JP4344385B2 - ディスプレイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスプレイ装置に関し、特に、画面の回転に連動して画面の高さが可変なディスプレイ装置に関する。
ディスプレイ装置、特に液晶ディスプレイ装置は、小型、軽量、省スペースなことからPC(Personal Computer)等の表示装置として多く利用されている。PCで実行されるアプリケーションプログラムの多様化により、ほぼ長方形である画面を横向きに使用するのではなく、長辺を鉛直方向と平行にして縦向きで使用する方が適している場合がある。例えば、ブラウザによりインターネット上のコンテンツを閲覧するとき、ブラウザを縦長の画面に表示する方が一度に表示される情報量が多く、縦方向の画面スクロールの必要性を減少させるので、ユーザにとって利用しやすいことがある。さらに、文書編集の場合でも、縦長の文書画面を全画面表示するときは、縦長の画面のほうが見やすく、編集しやすい。よって、アプリケーションプログラムに応じて、ユーザが、画面の縦横の向きを頻繁に変更してディスプレイ装置を使用することも増えている。
こうした画面の向きを変えることができるディスプレイ装置に関しては、従来例として、さまざまな提案がなされている。特許文献1によれば、画面の向きを変えるのに必要な回転機構と、画面の高さを調整する上下動機構を独立の機構とするのではなく、組み合せることで構造を簡単化した画面縦横切替え機構、薄型表示装置が提案される。
また、特許文献2によれば、縦横切替え時の画面の床等への干渉を防止すると共に、縦長時の画面位置を低くすることができる薄型表示装置が提案されており、また、特許文献3によれば、縦長時の画面中心と横長時の画面中心とが異なるように、回転中心が設定される薄型ディスプレイ装置が提案される。また、特許文献4によれば、ディスプレイ部の回転に応じてシャッタを開閉移動する開閉機構を備え、ディスプレイ部の縦横の向きに関係なくディスプレイ部の上面に位置する通気孔のシャッタが開く表示装置が提案されている。
特開平11−338363号公報 特開平11−7250号公報 特開平10−240140号公報 特開2000−47591号公報
しかしながら、画面の向きを変えることのできるディスプレイ装置に関する従来技術においては、回転中心が必ずしも画面中心と一致しておらず、回転動作がバランスを欠き、偏った箇所に加重されている。従って、回転機構や画面を支える支持機構に使用される部材の損耗を早めることがある。又長期の使用により部材が損耗しているとき、誤ってユーザが回転動作を支持する手を離してしまった場合、回転中心の偏心により画面が自由回転することにより、ディスプレイ装置が床、机に接触し破損したり、ユーザが怪我をする可能性がある。
また、従来技術においては、回転の方向が予め定められた一方向である場合があり、回転のできない方向にユーザが誤って過度の力を加えてしまった場合、回転機構を損傷する結果となっていた。こうして、回転中心と画面中心との不一致や、一方向にしか回転のできないといった非対称性は、ユーザに対してフレンドリーではなく、製品の使い勝手を下げる結果を招く。
さらに、スピーカや画面の調整を行うためのオペレーションキー等の付属物がディスプレイ装置にある場合、付属物は、画面の回転と一緒に回転してしまい、縦長時あるいは横長時に使用しにくい位置に移動することがあった。付属物を画面から切り離すことができる製品もあるが、画面の向きを変えた後、適切な箇所に再度取り付ける作業が必要であり、面倒であった。
そこで本発明の目的は、画面の回転時に画面位置をユーザに対して最適な位置に配置するディスプレイ装置であって、回転中心が画面中心と一致するディスプレイ装置を提供することにある。好ましくは、画面を回転しても付属物の再取り付けを必要としないディスプレイ装置が望ましい。
上記目的は、本発明の第1の側面によれば、情報を表示する略長方形の表示画面が正面に設けられたディスプレイ部と、前記ディスプレイ部を支持するスタンドとを有するディスプレイ装置であって、前記ディスプレイ部の背面は、一端が前記背面に固定され、前記ディスプレイ部に対して垂直に突出する軸部と、前記軸部を中心に囲む閉接された軌道辺とを備え、前記スタンドは、前記軸部を挿入する線状溝が長手方向に設けられ、かつ、前記線状溝の下方に、前記軌道辺に当接する当接部材が前記ディスプレイ部に対して垂直に突出して設けられており、前記軌道辺は、前記軸部との距離が軌道上の他の位置に比べて短くなる窪みを、前記ディスプレイ部の縦方向及び横方向にそれぞれ持つことを特徴とするディスプレイ装置を提供することにより達成される。
