JP4343257B2 - 部品実装機制御方法および部品実装機 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品等の部品を基板に実装する部品実装機を制御する部品実装機制御方法、およびその方法を実行する部品実装機に関する。
従来、基板に電子部品(以下、単に「部品」という)を実装する装置として部品実装機が存在する。部品実装機は、部品を部品実装機に供給するテープフィーダ等の部品供給部が複数並設されており、移載ヘッドがこの部品供給部から供給される部品を吸着し基板に移送し装着する。
このような部品実装機において、部品実装機に対する操作効率を向上させるため、部品実装機の前面および後面のいずれからでも操作可能な部品実装機も存在する(例えば、特許文献1参照)。
このような部品実装機においては、例えば、部品実装機の前側および後側のそれぞれに、ユーザが部品実装機に指示を与えるための操作部が存在し、ユーザの指示に基づき、移載ヘッド等の可動部が移動する。可動部が移動することにより、ユーザは、当該可動部または当該可動部以外の構成要素の清掃、交換等のメンテナンス作業を行うことができる。
特開平9−130084号公報
しかしながら、上記従来の部品実装機においては、上述のようなメンテナンス作業を行う場合の可動部の移動方向が決定されている。
例えば、部品実装機において基板を支える下受ブロックには、基板を直接支持する複数の下受ピンが保持されており、部品実装の対象となる基板の形状等に応じ、その下受ピンの交換や位置変更等を行う必要がある。この作業を下受ピンの交換という。
この下受ピンの交換は、下受ブロックを部品実装機から取り出してから行われる。その際、移載ヘッド等の可動部は一方の側へ寄せられ、ユーザは他方の側から下受ブロックを取り出すことができる。
従来の部品実装機においては、ユーザから下受ピンの交換の指示がなされた場合、その指示が前側から行われたのか、後側から行われたのかに関係なく、移載ヘッドは後側に移動される。この場合、下受けブロックは部品実装機の前側から取り出すことになる。つまり、ユーザは、後側の操作部から下受ピンの交換の指示を与えた場合においても、前側に回って下受けブロックを取り出す必要がある。
また、例えば、移載ヘッドの清掃を行う場合、清掃し易いように移載ヘッドを部品実装機の前側または後側へ移動させて行う。
例えば、AおよびBの2つの移載ヘッドを備える従来の部品実装機においては、ユーザはどの移載ヘッドの清掃を行うかを明示的に指示する必要がある。つまり、ユーザは、自分が存在している側に近い移載ヘッドを清掃する場合、自分がどの位置にいるのか、また、その移載ヘッドがAおよびBのいずれであるのか等を判断し、操作部から明示的な指示を与える必要がある。つまり、メンテナンス作業を行うにあたって本質的ではない負担をユーザに掛けている。
このように、従来の部品実装機においては、ユーザがメンテナンス作業を行う際に、ユーザにとって時間的および労力的に無駄となる負担を発生させている。
本発明は、上記課題を考慮し、部品実装機に対するメンテナンス作業をユーザに効率よく行わせるための部品実装機制御方法および部品実装機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の部品実装機制御方法は、部品を基板に実装するために前記部品の吸着および前記部品の前記基板への装着を行う移載ヘッドを備える部品実装機を制御するための方法であって、前記部品実装機に指示を与えるユーザが前記部品実装機のいずれの側に存在するかの判定を行う判定ステップと、前記判定ステップにおける判定結果に応じ、前記ユーザが存在すると判定された側からの前記部品実装機に対するメンテナンス作業を可能とするために、前記移載ヘッドを移動させるべき目的位置を決定する決定ステップと、前記決定ステップで決定した目的位置に前記移載ヘッドを移動させる位置制御ステップとを含む。
言い換えると、本発明の部品実装機制御方法は、部品を基板に実装するための可動部を備える部品実装機を制御するための方法であって、前記部品実装機に指示を与えるユーザが前記部品実装機のいずれの側に存在するかの判定を行う判定ステップと、前記判定ステップにおける判定結果に応じ、前記ユーザが存在すると判定された側からの前記部品実装機に対するメンテナンス作業を可能とする位置に、前記可動部を移動させる位置制御ステップとを含む。
これにより、ユーザは、ユーザの存在する側から部品実装機に対するメンテナンス作業を行うことができる。また、このメンテナンス作業を開始するに際し、自身が部品実装機のいずれの側に存在するのか、また、可動部をいずれの側に移動させるのか等の判断を行う必要がない。つまり、ユーザに効率よくメンテナンス作業を行わせる部品実装機制御方法を提供することができる。
また、本発明の部品実装機制御方法は、更に、前記ユーザの指示を受け付ける受付ステップを含み、前記判定ステップでは、前記受付ステップにおいて前記ユーザの指示が受け付けられると、前記ユーザが前記部品実装機のいずれの側に存在するかの判定を行うとしてもよく、前記部品実装機は、前記ユーザが前記部品実装機に指示を与えるための複数の操作部を備え、前記受付ステップでは、いずれかの前記操作部から行われた前記ユーザの指示を受け付け、前記判定ステップでは、前記受付ステップにおいて受け付けられた前記ユーザの指示が、いずれの操作部から行われたかに応じて、前記ユーザが前記部品実装機のいずれの側に存在するかを判定するとしてもよい。
これにより、部品実装機は、ユーザの操作部からの指示により、前記ユーザが部品実装機のいずれの側に存在するかを判定することができる。例えば、ユーザが、部品実装機の操作のために通常使用する操作部から何らかの指示を与えた場合、ユーザが部品実装機のいずれの側に存在するかを判定することができる。つまり、ユーザが行う通常の行為を捕捉してこの判定を行うことができる。そのため、この判定に際し、ユーザに不要な負担を掛けることがない。
また、前記操作部は、前記部品実装機の前側と後側とにそれぞれ設けられており、前記判定ステップでは、前側の前記操作部から行われた前記ユーザの指示が前記受付ステップにおいて受け付けられた場合、前記ユーザが前記部品実装機の前側に存在すると判定し、後側の前記操作部から行われた前記ユーザの指示が前記受付ステップにおいて受け付けられた場合、前記ユーザが前記部品実装機の前側に存在すると判定するとしてもよい。
これにより、前後に操作部を備える部品実装機でこの部品実装機制御方法を実行することができる。
また、本発明の部品実装機制御方法において、前記メンテナンス作業は、前記可動部以外の前記部品実装機の構成要素に対するものであり、前記位置制御ステップでは、前記メンテナンス作業のために必要な所定の領域の外に前記可動部を移動させることで、前記メンテナンス作業を可能とする位置に前記可動部を移動させるとしてもよい。
