JP4340349B2 - 試験片打ち抜き装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴム、プラスチック、ビニール、ポリエチレン、紙等のシート材から、引張試験や衝撃試験等に用いられる長尺状の試験片を打ち抜き形成するための試験片打ち抜き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような各材料は、JIS(日本工業規格)に基づいて引張試験や衝撃試験等の各種試験が行われるが、これら各試験はそれぞれ平面形状および厚さが定められた試験片を用いて行われる。例えば、プラスチック材料の引張試験を行う場合には所定のダンベル形状に形成された平板状の試験片が用いられ、衝撃試験を行う場合には所定寸法の矩形状に形成された平板状の試験片が用いられる。最近において上記のような各種試験の規格について、JISとISO(International Organization for Standardization)とを整合させるために、JISの変更が行われている。例えば、熱可塑性プラスチック材料の引張試験においては、旧JISにおいてダンベル状試験片の厚さは2mmと定められていたが、新JIS(JIS−7139−1996規格)においてはダンベル状試験片の厚さは4mmに変更されている。
【0003】
旧JISに基づく試験片の作成は、例えば、薄板状の刃を有した打ち抜きカッターを用いて所定の厚さシート材を打ち抜くことによって行われていた。このような打ち抜きカッターは、鍛造によって一体形成されたり、本出願人が、特公平7−61639号公報において開示しているように、複数(例えば、前後左右の4枚)の薄板状の刃(剃刀刃等に用いられる薄い鋼製の刃)を組み合わせて平面形状が試験片と同一形状に形成されたりしている。そして、このように形成された打ち抜きカッターをプレス装置を用いてシート材に押し付けることにより、一回の打ち抜きで試験片を作成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、新JISに基づく試験片の場合には、上記のような旧JISに基づく試験片の作成に用いた方法と同一の方法を用いるのが難しいという問題があった。すなわち、旧JISにおいては試験片の厚さが2mmと比較的薄かったため、厚さ0.3mm程度の薄い刃(剃刀のような薄い鋼製の刃)を試験片形状に組み合わせて構成したカッターを用いて、高密度ポリエチレン素材(HDPE)や低密度ポリエチレン素材(LDPE)等のシート材でも精度よく簡単に打ち抜くことができた。
【0005】
しかし、新JISでは試験片の厚さが4mmと倍の厚さとなるため、このような厚さのHDPEやLDPEのシート材から試験片を上記のカッターを用いて打ち抜こうとすると、打ち抜き時に材料の切り口が刃に押されて厚さ方向に広げられるため、試験片形状に組み合わされた刃に囲まれた部分(すなわち、試験片を形成する部分)の材料が周囲(前後左右)から同時に圧縮され、試験片材料部分に大きな圧縮力が作用するという問題がある。なお、JISで規定されている試験片は長尺状で長手方向に伸びる二つの側辺が近接している形状であるため、この側辺間での幅方向の圧縮力が特に大きくなる。
【0006】
このような圧縮力が作用すると、いわゆる「白化」と称される材質の変化を生じて試験材料の特性が変化するという問題がある。また、刃に作用する曲げ応力が大きくなって刃こぼれが生じやすくなり、従来のような0.3mm程度の厚さの刃では材料を完全に打ち抜くことができなくなるという問題もある。一方、刃こぼれしないで打ち抜きが可能な厚い刃を用いると、刃の厚さに応じて切り口の厚さ方向の広がりが大きくなるため、発生圧縮力がさらに大きくなるとともに、打ち抜きの必要力(プレス力)も大きくなるという問題が発生する。また、このように刃を厚くして打ち抜きを行うと、打ち抜き後の切断面が大きく(例えば、5°以上)傾斜してしまい打ち抜き切断面の直角度が低下するという問題も発生する。例えば、ダンベル状試験片形状について厚さ4mmの打ち抜きを行うと幅方向に約0.5mmずれて、直角度がその分低下する。
【0007】
このため、上記のようなシート材の打ち抜きに代えて切削加工によって試験片の形成を行うことも考えられる。しかしながら、切削加工では試験片の形成に時間がかかるという問題があるとともに、切削時の摩擦熱によって試験片材料の材質が変化するという問題もある。
