JP2008009144A - ディスプレイ支持機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ディスプレイをスムーズに回動させることができるディスプレイ支持機構を提供する。
【解決手段】 ディスプレイを台部に対してチルト方向に傾動させるディスプレイ支持機構であって、シャフトと、このシャフトに回動可能に支持され、ディスプレイの後面及び台部のいずれか一方に取り付けられる第1ブラケットと、シャフトに回動可能に支持され、ディスプレイ及び台部の他方に取り付けられる第2ブラケットと、第1ブラケットと第2ブラケットとの間にフリクションを発生させてディスプレイを台部に対して所望の位置に停止保持させるフリクション発生手段と、ディスプレイの後面と台部との間に設けられ、ディスプレイがシャフトを軸に前面側に倒れる力を打ち消す落下モーメント打消手段とを備えたことにより、前記課題を解決した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モニターや液晶テレビ等の据え置き型のディスプレイをフリクションにより所望の位置に停止保持させるディスプレイ支持機構に関するものである。
モニターや液晶テレビ等の据え置き型のディスプレイは、台部に支持されており、この台部を介してテレビ台上等に載置されている。ディスプレイと台部とは、ディスプレイ支持機構を介して連結されている。ディスプレイ支持機構は、ディスプレイを台部に対して傾動可能に支持するものである。ディスプレイ支持機構としては、左右一対のフリクションヒンジを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。フリクションヒンジは、台部を軸に左右対称のものである。台部上には、シャフトが左右方向に延びて設けられ、これらシャフトに回動可能にブラケットが取り付けられている。これらブラケットがディスプレイに取り付けられて、ディスプレイがシャフトを軸にチルト方向(前後)に回動支持されている。シャフトには、ストッパーワッシャー、フリクションワッシャー、ブラケット、フリクションワッシャー、皿バネ及び押え用ワッシャーが締付ナットにより取り付けられており、皿バネ及び各ワッシャーが互いに圧接状態になってシャフトとブラケットとの間、すなわち、ディスプレイと台部との間にフリクションが発生する。このフリクションによってディスプレイが台部に対して所望の位置に停止保持される。
特開2004−29106号公報
この特許文献1に記載されたディスプレイ支持機構は、ディスプレイをシャフトを軸にチルト方向に回動支持すると共に、フリクションによりディスプレイを所望の位置に停止保持するものであるが、ディスプレイ自体の重さによりディスプレイが前に倒れようとするので、ディスプレイをスムーズに回動動作することができない。すなわち、シャフトより前方にディスプレイの重心が位置されているために、ディスプレイが前に倒れようとするので、バネの付勢力を強くしてディスプレイが前に倒れないように強いフリクショントルクを発生させている。このため、ディスプレイをシャフトを軸にチルト方向に回動させる場合には、強いフリクショントルクより大きな力が必要となり、ディスプレイをスムーズに回動させることができないという問題があった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ディスプレイをスムーズに回動させることができるディスプレイ支持機構を提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明に係るディスプレイ支持機構は、ディスプレイを台部に対してチルト方向に傾動させるディスプレイ支持機構であって、シャフトと、このシャフトに回動可能に支持され、前記ディスプレイの後面及び前記台部のいずれか一方に取り付けられる第1ブラケットと、前記シャフトに回動可能に支持され、前記ディスプレイ及び前記台部の他方に取り付けられる第2ブラケットと、前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとの間にフリクションを発生させて前記ディスプレイを前記台部に対して所望の位置に停止保持させるフリクション発生手段と、前記ディスプレイの後面と前記台部との間に設けられ、前記ディスプレイが前記シャフトを軸に前面側に倒れる力を打ち消す落下モーメント打消手段とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、ディスプレイがシャフトを軸に前面側に倒れる力を打ち消す落下モーメント打消手段を備えたことで、ディスプレイが前面側に倒れることがないので、小さなフリクショントルクでディスプレイを所望の位置に停止保持させることができると共に、ディスプレイをスムーズに回動させることができる。
