JPH10240140A - 薄型ディスプレイ装置 - Google Patents

薄型ディスプレイ装置

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JPH10240140A
JPH10240140A JP3921697A JP3921697A JPH10240140A JP H10240140 A JPH10240140 A JP H10240140A JP 3921697 A JP3921697 A JP 3921697A JP 3921697 A JP3921697 A JP 3921697A JP H10240140 A JPH10240140 A JP H10240140A
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JP
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screen
display
display device
screen state
thin
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JP3921697A
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English (en)
Inventor
Chikayoshi Ogura
周芳 小倉
Atsuhiko Urushibara
篤彦 漆原
Taisuke Kashima
泰介 鹿島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 略長方形の表示面をもつ薄型の表示部と、表
示部を少なくとも90°回転可能であるように保持する
スタンド部とを、具備した薄型ディスプレイ装置におい
て、縦長画面状態と横画面状態とを好適な位置関係にお
くことのできる、使い勝手のよい薄型ディスプレイ装置
を提供すること。 【解決手段】 略長方形の表示面をもつ薄型の表示部
と、この表示部を少なくとも90°回転可能であるよう
に保持するスタンド部とを、具備した薄型ディスプレイ
装置において、縦長画面状態にある表示面の画面中心
と、横長画面状態にある表示面の画面中心とが異なるよ
うに、表示部の回転中心を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ(PC),ワークステーション(WS)などの各
種情報処理装置のディスプレイ装置や、テレビジョン受
像機などの各種画像表示装置に用いることが可能な薄型
ディスプレイ装置に係り、特に、液晶ディスプレイ装置
やプラズマディスプレイ装置等よりなる薄型の表示部
と、この表示部を保持する保持部材とを備え、表示部を
保持部材に対して、縦長画面状態から横長画面状態に、
または横長画面状態から縦長画面状態に、90°回転さ
せることが可能な薄型ディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ装置は、CRTディス
プレイ装置に較べて薄型で軽量であるので、ブック型パ
ソコン,携帯端末等のポータブル型コンピュータに搭載
されて広く普及しており、最近では、製造技術の進歩に
よって、比較的に大画面の液晶ディスプレイ装置も普及
し始めている。
【0003】ところで、最近は映像ソフトが多様化して
おり、また、ディスプレイ装置上に表示される画像内容
やテキスト内容も多岐にわたっているので、表示内容に
よっては、横長画面が要求されたり、縦長画面が要求さ
れたりする。このような要求に対して、従来は、横長画
面専用のディスプレイ装置と、縦長画面専用のディスプ
レイ装置とをそれぞれ用意して、用途に応じて使い分け
するようにしていた。
【0004】しかしながら、横長画面専用のディスプレ
イ装置と縦長画面専用のディスプレイ装置の双方を用意
するということは、ユーザにとってコスト的な負担が大
きく、このため、1台のディスプレイ装置で、横長画面
と縦長画面とを実現することが望まれる。
【0005】1台のディスプレイ装置で、横長画面と縦
長画面の双方を得るには、長方形の表示面をもつ表示部
を90°回転させて、画像表示処理系回路をこれに応じ
て切り替えればよく、特に、液晶ディスプレイ装置は、
薄型で軽量であるので、このような構成を採用するのに
好適であると考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、長方形