このように、メンテナンス作業のために必要な所定の領域の外に可動部を移動させる、つまり、所定の領域から可動部を退避させることで、ユーザの存在する側からメンテナンス作業の対象となる構成要素を取り出すことや当該構成要素に触れることなどが可能となる。例えば、下受ブロックを取り出して行う下受ピンの交換、基板に装着するための部品を部品実装機に供給する部品供給部の交換、基板に装着する部品に関する情報を光学的に認識するための光学系のメンテナンス、およびノズルステーションが保持するノズルの交換等のメンテナンス作業を行うことができる。
また、本発明の部品実装機制御方法において、前記メンテナンス作業は、前記可動部に対するものであり、前記位置制御ステップでは、前記メンテナンス作業が可能な所定の領域内に前記可動部の少なくとも一部を移動させることで、前記メンテナンス作業を可能とする位置に前記可動部を移動させるとしてもよい。
このように、可動部に対するメンテナンス作業が可能な所定の領域内に可動部の少なくとも一部を移動させることで、ユーザの存在する側から、可動部の少なくとも一部に対するメンテナンス作業を行うことができる。例えば、可動部へのグリスの供給、および移載ヘッドの清掃、交換等のメンテナンス作業を行うことができる。
また、本発明の部品実装機は、部品を基板に実装するための可動部を備える部品実装機であって、前記部品実装機に指示を与えるユーザが前記部品実装機のいずれの側に存在するかの判定を行う判定手段と、前記判定手段による判定の結果に応じ、前記ユーザが存在すると判定された側からの前記部品実装機に対するメンテナンス作業を可能とする位置に、前記可動部を移動させる位置制御手段とを備える。
これにより、ユーザは、ユーザの存在する側から部品実装機に対するメンテナンス作業を行うことができる。また、このメンテナンス作業を開始するに際し、自身が部品実装機のいずれの側に存在するのか、また、可動部をいずれの側に移動させるのか等の判断を行う必要がない。つまり、ユーザに効率よくメンテナンス作業を行わせる部品実装機を提供することができる。
更に、本発明は、本発明の部品実装機制御方法における特徴的なステップを含むプログラムとして実現したり、そのプログラムが格納されたCD−ROM等の記憶媒体として実現したり、集積回路として実現することもできる。プログラムは、通信ネットワーク等の伝送媒体を介して流通させることもできる。
本発明は、部品実装機に対するメンテナンス作業をユーザに効率よく行わせるための部品実装機制御方法および部品実装機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
まず、図1〜図5を用いて、実施の形態の部品実装機1の構成を説明する。
図1は、実施の形態の部品実装機1の外観を示す図である。
図1(A)は、部品実装機1を前面斜め上から見た斜視図であり、図1(B)は、部品実装機1を後面斜め上から見た斜視図である。
実施の形態の部品実装機1は、電子機器を構成する基板上に複数種類の部品を実装する装置であり、図1(A)および図1(B)に示すように、前面操作部2と後面操作部3とを備えている。
前面操作部2は、前面タッチパネル2aと前面ボタン部2bとから構成される。前面タッチパネル2aは、ユーザが触れることでメンテナンス作業等に関する指示を部品実装機1に与えることができる表示装置であり、たとえば液晶のタッチパネルである。
なお、本明細書において「ユーザ」という場合、「使用者」または「オペレータ」等と呼ばれる、部品実装機の操作を行う者のことを指す。
前面ボタン部2bは全体の動作等に係る指示を部品実装機1に与える複数のボタンからなるボタン群である。後面操作部3も同様に後面タッチパネル3aと後面ボタン部3bとから構成される。
つまり、部品実装機1は、前面からも後面からもユーザの指示を受け付けることができる部品実装機である。
なお、前面操作部2および後面操作部3は、実質的にいずれか一方のみがユーザの指示を受け付け可能となるように排他制御される。これら操作部における表示内容およびボタンの配置等については図7および図8を用いて後述する。
また、部品実装機1は、稼動状況をユーザに視認させる状況表示灯4と、基板に実装する部品が一時的に置かれるフィーダテーブル5〜8とを備える。部品実装機1の主電源の投入および遮断を行う電源スイッチ9は前面に備えられている。
2つの前側カバー10、および2つの後側カバー11はそれぞれ開閉可能であり、それらを必要に応じて開けた状態で部品実装機1の内部の各部に対するメンテナンス作業が行われる。
図2は、実施の形態の部品実装機1の主要な内部構成を示す第1の図である。
部品実装機1は、4つの移載ヘッド15と、各移載ヘッド15をX軸方向およびY軸方向に移動させるXYユニット16とを備える。なお、前側に本来存在する2つの移載ヘッド15は図示の都合上省略されている。
また、図中に示すように、X軸方向は部品実装機1における基板の搬送方向と平行な方向であり、Y軸方向はX軸方向に垂直かつ基板の板面に平行な方向である。
図2に示すように、XYユニット16は、前側と後側のそれぞれに2つずつ存在する、X軸方向に平行なビーム17上に1つずつ配置される。従って、移載ヘッド15も、前側と後側の2つのビーム17上のそれぞれに1つずつ配置される。
移載ヘッド15はXYユニット16によりビーム17上をX軸方向に移動される。またビーム17はXYユニット16により、X軸方向と平行を保ちながらY軸方向に移動される。これにより、移載ヘッド15は、X軸方向およびY軸方向に移動される。
移載ヘッド15は、X軸方向およびY軸方向に移動しながら、部品の吸着および基板への部品の装着を繰り返す構成部であり、部品を吸着し基板に装着するノズル15aを複数備えている。
また、前後に向き合って存在する一組の移載ヘッド15は、1つの基板に対し交互に部品を装着することができる。このような1つの基板に対し交互に部品を装着することを「交互打ち」という。つまり、部品実装機1は交互打ちの部品実装機である。
また、部品実装機1において、前後に向き合って存在する移載ヘッド15は二組存在する。つまり、部品実装機1は2つの装着ステージを有している。
各移載ヘッド15が基板に装着する部品は、例えばテープフィーダによって供給される。テープフィーダは、リール状に巻かれた部品テープを保持しており、部品を供給する部品供給部の一例である。また、複数のテープフィーダは一括交換台車20により、一括して部品実装機1にセットすることができる。つまり、一括交換台車20は部品供給部を一括して交換することができる器具であり、部品実装機1に部品を供給する部品供給部の一例でもある。
例えば、部品装着の対象となる基板の種類を変更する場合、一括交換台車20ごと取り替えることで、基板に装着する部品の組を一括して変更することができる。
一括交換台車20はそれぞれの装着ステージの前後に1台ずつセット可能であり、図示していないが、部品実装機1の後側にも各装着ステージに対し1台ずつセットすることができる。
図3は、実施の形態の部品実装機1の主要な内部構成を示す第2の図である。
部品実装機1は、基板を搬送する基板コンベア31を各装着ステージに備えている。また、各基板コンベア31の下には、下受ブロック30を備えている。各基板コンベア31は、2つのコンベア幅寄せ部31a、31bにより2つのレールの間隔が変更される。例えば、下受ピンの交換の際には、下受ブロック30が上昇可能なように2つのレールの間隔が広げられる。