本発明に係るディスプレイ支持機構において、前記落下モーメント打消手段が、前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとの間に設けられ、付勢力により前記倒れる力を打ち消す付勢部材を有することが好ましい。また、本発明に係るディスプレイ支持機構において、前記付勢部材の付勢力を調節する付勢力調節手段を設けることが好ましい。また、本発明に係るディスプレイ支持機構において、前記第1ブラケットに、移動可能に調節板が設けられ、前記第2ブラケットに可動ピンが設けられ、前記調節板に前記付勢部材の一端部が当接されると共に前記付勢部材の他端部が前記可動ピンに当接され、前記第1ブラケットに、前記調節板の位置を調節して前記付勢部材の付勢力を調節する付勢力調節部材を設けることが好ましい。また、本発明に係るディスプレイ支持機構において、前記ディスプレイを前記台部に対してスイベル方向に回動させるスイベル機構を備えることが好ましい。
以上説明したように本発明に係るディスプレイ支持機構によれば、ディスプレイがシャフトを軸に前面側に倒れる力を打ち消す落下モーメント打消手段を備えたので、小さなフリクショントルクでディスプレイを所望の位置に停止保持させることができると共に、ディスプレイをスムーズに回動させることができる。
以下、本発明に係るディスプレイ支持機構の一例を添付図面に基づいて詳述する。
図1〜図8は本発明に係るディスプレイ支持機構の一例を示す図である。本発明に係るディスプレイ支持機構は、図1〜図8に示すように、ディスプレイ11を台部12に対してチルト方向に傾動させるものである。ディスプレイ11は、モニターや液晶テレビ等で据え置き型のものであり、本発明に係るディスプレイ支持機構は、特に大型のモニターや液晶テレビ等に有用なものである。このディスプレイ11は、台部12に支持されて、この台部12を介してテレビ台上等に載置されるものである。本発明に係るディスプレイ支持機構1は、ディスプレイ11と台部12とを連結するものである。
本発明に係るディスプレイ支持機構1は、シャフト2と、このシャフト2に回動可能に支持され、ディスプレイ11の後面及び台部12のいずれか一方、例えば、台部12に取り付けられる第1ブラケットと、シャフト2に回動可能に支持され、ディスプレイ11及び台部12の他方、例えば、ディスプレイ11の後面に取り付けられる第2ブラケットと、第1ブラケットと第2ブラケットとの間にフリクションを発生させてディスプレイ11を台部12に対して所望の位置に停止保持させるフリクション発生手段5と、ディスプレイ11の後面と台部12との間に設けられ、ディスプレイ11がシャフト2を軸に前面側に倒れる力を打ち消す落下モーメント打消手段6とを備えたことに特徴がある。
シャフト2は、例えば、円形の棒状に形成されている。シャフト2の一端部には、拡径された頭部が設けられている。シャフト2は、第2ブラケット及び第1ブラケットを貫通させた他端部である先端部をかしめることにより、シャフト2の軸周りに第1ブラケットと第2ブラケットとが回動可能に支持されることになる。
第1ブラケットは、例えば、台部12に取り付けられるベースブラケット3である。ベースブラケット3は、図9に示すように、例えば、縦方向に細長の矩形状の基部3aと、基部3aの両側部を上方に略直交する方向に折り曲げてなる両側部3bと、これら両側部3bの後端部をそれぞれ内側に略直交する方向に折り曲げてなる後部3cとからなる。基部3aには、ベースブラケット3を例えばビス等により後述するベース部材31に取り付けるための取付孔3dが例えば3つ設けられている。後部3cには、ベースブラケット3を例えばビス等によりベース部材31に取り付けるための取付孔3eが例えば2つ設けられている。これら取付孔3eは2つともネジが切られている。また、後部3cには、貫通部33が形成されている。