上記発明の側面においてより好ましい実施例によれば、前記スタンドは、載置面に接する台座と、前記台座に接続され、前記台座から垂直方向に伸びる背面板とを備えている。また、上記実施例において、前記ディスプレイ装置は、前記ディスプレイ部の左右に配置される第1及び第2の付属部材を有し、前記スタンドは、一端が前記背面板に固定され、前記第1及び第2の付属部材をそれぞれ水平に挿入する接続部材を備え、第1の付属部材は、前記ディスプレイ部に対し垂直に突出し、前記軌道辺に当接する第1の固定部材を備え、第2の付属部材は、前記ディスプレイ部に対し垂直に突出し、前記軌道辺に当接する第2の固定部材を備えており、前記第1の固定部材と前記第2の固定部材は弾性部材により連結され、前記軌道辺を外側から挟んで当接してもよい。
上記発明の側面においてより好ましい実施例によれば、前記スタンドは、壁面に固定するための取り付け部材と、前記取り付け部材に接続され、前記取り付け部材への取り付け角度の調節が可能なアームとを備えている。また、上記発明の側面においてより好ましい実施例によれば、前記当接部材は、軸状部材であり、前記軌道辺は、前記軸状部材の先端が挿入されるガイド溝により形成されてもよい。
上記発明の側面においてより好ましい実施例によれば、前記軌道辺は、前記ディスプレイ部の背面を前記軸部を中心に所定の領域を覆い、前記スタンドに対して突出して設けられる突出部材により形成される。上記実施例において、前記当接部材は、滑車であり、前記突出部材は、カムであってもよい。 上記発明の側面においてより好ましい実施例によれば、前記軌道辺は、取り外し可能で、かつ、変形可能な部材により形成される。
本発明によれば、画面の向きを縦長あるいは横長に変更する場合、ユーザは、画面の中心を回転中心とする画面の回転動作だけで、変更後の画面の高さを最適に調整することができる。こうして、ユーザは画面の向きの変更と高さの調整を一度の動作で済ませることができ、画面の向きの変更に伴うユーザの手間が軽減される。
回転中心は、画面の中心であるため、回転動作をバランスよく行うことができ、加重が偏ることが防止される。余計な部材の損耗も防止される。
また、画面の向きを変更するには、ユーザは、画面を左右どちらに回転してもよく、画面の回転が一方向に限定されることで起こる部品の損傷等を防ぐことができる。また、このことは、ユーザに対して優しい(ユーザフレンドリーな)設計となる。
さらに、スピーカや画面の調整を行うためのオペレーションキー等がディスプレイ装置に付属している場合、画面が縦長でも横長でも、付属物はディスプレイ装置の左右の適切な位置に配置される。こうして、画面の向きを変更してもユーザが再度取り付ける作業は必要ではなく、画面の向きの変更に伴うユーザの手間が軽減される。
本発明の第一の実施形態におけるディスプレイ装置を説明する図であり、Aは、ディスプレイ装置の正面図、Bは、ディスプレイ装置の背面図、Cは、ディスプレイ装置の右側面図である。 ディスプレイ部10とスタンド30の接続関係を説明する図であり、Aは、ディスプレイ部の背面図であり、Bは、スタンドの右側面図である。 A、Bはそれぞれ、固定ピンを中心に囲む閉接された軌道辺の実現例を示す、ディスプレイ部の右側面図である。 本発明の第一の実施形態におけるディスプレイ装置の回転時の様子を説明する図であり、Aは、モニタ横長時における正面図、断面図、背面図、背面斜視図であり、Bは、モニタ回転途中における正面図、断面図、背面図、背面斜視図であり、Cは、モニタ縦長時における正面図、断面図、背面図、背面斜視図である。 Aは、第一の実施形態におけるモニタ横長時の断面図を拡大したものであり、Bは、第一の実施形態におけるモニタ横長時の背面図を拡大したものである。 Aは、第一の実施形態におけるモニタ回転途中の断面図を拡大したものであり、Bは、第一の実施形態におけるモニタ回転中の背面図を拡大したものである。 Aは、第一の実施形態におけるモニタ縦長時の断面図を拡大したものであり、Bは、第一の実施形態におけるモニタ縦長時の背面図を拡大したものである。 Aは、第一の実施形態の変形例を説明する図であり、Bは、変形例において使用される連結部材の分解図である。 第一の実施形態の変形例におけるディスプレイ装置を回転するときの様子を説明する図であり、Aは、モニタ横長時の背面図、Bは、モニタ縦長時の背面図である。 本発明の第二の実施形態におけるディスプレイ装置を説明する背面図である。 第二の実施形態におけるディスプレイ装置の部分分解図である。 第二の実施形態におけるディスプレイ回転時の背面図であり、Aは、モニタ横長時、Bは、モニタ回転途中、Cは、モニタ縦長時を示す。
符号の説明
10 ディスプレイ部、11 モニタ(表示画面)、12 ガイド溝、13 軸部、14 固定部材、15 スリット、16 カム、19 窪み、21 線状溝、22 固定ピン、23 滑車、24 ネジ穴、25 ネジ、26 弾性部材、27 スタンドアーム、30 スタンド、31 台座、32 背面板、33 アーム、51 スピーカ(付属部材)、52 滑車、53 接続部材
