JP2004082256A - フィルムカッター装置 - Google Patents

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JP2004082256A
JP2004082256A JP2002246214A JP2002246214A JP2004082256A JP 2004082256 A JP2004082256 A JP 2004082256A JP 2002246214 A JP2002246214 A JP 2002246214A JP 2002246214 A JP2002246214 A JP 2002246214A JP 2004082256 A JP2004082256 A JP 2004082256A
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Takahiro Fujii
藤井 孝博
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Abstract

【課題】熟練を要することなく、迅速に、且つ正確に、コアに巻回されたフィルムの長手方向に対してカットする。
【解決手段】フィルム1を巻回した円筒型のコア2を保持するフィルムホルダー3と、該フィルムホルダー3を上部に載置固定するベース台板4と、該ベース台板4上に載置してフィルム1の上方部を挟持して固定するフィルムストッパー5とにより構成され、前記フィルムホルダー3を構成する2個の上部カッターホルダー保持具14の上方には、刃先を下方に向けたカッター16の他方端部を挿入固定するカッターホルダー18が突設されされると共に、2個の下部カッターホルダー保持具20には、カッター16の一方端部を挿入するカッターホルダー30が突設される。
【選択図】図20

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒型のコアに巻回したフィルムを、コアの長手方向に対して垂直に、且つ所要の巾で必要な長さに、またカット面を水平にカットすることができるフィルムカッター装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、円筒型のコアに巻回したフィルムを所要の巾および長さにカットする場合、片隅にフィルムホルダーを装置した大きな作業台上で、フィルムをコアから引き出して定規を当ててカッターでカットしていた。また、作業台がない場合、地面上等に大きなボードを置いてその上でカットしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従来のフィルムのカット方法では、熟練を要すると共に、手間がかかり、迅速に、且つ所要の巾、長さにフィルムをカットすることができず、カットミスが多いという課題があった。
【0004】また、ボード上でカットする場合、カット作業が更に困難でカットミスが多いという課題があった。
【0005】更に、巾の大きな、例えば1500mm以上の巾のフィルムの中心をカットする場合、手が届きにくく、カットミスを多発し易いという課題があった。
【0006】本発明は前記課題を解決すべくなされたもので、熟練を要さず、カットミスがなく、迅速、且つ正確に、所要の巾、長さにフィルムをカットすることができるフィルムカッター装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、フィルムを巻回した円筒型のコアを保持するフィルムホルダーと、該フィルムホルダーを上部に載置固定するベース台板と、該ベース台板上に載置してフィルムの上方部を挟持して固定するフィルムストッパーとにより構成され、
前記フィルムホルダーは、水平杆の両側に、端縁部を残して、直角にそれぞれ固定杆を垂設固定すると共に、該各固定杆の下方部外側面にホルダー軸を突設して保持バーを形成し、更に、前記保持バーを構成する一方の固定杆の内側面に、径の異なる複数のコアの端縁部を嵌挿して装着できるように、複数のコアの内径と一致する径を有する円盤状の突起を、複数個階段状に一体に突設して形成されたコアホルダーが回転自在なるよう軸支され、