基板コンベア31により搬送されてきた基板は、下受ブロック30に保持されている複数の下受ピン(図示せず)により支えられ、1組の移載ヘッド15により部品が装着される。
本実施の形態においては、基板は、部品実装機1の前側から見て左から右に搬送される。つまり、1つの基板は左側の装着ステージで交互打ちにより部品を装着され、更に、右側の装着ステージで交互打ちにより部品を装着される。
図4は、実施の形態の部品実装機1の構成概要を示す上面図である。なお、図の下方向が部品実装機1の前側である。なお、各移載ヘッド15の下にはそれぞれXYユニット16が存在するが、図示および説明の簡略化のためにXYユニット16についての図示および説明は省略する。なお、各XYユニット16は、それぞれの下にあるビーム17とともにY軸方向に移動する。
図4に示すように、部品実装機1は、図1〜図3を用いて説明した各構成部以外に、ノズルステーション32と、ラインカメラ33とを備えている。
ノズルステーション32は複数種のノズルを保持する台であり、移載ヘッド15は、取り付けられているノズルをノズルステーション32に置かれたノズルと交換することができる。また、ラインカメラ33は移載ヘッド15が吸着した部品の種類、吸着状態などの部品に関する情報を認識するためのカメラであり、レンズ等の光学系を備えている。ノズルステーション32およびラインカメラ33は4つの移載ヘッド15のそれぞれに対応して1つずつ存在する。
また、図4に示すように、部品実装機1において、上流側つまり左側の装着ステージを第1装着ステージ102、下流側つまり右側の装着ステージを第2装着ステージ105とする。
また、部品実装機1において移動可能であり位置の制御が可能な構成要素を可動部と呼ぶ。例えば、移載ヘッド15、ビーム17およびXYユニット16のそれぞれ、およびそれらの組み合わせによる部分は可動部である。本実施の形態においては、各装着ステージの前後のそれぞれに存在する移載ヘッド15とビーム17との組を1つの可動部としても扱い、その説明を行う。
具体的には、図4に示すように、第1装着ステージ102の前側の移載ヘッド15とビーム17とを第1前側可動部103、第1装着ステージ102の後側の移載ヘッド15とビーム17とを第1後側可動部104、第2装着ステージ105の前側の移載ヘッド15とビーム17とを第2前側可動部106、第2装着ステージ105の後側の移載ヘッド15とビーム17とを第2後側可動部107として説明を行う。
上記各可動部は、全体としてY軸方向に移動することができる。また、各可動部において移載ヘッド15は、ビーム17上をX軸方向に移動することができる。
図5は、実施の形態の部品実装機1の機能的な構成を示す機能ブロック図である。なお、部品実装機が本来備える、部品を基板に装着するための機能等についての図示および説明は省略し、本発明の特徴である、部品実装機1のメンテナンス作業時の制御に係る機能を中心に図示および説明を行う。
図5に示すように、部品実装機1は、機能的な構成として、前面操作部2、後面操作部3、判定部100、位置制御部101、第1前側可動部103、第1後側可動部104、第2前側可動部106、および第2後側可動部107を備える。
なお、上述のように、第1前側可動部103および第1後側可動部104のそれぞれは第1装着ステージ102における部品装着のための可動部である移載ヘッド15とビーム17とを含んでおり、第2前側可動部106および第2後側可動部107のそれぞれは第2装着ステージ105における部品装着のための可動部である移載ヘッド15とビーム17とを含んでいる。
前面操作部2および後面操作部3は、図1を用いて説明したように、ユーザが部品実装機1に指示を与えるための構成部であり、それぞれ部品実装機1の前側および後側に設置されている。
判定部100は、部品実装機1に指示を与えるユーザが部品実装機1のいずれの側に存在するかを判定する処理部である。
位置制御部101は、判定部100の判定結果に応じ、各可動部を、ユーザが存在すると判定された側からの部品実装機1に対するメンテナンス作業を可能とする位置に移動させる処理部である。
ここで、可動部が移動される位置、すなわち「ユーザが存在すると判定された側からの部品実装機1に対するメンテナンス作業を可能とする位置」とは、その側からのメンテナンス作業における各行為である、メンテナンス作業の対象となる構成要素を取り出す、視認する、または当該構成要素に触れる等の行為が実質的に可能となる位置である。つまり、この位置は、メンテナンス作業の種類、構成要素の位置、大きさ、形状、および当該構成要素が可動部であるのか、可動部以外であるのか等に応じて異なり、これら条件やユーザの経験則等により導かれる所定の領域内、または所定の領域外に存在することになる。
次に、実施の形態の部品実装機1の動作を図6〜図14を用いて説明する。
図6は、実施の形態の部品実装機1の、ユーザからメンテナンス作業に関する指示を与えられた際の動作の概要を示すフロー図である。
図6のフロー図に示すように、部品実装機1は、ユーザが部品実装機1のいずれの側に存在するかの判定を行う(S1)。この判定の結果に応じ、ユーザが存在すると判定された側からの部品実装機1に対するメンテナンス作業を可能とする位置に、可動部を移動させる(S2)。
上記の判定(S1)は、上述のように判定部100が行い、位置制御部101が、判定結果に応じて第1前側可動部103等を移動させる。つまり、ユーザの存在する位置に応じて、各装着ステージの移載ヘッド15等が移動する。
これにより、ユーザは、指示を与えた側から、下受ピンの交換やラインカメラ33の清掃等のメンテナンス作業を行うことができる。
以下に、各操作部における表示例等を示し、部品実装機1の動作をより具体的に説明する。
図7は、前面操作部2における前面タッチパネル2aの表示例および前面ボタン部2bのボタンの配置例を示す図である。なお、図7に示す前面タッチパネル2aは、ユーザがメンテナンス作業に関する指示を行うためのメンテナンスメニュー画面を表示している。また、後面操作部3における画面表示、ボタンの配置、およびそれらの機能も前面操作部2と同じであり、図7においてかっこ内の符号が後面操作部3における各部の符号である。
図7に示すように、前面ボタン部2bにはSELECTボタン2cが存在する。SELECTボタン2cはユーザが前面操作部2を有効にするための指示を部品実装機1に与えるためのボタンである。
このボタンがユーザに押されONになると、前面操作部2が有効になり、その後のユーザの指示の受付が可能となる。なお、SELECTボタン2cがONになると、SELECTボタン2cの左上部にあるインジケータ(図中ではSELECTボタン2c内の左上部の円で表現している。)が点灯する。
また、SELECTボタン2cがONの場合、後面操作部3内のSELECTボタン3cはOFFになる。逆に、SELECTボタン3cがONの場合、前面操作部2内のSELECTボタン2cはOFFになる。つまり、前面操作部2および後面操作部3の双方から同時に部品実装機1に指示を与えることはできない。
