JP2000047591A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2000047591A
JP2000047591A JP21451298A JP21451298A JP2000047591A JP 2000047591 A JP2000047591 A JP 2000047591A JP 21451298 A JP21451298 A JP 21451298A JP 21451298 A JP21451298 A JP 21451298A JP 2000047591 A JP2000047591 A JP 2000047591A
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shutter
display unit
opening
display
unit
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Shigeki Yabu
成樹 薮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスプレイ部の回転に合わせて上面に位置
するルーバのみを開放させ、不要な外気や塵埃の進入を
防止するとともに、表示品位の低下を防止するようにす
る。 【解決手段】 液晶表示パネル2の周囲を覆う外装4に
縦長用通気孔10およびこの縦長用通気孔10を開閉す
る縦長用シャッタ12を設ける。そして、液晶表示パネ
ル2を縦長用または横長用に配した場合の上面側の通気
孔10を突起9b,9cおよび操作レバー14aによっ
てシャッタ12をスライドさせて開放させる一方、側面
側の通気孔11を突起9a,9bおよび操作レバー14
bによってシャッタ13をスライドさせて閉鎖する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶表示パ
ネルなどの表示装置に係り、詳しくはディスプレイ部を
横長あるいは縦長に回転可能に支持した表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータやワードプロセッサ
などの電子機器のディスプレイとして、液晶装置が広く
用いられるようになってきている。この液晶装置のディ
スプレイ部は、通常横長の状態で用いられていることが
多いが、例えばワードプロセッサで文書を作成するとき
などは画面としてのディスプレイ部を縦長にした方が使
い易い場合もある。
【0003】このような事情から、液晶装置には、ディ
スプレイ部を縦長または横長に90°回転し、1台で通
常のコンピュータ・ディスプレイまたは横長の文書作成
用のディスプレイとして表示面を横長にして使用した
り、ワードプロセッサなどの縦長の文書作成用のディス
プレイとして表示面を縦長にして使用したりするものが
ある。
【0004】ところで、液晶装置は、液晶表示パネルの
背面にバックライトとなるランプを通常備えている。こ
のため、ランプによる発熱が液晶表示パネルに伝わり、
液晶表示パネル上に温度ムラを生じさせるが、液晶材料
は、そのスイッチングの閾値特性に温度特性を持ってい
るために、液晶表示パネル上で温度ムラが生じると、そ
れに応じてコントラストや輝度にムラを生じたり、極度
に温度ムラが大きい場合には情報を表示できなくなるな
どの表示ムラが発生する。
【0005】したがって、バックライトの熱を筐体外部
に放熱させる必要がある。また、液晶装置には、バック
ライト以外にも、ディスプレイ部に表示する情報信号を
処理するための電気部品が電源などとともに内蔵されて
いる。このため、これら電気部品や電源などの発熱によ
って液晶表示パネルや電気部品自体の温度が上昇し、液
晶の動作に異常を生じさせてしまうので、これを防止す
るために、筐体の周囲面にバックライトや電気部品や電
源からの熱を放熱するための放熱用ルーバが設けられて
いる。
【0006】ところで、上述のようにディスプレイ部を
縦横90°回転できるように構成すると、ディスプレイ
部を縦長に配設するか、横長に配設するかによって放熱
用ルーバが外装や筐体の側面に配置されたり、上面に配
置されたりすることになり、ルーバが放熱用として十分
に機能を果たさなくなる。
【0007】このため、ディスプレイ部を横長に配置し
た場合でも、縦長に配置した場合でも放熱機能が得られ
るようにするために、外装および筐体の上面と側面とに