また、巾の異なるコアを装着できるように、他方の固定杆の内側の前記水平杆には、可動杆の上端部が、該水平杆に沿って左右動、および固定自在なるよう装着されており、且つ前記一方の固定杆のコアホルダーと対面する前記可動杆の内側面に、前記一方の固定杆に軸支されたと同一構成のコアホルダーが回転自在なるように軸支されており、
前記水平杆には、2個の上部カッターホルダー保持具が、該水平杆に沿ってそれぞれ左右動および固定自在なるよう装着されると共に、前記各上部カッターホルダー保持具の上方には、カッターの他方端部を挿入固定するカッターホルダーが突設され、
前記フィルムホルダーを構成する保持バーの各固定杆の内側面に、2個の下部カッターホルダー保持具を左右動、および固定自在なるよう装着するカッターホルダー保持杆が回動可能なるよう軸支されており、該カッターホルダー保持杆は、2個の下部カッターホルダー保持具を左右動、および固定自在なるよう装着する保持杆の両側に支杆を突設すると共に、該支杆を各固定杆に軸支して形成され、
前記カッターホルダー保持杆の保持杆には、それぞれ下部カッターホルダー保持具を上方に立設した2個のホルダー基板が、該カッターホルダー保持杆に沿って左右動、および固定自在なるよう装着されると共に、該各ホルダー基板の底板の前方には、カッタースケールを目視して位置合わせをする目視孔が穿設され、前記各下部カッターホルダー保持具には、カッターの一方端部を挿入するカッターホルダーが突設され、
前記ベース台板は、長方形状の基板の長手方向の正面側・背面側端縁部に、正面側起立片と背面側起立片とをそれぞれ直角に折曲して立設すると共に、該各正面側・背面側起立片の両側端部に、前記フィルムホルダーを載置して固定する固定板が対向して取付けられて形成され、
前記固定板は、背面側にフィルムストッパーを高さを調節して固定するフィルムストッパー受けを立設すると共に、中央部に前記フィルムホルダーに設けられたホルダー軸を装入する半円状凹部を設け、更に正面側に前記フィルムホルダーの水平杆の両側の端縁部を載置する切欠部を設けて形成され、
前記各ホルダー軸を半円状凹部に上方より装入すると共に、水平杆の両側端縁部を両側の切欠部にそれぞれ載置固定して、フィルムホルダーをベース台板に固定し、
前記フィルムストッパー受けは、各固定板の背面側端縁部上にガイド柱が立設されると共に、該ガイド柱内に、上端に案内ローラーの両端に突出した軸を装入する凹部を備えたスライド杆が上下動自在、且つ高さ位置を調整してその位置で固定可能なるようにして挿入されて形成され、
更に、前記フィルムストッパーは、水平杆の両側に、垂直杆を連設すると共に、該垂直杆の先端に連結杆を正面側に直角に連設固定してフィルム押圧バーを形成し、且つ該フィルム押圧バーが前記各スライド杆に揺動可能に軸支されると共に、前記スライド杆の上端の各凹部に案内ローラーの軸を装入して、該案内ローラーが回転可能なるよう配設され、且つ前記フィルム押圧バーが前記案内ローラーの背面側面に圧接および隔離自在なるようにして形成され、
更に、前記ベース台板の背面側起立片には、上部にフィルムのカット長さを表示するカウンターを、起伏自在なるように設置したカウンター保持具が左右動、および固定自在に装着され、且つ前記カウンターは、カウント表示器の両側部に、コアに巻回されたフィルムの外周面に圧接して回転して、長さを測定するローラーを備えて形成されるという手段
を採用することにより、上記課題を解決した。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、フィルム1を巻回した円筒型のコア2を保持するフィルムホルダー3と、該フィルムホルダー3を上部に載置固定するベース台板4と、該ベース台板4上に載置してフィルム1の上方部を挟持して固定するフィルムストッパー5とにより構成されている。また、前記コア2の両側端部周面には、該コア2に巻回されたフィルム1がずれないよう、ずれ防止円板2aが周設されている。なお、図中、フィルム1は透明なものとして図示されている。
【0009】前記フィルムホルダー3は、角パイプ材より成る水平杆6の両側に、わずかの巾の端縁部6aを残して、直角にそれぞれ角パイプ材より成る固定杆7a,7bを垂設固定すると共に、該各固定杆7a,7bの下方部外側面にホルダー軸8を突設して形成された保持バー9に、前記巾および径の異なるコア2を保持することができるようにして形成されている。