【0008】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、厚いシート材であっても材質の変化を生じることなく、簡単に短時間で効率よく長尺状の平板状試験片を得ることができる試験片打ち抜き装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような目的達成のため、本発明においては、基台上に前後にスライド移動可能に配設されたスライドベースと、このスライドベース上においてスライドベースに対する基準回転位置から180度水平回転した180度回転位置(例えば、実施形態における第2回転位置)に水平回転可能に配設された回転ベースと、この回転ベースの上にシート材を固定保持するクランプ機構と、回転ベースの上方に位置して基台に取り付けられ、クランプ機構により回転ベースの上に固定保持されたシート材の打ち抜き加工を行うカッター装置とから試験片打ち抜き装置が構成される。そして、このカッター装置は、基台に固定されて下方に伸縮可能なシリンダロッドを有する昇降シリンダ機構と、シリンダロッドの下端部に長手方向に延びて取り付けられるとともに、長手方向に延びる対称軸に対して長手方向における中央部分が対称軸に向けて凹んだ左右対称な側辺を有したダンベル状の試験片のうちの、左右どちらか一方の側辺形状に形成された薄刃状の単一の打ち抜き刃とを有する。
【0010】
このような構成の試験片打ち抜き装置を用いれば、昇降シリンダ機構によりシリンダロッドを伸長させて打ち抜き刃を回転ベースの上に固定保持されたシート材に押し付ければ、打ち抜き刃をシート材に喰い込ませて長手方向に延びる一本の切り込みを形成することができる。この切り込みは長手方向に延びる試験片における片側の側辺を形成する切り込みであり、且つ打ち抜き刃は単一で薄刃状であるため、打ち抜き刃はシート材を僅かに押し広げながらスムーズにシート材に喰い込んで切り込みが形成される。そして、このように切り込みを形成する作動を、回転ベースを基準回転位置に位置させた状態および180度回転位置に位置させた状態のそれぞれにおいて行うことで、左右対称な側辺を有したダンベル状の試験片の打ち抜き加工を簡単に行うことが可能である。
【0011】
なお、この打ち抜き装置に、回転ベースを基準回転位置から180度回転位置に回転移動させて固定保持する回転位置決め機構と、スライドベースを基台に対して前後にスライド移動させるスライド移動機構と、スライドベースのスライド移動を拘束してスライドベースを基台に対して固定保持するブレーキ機構と、スライドベースの基台に対する前後スライド位置を測定してこれを表示する位置表示装置とを設けるのが好ましい。
【0012】
本発明の装置により打ち抜かれる試験片は、左右対称な側辺を有したダンベル状試験片である。このダンベル状試験片を打ち抜き形成するときには、左右対称となる試験片のうちの、左右どちらか一方の側辺形状に形成された薄刃状の単一の打ち抜き刃を用い、まず回転ベースを基準回転位置に保持した状態で打ち抜き刃をシート材に喰い込ませて片側の側辺の切り込みを形成し、次に、回転ベースを180度回転位置まで180度回転させて保持した状態で打ち抜き刃をシート材に喰い込ませて対向する側辺の切り込みを形成すれば、ダンベル状試験片が形成可能である。なお、この場合の試験片の長手方向端部については、上記切り込み形成後に長手方向端部を切断して形成してもよく、また、最初から所定の長手方向寸法のシート材を用いても良い。
【0014】
このような構成において、回転位置決め機構を、回転ベースを回転させる回転アクチュエータと、スライドベースに取り付けられた位置決めストッパと、回転ベースに取り付けられた位置決めアームとから構成し、回転アクチュエータにより回転ベースを回転させて位置決めアームを位置決めストッパに当接させるとともに当接方向への回転駆動力を保持することにより回転ベースを基準回転位置および180度回転位置で固定保持するのが好ましい。これにより、回転アクチュエータの作動制御のみで、回転ベースを基準回転位置および180度回転位置でしっかりと固定保持することが可能となる。
【0015】
上記位置決めストッパを基準位置決めストッパおよび回転位置決めストッパから構成し、上記位置決めアームを回転ベースに固定された第1位置決めアームから構成するのが好ましい。この場合には、第1位置決めアームを基準位置決めストッパに当接させて回転ベースを基準回転位置に保持し、第1位置決めアームを回転位置決めストッパに当接させて回転ベースを180度回転位置に保持することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明に係る試験片打ち抜き装置の全体を図1および図2に示すが、この装置は、剛性の高い複数のフレーム1a,1b,1cからなる基台1内に各種機器を配設するとともに、周囲をパネルで覆って構成されている。但し、前面パネル2a,2bの中間部には開口3が形成されており、この開口3を介して加工シート材Sの搬入および加工後の試験片Tの搬出等を行う。なお、安全性確保のため、開口3の左右には光センサ81a,81bが設けられており、開口3を通って内部に手等が差し入れられたときにはこれを検出できるようになっている。
【0017】