の表示面をもつ表示部を90°回転させる構造とする場
合には、図16に示すように、横画面状態にある表示部
201の表示面202の画面中心P1と、縦長画面状態
にある表示部201の表示面202の画面中心P2とを
一致させる構成とするのが、一般的であると考えられ
る。
【0007】しかしながら、図16に示すような構成を
採用すると、以下のような問題を生じる。 横長画面状態と縦長画面状態とによって、表示面20
2の上下辺の位置や、左右隅の位置が変わり、このた
め、テキスト画面の文章の始まり位置や、画面の下部な
どに表示されるGUI(Graphical User Interface)の
コマンド表示位置の高さ等が変わってしまう。このた
め、オペレータにとっては、画面の基準位置や、多用す
るコマンド表示領域の位置が、横長画面状態と縦長画面
状態とで異なって、視覚上の感覚や操作感覚の点で違和
感を生じる。 表示部201を回転可能であるように保持するスタン
ド部の前面における、横長画面状態にある表示部201
の直下に操作部を配設した場合には、縦長画面状態とし
た際に操作部が覆い隠されてしまい、表示部201の下
側に配設する部材が制約され、かつその配置の自由度も
小さくなる。 また、表示部201を回転可能であるように保持する
スタンド部を、チルト動作可能なものとすると、チルト
動作の頻度の高い、縦長画面状態におけるチルト動作を
基準とする構成をとるので、横長画面状態のチルト動作
時には、表示部201の下端とスタンド部との間が大き
く開いて、外観バランスが悪くなる。
【0008】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、略長方形の表示面をもつ薄型
の表示部と、この表示部を少なくとも90°回転可能で
あるように保持する保持部材とを、具備した薄型ディス
プレイ装置において、縦長画面状態と横画面状態とを好
適な位置関係におくことのできる、使い勝手のよい薄型
ディスプレイ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、略長方形の表示面をもつ薄型の表示部
と、この表示部を少なくとも90°回転可能であるよう
に保持する保持部材とを、具備した薄型ディスプレイ装
置において、縦長画面状態にある表示面の画面中心と、
横長画面状態にある表示面の画面中心とが異なるよう
に、表示部の回転中心を設定し、これによって例えば、 表示面を縦長画面状態とした際の画面の下辺高さと、
表示面を横長画面状態とした際の画面の下辺高さとが略
一致し、かつ、縦長画面状態とした際の表示面における
画面縦中心線と、横長画面状態とした際の表示面におけ
る画面縦中心線とが略一致するように、構成したり、 表示面を縦長画面状態とした際の画面の左上隅と、表
示面を横長画面状態とした際の画面の左上隅とが略一致
するように、構成したり、 表示面を縦長画面状態とした際の画面の上辺高さと、
表示面を横長画面状態とした際の画面の上辺高さとが略
一致し、かつ、縦長画面状態とした際の表示面における
画面縦中心線と、横長画面状態とした際の表示面におけ
る画面縦中心線とが略一致するように、構成する。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、本発明による各実施形態の
説明に先立ち、本発明において、表示面(表示部)の回
転中心を求めるための手法を、図1を用いて説明する。
【0011】図1において、101は、例えば液晶ディ
スプレイ装置等からなる薄型の表示部における長方形の
表示面、P1は縦長画面状態の表示面101の画面中
心、P2は横長画面状態の表示面101の画面中心、X
はP1とP2との間の距離である。
【0012】本発明においては、所望の位置関係にある
縦長画面状態の表示面101と横長画面状態の表示面1
01とを得るために、まず、縦長画面状態および横長画
面状態の表示面101の位置を、それぞれ所望の位置に
設定する。いま、図1の(a)に示すような関係に、縦
長画面状態の表示面101の位置と横長画面状態の表示
面101の位置とを設定したとすると、これにより、縦
長画面状態の表示面101の画面中心P1と、横長画面
状態の表示面101の画面中心P2と、P1とP2との
間の距離Xが定まる。
【0013】このときの表示面101(表示部)の回転
中心Oは、P1とP2を結ぶ線分を内角90°に対向す
る底辺とする、直角2等辺3角形の頂点として一義的に