【0010】前記保持バー9を構成する一方の固定杆7aの内側面に、径の異なる複数のコア2の端縁部を嵌挿して装着できるように、複数のコア2の内径とほぼ一致する径を有する円盤状の突起10a,10b(図3においては2個の突起が図示されている)を、複数個階段状に一体に突設して形成されたコアホルダー11が回転自在なるよう軸支されている。
【0011】また、巾の異なるコア2を装着できるように、他方の固定杆7bの内側の前記水平杆6には、角パイプ材より成る可動杆12の上端部が、該水平杆6に沿って左右動自在なるよう装着されており、且つ前記一方の固定杆7aのコアホルダー11と対面する前記可動杆12の内側面に、前記一方の固定杆7aに軸支されたと同一構成のコアホルダー11が回転自在なるように軸支されている。なお、図中13は可動杆12上に設けられたストッパー螺子で、該ストッパー螺子13を締付けることにより、その先端が水平杆6に圧着して、前記可動杆12を所望位置で固定することができる。
【0012】更に、前記水平杆6には、2個の上部カッターホルダー保持具14が、該水平杆6に沿ってそれぞれ左右動自在なるよう装着されると共に、該各上部カッターホルダー保持具14にはストッパー螺子15が設けられており、該ストッパー螺子15を締付けることにより、その先端が水平杆6に圧着して、前記各上部カッターホルダー保持具14を所望位置で固定することができる。
【0013】前記各上部カッターホルダー保持具14の上方には、カッター16を挿入する小さな隙間17を備えた断面U字形をしたカッターホルダー18が突設され、該隙間17の外側からカッター16の一方端部を挿入して、前記隙間17の内側へ押出した後、締付け螺子19を締付けることにより、カッターホルダー18がカッター16の他方端部に圧着して、該カッター16を固定できるよう形成されている。
【0014】また更に、前記フィルムホルダー3を構成する保持バー9の各固定杆7a,7bの内側面に、2個の下部カッターホルダー保持具20を左右動自在なるよう装着するカッターホルダー保持杆21が回動可能なるよう軸支されている。前記カッターホルダー保持杆21は、2個の下部カッターホルダー保持具20を左右動自在なるよう装着する丸パイプ材より成る保持杆22の両側に支杆23を突設して凹状に形成され、該支杆23が各固定杆7a,7bに軸支されて、該カッターホルダー保持杆21が上下方向に回動自在となっている。そして、前記カッターホルダー保持杆21を正面側へ回動させると、各支杆23の下面が後述する正面側起立片33に当接して載置されると共に、保持杆22が正面側起立片33の前面側に位置する。
【0015】前記カッターホルダー保持杆21を構成する保持杆22には、それぞれ下部カッターホルダー保持具20を上方に立設した2個のホルダー基板24が、該カッターホルダー保持杆21に沿って左右動自在なるよう装着されると共に、該各ホルダー基板24の底板25の前方にはカット位置合わせの際、後述のカッタースケール26を目視して位置合わせをする目視孔27が穿設され、且つ前記ホルダー基板24の前方部には、ストッパー螺子28が螺挿されており、該ストッパー螺子28を締付けることにより、その先端がカッターホルダー保持杆21に圧着して、前記ホルダー基板24を所望位置で固定することができる。
【0016】前記各下部カッターホルダー保持具20には、カッター16を挿入する小さな隙間29を備えた断面U字形をしたカッターホルダー30が突設され、該隙間29の内側から図14・図15に示すように、前記上部カッターホルダー保持具14のカッターホルダー18から押出されたカッター16の一方端部を挿入した後、締付け螺子31を締付けることにより、カッターホルダー30がカッター16の一方端部に圧着して、該カッター16を固定できるよう形成されている。
【0017】なお、前記各上部カッターホルダー保持具14および各下部カッターホルダー保持具20は、後述する位置合わせが完了した後、それぞれのストッパー螺子15・28を締付けて、該ストッパー螺子15・28を水平杆6および保持杆22に圧着して固定し、然る後、前記各上・下部カッターホルダー保持具14・20のカッターホルダー18・30に架け渡すようにして、カッター16をその刃先を下方へ向けて固定する。前記位置合わせをするための目視孔27の鉛直線上に、カッター16の刃先が位置するよう、前記各上部のカッターホルダー18は調整して固定する必要がある。