基台1を構成するベースフレーム1aの上には、載置台アセンブリ10が配設されている。ベースフレーム1aから起立して延びたサイドフレーム1bによって上方において支持されたアッパーフレーム1cには、カッター装置50が取り付けられている。図1における矢印III−IIIに沿って載置台アセンブリ10を上方から見た図を図3に拡大して示しており、これを併用してまず載置台アセンブリ10の構成を説明する。
【0018】
ベースフレーム1aの上には前後に平行に延びる一対のスライドガイドレール11が設けられており、このレール11の上にリニアベアリング13を介してスライドベース12が前後移動可能に設けられている。スライドガイドレール11の上においてスライドベース12を前後にスライド移動させるためのボールネジ搬送駆動装置15(スライド移動機構)がスライドベース12の下面に取り付けられている。このボールネジ搬送駆動装置15のボールネジシャフト14を回転させるための手動ハンドル77bが下側前面パネル2aに配設されており、オペレータがハンドル77bを手動で回転させてスライドベース12の前後スライド移動を行わせることができる。
【0019】
スライドベース12の下面におけるリニアベアリング13の間に前後に延びて一対のブレーキ受け部材12aが配設されており、このブレーキ受け部材12aに対向してベースフレーム1aにブレーキシリンダ16が配設されている。ブレーキシリンダ16はエアシリンダからなり、上方に突出するロッドの先端にブレーキパッド部材16aを有している。通常はブレーキシリンダ16のロッドは引き下げられてブレーキパッド16aはブレーキ受け部材12aに当接されており、スライドベース12はベースフレーム1aに固定保持される。このブレーキの作動を解除するためのブレーキ解除ボタン77aがハンドル77bの左隣に設けられている。このため、オペレータは左手でブレーキ解除ボタン77aを押しながら右手でハンドル77bを回転させてスライドベース12を前後にスライド移動させるようになっており、ブレーキ解除ボタン77aから手を離せばブレーキが作動してスライドベース12は固定保持されるようになっている。
【0020】
なお、図4にも示すように、ベースフレーム1aに取り付けられて前後に延びるスケールガイド82aの上を移動する位置センサ82がスライドベース12に取り付けられており、位置センサ82によりスライドベース12の前後移動位置を検出する。この位置センサ82による検出信号は、上側前面パネル2bに取り付けられた位置インジケータ83においてデジタル表示される。なお、位置インジケータ83にはその表示をリセットするリセットボタン83aも設けられている。
【0021】
スライドベース12の上には、図4に示すように、円筒状の回転支持部材17が固設されており、この回転支持部材17の上にローラーベアリング18を介して回転ベース20が回転自在に支持されている。回転ベース20の下面にはローラーベアリング18と同軸の回転駆動軸21が下方に突出しており、回転駆動軸21にはピニオン22が取り付けられている。図4から良く分かるように、回転支持部材17に形成された切り欠き17aを通ってラック23が配設されており、ピニオン22はラック23と噛合する。ラック23はエアシリンダからなる回転駆動シリンダ24のロッドに取り付けられており、回転駆動シリンダ24によりロッドが伸縮作動されると、ラック23は図4における左右に移動される。なお、ラック23の左右移動はラックガイド23aによりガイドされる。このようにラック23が左右移動されるとラックピニオン22が回転されて回転ベース20が回転駆動される。
【0022】
このように回転駆動シリンダ24を作動させて回転ベース20を回転駆動させるための回転操作つまみ74が下側前面パネル2aに設けられている。回転操作つまみ74を図示のように右回転させた位置(90/180で示す位置)に位置させると、回転ベース20は図3において時計回りに回転駆動され、左回転させた位置(0で示す位置)に位置させると回転ベース20は図3において反時計回りに回転駆動される。
【0023】
このようにして回転ベース20が回転されるときでの回転位置決めを行うため、スライドベース12に基準位置決めストッパ31および回転位置決めストッパ32が固設されており、回転ベース20には第1位置決めアーム35が固設されるとともに第2位置決めアーム36が着脱可能に取り付けられている。回転操作つまみ74を左回転位置に操作して回転駆動シリンダ24により回転ベース20を図3において反時計回りに回転駆動させると、第1位置決めアーム35が基準位置決めストッパ31に当接する(図3および図6参照)。この状態における回転ベース20の回転位置を基準回転位置と称する。この状態では、回転駆動シリンダ24の作動が維持されており、回転ベース20は反時計回りの回転駆動力を受けて基準回転位置で固定保持される。
【0024】
