JP4675939B2 - 携帯用表示機器の表示部回転装置、携帯用表示機器の表示部の回動方法、および携帯用表示機器 - Google Patents

携帯用表示機器の表示部回転装置、携帯用表示機器の表示部の回動方法、および携帯用表示機器 Download PDF

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Description

本発明は、携帯用表示機器の表示部回転装置、携帯用表示機器及び携帯用表示機器の表示部の回動方法に関する。
最近の携帯電話機は、通話機能だけでなく、電子メールの送受信機能、デジタルカメラ機能、画像の送受信機能、録音再生機能、テレビ受信機能、スケジュール管理機能など多数の機能を備え、携帯用情報処理機器又は携帯用表示機器と呼んでもよいようになっている。この種の携帯電話機は、従来からの音声の送受信部とテンキーなどの操作部だけでなく、文字や画像などの表示部と演算処理部を備えている。更に、カメラ部や録音部、記憶部を備えた情報処理表示用携帯電話機が一般化している。
携帯電話機の利便性は、「何処でも何時でも」という常時携帯性にあり、その小型化、軽量化が重要な要素である。一方、通常の電話機と同様の通話機能を確保するため、送話部と受話部とがそれぞれ口と耳に臨む位置に来るような長さを必要としている。そこで、最近の携帯電話機の形状は、携帯性、取り扱い性を重視して、片手に収まるような縦長の長方形板状とし、送話部と受話部の距離を確保するために、縦方向に折り畳み式又はスライド式になっているものが多い。このようにしても、表示部として、テンキーなどの操作部や送受話部などを除いた部分を有効に使おうとすると、縦長の表示部となってしまう。表示部が縦長状態で固定されていると、横長の画像などを見たい場合には、携帯電話機を90度回転させて画像を観察することになる。この場合、操作部も90度回転してしまうので操作キーなどの操作が不便になる。一方、表示画面を調整して、画像が縦長の画面に入るように縮小表示するか、又は画像の一部を表示して横スクロール操作により順に画像全体を見るようにしなければならなかった。
そこで、テンキーなどの操作部を含む本体に対して、表示部を含む部分が90度回転して横長表示を可能とする携帯電話機が提案されている。例えば、特許文献1には、縦長の液晶表示部を有する折畳み式携帯電話機の表示システムに、液晶表示部を縦長から横長に、又はこの逆に回転させる表示ユニット部と、この表示ユニット部の回転に伴って縦長から横長に、又はこの逆に液晶表示部の表示を切換える表示切換部とを備えている。この折畳み式携帯電話機では、液晶表示部のほぼ中心部に液晶表示部に対して垂直に支持軸を設け、この支持軸を中心として、携帯電話機本体に対して液晶表示部を90度回転させるようにしている。
特許文献2には、操作部と表示部とこれを開閉自在に結合するヒンジ部とを有し、カメラ機能を備えた折り畳み式携帯電話機が開示されている。この折り畳み式携帯電話機は、液晶表示部を上下にスライド移動させてから、液晶表示部の中央部に設けた支持軸を中心に回転させているため、ヒンジ部と表示部の下端の膨出部との干渉が避けられ、容易に縦横切り替えができるとしている。
特許文献3には、表面に液晶表示部が設けられた第1の筐体と、表面に操作部を有する第2の筐体と、第1の筐体と第2の筐体とを折畳み開閉自在に連結するヒンジ部とを備えた折畳み式携帯電話が開示されている。液晶表示部は、第1の筐体に支持機構を介して、縦長状態と横長状態とに切換可能となっている。上記支持機構は、カム機構によって構成されており、カム機構は、第1の筐体に設けられ左右方向に延びかつ中凸状に湾曲した曲線状の左右方向ガイド溝と、第1の筐体に設けられ上下方向に延びる直線状の上下方向ガイド溝と、液晶表示部の背面に設けられ上記左右方向ガイド溝にスライド自在に係合する第1ガイドピンと、液晶表示部の背面に設けられ上記上下方向ガイド溝にスライド自在に係合する第2ガイドピンとを備えている。
特開2001−156893号公報 特開2003−319043号公報 特開2006−211576号公報
上述のように携帯電話機の表示部の観察方向変更には、多くの提案がなされている。しかし、特許文献1に示された折畳み式携帯電話では、携帯電話の大きさ及び厚みを抑えながら、液晶表示部を、第1の筐体と第2の筐体との折畳み部や、液晶表示部が設けられた第1の筐体の下端に設けた膨出部に接触させずに回転させるためには、液晶表示部のコーナー部を、回転軸を中心とした半径に沿って丸めるなどするため、液晶表示面の大きさや形状に制限があった。また、現実的には、表示部の不必要な回転を抑えるため、別途回転ロック機構を設けている。