また側部3bの前方寄りであって上方近傍には、シャフト2が挿入されるシャフト挿入孔34が設けられている。シャフト挿入孔34の径は、シャフト2の径より若干大きな寸法で形成されていることが好ましい。また、側部3bの前方寄りであって下方近傍には、可動ピン13が挿入されると共に前後方向に細長に形成されたチルト孔35が設けられている。このチルト孔35の前後方向の長さによってディスプレイ11を台部12に対してチルト方向に傾動させ得る傾動範囲が規制されるようになっている。
第2ブラケットは、例えば、図1〜図8に示すように、ディスプレイ11に取り付けられる回動ブラケット4である。回動ブラケット4は、図10に示すように、後述するフロントプレート41に取り付けられる取付基部4aと、取付基部4aの両側部を略直交する方向に折り曲げてなる回動部4bとから略コ字状に形成されている。取付基部4aには、取付孔4cが例えば3つ設けられている。
回動部4bの内面間の長さは、ベースブラケット3の両側部3b外面間の長さより例えば若干長い寸法で形成されていることが好ましい。回動部4bの上方寄りには、シャフト2が挿入されるシャフト挿入孔44が設けられている。シャフト挿入孔44の径は、シャフト2の径より若干大きな寸法で形成されていることが好ましい。回動部4bのシャフト挿入孔44と、ベースブラケット3の側部のシャフト挿入孔34とを孔合わせして、これらシャフト挿入孔44、34にシャフト2を挿通させて、このシャフト2の他端部である先端部をかしめることにより、シャフト2の軸周りにベースブラケット3と回動ブラケット4とが回動可能に支持されたヒンジ10が構成されるようになっている。ベースブラケット3と回動ブラケット4との間のシャフト2の外周には、ワッシャー15が設けられている。また、回動ブラケット4内のシャフト2の外周には、スペーサー16が設けられている。
ディスプレイ11は、台部12に対して2個のヒンジ10を用いてチルト方向に傾動可能になっている。なお、ヒンジ10の個数は、特に限定されず、2個以外の個数であってもよい。具体的には、2個のヒンジ10は、フロントプレート41を介してディスプレイ11の後面に取り付けられていると共に、ベース部材31を介して台部に取り付けられている。
フロントプレート41は、横方向に細長の略矩形状に形成されている。フロントプレート41は、ディスプレイ11の後面の中央部であってその下方に取り付けられる。フロントプレート41には、例えばビス等によりディスプレイ11の後面に取り付けられるための貫通孔41aが例えば4つ設けられている。フロントプレート41には、回動ブラケット4を取り付けるためのプレート取付部41bが2つ設けられている。これらプレート取付部41bは、フロントプレート41をディスプレイ11の後面に取り付けたときに、ディスプレイ11の幅方向の略中央部中心に対称に位置されるようになっている。このフロントプレート41のプレート取付部41bに2つのヒンジ10(回動ブラケット4)が取り付けられている。
ベース部材31は、例えば、横方向に細長の矩形状の基部31aと、基部31aの後端部を上方に略直交する方向に折り曲げてなる後面部31bと、基部31aの前端部を上方に略直交する方向に折り曲げてなる前面部31cとから略コ字状に形成されている。基部31aの略中央部には、貫通孔(図示せず)が設けられている。この基部31aが例えばスイベル機構9を介して台部12のベースプレート12aに取り付けられていることが好ましい。ベース部材31(基部31a)の長手方向の長さは、フロントプレート41のプレート取付部41b間の寸法と略同じ寸法で形成されていることが好ましい。このベース部材31の両端部に、2つのヒンジ10のベースブラケット3がそれぞれ取り付けられている。これにより、2つのヒンジ10を介してディスプレイ11が台部12に対してチルト方向に傾動可能になっている。
スイベル機構9は、ディスプレイ11を左右方向に回動させて所望の位置に停止保持させるものであり、公知のものを用いることができる。スイベル機構9としては、特に限定されず、例えば、ベースプレート12aの略中央部から突出されると共に外周面にネジ溝が設けられ、ベース部材31の基部31aの貫通孔(図示せず)に挿通されるネジ部材91と、この基部31aの貫通孔に挿通されて突出するネジ部材91の軸回りに装着される皿バネ92と、このネジ部材91に例えばワッシャー94を介して螺合されるナット93とからなり、このナット93の締付により皿バネ92が基部31aに押し付られて、ベースブラケット3の下側には樹脂のプレートを介してこの樹脂のプレートとベースブラケット3とが一体となって、ベースプレート12aとの間にフリクションが発生するようになっている。