以下、本発明の実施の形態について図面に従って説明する。しかしながら、本発明の技術的範囲はかかる実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
図1は、本発明の第一の実施形態におけるディスプレイ装置を説明する図である。図1Aは、ディスプレイ装置の正面図であり、図1Bは、ディスプレイ装置の背面図であり、図1Cは、ディスプレイ装置の右側面図である。ディスプレイ装置は、情報を表示する略長方形の表示画面であるモニタ11を有するディスプレイ部10と、ディスプレイ部10を支持するスタンド30とから構成される。
図1Bを参照し、ディスプレイ部10の背面には、その中心にディスプレイ部10に対して垂直な円柱状の固定ピン13が固定される。図1Cを参照し、固定ピン13は、途中で径が小さくなる2段構造をしており、先端は、スタンド30を貫通し幅広の固定部材14が固着される。こうして、ディスプレイ部10が前方(図1Cにおいて左方向)に抜け落ちることはない。
図1Cを参照し、ディスプレイ部10の背面には、更に、固定ピン13を囲むように閉接されるガイド溝12を有する。ガイド溝12によって環状の軌道辺が形成される。そして、ガイド溝12には、環状の軌道辺上の他の位置よりも固定ピン13に近づく窪み19が形成されている。
第一の実施形態のスタンド30は、載置面に置かれる台座31と、台座31から垂直に延びる背面板32を含む。背面板32には、固定ピン13が挿入される線状溝21が垂直方向に形成される。線状溝21の横幅は、固定ピン13の大きい方の径にほぼ一致する大きさであり、線状溝21が左右に揺れることはない。線状溝21の深さは、固定ピン13の径が変わる位置に合わせてある。図1Bを参照すると、背面板32の背面には、更に、径が小さくなった固定ピン13が貫通するスリット15が設けられ、スリット15の横幅は固定部材14の横幅よりは小さい。これは、前述したディスプレイ部の抜け落ち防止のためである。
背面板32には、更に線状溝21の下方にディスプレイ部10に対して垂直に突出する別の固定ピン22が固定される。この固定ピン22は、ディスプレイ部10のガイド溝12に収まる。つまり、固定ピン22の径は、ガイド溝の溝幅にほぼ一致する大きさである。
図2は、ディスプレイ部10とスタンド30の接続関係を説明する図である。図2Aは、ディスプレイ部10の背面図であり、図2Bは、スタンド30の右側面図である。ガイド溝12の窪み19は、ディスプレイ部10の中心を通り、ディスプレイ部10の短辺、長辺に平行な2本の直線の延長線上に形成される。窪み19は、図2においては、ディスプレイ部10の縦方向、横方向に1つずつ配置されるが、左右対称な位置に更に窪みが配置され、全部で4つの窪みが存在してもよい。
図2に示されるように、線状溝21の下端にて固定ピン13が支持されることにより、また、固定ピン22がガイド溝12に挿入されることにより、スタンド30はディスプレイ部10を支持する。
図3は、固定ピン13を中心に囲む閉接された軌道辺の実現例を示す図であり、図3A、Bはそれぞれディスプレイ部10の断面図、および右側面図である。図3Aにおいては、ディスプレイ部10に対して陥没した格好で設けられる溝が描かれる。これは第一の実施形態の説明において使用しているガイド溝12に対応する。ガイド溝12に対してスタンド30に固定された固定ピン22が収められる。こうして、ガイド溝12の内周側壁面に、閉接された環状の軌道辺が形成されることになる。
図3Bに示される軌道辺は、ディスプレイ部10の背面にて、突出して設けられる突出部材16が描かれる。突出部材16の外周がスタンド30に固定された固定ピン22によりなぞられる。こうして、突出部材16の外周に、閉接された環状の軌道辺が形成されることになる。図3Bの突出部材16は、後述する第一の実施形態の変形例及び第二の実施形態において使用される。
本実施形態のディスプレイ装置は、モニタの背面に一端が固定される固定ピン13を軸部としてディスプレイ部10を回転させることにより、ディスプレイ部10の長辺が鉛直方向と平行になる縦長状態と短辺が鉛直方向と平行になる横長状態とを切替えることができる。この回転時の様子を説明する。
図4は、本発明の第一の実施形態におけるディスプレイ装置の回転時の様子を説明する図である。図4Aは、左から順にモニタ横長時における正面図、断面図、背面図、背面斜視図であり、図1Bは、モニタ回転途中における正面図、断面図、背面図、背面斜視図であり、図1Cは、モニタ縦長時における正面図、断面図、背面図、背面斜視図である。図1A〜図1Cにおける断面図は、各図における正面図(左から1番目)において線分PQでディスプレイ装置を切断した時の断面図である。なお図4において、ディスプレイ部10の抜け落ち防止のための固定部材14は図示省略されている。