また、前面ボタン部2b内にあるUNLOCKボタンは、自身以外の前面操作部2内の全てのボタンを有効にするためのボタンである、つまり、ユーザは、UNLOCKボタンを押しながらSELECTボタン2cを押した後、UNLOCKボタンを押しながら他のボタンを押すことにより、当該他のボタンに応じた指示を部品実装機1に送ることができる。なお、以下では、説明の簡略化のためにUNLOCKボタンに対する動作は省略する。
ユーザは、部品実装機1の前側(後側)にいる場合、SELECTボタン2c(3c)をONにし、前面タッチパネル2a(後面タッチパネル3a)に表示されたボタンの中から所望するメンテナンス作業に対応するボタンを押す。これにより、当該メンテナンス作業のための画面に遷移する。
例えば、ユーザにより、「下受ピン交換」と表示されたボタンが押されると、図8に示す画面に遷移する。
図8は、実施の形態の部品実装機1において下受ピンの交換が行われる場合の前面タッチパネル2aの表示例を示す図である。
図8に示すように、前面ボタン部2b内のSELECTボタン2cのインジケータが点灯しており(図中では黒く塗りつぶすことで点灯を表現している。以下の図も同様)、前面操作部2が有効であることを示している。
また、前面タッチパネル2aには、下受ピンの交換についての案内画面が表示されている。部品実装機1は、ユーザにより「開始」と表示されたボタンが押される、つまり、ユーザからの下受ピンの交換の指示がなされると、下受ピンの交換のための可動部の位置制御を開始する。また、ユーザにより「終了」と表示されたボタンが押されることにより、下受ピンの交換のための可動部の位置制御を終了する。
図9は、実施の形態の部品実装機1における、下受ピンの交換のための可動部の位置制御に係る動作の流れを示すフロー図である。
図9を用いて、下受ピンの交換に係る部品実装機1の動作を説明する。
まず、ユーザにより前面操作部2に存在するSELECTボタン2c、または後面操作部3に存在するSELECTボタン3cがONにされたことを受け付ける(S10)。つまり、前面操作部2または後面操作部3により、ユーザが使用する操作部を有効にするための指示が受け付けられる。
判定部100は、このユーザの動作が部品実装機1のいずれの側で行われたかを捕捉し、ユーザが部品実装機1のいずれの側に存在しているかを判定する。
具体的には、判定部100は、前側にあるSELECTボタン2cがONにされたか否かを判定する。または、ONにされたSELECTボタンがSELECTボタン2cであるのがSELECTボタン3cであるのかを判定する(S11)。これにより、ユーザが部品実装機1の前側に存在するのか、または、後側に存在するのかが判定部100により判定される。
ユーザが部品実装機1の前側に存在すると判定された場合(S11で前側)、ユーザにより下受ピンの交換の指示がなされると、位置制御部101は、第1後側可動部104および第2後側可動部107を後側へ移動させる(S12)。更に、第1前側可動部103および第2前側可動部106を後側へ移動させる(S13)。つまり、部品実装機1は、メンテナンス作業のために必要な所定の領域の外に各可動部を移動させる。
この動作により、ユーザが存在すると判定された側、つまり前側から下受ブロック30を取り出すことができる。
なお、判定部100は、上記判定(S11)のための情報を記憶している。例えば、ユーザからの指示を受け付けた操作部から送信される信号の種類、または送信経路を示す情報と、その情報に対応する操作部が前側のものであるか後側のものであるかを示す情報とを対応付けて位置情報として所定の記憶領域(図示せず)に記憶している。
判定部100は、この位置情報を用い、ユーザからの指示が前面操作部2から行われた場合、ユーザは前側に存在すると判定することができ、後面操作部3から行われた場合、ユーザは後側に存在すると判定することができる。
また、位置制御部101は、判定部100の判定結果に対応し可動部の位置制御を行うための情報を記憶している。例えば、ユーザの存在する側を示す情報と、メンテナンス作業の種類に応じた、位置制御の対象とすべき可動部および移動すべき目的位置を示す情報とを対応付けて制御情報として所定の記憶領域(図示せず)に記憶している。
位置制御部101は、この制御情報を用い、判定部100の判定結果に応じて、位置制御の対象とすべき可動部を目的位置に移動させることができる。具体的には、XYユニット16が、位置制御部101から送られる情報に基づき、自分自身も含め、位置制御の対象とすべき可動部を目的位置に移動させる。
上記各可動部の移動後、または、遅くとも下受ブロック30が上昇してくる前までに、各装着ステージに存在するそれぞれの基板コンベア31のレール幅が広げられる(S14)。
各装着ステージにおいて、基板コンベア31のレール幅が、下受ブロック30がレールの間を通過可能なほどに広げられると、各下受ブロック30が上昇する(S15)。
各下受ブロック30が取り出し可能な位置にまで上昇すると、各下受ブロックは、部品実装機1の前側からユーザにより取り出される(S16)。
また、判定部100による上記判定(S11)の結果、ユーザが部品実装機1の後側に存在すると判定された場合(S11で後側)、ユーザにより下受ピンの交換の指示がなされると、位置制御部101は、第1前側可動部103および第2前側可動部106を前側へ移動させる(S17)。更に、第1後側可動部104および第2後側可動部107を前側へ移動させる(S18)。つまり、部品実装機1は、メンテナンス作業のために必要な所定の領域の外に各可動部を移動させる。
この動作により、ユーザが存在すると判定された側、つまり後側から下受ブロック30を取り出すことができる。
その後は、ユーザが部品実装機1の前側に存在すると判定された場合(S11で前側)と同様に、各基板コンベア31のレール幅が広げられ(S19)、各下受ブロック30を上昇させる(S20)。各下受ブロック30が取り出し可能な位置にまで上昇すると、各下受ブロックは、部品実装機1の後側からユーザにより取り出される(S21)。
ユーザは下受ブロック30を取り出すと、下受ブロック30に設置された下受ピンの交換および配置換え等を行う。その後、ユーザは、下受ブロック30を取り出した位置に設置し、前面タッチパネル2aの「終了」と表示されたボタンを押す。
部品実装機1は、「終了」と表示されたボタンがユーザにより押されると、下受ブロック30の所定の位置への移動、基板コンベア31の所定のレール幅への調整等を行い、下受ピンの交換に係る各構成部の位置制御に係る動作を終了する。
図10は、図9に示す動作の流れにおける可動部の移動の概要を示す概要図である。
図10(A)は、部品実装機1の前側から指示を受けた場合の概要図であり、図10(B)は、部品実装機1の後側から指示を受けた場合の概要図である。
なお、図10(A)および図10(B)は、部品実装機1の第1装着ステージ102についての可動部の移動の概要を示しているが、第2装着ステージ105についての可動部の移動も同様に行われる。