定まり、この直角2等辺3角形における互いに相等しい
他の2辺の距離Rは、 R=X/(√2) で求められるので、P1,P2を中心としてそれぞれ半
径Rの弧を描き、2つの弧が交差する点が、表示面10
1(表示部)の回転中心Oとして簡単に求められること
になる。なお、表示面101の回転中心は2つ存在し、
図1の(a)に示すように、P1とP2を結ぶ線分に対
して線対称に、回転中心Oと回転中心O’とが存在し、
回転中心OとO’とでは、90°回転する方向が実線矢
印と破線矢印のようになる。
【0014】図1の(b)は、上記のような手法で表示
面101の回転中心Oを設定した1例であり、この場合
は、表示面101を縦長画面状態とした際の画面の下辺
高さと、表示面101を横長画面状態とした際の画面の
下辺高さとが一致し、かつ、縦長画面状態とした際の表
示面101における画面縦中心線と、横長画面状態とし
た際の表示面101における画面縦中心線とが一致する
ようにしてある。
【0015】また、図1の(c)は、上記のような手法
で表示面101の回転中心Oを設定した他の1例であ
り、この場合は、表示面101を縦長画面状態とした際
の画面の左上隅と、表示面101を横長画面状態とした
際の画面の左上隅とが、一致するようにしてある。
【0016】以下、本発明の実施の形態を、図面を用い
て説明する。図2〜図7は本発明の第1実施形態の薄型
ディスプレイ装置に係り、図2は、本実施形態の薄型デ
ィスプレイ装置における横長画面状態と縦長画面状態と
を同時に示す正面図、図3は、本実施形態の薄型ディス
プレイ装置における横長画面状態の正面図、図4は、本
実施形態の薄型ディスプレイ装置における縦長画面状態
の正面図、図5は、本実施形態の薄型ディスプレイ装置
における横長画面状態の内部機構を省いた断側面図、図
6は、本実施形態の薄型ディスプレイ装置における横長
画面状態でチルト動作させたときの側面図、図7は、本
実施形態の薄型ディスプレイ装置における横長画面状態
の内部機構を省いた一部切断平面図である。
【0017】図1〜図7において、1は例えば液晶ディ
スプレイ装置からなる表示部、2は表示部1の略長方形
の表示面、3は表示部1のケーシングであり、4は表示
部1を90°回転可能であるように保持するスタンド部
である。
【0018】図5,図6に示すように、スタンド部4
は、机上等に載置される保持ベース部5と、保持ベース
部5と一体化されて立垂する下部スタンド部6と、下部
スタンド部6にチルト動作(前後方向の首振り動作)が
可能であるように結合された上部スタンド部7とを具備
している。そして、上部スタンド部7に対して、表示部
1のケーシング3が支軸8を回転中心Oとして、回転可
能なように結合されている。
【0019】本実施形態においては、表示部1の回転中
心O(支軸8)は図2に示す位置に設定されており、本
実施形態の回転中心Oは、図1の(b)と同様の位置と
なっている。すなわち、本実施形態の回転中心Oは、図
2に示すように、表示面2を横長画面状態(図2の実線
図示状態)とした際の画面の下辺高さと、表示面2を縦
長画面状態(図2の2点鎖線図示状態)とした際の画面
の下辺高さとが一致し、かつ、横長画面状態とした際の
表示面2における画面縦中心線9と、横長画面状態とし
た際の表示面2における画面縦中心線10とが一致する
ように、位置設定されている。そして、表示部1(表示
面2)は、回転中心Oの周りに90°だけ回転可能なよ
うに構成されており、それぞれの回転エンドでは、図示
せぬクリック機構等によって確実に位置決めされるよう
になっている(これは、以下の各実施形態においても同
様である)。
【0020】図2〜図4に示すように、スタンド部4の
下部スタンド部6の前面における表示部1の直下には、
複数の操作ボタン11と表示LED12とが配設されて
おり、その下にはスピーカ13が配設されている。ま
た、図6に示すように、スタンド部4の下部スタンド部
6の右側面には、マウスコネクタ14とキーボードコネ
クタ15とが設けられている。
【0021】本実施形態においては、先にも述べたよう
に、表示面2を横長画面状態とした際の画面の下辺高さ
と、表示面2を縦長画面状態とした際の画面の下辺高さ
とが一致するようになっており、かつ、図2〜図4に示
すように、表示面2の画面の下辺高さ位置は、常に操作
ボタン11群の上方に位置するようになっている。した
がって、表示部1が横長画面状態にあっても、縦長画面
状態にあっても、操作ボタン11群が常に露呈している
