JP2004070622A - スタンド装置 - Google Patents
スタンド装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004070622A JP2004070622A JP2002228233A JP2002228233A JP2004070622A JP 2004070622 A JP2004070622 A JP 2004070622A JP 2002228233 A JP2002228233 A JP 2002228233A JP 2002228233 A JP2002228233 A JP 2002228233A JP 2004070622 A JP2004070622 A JP 2004070622A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holding member
- main body
- back surface
- device main
- stand
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】電子機器の表示部を任意の傾斜角度に固定できるようにする。
【解決手段】電子機器本体2の裏面を保持するホルダー部材3に回動可能に設けられた基部6に連結された第1の保持部材8または第2の保持部材9を起立させて、ホルダー部材3の裏面の係止溝5と当接することによって任意の傾斜角度に電子機器本体2を固定する。このため、電子機器の表示面を水平状態から垂直状態まで一つのスタンドで傾斜角度を広範囲に設定できる可動型のスタンド装置を提供することにある。
【選択図】 図2
【解決手段】電子機器本体2の裏面を保持するホルダー部材3に回動可能に設けられた基部6に連結された第1の保持部材8または第2の保持部材9を起立させて、ホルダー部材3の裏面の係止溝5と当接することによって任意の傾斜角度に電子機器本体2を固定する。このため、電子機器の表示面を水平状態から垂直状態まで一つのスタンドで傾斜角度を広範囲に設定できる可動型のスタンド装置を提供することにある。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば表示部を備えたペン入力方式のポータブルコンピュータのような機器自体を起立させる際に用いられるスタンド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ペン入力方式やタッチキー入力方式を採用した平面型ディスプレイを持つポータブルコンピュータが知られている。これらのポータブルコンピュータの様な電子機器においてはノートパソコン等のように表示面の傾斜角度を調整する為のヒンジ機構が無い為、電子機器使用時には机面等の平面に直接水平状態に置いて入力操作を行い、通常の表示確認時には電子機器裏面の折畳式スタンドを起立状態に引き出し、見やすい角度に設定していた。
このような電子機器のスタンドとしては、表示面の傾斜角度を一定にセットするものが多く、水平に近い状態から垂直状態まで広範囲な角度に設定できるスタンド装置は従来存在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなペン入力方式のコンピュータは、ペン入力面が表示面を兼ねる為入力し易い水平状態に近い傾斜角度に設定すると表示が見難くなり、表示が見易い起立状態の傾斜角度に設定するとペン入力操作の力の入れ具合により電子機器本体が後ろに倒れてしまい入力し難いという問題点があった。
また、ペン入力時には操作しやすいように水平面に対しある程度の傾斜が必要であるが、その為には機器本体を垂直に近い状態に立てる為のスタンドとは別の傾斜用スタンドが必要となり、一つのスタンドで両方を兼用するのは困難であった。
【0004】
本発明の目的は、電子機器の表示面を水平状態から垂直状態まで一つのスタンドで傾斜角度を広範囲に設定できる可動型のスタンド装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載されたスタンド装置は、少なくとも前記機器本体の裏面を保持するホルダー部材と、このホルダー部材に回動可能に設けられ前記平面上に載置される基部と、一端部が前記基部と回動可能に取付けられ前記平面上に載置された状態及び起立した状態に回動し、起立した状態では他端部が前記ホルダー部材の裏面に当接して前記機器本体を第1の起立位置に保持する第1の保持部材と、一端部が前記第1の保持部材に回動可能に設けられ、前記第1の保持部材が前記平面上に載置された状態にあるときに起立され他端部が前記ホルダー部材の裏面に当接して前記機器本体を第2の起立位置に保持する第2の保持部材とを備えたことを特徴としている。
【0006】
請求項2に記載されたスタンド装置は、少なくとも前記機器本体の裏面に回動可能に設けられ前記平面上に載置される基部と、一端部が前記基部と回動可能に取付けられ前記平面上に載置された状態及び起立した状態に回動し、起立した状態では他端部が前記機器本体の裏面に当接して前記機器本体を第1の起立位置に保持する第1の保持部材と、一端部が前記第1の保持部材に回動可能に設けられ、前記第1の保持部材が前記平面上に載置された状態にあるときに起立され他端部が前記機器本体の裏面に当接して前期機器本体を第2の起立位置に保持する第2の保持部材とを備えたことを特徴としている。