縦長の放熱用ルーバおよび横長の放熱用ルーバを設けた
り、ディスプレイ部を横長に配置した場合でも、縦長に
配置した場合でも放熱用として機能を果たすような位置
にルーバを設けたりした液晶装置が考えられる。
【0008】また、通常、液晶装置のディスプレイ部に
は、輝度やコントラストを調整するための操作手段、こ
の操作手段の操作内容を表示するプレートおよびメーカ
の社名や商標などのロゴタイプおよび型式番号などがデ
ィスプレイ部に直接表示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに縦長用の放熱用ルーバと横長用の放熱用ルーバとを
それぞれ外装や筐体に設けると、ディスプレイ部のいず
れか一方の姿勢において、側面のルーバが機能を果たさ
ないばかりか、不要な外気の進入を招き、液晶表示パネ
ルの温度ムラを悪化させたり、あるいは外気とともに塵
埃の進入を招き、それがディスプレイ部の液晶表示パネ
ル周辺やバックライト内に進入して反射板やランプに付
着して部分的に輝度を低下させてしまう。そして、この
ような部分的な輝度の低下は、表示に影を生じさせて、
表示品位を著しく劣化させてしまうという問題が発生す
る。
【0010】また、ディスプレイ部を横長または縦長に
回転させることにより、ディスプレイ部に設けられてい
る操作手段や操作手段の役割を示すプレートなどの表示
も回転してしまうために、操作手段が操作しにくくなっ
たり、表示内容が読みにくくなったりするという問題が
ある。
【0011】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、ディスプレイ部の回転に合わせ
て上面に位置するルーバのみを開放させ、不要な外気や
塵埃の進入を防止するとともに、表示品位の低下を防止
するようにした表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明に係る表示装置は、ディスプレ
イ部が縦長または横長に回転可能に支持されているもの
であって、前記ディスプレイ部の周囲を覆うカバーと、
該カバーの少なくとも上面および一側面にそれぞれ設け
られる通気孔と、該通気孔に対して開閉自在に取り付け
られたシャッタと、前記ディスプレイ部を縦長または横
長に配した際に、前記上面に位置する通気孔を開放する
ようにシャッタを移動させる一方、側面に位置する通気
孔を閉鎖するようにシャッタを移動させる開閉機構とを
備えたことを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明によれば、前記カバー
は、内部に光源を設けるとともに、前記通気孔が開放さ
れたときに熱が放出されるように構成されている。
【0014】請求項3記載の発明によれば、前記開閉機
構は、前記通気孔を開閉するシャッタを移動させる移動
手段と、前記ディスプレイ部の縦長または横長への回転
を前記移動手段に伝達する伝達手段とを有する。
【0015】請求項4記載の発明によれば、前記開閉機
構は、前記通気孔を開閉するシャッタを駆動する駆動手
段と、前記ディスプレイ部の縦長または横長への回転に
連動して前記駆動手段を動作させるスイッチ手段とを有
する。
【0016】請求項5記載の発明は、前記ディスプレイ
部に表示状態を調整する調整手段を備え、該調整手段は
前記ディスプレイ部を回転させたときに回転前の姿勢を
取り得るように取り付けられている。
【0017】請求項6記載の発明は、前記調整手段に前
記ディスプレイ部の縦長または横長への回動に連動して
駆動手段を動作させるスイッチ手段を有する。
【0018】[作用]以上の構成に基づき、本発明は、
ディスプレイ部の周囲を覆うカバーに通気孔および該通
気孔を開閉するシャッタを設ける。そして、該ディスプ
レイ部を縦長または横長に配した場合の上面側の通気孔
をシャッタを移動させて開放する一方、側面側の通気孔
をシャッタを移動させて閉鎖する。この場合の前記ディ
スプレイ部の縦長または横長への回転に対応させて開閉
機構によって上面側のシャッタを開放させ、側面側のシ
ャッタを閉鎖させるようにする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0020】〈第1の実施の形態〉図1は、本発明の第
1の実施の形態に係る表示装置の概略構成を示す側面
図、図2は放熱用ルーバの開閉機構を示し、(a)はデ
ィスプレイ部を縦長にした場合を示す模式図、(b)は
ディスプレイ部を横長にした場合を示す模式図、図3は
