JP4340357B2 - エレベータ用ロープ保守装置 - Google Patents
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Description
【発明の技術分野】
この発明は、エレベーターロープを保守するために破断などの異常箇所を記憶および検索するロープ保守装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特開平07−198684号公報や特開平09−165164号公報のようなロープの破断を検出する装置(ロープテスター)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエレベーターのロープ破断箇所検索運転では、定期的にロープの状態を確認するために、ロープの破断を検出するロープテスターおよび検出した信号を記録する計測器を使用し、ロープ全数に渡り機械室にてロープ破断の測定を行っていた。測定中に破断が検出された場合は、その付近をロープの全周に渡って目視で確認する必要があるが、機械室での確認が作業環境より不可能であるためその部位にテープあるいはチョーク等でマークを施し、機械室での測定終了後にかご上(昇降路)にてマークのある位置を探しだし再度ロープの目視確認を行っており、特にその位置を探し出すための作業負荷が大きいという問題があった。
【0004】
そこで、この発明はロープの異常箇所の点検を容易にするものであって、従来実施していたロープ破断位置のマークを不必要とし破断位置をソフトウェア(S/W)で記憶するとともに、かご上作業で確認が容易にできるかごの停止位置を演算し、その位置まで自動運転することでロープ破断の確認作業を軽減することができるエレベーター用ロープ保守装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーター用ロープ保守装置は、エレベータを昇降させるロープの異常を検出するロープ異常検出手段と、昇降するかご室の位置を検出するかご位置検出手段と、上記ロープの異常箇所に到達し確認可能な異常確認位置を求めるロープ異常箇所検索手段とを備えたものである。
【0006】
また、ロープ異常箇所検索手段は、ロープ異常検出手段がロープの異常を検出した時のかご位置と、上記ロープの異常を認識する場所と、上記ロープ異常検出手段の設置場所とに基づいて異常確認位置を求めるものである。
【0007】
また、ロープ異常箇所検索手段で求められた異常確認位置に対し、かごを運転し上記異常確認位置に達すると上記かごを自動的に停止させる異常箇所検索運転手段を備えたものである。
【0008】
また、ロープ異常箇所検索運転手段は、エレベータの運転モードが作業者が、かご上で保守作業するとき運転される保守運転モードのみで動作し、保守作業を中止するときは、運転モードを切替えるものである。
【0009】
また、記憶手段を備え、上記記憶手段にはロープの異常の有無及び異常を検出したロープを特定する情報を関連付けて記憶するものである。
【0010】
また、記憶手段は、かごの昇降する行程を所定の区間に分割し、上記分割された区間毎に、ロープの情報を処理するものである。
【0011】
また、記憶手段に記憶された異常確認位置またはロープ情報を出力する出力手段を備えたものである。
【0012】
また、出力手段の出力した情報を表示する表示手段を備えたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図について説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベーター用ロープ保守装置を示す構成図である。図において、1はかご、2はロープ、3は釣り合いおもり、4は巻上機、5はそらせ車、6はロープテスター(ロープ異常検出手段)、7はCPU、ROM、RAMが格納してあるエレベーター制御装置、8はかごを昇降させる巻上機の回転を検出してかごの位置を求めるかご位置検出装置(かご位置検出手段)、9は保守作業時にエレベータ制御装置7に接続され、保守等の指令を与えたり、制御の状況を表示したりする保守装置、10はロープ破断検出信号、11はかご位置信号、12は保守装置からの指令信号(ロープNO.、破断箇所記憶運転指令、かご位置記憶指令、破断箇所検索運転指令、記憶データ出力指令)である。
【0014】