【0007】
請求項3に記載されたスタンド装置は、前記ホルダー部材の裏面には前記第1の保持部材または前記第2の保持部材の他端部が係止される複数の係止溝が形成されていることを特徴としている。
【0008】
請求項4に記載されたスタンド装置は、前記機器本体の裏面には前記第1の保持部材または前記第2の保持部材の他端部が係止される複数の係止溝が形成されていることを特徴としている。
【0009】
請求項5に記載されたスタンド装置は、前記機器本体には、表示部と、この表示部の表示面に設けられた透明入力装置とを備えていることを特徴としている。
【0010】
このような構成によれば、入力し易い水平状態の傾斜角度から表示部の表示面が見易い起立状態の角度まで一つのスタンドで傾斜角度を広範囲に設定できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るスタンド装置の実施の一形態について、図面を参照しながら説明する。
図1はこの発明におけるスタンド装置1の電子機器本体2を装着した正面図、図2は図1の背面側から見た外観斜視図、図3はその側面図である。
スタンド装置1は、図1乃至図3に示すように、電子機器本体2を設置するためのホルダー部材3を備えている。即ち、このホルダー部材3は図2及び図3に示す様に電子機器本体2の下部2aを収納する収納凹部3aと、この収納凹部3aの一側面から上方に立ち上がる様形成され前記電子機器本体2の裏面2bを保持する裏面保持部3bとから構成されている。
裏面保持部3bの前記電子機器本体2の裏面2bを保持する側の反対側にはその中央部分に有底凹部4が形成され、有底凹部4の底面には複数の係止溝5が横方向に形成されている。
また、ホルダー部材3の有底凹部4が形成された側の下面にはヒンジ用の突出部3cが形成されており、この突出部3cには、ホルダー部材3を起立させる為に平面上に載置される平板上の基部6が回動可能に設けられている。即ち、基部6には、前記突出部3cと共にヒンジ機構を形成する突出部6aが設けられており、前期突出部3c及び突出部6a内部に配置された軸部材7aによりホルダー部材3に対して回動可能となっている。
前記基部6の前記ヒンジ機構の反対側には切欠部6bが形成されており、この切欠部6bには第1の保持部材8の一端部8aがとりつけられている。即ち、一端部8aは軸部材7bによって基部6にとりつけられており、これにより第1の保持部材8は基部6に対して回動可能とされている。
又、前記第1の保持部材8の他端部には第2の保持部材9が回動可能に取付けられている。即ち、図4乃至図6に示すように、第2の保持部材9の一端部9aは軸7cによって第1の保持部材8に取付けられており、これにより第2の保持部材9は第1の保持部材8に対して回動可能とされている。
【0012】
尚、前記電子機器本体2は図1に示すように機器ケース20の前面中央部に表示部21が配置され、この表示部21の前面である表示面21aには透明入力装置が設置されており機器ケース20の下部2aに配置された入力用ペン23を使用することによりペン入力が可能となる。又、機器ケース20の右方には入力用キー部22が配置され、通常のキー釦による入力操作が可能となっている。ちなみに本発明はパーソナルコンピュータやハンディターミナル及びPDA(パーソナル・ディジタル・アシスタント)等の表示部を備えた電子機器のスタンド装置に適用される。
【0013】
次に上記構成のスタンド装置1を使用して電子機器本体2を操作する場合について説明する。
図1乃至図3において、スタンド装置1のホルダー部材3を略垂直に起立させ、ヒンジ用突出部3cに接続された基部6をヒンジ用突出部6aを中心に回動させ、水平状態まで開く。次に基部6の切欠部6bに軸部材7bにより回動可能に連結された第1の保持部材8をホルダー部材3の方向に回動させ、第1の保持部材8の他端部側に設けた切欠部8bをホルダー部材3の裏面に形成された有底凹部4の係止溝5に当接させ、ホルダー部材3を固定する。
次にスタンド装置1のホルダー部材3の収納凹部3aに電子機器本体2の下部2aを挿入し、電子機器本体2に設けた表示部21の表示面21aを見易い角度になるようホルダー部材3の裏面に設けた係止溝5の位置を選んで設定する。この様に複数の係止溝5の何れかを選択することにより電子機器2の表示21の表示面21aを見易い角度に設定できるようになる。
【0014】
更に、図4乃至図6においては、電子機器本体2を水平に近い状態に角度を設定する場合を示している。まず図4に示すようにスタンド装置1のホルダー部材3の裏面の係止溝5から第1の保持部材8の係止を外し、軸部材7bを中心に第1の保持部材8を水平状態まで回動させる。次に図5に示すように第2の保持部材8の切欠部8bに軸部材7cにより回動可能に連結された第2の保持部材9をホルダー部材3の方向に回動させる。そして第2の保持部材9の他端部9bをホルダー部材3の裏面に形成された係止溝5に当接させることにより図6に示すようにホルダー部材3を水平に近い状態に固定する。これによって、電子機器本体2の表示部21はペン入力あるいはキー入力し易い角度になるように調整出来る。また、ホルダー部材3の裏面の係止溝5の当接位置を選んで設定することにより、複数の水平に近い状態の何れかの設定が可能である。