縦長放熱用ルーバと縦長用シャッタとの関係を模式的に
示した部分斜視図、図4は表示装置に用いられる直下型
バックライト装置の構造を示す模式図、図5は図4のU
面部分を抽出して示す拡大平面図である。
【0021】図1において、1は表示装置で、この表示
装置1は図示を省略したディスプレイ部としての液晶表
示パネル2、この液晶表示パネル2の背面に設けられて
いるバックライト装置3と、これら液晶表示パネル2を
覆うカバーとしての外装4およびバックライト装置3を
収納する筐体(図示省略)とを備えている。
【0022】バックライト装置3は、発光機能を持たな
い透過型の液晶表示パネル2を明るく表示させるため
に、液晶表示パネル2の背面から光を照射するもので、
バックライト装置用の光源としては、例えば白色蛍光灯
などの線光源5が用いられている。
【0023】バックライト装置3のうちの直下式バック
ライト装置の主な構成は、光束を液晶表示パネル2側に
反射させるように線光源5を支持している反射板6と、
この反射板6から所定距離を置いて配設され、反射板6
からの反射光と線光源5からの直接光との輝度を均一に
する光均一フィルム7と、この光均一フィルム7を透過
した光を拡散させる拡散板8とを備えたもので、複数の
線光源5は反射板6と光均一フィルム7との間に配設さ
れている。
【0024】外装4は、液晶表示パネル2の周囲を覆う
もので、この外装4は筐体に支持されている。また、筐
体は台座に立設した支柱(いずれも図示省略)に取り付
けられた回転支持部9に図2(a)(b)に示すように
縦横に90°回転可能に取り付けられている。すなわ
ち、外装4は、その中心軸4aが回転支持部9に対して
回転自在に軸支されたもので、液晶表示パネル2を縦長
とした場合の外装4の上面(図2(a)参照)と液晶表
示パネル2を横長用とした場合の外装4の上面(図2
(b)参照)とにはそれぞれ液晶表示パネル2の放熱用
に供する縦長用通気孔10と横長用通気孔11とが形成
されている。
【0025】12は縦長用通気孔10が形成された外装
4の内側面に摺動自在に支持されている縦長用シャッ
タ、13は横長用通気孔11が形成された外装4の内側
面に摺動自在に支持されている横長用シャッタで、これ
ら縦長用および横長用シャッタ12,13にはそれぞれ
の面から移動手段としての操作レバー14a,14bが
回転支持部9に向けて直角に止着されている。なお、シ
ャッタ12,13、操作レバー14a,14bおよび回
転支持部9の伝達手段としての突起9a,9b,9cに
よってルーバの開閉機構を構成している。
【0026】また、回転支持部9の円周上には、操作レ
バー14a,14bの先端側面に当接する突起9a,9
b,9cがほぼ90°の間隔で突設されている。そし
て、図2(a)の状態では、縦長用シャッタ12が開
き、横長用シャッタ13が閉じた位置になるように設定
されている。すなわち、この状態では、操作レバー14
aの側面が突起9bの左側面に、操作レバー14bの側
面が突起9cの左側面にそれぞれ当接する。
【0027】これに対して図2(a)に示す状態の外装
4を90°矢印R1方向に回転させた図2(b)の状態
では、横長用シャッタ13が開き、縦長用シャッタ12
が閉じた位置になるように設定されている。すなわち、
この状態では、操作レバー14aの側面が突起9aの右
側面に、操作レバー14bの側面が突起9bの右側面に
それぞれ当接する。
【0028】縦長用および横長用シャッタ12,13と
縦長用通気孔10、横長用通気孔11とは図3に示すよ
うな関係となっている。図3は縦長用通気孔10と縦長
用シャッタ12との関係を模式的に示した部分斜視図
で、縦長用通気孔10の開口形成ピッチp1 と縦長用シ
ャッタ12の開口形成ピッチp2 とはp1 =p2 の関係
に形成されており、かつ縦長用通気孔10の開口部10
aの幅wと非開口部10bの幅sとはw≦sの関係に形
成されている。また、横長用通気孔11の開口形成ピッ
チとシャッタ13の開口形成ピッチとの関係および横長
用通気孔11の開口部の幅と非開口部の幅との関係も、
図3に示した縦長用通気孔と同様に形成されている。さ
らに、縦長用通気孔10の開口部10aの幅wと縦長用
シャッタ12の開口部12aの幅とは一致するように形
成されている。
【0029】このため、縦長用通気孔10の開口部10
aと縦長用シャッタ12の開口部12aとを一致させる
ことにより縦長用通気孔10は開いた状態となり、縦長