【0018】前記構成より成るフィルムホルダー3を上部に載置固定するベース台板4は、長方形状の基板32の長手方向の正面側・背面側端縁部に、正面側起立片33と背面側起立片34とをそれぞれ直角に折曲して立設すると共に、該各正面側・背面側起立片33・34の両側端部に、前記フィルムホルダー3を載置して固定する固定板35が対向して取付けられて形成されている。
【0019】前記固定板35は、背面側に後述するフィルムストッパー5を高さを調節して固定するフィルムストッパー受け36を立設すると共に、中央部に前記フィルムホルダー3に設けられたホルダー軸8を装入する半円状凹部37を設け、更に正面側に前記フィルムホルダー3の水平杆6の両側の端縁部6aを載置する切欠部38を設けて形成されている。
【0020】前記各ホルダー軸8を半円状凹部37に上方より装入すると共に、水平杆6の両側端縁部6aを両側の切欠部38にそれぞれ載置し、各固定板35の外側面に取付けられたスプリング39に連結する掛止片40を備えたストッパー41を回動させて、該掛止片40をそれぞれ固定杆7a・7bに掛止して前記スプリング39の弾発作用で、前記掛止片40を前記固定杆7a・7bに強固に圧着して、フィルムホルダー3をベース台板4に固定する。なお、図中、42はベース台板4の下面の隅角部に取付けられたキャスターで、該キャスター42により該ベース台板4の移動を自在とする。
【0021】前記フィルムストッパー受け36は、各固定板35の背面側端縁部上に角パイプ材より成るガイド柱43が立設されると共に、該ガイド柱43内に、上端に案内ローラー44の両端に突出した軸45を装入する凹部46を備えたスライド杆47が上下動自在、且つ高さ位置を調整してその位置で固定可能なるようにして挿入されて形成されている。
【0022】前記スライド杆47の高さ位置の調整固定手段は、特に限定する必要はないが、好ましくは図8に示すように形成することが推奨される。すなわち、ガイド柱43にストッパー螺子48を1個、または複数個取付け、該ストッパー螺子48を締付けることにより、その先方部がスライド杆47の上下方向に穿設された複数個の孔47aのいずれかに挿入され、前記スライド杆47を所望の高さに調節して固定する。
【0023】更に、前記フィルムストッパー5は、角パイプ材より成る水平杆49の両側に、角パイプ材より成る垂直杆50を連設すると共に、該垂直杆50の先端に角パイプ材より成る連結杆51を正面側に直角に連設固定してフィルム押圧バー52を形成し、且つ該フィルム押圧バー52が前記各スライド杆47に揺動可能に軸支されると共に、前記スライド杆47の上端の各凹部46に案内ローラー44の軸45を装入して、該案内ローラー44が回転可能なるよう配設され、且つ前記フィルム押圧バー52が前記案内ローラー44の背面側面に圧接するようにして形成されている。
【0024】前記フィルム押圧バー52のスライド杆47への連結固定手段は、特に限定する必要はないが、好ましくは図9に示すように形成することが推奨される。すなわち、各連結杆51の中央部近くにおいて、横方向に穿設された貫通孔53に、各スライド杆47の外側にそれぞれ突設された軸54を嵌挿して、前記フィルム押圧バー52を該軸54を支点として揺動可能に軸支すると共に、前記スライド杆47の上方部に、正面側端部に起立片55を立設した突出片56を突設し、且つ該起立片55の基端部に、引きバネ57(図9においては、3本の引きバネが図示されている)の基部側を連結固定し、且つ該引きバネ57の先方部を連結片58の基部側に連結固定し、更に、前記引きバネ57を伸長した状態において、連結片58の中央部に穿設された貫通孔59に、前記垂直杆50に突設された軸60を嵌挿して形成されている。なお、図中61は、連結片58の先方部に穿設された指挿入孔で、図10・図11に示すように、該指挿入孔61に指を挿入して、該連結片58を引きバネ57に抗して引張り、図12に示すように、前記貫通孔59に軸60を嵌挿するときに使用する。