図10(A)の左図に示すように、ユーザによってSELECTボタン2cがONにされ、前面タッチパネル2aから下受ピンの交換の指示がなされた場合、部品実装機1の可動部は、図10(A)の右図に示すように移動する。すなわち、[1]第1後側可動部104と第1前側可動部103とが後側へ退避する。
その後、[2]下受ブロック30が上昇し、[3]ユーザは自身の存在する前側から下受ブロック30を取り出すことができる。
また、図10(B)の左図に示すように、ユーザによってSELECTボタン3cがONにされ、後面タッチパネル3aから下受ピンの交換の指示がなされた場合、部品実装機1の可動部は、図10(B)の右図に示すように移動する。すなわち、[1]第1前側可動部103と第1後側可動部104とが前側へ退避する。
その後、[2]下受ブロック30が上昇し、[3]ユーザは自身の存在する後側から下受ブロック30を取り出すことができる。
図11は、下受ピンの交換の指示を受けた部品実装機1における可動部の移動位置の例を示す上面の概要図である。
図11(A)は、部品実装機1の前側から指示を受けた場合の上面の概要図であり、図11(B)は、部品実装機1の後側から指示を受けた場合の上面の概要図である。なお、前側および後側のいずれからユーザの指示がなされたかを示すために、各概要図の上下にそれぞれの側に備えられているSELECTボタンを表示している。
図11(A)に示すように、部品実装機1の前側にあるSELECTボタン2cがONにされた場合、つまり、ユーザからの指示が部品実装機1の前側からなされた場合、それぞれ移載ヘッド15とビーム17とで構成される第1前側可動部103、第1後側可動部104、第2前側可動部106、および第2後側可動部107は部品実装機1の後側に退避される。
これにより、2つの装着ステージそれぞれに存在する下受ブロック30は、移載ヘッド15等に邪魔されることなく前側から取り出し可能となる。
また、図11(B)に示すように、部品実装機1の後側にあるSELECTボタン3cがONにされた場合、つまり、ユーザからの指示が部品実装機1の後側からなされた場合、第1前側可動部103等の可動部は部品実装機1の前側に退避される。
これにより、2つの装着ステージそれぞれに存在する下受ブロック30は、移載ヘッド15等に邪魔されることなく後側から取り出し可能となる。
なお、図11(A)および図11(B)に示すように、同じ側に2つの移載ヘッド15を移動させる場合、必要に応じ、2つの移載ヘッド15の一部がX軸方向で重なるように、それらの位置をX軸方向にずらす制御を行う。つまり、前後のビーム17をより接近させることでメンテナンス作業のための空間をより広くとることができる。
このように、本発明の実施の形態の部品実装機1は、ユーザは、自身が指示を与えた側から下受ブロック30を取り出すことができる。つまり、後側から指示を与えた場合であっても、前側に回って下受ブロック30を取り出す必要はなく、後側から下受ブロック30を取り出すことができる。
また、ユーザはこの指示の際に、自身の位置が部品実装機1の前側であるのか後側であるのかを意識する必要はない。また、可動部を後側に移動させるのか前側に移動させるかを明示的に指示する必要もない。
ここで、明示的な指示を必要とする場合、例えば、下受ピンの交換のための画面またはボタン群の中に存在する「前側へ可動部Aを移動させる」等の複数のボタンの中から、自身の位置と移動させるべき可動部とを判断してボタンを選択し押す必要がある。
しかしながら、本発明の実施の形態の部品実装機1においては、下受ピンの交換の指示を部品実装機1に与えるための1つのボタンだけである。これにより、例えば、ボタンの押し間違えの可能性が減少し、ボタンを押し間違えることによる無駄な時間の消費および無駄な処理の発生を抑制することができる。
このように、本発明の実施の形態の部品実装機1は、ユーザに部品実装機1に対するメンテナンス作業を効率よく行わせるための部品実装機制御方法を実行することができる部品実装機である。
以上、メンテナンス作業の種類として、下受ピンの交換を例にとり部品実装機1の動作の説明を行なった。しかしながら、本実施の形態の部品実装機1は、部品実装機1の他の構成要素に対するメンテナンス作業であっても、上記効果を発揮することができる。
例えば、図11(A)に示す概要図のように、ユーザの指示が部品実装機1の前側からなされ、各可動部が後側に退避する場合、部品実装機1の前側からおおよそ図中の点線で囲まれた範囲に存在する構成要素に対するメンテナンス作業が可能となる。
例えば、一括交換台車20等の部品供給部の交換、ラインカメラ33のレンズ等の光学系の清掃および交換、ノズルステーション32に保持されているノズルの交換等のメンテナンス作業を、ユーザが指示を与えた側である部品実装機1の前側から行うことができる。
また、図11(B)に示す概要図のように、ユーザの指示が部品実装機1の後側からなされ、各可動部が前側に退避する場合、部品実装機1の後側からおおよそ図中の点線で囲まれた範囲に対するメンテナンス作業が可能となる。
つまり、後側に存在するラインカメラ33のレンズ等の光学系の清掃および交換等のメンテナンス作業を、ユーザが指示を与えた側である部品実装機1の後側から行うことができる。
これらメンテナンス作業を行うに際し、部品実装機1は、ユーザに、自身の位置および可動部の位置が部品実装機1に対していずれの側であるか等を判断させることなく、ユーザの存在する部品実装機1の前側から行うことができる。
なお、上記各種のメンテナンス作業、すなわち、下受ピンの交換、部品供給部の交換、光学系に対するメンテナンス作業、ノズルステーション32に保持されているノズルの交換等のそれぞれの場合について、各可動部の移動する位置は同じでなくてもよい。
つまり、あるメンテナンス作業を行う場合、ユーザが存在すると判定された側からの当該メンテナンス作業を可能とする位置に可動部を移動させればよい。
例えば、前側のラインカメラ33のレンズ等の光学系の清掃を行う場合、当該光学系の部品実装機1における位置に応じ、前側から当該光学系が視認できる、触れることができる等の条件により、前側から当該光学系の清掃を行うのに必要な所定の2次元または3次元の領域を特定することができる。この所定の領域に可動部が存在する場合、可動部が邪魔となり、実質的に当該光学系の清掃を行うことができない。したがって、移載ヘッド15等の可動部をこの所定の領域から退避させることで、ユーザは前側から当該光学系の清掃を行うことができる。
メンテナンス作業の対象がその他の構成要素であっても、また、後側からメンテナンス作業を行う場合であっても同じである。また各メンテナンス作業における上記所定の領域は、上述のようにメンテナンス作業の対象となる構成要素の位置と形状、またはユーザの経験則などから求めればよい。
また、上記各種のメンテナンス作業は、ユーザの存在する側から移載ヘッド15等の可動部を退避させて行うものである。つまり、可動部以外の部品実装機1の構成要素に対するメンテナンス作業である。しかし、部品実装機においては、ユーザの存在する側に可動部を近づけて行うメンテナンス作業、例えば、可動部であるビーム17に対するグリスの供給等のメンテナンス作業も必要である。