用シャッタ12をp2 /2だけ矢印A方向に移動させて
縦長用通気孔10の開口部10aを縦長用シャッタ12
の非開口部12bと一致させることにより縦長用通気孔
10は閉じた状態となる。
【0030】外装4を図示矢印R1方向に90°回転さ
せると、突起9bの左側面に当接していた操作レバー1
4bは、突起9aの右側面に当接することになる。この
場合、操作レバー14aは突起9bから突起9aまでの
間の角度しか回転できないため、また操作レバー14b
は突起9cから突起9bまでの間の角度しか回転できな
いため、突起の幅と操作レバーの幅とを加えた分だけ縦
長用シャッタ12が矢印A方向にスライドし、シャッタ
13が矢印B方向にスライドする。この場合、各突起9
a,9b,9cの幅と操作レバー14a,14bの幅と
の和が縦長用および横長用シャッタ12,13のピッチ
の1/2になるように設定しておけば、外装4の縦横へ
の回転に合わせて縦長用および横長用シャッタ12,1
3を自動的に開閉することができる。
【0031】なお、図3に示すルーバの開閉機構では、
その構成を理解し易くするために、縦長用通気孔10と
縦長用シャッタ12との間隔を構成を理解し易くするた
めに、離間して図示したが、実際には可能な限り接近し
て配設されている。また、縦長用シャッタ12をスライ
ドさせるためのガイドなども当然に設けられているが、
図3には省略されている。
【0032】さらに、図2に示すように、例えば縦長用
および横長用シャッタ12,13を常に閉じる方向に引
張する移動手段であるバネ15a,15bを設けること
により、縦長用および横長用シャッタ12,13を閉じ
る方向にスライドさせるための突起9a,9cが不要と
なり、突起9bによって縦長用および横長用シャッタ1
2,13の開閉を行うことができ、構造を簡素化するこ
とができる。
【0033】なお、本実施の形態においては縦長用およ
び横長用の通気孔は、それぞれの姿勢において上面側の
外装に設けてあるが、下面に設けても何ら動作には支障
がなく、同様の機構において開閉操作が可能である。
【0034】さらに、バックライトである線光源5の放
熱用としてルーバを開閉させるルーバ機構を設けること
も可能である。すなわち、図5は、図4に示すように線
光源5を縦長用としたときに上面側の反射板6のU面を
拡大したルーバ機構の構成を説明する図で、直下型のバ
ックライト装置には、線光源5からの光束を液晶表示パ
ネル2側に反射させる反射板6、この反射板6から所定
距離を置いて配設され、反射板6からの反射光と線光源
5からの直接光との輝度を均一にする光均一フィルム7
およびこの光均一フィルム7を透過した光を拡散させる
拡散板8などの構成部材が必要であるが、線光源5の放
熱用ルーバ機構の説明には不要であり、図面の煩雑さを
避けるために図4には図示していない。
【0035】図5におけるルーバ機構は、反射板6のU
面を線光源5の放熱用に供するものであり、この通気孔
16にシャッタ17をスライド可能に支持させた構成で
ある。そして、通気孔16には放熱用開口部16aおよ
び線光源5を貫通させるための孔16bが穿設されてい
る。また、シャッタ17にはシャッタ開口部17aおよ
び線光源5が貫通する長円孔17bが穿設されている。
なお、放熱用開口部16aおよびシャッタ開口部17a
の開口形成ピッチ、開口部の幅および非開口部の幅など
は図3に説明したと同様に形成されている。
【0036】図5に示すシャッタ17には図示を省略し
たが、図2(a)および(b)に示すような操作レバー
およびこの操作レバーが当接する突起を有する回転支持
部を設け、反射板6を時計方向または反時計方向に90
°回転させることによりシャッタ17をスライドさせる
ことができ、放熱用開口部16aとシャッタ開口部17
aとを開閉することができる。
【0037】また、反射板6を横長にして液晶表示パネ
ル2を横長の姿勢で用いる場合には、下から上まで空気
の対流する空間が線光源5によって遮られるため、上部
のみが極端に温度上昇することは避けられる。したがっ
て、反射板6を横長にした場合の通常の放熱用ルーバは
不要である。
【0038】さて、直下型バックライト装置においては
複数の線光源5が支持される反射板6の内部は空洞であ
るため、図4に示すように線光源5が縦長の配置となる
と、線光源5間の空間内で空気の対流が起こり、線光源
5によって加熱された空気が上方に集中して溜り、空気
が集中した部分の温度が上昇する。