【0025】また、図中62は、フイルムストッパー5の水平杆49の案内ローラー44に接する面に取付けられたフェルトシートで、該フェルトシート62により、後述する前記フイルムストッパー5と案内ローラー44間の上方へ引き出されたフィルム1の上方部を、傷付けることなく挟持して固定できるよう形成されている。更に、前記フィルム押圧バー52を前記引きバネ57に抗して背面側へ回動させて、該引きバネ57が水平位置より下方位置へ傾斜すると、該フィルム押圧バー52の重量が、該引きバネ57の引張り力より大きく形成されているため、該フィルム押圧バー52は、図12・図19・図20に示すように案内ローラー44から膈離された状態で停止する。
【0026】更に、前記ベース台板4の背面側起立片34には、上部にフィルム1のカット長さを表示するカウンター63を、押しバネ64の作用により、起伏自在なるように設置したカウンター保持具65が左右動自在に装着されている。前記カウンター63は、カウント表示器66の両側部に、コア2に巻回されたフィルム1の外周面に圧接して回転して、長さを測定するローラー67を備えて形成されている。そして、前記カウンター63は、フィルム1のカット時に、カウンター63を、図17・図18に示すように、フィルム1側へ倒してローラー67をフィルム1に圧接して使用する。
【0027】また更に、前記ベース台板4の背面側起立片33の内側の基板32上には、前記したフィルム1のカット巾を測定するカッタースケール26が左右方向に移動自在に設置される。
【0028】前記構成より成る本発明フィルムカッターの作用について説明すると、先ず図3に示すように、フイルムホルダー3の一方側のコアホルダー11の突起10a・10bのいずれかを、フィルム1を巻回したコア2の径に合わせて装着すると共に、可動杆12を左右いずれかに移動させて、フィルムホルダー3の他方側のコアホルダー11の突起10a・10bのいずれかを、前記コア2の径に合わせて装着し、然る後、図4に示すように、ストッパー螺子13を締付けて、前記可動杆12を水平杆6に固定し、フィルムホルダー3へのコア2の装着作業を完了する。
【0029】次に、図5に示すように、前記コア2を装着したフイルムホルダー3をベース台板4に載置固定する。すなわち、図6・図7に示すように、フィルムホルダー3全体を持上げ、該フィルムホルダー3の固定杆7a・7bの両側に突出したホルダー軸8を、ベース台板4の両側の固定板35の半円状凹部37に、それぞれ上方より装入すると共に、水平杆6の両側端縁部6aを各切欠部38に載置し、各固定板35の外側面に取付けられたスプリング39に連結する掛止片40を備えたストッパー41を回動させて、該掛止片40をそれぞれ固定杆7a・7bに掛止して、前記スプリング39の弾発作用で、前記掛止片40を前記固定杆7a・7bに圧着して固定する。
【0030】そして、前記ベース台板4の各固定板35に穿設された各ガイド柱43に、スライド杆47を挿入して、該スライド杆47を上下動させて案内ローラー44を載置する高さ位置の調整をした後、所定の高さ位置において、ストッパー螺子48を締付けて、その先方部が前記スライド杆47に穿設された複数個の孔47aのいずれかに挿入され、該各スライド杆47は前記ガイド柱43に固定され、且つ該ガイド柱43に固定された各スライド杆47の上方の各凹部46に、上部ローラー44の軸45を装入し、該案内ローラー44をスライド杆47上において回転自在とする。
【0031】次に、図9に示すように、フィルムストッパー5を構成するフィルム押圧バー52の各連結杆51の各貫通孔53に、スライド杆47に突設された軸54を嵌挿して、前記フィルム押圧バー52を揺動可能に軸支すると共に、図10・図11に示すように、連結片58の指挿入孔61に指を挿入して、引きバネ57に抗して前記各連結片58を引張り、各貫通孔59に各軸60を嵌挿した後、図12に示すように、前記フィルム押圧バー52を背面側へ押圧回動して案内ローラー44への圧着状態を解除して隔離する。
【0032】次に、図13に示すように、カッター基板24の底板25の目視孔27から目視して、カッタースケール26を基準として、フイルム1のカット巾に合わせて、前記各カッター基板24をカッターホルダー保持杆21に沿って左右動させることにより、各下部カッターホルダー保持具20を所定位置までそれぞれ移動させ、各ストッパー螺子28を締付けて、各カッター基板24をカッターホルダー保持杆21に固定して、各下部カッターホルダー保持具20を固定する。