以上のように、ホルダー部材3の角度を略水平から略垂直まで自由に変更できる為、スタンド装置1に電子機器本体2をセットすることにより表示確認からペン入力操作まで所望の傾斜角度で電子機器2を操作することが可能となる。
以上説明したように、上記の実施の形態によれば、平面上に機器本体2を複数の傾斜角度で設置できるスタンド装置において、少なくとも前記機器本体2の裏面を保持するホルダー部材3と、このホルダー部材3に回動可能に設けられ前記平面上に載置される基部6と、一端部が前記基部6と回動可能に取付けられ前記平面上に載置された状態及び起立した状態に回動し、起立した状態では他端部が前記ホルダー部材3の裏面に当接して前記機器本体2を第1の起立位置に保持する第1の保持部材8と、一端部が前記第1の保持部材8に回動可能に設けられ、前記第1の保持部材8が前記平面上に載置された状態にあるときに起立され他端部が前記ホルダー部材3の裏面に当接して前記機器本体2を第2の起立位置に保持する第2の保持部材9とを備えた構成の場合には、例えば、ペン入力型コンピュータ等の電子機器本体2の表示画21aにペンで入力操作する場合には電子機器本体2の表示面21aの傾斜角度をペン入力操作に適すように水平状態に近い角度に固定でき、他方、目視確認操作する場合には表示画21aの傾斜角度を目視し易い起立した角度で固定することができる。その結果所望の作業に応じてスタンド角度を広範囲に設定でき、電子機器を使用する場合の操作性を大幅に向上することが出来る。
【0015】
尚、上記実施形態では、ホルダー部材3に電子機器本体2を固定した場合について述べたが、これに限らず、例えばホルダー部材3を設けずに電子機器本体2の機器ケース20の裏面に直接基部6のヒンジ機構と係止溝5である係止部を一体的に設けて電子機器本体2を直接回動させるように構成しても良い。
すなわち、この実施の形態のように、平面上に機器本体2を複数の傾斜角度で設置できるスタンド装置において、少なくとも前記機器本体2裏面に回動可能に設けられ前記平面上に載置される基部6、一端部が前記基部6回動可能に取付けられ前記平面上に載置された状態及び起立した状態に回動し、起立した状態では他端部が前記機器本体2裏面に当接して前記機器本体2第1の起立位置に保持する第1の保持部材8、一端部が前記第1の保持部材8回動可能に設けられ、前記第1の保持部材8前記平面上に載置された状態にあるときに起立され他端部が前記機器本体2裏面に当接して前期機器本体2第2の起立位置に保持する第2の保持部材9を備えて構成した場合には、ペン入力型コンピュータ等の電子機器の表示面21aで入力操作する場合にはその表示面21aの傾斜角度をペン入力操作に適すように水平状態に近い角度に固定でき、他方、目視確認操作する場合にはその表示面21aの傾斜角度を目視し易い起立した角度で固定することができる。その結果、所望の作業に応じてスタンド角度を広範囲に設定でき、電子機器を使用する場合の操作性を大幅に向上することが出来るばかりでなく、電子機器本体2の裏面に直接ヒンジ機構を設けることにより水平及び起立した任意の角度で固定できると共に、機器ケース20の裏面に折り畳んでコンパクトに電子機器を携帯することが出来る。又、ペン入力等の電子機器本体2の代わりに液晶テレビ等の他の平面型ディスプレイを備えた電子機器や暦や写真入れ等の機器にも適用することができる。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、機器自体を垂直に近い角度から水平に近い角度までの角度範囲のうち任意の角度で、当該機器本体を固定することが出来、視認性を向上させたスタンド装置を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のスタンド装置を電子機器に適用した一実施形態の使用時における正面側から見た外観図。
【図2】図1のスタンド装置を背面側から見た外観斜視図。
【図3】図1の左側面図。
【図4】図1のスタンド装置のホルダー部材を傾斜させる場合の第一保持部材を水平に倒した状態の外観斜視図。
【図5】図1のスタンド装置のホルダー部材を傾斜させる場合の第二保持部材を起立させた状態の外観斜視図。
【図6】図5のスタンド装置の第二保持部材とホルダー部材が係止した状態の側面図。
【符号の説明】
1 スタンド装置
2 電子機器本体
3 ホルダー部材
4 有底凹部
5 係止溝
6 基部
7 軸部材
8 第1の保持部材
9 第2の保持部材
20 機器ケース
21 表示部
21a 表示面
22 入力用キー部
23 入力用ペン