図4A、Cに示されるように、縦長状態、横長状態にあるときは、スタンド30に固定される固定ピン22が、ガイド溝12(軌道辺)の窪みに位置することでディスプレイ部10が安定する。また、縦長状態と横長状態にあるときのモニタ11の高さは、窪みの深さによって定まることがわかる。
図4Bに示されるのは、ディスプレイ部の対角線が鉛直方向となる時点のディスプレイ装置の様子である。この状態でも、線状溝21に沿ってディスプレイ部10に固定される固定ピン13が上方へ移動するため、斜めになったディスプレイ部10の下端が床面に接触することもない。こうして、ユーザは、モニタ11の中心を回転中心とした回転動作のみによって、向きを変更した後の画面(モニタ)11の高さを最適にすることができる。
以降の説明は、適宜図4から必要な図を拡大して使用する。全体の状況を把握する図4と個別の図を合わせて参照されたい。
図5Aは、第一の実施形態におけるモニタ横長時の断面図を拡大したものであり、図5Bは、第一の実施形態におけるモニタ横長時の背面図を拡大したものである。それぞれ、図4Aにおける、左から2番目、3番目の図に対応する。図5Aに示されるように、ガイド溝12は、環状であるため、図2Aの断面図において固定ピン13の上下に2つ現れる。
ディスプレイ部10を回転させると、スタンド30に固定される固定ピン22がガイド溝12に留まるよう、ディスプレイ部10がガイド溝12(軌道辺)に沿って変位する。これは、相対的に見ると、ガイド溝12に誘導されて、固定ピン22がガイド溝12を移動することを意味する。このとき、固定ピン22はスタンド30に固定されているため、固定ピン22とディスプレイ部10の中心との距離に応じて、ディスプレイ部10に固定される固定ピン13が線状溝21に沿って上下に移動する。
図5Bに示されるように、ガイド溝12は、4箇所で軌道が内側に食い込んでおり、窪みを有する。ディスプレイ部10が横長状態で安定しているのは、図5Bに示されるように固定ピン22がその窪みの1つに位置しているためである。こうして、4箇所の窪みは、ディスプレイ装置を縦長または横長で安定させるために使用される。
図5Aにおいて、固定ピン13は、線状溝21の下端に位置する。横長時のモニタ11の高さは、この線状溝21の下端の位置で決まるため、これを調整することによって、モニタ11の横長時において、ユーザが見やすい高さにモニタ11が位置するようにすることができる。続いて、モニタ11を図5Bにおいて反時計回り(矢印方向41)に回転させると、やがて、ディスプレイ部10の対角線が、線状溝21の方向に一致する。
図6Aは、その時の断面図を拡大したものであり、図6Bは、背面図を拡大したものである。それぞれ、図4Bにおける、左から2番目、3番目の図に対応する。図5から図6への回転の途中において、固定ピン22は、図5Bの位置から相対的に左に移動する(実際は、ガイド溝12が回転し、固定ピン22は固定されている)。
そして、固定ピン22とディスプレイ部10の中心との距離が長くなるため、それに応じてディスプレイ部10に固定される固定ピン13が線状溝21を上へと移動する。従って、回転の途中でディスプレイ部10が台座31や床面(設置面)に接触、干渉することはない。図6Aにおいてもディスプレイ部10と台座31の間に十分な隙間があることがわかる。
図6Aにおいて、固定ピン13は、線状溝21の上端に位置する。ディスプレイ部10の対角線が、線状溝21の方向に一致するとき、固定ピン22とディスプレイ部10の中心との位置が最も離れるため、この場合でもモニタ11が台座31や床面に接触しないように、線状溝21の上端の位置が決定される。続いて、モニタ11を図6Bにおいて反時計回り(矢印方向42)に更に回転させると、やがて、モニタ11は、縦長状態になる。
図7Aは、第一の実施形態におけるモニタ縦長時の断面図を拡大したものであり、図7Bは、第一の実施形態におけるモニタ縦長時の背面図を拡大したものである。それぞれ、それぞれ、図4Cにおける、左から2番目、3番目の図に対応する。図6から図7への回転の途中において、固定ピン22は、図6Bの位置から相対的に更に左に移動し、図5Bにおける固定ピン22が位置する窪みからディスプレイ部10の中心を中心に90度時計回りに回転させた位置にある窪みに近づく。
この間、固定ピン22とディスプレイ部10の中心との距離は、図6Bの状態より短くなるため、ディスプレイ部10に固定される固定ピン13は、線状溝21の上端から徐々に下がり、固定ピン22が、縦長状態に固定するための窪みに到達すると線状溝21の下端より少し上の位置で停止する(図7A参照)。これは、縦長時に対応する窪みの位置が、横長時と比べると中心から少し離れているためである。縦長時のモニタ11の高さは、ガイド溝12における窪みの形状で決まり、モニタ11の縦長時において、ユーザが見やすい高さにモニタ11が位置するように調整される。