本実施の形態の部品実装機1は、このような、可動部に対するメンテナンス作業においても上記効果を発揮することができる。すなわち、当該メンテナンス作業をユーザに効率的に行わせることができる。
図12は、可動部に対するグリスの供給の指示を受けた部品実装機1における可動部の移動位置の例を示す上面の概要図である。
可動部に対するグリスの供給とは、例えば、ビーム17のY軸方向の移動を滑らかにするための潤滑剤としてのグリスの供給である。
図12(A)は、部品実装機1の前側から指示を受けた場合の上面の概要図であり、図12(B)は、部品実装機1の後側から指示を受けた場合の上面の概要図である。
図12(A)に示すように、ユーザにより部品実装機1の前側にあるSELECTボタン2cがONにされ、上記グリスの供給の指示が部品実装機1の前側から与えられた場合、各装着ステージのビーム17は前側の所定の領域内に移動される。
これにより、ユーザは、ユーザが指示を与えた側である部品実装機1の前側からグリスガン等を用いて2つの装着ステージそれぞれに存在する前側のビーム17にグリスを供給することができる。
また、図12(B)に示すように、ユーザにより部品実装機1の後側にあるSELECTボタン3cがONにされ、上記グリスの供給の指示が部品実装機1の後側から与えられた場合、各装着ステージのビーム17は後側の所定の領域内に移動される。
これにより、ユーザは、ユーザが指示を与えた側である部品実装機1の後側からグリスガン等を用いて2つの装着ステージそれぞれに存在する前側のビーム17にグリスを供給することができる。
なお、図12(A)および図12(B)では、前側から指示があった場合は、前側のビーム17のみをグリス供給の対象として移動させ、後側から指示があった場合は、後側のビーム17のみをグリス供給の対象として移動させる場合を示している。
これは、グリスの供給は、前側のビーム17は、グリスの供給を受ける部位を前側にのみ有し、後側のビーム17は、グリスの供給を受ける部位を後側にのみ有していると想定しているからである。
しかしながら、例えば、ビーム17が前後双方にグリスの供給を受ける部位を有しているのであれば、ユーザが存在すると判定された側に、前後両方のビーム17を移動させてもよい。これにより、ユーザは、前側または後側から全てのビーム17に対してグリスを供給することができる。
また、XYユニット16または移載ヘッド15等の可動部に対してグリスを供給する必要がある場合も、上述のビーム17に対するグリスの供給時と同様な位置制御が行われる。
また、ユーザの存在する側に可動部を近づけて行うメンテナンス作業の例として、ビーム17に対するグリスの供給以外に、移載ヘッド15の清掃等のメンテナンス作業も存在する。
図13は、移載ヘッド15の清掃の指示を受けた部品実装機1における可動部の移動位置の例を示す上面の概要図である。
図13(A)は、部品実装機1の前側から指示を受けた場合の上面の概要図であり、図13(B)は、部品実装機1の後側から指示を受けた場合の上面の概要図である。
図13(A)に示すように、ユーザにより部品実装機1の前側にあるSELECTボタン2cがONにされ、移載ヘッド15の清掃の指示が部品実装機1の前側から与えられた場合、各装着ステージの前後の移載ヘッド15は前側の所定の領域内に移動される。
これにより、ユーザは、ユーザが指示を与えた側である部品実装機1の前側から2つの装着ステージそれぞれに存在する移載ヘッド15の清掃を行うことができる。
また、図13(B)に示すように、ユーザにより部品実装機1の後側にあるSELECTボタン3cがONにされ、ユーザからの移載ヘッド15の清掃の指示が部品実装機1の後側から与えられた場合、各装着ステージの前後の移載ヘッド15は後側の所定の領域内に移動される。
これにより、ユーザは、ユーザが指示を与えた側である部品実装機1の後側から2つの装着ステージそれぞれに存在する移載ヘッド15の清掃を行うことができる。
なお、図13(A)および図13(B)では、ユーザが指示を与えたのが前側であるのか後側であるのかに関係なく、前後両方の移載ヘッド15を、ユーザが存在する側に移動させる場合を示している。
しかしながら、例えば、作業の容易さなどから、ユーザから見て手前に位置する移載ヘッド15のみを清掃の対象とし、ユーザが存在すると判定された側の移載ヘッド15のみをユーザに近づけるように移動させてもよい。これにより、移動に係る不要な処理の発生を無くすことができる。
このように、本発明の実施の形態の部品実装機1は、メンテナンス作業のために、ユーザが存在すると判定された側から可動部を退避させるだけでなく、ユーザが存在すると判定された側に可動部を近づけることもできる。これにより、ユーザは当該側から可動部に対するメンテナンス作業を行うことができる。この場合においても、ユーザは自分の位置の認識や、可動部の移動方向についての明示的な指示等を行う必要がなく、効率的にメンテナンス作業を行うことができる。
なお、上記のユーザが存在すると判定された側に可動部を近づける位置制御を行うメンテナンス作業、すなわち、ビームへのグリスの供給および移載ヘッド15に対するメンテナンス作業のそれぞれの場合について、各可動部の移動する位置は、それぞれに応じた所定の領域内であればよい。
また、ユーザからある可動部に対するメンテナンス作業の指示を受けた際、当該可動部があまりにユーザ側に近いために作業し難い場合は、当該可動部を遠ざける方向に移動させてもよい。つまり、あるメンテナンス作業を行う場合、ユーザが存在すると判定された側から当該メンテナンス作業をすることができる所定の領域内に当該可動部の少なくとも一部を移動させればよく、その移動方向は関係ない。
例えば、前側の移載ヘッド15を清掃する場合、当該移載ヘッド15の形状や大きさ、および移動可能範囲等に応じ、前側から実質的に当該移載ヘッド15の清掃が可能な所定の領域が特定される。したがって、少なくとも当該移載ヘッド15の一部をこの所定の領域内に移動させることで、ユーザは前側からその一部の清掃を行うことができる。
メンテナンス作業の対象となる構成要素がその他の可動部であっても、また、後側からメンテナンス作業を行う場合であっても同じである。また各メンテナンス作業における上記所定の領域は、上述のようにメンテナンス作業の対象となる構成要素の位置と形状、またはユーザの経験則などから求めればよい。
また、上述の可動部を退避させる機能と可動部を近づける機能とを同時に有することは当然に可能である。例えば、部品実装機1において、ユーザから指示されたメンテナンス作業が可動部以外の部品実装機の構成要素に対するものである場合、メンテナンス作業のために必要な所定の領域の外に可動部を移動させることで、メンテナンス作業を可能とする位置に可動部を移動させる制御を行えばよい。また、メンテナンス作業が可動部に対するものである場合、メンテナンス作業が可能な所定の領域内に可動部の少なくとも一部を移動させることで、メンテナンス作業を可能とする位置に可動部を移動させる制御を行う制御を行えばよい。