特許文献2に示された折畳み式携帯電話機では、液晶表示部を回転させる前にスライドさせることができるため、特許文献1に示された折畳み式携帯電話のような不都合はない。しかし、この折畳み式携帯電話機のスライド、回転機構においては、スライドや回転に対する制御機構がなく、表示画面に不必要なスライドや回転が生じる恐れがある。それゆえ、特許文献1に開示された折畳み式携帯電話機同様、現実的には、表示部の不必要なスライドや回転を抑え、すなわち表示画面の表示方向の安定性を維持するため、別途にスライドや回転に対するロック機構を設ける必要がある。
特許文献3に示された折畳み式携帯電話機では、表示部を簡単な操作で縦長状態から横長状態に切り替えることができるが、そのために、表示部の回転のためのカム機構が複雑になり、カム機構の部品の数が多くなり、部品の形状も複雑になっている。この為、折畳み式携帯電話機の軽量、小型化や、メンテナンスフリー化、コスト低減の面から不都合がある。
このように携帯電話機において小型軽量化を保ったまま、表示部の表示画面の表示方向の可変性と安定性とを兼ね備えた回転機構は解決されていなかった。さらに、携帯電話機におけるこのような課題は、他の携帯用表示機器、例えば、携帯用ゲーム機、携帯用テレビなどでも解決すべき問題である。
このような問題点に鑑み、本発明の目的は、簡単な構造で、表示部の表示方向の可変性と安定性とを兼ね備えた回転機構を有する携帯用表示機器の表示部回転装置、及びこの表示部回転装置を備えた携帯用表示機器の提供、並びに携帯用表示機器の表示部の回動方法の提供にある。
以下に、本発明の課題を解決するための手段を記載する。
本発明は、表示部とその支持部とを互いに回動自在に取り付けるための携帯用表示機器の表示部回転装置であって、軸と、軸に嵌合された長方形板状の第1のカムと、第1のカムが軸を中心に回転可能な広さを有する第1の孔と、第1のカムの長辺側を挿入できるが第1のカムの回転ができない広さの第2の孔と、第1のカムの短辺側が挿入でき長辺側は挿入できない幅を持つ第3の孔とが順に連結したカムガイド孔であって、第1のカムを案内する前記カムガイド孔を有するカムガイド板と、軸に嵌合された第1のカムがカムガイド板の第1の孔と第3の孔との間を移動するように軸を案内する軸ガイド孔を有する軸ガイド板と軸をカムガイド孔の第3の孔側に押しつける付勢部材とを備えたことを特徴とする携帯用表示機器の表示部回転装置である。
好ましい本発明は、前記軸に嵌合され軸ガイド孔に案内される四角形板状の第2のカムを備え、軸ガイド孔は第2のカムが回転可能な第4の孔と第2のカムを回転不能に移動可能な第5の孔を連結していることを特徴とする前記表示部回転装置である。
好ましい本発明は、前記第1の孔が第1のカムの回転を90度に規制するストッパを備えていることを特徴とする前記携帯用表示機器の表示部回転装置である。
好ましい本発明は、前記第2の孔は、第3の孔の方向に向かって長い長孔であることを特徴とする前記携帯用表示機器の表示部回転装置である。
好ましい本発明は、前記付勢部材は、バネであることを特徴とする前記携帯用表示機器の表示部回転装置である。
本発明は、携帯用表示機器の本体と表示部とを互いに回動自在にするカム機構を備えた携帯用表示機器の表示部の回動方法であって、前記カム機構は、軸と、軸に嵌合された長方形板状の第1のカムと、第1のカムが軸を中心に回転可能な広さを有する第1の孔と第1のカムの長辺側を挿入できるが第1のカムの回転ができない広さの第2の孔と、第1のカムの短辺側が挿入でき長辺側は挿入できない幅を持つ第3の孔とが順に連結したカムガイド孔であって、第1のカムを案内する前記カムガイド孔を有するカムガイド板と、軸に嵌合された第1のカムがカムガイド板の第1の孔と第3の孔との間を移動するように軸を案内する軸ガイド孔を有する軸ガイド板と、軸をカムガイド孔の第3の孔側に押しつける付勢部材とを有し、前記表示部を付勢部材の付勢力に抗して本体から引き離すようにスライドさせ、付勢力に抗してスライドした表示部を本体に対し90度回動させてから、付勢部材の付勢力によって本体側に引き寄せることを特徴とする携帯用表示機器の表示部の回動方法である。
本発明は、前記本発明の携帯用表示機器の表示部回転装置により、表示部とその支持部とを互いに回動自在に取り付けたことを特徴とする携帯用表示機器である。
本発明によれば、簡単な構造で、表示部の表示方向の可変性と安定性を兼ね備えた回転機構を有する携帯用表示機器の表示部回転装置、及びこの表示部回転装置を備えた携帯用表示機器を提供、並びに携帯用表示機器の表示部の回動方法の提供することができる。
本発明をいくつかの実施形態として説明する。なお、これらの実施形態は、本発明の形態の例であり、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的に沿う範囲で変形、変更することができる。
(実施形態1)
