求項4記載の医材収納管理装置。
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