なお、本実施形態のディスプレイ装置では、モニタ11を時計回りに回転させて、モニタ11の向きを変更することもできる。また、縦長状態から横長状態に変更することもできる。
以上に説明した第一の実施形態によれば、モニタ11の向きを縦長あるいは横長に変更する場合、モニタ11の回転動作だけで、変更後のモニタ11の高さが最適に調整される。こうして、ユーザはモニタ11の向きの変更と高さの調整を一度の動作で済ませることができ、モニタ11の向きの変更に伴うユーザの手間が軽減される。
また、モニタ11の向きを変更するには、モニタ11を左右どちらに回転してもよく、モニタ11の回転が一方向に限定されることで起こる部品の損傷等を防ぐことができる。また、このことは、ユーザに対して優しい(ユーザフレンドリーな)設計となる。
続いて、第一の実施形態の変形例を説明する。第一の実施形態においては、スタンド30が、載置面に置かれる台座31と、台座31から垂直に延びる背面板32を含んでいたが、ここでは、壁面等に固定するための取り付け部材と、その取り付け部材に接続されるアームを含むものとする。取り付け部材としては、机や棚に固定するためのクリップや、壁や柱にネジ止めして固定するための部材などがある。アームは、例えば、病院、歯科医院等において患部を照らし出すための照明に取り付けられるアームのような、位置、角度を自由に調節可能なものである。
図8Aは、第一の実施形態の変形例を説明する図である。ディスプレイ部10は、壁面36に固定される取り付け部材34から伸びるアーム33によって支持されている。アーム33と取り付け部材34とは、連結部材35を介して接続されている。
図8Bは、連結部材35を分解した図である。連結部材35を構成する立方体の3つの連結ブロック351、352、353が、互いのブロックを回動可能にする回動部材354によって接続される。図8Aは、連結ブロック351の一面が取り付け部材34に固定され、連結ブロック353の一面がアーム33に接続された状態を示すものである。こうして、アーム33の角度、位置を自由に変えて、ディスプレイ部10を好きな位置に配置することができる。
次に、第一の変形例のディスプレイ装置を回転するときの様子を説明する。
図9は、第一の実施形態の変形例におけるディスプレイ装置を回転するときの様子を説明する図であり、図9Aは、モニタ横長時の背面図、図9Bは、モニタ縦長時の背面図である。図9Aに示されるように、本変形例におけるディスプレイ装置は、ディスプレイ部10と、ディスプレイ部10を支持するアーム33から構成される。図9Aでは、図示省略されているが、アーム33には、壁面に取り付けるための取り付け部材が接続され、本変形例のディスプレイ装置を壁面に固定することができるようになっている。また、同じく図示省略されているが、ディスプレイ部10の表面には、情報を表示するモニタが配置され、第一の実施形態同様、固定ピン13にはディスプレイ部10の抜け落ち防止用の固定部材14が取り付けられている。
ディスプレイ部10の背面には、モニタの向きを変更するためのディスプレイ部10に固定される固定ピン13がディスプレイ部10の中心に取り付けられる。ディスプレイ部10をディスプレイ部10に固定される固定ピン13に沿って回転させると、モニタの向きが縦長又は横長へと変えられる。ディスプレイ部10に固定される固定ピン13をアーム33側で受けるのは、線状溝21である。
線状溝21は、本変形例においては、アーム33に沿ってアーム33に平行に伸びる溝であり、アーム33の方向と垂直な方向の幅は、ディスプレイ部10に固定される固定ピン13の径を挟み、ディスプレイ部10に固定される固定ピン13がぶれるのを防ぐ程度の大きさである。線状溝21には、線状溝21に嵌め入れられるディスプレイ部10に固定される固定ピン13の可動限界がアーム33の方向と平行に設けられ、ディスプレイ部10に固定される固定ピン13が線状溝21内の可動限界を超えて移動することはない。
本変形例のディスプレイ装置における特徴としては、ディスプレイ部10の背面に、カム16を設け、アーム33に、カム16の外周に接する滑車23を設けることにある。カム16は、
図3Bに示した突出部材16に対応し、所定の厚みを持っており、カム16の外周は、環状の軌道辺を形成する。滑車23は、カム16に接し、カム16の外周をなぞる。こうして、滑車23は、ディスプレイ部10を支持する。
ディスプレイ部10を回転させると、滑車23がカム16の外周をなぞり、それに応じてディスプレイ部10が変位する。これは、相対的に見ると、カム16に誘導されて、滑車23がカム16の外周に形成される環状の軌道辺を移動することを意味する。このとき、滑車23はアーム33に固定されているため、滑車23とディスプレイ部10の中心との距離に応じて、ディスプレイ部10に固定される固定ピン13が線状溝21内の可動範囲を移動する。