まず、本発明の携帯用表示機器について実施形態1として説明する。本発明の携帯用表示機器は、後述する本発明の携帯用表示機器の表示部回転装置(表示部回転装置と略称することがある。)を備えている。そこで、折り畳み式携帯電話機を例にして本発明の携帯用表示機器を説明する。図1(a)〜(f)は、実施形態1の折り畳み式の携帯電話機の表示部の回転動作を説明した斜視図である。図1(a)は、携帯電話機1が折り畳まれて待機している状態である。この携帯電話機1は、入力機能や送話機能を持つ操作部2、表示機能や受話機能を持つ表示部3、表示部3を支持する支持部4、及び操作部2と支持部4とを折り畳み自在に連結する蝶番5からなっている。支持部4、操作部2及び支持部4を合わせて携帯電話機の本体とも言う。なお、この携帯電話機1の表示部3と支持部4とは、内部構造になるので図示されていないが、後述する本発明の表示部回転装置により結合されている。
図1(b)は、折り畳まれていた携帯電話機1の表示部3を開いて電話機として、又は表示部3に配置されている表示面6を縦長にして使用するときの状態を表す。これは、通常の使用形態の一つである。もう一つの使用形態として、図1(f)に図示したように、表示面6を携帯電話機の本体に対し横長にする使用形態がある。図1(c)から図1(e)は、携帯電話機1の表示部3を90度回転させて、表示面6を縦長状態から横長状態にする動作を表している。すなわち、図1(b)の状態では、携帯電話機1は表示面6が縦長状態になっており、表示部3は表示部回転装置のバネ機構の作用により蝶番5側に付勢されており、スライド、回転不能の状態である。そこで、図1(c)に示すように、表示部3を表示部回転装置の付勢力に抗して支持部4から引き上げて蝶番5から隔離する。これにより、表示部3は回動可能となり、例えば、図1(d)に示すように反時計回りに回転させる。図1(e)は表示部3が90度回転し横長状態になったところであり、この状態ではまだ回動可能である。そこで、表示部3を支持していた手を離せば、表示部回転装置の付勢力によって、表示部3は支持部4上をスライドして、図1(f)に示した状態となり、その端部が蝶番5に接触して固定される。図1(b)及び図1(f)においては、蝶番5の端部と表示部3の端部が接触して表示部3の回転動作を制限しているが、表示部回転装置のカム機構においても表示部3の回転動作を規制している。これについては、本発明の表示部回転装置の実施形態において説明する。
なお、図1(f)に示した表示部3は、操作部2の対称軸に対し左に寄っており対称に配置されていないが、表示部回転装置の表示部3上の配置によって、対象にも右に寄らすこともできる。また、図1に示した携帯電話1は、折り畳み式となっているが、本発明の携帯電話としては、蝶番5がなく、操作部2と支持部4とが一体化されており、その一体化した操作部2に表示部3が表示部回転装置を介して結合している携帯電話や、支持部4が操作部2とスライドして移動できるスライド式携帯電話でもよい。
(実施形態2)
本発明の実施形態2として、携帯用表示機器の表示部回転装置の例を図2,3に示す。図2は、図1に示した携帯電話機1の内部に設置された、実施形態2の表示部回転装置の斜視図であり、図3はその分解斜視図である。図2,3及び図1を参照にしながら実施形態2の表示部回転装置10の説明をする。この表示部回転装置10は、携帯用表示機器の表示部の本体に対する回転の中心軸となる軸18と、軸18と回転不能に勘合された長方形板状(本願で言う長方形は、概略の形が長方形であればよく、通常は角部が面取りされていたり丸身を帯びていたりする。)の第1のカム12と、第1のカム12が軸18を中心に回転可能な広さを有する第1の孔20cと第1のカム12の長辺側が挿入できるが第1のカム12を回転できない広さの第2の孔20aと第1のカム12の短辺側が挿入でき長辺側は挿入できない幅を持つ第3の孔20bとが連結した構造をしていて、第1のカム12を嵌め込んでその移動や回転を案内するカムガイド孔20を有するカムガイド板13とを備えている。
さらに、軸18に嵌合された第1のカム12がカムガイド板13の第1の孔20cと第3の孔20bとの間を移動するように軸18を案内する軸ガイド孔21を有する軸ガイド板14を備えている。軸ガイド孔21は、長孔で軸18すなわち携帯用表示機器の表示部3をスライドさせる所定の距離に相当する長さを持つ。軸ガイド孔21は、その長手方向がカムガイド板13のカムガイド孔20における長手方向と平行になっており、カムガイド孔20の略中央部に重なるように配置されている。なお、カムガイド板13と軸ガイド板14は重ねて互いに固定されている。そして、この実施形態では、軸ガイド孔21に案内される四角形の第2のカム18aが軸18に固定して嵌合されている。そして、軸ガイド孔21の短手方向の幅は、四角形の第2のカム18aが移動可能であるが回転不能な幅となっている。但し、軸ガイド孔21の上端部である第4の孔21cに対応する部分においては、第2のカム18aが回転できるように、短手方向の幅よりも膨らんだ円形になっている。すなわち、軸18は、第1のカム12が第1の孔20cにあるときだけ、回転可能となる。