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば表示部を備えたペン入力方式のポータブルコンピュータのような機器自体を起立させる際に用いられるスタンド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ペン入力方式やタッチキー入力方式を採用した平面型ディスプレイを持つポータブルコンピュータが知られている。これらのポータブルコンピュータの様な電子機器においてはノートパソコン等のように表示面の傾斜角度を調整する為のヒンジ機構が無い為、電子機器使用時には机面等の平面に直接水平状態に置いて入力操作を行い、通常の表示確認時には電子機器裏面の折畳式スタンドを起立状態に引き出し、見やすい角度に設定していた。
このような電子機器のスタンドとしては、表示面の傾斜角度を一定にセットするものが多く、水平に近い状態から垂直状態まで広範囲な角度に設定できるスタンド装置は従来存在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなペン入力方式のコンピュータは、ペン入力面が表示面を兼ねる為入力し易い水平状態に近い傾斜角度に設定すると表示が見難くなり、表示が見易い起立状態の傾斜角度に設定するとペン入力操作の力の入れ具合により電子機器本体が後ろに倒れてしまい入力し難いという問題点があった。
また、ペン入力時には操作しやすいように水平面に対しある程度の傾斜が必要であるが、その為には機器本体を垂直に近い状態に立てる為のスタンドとは別の傾斜用スタンドが必要となり、一つのスタンドで両方を兼用するのは困難であった。
【0004】
本発明の目的は、電子機器の表示面を水平状態から垂直状態まで一つのスタンドで傾斜角度を広範囲に設定できる可動型のスタンド装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載されたスタンド装置は、少なくとも前記機器本体の裏面を保持するホルダー部材と、このホルダー部材に回動可能に設けられ前記平面上に載置される基部と、一端部が前記基部と回動可能に取付けられ前記平面上に載置された状態及び起立した状態に回動し、起立した状態では他端部が前記ホルダー部材の裏面に当接して前記機器本体を第1の起立位置に保持する第1の保持部材と、一端部が前記第1の保持部材に回動可能に設けられ、前記第1の保持部材が前記平面上に載置された状態にあるときに起立され他端部が前記ホルダー部材の裏面に当接して前記機器本体を第2の起立位置に保持する第2の保持部材とを備えたことを特徴としている。
【0006】
請求項2に記載されたスタンド装置は、少なくとも前記機器本体の裏面に回動可能に設けられ前記平面上に載置される基部と、一端部が前記基部と回動可能に取付けられ前記平面上に載置された状態及び起立した状態に回動し、起立した状態では他端部が前記機器本体の裏面に当接して前記機器本体を第1の起立位置に保持する第1の保持部材と、一端部が前記第1の保持部材に回動可能に設けられ、前記第1の保持部材が前記平面上に載置された状態にあるときに起立され他端部が前記機器本体の裏面に当接して前期機器本体を第2の起立位置に保持する第2の保持部材とを備えたことを特徴としている。
【0007】
請求項3に記載されたスタンド装置は、前記ホルダー部材の裏面には前記第1の保持部材または前記第2の保持部材の他端部が係止される複数の係止溝が形成されていることを特徴としている。
【0008】
請求項4に記載されたスタンド装置は、前記機器本体の裏面には前記第1の保持部材または前記第2の保持部材の他端部が係止される複数の係止溝が形成されていることを特徴としている。
【0009】
請求項5に記載されたスタンド装置は、前記機器本体には、表示部と、この表示部の表示面に設けられた透明入力装置とを備えていることを特徴としている。
【0010】
このような構成によれば、入力し易い水平状態の傾斜角度から表示部の表示面が見易い起立状態の角度まで一つのスタンドで傾斜角度を広範囲に設定できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るスタンド装置の実施の一形態について、図面を参照しながら説明する。
図1はこの発明におけるスタンド装置1の電子機器本体2を装着した正面図、図2は図1の背面側から見た外観斜視図、図3はその側面図である。
スタンド装置1は、図1乃至図3に示すように、電子機器本体2を設置するためのホルダー部材3を備えている。即ち、このホルダー部材3は図2及び図3に示す様に電子機器本体2の下部2aを収納する収納凹部3aと、この収納凹部3aの一側面から上方に立ち上がる様形成され前記電子機器本体2の裏面2bを保持する裏面保持部3bとから構成されている。
裏面保持部3bの前記電子機器本体2の裏面2bを保持する側の反対側にはその中央部分に有底凹部4が形成され、有底凹部4の底面には複数の係止溝5が横方向に形成されている。
また、ホルダー部材3の有底凹部4が形成された側の下面にはヒンジ用の突出部3cが形成されており、この突出部3cには、ホルダー部材3を起立させる為に平面上に載置される平板上の基部6が回動可能に設けられている。即ち、基部6には、前記突出部3cと共にヒンジ機構を形成する突出部6aが設けられており、前期突出部3c及び突出部6a内部に配置された軸部材7aによりホルダー部材3に対して回動可能となっている。