また、図2は、エレベーター用ロープ保守装置の主となるエレベーター制御装置7の内部構成図である。図において、14は保守装置9の指令12とかご位置検出装置8のかご位置信号11とから所定値(以下で説明する)18を算出するかご位置記憶手段、15は保守装置9の指令12とロープテスター6のロープ破断検出信号10とかご位置検出装置8のかご位置信号11と所定値18からロープ破断箇所記憶データ19を算出するロープ破断箇所記憶手段、16は保守装置9の指令12とかご位置検出装置8のかご位置信号11とロープ破断箇所記憶データ19とから停止位置を算出するロープ破断箇所検索手段、17は保守装置9の指令12からロープ破断箇所記憶データ19を保守装置9へ出力するロープ破断箇所記憶データ出力手段である。
【0015】
ロープ保守装置の動作の説明に先立ち、ロープの破断を検出したとき、かご位置から停止位置を算出する方法について説明する。図3、図4はかご上での破断箇所確認位置の説明図である。ここで各信号は以下の通り。
Pt…かごが最上階のときのかご位置
Pb…かごが最下階のときのかご位置
Pc…破断箇所を検出したときのかご位置
Po…破断箇所をかご上で点検できる位置(停止位置)
Ph…かご位置がPtのときかご上で点検できる位置a点がロープテスター位置にくるときのかご位置
h…所定値、(Pt−Ph)にて算出
【0016】
例えば、図3において、かご位置Ptのとき、かご上で点検できる昇降路中の位置a点にロープテスター6を設置した場合、基準点として、
Po=Pt
となり、任意のかご位置Pcにおいては、
Po=(Pt+Pc)/2
となるが、昇降路中のa点にはロープテスター6の設置は困難なことが多く、実際は図4のように機械室に設置することが多くなる。図4(a)において、最上階かご位置Ptでロープを点検できる位置がロープテスターの破断箇所検出位置にくるのは図4(b)のようになり、かご位置はPtから所定値h下がった位置Phとなる。
【0017】
その場合、
Po=(Pt+Ph+h)/2=Pt
となり、このとき所定値hは最上階停止時に目視できるロープ位置をロープに印を付けて、この位置がロープテスタの位置まで移動したときのかごの位置Phを求めることによって、(Pt−Ph)にて算出することができる。同様に任意のかご位置Pcにおいては、図4(c)のようになり、
Po=(Pt+Pc+h)/2
となる。
【0018】
なお、上述はエレベーターシステムがいわゆる1:1ローピングの場合の例であるが、2:1ローピングであっても所定値の求め方や算出式が変わるだけであり、エレベーターの構成は同様である。また、1:1ローピングの場合においても、この場合は、Pt、Pc、hを算出要素としているが、Ptではなく、かごの任意の位置を基準位置として、所定値を算出し、Poを求めてもよい。要は、ロープテスターがロープの異常を検出した時のかご位置と、ロープの異常を認識する場所と、ロープテスターの設置場所とに基づいて異常確認位置Poを求めることである。
【0019】
次に、停止位置をRAMへ格納する方法について説明する。Poを停止位置としてRAMに格納し、検索運転において、現在のかご位置と停止位置とを比較し停止位置となればかごを停止させる。このように、停止位置をそのままRAMに蓄える方法の場合、ロープ毎に破断箇所が10箇所あるとしてロープ15本であれば150箇所の停止位置を蓄えることになり、破断箇所検索運転の際、この150データから現在のかご位置と比較検索して最寄りの停止位置を求めることとなるが、リアルタイム系処理では比較検索のための演算時間が膨大となる。
【0020】
そこで、かご上で点検するためには目視できる範囲毎に停止させればよいため、昇降路をゾーン分けして各ゾーンのロープ破断の有無で停止位置データを構成する。Poをゾーン対応の信号に変換するためには、例えば、
Pz=Po/100
としてゾーンを算出し、所定のデータフォーマットに変換しRAMに格納する。例えば、100mm毎のゾーンに分けた場合、昇降行程が100mあれば1000ゾーンとなる。1ゾーン16ビットデータで構成すると2000バイト(7D0H)のRAM容量が必要となる。
【0021】
この16ビットデータフォーマットは図5のように、ゾーン内の破断有無(停止要否)を認識する信号(1ビット)とロープNO.1〜15(ロープ15本まで対応可能とする)に対して破断有無を認識する信号(15ビット)から成る。記憶するビットとロープNO.との関係は、保守装置からの破断箇所記憶運転選択の際併せて入力する。なお、エレベーターが走行できる範囲は、Pt(最上階)からPb(最下階)であるため、破断箇所をかご上で確認できない範囲としてPtからPhまでが存在する。