【0039】また、同様にシャッタを閉状態に引っ張り
続けるバネ(図示せず)を別途設ければ、構造を簡素化
することができる。また、もし横長においても、バック
ライト上部の温度上昇を招く場合には、縦長用の場合と
同様に、横長用において、上面となる反射板の部分に、
横長用通気孔と横長用シャッタを設けて同様の機構によ
り開閉させるようにすればよい。
【0040】以上述べたように、ディスプレイ部を縦長
用または横長用に回転させて、この回転に対応して反射
板のバックライトの放熱用ルーバを開閉させるように構
成したので、いずれの姿勢においても常に有効な放熱用
ルーバを開状態にし、不要な放熱用ルーバを閉状態にで
きるので、不要な外気や塵挨の進入を防止することがで
きる。
【0041】〈第2の実施の形態〉次に、第2の実施の
形態を図6(a)(b)に基づいて詳細に説明する。
【0042】上述の第1の実施の形態においては、外装
を縦長用または横長用に回転させることと連動してスラ
イド機構を用いてルーバを開閉させるようにしている
が、本発明は、この構成に限定されるものではなく、例
えばモータを用いてルーバを開閉させるようにしてもよ
い。
【0043】本実施の形態の外装18も、台座に立設し
た支柱(いずれも図示省略)に取り付けられている回転
支持部19に回転自在に支持されている。回転支持部1
9の外周には、外装18を縦長の状態から横長の状態
に、または横長の状態から縦長の状態に回転させた際
に、一時的にオンされるスイッチ手段としてのスイッチ
20が設けられている。すなわち、このスイッチ20
は、例えば回転支持部19の外周の一部にスリット(図
示せず)を形成し、このスリットを通して中心軸18a
から突設する突起(図示せず)によってオンされるもの
である。そして、このスイッチ20を介して電源(図示
せず)がステッピングモータなどのモータ(駆動手段)
21に接続されている。
【0044】スイッチ20によって外装18の縦長の状
態から横長の状態への回転またはその逆回転を検知する
と、モータ21は図6(b)に示すように所定の角度だ
け回転し、モータ21の回転量をピニオン22とラック
とを用いて縦長用および横長用シャッタ12,13を所
定のピッチスライドさせてルーバを開閉させるようにす
る。すなわち、モータ21の回転量とピニオン22とラ
ックとのギア比が適切に選択されていれば、外装18の
縦長の状態から横長の状態への回転によって縦長用シャ
ッタ12を閉じて、横長用シャッタ13を開放させるこ
とができる。また、外装18を横長の状態から縦長の状
態へ回転させることによってモータ21の回転方向を逆
回転させることにより、ルーバの開閉方向が逆となり、
縦長用シャッタ12は開放されるとともに、横長用シャ
ッタ13は閉じることになる。なお、モータ21、ピニ
オンおよびラックによってシャッタ12,13の駆動手
段を構成している。
【0045】なお、バックライトの放熱用ルーバの開閉
も同様の構成を用いて行うことができることは勿論であ
る。
【0046】また、シャッタ12,13のスライド動作
はソレノイドなどを用いても同様に行わせることができ
る。
【0047】このようにディスプレイ部を縦長用または
横長用に回転させることによって自動的にルーバを開閉
できるようにしたので、特別な操作を必要とせずに、常
に最良の状態で放熱することが可能となる。
【0048】上述の第1の実施の形態および第2の実施
の形態において、放熱用ルーバの開閉機構としてシャッ
タをスライドさせる機構を用いたが、開閉機構はこれに
限定されるものではなく、シャッタを回転によって開閉
させるようにしてもよい。
【0049】〈第3の実施の形態〉次に、第3の実施の
形態を図7(a)(b)および図8(a)(b)(c)
に基づいて詳細に説明する。
【0050】ところで、ディスプレイ部の輝度や画質を
調整するための操作部31には図7(a)(b)に示す
ように調整手段としての例えば輝度調整スイッチ32と
画質調整スイッチ33とが備えられている。操作部31
は、図7(a)(b)に示すようにディスプレイ部を縦
長用の状態とした場合は下側に、ディスプレイ部を横長
用の状態とした場合、右側に配設されることが多い。し
たがって、ディスプレイ部30を90°反時計方向に回
転して図7(a)に示す縦長より、図7(b)に示す横
長にした場合、操作部31は90°回転した状態となる
ため、この操作部31を90°時計方向(図7(b)の
矢印R31方向)に回転させることができれば、ディス