前記基部6の前記ヒンジ機構の反対側には切欠部6bが形成されており、この切欠部6bには第1の保持部材8の一端部8aがとりつけられている。即ち、一端部8aは軸部材7bによって基部6にとりつけられており、これにより第1の保持部材8は基部6に対して回動可能とされている。
又、前記第1の保持部材8の他端部には第2の保持部材9が回動可能に取付けられている。即ち、図4乃至図6に示すように、第2の保持部材9の一端部9aは軸7cによって第1の保持部材8に取付けられており、これにより第2の保持部材9は第1の保持部材8に対して回動可能とされている。
【0012】
尚、前記電子機器本体2は図1に示すように機器ケース20の前面中央部に表示部21が配置され、この表示部21の前面である表示面21aには透明入力装置が設置されており機器ケース20の下部2aに配置された入力用ペン23を使用することによりペン入力が可能となる。又、機器ケース20の右方には入力用キー部22が配置され、通常のキー釦による入力操作が可能となっている。ちなみに本発明はパーソナルコンピュータやハンディターミナル及びPDA(パーソナル・ディジタル・アシスタント)等の表示部を備えた電子機器のスタンド装置に適用される。
【0013】
次に上記構成のスタンド装置1を使用して電子機器本体2を操作する場合について説明する。
図1乃至図3において、スタンド装置1のホルダー部材3を略垂直に起立させ、ヒンジ用突出部3cに接続された基部6をヒンジ用突出部6aを中心に回動させ、水平状態まで開く。次に基部6の切欠部6bに軸部材7bにより回動可能に連結された第1の保持部材8をホルダー部材3の方向に回動させ、第1の保持部材8の他端部側に設けた切欠部8bをホルダー部材3の裏面に形成された有底凹部4の係止溝5に当接させ、ホルダー部材3を固定する。
次にスタンド装置1のホルダー部材3の収納凹部3aに電子機器本体2の下部2aを挿入し、電子機器本体2に設けた表示部21の表示面21aを見易い角度になるようホルダー部材3の裏面に設けた係止溝5の位置を選んで設定する。この様に複数の係止溝5の何れかを選択することにより電子機器2の表示21の表示面21aを見易い角度に設定できるようになる。
【0014】
更に、図4乃至図6においては、電子機器本体2を水平に近い状態に角度を設定する場合を示している。まず図4に示すようにスタンド装置1のホルダー部材3の裏面の係止溝5から第1の保持部材8の係止を外し、軸部材7bを中心に第1の保持部材8を水平状態まで回動させる。次に図5に示すように第2の保持部材8の切欠部8bに軸部材7cにより回動可能に連結された第2の保持部材9をホルダー部材3の方向に回動させる。そして第2の保持部材9の他端部9bをホルダー部材3の裏面に形成された係止溝5に当接させることにより図6に示すようにホルダー部材3を水平に近い状態に固定する。これによって、電子機器本体2の表示部21はペン入力あるいはキー入力し易い角度になるように調整出来る。また、ホルダー部材3の裏面の係止溝5の当接位置を選んで設定することにより、複数の水平に近い状態の何れかの設定が可能である。
以上のように、ホルダー部材3の角度を略水平から略垂直まで自由に変更できる為、スタンド装置1に電子機器本体2をセットすることにより表示確認からペン入力操作まで所望の傾斜角度で電子機器2を操作することが可能となる。
以上説明したように、上記の実施の形態によれば、平面上に機器本体2を複数の傾斜角度で設置できるスタンド装置において、少なくとも前記機器本体2の裏面を保持するホルダー部材3と、このホルダー部材3に回動可能に設けられ前記平面上に載置される基部6と、一端部が前記基部6と回動可能に取付けられ前記平面上に載置された状態及び起立した状態に回動し、起立した状態では他端部が前記ホルダー部材3の裏面に当接して前記機器本体2を第1の起立位置に保持する第1の保持部材8と、一端部が前記第1の保持部材8に回動可能に設けられ、前記第1の保持部材8が前記平面上に載置された状態にあるときに起立され他端部が前記ホルダー部材3の裏面に当接して前記機器本体2を第2の起立位置に保持する第2の保持部材9とを備えた構成の場合には、例えば、ペン入力型コンピュータ等の電子機器本体2の表示画21aにペンで入力操作する場合には電子機器本体2の表示面21aの傾斜角度をペン入力操作に適すように水平状態に近い角度に固定でき、他方、目視確認操作する場合には表示画21aの傾斜角度を目視し易い起立した角度で固定することができる。その結果所望の作業に応じてスタンド角度を広範囲に設定でき、電子機器を使用する場合の操作性を大幅に向上することが出来る。
【0015】
尚、上記実施形態では、ホルダー部材3に電子機器本体2を固定した場合について述べたが、これに限らず、例えばホルダー部材3を設けずに電子機器本体2の機器ケース20の裏面に直接基部6のヒンジ機構と係止溝5である係止部を一体的に設けて電子機器本体2を直接回動させるように構成しても良い。