一方、基準回転位置から回転操作つまみ74を右回転位置に切換操作して回転駆動シリンダ24を逆に駆動して回転ベース20を時計回りに回転させると、回転ベース20が90度回転したときに第2位置決めアーム36が、図5に示すように、回転位置決めストッパ32に当接する。この状態における回転ベース20の回転位置を第1回転位置と称する。この状態でも回転駆動シリンダ24の作動が維持されており、回転ベース20は時計回りの回転駆動力を受けて第1回転位置で固定保持される。
【0025】
また、第2位置決めアーム36を取り外して、回転駆動シリンダ24を駆動して回転ベース20を時計回りに回転させると、基準回転位置から180度回転したときに第1位置決めアーム35が、図7に示すように、回転位置決めストッパ32に当接する。この状態における回転ベース20の回転位置を第2回転位置と称する。この状態でも回転駆動シリンダ24の作動が維持されており、回転ベース20は時計回りの回転駆動力を受けて第2回転位置で固定保持される。
【0026】
回転ベース20の上には試験片Sを載置させるための載置台25が設けられており、載置台25の左右両側に、載置台25に載置された試験片Sを固定保持するためのクランプシリンダ26が設けられている。クランプシリンダ26はエアシリンダからなり、回転ベース20の下面側に取り付けられるとともにそのロッド26aが回転ベース20の上面側に突出している。ロッド26aの上端にはクランププレート27が取り付けられており、クランプシリンダ26によりロッド26aを下動させて載置台25の載置された試験片Sの左右両端部をクランププレート27により押さえつけて固定保持する。なお、このクランプシリンダ26の作動を制御するためのクランプスイッチ75が下側前面パネル2aに設けられている。
【0027】
カッター装置50は、アッパーフレーム1cに取り付けられた昇降シリンダ51を有して構成され、載置台アセンブリ10の真上に位置してこれと上下に対向する。昇降シリンダ50はエアシリンダからなり、そのロッド51aが下方に突出して伸縮自在となっており、その下端に昇降部材52が取り付けられている。昇降部材52の左右両側には昇降ロッド53が取り付けられ、これら昇降ロッド53はアッパーフレーム1cに取り付けられた昇降ガイド53aにスライド移動可能に挿入されてガイドされ、ロッド51aの伸縮に応じて昇降部材52が上下に昇降移動される。昇降シリンダ50の作動を制御して昇降部材52を下降移動させるための左右一対の押しボタン76a,76bが下側前面パネル2aに設けられており、昇降部材52を下降させるには両押しボタン76a,76bを同時に押さなければならないようになっている。また、昇降シリンダ50により昇降部材52を上昇移動させるための押しボタン78も下側前面パネル2aに設けられている。
【0028】
昇降部材52の下面には保持ヘッド54が取り付けられており、この保持ヘッド54にカッターアセンブリ55が取り付けられている。カッターアセンブリ55は、図8〜図10に示すように、保持ヘッド54の下端部に取り付けられるとともに取っ手56aを有する第1支持プレート56と、第1支持プレート56の下面に接合された第2支持プレート57と、第2支持プレート57に下面に取り付けられた一対の挟持ブロック58と、挟持ブロック58により挟持された打ち抜き刃59とを有する。打ち抜き刃59は、剃刀の刃のような薄い(例えば、厚さt=0.3mm)鋼製の平板状の刃で、挟持ブロック58により挟持されて直線状に延びるとともに刃先が挟持ブロック58の下面から下方に突出する。
【0029】
第1および第2支持プレート56,57を上下に貫通するロッド支持孔60と、このロッド支持孔60に繋がって挟持ブロック58を上下に貫通する径の大きなバネ支持孔58aとがそれぞれ4カ所に形成されており、これら孔60,58aにガイドロッド61が挿入されている。ガイドロッド61の上端には係止ヘッド61aが形成されており、下端にはノックアウトプレート65が取り付けられている。なお、ノックアウトプレート65は2枚設けられ、それぞれ左右一対のガイドロッド61により上下動可能に支持されている。バネ支持孔58aは、ロッド支持孔60と連通する4カ所に加えてさらに4カ所設けられており、それぞれに押圧バネ62が配設されてノックアウトプレート65を下方に付勢する。このとき、ガイドロッド61の係止ヘッド61aがロッド支持孔60の上端に当接してノックアウトプレート65は打ち抜き刃59の下端より若干下方の位置で保持される。
【0030】
図1に示すように、この装置における上側前面パネル2bには、電源スイッチ73aと電源スイッチ73aがオンになったときに点灯する電源ランプ73bが設けられている。さらに、昇降シリンダ50の駆動用エア圧を調整するつまみ71aおよびこのエア圧を表示するインジケータ72a、回転駆動シリンダ24の駆動用エア圧を調整するつまみ71bおよびこのエア圧を表示するインジケータ72b、ブレーキシリンダ16の駆動用エア圧を調整するつまみ71cおよびこのエア圧を表示するインジケータ72c、クランプシリンダ26の駆動用エア圧を調整するつまみ71dおよびこのエア圧を表示するインジケータ72d等も設けられている。