【0033】その後、前記各下部カッターホルダー保持具20に合わせて、各上部カッターホルダー保持具14を水平杆6に沿って左右動させて位置の調整をした後、各ストッパー螺子15を締付けて、該各上部カッターホルダー保持具14を前記各下部カッターホルダー保持具20と合わせて固定する。これにより、前記目視孔27とカッター16とは同一垂直線上に位置する。
【0034】前記各上・下部カッターホルダー保持具14・20の固定後、図14に示すように、カッター16をその刃先を下方へ向けて、各上部カッターホルダー保持具14のカッターホルダー18の上方部から差込んで、下方側へ押圧して、図15に示すように、各下部カッターホルダー保持具20のカッターホルダー30の上方部に差込むと共に、各締付け螺子19・31を締付けて、前記各カッター16をそれぞれ各上・下部カッターホルダー保持具14・20のカッターホルダー18・30に固定する一方、図17に示すように、カウンター保持具65を倒して、図18に示すように、ローラー67をフィルム1面に圧着すると共に、図16に示すように、カウント表示器66の数値を0にすることにより、フイルム1のカット作業の準備工程が完了する。
【0035】前記準備工程が完了すると、図19に示すように、作業者は正面側から、前記フィルム1の両側部を持上げながら該フィルム1の上端とカッター16の刃と合った部分を少しカットする。そして、作業者が前記フィルム1の少しカットした部分を両手で持ち、そのまま前記フィルム1を垂直に持上げると、図20に示すように、該フイルム1は各カッター16によって垂直方向にカットされてカット線68が形成され、然る後、図21に示すように、前記フィルム1の切断端縁部を、案内ローラー44上面から背面側へ垂らして前記フィルム押圧バー52を手前へ引いて、引きバネ57の弾発力により、前記案内ローラー44に圧接して、フイルム1の端縁部を該フィルム押圧バー52と案内ローラー44間に挟着保持する。
【0036】そして、図22に示すように、作業者は背面側へ移動して、フィルム1の端縁部を持ち替えて、前記フィルム押圧バー52を引きバネ57に抗して、背面側へ押し倒して隔離して、フイルム1の挟持状態を解除した後、カウンター63のカウント表示器66を目視しながら、フィルム1を案内ローラー44をガイドして下側ヘ引張り、所定の長さまでカットが完了すると、前記フィルム押圧バー52を前面側へ倒して、再び前記フィルム1をフィルム押圧バー52を案内ローラー44間に挟着固定する。
【0037】然る後、作業者は再び正面側へ回り、図23・図24に示すように、保持バー9を構成する水平杆6をガイドとして、市販のカッター69でフイルム1を水平方向にカットすることにより、所定長さおよび巾にカットされたフィルム1を得ることができる。その後は、同様の操作を繰り返すことにより、多数のカットされたフィルム1が得られる。
【0038】
【発明の効果】本発明は上述のようであるから、本発明フィルムカッター装置を構成する部材であるフィルムホルダー、ベース台板およびフィルムストッパーの各部材が分解できるので、一人の作業者が本発明装置をフィルムカット現場まで持ち運び、一人で簡単に組立て、そして作業完了後も簡単に分解できコンパクトに収納できるという効果を奏する。
また、フィルムのカット作業も、熟練を要することなく、一人の作業者のみでフィルムの長手方向に対して垂直に、簡単、且つ迅速に、然もカットミスがなく、正確にできるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明フィルムカッター装置を正面側から見た全体の斜視図である。
【図2】本発明フィルムカッター装置において、ベース台板にフィルムストッパーを取付けた状態を背面側から見た斜視図である。
【図3】本発明フィルムカッター装置において、フィルムを巻回したコアをフィルムホルダーに装着する状態を示す正面図である。
【図4】本発明フィルムカッター装置において、フィルムを巻回したコアをフィルムホルダーに装着した状態を示す正面図である。
【図5】本発明フィルムカッター装置を背面側から見た組立分解斜視図である。
【図6】本発明フィルムカッター装置において、ベース台板上にフィルムホルダーを載置固定する状態を示す要部の斜視図である。
