JP3048742U - シート材の切断装置 - Google Patents

シート材の切断装置

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JP3048742U JP1997010404U JP1040497U JP3048742U JP 3048742 U JP3048742 U JP 3048742U JP 1997010404 U JP1997010404 U JP 1997010404U JP 1040497 U JP1040497 U JP 1040497U JP 3048742 U JP3048742 U JP 3048742U
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卓 石原
哲彦 清水
猛 木村
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昭建産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート材を必要とされる寸法に精度よく切断
する。 【解決手段】 左右方向へ長く配置したベースフレーム
14上に支持板15と16を起倒できるように取り付け
る。又、一方の支持板16をベースフレーム14上で左
右方向へ移動できるようにして両支持板の対峙間隔を調
整できるようにする。左右の支持板15,16間に、シ
ート材1を巻いたシートロールを回転自在に支持させ
る。支持板15と16に左右方向へ延びるガイド兼支持
用ロッド18とガイドバー20を取り外しできるように
平行に取り付ける。ガイド兼支持用ロッド18に、シー
ト材1を縦方向に切断するカッター22を左右方向へ移
動できるように取り付ける。更に、ガイド兼支持用ロッ
ド18にシート押え具23を着脱自在に、又、シート材
1の長さを計測し表示する計測器24を上下方向へ変位
できるようにそれぞれ取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はフィルムあるいは壁紙等の如き薄いシート材を所定大きさの寸法に切 断するために用いるシート材の切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、太陽光線を遮ることにより窓際での暑さやまぶしさを解消すること、あ るいは、地震等で破損した窓ガラスの飛散を防止すること、等を目的として、建 物の外側にある窓ガラス等にフィルム状の薄いシート材を貼り付ける作業が行わ れるようになって来ている。特に、地震時の防災対策の1つとして建物の窓ガラ スの破損による飛散を防止することは極めて重要なことであり、既設の大きな建 物では窓ガラスにフィルム状のシート材を貼ることが義務付けられようとしてい る。
【0003】 このような状況において、窓ガラスへのシート材の貼り付け作業を効率よく行 うためには、窓ガラスの大きさに合わせた寸法にシート材を予め切断しておくこ とが必要である。
【0004】 そのため、従来では、図6に一例の概略を示す如く、広幅長尺の薄いシート材 1を巻取軸に巻き取ってなるシートロール2の両端を、連結材5で組み付けられ た左右の支持板3,4の内側に回転自在に支持させ、該シートロール2から巻き 戻されるシート材1を、左右の支持板3,4の前端部に左右方向へ水平に配設し たガイドバー6上に沿わせて前方へ引き出すようにし、更に、該前方へ引き出さ れるシート材1を長手方向に切断して狭幅のシート材とするカッター7を、支持 板3,4前端部上部の連結材5に取り付けるようにし、引き出されるシート材1 の半分のみを使用しようとするときは、カッター7を連結材5の中央部前端面に 取り付けてシート材1の中央部を切断するようにし、且つ引き出されたシート材 1の長さをメジャーで計測して必要長さ引き出されると、作業員が手にしたカッ ターを上記ガイドバー6の前面側に沿わせて横方向へ移動させることにより切断 するようにした切断装置が用いられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の切断装置では、支持板3,4間に支持されたシートロー ル2からシート材1を巻き戻しながら前方へ引き出して切断するものであるため 、シート材1をカッター7で長手方向に切断する場合には、シート材1を前面方 へ引き出すことにより切断することができるが、所要量(長さ)引き出してから 横方向(幅方向)へ別のカッターで手動にて切断するときは、シート材1が動か ないように上方からシート材1を手でガイドバー6の上面に押し付けながら該ガ イドバー6に沿わせてカッターを移動させなければならず、1人でシート材1を 引張り且つ押えて切断することが難しく、切断中にシート材1が動いて切断線が 曲がったりして真直ぐになりにくいという問題がある。そのため、シート材1を 必要な大きさに精度よく切断することができないので、実際に使用するときの寸 法よりも大き目に予め切断し、現場で必要な長さに合わせて1枚1枚の周辺部を 精度よく切り落すという作業を行っているのが実状であり、したがって、現場で はシート材1のガラス面への貼り付け作業のほかに、1枚1枚のシート材の周辺 部を切断する作業が必要となって、多大な労力と時間を要していた。又、従来の 切断装置は、支持板3,4の対峙間隔を調整することができず、異なる幅のシー ト材に適用させることができず、更に、運搬時は、左右の支持板3,4が立って いるので、嵩ばり、不便であった。
【0006】 そこで、本考案は、シート材を必要とされる大きさの寸法に精度よく切断でき て現場では直ちに貼り付け作業が行えるようなシート材の切断装置を提供しよう とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために、左右方向へ長くしたベースフレーム上 の一端部と他端部に、支持板を起倒できるように取り付けて前後方向に平行に配 し、該左右の支持板間に、シート材を巻き取ってなるシートロールを回転自在に 支持させると共に、ガイド兼支持用ロッドとシート材を上面に沿わせて引き出す ようにするガイドバーを、両支持板に着脱自在に支持させて左右方向へ平行に配 設し、且つ該ガイド兼支持用ロッドに、シート材を縦方向に切断するカッターを 左右方向の任意の位置に固定できるように、又、シート材を横方向に切断すると きに該シート材を上記ガイドバー上面に押し付けるためのシート押え具を着脱自 在にそれぞれ取り付け、更に、上記シートロールから巻き戻されて引き出される シート材の移動量を計測して表示する計測器を、シートロールの径の変動に追従 できるよう上下方向へ変位可能に上記ガイド兼支持用ロッドに取り付けてなる構 成とする。