【0031】
【実施例1】
以上のように構成された試験片打ち抜き装置により試験片の打ち抜き形成を行う方法を以下に説明する。まず、本発明に直接関係しないが、新JISに基づく矩形状試験片を打ち抜き形成する場合を説明する。この例で形成される試験片Tは厚さが4mmで、幅10mmで、長さが80mmであり、この試験片Tを複数枚同時に打ち抜き形成する。このため、複数枚の試験片Tを打ち抜き形成するに十分な長さおよび幅を有した厚さ4mmの試験材料(例えば、HDPE、LDPE等)製の加工用シート材S1を準備する。
【0032】
まず、電源スイッチ73aをオンにするが、このときカッター装置50は上動した位置に位置される。また、回転操作つまみ74は左回転位置(0で示す位置)に位置させて回転ベース12を図3に示すように基準回転位置に位置させておく。そして、加工用シート材S1を、図3に示すように、載置台25の上の所定位置に載置し、クランプスイッチ75を操作してクランプシリンダ26を作動させ、クランププレート27によりシート材S1を固定保持する。なお、このとき、シート材S1の下側にポリプロピレン等からなる厚さ2mm程度の下敷き板(図示せず)が敷かれる。
【0033】
次に、左右の下降用押しボタン76a,76bを同時に押すと、昇降シリンダ50が作動して昇降部材52およびカッターアセンブリ55が下降移動する。これにより、カッターアセンブリ55が載置台25の上のシート材S1に押し付けられ、その打ち抜き刃59がシート材S1に喰い込んで直線状の切り込みC1が形成される。このとき、カッターアセンブリ55の下動に応じて、まずノックアウトプレート65がシート材S1に当接するがノックアウトプレート65は押圧バネ62が撓んで上方に押し上げられるため、両ノックアウトプレート65の間から打ち抜き刃59が突出するようにしてシート材S1に喰い込んで切り込みC1が形成される。
【0034】
この場合には打ち抜き刃59は薄い剃刀の刃のような刃であるとともに一枚のみであるため、スムーズに喰い込んで一本の筋状の切り込みC1が形成される。このとき、切り込みC1を確実に形成させるため、一旦打ち抜き刃59がシート材S1に食い込み始めた後は、加工用押しボタン76a,76bが解放されても昇降シリンダ50によるカッターアセンブリ55の下降は継続され、打ち抜き刃59が完全にシート材S1に切り込みC1を形成するに必要な時間を待った後に自動的に所定位置まで上昇される。切り込み形成作動は繰り返し行われるため、カッターアセンブリ55はノックアウトプレート65がシート材S1の上面から僅かに離れるまで上昇した位置で停止される。
【0035】
次に、オペレータはブレーキ解除ボタン77aを押しながらハンドル77bを回転させ、スライドベース12を所定量(試験片Tの幅寸法)だけ前後いずれか決められた方向に移動させる。この移動量は位置インジケータ83の表示を見ながら行うことにより正確に行う。そして、ブレーキ解除ボタン77aから手を離せばスライドベース12はこの位置で固定保持される。この状態で左右の下降用押しボタン76a,76bを同時に押して昇降シリンダ50によりカッターアセンブリ55を下降移動させ、打ち抜き刃59をシート材S1に喰い込ませて直線状の切り込みC1を形成させる。このとき、スライドベース12が移動されているため、この切り込みC1は最初の切り込みC1に対して試験片Tの幅寸法だけ離れて平行に延びる切り込みとなる。
【0036】
以下、上記作動を形成しようとする試験片の数と同数回繰り返す。これによって形成されるシート材S1の切り込みを図11に示している。まず、最初の作動により図における最も上側の切り込みC1(1)が形成され、次の作動によりC1(2)が形成され、以下、C1(n+1)まで合計(n+1)回の作動が繰り返されて、(n+1)本の切り込みが形成される。
【0037】
次に、回転操作つまみ74を右回転位置(90/180で示す位置)に切り換える。これにより、回転駆動シリンダ24の作動方向が切り換えて作動され、回転ベース20は時計回りに回転される。この打ち抜き作動に際しては、図3で示すように第2位置決めアーム36が取り付けられている。このため、回転ベース20は基準回転位置から90度回転したときに、図5に示すように、第2位置決めアーム36が回転位置決めストッパ32と当接し、このまま回転駆動シリンダ24の駆動力を受けて第1回転位置で固定保持される。
【0038】
この状態で左右の下降用押しボタン76a,76bを同時に押して昇降シリンダ50によりカッターアセンブリ55を下降移動させ、打ち抜き刃59をシート材S1に喰い込ませて直線状の切り込みC2を形成させる。回転ベース20は90度回転されているため、この切り込みC2は上記の切り込みC1に直交する切り込みとなり、且つ図5に示すように、全ての切り込みC1を横切って形成される。図11の場合には切り込みC2(1)で示している。