すなわち、この実施の形態のように、平面上に機器本体2を複数の傾斜角度で設置できるスタンド装置において、少なくとも前記機器本体2裏面に回動可能に設けられ前記平面上に載置される基部6、一端部が前記基部6回動可能に取付けられ前記平面上に載置された状態及び起立した状態に回動し、起立した状態では他端部が前記機器本体2裏面に当接して前記機器本体2第1の起立位置に保持する第1の保持部材8、一端部が前記第1の保持部材8回動可能に設けられ、前記第1の保持部材8前記平面上に載置された状態にあるときに起立され他端部が前記機器本体2裏面に当接して前期機器本体2第2の起立位置に保持する第2の保持部材9を備えて構成した場合には、ペン入力型コンピュータ等の電子機器の表示面21aで入力操作する場合にはその表示面21aの傾斜角度をペン入力操作に適すように水平状態に近い角度に固定でき、他方、目視確認操作する場合にはその表示面21aの傾斜角度を目視し易い起立した角度で固定することができる。その結果、所望の作業に応じてスタンド角度を広範囲に設定でき、電子機器を使用する場合の操作性を大幅に向上することが出来るばかりでなく、電子機器本体2の裏面に直接ヒンジ機構を設けることにより水平及び起立した任意の角度で固定できると共に、機器ケース20の裏面に折り畳んでコンパクトに電子機器を携帯することが出来る。又、ペン入力等の電子機器本体2の代わりに液晶テレビ等の他の平面型ディスプレイを備えた電子機器や暦や写真入れ等の機器にも適用することができる。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、機器自体を垂直に近い角度から水平に近い角度までの角度範囲のうち任意の角度で、当該機器本体を固定することが出来、視認性を向上させたスタンド装置を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のスタンド装置を電子機器に適用した一実施形態の使用時における正面側から見た外観図。
【図2】図1のスタンド装置を背面側から見た外観斜視図。
【図3】図1の左側面図。
【図4】図1のスタンド装置のホルダー部材を傾斜させる場合の第一保持部材を水平に倒した状態の外観斜視図。
【図5】図1のスタンド装置のホルダー部材を傾斜させる場合の第二保持部材を起立させた状態の外観斜視図。
【図6】図5のスタンド装置の第二保持部材とホルダー部材が係止した状態の側面図。
【符号の説明】
1 スタンド装置
2 電子機器本体
3 ホルダー部材
4 有底凹部
5 係止溝
6 基部
7 軸部材
8 第1の保持部材
9 第2の保持部材
20 機器ケース
21 表示部
21a 表示面
22 入力用キー部
23 入力用ペン
Claims (5)
- 平面上に機器本体を複数の傾斜角度で設置できるスタンド装置において、
少なくとも前記機器本体の裏面を保持するホルダー部材と、
このホルダー部材に回動可能に設けられ前記平面上に載置される基部と、
一端部が前記基部と回動可能に取付けられ前記平面上に載置された状態及び起立した状態に回動し、起立した状態では他端部が前記ホルダー部材の裏面に当接して前記機器本体を第1の起立位置に保持する第1の保持部材と、
一端部が前記第1の保持部材に回動可能に設けられ、前記第1の保持部材が前記平面上に載置された状態にあるときに起立され他端部が前記ホルダー部材の裏面に当接して前記機器本体を第2の起立位置に保持する第2の保持部材と、
を備えたことを特徴とするスタンド装置。 - 平面上に機器本体を複数の傾斜角度で設置できるスタンド装置において、
少なくとも前記機器本体の裏面に回動可能に設けられ前記平面上に載置される基部と、
一端部が前記基部と回動可能に取付けられ前記平面上に載置された状態及び起立した状態に回動し、起立した状態では他端部が前記機器本体の裏面に当接して前記機器本体を第1の起立位置に保持する第1の保持部材と、
一端部が前記第1の保持部材に回動可能に設けられ、前記第1の保持部材が前記平面上に載置された状態にあるときに起立され他端部が前記機器本体の裏面に当接して前期機器本体を第2の起立位置に保持する第2の保持部材と、
を備えたことを特徴とするスタンド装置。 - 前記ホルダー部材の裏面には前記第1の保持部材または前記第2の保持部材の他端部が係止される複数の係止溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスタンド装置。
- 前記機器本体の裏面には前記第1の保持部材または前記第2の保持部材の他端部が係止される複数の係止溝が形成されていることを特徴とする請求項2に記載のスタンド装置。
- 前記機器本体には、表示部と、この表示部の表示面に設けられた透明入力装置とを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のスタンド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002228233A JP2004070622A (ja) | 2002-08-06 | 2002-08-06 | スタンド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002228233A JP2004070622A (ja) | 2002-08-06 | 2002-08-06 | スタンド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004070622A true JP2004070622A (ja) | 2004-03-04 |