この実施形態の変形例として、第2のカム18aを省略して、軸ガイド孔21の長孔の短径は、軸18の径とほぼ同じとし、軸ガイド孔21に挿通された軸18は、軸ガイド孔21の長径方向のみに移動可能とすることもできる。
カムガイド板13に形成したカムガイド孔20の第2の孔20a及び/又は第3の孔20bを、第2の孔20aから第3の孔20bの方向に向かって長い長孔としておくと、表示部3をスライドさせる距離を長くすることができ、表示部3を支持部4の先端部で回転させることができるので回転させやすい。
バネ15,16は、軸18をカムガイド孔20における第2の孔20b側に押しつける付勢部材である。バネとしては、安価軽量で単純な構造で大きな付勢力を発揮でき、バネの変形に伴う付勢力の変化の少ないねじりコイルバネなどが好ましい。
さらに、第1のカム12がカムガイド板13から外れないようにするため、カムガイド板13のカムガイド孔20に嵌り込まない大きさの支持板11が、カム抑えピン19a,19bによって第1のカム12に固定されている。なお、ここでは、支持板11は、構造を判りやすく表示するため透明板としているが実際には透明の必要はない。軸18の軸ガイド板14側の端部には、バネ15,16の端部15b,16bが回動自在に嵌め込まれている。そして、軸18の端部先端は拡張されたり、ワッシャーリングやバネ抑え板を設置したりして、バネ15,16が軸18から外れないようにしている。さらに、バネ15,16の反対側の端部15a,16aが固定ピン17aによって軸ガイド板14に結合される。固定ピン17aには、ガイドリング17bを介してバネ15,16を取り付け、バネが固定ピン17aに対し回動自在となるようにしておくことが好ましい。なお、バネは図2に示すように2本とすればよいが、1本でも3本以上でもよい。
このような構造にすることによって、バネ15,16、軸ガイド板14、第2のカム18a、カムガイド板13、第1のカム12、及び支持板11が、この順に軸18により一体に組み立てられている。このように組み立てられた表示部回転装置10は、カムガイド板13、及び軸ガイド板14に対して軸18、及びこれに連結している第1のカム12、及び支持板11はバネ15,16の付勢力によってカムガイド孔20の第3の孔20b側、図2で示せば下方へと付勢されている。図2に示すように第1のカム12が横長の形でカムガイド孔20に配置されているときは、第1のカム12が第3の孔20bに進入できないので軸18は第2のカムガイド孔20a側にある。ここで、カムガイド孔20とバネの付勢力により、回転や移動を抑えられ安定性を保っている。
支持板11、すなわち第1のカム12及び軸18を軸18が軸ガイド孔21に沿って、バネ15,16の付勢力に抗して第1の孔20aまでスライドさせ、そのまま支持板11をカムガイド板13に対し90度回転させる。そうすると、第1のカム12も軸18も第2のカム18aも90度回転して、第1のカム12は長方形の長辺側が軸ガイド孔21と平行になる。そこで、バネ15,16の付勢力を作用させると、軸18が軸ガイド孔21に沿って案内されながら、第1のカム12は第1のカムガイド孔20cから第2の孔20aを通り第3の孔20bへと進入していく。この際、軸18は、軸ガイド板14の軸ガイド孔21と第2のカム18aとによって回転不能の状態になっている。このような操作により、支持板11は、カムガイド板13に対し90度回転し、第1のカム12は第3の孔20bに嵌り、第3の孔20bの側面により規制されて回転できなくなり、バネ15,16の付勢力によってスライドもできなくなる。これが、この実施形態の表示部回転装置10の動作である。
ここで、第1のカム12の形状を厳密な長方形から少し変形し、例えば図2で言えば、左上及び右上の角部の面取りを大きめにし、特に左上角部は、軸18を中心として左側端部までの長さの円内に収まるように面取りをしておく。そして、カムガイド板13のカムガイド孔20のうち第1の孔20cは、図2における右側、すなわち第1のカム12の大きく面取りした反対側を切り欠いて第1のカム12が回転できるようにしておく。そして、この切り欠きは、第1のカム12すなわち軸18が90度回転したら、それ以上回転できないところまでにしておく。このようなカムとカムガイドの組み合わせとすれば、図2に示すような第1のカム12の短辺が第2の孔20aの側面に接する状態で、第2の孔20aから第1の孔20cに侵入してきた第1のカム12は、反時計回りにのみ回転できる。さらに、第1の孔20cの切り欠きが少ない左上側面が第1のカム12の回転に対するストッパとして働き、第1のカム12は90度以上は回転できない。すなわち、この実施形態では、第1の孔20cの切り欠きが少ない左上側面をストッパと考えることもできる。なお、ストッパは、第1のカム12が上述のように軸18が90度回転した位置で停止してそれ以上回転しないように、第1の孔20cの切り欠きの上部左側側面に突起などを設けて係止させるストッパとしてもよい。