図9Aに示されるように、カム16の外周に形成される環状の軌道辺は、2箇所で軌道が内側(ディスプレイ部10中心側)に食い込んでおり、窪みを形成する。ディスプレイ部10が横長状態で安定しているのは、図9Aに示されるように滑車23がその窪みの1つに位置しているためである。こうして、2箇所の窪みは、ディスプレイ装置を縦長または横長で安定させるために使用される。
図9Aにおいて、モニタを時計回り(矢印方向43)に回転させると、やがて、モニタは、図9Bに示すように縦長になる。図9Aから図9Bへの回転の途中において、滑車23は、図9Aの位置から相対的に右に移動し、図9Aにおけるもう一つの窪みに収まる。この間、滑車23とディスプレイ部10の中心との距離に応じて、ディスプレイ部10に固定される固定ピン13は、線状溝21に沿って移動する。
なお、本変形例のディスプレイ装置では、モニタを反時計回りに回転させて、モニタの向きを変更することもできる。また、縦長から横長に変更することもできる。更に、図9においては、図面作成を簡単にするため、カム16には窪みを2箇所に配置しているが、ディスプレイ部10の中心に点対称な位置に窪みが追加され、全部で4箇所に窪みを持つカム16を用いることも可能である。
こうして、モニタ11の横長時、縦長時において、ディスプレイ部10に固定される固定ピン13と滑車23(第一の実施形態で言えば固定ピン22)が鉛直線上に並んでいない場合であっても本発明の実施は可能である。本変形例においては、アーム33による自由な位置調整が可能となるため、ディスプレイ装置での高さ調整は余り意味を持たない場合もあるが、窪みの形状や窪みにおける食い込みの深さを調整することで横長時、縦長時の画面高さの調整が可能である。そして、本変形例においても、第一の実施形態と同様の効果が得られる。
続いて、第二の実施形態を説明する。第二の実施形態においては、ディスプレイ装置に取り付けられるスピーカや、画面の調整を行うためのオペレーションキー等の付属物が、モニタの縦長時、横長時どちらの時でもディスプレイ部の左右に配置される。従って、回転動作の前後で付属物を取り外したり、取り付けたりする作業を必要としない。
図10は、本発明の第二の実施形態におけるディスプレイ装置を説明する背面図である。第一の実施形態同様、ディスプレイ装置は、情報が表示されるモニタ(図10において図示省略)を含むディスプレイ部10と、ディスプレイ部10を支持するスタンドから構成される。
スタンドは、更に、台座31と、設置面に対し垂直に延びる背面板32を含む。ディスプレイ部10の背面には、モニタの向きを変更するためのディスプレイ部10に固定される固定ピン13がディスプレイ部10の中心に取り付けられる。
ディスプレイ部10に固定される固定ピン13をスタンド側で受けるのは、線状溝21である。線状溝21は、第一の実施形態同様、設置面に対し垂直に延びるスタンドの背面板32に沿って垂直方向に伸びる溝であり、その横幅は、ディスプレイ部10に固定される固定ピン13の径を挟み、ディスプレイ部10に固定される固定ピン13が左右にぶれるのを防ぐ程度の大きさである。線状溝21には、上端と下端が設けられ、線状溝21に嵌め入れられるディスプレイ部10に固定される固定ピン13が線状溝21内を上下に移動してもスタンド30から飛び出すことはない。なお、図示省略されているが、第一の実施形態同様、固定ピン13にはディスプレイ部10の抜け落ち防止用の固定部材14が取り付けられている。
第二の実施形態のディスプレイ装置においては、ディスプレイ部10の背面に、環状の軌道辺を形成するカム16を設け、スタンドの背面板32に、カム16に接する滑車23を設ける。滑車23は、カム16に接し、ディスプレイ部10を支持する当接部材である。カム16は、所定の厚みを持っており、その外周が滑車23によりなぞられる。この外周が、環状の軌道辺を形成することになる。
ディスプレイ部10を回転させると、滑車23がカム16の外周をなぞり、それに応じてディスプレイ部10が変位する。これは、相対的に見ると、カム16に誘導されて、滑車23がカム16の外周に形成される環状の軌道辺を移動することを意味する。このとき、滑車23はアーム33に固定されているため、滑車23とディスプレイ部10の中心との距離に応じて、ディスプレイ部10に固定される固定ピン13が線状溝21に沿って移動する。
第二の実施形態においては、付属物としてスピーカ51がスタンドに接続される。次図を用いてこの様子を説明する。
図11は、第二の実施形態におけるディスプレイ装置の部分分解図である。スタンドは、台座31と、台座31から垂直に伸びる背面板32と、スピーカを取り付けるためのスタンドアーム27を有する。スタンドアーム27は、背面板32から水平方向に取り付けられる部材であり、背面の一部がくり抜かれている。スタンドアーム27の正面部分は、2枚の板が上下に空間を空けて配置されている。さらに、横からスピーカとの接続部材を受け入れる挿入口が形成される。