Family
ID=32014974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002228233A Pending JP2004070622A (ja) | 2002-08-06 | 2002-08-06 | スタンド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004070622A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009053498A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-03-12 | Mitsubishi Electric Corp | 投写型映像表示装置 |
JP2009271790A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-19 | Oki Electric Ind Co Ltd | チルト機構付支持装置 |
JP2010085479A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-15 | Nec Personal Products Co Ltd | スタンド付き表示装置 |
JP2011175127A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Panasonic Corp | 電子機器 |
JP2012501238A (ja) * | 2008-09-09 | 2012-01-19 | ゼロ クロマ エルエルシー | サポート付電子機器用ホルダー |
KR200467059Y1 (ko) * | 2011-09-07 | 2013-05-24 | 한명숙 | 휴대기기 거치대 |
JP2014160923A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-09-04 | Aiphone Co Ltd | 通信機器 |
JP2014183113A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Wacom Co Ltd | 電子機器用のスタンド |
KR101458642B1 (ko) | 2008-05-27 | 2014-11-05 | 엘지전자 주식회사 | 디스플레이 장치 |
TWI495816B (zh) * | 2012-11-21 | 2015-08-11 | Wistron Corp | 可將顯示螢幕固定於不同視角之顯示裝置 |
US9267638B2 (en) | 2008-09-09 | 2016-02-23 | Zero Chroma, LLC | Holder for electronic device with support |
CN106178264A (zh) * | 2015-05-29 | 2016-12-07 | 日本光电工业株式会社 | 医疗设备用箱 |
JP2017092495A (ja) * | 2017-01-27 | 2017-05-25 | 株式会社ワコム | 電子機器用のスタンド |
JP2021110399A (ja) * | 2020-01-10 | 2021-08-02 | 株式会社ジェイテクト | 車輪用軸受装置 |
JP7098193B1 (ja) | 2021-02-22 | 2022-07-11 | 株式会社Kalos Beauty Technology | ヘアドライヤースタンド |
-
2002
- 2002-08-06 JP JP2002228233A patent/JP2004070622A/ja active Pending
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009053498A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-03-12 | Mitsubishi Electric Corp | 投写型映像表示装置 |
JP2009271790A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-19 | Oki Electric Ind Co Ltd | チルト機構付支持装置 |
KR101458642B1 (ko) | 2008-05-27 | 2014-11-05 | 엘지전자 주식회사 | 디스플레이 장치 |
JP2012501238A (ja) * | 2008-09-09 | 2012-01-19 | ゼロ クロマ エルエルシー | サポート付電子機器用ホルダー |