【図7】本発明フィルムカッター装置において、ベース台板上にフィルムホルダーを載置固定した状態を示す要部の斜視図である。
【図8】本発明フィルムカッター装置において、ベース台板上にフィルムストッパーを高さを調節して取付ける状態を示す要部の組立分解斜視図である。
【図9】本発明フィルムカッター装置において、フイルムストッパーを構成するスライド杆にフィルム押圧バーを取付ける状態を示す要部の組立分解斜視図である。
【図10】本発明フィルムカッター装置において、フイルムストッパーを構成するスライド杆にフィルム押圧バーを取付ける状態を示す要部の斜視図である。
【図11】本発明フィルムカッター装置において、フイルムストッパーを構成するスライド杆にフィルム押圧バーを取付ける状態を示す要部の斜視図である。
【図12】本発明フィルムカッター装置において、フイルムストッパーを構成するスライド杆にフィルム押圧バーを取付けて、フィルム押圧バーを案内ロールから隔離した状態を示す要部の斜視図である。
【図13】本発明フィルムカッター装置において、上・下部カッターホルダー保持具とカッタースケールとの関係を示す要部の斜視図である。
【図14】本発明フィルムカッター装置において、上・下部カッターホルダー保持具のカッターホルダーにカッターを取付けようとする状態を示す要部の斜視図である。
【図15】本発明フィルムカッター装置において、上・下部カッターホルダー保持具のカッターホルダーにカッターを取付けた状態を示す要部の斜視図である。
【図16】本発明フィルムカッター装置におけるカウンター部分の背面図である。
【図17】本発明フィルムカッター装置において、カウンターのローラーをフィルム面に圧接する前の状態を示す要部の斜視図である。
【図18】本発明フィルムカッター装置において、カウンターのローラーをフィルム面に圧接した後の状態を示す要部の斜視図である。
【図19】本発明フィルムカッター装置において、フィルムを長さ方向にカットする状態を示す要部の斜視図である。
【図20】本発明フィルムカッター装置において、フィルムを長さ方向にカットする状態を示す要部の斜視図である。
【図21】本発明フィルムカッター装置において、フィルムを長さ方向にカットする状態を示す要部の斜視図である。
【図22】本発明フィルムカッター装置において、フィルムを長さ方向にカットする状態を示す要部の斜視図である。
【図23】本発明フィルムカッター装置において、フィルムを巾方向にカットする状態を示す要部の斜視図である。
【図24】本発明フィルムカッター装置において、フィルムを巾方向にカットする状態を示す要部の斜視図である。
【符号の説明】
1 フィルム、 2 コア、 3 フィルムホルダー、4 ベース台板、 5フィルムストッパー、 6 水平杆、 7a,7b 固定杆、 8 ホルダー軸、 9 保持バー、 10a,10b 突起、 11 コアホルダー、 12可動杆、 14 上部カッターホルダー保持具、 16 カッター、 18 カッターホルダー、 20 下部カッターホルダー保持具、 21 カッターホルダー保持杆、 22 保持杆、 23 支杆、 24 ホルダー基板、 25底板、 26 カッタースケール、 27 目視孔、 30 カッターホルダー、 32 基板、 33 正面側起立片、 34 背面側起立片、 35 固定板、 36 フィルムストッパー受け、 37 半円状凹部、 38 切欠部、 39 スプリング、 40 掛止片、 41 ストッパー、 43 ガイド柱、 44 案内ローラー、 45 軸、 46 凹部、 47 スライド杆、49 水平杆、 50 垂直杆、 51 連結杆、 52 フィルム押圧バー、 63 カウンター、 64 押しバネ、 65 カウンター保持具、 66
カウント表示器、 67 ローラー。

Claims (1)

  1. フィルムを巻回した円筒型のコアを保持するフィルムホルダーと、該フィルムホルダーを上部に載置固定するベース台板と、該ベース台板上に載置してフィルムの上方部を挟持して固定するフィルムストッパーとにより構成され、
    前記フィルムホルダーは、水平杆の両側に、端縁部を残して、直角にそれぞれ固定杆を垂設固定すると共に、該各固定杆の下方部外側面にホルダー軸を突設して保持バーを形成し、更に、前記保持バーを構成する一方の固定杆の内側面に、径の異なる複数のコアの端縁部を嵌挿して装着できるように、複数のコアの内径と一致する径を有する円盤状の突起を、複数個階段状に一体に突設して形成されたコアホルダーが回転自在なるよう軸支され、