【0022】
次にロープ保守装置の演算処理について説明する。図6のロープ保守運転処理ステップ(以下Sとする)10において、S20で保守装置から各指令を入力し、S30で指令があるかどうか判定する。指令があれば指令に従った処理S40、S50、S60、S70を実行する。S80で記憶運転モードがONかどうか判定し、ONであれば記憶運転処理S90を実行する。また、S100で検索運転モードがONかどうか判定し、ONであれば検索運転処理110を実行する。以上により、ここではロープ保守装置全体の処理を制御しており、保守装置の指令に従った処理、記憶運転モード/検索運転モードが選択されていればそれぞれの処理を振り分ける、といった制御を行う。
【0023】
また、ロープ破断箇所の記憶運転装置の演算処理について説明する。なお、かご上で破断箇所を確認するための停止位置については、ゾーンデータを作成する処理について説明する。図7のかご位置記憶処理S40において、S41で所定値hを先に求めたように、(Pt−Ph)より算出する。この値はEEPROM等の保持可能データとして格納する。
【0024】
次に図8の記憶運転モード確定処理S50において、S51で記憶運転モードをON、ROPENOに保守装置9から入力されるロープNO.を設定、ロープ破断箇所記憶データ19の破断箇所有無フラグFLAGを0に設定する。
【0025】
次に図9の記憶運転処理S90において、S91で手動モードかどうか判定する。手動モードでなければS92で記憶運転モードを解除する。手動モードであればS93で破断信号がONかどうか判定し、ONであればS94〜96で破断箇所をかご上で確認するための停止位置を算出する。まず、S94で破断検出時のかご位置Pcから停止位置Poを算出する。次にS95で停止位置に対するゾーンPzを算出する。そして、S96でゾーンPzに対応する配列データTable(Pz)を作成する。Table(Pz)のD15ビットにこのゾーンに破断箇所があることを示すために1を設定し、ROPENOからロープNO.に該当するビットD14〜D0に1を設定する。また、S97で破断箇所があったことを認識するために破断箇所有無フラグFLAGを1に設定する。
【0026】
これをかごが最上階(または最下階)から最下階(または最上階)へ走行する間、処理を行い該当ロープの破断箇所を検出しRAMへ記憶する。この運転を全ロープについて実施することでTableには昇降路内に渡ってどのゾーンのどのロープが破断しているかが認識できるデータが作成される。このデータを保守装置9などへ出力しプリントアウトし、後述するかご上で検索運転する際使用することで、停止位置が認識容易とする。
【0027】
これは、図12の記憶データ出力処理S70において、S71でTableデータを保守装置などへ出力することで実現する。なお、破断箇所をかご上で確認できない範囲(PtからPh)に対しては、Tableデータに併せて記憶したり、そのプリントアウトデータに確認できる/できないの情報を出力することで認識することができる。(図示省略)
【0028】
また、ロープ破断箇所の破断箇所検索運転装置の演算処理について説明する。図10の検索運転モード確定処理S60において、S61で破断箇所があったかどうかを破断箇所有無フラグFLAGで判定し、あればS62で検索運転モードをONする。なければ検索運転に移行しないように処理を終了する。
【0029】
次に図11の検索運転処理S110において、S111で手動モードかどうか判定する。手動モードでなければS112で検索運転モードを解除する。手動モードであればS113〜115で破断箇所有無によりエレベーター停止に移行判定する。まず、S113で現在のかご位置Pcから該当ゾーンPczを算出する。次にS114でゾーンPczに対応する配列データTable(Pcz)に破断箇所があるかどうか判定する。Table(Pcz)のD15ビットが1であれば破断箇所ありと判断しS115でエレベーターを停止する。破断箇所が無いと判断すればエレベーターは走行を続け次のゾーンで同様の停止判定をする。かご上で検索運転する際、このTableデータをプリントアウトしたものを見比べながらロープ破断箇所を確認する。
【0030】
以上により、かご位置とリンクしてロープの素線切れ(断線)などの異常の発生を検出し、そのロープの異常発生箇所を目視確認できる位置を自動的に演算し示すことができるので、ロープテスター6の設置できる所と目視確認できる所が必ずしも同じでないことに対して、目視での確認作業が容易に認識できることで、短時間で実施可能となり、ロープの保守作業の合理化を進めることができる。尚、目視確認できるとはその異常箇所に到達可能なことであり、目視に限らず触手での確認、他の計測器を直接異常箇所に当てて確認することなどを含むものである。