【0039】
次に、オペレータはブレーキ解除ボタン77aを押しながらハンドル77bを回転させ、位置インジケータ83の表示を見ながらスライドベース12を試験片Tの長さ寸法だけ移動させる。そして、左右の下降用押しボタン76a,76bを同時に押して昇降シリンダ50によりカッターアセンブリ55を下降移動させ、打ち抜き刃59をシート材S1に喰い込ませて直線状の切り込みC2を形成させる。このとき、スライドベース12が移動されているため、この切り込みC2は前の切り込みC2に対して試験片Tの幅寸法だけ離れて平行に延びる。図11の場合には切り込みC2(2)で示している。
【0040】
図11に示すように、後の切り込みC2(2)は前の切り込みC2(1)に対して試験片Tの幅寸法だけ離れて平行に延びる切り込みとなる。この結果、これら2本の切り込みC2(1),C2(2)と、これらに直角な(n+1)本の切り込みC1(1)〜C1(n+1)により囲まれた部分が、シート材S1から打ち抜かれてn個の矩形状試験片T(1)〜T(n)が形成される。
【0041】
このようにしてシート材S1から複数の試験片Tの打ち抜きが終了した時点で、オペレータは上昇用押しボタン78を押してカッターアセンブリ55を最上動位置まで上昇させる。そして、クランプシリンダ26によるクランプを解除すれば、開口3から打ち抜き形成された試験片Tおよび残りのシート材S1を取り出すことができる。
【0042】
【実施例2】
次に、本発明に係るダンベル状の試験片を打ち抜き形成する場合について説明する。この場合には、図12に示すようなカッターアセンブリ55’が用いられる。このカッターアセンブリ55’は、図8〜図10に示すカッターアセンブリ55とは、挟持ブロック72と、打ち抜き刃70と、ノックアウトプレート75のみが異なるだけであるので、同一部材には同一番号を付して説明を省略する。挟持ブロック72はダンベル状試験片の側辺形状と同一形状の側辺を有して形成されており、薄い平板状の打ち抜き刃70を側辺間に挟持して打ち抜き刃70をダンベル状試験片の側辺形状と同一形状に弾性変形させて挟持する。また、ノックアウトプレート75はこのように変形して挟持された打ち抜き刃70が下方に突出可能な形状に形成されている。また、この打ち抜き形成は、第2位置決めアーム36を取り外して行われる。
【0043】
ダンベル状試験片の打ち抜き形成に際しては、図13に示すように、ダンベル状試験片の長さと同一長さで、試験片の幅より大きな幅を有した厚さ4mmの試験材料製の加工用シート材S2を準備する。なお、電源スイッチ73aをオンにしてカッター装置50は上動した位置に位置させ、回転操作つまみ74を左回転位置(0で示す位置)に位置させて回転ベース12を基準回転位置に位置させておく(この作動は、シート材S2を固定してから行っても良い)。そして、加工用シート材S2を載置台25の上の所定位置に載置し、クランプスイッチ75を操作してクランププレート27により固定保持する。
【0044】
次に、左右の下降用押しボタン76a,76bを同時に押してカッターアセンブリ55’を下降移動させ、打ち抜き刃70をシート材S1に喰い込ませてダンベル試験片の側片形状と同一の長手方向に延びる一本の切り込みC5を形成する(図6参照)。 この場合、打ち抜き刃70はダンベル試験片形状に対応する形状に曲げられているが一枚の薄い剃刀の刃のような刃であるため、シート材S2にスムーズに喰い込んで、図13に示すように一本の筋状の切り込みC5が形成される。
【0045】
次に、回転操作つまみ74を右回転位置(90/180で示す位置)に切り換える。これにより、回転駆動シリンダ24の作動方向が切り換えて作動され、回転ベース20は時計回りに回転される。この打ち抜き作動に際しては、第2位置決めアーム36が取り外されているため、図7に示すように回転ベース20は基準回転位置から180度回転したときに、第1位置決めアーム35が回転位置決めストッパ32と当接し、このまま回転駆動シリンダ24の駆動力を受けて第2回転位置で固定保持される。
【0046】
この状態で左右の下降用押しボタン76a,76bを同時に押して昇降シリンダ50によりカッターアセンブリ55を下降移動させ、打ち抜き刃70をシート材S2に喰い込まて切り込みC6を形成させる(図7参照)。このときカッターアセンブリ55は180度回転された状態であるため、この切り込みC6は前の切り込みC5と対称形状となる。
【0047】
打ち抜き刃70の長さはシート材S2の長さより長く設定されている。このため、図13に示すように、上記2本の切り込みC5,C6によりシート材S2からダンベル状試験片Tが打ち抜き形成される。なお、この場合の切り込みC5,C6の間隔はダンベル状試験片の幅と正確に一致する必要がある。このため、スライドベース12のスライド移動により調整を行っても良いが、この例では、回転ベース20の回転中心軸に対して打ち抜き刃70がダンベル状試験片の幅の1/2だけ偏心するように予め設定されている。このため、スライドベース12は固定したまま、回転ベース20を180度回転して切り込みC5,C6を形成するだけで、ダンベル状試験片の打ち抜き形成が可能である。