この制御を行う場合、例えば、位置制御部101が判定部100を介し、ユーザから指示されたメンテナンス作業の種類を特定する情報を受け取る。また、上述の制御情報として、(1)ユーザが存在すると判定された側を示す情報と、(2)メンテナンス作業の対象となる構成要素を特定する情報と、(3)そのメンテナンス作業のために位置制御すべき可動部および移動すべき位置を示す情報とを対応付けて記憶しておく。
例えば「(1)前側、(2)移載ヘッド、(3)前側の移載ヘッド:Y=700、後側の移載ヘッド:Y=500」という3項目の情報の組を複数用意し、制御情報として記憶しておく。
位置制御部101は、この制御情報を参照することで、判定部100の判定結果およびユーザに指示されたメンテナンス作業に応じた可動部の位置制御を行うことができる。
なお、移動すべき位置を示す情報は、「600<Y<700」等の幅を持った条件で表されてもよい。また、「Y=700、X=200」等の2次元上の位置を示すものであってもよく、X軸方向のみについての条件であってもよい。また、上記例のように、例えばメンテナンス作業の対象となる構成要素が移載ヘッド15である場合、移載ヘッド15のY軸方向の位置を司るビーム17を移動すべき構成要素とし、ビーム17の移動すべき位置を指定してもよい。
また、部品実装機1は、2つの装着ステージを有するとしたが、装着ステージは1つでもよい。また、部品実装機1は、1つの装着ステージにおいて向き合って存在する2つの移載ヘッド15により交互に基板への部品の装着が行われるとした。つまり、部品実装機1は、交互打ちの部品実装機であるとした。しかしながら、交互打ちでなくてもよく、部品実装機1が備える移載ヘッド15の数は1でもよい。
つまり、本発明の特徴である、ユーザの位置についての判定と、その判定に応じた可動部の移動とによる効果は、装着ステージの数や移載ヘッド15等の可動部の数の増減により滅せられることはない。
また、判定結果に応じて移載ヘッド15等の可動部をX軸方向およびY軸方向に移動させるとした。つまり可動部を2次元的に移動させるとした。しかしながら、可動部を3次元的に移動させてもよい。
例えば、移載ヘッド15が、部品実装機1内の絶対的な上下位置を変更できる機構を有する場合、判定部100の判定結果に応じて移載ヘッド15を上下に移動させてもよい。
例えば、移載ヘッド15の清掃の指示がなされた場合、ユーザが存在すると判定された側に、前後2つの移載ヘッド15を移動させ、かつ、ユーザから見て奥に位置する移載ヘッド15を上に移動させる。または、ユーザから見て手前に位置する移載ヘッド15を下に移動させる制御を行う。これにより、手前と奥の2つの移載ヘッド15に対する清掃作業がし易くなる。
また、部品実装機1は前後に1つずつ操作部を備え、ユーザの存在する位置は、部品実装機1の前側または後側のいずれかであるとした。つまり、ユーザの存在する位置を2通りに分類し、それに応じて可動部の位置を制御するとした。しかしながら、操作部の位置は前後に1つずつでなくてもよく、また、ユーザの存在する位置を3通り以上に分類してもよい。
例えば、操作部を上流側と下流側の2つの装着ステージの前後それぞれ、つまり計4台を備えてもよい。これにより、部品実装機1において、ユーザの指示がなされたのが、前側か後側かだけでなく、上流側か下流側かの判定も可能となる。つまり、判定部100は、ユーザの存在する位置を4通りに分類し、判定することができ、位置制御部101は、4通りの判定結果のそれぞれに応じた可動部の位置制御を行うことができる。
この場合、判定部100は、上述の位置情報として4通りの判定結果を記憶しておけばよい。また、位置制御部101は、上述の制御情報として4通りの判定結果それぞれに対応する情報を記憶しておけばよい。
位置制御部101は判定部100による判定結果と制御情報とを用い、例えば、ユーザの位置が前側かつ上流側であると判定された場合、移載ヘッド15の清掃等のメンテナンス作業の際、移載ヘッド15を前側かつ上流側に移動させる制御を行うことができる。
また、操作部を、上流側または下流側の側面に備えてもよい。例えば、部品実装機1の上流側の側面のカバーが着脱可能である場合、当該側面から部品実装機1に対するメンテナンス作業を行うことができる。この場合、上流側の側面に操作部を備えることで、ユーザが存在する場所が当該側面側であるか否かの判定が可能である。
従って、ユーザが上流側の側面に存在すると判定された場合、前後2つの移載ヘッド15の清掃等のメンテナンス作業を行う際、2つの移載ヘッド15を上流側に移動させる制御を行うことができる。
このように、部品実装機1において、ユーザの指示を受け付ける操作部は互いに異なる位置に2つ以上存在すればよく、その位置は前後に1つずつでなくてもよい。
部品実装機1は、操作部の数に応じて、ユーザの存在する側の判定をより細かく行うことができる。結果として、ユーザの存在する位置に応じたより詳細な可動部の位置制御を行うことができ、ユーザに、より効率的にメンテナンス作業を行わせることができる。
また、判定部100は、SELECTボタン2cおよびSELECTボタン3cのいずれがONであるかに応じてユーザが存在する側を判定するとした。
しかしながら、ユーザが存在する側の判定にこれらSELECTボタンを利用しなくてもよい。つまり、ユーザが存在する側を判定できる情報であれば、他の情報を利用してもよい。
例えば、前面タッチパネル2aまたは後面タッチパネル3aがユーザにタッチされたことを示す情報を判定部100が取得することで、ユーザが前側に存在するのか後側に存在するのかを判定してもよい。また、例えば、前側カバー10または後側カバー11が開けられたことを示す情報を判定部100が取得することで、ユーザが前側に存在するのか後側に存在するのかを判定してもよい。
つまり、判定部100が判定に用いる情報は、当該情報の取得のし易さや、操作上の安全性または効率性等に応じて最適なものを決定すればよい。
また、位置制御部101は、判定部100の判定結果に応じて可動部を移動させるとした。しかしながら、可動部に対する位置制御の開始時に、すでに所定の領域内に可動部が存在する場合、または所定の領域外に可動部が退避されている場合、位置制御部101は、移動距離を“0”とする位置制御を行えばよい。
例えば、前側に存在するユーザから下受ピンの交換の指示がなされた時点で、各可動部がすでに図11(A)に示すような位置に存在していた場合、位置制御部101は移動距離を“0”とする位置制御を行えばよい。
この場合、例えば、位置制御部101が、各可動部の位置制御を開始する時点の各可動部の位置を取得し、上述の制御情報を参照することで、各可動部を移動させるべき距離は“0”であると導くことができる。
また、位置制御を開始する時点の各可動部の位置は、例えば、XYユニット16が位置制御部101に通知してもよい。または、位置制御部101が各可動部の移動履歴を記憶しておき、その記憶した情報を利用してもよい。更には、各可動部の位置を計測する位置センサを設置し、位置制御部101が、その位置センサから計測値を取得してもよい。
これにより、位置制御部101は、可動部の不要な移動を行うことがない。つまり、メンテナンス作業に係る処理の効率性を向上させることができる。