スピーカ51は、左右に一対用意され、それぞれに、スタンドアーム27に挿入するための接続部材53が接続される。ここでは、接続部材53の断面が、スタンドアーム27の挿入口の形状に合わせて台形になっている。接続部材53には、表面に滑車52が固定され、背面には、ネジ穴24が設けられる。
そして、接続部材53をスタンドアーム27に横から挿入し、その後スタンドアームの背面にくり抜かれた箇所からネジ25を締めることによって、スピーカ51がスタンドに接続される。左右のスピーカ51の設置が済むと、左右のスピーカの接続部材53に取り付けられたネジ25同士を、ばね、ゴム等の弾性部材26により接続する。こうして、スピーカ51は、弾性部材26の復元力によって互いに近づくようになる。
図12は、第二の実施形態においてモニタを回転させる時の様子を説明する背面図であり、図12Aは、モニタ横長時、図12Bは、モニタ回転途中、図12Cは、モニタ縦長時を示す。図12Aに示されるように、カム16は、4箇所で軌道が内側に食い込み、窪みを有する。
図12Aにおいて、ディスプレイ部10が横長状態で安定しているのは、図12Aに示されるようにスタンドに固定される滑車23がその窪みの1つに位置しているためである。こうして、4箇所の窪み(凹部)は、ディスプレイ装置を縦長または横長で安定させるために使用される。
このとき、スピーカ51を移動させるための滑車52は、ディスプレイ部10を横長に安定するのに使用される窪みの位置からディスプレイ部10の中心を中心に90度時計回りに回転させた位置にある窪みに位置する。2つある滑車52は、図11で説明したように弾性部材で接続されており、互いに近づこうとするため、滑車52が図12Aの窪みに位置するとカム16を挟むことでスピーカ51が安定する。図12Aにおいて、モニタを反時計回り(矢印方向44)に回転させると、やがて、ディスプレイ部10の対角線が、線状溝21の方向に一致する。
図12Bは、その時の背面図である。図12Aから図12Bへの回転の途中において、スタンドに固定される滑車23は、図12Aの位置から相対的に左に移動する。そして、滑車23とディスプレイ部10の中心との距離に応じて、ディスプレイ部10に固定される固定ピン13が線状溝21内を摺動する。
このとき、滑車53は、回転途中のカム16か、ディスプレイ部10によって外側に押し出される。図12Bでは、背面から見て左側のスピーカを移動させる滑車52はカム16によって外側に押し出され、背面から見て右側のスピーカを移動させる滑車52はディスプレイ部10によって外側に押し出され、その結果、右側の滑車52は、カム16から離れた状態にある。続いて、モニタを図12Bにおいて反時計回り(矢印方向44)に更に回転させると、やがて、モニタは、縦長になる。
図12Cは、第二の実施形態におけるモニタ縦長時の背面図である。図12Bから図12Cへの回転の途中において、スタンドに固定される滑車23は、図12Bの位置から相対的に更に左に移動し、図8Aにおける滑車23が位置する窪みからディスプレイ部10の中心を中心に90度時計回りに回転させた位置にある窪み(凹部)に近づく。
このとき、スピーカ51を移動させるための滑車53は、カム16の形状及び、滑車53を接続する弾性部材の弾性力によって、ディスプレイ部10に近寄る動きをする。図12Cでは、背面から見て左側のスピーカを移動させる滑車52はカム16の形状に沿って移動し、窪みにおいて安定する。背面から見て右側のスピーカを移動させる滑車52は、滑車52を外側に押し出していたディスプレイ部10の傾きが解消されるに連れ、弾性部材26の復元力によってカム16に引き寄せられる。こうして、滑車52も窪みで安定する。縦長時に滑車52が位置する窪みは、ディスプレイ部10を横長状態で安定させるために滑車23が位置していた窪みである。同様に、横長時に滑車52が位置する窪みは、ディスプレイ部10を縦長状態で安定させるために滑車23が位置していた窪みである。
なお、図12に示すカムは、正方形の各辺の中点付近を窪ませた形状をしており、縦長状態と横長状態のモニタ高さが同じ高さとなるが、カムの全体形状を長方形にする、窪みの深さを変更する等の調整を行えば、縦長状態、横長状態でそれぞれ最適なモニタ高さ、位置を実現することができる。また、第二の実施形態のディスプレイ装置でも、モニタを時計回りに回転させて、モニタの向きを変更することもできる。また、縦長から横長に変更することもできる。