ので、操作の支障になる虞は一切ない。また、本実施形
態においては、表示面2を横長画面状態とした際の画面
の下辺高さと、表示面2を縦長画面状態とした際の画面
の下辺高さとが一致し、かつ、横長画面状態とした際の
表示面2における画面縦中心線9と、縦長画面状態とし
た際の表示面2における画面縦中心線10とが一致する
ようになっているので、図3,図4に示すように、表示
面2の下部位置に表示される複数のコマンド表示部16
と、それに対応する複数の操作ボタン11とを、常に上
下に対照付けることが容易に可能となり、使い勝手も向
上する。
【0022】また、本実施形態においては、図5に示す
ように、スタンド部4の下部スタンド部6に対して、上
部スタンド7はチルト支軸17によりチルト動作が可能
なように保持されていて、表示面2が横長画面状態にあ
っても、縦長画面状態にあっても、上部スタンド7は表
示部1と一体となって、所定角度だけチルト動作が可能
なようになっている。図6は、後方に最大限チルト動作
した状態を示しており、同図に示すように、横長画面状
態にあっても、表示部1の下端とスタンド部4との間
は、縦長画面状態と同様の小さな角度θだけ開くことに
なり、外観バランスを損なうこともない。
【0023】また、本実施形態においては、図7に示す
ように、表示部1のケーシング3の背面側は中央が若干
盛り上がった弧状面となっており、スタンド部4の上部
スタンド7のケーシング18の前面側は、中央が若干凹
んだ弧状面となっており、この結果、薄型ディスプレイ
装置を側面から覗いても、表示部1の回転中心Oとなる
支軸8が覆い隠されることになり、これによって、外観
デザインをスッキリしたものにさせている。
【0024】図8は、本発明の第2実施形態の薄型ディ
スプレイ装置における、横長画面状態と縦長画面状態と
を同時に示す正面から見た説明図であり、同図におい
て、先の実施形態と均等なものには同一符号を付し、そ
の説明は重複を避けるため割愛する(これは、以下の各
実施形態においても同様である)。
【0025】本実施形態は、表示部1の回転中心O(支
軸8)を、図1の(c)と同様の位置に設定した例であ
り、表示面2を横長画面状態(図8の実線図示状態)と
した際の画面の左上隅と、表示面2を縦長画面状態(図
8の2点鎖線図示状態)とした際の画面の左上隅とが、
一致するようにしてある。
【0026】斯様な構成をとる本実施形態では、横長画
面状態と縦長画面状態の両者で、テキスト画面の文章の
始まり位置を同等位置におくことができ、表示面2が横
長画面状態にあっても、縦長画面状態にあっても、テキ
スト画面の文章の始まり基準位置が変わることがないの
で、オペレータの視覚上の感覚に違和感を生じることが
なく、使い勝手が向上する。
【0027】図9および図10は本発明の第3実施形態
の薄型ディスプレイ装置に係り、図9は、本実施形態の
薄型ディスプレイ装置における横長画面状態と縦長画面
状態とを同時に示す正面図、図3は、本実施形態の薄型
ディスプレイ装置における横長画面状態の側面図であ
る。
【0028】本実施形態の表示部1の回転中心O(支軸
8)は、図9に示す位置に設定してあり、表示面2を縦
長画面状態(図9の実線図示状態)とした際の画面の上
辺高さと、表示面2を横長画面状態(図9の2点鎖線図
示状態)とした際の画面の上辺高さとが一致し、かつ、
縦長画面状態とした際の表示面2における画面縦中心線
10と、横長画面状態とした際の表示面2における画面
縦中心線9とが一致するように、回転中心Oが定められ
ている。
【0029】また、本実施形態においては、スタンド部
4の上部スタンド部7に、表示部1の上側に位置する突
出部7aを設け、この突出部7aの前面に、複数の操作
ボタン11と表示LED12とを配設するとともに、突
出部7aの中央に、オペレータ方向に撮影レンズが向く
ようにビデオカメラ19を配設してある。
【0030】斯様な構成をとる本実施形態においては、
表示面2の画面の上辺高さ位置が、常に操作ボタン11
群やスピーカ13やビデオカメラ19の下方に位置する
ようになっている。したがって、表示部1が横長画面状
態にあっても、縦長画面状態にあっても、操作ボタン1
1群が常に露呈しているので、操作の支障になる虞は一
切なく、また、スピーカ13も常に露呈しているので、
音声出力特性が劣化することがなく、さらに、ビデオカ
メラ19も常に露呈しているので、オペレータの対面撮
影にも全く支障がなく、例えばテレビ電話等に用いて非