この表示部回転装置10は、図2に示した表示部回転装置10の、表側に図1に示した携帯用電話機1の表示部3の表示面の背面が結合され、裏側に支持部4が結合される。表示部3の背面は、表示部回転装置10の支持板11に固定され、支持部4は、軸ガイド板14に固定される。なお、支持部4の表面には表示部回転装置10が収まる凹部を設け、カムガイド板13の表面が支持部4の表面と同一平面となるようにすることが好ましい。また、表示部3の背面にも支持板11の収まる凹部を設けて、表示部回転装置10を携帯用電話機1の表示部3と支持部4に取り付けた際に、表示部3の背面と支持部4の表面とが密接するようにすることが好ましい。表示部3と支持部4との電気的な接続は、軸18を中空円筒状に形成してその中に配線を納めておくことができる。
表示部3の背面における支持板11の取り付け位置は、図1(c)〜(e)に示すように表示部3をバネ15,16の付勢力に抗してスライドさせたときに、支持部4の突出部等に邪魔されずに表示部3を回転できる位置であれば何処でもよい。通常は、表示部3の縦方向は、図1(b)に示すように、表示部3を支持部4に対して縦に配置したときに、表示部の縦端部が蝶番5に接する位置とすることが好ましい。また、表示部3の横方向は、図1(f)に示すように、表示部3を支持部4に対して横に配置したときに、表示部の横端部が蝶番5に接する位置とすることが好ましい。なお、表示部3の配置を操作部2に対し図1(f)に示すように左に寄せたり、中央部にしたり、右に寄せたりするためには、カムガイド孔20の縦方向の長さを調整して第1のカム12のカムガイド孔20中での移動距離を調整すればよい。
(実施形態3)
本発明の表示部回転装置の他の例を、実施形態3として図4〜6に示し、その動作説明図を図7(a)〜(d)に示す。図4は、表示部に設置した本発明の表示部回転装置10の平面図である。図5は、図4に示した表示部回転装置のカム機構部の拡大図であり、図6は、図5におけるA−A断面図である。なお、図7(a)〜(d)は、図4に示した表示部回転装置の第1のカム12の回転動作を示す説明図である。
この実施形態の表示部回転装置は、軸18、第1のカム12、カムガイド板13、第2のカム18a、軸ガイド板14、及びバネ15,16を備えているが、実施形態2で示した表示部回転装置と違って、支持板11は備えていない。軸18と回転不能に嵌合しているカム12は、カムガイド板13に設けたカムガイド孔20に嵌っている。バネ15,16は一端が軸18に挿通しており、他端はカムガイド板13に接続して、軸18及び第1のカム12をカムガイド孔20の第3の孔20b方向へ付勢している。なお、バネ15,16は、軸18に挿通している部分が繋がっている1本のバネとしてもよい。
軸18は、図6に示すように、携帯用表示機器の表示部3の背面板も貫通している。そして、軸18の両端部は、拡張部18b,18cを設けて、軸18から第1のカム12やバネ15,16、表示部3が外れないようにしている。この場合、第1のカム12、及び表示部3の背面板を軸18と回動不能に固定しておけば、第1のカム12、及び表示部3は、カムガイド板13に対して軸18の動きに合わせて回転したり移動したりすることができる。一方、第1のカム12、及び表示部3の背面板の両方又は一方を軸18と回転可能としてもよい。この場合は、第1のカム12を図示していない指示板4に固定し、カムガイド板13を表示部3の背面板に固定しておけばよい。そうすれば、軸18は回転してもしなくても、表示部3と指示部4とは相対的に回転することになる。
カムガイド板13に設けられたカムガイド孔20は、第1の孔20c、第2の孔20a、及び第3の孔20bがこの順に連結している。第1の孔20cは長方形の第1のカム12が軸18を中心にその中で回転可能な広さがあり第1のカム12の角部がほぼ接する略円形である。また、第1の孔20cは、実施形態2で説明したように第1のカム12が90度だけ回転可能なように片側のみが切り欠かれている変形した円形であることが好ましい。図5を用いて説明すれば、第1の孔20cのおよそ右半分は第1のカム12の右下角部が回転できるように切り欠かれているが、左上の四分の一は第1のカム12の長辺の1/2の長さの円弧上に形成されている。