    また、巾の異なるコアを装着できるように、他方の固定杆の内側の前記水平杆には、可動杆の上端部が、該水平杆に沿って左右動、および固定自在なるよう装着されており、且つ前記一方の固定杆のコアホルダーと対面する前記可動杆の内側面に、前記一方の固定杆に軸支されたと同一構成のコアホルダーが回転自在なるように軸支されており、
    前記水平杆には、2個の上部カッターホルダー保持具が、該水平杆に沿ってそれぞれ左右動および固定自在なるよう装着されると共に、前記各上部カッターホルダー保持具の上方には、カッターの他方端部を挿入固定するカッターホルダーが突設され、
    前記フィルムホルダーを構成する保持バーの各固定杆の内側面に、2個の下部カッターホルダー保持具を左右動、および固定自在なるよう装着するカッターホルダー保持杆が回動可能なるよう軸支されており、該カッターホルダー保持杆は、2個の下部カッターホルダー保持具を左右動、および固定自在なるよう装着する保持杆の両側に支杆を突設すると共に、該支杆を各固定杆に軸支して形成され、
    前記カッターホルダー保持杆の保持杆には、それぞれ下部カッターホルダー保持具を上方に立設した2個のホルダー基板が、該カッターホルダー保持杆に沿って左右動、および固定自在なるよう装着されると共に、該各ホルダー基板の底板の前方には、カッタースケールを目視して位置合わせをする目視孔が穿設され、前記各下部カッターホルダー保持具には、カッターの一方端部を挿入するカッターホルダーが突設され、
    前記ベース台板は、長方形状の基板の長手方向の正面側・背面側端縁部に、正面側起立片と背面側起立片とをそれぞれ直角に折曲して立設すると共に、該各正面側・背面側起立片の両側端部に、前記フィルムホルダーを載置して固定する固定板が対向して取付けられて形成され、
    前記固定板は、背面側にフィルムストッパーを高さを調節して固定するフィルムストッパー受けを立設すると共に、中央部に前記フィルムホルダーに設けられたホルダー軸を装入する半円状凹部を設け、更に正面側に前記フィルムホルダーの水平杆の両側の端縁部を載置する切欠部を設けて形成され、
    前記各ホルダー軸を半円状凹部に上方より装入すると共に、水平杆の両側端縁部を両側の切欠部にそれぞれ載置固定して、フィルムホルダーをベース台板に固定し、
    前記フィルムストッパー受けは、各固定板の背面側端縁部上にガイド柱が立設されると共に、該ガイド柱内に、上端に案内ローラーの両端に突出した軸を装入する凹部を備えたスライド杆が上下動自在、且つ高さ位置を調整してその位置で固定可能なるようにして挿入されて形成され、
    更に、前記フィルムストッパーは、水平杆の両側に、垂直杆を連設すると共に、該垂直杆の先端に連結杆を正面側に直角に連設固定してフィルム押圧バーを形成し、且つ該フィルム押圧バーが前記各スライド杆に揺動可能に軸支されると共に、前記スライド杆の上端の各凹部に案内ローラーの軸を装入して、該案内ローラーが回転可能なるよう配設され、且つ前記フィルム押圧バーが前記案内ローラーの背面側面に圧接および隔離自在なるようにして形成され、
    更に、前記ベース台板の背面側起立片には、上部にフィルムのカット長さを表示するカウンターを、起伏自在なるように設置したカウンター保持具が左右動、および固定自在に装着され、且つ前記カウンターは、カウント表示器の両側部に、コアに巻回されたフィルムの外周面に圧接して回転して、長さを測定するローラーを備えて形成されたことを特徴とするフィルムカッター装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101758513B (zh) * 2008-12-25 2012-05-09 西安飞机工业(集团)有限责任公司 复合材料板材切割机
CN105058484A (zh) * 2015-07-30 2015-11-18 山东中塑泰富科技有限公司 一种pof热收缩膜专用单片膜刨刀
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