また、ヒンジ10を構成する回動ブラケット4の回動部4bの下方寄りには、可動ピン13が挿入される可動ピン挿入孔45が設けられている。可動ピン挿入孔45の径は、可動ピン13の径より若干大きな寸法で形成されていることが好ましい。可動ピン挿入孔45と、ベースブラケット3の側部のチルト孔35とを孔合わせして、これら孔45、35に可動ピン13を挿通させることにより、ディスプレイ11のチルト方向における傾動範囲がチルト孔35によって規制されるようになっている。この可動ピン13には、図5及び図8に示すように、フリクション発生手段5が設けられている。ベースブラケット3と回動ブラケット4との間の可動ピン13の外周には、回動ブラケット4と共に移動するワッシャー17が設けられている。また、ベースブラケット3内の可動ピン13の外周には、スライダー63が設けられている。ベースブラケット3とスライダー63との間の可動ピン13の外周には、スライダー63に固定されるワッシャー18が設けられている。
フリクション発生手段5は、ベースブラケット3と回動ブラケット4との間にフリクションを発生させてディスプレイ11のチルト方向における位置を所望の位置に停止保持させるようにしてもよい。このフリクション発生手段5としては、特に限定されず、例えば、可動ピン挿入孔45及びチルト孔35を貫通させた可動ピン13の軸回りに皿バネ51を装着すると共に例えばワッシャー55を介して可動ピン13の端部をかしめることにより、ベースブラケット3と回動ブラケット4との間にフリクションを発生させるようにしてもよい。なお、フリクション発生手段5としては、シャフト2に可動ピン13と略同様に構成してベースブラケット3と回動ブラケット4との間にフリクションを発生させるようにしてもよい。
落下モーメント打消手段6は、図2、図3、図5及び図7に示すように、ディスプレイ11がシャフト2を軸に前面側に倒れる力を打ち消すものであり、特に限定されないが、その倒れる力を付勢力により打ち消す付勢部材を用いるようにしてもよい。付勢部材としては、例えば、コンプレッションスプリング61であり、ベースブラケット3と回動ブラケット4との間に設けられている。具体的には、コンプレッションスプリング61は、ベースブラケット3内に設けられ、その一端部が可動ピン13の外周に設けられたスライダー63に当接されると共に、その他端部が、ベースブラケット3の後部3cに当接されており、その付勢力により前記の倒れる力が打ち消されるようになっている。このコンプレッションスプリング61は、2つあるベースブラケット3の両方に設けるようにしてもよいし、いずれか一方に設けるようにしてもよい。また、コンプレッションスプリング61の付勢力を調節する付勢力調節手段65を設けることが好ましい。
付勢力調節手段65は、コンプレッションスプリング61の付勢力を調節することができれば特に限定されず、例えば、コンプレッションスプリング61の他端部と後部3cとの間のベースブラケット3内にその長手方向に移動可能に調節板66を設け、この調節板66の位置を調節する付勢力調節部材を設けるようにしてもよい。調節板66は、例えば、平板状に形成されている。この調節板66の一方の面にコンプレッションスプリング61の他端部が当接される。
付勢力調節部材は、例えば、ネジ部材67等である。ベースブラケット3の後面部31bであってベースブラケット3の後部3cの貫通部33と対向する箇所には、ネジ部材67と螺合する調節孔68が設けられている。この調節孔68にネジ部材67を螺合させて、ネジ部材67の先端部を貫通部33を介して調節板66に当接させる。これにより、ネジ部材67を調節孔68に対して任意の方向に回転させることにより、ベースブラケット3内に突出するネジ部材67の長さが調節されて調節板66の位置が変わり、コンプレッションスプリング61の付勢力が調節されるようになっている。
次に本発明に係るディスプレイ支持機構の作用を説明する。
ヒンジ10のベースブラケット3が取り付けられているベース部材31がスイベル機構9を介して台部12に取り付けられているので、ディスプレイ11と台部12との間にスイベル機構9によるスイベルフリクションが発生して、ディスプレイ11がスイベル方向の任意の位置で停止保持される。また、ベースブラケット3と回動ブラケット4との間にはフリクション発生手段5が設けられているので、ベースブラケット3と回動ブラケット4との間にフリクション発生手段5によるフリクションが発生して、ディスプレイ11がチルト方向の任意の位置で停止保持される。