第2の孔20aは縦長で短辺側が第1の孔20cに接しており、第1のカム12の短辺がほぼ接する幅(第1のカム12の長辺と略同じ幅)で、第2の孔20aの長さ方向に第1のカム12が移動可能である。第3の孔20bは縦長で短辺側が第2の孔20aの第1の孔20cと反対側の短辺に接しており、第1のカム12の長辺が接する幅(第1のカム12の短辺と略同じ幅)で第1のカム12が縦長状態でのみ侵入できる長方形である。なお、ここで、第2の孔20aと第3の孔20bの長方形における、長さ(縦)方向は第1のカム12の移動方向であり、幅は第1のカム12の移動方向に垂直な(横)方向である。カムガイド孔20の第2の孔20aと第3の孔20bとの接続部である角部は、第1のカム12の移動や回転が滑らかになるように面取りをして湾曲していることが好ましい。
第1のカム12は長方形であるが、角部は面取りされていることが好ましい。このようにすることで、第1のカム12が第1の孔20c中で滑らかに回転できる。そして、角部の少なくとも1箇所は、軸18の中心から第2の孔20aまでの距離より若干短めの半径の円の一部と重なるように湾曲していることが好ましい。このようにすることで、この角部は、第1の孔20cの側面が第2の孔20aの側面と同じ幅であっても回転可能である。図5に即して説明すれば、第1のカム12の左上の角部12aを上記のように円形に面取りしており、この角部は第1の孔20cの左側の円形部分においても第1のカム12の回転の妨げにはならない。
図7(a)〜(d)を参照にして、表示面回転装置の回転動作を説明する。図7(a)は、図4と同じ状態である。ここでは図の見やすさのため図示していないが、携帯電話機等の本体の一部である支持部4は、カムガイド板13及び軸ガイド板14に固定されるものであり、図7(a)〜(d)においては、支持部4の基準線22(蝶番5の端部を表す線と考えてもよい。)、バネ固定位置線23によって表示面回転装置に対する支持部4の相対位置を表している。それ故、カムガイド板13とバネの端部15a,16aは、図7(a)〜(d)において同じ線上に固定されている。表示部3の相対的な動きに伴って軸18及び第1のカム12は上下のシフトや回転をすることになる。
図7(a)に示す状態は、表示部3が縦表示状態とする。ここで、第1のカム12は横長になってカムガイド孔20の第2の孔20aに収まっている。第1のカム12が横長状態で第2の孔20aに収まっている間は、第1のカム12およびこれに連結している軸18,表示部3は回転できない。また、このままでは、第1のカム12がバネ15,16の付勢力によって、第3の孔20b側に押しつけられており、第1のカム12及びこれに固定されている表示部3は移動もできない。ここで表示部3をバネ15,16の付勢力に抗して、図の上方、支持部基準線22から離れる方向に引き上げると、表示部3に伴って第1のカム12は、カムガイド孔20の上部第1の孔20cに移動し、図7(b)に示すように、カムが半時計回りに回転可能な状態になる。そこで、表示部3を半時計回りに90度回転させた状態を図7(c)に示した。なお、第1のカム12は90度回転すると、第1の孔20cの左上側の切り欠きの少ない円形の部分のストッパ機能によりそれ以上は回転しない構造になっている。また、第1のカム12の左上角部が大きく面取りされているので、第1のカム12は第1の孔20cの左側面に邪魔されることなく90度回転できる。
ここで、バネ15,16の付勢力に抗して表示部3を引き上げていた力を緩めれば、表示部3は第1のカム12及び軸18とともに支持部基準線22側に移動し、図7(d)に示す状態になる。ここで、第1のカム12は、90度回転して縦長になったまま、カムガイド孔20中を移動して第1の孔20cから第2の孔20aを通って第3の孔20bに進入する。軸18と回転不能に勘合された第2のカム18aが、軸ガイド板14に設けられた軸ガイド孔21に案内されているので、第1のカム12の移動方向に直交する方向、すなわち図7における左右方向には移動できないように規制されている。なお、この実施形態における第2のカム18aは、軸ガイド孔21の幅とほぼ同じ幅の正方形板状としている。なお、第2のカム18aは、少なくとも第1のカム12が移動方向に対し縦長になっているときは、軸18が左右方向には移動できないように軸ガイド孔21の左右両側面に接するようになっていればよい。
表示部3を横表示状態から縦表示状態へと変更するときは、以上に説明した操作を逆にすればよい。すなわち、バネ15,16の付勢力に抗して表示部3を引き上げ、第1のカム12を第1の孔20cの位置に持ってきて、時計回りに90度回転させ、バネ15,16の付勢力により戻してやれば、表示部3は元の図7aの状態に戻る。
(実施形態4)