【0031】
また、ロープの異常箇所に到達可能な異常確認場所に、かごを自動的に移送し停止させることで、操作員の運転の負担を軽減することができるとともに、点検箇所の間違いを防止することができる。
【0032】
また、保守作業時にかご上に乗る時には、一般にかご上で保守運転のモードに切り替える機器が用意されており、その機器を操作し保守運転モードにしてかご上に乗り込むことが多い。ところで、異常確認運転中に何らかの理由で一端その運転モードをキャンセルしたい場合があり、そのために保守運転モードを解消することで容易に異常確認運転を停止できるので、作業の自由度を高め、安全性をより向上することができる。
【0033】
一般にエレベータは三本以上のロープによって懸荷されており、異常確認位置に到達したとしても、どのロープに異常発生が検出されたのか判らなければ、全てのロープを点検しなくてはならない。そこで異常確認位置と合わせて検出したロープを特定する情報を記憶していくことで、点検すべきロープを容易に選択でき、作業の合理化と、点検漏れの防止に寄与できる。
【0034】
また、異常確認位置或いはロープ情報を出力する出力手段を設けたことで保守作業の報告書を容易に作成でき、その時点の保守作業或いは今後の保守計画の策定に利用することで、効率的な保守作業ができる。
【0035】
また、異常確認するかご上などに異常確認位置に停止した時、その位置に関連するロープの異常情報を表示する表示器を設けることで、効率的な或いは点検漏れを防止した保守作業を実現することができるようになる。この表示器に点検結果を入力する機能を持たせても良く、その場合には保守作業の報告の合理化にも繋がる。
【0036】
また、記憶手段に記憶する時、ロープの異常を検出する毎に記憶するのでなく、所定の範囲のロープ長毎に記憶することで、記憶するメモリー量が限定され、その大きさも予め判っており、その記憶領域を容易に確保できる。その都度記憶する方式であると、異常箇所が多く発生すると記憶領域が不足になり、貴のできなくなる恐れがある。また、異常確認運転で停止する際にも、異常箇所に到達するたびに停止するよりも、所定区間毎に停止することより、停止回数を減らすことができ効率的な点検が可能となる。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、エレベータを昇降させるロープの異常を検出するロープ異常検出手段と、昇降するかご室の位置を検出するかご位置検出手段と、ロープの異常箇所に到達し確認可能な異常確認位置を求めるロープ異常箇所検索手段とを備えたことにより、かご位置とリンクしてロープの素線切れ(断線)などの異常の発生を検出し、そのロープの異常発生箇所を目視確認できる位置を自動的に演算し示すことができるので、ロープ異常検出手段の設置できる所と目視確認できる所が必ずしも同じでないことに対して、目視での確認作業が容易に認識できることで、短時間で実施可能となり、ロープの保守作業の合理化を進めることができる。
【0038】
また、ロープ異常箇所検索手段は、ロープ異常検出手段がロープの異常を検出した時のかご位置と、上記ロープの異常を認識する場所と、上記ロープ異常検出手段の設置場所とに基づいて異常確認位置を求めることにより、異常確認位置算出要素はいずれも容易に得られるデータであり、保守作業の効率化に寄与する。
【0039】
また、ロープ異常箇所検索手段で求められた異常確認位置に対し、かごを運転し異常確認位置に達するとかごを自動的に停止させる異常箇所検索運転手段を備えたことにより、操作員の運転の負担を軽減することができるとともに、点検箇所の間違いを防止することができる。
【0040】
また、異常箇所検索運転手段は、エレベータの運転モードが作業者が、かご上で保守作業するとき運転される保守運転モードのみで動作し、保守作業を中止するときは、運転モードを切替えることにより、異常確認運転中に何らかの理由で保守運転モードを解消することで容易に異常確認運転を停止できるので、作業の自由度を高め、安全性をより向上することができる。
【0041】
また、記憶手段を備え、記憶手段にはロープの異常の有無及び異常を検出したロープを特定する情報を関連付けて記憶することにより、点検すべきロープを容易に選択でき、作業の合理化と、点検漏れの防止に寄与できる。