常に好便なものとなる。また、本実施形態においては、
表示面2を横長画面状態とした際の画面の上辺高さと、
表示面2を縦長画面状態とした際の画面の上辺高さとが
一致し、かつ、横長画面状態とした際の表示面2におけ
る画面縦中心線9と、縦長画面状態とした際の表示面2
における画面縦中心線10とが一致するようになってい
るので、表示面2における上部位置に表示される複数の
コマンド表示部と、それに対応する複数の操作ボタン1
1とを、常に上下に対照付けることが容易に可能とな
り、使い勝手も向上する。
【0031】図11は、本発明の第4実施形態の薄型デ
ィスプレイ装置における、横長画面状態と縦長画面状態
とを同時に示す正面図である。
【0032】本実施形態の表示部1の回転中心O(支軸
8)は、前記第1実施形態と同等位置に設定してある。
本実施形態が前記第1実施形態と相違するのは、表示部
1のケーシング3の前面の3隅にスピーカ13を配設
し、スタンド部4の下部スタンド部6の前面のスピーカ
を排した点にある。
【0033】斯様な構成をとる本実施形態においては、
前記第1実施形態と同等の効果を奏する他、スタンド部
4の下部スタンド部6の前面の配置する部材の配置設計
の自由度が高まり、また、特に横長画面状態とした際に
は左右のスピーカの間隔が広がるので、良好なステレオ
効果を得ることができる。
【0034】図12および図13は本発明の第5実施形
態の薄型ディスプレイ装置に係り、図12は本実施形態
の薄型ディスプレイ装置の背面図、図13は図12のA
−A線に沿った要部断面図である。
【0035】本実施形態は、表示部1の回転中心Oを可
変設定できるようにした例である。すなわち、本実施形
態では、スタンド部4の上部スタンド部7のケーシング
18に、表示面2の横長画面状態と縦長画面状態との位
置関係を所望のものに設定するための回転中心候補とな
る、ケーシング18の背面から前面に貫通する複数の貫
通穴20を形成するとともに、表示部1のケーシング3
の背面側にも、表示面2の横長画面状態と縦長画面状態
との位置関係を所望のものに設定するための回転中心候
補となる、複数のネジ付きの穴21を形成してある。
【0036】そして、ケーシング18の所望の貫通穴2
0(例えば、の貫通穴20)と、これに対応するケー
シング3のネジ付きの穴21(丸付き数字は付していな
いが、に相当する穴21)とを一致させ、貫通穴20
およびネジ付きの穴21に、ネジ付きの支軸22を挿入
するとともに、穴21のネジ部と支軸22先端のネジ部
とを螺合することにより、ケーシング3と支軸22とを
一体化するように、構成してある。これによって、ケー
シング18の貫通穴20に対して、支軸22が回転可能
に保持されることになり、したがって、表示部1がスタ
ンド部4の上部スタンド部7に回転可能に保持されるこ
とになる。
【0037】斯様な構成をとる本実施形態においては、
表示面2の横長画面状態と縦長画面状態との位置関係
を、ユーザが任意に可変設定することが可能となり、大
いに使い勝手が向上する。
【0038】図14は、本発明の第6実施形態の薄型デ
ィスプレイ装置における、動作原理の概略の説明図であ
る。
【0039】本実施形態は、表示部1が、縦から横、ま
たは横から縦に90°回転する動作に連動して、表示部
1をスタンド部4に対してチルト動作させるようにした
例である。図14において、23は90°回転部、24
はカム、25はチルト機構であり、90°回転部23の
回転力を、カム24を介してチルト機構25に伝達し
て、例えば、表示面2の横長画面状態から縦長画面状態
への回転動作によって、表示部1を後方にチルト動作さ
せ、表示面2の縦長画面状態から横長画面状態への回転
動作によって、表示部1を略直立状態に戻するようにな
っている。
【0040】斯様な構成をとる本実施形態においては、
表示部1が、縦から横、または横から縦に90°回転す
る動作に連動して、表示部1をチルト動作させるように
しているので、チルトの操作が不要となり、使い勝手が
向上する。
【0041】図15は、本発明の第7実施形態による複
数の薄型ディスプレイ装置を用いた例の説明図である。
【0042】本実施形態では、4台の薄型ディスプレイ
装置を組合せて使用するようにしており、第1の薄型デ
ィスプレイ装置の表示部1Aは、回転中心O1の周りに
90°回転するように構成され、第2の薄型ディスプレ
イ装置の表示部1Bは、回転中心O2の周りに90°回
転するように構成され、第3の薄型ディスプレイ装置の