本発明の表示部回転装置の他の例を、実施形態4として図4〜6に示し、その動作説明図を図8(a)〜(d)に示す。この実施形態は、実施形態3と類似しているので、これと異なっている部分を中心に説明する。この実施形態においては、第2のカム18aが角部を面取りした長方形板状をしており、軸を案内する長孔である軸ガイド孔21は、軸ガイド孔21の上端部である第4の孔21c、すなわち第1のカム12が孔20cにあるときに第2のカム18aがある部分に略円形のふくらみを持っている。そして、第2のカム18aはこの第4の孔21cの位置においてのみ回転可能である。軸ガイド孔21の中央部21a,下端部21b(軸ガイド孔21の中央部21a,下端部21bを合わせて第5の孔ともいう。)の位置においては、長方形板状の第2のカム18aの長辺が軸ガイド孔21の側面に接しているときは、軸ガイド孔21の長手方向への移動はできるが、短手方向(図4の左右方向)への移動や回転はできない状態になっている。
図8(a)〜(d)は、実施形態4として図4〜6に示した表示部回転装置の回転動作を示す説明図である。この実施形態の表示部回転装置は、軸18、第1のカム12、カムガイド板13、軸ガイド板14,及びバネ15,16を備えているが、実施形態3で説明した表示部回転装置とほとんど同じ動作をする。すなわち、この実施形態の表示部回転装置は、この移動時において、カムガイド板13及び軸ガイド板14に対して軸18及びこれに固着している第1のカム12が、回転はできない状態で、軸ガイド板14の軸ガイド孔21に案内される方向に移動する。この表示部回転装置を図6に示すように、軸18を携帯表示器の表示部3に固定し、カムガイド板13を図示していない携帯表示器の支持部に固定すれば、携帯表示器の表示部3と支持部とは、軸18とカムガイド板13との相対的な動作と同じような動作をする。
具体的な動作について説明する。第1のカム12は、実施形態3に対する図7に沿った説明と同じ動作をし、同時に第2のカム18aが図8(a)〜(d)に示す動作をする。図7(a)〜(d)と図8(a)〜(d)はそれぞれ対応しており、軸18が同じ場所に位置している。なお、図8(a)〜(d)においては、説明の都合上軸ガイド孔21,第2のカム18a、軸18及びバネ15,16以外は省略して記載している。表示部回転装置のカムガイド板13及びこれに固定された支持部4の相対位置は、バネ固定位置線23によって表示している。
図8(a)においては、第2のカム18aが図7(a)の位置にある状態を示している。ここで、表示部3が図7(b)に示す状態に引き上げられると、第2のカム18aは図8(b)に示すように軸ガイド孔21の上端部である第4の孔21cに移動する。第4の孔21cは円形をしており、四角形の第2のカム18aが軸18を中心にして回転可能になっている。そして、表示部3が図7(c)に示す状態になるように、第1のカム12を軸18を中心に90度回転すると、第2のカム18aも90度回転し、第2のカム18aの幅は軸ガイド孔21の中央部21a及び下端部21bの部分である第5の孔の幅とほぼ同じになっている。
さらに、バネ15,16の付勢力に抗している力を緩めると、表示部3が図7(d)に示す状態になるように軸18が軸ガイド孔21の第4の孔21cから第5の孔側の下端部21bへと移動してくる。このとき、この実施形態では、第2のカム18aが軸ガイド孔21の両側面に接しながら移動するため、第2のカム18a、すなわち軸18及び第1のカム12は回転不能の状態で移動する。この実施形態においては、軸18に固定している表示部3は、一旦横向きにセットされてスライドを開始すると、回転動作を規制されて円滑に横向きのまま支持部4の付け根すなわち蝶番5に接する部分にスライドしてくることになる。
この実施形態では、第1のカム12と表示部3の背面板とを直接固定することはできない。この為、第1のカム12及び第2のカム18aと軸18を回転不能に固定し、表示部3の背面板と軸18も回転不能に固定することが必要である。このようにして、第1のカム12及び第2のカム18aと表示部3とを連動して回転させることができる。軸ガイド板14の配置は、カムガイド板13とバネ15,16との間とすることも可能で、バネ15,16の軸18方向に対する安定性、第1のカム12と表示部との接続容易性などの効果が期待できる。
以上の実施形態2乃至4に説明した表示部回転装置をはじめ本発明の表示部回転装置は、部品点数が少なく、部品の形状も簡単で、取り付け相手である携帯用表示機器の一部を兼用できるものも多い。このため、本発明の表示部回転装置は、製造が簡単で、安価に製造でき、壊れ難く、取り扱いや携帯用表示機器への取り付けも容易である。このため、本発明の携帯用表示機器も、本発明の表示部回転装置の上記特徴を備えており、さらに、取り扱いが簡単で、使い勝手がよく、耐久性も優れている。また、上記実施形態で説明した携帯用表示機器の表示部の回動方法によれば、携帯用表示機器の取り扱いが簡単で、使い勝手がよく、耐久性も優れることになる。