以上に説明した第二の実施形態においては、第一の実施形態において説明した効果に加えて、更に、スピーカや画面の調整を行うためのオペレーションキー等がディスプレイ装置に付属している場合、画面が縦長でも横長でも、付属物をディスプレイ装置の左右の適切な位置に配置することができる。こうして、画面の向きを変更しても付属物をユーザが再度取り付ける作業は必要ではなく、画面の向きの変更に伴うユーザの手間が軽減される。
以上の説明では、第一の実施形態においては、固定ピンを、ガイド溝により誘導される被誘導部材、ガイド溝を、固定ピンを誘導する誘導機構として用いた。変形例及び第二の実施形態においては、滑車を、カムにより誘導される被誘導部材、カムを、滑車を誘導する誘導機構として用いた。しかし、この組合せは自由に変えて良い。つまり、第二の実施形態のように付属物を有するディスプレイ装置において固定ピンとガイド溝の組合せを使用しても良い。その逆も同様である。
また、環状の軌道辺として、ディスプレイ部背面に形成される溝ではなく、一本の線の始点を終点をつないでできる環状軌道をディスプレイ部の背面に貼り付けた、ちょうどモノレールのレールのような盛り上げ型のレール部材を使用してもよい。その場合、レールの外周をなぞる滑車をスタンドに固定すれば、本発明の実施が可能である。また、その場合、例えば、レール部材を取り外し可能な部材とし、形状記憶合金等の変形可能な素材を用いれば、ユーザが自由に軌道の形状を変えることができ、最適な画面高さを自ら調整することもできる。
さらに、ディスプレイに対する付属品として、スピーカを例に第二の実施形態を述べたが、付属品としてスピーカの代わりに、カメラのような入出力機器や、ヘッドフォンやUSBなどの入出力端子であってもよい。また、これら付属品はスピーカの例に示される左右だけではなく、上下にも配置可能である。
縦長、横長に向きを変更可能なディスプレイ部を有する情報端末に本発明の適用が可能である。

Claims (8)

  1. 情報を表示する略長方形の表示画面が正面に設けられたディスプレイ部と、前記ディスプレイ部を支持するスタンドとを有するディスプレイ装置であって、
    前記ディスプレイ部の背面は、一端が前記背面に固定され、前記ディスプレイ部に対して垂直に突出する軸部と、前記軸部を中心に囲む閉接された軌道辺とを備え、
    前記スタンドは、前記軸部を挿入する線状溝が長手方向に設けられ、かつ、前記線状溝の下方に、前記軌道辺に当接する当接部材が前記ディスプレイ部に対して垂直に突出して設けられており、
    前記軌道辺は、前記軸部との距離が軌道上の他の位置に比べて短くなる窪みを、前記ディスプレイ部の縦方向及び横方向にそれぞれ持つことを特徴とするディスプレイ装置。
  2. 請求項1において、
    前記スタンドは、載置面に接する台座と、前記台座に接続され、前記台座から垂直方向に伸びる背面板とを備えていることを特徴とするディスプレイ装置。
  3. 請求項2において、更に、
    前記ディスプレイ部の左右に配置される第1及び第2の付属部材を有し、
    前記スタンドは、一端が前記背面板に固定され、前記第1及び第2の付属部材をそれぞれ水平に挿入する接続部材を備え、
    第1の付属部材は、前記ディスプレイ部に対し垂直に突出し、前記軌道辺に当接する第1の固定部材を備え、
    第2の付属部材は、前記ディスプレイ部に対し垂直に突出し、前記軌道辺に当接する第2の固定部材を備えており、
    前記第1の固定部材と前記第2の固定部材は弾性部材により連結され、前記軌道辺を外側から挟んで当接することを特徴とするディスプレイ装置。
  4. 請求項1において、
    前記スタンドは、壁面に固定するための取り付け部材と、前記取り付け部材に接続され、前記取り付け部材への取り付け角度の調節が可能なアームとを備えていることを特徴とするディスプレイ装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記当接部材は、軸状部材であり、
    前記軌道辺は、前記軸状部材の先端が挿入されるガイド溝により形成されることを特徴とするディスプレイ装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記軌道辺は、前記ディスプレイ部の背面を前記軸部を中心に所定の領域を覆い、前記スタンドに対して突出して設けられる突出部材により形成されることを特徴とするディスプレイ装置。
  7. 請求項6において、
    前記当接部材は、滑車であり、
    前記突出部材は、カムであることを特徴とするディスプレイ装置。
  8. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記軌道辺は、取り外し可能で、かつ、変形可能な部材により形成されることを特徴とするディスプレイ装置。
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