【0048】
なお、上記のようにして打ち抜き作業を行うときに、オペレータが開口3から装置内に手を入れているときには光センサ81a,81bがこれを検出し、打ち抜き作動を行わせないようにしており、安全性を確保している。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、昇降シリンダ機構によりシリンダロッドを伸長させて打ち抜き刃を回転ベースの上に固定保持されたシート材に押し付ければ、打ち抜き刃をシート材に喰い込ませて長手方向に延びる筋状の切り込みを容易に形成することができ、このように切り込みを形成する作動を、スライドベースのスライド移動と回転ベースの水平回転とを組み合わせながら繰り返し行えば、所定形状の試験片の打ち抜き加工を簡単に行うことが可能である。
【0050】
なお、この打ち抜き装置に、回転ベースを、基準回転位置、第1回転位置および第2回転位置のいずれかの位置に回転移動させて固定保持する回転位置決め機構と、スライドベースを前後にスライド移動させるスライド移動機構と、スライドベースを固定保持するブレーキ機構と、スライドベースの前後スライド位置を測定表示する位置表示装置とを設けるのが好ましい。
【0051】
本発明の装置によりダンベル状試験片を打ち抜き形成するときには、ダンベル形状の片側の辺形状に対応する長手形状の打ち抜き刃を用い、まず回転ベースを基準回転位置に保持した状態で打ち抜き刃をシート材に喰い込ませて一辺側の切り込みを形成し、次に、回転ベースを第2回転位置まで180度回転させて保持した状態で打ち抜き刃をシート材に喰い込ませて対向する辺側の切り込みを形成すれば、ダンベル状試験片が簡単に形成することができる。
【0052】
また、矩形状試験片を打ち抜き形成するときには、直線状の打ち抜き刃を用い、まず回転ベースを基準回転位置に保持した状態で打ち抜き刃をシート材に喰い込ませて一辺側の切り込みを形成し、次にスライドベースを試験片の幅寸法と同じ寸法だけ移動させた後に打ち抜き刃をシート材に喰い込ませてこれと平行な切り込みを形成して対向する幅方向二辺を形成し、次に、回転ベースを第1回転位置まで90度回転させて保持した状態で打ち抜き刃をシート材に喰い込ませて長手方向の一辺側の切り込みを形成し、次にスライドベースを長手方向寸法に対応する長さだけ移動させた後に打ち抜き刃をシート材に喰い込ませて長手方向の他辺側の切り込みを形成することにより、簡単に矩形状試験片を形成することができる。なお、このとき、幅方向二辺を形成する作業を繰り返して複数の試験片の幅方向二辺の切り込みをまず形成し、次に長手方向二辺の切り込みを各一回行うだけで複数の矩形状試験片を一度に形成することが可能である。
【0053】
このような構成において、回転位置決め機構を、回転アクチュエータと、スライドベースに取り付けられた位置決めストッパと、回転ベースに取り付けられた位置決めアームとから構成し、回転アクチュエータにより回転ベースを回転させて位置決めアームを位置決めストッパに当接させるとともに当接方向への回転駆動力を保持することにより回転ベースを所定回転位置で固定保持するのが好ましい。これにより、回転アクチュエータの作動制御のみで、回転ベースを所定回転位置でしっかりと固定保持することが可能となる。
【0054】
この場合、位置決めストッパを基準位置決めストッパおよび回転位置決めストッパから構成し、上記位置決めアームを回転ベースに固定された第1位置決めアームおよび回転ベースに着脱自在な第2位置決めアームから構成するのが好ましく、第2位置決めアームを回転ベースに取り付けた状態で、第1位置決めアームを基準位置決めストッパに当接させて回転ベースを基準回転位置に保持し、第2位置決めアームを回転ストッパに当接させて回転ベースを第1回転位置に保持することができる。また、第2位置決めアームを回転ベースから取り外せば、第1位置決めアームを基準位置決めストッパに当接させて回転ベースを基準回転位置に保持し、第1位置決めアームを回転ストッパに当接させて回転ベースを第2回転位置に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る試験片打ち抜き装置の正面図である。
【図2】本発明に係る試験片打ち抜き装置の内部構造を示す正面断面図である。
【図3】本発明に係る試験片打ち抜き装置の一部を図1の矢印III−IIIに沿って見た平面図である。
【図4】本発明に係る試験片打ち抜き装置の一部を図1の矢印IV−IVに沿って見た平面断面図である。
【図5】本発明に係る試験片打ち抜き装置により矩形状試験片を打ち抜き成型する場合の作動を示すため、回転テーブルが90度回転した状態を図1の矢印III−IIIに沿って示す平面図である。