表示部1Cは、回転中心O3の周りに90°回転するよ
うに構成され、第4の薄型ディスプレイ装置の表示部1
Dは、回転中心O4の周りに90°回転するように構成
されている。
【0043】したがって、各表示部1A〜1Dを横長画
面状態とした際には、2×2で構成される大画面とする
ことができ、各表示部1A〜1Dを縦長画面状態にした
際には、横方向に4画面が連なった極めて横長の画面と
することができる。なお、表示部1Aと表示部1B、並
びに、表示部1Cと表示部1Dとは、少なくとも回転時
に前後方向にずらせて配置する必要がある。
【0044】斯様な構成をとる本実施形態では、所望の
形状の大画面を得ることが可能となる。
【0045】以上、本発明を図示した実施形態によって
説明したが、当業者には本発明の精神を逸脱しない範囲
で種々の変形が可能であり、例えば、表示部に用いるデ
ィスプレイ装置としては、液晶ディスプレイ装置以外の
薄型のディスプレイ装置が適宜に適用可能であり、ま
た、表示部の回転可能な角度範囲も90°以上とできる
ことは言うまでもない。また、上述した実施形態におい
ては、表示部をスタンド部に保持して、例えば卓上等の
水平面において使用する例を説明したが、表示部は壁面
やパーテーション等に取り付けて使用することもでき
る。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、略長方形
の表示面をもつ薄型の表示部と、この表示部を少なくと
も90°回転可能であるように保持する保持部材とを、
具備した薄型ディスプレイ装置において、縦長画面状態
と横画面状態とを好適な位置関係におくことのできる、
使い勝手のよい薄型ディスプレイ装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において表示部(表示面)の回転中心を
求めるための手法を示す説明図である。
【図2】本発明の第1実施形態の薄型ディスプレイ装置
における、横長画面状態と縦長画面状態とを同時に示す
正面図である。
【図3】本発明の第1実施形態の薄型ディスプレイ装置
における、横長画面状態の正面図である。
【図4】本発明の第1実施形態の薄型ディスプレイ装置
における、縦長画面状態の正面図である。
【図5】本発明の第1実施形態の薄型ディスプレイ装置
における、横長画面状態の内部機構を省いた断側面図で
ある。
【図6】本発明の第1実施形態の薄型ディスプレイ装置
における、横長画面状態でチルト動作させたときの側面
図である。
【図7】本発明の第1実施形態の薄型ディスプレイ装置
における、横長画面状態の内部機構を省いた一部切断平
面図である。
【図8】本発明の第2実施形態の薄型ディスプレイ装置
における、横長画面状態と縦長画面状態とを同時に示す
正面から見た説明図である。
【図9】本発明の第3実施形態の薄型ディスプレイ装置
における、横長画面状態と縦長画面状態とを同時に示す
正面図である。
【図10】本発明の第3実施形態の薄型ディスプレイ装
置における、横長画面状態の側面図である。
【図11】本発明の第4実施形態の薄型ディスプレイ装
置における、横長画面状態と縦長画面状態とを同時に示
す正面図である。
【図12】本発明の第5実施形態の薄型ディスプレイ装
置の背面図である。
【図13】図12のA−A線に沿った要部断面図であ
る。
【図14】本発明の第6実施形態の薄型ディスプレイ装
置における、動作原理の概略の説明図である。
【図15】本発明の第7実施形態による、複数の薄型デ
ィスプレイ装置を用いた場合の説明図である。
【図16】薄型ディスプレイ装置において、横画面状態
にある表示面の画面中心と、縦長画面状態にある表示面
の画面中心とを一致させた構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C,1D 表示部 2 表示面 3 表示部のケーシング 4 スタンド部 5 保持ベース部 6 下部スタンド部 7 上部スタンド部 7a 突出部 8 支軸 11 操作ボタン 12 表示LED 13 スピーカ 16 コマンド表示部 17 チルト支軸 18 上部スタンド部のケーシング 19 ビデオカメラ 20 貫通穴 21 ネジ付きの穴 22 ネジ付きの支軸22

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略長方形の表示面をもつ薄型の表示部
    と、この表示部を少なくとも90°回転可能であるよう