プレイ部30を縦長としても横長としても操作部31の
向きは同じに配設することができる。
【0051】図8は第3の実施の形態に係る操作部の回
転機構を示し、(a)は正面図、(b)は断面図、
(c)は背面図である。ほぼ円形に形成された操作部3
1には図8(b)に示すように内部に輝度調整スイッチ
32および画質調整スイッチ33を支持するためのプリ
ント基板34が設けられている。そして、このプリント
基板34はケーブル35を介して調整機能を制御する回
路基板(図示せず)に接続されている。また、輝度調整
スイッチ32および画質調整スイッチ33のつまみが正
面側に突出している。また、操作部31は、裏面に係止
爪36a,36bが設けられており、この係止爪36
a,36bがディスプレイ部30の凹部30aに穿設さ
れた嵌合孔37に回動可能に嵌合している。この嵌合孔
37より外周側には、係止爪36aが当接するストッパ
38a,38bが設けられている。このストッパ38
a,38bは、操作部31をほぼ90°回転できるよう
に離間して突設されている。操作部31は係止爪36
a,36bによって嵌合孔37に沿ってストッパ38
a,38bの間で回転可能であり、ディスプレイ部が縦
長になった際には係止爪36aがストッパ38aに当接
し、横長になった際には90°回転させてストッパ38
bに当接するように操作部31を回転させればよい。
【0052】このように操作部31をディスプレイ部3
1に回転可能に支持することによりディスプレイ部の縦
長または横長の回転に合わせてディスプレイ部の回転方
向と逆に90°回転させることにより操作部31が下側
にある場合と右側にある場合と同じ状態で操作すること
ができる。
【0053】なお、上記の実施の形態において、操作部
31にシャッタ12,13をスライドさせるスイッチを
設け、このスイッチによって外装が縦長の状態から横長
の状態へ回転したことまたはその逆方向に回転したこと
を検知させ、これによってモータを所定の角度だけ回転
させ、このモータの回転量をピニオンとラックとを用い
て縦長用および横長用シャッタを所定のピッチスライド
させてルーバを開閉させるようにすることもできる。
【0054】また、上記の実施の形態において、操作部
31を手動で回転させるようにしたが、例えば第2の実
施の形態で述べたようにモータによって回転させるよう
にしてもよい。
【0055】〈第4の実施の形態〉本実施の形態は、図
9に示すようにメーカのロゴマーク41や装置の型番4
2などの表示を施した操作部31をディスプレイ部に回
動可能に支持したもので、操作部31を回動させるため
の構成は、第3の実施の形態に示した構成と同様で、デ
ィスプレイ部を縦長または横長にした場合にも表示文字
などを転倒させた状態でなく正常な状態で読めるように
したものである。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ディ
スプレイ部の周囲を覆うカバーに通気孔および該通気孔
を開閉するシャッタを設け、該ディスプレイ部を縦長ま
たは横長に配した場合の上面側のルーバを開閉機構によ
って開放する一方、側面側のルーバを前記開閉機構によ
って閉鎖するようにしたので、ディスプレイ部上での温
度ムラによる表示ムラを防止でき、不要な外気や塵埃の
進入を防止することができるとともに、表示品位の低下
を防止することができる。
【0057】また、ディスプレイ部に光を照射するため
の光源を支持する筐体の面に形成された通気孔を開閉す
るシャッタを、該ディスプレイ部を縦長に配した際に、
開閉機構によって通気孔を開口するようにしたので、バ
ックライトの熱を放熱させることができ、バックライト
の熱によってディスプレイ部に表示ムラが生じるなどの
悪影響をなくすことができる。
【0058】また、ディスプレイ部をたてながまたはよ
こながとする動作に合わせてルーバを開閉する動作を自
動的に行うようにしたので、特別な操作を必要とせず
に、常に最良の状態で放熱することが可能となり、不要
な外気や塵挨のディスプレイ部への進入を防ぎ、表示品
位の劣化を防止することができる。
【0059】また、ディスプレイ部を縦長または横長に
回転させることに合わせてディスプレイ部の調整機能の
操作手段をディスプレイ部の回転方向と逆方向に回転可
能としたので、ディスプレイ部の縦長または横長のいず
れの向きに関わらず常に同じ向きで操作が可能となっ
た。
【0060】また、ディスプレイ部の回転にあわせてメ