【図6】本発明に係る試験片打ち抜き装置によりダンベル状試験片を打ち抜き成型する場合の作動を示すため、回転テーブルが基準回転位置にある状態を図1の矢印III−IIIに沿って示す平面図である。
【図7】本発明に係る試験片打ち抜き装置によりダンベル状試験片を打ち抜き成型する場合の作動を示すため、回転テーブルが180度回転した状態を図1の矢印III−IIIに沿って示す平面図である。
【図8】本発明に係る試験片打ち抜き装置に用いられる矩形状試験片用カッターアセンブリを示す部分断面図である。
【図9】本発明に係る試験片打ち抜き装置に用いられる矩形状試験片用カッターアセンブリを示す底面図である。
【図10】本発明に係る試験片打ち抜き装置に用いられる矩形状試験片用カッターアセンブリを示す側面図である。
【図11】本発明に係る試験片打ち抜き装置により矩形状試験片が打ち抜かれるシート材を示す平面図である。
【図12】本発明に係る試験片打ち抜き装置に用いられるダンベル状試験片用カッターアセンブリを示す底面図である。
【図13】本発明に係る試験片打ち抜き装置によりダンベル状試験片が打ち抜かれるシート材を示す平面図である。
【符号の説明】
1 基台
3 開口
10 載置台アセンブリ
12 スライドベース
16 ブレーキシリンダ
20 回転ベース
24 回転駆動シリンダ
25 載置台
26 クランプシリンダ
50 カッター装置
51 昇降シリンダ
55 カッターアセンブリ
59 打ち抜き刃
65 ノックアウトプレート

Claims (4)

  1. 長手方向に延びる対称軸に対して前記長手方向における中央部分が前記対称軸に向けて凹んだ左右対称な側辺を有したダンベル状の試験片をシート材から打ち抜き形成するための試験片打ち抜き装置であって、
    基台と、
    前記基台上に前後にスライド移動可能に配設されたスライドベースと、
    前記スライドベース上において前記スライドベースに対する基準回転位置から180度水平回転した180度回転位置に水平回転可能に配設された回転ベースと、
    前記回転ベースの上にシート材を固定保持するクランプ機構と、
    前記回転ベースの上方に位置して前記基台に取り付けられ、前記クランプ機構により前記回転ベースの上に固定保持されたシート材の打ち抜き加工を行うカッター装置とからなり、
    前記カッター装置が、前記基台に固定されて下方に伸縮可能なシリンダロッドを有する昇降シリンダ機構と、前記シリンダロッドの下端部に長手方向に延びて取り付けられるとともに左右対称となった前記側辺のうちの左右どちらか一方の前記側辺形状に形成された薄刃状の単一の打ち抜き刃とを有し、
    前記昇降シリンダ機構により前記シリンダロッドを伸長させて前記打ち抜き刃を前記回転ベースの上に固定保持されたシート材に押し付けて切り込みを形成する作動を、前記回転ベースを前記基準回転位置に位置させた状態および前記180度回転位置に位置させた状態のそれぞれにおいて行うことで、前記試験片の打ち抜き加工を行うようになっていることを特徴とする試験片打ち抜き装置。
  2. 前記回転ベースを前記基準回転位置から前記180度回転位置に回転移動させて固定保持する回転位置決め機構と、
    前記スライドベースを前記基台に対して前後にスライド移動させるスライド移動機構と、
    前記スライドベースのスライド移動を拘束して前記スライドベースを前記基台に対して固定保持するブレーキ機構と、
    前記スライドベースの前記基台に対する前後スライド位置を測定してこれを表示する位置表示装置とを有することを特徴とする請求項1に記載の試験片打ち抜き装置。
  3. 前記回転位置決め機構が、前記回転ベースを回転させる回転アクチュエータと、前記スライドベースに取り付けられた位置決めストッパと、前記回転ベースに取り付けられた位置決めアームとから構成され、前記回転アクチュエータにより前記回転ベースを回転させて前記位置決めアームを前記位置決めストッパに当接させるとともに当接方向への回転駆動力を保持することにより前記回転ベースを前記基準回転位置および前記180度回転位置で固定保持するようになっていることを特徴とする請求項2に記載の試験片打ち抜き装置。
  4. 前記位置決めストッパが基準位置決めストッパおよび回転位置決めストッパを有し、前記位置決めアームが前記回転ベースに固定された第1位置決めアームを有してなり、
    前記第1位置決めアームを前記基準位置決めストッパに当接させて前記回転ベースを前記基準回転位置に保持し、前記第1位置決めアームを前記回転位置決めストッパに当接させて前記回転ベースを前記180度回転位置に保持するようになっていることを特徴とする請求項3に記載の試験片打ち抜き装置。
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