このディスプレイ11のチルト方向の角度を変えたいときには、シャフト2を軸に回動ブラケット4がベースブラケット3に対して回転するようにディスプレイ11を台部12に対して移動させる。すなわち、ベースブラケット3と回動ブラケット4との間に発生しているフリクションより大きな力をディスプレイ11に作用させる。これにより、回動ブラケット4がベースブラケット3に対して回転して、ディスプレイ11のチルト方向の角度が変わる。ディスプレイ11の角度が所望の角度になったら、その移動を停止すると、ベースブラケット3と回動ブラケット4との間に発生しているフリクションによりディスプレイ11がその位置に停止保持される。
このとき、ディスプレイ11の後面に本発明に係るディスプレイ支持機構1が設けられているのでディスプレイ11が前面側に倒れようとするが、落下モーメント打消手段6が備えられていることで、ディスプレイ11がシャフト2を軸に前面側に倒れる力がコンプレッションスプリング61の付勢力により打ち消されるので、ディスプレイ11が前面側に倒れることがない。このため、小さなフリクショントルクでディスプレイ11のチルト方向の位置を所望の位置に停止保持させることができるので、ディスプレイ11をスムーズに回動させることができる。
すなわち、例えばディスプレイ11が液晶テレビであると、重心の位置は液晶テレビより前方であるために液晶テレビが前面側に倒れようとする。この液晶テレビが前面側に倒れる力をコンプレッションスプリング61の付勢力により打ち消す。これにより、ベースブラケット3と回動ブラケット4との間にフリクションが発生していない場合には、液晶テレビにシャフト2を軸に回動する方向に力を作用させると、液晶テレビがシャフト2を軸に揺動するように前後に回動する。このため、液晶テレビのチルト方向の位置を所望の位置に停止保持させるには、小さなフリクショントルクで良いので、液晶テレビの回動をスムーズに行うことができる。
したがって、本発明に係るディスプレイ支持機構1は、ディスプレイ11がシャフト2を軸に前面側に倒れる力を打ち消す落下モーメント打消手段6を備えたので、小さなフリクショントルクでディスプレイ11を所望の位置に停止保持させることができると共に、ディスプレイ11をスムーズに回動させることができる。また、部品点数が少ないので、低コスト化及び省スペース化を図ることができる。その結果、本発明に係るディスプレイ支持機構1は、特に大型のモニターや液晶テレビ等の据え置き型のディスプレイを保持させるものとして好適なものである。
また、ベースブラケット3の側部の内表面と回動ブラケット4の回動部4bの外表面との間の接触面全体でフリクションを発生させることができるので、ディスプレイ11のチルト方向の位置を台部12に対して所望の位置に確実に停止保持させることができる。
また、コンプレッションスプリング61の付勢力を調節する付勢力調節手段65を設けることで、ディスプレイ11が前面側に倒れる力をコンプレッションスプリング61の付勢力により確実に打ち消すことができ、一層確実に小さなフリクショントルクでディスプレイ11のチルト方向の位置を所望の位置に停止保持させることができる。
また、ディスプレイ11のチルト方向の回動範囲(傾動範囲)は、可動ピン13が挿通されているチルト孔35の前後方向の寸法によって決められ、例えば、ディスプレイ11のチルト方向の回動角度が、例えば、図1に示すように、−3°〜8°の範囲でディスプレイ11が傾動するようになっている。なお、このチルト方向の回動角度とは、ベースブラケット3の基部3aに対する回動ブラケット4の取付基部4aの角度が90°のときに0°としたものであり、−のときはディスプレイ11が前方側に倒れていることを示し、逆に+のときにはディスプレイ11が後方側に倒れていることを示す。また、図1においてディスプレイ11の−3°〜8°の範囲の回動角度を分かり易いように誇張して記載してある。