【0042】
また、記憶手段は、かごの昇降する行程を所定の区間に分割し、分割された区間毎に、ロープの情報を処理することにより、記憶する時、所定の範囲のロープ長毎に記憶することで、記憶するメモリー量が限定され、その大きさも予め判っており、その記憶領域を容易に確保できる。また、異常確認運転で停止する際にも、異常箇所に到達するたびに停止するよりも、所定区間毎に停止することより、停止回数を減らすことができ効率的な点検が可能となる。
【0043】
また、記憶手段に記憶された異常確認位置またはロープ情報を出力する出力手段を備えたことにより、保守作業の報告書を容易に作成でき、その時点の保守作業或いは今後の保守計画の策定に利用することで、効率的な保守作業ができる。
【0044】
また、出力手段の出力した情報を表示する表示手段を備えたことにより、効率的な或いは点検漏れを防止した保守作業を実現することができるようになる。
いずれも容易に得られるデータであり、保守作業の効率化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるエレベーター用ロープ保守装置を示す構成図である。
【図2】 図1のエレベーター用ロープ保守装置における制御装置を示す構成図である。
【図3】 かご上での破断箇所確認位置の説明図(1)である。
【図4】 かご上での破断箇所確認位置の説明図(2)である。
【図5】 ロープ破断箇所の配列データである。
【図6】 図1のエレベーター用ロープ保守装置の動作を示すフローチャート(1)である。
【図7】 図1のエレベーター用ロープ保守装置の動作を示すフローチャート(2)である。
【図8】 図1のエレベーター用ロープ保守装置の動作を示すフローチャート(3)である。
【図9】 図1のエレベーター用ロープ保守装置の動作を示すフローチャート(4)である。
【図10】 図1のエレベーター用ロープ保守装置の動作を示すフローチャート(5)である。
【図11】 図1のエレベーター用ロープ保守装置の動作を示すフローチャート(6)である。
【図12】 図1のエレベーター用ロープ保守装置の動作を示すフローチャート(7)である。
【符号の説明】
1 かご、2 ロープ、3 釣り合いおもり、4 巻上機、5 そらせ車、6 ロープテスター(ロープ異常検出手段)、7 制御装置、
8 かご位置検出装置(かご位置検出手段)、9 保守装置、
10 ロープ破断検出信号、11 かご位置信号、12 指令信号、
14 かご位置記憶手段、15 ロープ破断箇所記憶手段、
16 ロープ破断箇所検索手段、
17 ロープ破断箇所記憶データ出力手段。
Claims (7)
- エレベータを昇降させるロープの異常を検出するロープ異常検出手段と、
昇降するかご室の位置を検出するかご位置検出手段と、
上記ロープ異常検出手段がロープの異常を検出した時のかご位置と、上記ロープの異常を認識する場所と、上記ロープ異常検出手段の設置場所とに基づいて上記ロープの異常箇所に到達し確認可能な異常確認位置を求めるロープ異常箇所検索手段と、
を備えたことを特徴とするエレベータ用ロープ保守装置。 - ロープ異常箇所検索手段で求められた異常確認位置に対し、かごを運転し上記異常確認位置に達すると上記かごを自動的に停止させる異常箇所検索運転手段を備えた
ことを特徴とする請求項1記載のエレベータ用ロープ保守装置。 - ロープ異常箇所検索運転手段は、
エレベータの運転モードが作業者が、かご上で保守作業するとき運転される保守運転モードのみで動作し、保守作業を中止するときは、運転モードを切替える
ことを特徴とする請求項1記載のエレベータ用ロープ保守装置。 - 記憶手段を備え、
上記記憶手段にはロープの異常の有無及び異常を検出したロープを特定する情報を関連付けて記憶する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のエレベータ用ロープ保守装置。 - 記憶手段は、
かごの昇降する行程を所定の区間に分割し、上記分割された区間毎に、ロープの情報を処理する
ことを特徴とする請求項4記載のエレベータ用ロープ保守装置。 - 記憶手段に記憶された異常確認位置またはロープ情報を出力する出力手段を備えた
ことを特徴とする請求項4または請求項5記載のエレベータ用ロープ保守装置。 - 出力手段の出力した情報を表示する表示手段を備えた
ことを特徴とする請求項6記載のエレベータ用ロープ保守装置。
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