US9267638B2 (en) | 2008-09-09 | 2016-02-23 | Zero Chroma, LLC | Holder for electronic device with support |
JP2010085479A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-15 | Nec Personal Products Co Ltd | スタンド付き表示装置 |
JP2011175127A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Panasonic Corp | 電子機器 |
KR200467059Y1 (ko) * | 2011-09-07 | 2013-05-24 | 한명숙 | 휴대기기 거치대 |
TWI495816B (zh) * | 2012-11-21 | 2015-08-11 | Wistron Corp | 可將顯示螢幕固定於不同視角之顯示裝置 |
JP2014160923A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-09-04 | Aiphone Co Ltd | 通信機器 |
JP2014183113A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Wacom Co Ltd | 電子機器用のスタンド |
CN106178264A (zh) * | 2015-05-29 | 2016-12-07 | 日本光电工业株式会社 | 医疗设备用箱 |
JP2016220883A (ja) * | 2015-05-29 | 2016-12-28 | 日本光電工業株式会社 | 医療機器用ケース |
JP2017092495A (ja) * | 2017-01-27 | 2017-05-25 | 株式会社ワコム | 電子機器用のスタンド |
JP2021110399A (ja) * | 2020-01-10 | 2021-08-02 | 株式会社ジェイテクト | 車輪用軸受装置 |
JP7098193B1 (ja) | 2021-02-22 | 2022-07-11 | 株式会社Kalos Beauty Technology | ヘアドライヤースタンド |
JP2022128282A (ja) * | 2021-02-22 | 2022-09-01 | 株式会社Kalos Beauty Technology | ヘアドライヤースタンド |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004070622A (ja) | スタンド装置 | |
US6912122B2 (en) | Rotatable display fixing module | |
US7113397B2 (en) | Electronic device having a tilting stand | |
US6583985B2 (en) | Elevationally adjustable portable computer docking station | |
TW588233B (en) | Pedestal computer docking station | |
JP2019024199A (ja) | スタンドシステム | |
US7336480B2 (en) | Computer system | |
JP2006142018A (ja) | ディスプレイスタンド | |
JP6852244B2 (ja) | 雲台撮影器 | |
KR20090083714A (ko) | 휴대용 정보 단말기 | |
TW200901111A (en) | Adjustable display | |
US20050270731A1 (en) | Computer docking system | |
US6751090B1 (en) | Rotatable display fixing module | |
JP4506351B2 (ja) | カメラスタンド | |
KR20050014301A (ko) | 이동통신 단말기의 프로젝터 디스플레이장치 | |
JP2017526286A (ja) | ポータブル机上用ビデオ拡大機 | |
JP2005079732A (ja) | 撮像表示装置 | |
JP2002215265A (ja) | 携帯情報処理装置 | |
JP2002189532A (ja) | ハンドヘルドコンピューター | |
JP2002341782A (ja) | 画像表示装置 | |
JP3125333U (ja) | 携帯ゲーム機用スタンド装置 | |
JP2003208241A (ja) | 電子機器 | |
JP4708095B2 (ja) | 資料提示装置 | |
KR101212701B1 (ko) | 휴대용 디스플레이 장치 | |
JPH1065356A (ja) | 電子機器 |