本発明によれば、携帯電話機や携帯用ゲーム機、携帯テレビなとの携帯用表示機器において、表示部と操作部等の本体部分とを平行にしたり垂直にしたりして利用するための簡単で使いやすく、経済的な表示部回転装置が提供できる。また、この表示部回転装置を備えた携帯用表示機器は、経済的で使い勝手のよい縦横両用の表示画面を持つ。
本発明の表示部回転装置を備えた携帯電話機の表示部の回転動作を示す説明図 本発明の表示部回転装置の斜視図 図2に示した表示部回転装置の分解斜視図 表示部に設置した本発明の表示部回転装置の平面図 図4に示した表示部回転装置の要部拡大図 図5に示した表示部回転装置のA−A断面図 図4に示した表示部回転装置の第1のカムの回転動作を示す説明図 図4に示した表示部回転装置の第2のカムの回転動作を示す説明図
符号の説明
1:携帯電話機
2:操作部
3:表示部
4:支持部
5:蝶番
6:表示面
10:表示部回転装置
11:支持板
12:第1のカム
13:カムガイド板
14:軸ガイド板
15,16:バネ
15a,16a:バネ端部
15b,16b:軸との結合部
17a:固定ピン
17b:ガイドリング
18:軸
18a:第2のカム
19a,19b:カム抑えピン
20:カムガイド孔
20a:第2の孔
20b:第3の孔
20c:第1の孔
21:軸ガイド孔
21a:軸ガイド孔の中央部(第5の孔)
21b:軸ガイド孔下端部(第5の孔)
21c:第4の孔(軸ガイド孔上端部)
22:支持体基準線
23:バネ固定位置線
24a:カムガイド板抑えピン
24b:カムガイド板抑えピン

Claims (7)

  1. 表示部とその支持部とを互いに回動自在に取り付けるための携帯用表示機器の表示部回転装置であって、
    軸と、
    軸に嵌合された長方形板状の第1のカムと、
    第1のカムが軸を中心に回転可能な広さを有する第1の孔と、第1のカムの長辺側を挿入できるが第1のカムの回転ができない広さの第2の孔と、第1のカムの短辺側が挿入でき長辺側は挿入できない幅を持つ第3の孔とが順に連結したカムガイド孔であって、第1のカムを案内する前記カムガイド孔を有するカムガイド板と、
    軸に嵌合された第1のカムがカムガイド板の第1の孔と第3の孔との間を移動するように軸を案内する軸ガイド孔を有する軸ガイド板と
    軸をカムガイド孔の第3の孔側に押しつける付勢部材とを備えたことを特徴とする携帯用表示機器の表示部回転装置。
  2. 前記軸に嵌合され軸ガイド孔に案内される四角形板状の第2のカムを備え、
    軸ガイド孔は、第2のカムが回転可能な第4の孔と第2のカムを回転不能に移動可能な第5の孔を連結していることを特徴とする請求項1に記載の携帯用表示機器の表示部回転装置。
  3. 前記第1の孔は、第1のカムの回転を90度に規制するストッパを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯用表示機器の表示部回転装置。
  4. 前記第2の孔は、第3の孔の方向に向かって長い長孔であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の携帯用表示機器の表示部回転装置。
  5. 前記付勢部材は、バネであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の携帯用表示機器の表示部回転装置。
  6. 携帯用表示機器の本体と表示部とを互いに回動自在にするカム機構を備えた携帯用表示機器の表示部の回動方法であって、
    前記カム機構は、軸と、軸に嵌合された長方形板状の第1のカムと、第1のカムが軸を中心に回転可能な広さを有する第1の孔と第1のカムの長辺側を挿入できるが第1のカムの回転ができない広さの第2の孔と、第1のカムの短辺側が挿入でき長辺側は挿入できない幅を持つ第3の孔とが順に連結したカムガイド孔であって、第1のカムを案内する前記カムガイド孔を有するカムガイド板と、
    軸に嵌合された第1のカムがカムガイド板の第1の孔と第3の孔との間を移動するように軸を案内する軸ガイド孔を有する軸ガイド板と、
    軸をカムガイド孔の第3の孔側に押しつける付勢部材とを有し、
    前記表示部を付勢部材の付勢力に抗して本体から引き離すようにスライドさせ、付勢力に抗してスライドした表示部を本体に対し90度回動させてから、付勢部材の付勢力によって本体側に引き寄せることを特徴とする携帯用表示機器の表示部の回動方法。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の携帯用表示機器の表示部回転装置により、表示部とその支持部とを互いに回動自在に取り付けたことを特徴とする携帯用表示機器。
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