また、ディスプレイ11のスイベル方向の回動範囲を規制するようにしてもよい。このスイベル方向の回動範囲の規制は、どのように構成してもよく、例えば、ベース部材31の基部31aにストッパーピン2個をかしめ、ベース部材31の基部31aの下面とベースプレート12aの上面の間に樹脂のプレートを設けることによって、樹脂のプレートと基部31aとが一体で動き、ストッパーピンとベースプレート12aの長孔で回動範囲を規制するようにしてもよい。このように、スイベル方向の回動範囲を規制する場合、その規制範囲は特に限定されず、例えば、図2に示すように、回動角度が−10°〜10°の範囲等である。なお、図2においてディスプレイ11のの範囲の回動角度を分かり易いように誇張して記載してある。
以上説明したように本発明に係るディスプレイ支持機構は、ディスプレイがシャフトを軸に前面側に倒れる力を打ち消す落下モーメント打消手段を備えたので、小さなフリクショントルクでディスプレイを所望の位置に停止保持させることができると共に、ディスプレイをスムーズに回動させることができることから、特に大型のモニターや液晶テレビ等の据え置き型のディスプレイを保持させるものとして好適なものである。
本発明に係るディスプレイ支持機構の一例を示す側面図である。 本発明に係るディスプレイ支持機構の一例を示す平面図である。 本発明に係るディスプレイ支持機構の一例を示す斜視図である。 本発明に係るディスプレイ支持機構の一例を示す側面図である。 本発明に係るディスプレイ支持機構の一例を示す平面図である。 本発明に係るディスプレイ支持機構の一例を示す一部破断背面図である。 本発明に係るディスプレイ支持機構の一例を示す断面図である。 本発明に係るディスプレイ支持機構の要部の一例を示す断面図である。 本発明に係るベースブラケットの一例を示す図で、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は背面図である。 本発明に係る回動ブラケットの一例を示す図で、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は側面図である。
符号の説明
1 ディスプレイ支持機構
2 シャフト
3 ベースブラケット(第1ブラケット)
4 回動ブラケット(第2ブラケット)
5 フリクション発生手段
6 落下モーメント打消手段
9 スイベル機構
11 ディスプレイ
12 台部
13 可動ピン
61 コンプレッションスプリング(付勢部材)
65 付勢力調節手段
66 調節板
67 ネジ部材(付勢力調節部材)

Claims (5)

  1. ディスプレイを台部に対してチルト方向に傾動させるディスプレイ支持機構であって、
    シャフトと、
    このシャフトに回動可能に支持され、前記ディスプレイの後面及び前記台部のいずれか一方に取り付けられる第1ブラケットと、
    前記シャフトに回動可能に支持され、前記ディスプレイ及び前記台部の他方に取り付けられる第2ブラケットと、
    前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとの間にフリクションを発生させて前記ディスプレイを前記台部に対して所望の位置に停止保持させるフリクション発生手段と、
    前記ディスプレイの後面と前記台部との間に設けられ、前記ディスプレイが前記シャフトを軸に前面側に倒れる力を打ち消す落下モーメント打消手段とを備えたことを特徴とする、ディスプレイ支持機構。
  2. 前記落下モーメント打消手段が、前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとの間に設けられ、付勢力により前記倒れる力を打ち消す付勢部材を有することを特徴とする、請求項1に記載のディスプレイ支持機構。
  3. 前記付勢部材の付勢力を調節する付勢力調節手段を設けたことを特徴とする、請求項2に記載のディスプレイ支持機構。
  4. 前記第1ブラケットに、移動可能に調節板が設けられ、前記第2ブラケットに可動ピンが設けられ、前記調節板に前記付勢部材の一端部が当接されると共に前記付勢部材の他端部が前記可動ピンに当接され、前記第1ブラケットに、前記調節板の位置を調節して前記付勢部材の付勢力を調節する付勢力調節部材を設けたことを特徴とする、請求項2に記載のディスプレイ支持機構。
  5. 前記ディスプレイを前記台部に対してスイベル方向に回動させるスイベル機構を備えたことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のディスプレイ支持機構。
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