JP4340916B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents
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Description
また、コイルスプリングの他端は、単にフィルタ部材の底面に接触しているだけであり、軸方向にガイドされていない。そのため、コイルスプリングが軸方向に弾性変形する際に、コイルスプリングは軸方向と交差する方向に折れ曲がり易くなる。すると、コイルスプリングの耐久性が低下するとともに、ニードルの作動の応答性にばらつきが生じる。
また、ハウジングに対してフィルタ部材を軸方向に位置決めする外壁部は、コイルスプリングの外周面に沿って軸方向に延びる形状である。そのため、コイルスプリングが軸方向に弾性変形する際に、コイルスプリングの他端は外壁部により軸方向にガイドされる。よって、コイルスプリングは、軸方向と交差する方向に折れ曲がりにくくなるので、コイルスプリングの耐久性向上およびニードル作動の応答性のばらつき低減を図ることができる。
しかも、外壁部の軸方向位置は、コイルスプリングの軸方向位置と重複することとなるので、燃料噴射弁が軸方向に長くなることを抑制できる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による燃料噴射弁としてのインジェクタを、図1および図2に示す。第1実施形態によるインジェクタ10は、例えばガソリンエンジンの燃焼室に吸入される吸気に燃料を噴射する。なお、インジェクタ10は、ガソリンエンジンの燃焼室に直接燃料を噴射する直噴式のガソリンエンジン、またはディーゼルエンジンに適用してもよい。燃料噴射装置は、インジェクタ10、およびインジェクタ10に燃料を供給する図示しないデリバリパイプなどから構成されている。
フィルタ部材50は、燃料に含まれる異物を捕捉するメッシュ51と、メッシュを一定形状に保持するケーシング52と、ケーシング52を固定コア34に保持させるカラー53とから構成されている。メッシュ51およびカラー53は金属製、ケーシング52は樹脂製である。メッシュ51およびカラー53はインサート成形によりケーシング52と一体に形成されている。
外壁部533のうちニードル25の側の端部、すなわち係合部535は開放端となっている。そのため、カラー53を固定コア34に圧入する際に、外壁部533は径方向内側に変形しやすくなる。よって、圧入する力が過剰になることを回避しつつ、カラー53と固定コア34との接触面から燃料が漏れ出ることを防止できる。
コイル31への通電を停止しているとき、固定コア34と可動コア35との間には磁気吸引力が発生しない。そのため、一体のニードル25および可動コア35は、スプリング17によって弁ボディ21側へ押し付けられる。これにより、一体のニードル25および可動コア35は、弁ボディ21側へ移動し、シール部26が弁座23に着座している。その結果、燃料通路27と噴孔24との間は遮断され、噴孔24から燃料は噴射されない。
ここで、燃焼室に連通する吸気管に燃料を噴射する吸気管噴射式のエンジンに適用されるインジェクタ10は、燃焼室に直接燃料を噴射する直噴式のエンジンに適用されるインジェクタ10に比べて、軸方向に短く設計する必要がある。また、車種毎に要求されるインジェクタの全長は異なる。本実施形態によるインジェクタ10は、軸方向長さを短縮することができる。よって、本実施形態によるインジェクタ10は、吸気管噴射式のエンジンに適用されるインジェクタ10の収容パイプ11の長さを変更するだけで、車種あるいはエンジンの種類を問わず適用することができる。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態によるフィルタ部材50を示す断面図である。第2実施形態では、係合部535を廃止している。
これに対し、係合部535を廃止した第2実施形態によれば、固定コア34への組み付け作業性は低下するものの、カラー53を加工する工数を低減できる。
図5は、第3実施形態によるフィルタ部材50を示す断面図である。第3実施形態では、ケーシング52は、カラー53の係合部534が係合する部分に、係合部534と係合する係合部523を有している。この係合部523は径方向外側に屈曲する形状であるとともに、係合部534の上流側の面に対向して円環状に延びる形状である。
そのため、燃料の流圧によりケーシング52がカラー53から下流側に抜け出てしまうことを抑制できる。
図6は、第4実施形態によるフィルタ部材50を示す断面図である。上述の第1実施形態では、ケーシング52およびメッシュ51を袋形状に形成している。これに対し、第4実施形態では、ケーシング52およびメッシュ51は、軸方向に対して垂直に拡がる面状に形成されている。また、ケーシング52およびメッシュ51は、カラー53のうち係止部531と隣接する位置に配置されている。また、ケーシング52およびメッシュ51は円形であり、その外形寸法は、内壁部532の内径よりも大きく設定されている。そのため、燃料の流圧によりケーシング52がカラー53から下流側に抜け出てしまうことを抑制できる。
図7は、第5実施形態によるフィルタ部材50を示す断面図である。第5実施形態では、内壁部532を廃止して、スプリング17の軸方向へのガイドを、外壁部533のみで行っている。そのため、カラー53の加工コストを低減できる。
図8は、第6実施形態によるフィルタ部材50を示す断面図である。上述の第1実施形態では、ケーシング52およびメッシュ51は、カラー53のうち係止部531と隣接する位置に配置されている。これに対し、第6実施形態では、ケーシング52およびメッシュ51は、内壁部532の下流側の端部と隣接する位置に配置されている。また、ケーシング52およびメッシュ51は、係合部534の上流側の面に対向して配置されている。そのため、燃料の流圧によりケーシング52がカラー53から下流側に抜け出てしまうことを抑制できる。
上記各実施形態では、カラー53は金属製であるが、本発明の実施にあたり、カラー53は樹脂製であり、ケーシング52と一体に樹脂成形されていてもよい。これによれば、フィルタ部材50の部品点数の低減を図ることができる。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
Claims (6)
- 内部に燃料通路を区画するハウジングと、
前記ハウジングの内部に設けられ、前記ハウジングの弁座に着座または前記弁座から離座することにより前記燃料通路の燃料の流れを断続するニードルと、
前記ハウジングの内部に設けられ、前記ニードルとともに軸方向へ往復移動する可動コアと、
一端が前記可動コアに接触し、前記可動コアを前記ニードルの側に押し付けるコイルスプリングと、
前記ハウジングに固定され、前記コイルスプリングの他端と接触する係止部を有し、前記燃料通路へ流入する燃料に含まれる異物を除去するフィルタ部材と、を備え、
前記フィルタ部材は、前記コイルスプリングの外周側に前記係止部から軸方向に延びる外壁部を有し、
前記外壁部の外面は、前記ハウジングに接触し、前記ハウジングに対して前記フィルタ部材を軸方向に位置決めする燃料噴射弁。 - 前記フィルタ部材は、前記コイルスプリングの内周側に前記係止部から軸方向に延びる内壁部を有する請求項1記載の燃料噴射弁。
- 前記フィルタ部材は、メッシュを一定形状に保持するケーシングを有し、
前記内壁部は、前記ケーシングのうち前記ニードルと反対側の端部、または前記ケーシングの外周面を保持する請求項2記載の燃料噴射弁。 - 前記内壁部は金属製であって、前記ケーシングは樹脂製であり、
前記内壁部は、インサート成形により前記ケーシングと一体に形成されている請求項3記載の燃料噴射弁。 - 前記フィルタ部材は、前記異物を捕捉するメッシュを有し、
前記メッシュは、前記コイルスプリングの内部に位置して軸方向に延びる袋形状である請求項1から4のいずれか一項記載の燃料噴射弁。 - 前記外壁部は、前記ニードルの側の端部に、径方向内側に向けて屈曲して前記コイルスプリングと係合する係合部を有する請求項1から5のいずれか一項記載の燃料噴射弁。
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