ーカのロゴマークや装置型番などの表示も上記操作手段
と同様に回転可能としたので、ディスプレイ部を縦長ま
たは横長にのいずれに関わらず常に同じ向きとなるた
め、判読が容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の概
略構成を示す側面図である。
【図2】第1の実施の形態の放熱用ルーバの開閉機構を
示し、(a)はディスプレイ部を縦長にした場合を示す
模式図、(b)はディスプレイ部を横長にした場合を示
す模式図である。
【図3】縦長の放熱用ルーバと縦長用シャッタとの関係
を模式的に示した部分斜視図である。
【図4】表示装置に用いられる直下型バックライト装置
の構造を示す模式図である。
【図5】図4のU面部分を抽出して示す拡大平面図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る放熱用ルーバ
の開閉機構を示し、(a)はディスプレイ部を縦長にし
た場合の模式図、(b)はディスプレイ部を横長にした
場合の模式図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る表示装置を示
し、(a)はディスプレイ部を縦長にした場合の模式
図、(b)はディスプレイ部を横長にした場合の模式図
である。
【図8】同上の第3の実施の形態の回動部の構成を示
し、(a)は正面図、(b)は断面図、(c)は背面図
である。
【図9】本発明の第4の実施の形態を示すメーカロゴマ
ークを示す図である。
【符号の説明】
1 表示装置 2 ディスプレイ部(液晶表示パネル) 3 バックライト装置 4 カバー(外装) 5 線光源 9a 開閉機構(突起) 9b 開閉機構(突起) 9c 開閉機構(突起) 10 縦長用通気孔 11 横長用通気孔 12 開閉機構(縦長用シャッタ) 13 開閉機構(横長用シャッタ) 14a 開閉機構(操作レバー) 14b 開閉機構(操作レバー) 15a 移動手段(バネ) 15b 移動手段(バネ) 20 スイッチ手段(スイッチ) 32 調整手段(輝度調整スイッチ) 33 調整手段(画質調整スイッチ)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスプレイ部が縦長または横長に回転
    可能に支持されている表示装置において、 前記ディスプレイ部の周囲を覆うカバーと、 該カバーの少なくとも上面および一側面にそれぞれ設け
    られる通気孔と、 該通気孔に対して開閉自在に取り付けられたシャッタ
    と、 前記ディスプレイ部を縦長または横長に配した際に、前
    記上面に位置する通気孔を開放するようにシャッタを移
    動させる一方、側面に位置する通気孔を閉鎖するように
    シャッタを移動させる開閉機構と、 を備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記カバーは、内部に光源を設けるとと
    もに、 前記通気孔が開放されたときに熱が放出されるように構
    成されている、 ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記開閉機構は、 前記通気孔を開閉するシャッタを移動させる移動手段
    と、 前記ディスプレイ部の縦長または横長への回転を前記移
    動手段に伝達する伝達手段と、 を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記開閉機構は、 前記通気孔を開閉するシャッタを駆動する駆動手段と、 前記ディスプレイ部の縦長または横長への回転に連動し
    て前記駆動手段を動作させるスイッチ手段と、 を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記ディスプレイ部に表示状態を調整す
    る調整手段を備え、 該調整手段は前記ディスプレイ部を回転させたときに回
    転前の姿勢を取り得るように取り付けられている、 ことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記調整手段に前記ディスプレイ部の縦
    長または横長への回動に連動して駆動手段を動作させる
    スイッチ手段を有する、 ことを特徴とする請求項5記載の表示装置。
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