また、部品実装機1における判定部100および位置制御部101等の動作は、中央演算装置(CPU)、記憶装置、および情報の入出力を行うインターフェース等を有するコンピュータにより実現することができる。例えば、前面操作部2から送信されるユーザの指示の種類等を示す信号をインターフェースを介してCPUが受け取る。更に記憶装置から読み出した情報を参照し、移載ヘッド15等の可動部を移動させるべき目的位置を示す情報をインターフェースを介してXYユニット16に送信する。このようなコンピュータの動作によっても、本発明の部品実装機制御方法は実現され、また、本発明の部品実装機の動作が実現される。
本発明は、部品実装機における移載ヘッド等の可動部の位置を制御する制御方法として利用でき、特に、メンテナンス作業を行う際の制御方法等として有用である。
実施の形態の部品実装機の外観を示す図であり、(A)は、部品実装機1を前面斜め上から見た斜視図であり、(B)は、部品実装機を後面斜め上から見た斜視図である。 実施の形態の部品実装機の主要な内部構成を示す第1の図である。 実施の形態の部品実装機の主要な内部構成を示す第2の図である。 実施の形態の部品実装機の構成概要を示す上面図である。 実施の形態の部品実装機の機能的な構成を示す機能ブロック図である。 実施の形態の部品実装機の、ユーザからメンテナンス作業に関する指示を与えられた際の動作の概要を示すフロー図である。 前面操作部における前面タッチパネルの表示例および前面ボタン部のボタンの配置例を示す図である。 実施の形態の部品実装機において下受ピンの交換が行われる場合の前面タッチパネルの表示例を示す図である。 実施の形態の部品実装機における、下受ピンの交換のための可動部の位置制御に係る動作の流れを示すフロー図である。 図9に示す動作の流れにおける可動部の移動の概要を示す概要図であり、図10(A)は、部品実装機の前側から指示を受けた場合の概要図であり、図10(B)は、部品実装機の後側から指示を受けた場合の概要図である。 下受ピンの交換の指示を受けた実施の形態の部品実装機における可動部の移動位置の例を示す上面の概要図であり、(A)は、部品実装機の前側から指示を受けた場合の上面の概要図であり、(B)は、部品実装機の後側から指示を受けた場合の上面の概要図である。 可動部に対するグリスの供給の指示を受けた実施の形態の部品実装機における可動部の移動位置の例を示す上面の概要図であり、(A)は、部品実装機の前側から指示を受けた場合の上面の概要図であり、(B)は、部品実装機の後側から指示を受けた場合の上面の概要図である。 移載ヘッドの清掃の指示を受けた実施の形態の部品実装機における可動部の移動位置の例を示す上面の概要図であり、(A)は、部品実装機の前側から指示を受けた場合の上面の概要図であり、(B)は、部品実装機の後側から指示を受けた場合の上面の概要図である。
符号の説明
1 部品実装機
2 前面操作部
2a 前面タッチパネル
2b 前面ボタン部
2c SELECTボタン
3 後面操作部
3a 後面タッチパネル
3b 後面ボタン部
3c SELECTボタン
4 状況表示灯
5、6、7、8 フィーダテーブル
9 電源スイッチ
10 前側カバー
11 後側カバー
15 移載ヘッド
15a ノズル
16 XYユニット
17 ビーム
20 一括交換台車
30 下受ブロック
31 基板コンベア
31a、31b コンベア幅寄せ部
32 ノズルステーション
33 ラインカメラ
100 判定部
101 位置制御部
102 第1装着ステージ
103 第1前側可動部
104 第1後側可動部
105 第2装着ステージ
106 第2前側可動部
107 第2後側可動部

Claims (5)

  1. 部品を基板に実装するために前記部品の吸着および前記部品の前記基板への装着を行う移載ヘッドを備える部品実装機を制御するための方法であって、
    前記部品実装機に指示を与えるユーザが前記部品実装機のいずれの側に存在するかの判定を行う判定ステップと、
    メンテナンス作業の対象となる構成要素を特定する情報を取得する取得ステップと、
    前記判定ステップにおける判定結果と前記メンテナンス作業の対象となる構成要素を特定する情報とから、前記ユーザが存在すると判定された側から前記メンテナンス作業の対象となる構成要素に対するメンテナンス作業を可能とするために前記移載ヘッドを移動させるべき目的位置を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定された目的位置に前記移載ヘッドを移動させる位置制御ステップと
    を含む部品実装機制御方法。
  2. 前記決定ステップでは、前記メンテナンス作業の対象が、前記基板を支える下受けピンを保持する下受けブロック、または前記部品を前記移載ヘッドに供給する部品供給部である場合、前記目的位置を、前記判定ステップにおいてユーザが存在すると判定された側とは反対側の退避位置に決定する
    請求項1記載の部品実装機制御方法。
  3. 前記決定ステップでは、前記メンテナンス作業の対象が前記移載ヘッドである場合、前記目的位置を、前記判定ステップにおいてユーザが存在すると判定された側の所定の領域内の位置に決定する
    請求項1記載の部品実装機制御方法。
  4. 部品を基板に実装するために前記部品の吸着および前記部品の前記基板への装着を行う移載ヘッドを備える部品実装機であって、
    前記部品実装機に指示を与えるユーザが前記部品実装機のいずれの側に存在するかの判定を行う判定手段と、
    メンテナンス作業の対象となる構成要素を特定する情報を取得する取得手段と、
    前記判定手段による判定結果と前記メンテナンス作業の対象となる構成要素を特定する情報とから、前記ユーザが存在すると判定された側から前記メンテナンス作業の対象となる構成要素に対するメンテナンス作業を可能とするために前記移載ヘッドを移動させるべき目的位置を決定する決定手段と、
    前記決定手段で決定した目的位置に前記移載ヘッドを移動させる位置制御手段と
    を備える部品実装機。
  5. 部品を基板に実装するために前記部品の吸着および前記部品の前記基板への装着を行う移載ヘッドを備える部品実装機を制御するためのプログラムであって、
    前記部品実装機に指示を与えるユーザが前記部品実装機のいずれの側に存在するかの判定を行う判定ステップと、
    メンテナンス作業の対象となる構成要素を特定する情報を取得する取得ステップと、
    前記判定ステップにおける判定結果と前記メンテナンス作業の対象となる構成要素を特定する情報とから、前記ユーザが存在すると判定された側から前記メンテナンス作業の対象となる構成要素に対するメンテナンス作業を可能とするために前記移載ヘッドを移動させるべき目的位置を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定された目的位置に前記移載ヘッドを移動させる位置制御ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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