    に保持する保持部材とを、具備した薄型ディスプレイ装
    置であって、 縦長画面状態にある上記表示面の画面中心と、横長画面
    状態にある上記表示面の画面中心とが異なるように、上
    記表示部の回転中心を設定したことを特徴とする薄型デ
    ィスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 縦長画面状態にある前記表示面の画面中心をP1とし、
    横長画面状態にある前記表示面の画面中心をP2とした
    とき、P1とP2を結ぶ線分を内角90°に対向する底
    辺とする直角2等辺3角形の頂点を、前記表示部の回転
    中心に設定したことを特徴とする薄型ディスプレイ装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、 前記表示面を縦長画面状態とした際の画面の下辺高さ
    と、前記表示面を横長画面状態とした際の画面の下辺高
    さとが、略一致するようにしたことを特徴とする薄型デ
    ィスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載において、 前記表示面を縦長画面状態とした際の前記表示面におけ
    る画面縦中心線と、前記表示面を横長画面状態とした際
    の前記表示面における画面縦中心線とが、略一致するよ
    うにしたことを特徴とする薄型ディスプレイ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載において、 前記スタンド部の前面における前記表示部の下側に、操
    作部を配設したことを特徴とする薄型ディスプレイ装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項3または4記載において、 前記スタンド部の前面における前記表示部の下側に、ス
    ピーカを配設したことを特徴とする薄型ディスプレイ装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載において、 前記表示面を縦長画面状態とした際の画面の左上隅と、
    前記表示面を横長画面状態とした際の画面の左上隅とが
    略一致するようにしたことを特徴とする薄型ディスプレ
    イ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載において、 前記表示面を縦長画面状態とした際の画面の上辺高さ
    と、前記表示面を横長画面状態とした際の画面の上辺高
    さとが、略一致するようにしたことを特徴とする薄型デ
    ィスプレイ装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載において、 前記表示面を縦長画面状態とした際の前記表示面におけ
    る画面縦中心線と、前記表示面を横長画面状態とした際
    の前記表示面における画面縦中心線とが、略一致するよ
    うにしたことを特徴とする薄型ディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載において、 前記保持部材における前記表示部の上側に、その撮影レ
    ンズ部が操作者に対向するようにカメラ部を設けたこと
    を特徴とする薄型ディスプレイ装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載において、 前記表示部の前面の3隅に、スピーカをそれぞれ配設し
    たことを特徴とする薄型ディスプレイ装置。
  12. 【請求項12】 請求項1記載において、 前記表示部の回転中心を可変設定可能にしたことを特徴
    とする薄型ディスプレイ装置。
  13. 【請求項13】 請求項12載において、 前記表示部の背面と前記保持部材とに、前記表示部の回
    転中心候補となる穴部が複数箇所穿設されていることを
    特徴とする薄型ディスプレイ装置。
  14. 【請求項14】 請求項1記載において、 前記表示部が、縦から横、または横から縦に90°回転
    する動作に連動して、前記表示部を前記保持部材に対し
    てチルト動作(前後方向の首振り動作)させるようにし
    たことを特徴とする薄型ディスプレイ装置。
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