【0008】 シート材を引き出す長さは、計測器で計測されて表示部に表示されるので、こ れを見ることにより引出量を知ることができる。所定の寸法だけ引き出されると 、シート押え具を下げてシート材をガイドバー上面に押し付けて動かないように する。この状態でシート材を横方向に切断して行く。シート材の幅寸法は、カッ ターの位置調整で決められる。これにより、長さ、幅ともに必要寸法に精度よく 切断できて、切断されたシート材を現場で直ちにガラスに貼ることができる。左 右の支持板からガイド兼支持用ロッドやガイドバーを取り外すことができるので 、運搬時等で取り外すことにより支持板をベースフレーム上に倒して平板状に折 りたたむことができて、嵩ばることなく運搬できる。
【0009】 又、左右の支持板のうち、いずれか一方を左右方向へ移動自在とすることによ り、両支持板の対峙間隔を広狭調整することが可能となり、幅寸法の異なるシー ト材に簡単に適用させることができて、1つの切断装置で任意の幅寸法のものの 切断ができることになる。
【0010】 更に、左右の支持板の前端部に、巻取軸を支持できるようにして、縦方向へ切 断されたシート材で使用されない方のシート材をこの巻取軸に巻き取ることがで きるようにすることにより、垂れた状態に放置しておくことなく、不使用のシー ト材を傷つけることなく保管できて、再使用時の取り扱いが容易になる。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づき本考案の実施の形態を説明する。 図1乃至図5は本考案の実施の一形態を示すもので、図2(ハ)(ニ)に示す 如く板材を幅方向の片側を下方向に断面形状が螺旋状となるように折り曲げて折 曲げ先端部8bとその上方の水平部8aとの間に所要の隙間9を形成してなる2 本のベースバー8を、所要間隔を隔てて平行に配して、該2本のベースバー8の 各一端部間を、両端部を図2(ハ)の如く上記両ベースバー8の各隙間9に挿入 して水平部8aにビス10にて止めるようにした連結板11にて一体的に連結す ると共に、2本のベースバー8の他端側間に、スライド板12の幅方向両端部を 上記連結板11と同様に各ベースバー8の隙間9に挿入して、ベースバー8の長 手方向へ摺動できるようにし、且つ該スライド板12の両端下面に設けた突起1 3を図2(ニ)の如くベースバー8の折曲げ先端部8bの内側に位置させて該折 曲げ先端部8bと係合させ、スライド板12が2本のベースバー8の長手方向に のみ移動できるようにしたベースフレーム14を構成する。
【0012】 上記ベースフレーム14の一端部の連結板11の上面と、他端側のスライド板 12の上面には、各々支持板15と16を前後方向に平行となるように配置して 、各々蝶番17にて同一方向へ起倒できるように連結板11及びスライド板12 上に取り付け、左右一方の支持板16がスライド板12とともにベースバー8の 長手方向に移動できて、左右の支持板15と16の対峙間隔を任意に変更するこ とができるようにし、幅寸法の異なるシート材1に合わせて間隔を広狭自在に調 整できるようにする。
【0013】 上記左右の支持板15,16には、前端側の上部位置に、ガイド兼支持用ロッ ド18を摺動自在に貫通させるようにすると共に、該ガイド兼支持用ロッド18 の貫通位置よりも下方位置に凹状の切欠き溝19を設けて、該切欠き溝19に、 中央部に凹溝20aを形成し且つ幅方向両端部を水平に張り出させて上面をシー ト材1の滑動面とするようにしたガイドバー20を長手方向に移動自在に嵌合さ せ、更に、上記左右の支持板15,16の各内側面には、シート材1を巻き取っ ている巻取軸の両端を嵌めて支持するための支持具21を突設し、シート材1を 巻き取ってなるシートロール2を支持板15,16間にセットできるようにする 。
【0014】 上記ガイド兼支持用ロッド18には、シート材1を縦方向(長手方向)に切断 するためのカッター22を左右方向へ移動自在に取り付けると共に、シート材1 を横方向(幅方向)へ切断するときに該シート材1をガイドバー20上面に押し 付けてシート材が動かないようにするためのシート押え具23を、ガイド兼支持 用ロッド18に着脱自在に取り付けられるようにし、又、ガイド兼支持用ロッド 18の一端部には、シート材1を巻き戻しながら引き出す長さを計測する計測器 24を、シートロール2の巻き細りに追従できるように上下方向へ変位可能に取 り付ける。
【0015】 上記カッター22、シート押え具23、計測器24について詳述すると、カッ ター22は、図3(イ)(ロ)(ハ)に示す如く、ガイド兼支持用ロッド18の 外側に摺動自在に嵌めて止めねじ22bによりロッド18の任意の位置に固定で きるようにしてある筒状体22aの前面に、刃22cを左右より挾持して取り付 けるようにした刃取付用ブラケット22dをビス22eにて固定し、左右のブラ ケット22d間に刃22cを着脱自在に固定保持できるようにしてあり、該左右 のブラケット22d間に保持された刃22cの先端部は、ガイドバー20の中央 部分の凹溝20a内に干渉することなく挿入位置するようにして、該ガイドバー 20の上面に沿い引き出されるシート材1が自動的に切断されるようにしてある 。
【0016】 又、シート押え具23は、図4(イ)(ロ)に示す如く、L字型に屈曲させた 板23aの上端部背面にスペーサ23bを介して磁石23cを取り付け、且つ水 平に折り曲げられた下端部の下面にスポンジゴムの如き弾性体23dを取り付け た構成としてあり、ガイド兼支持用ロッド18への取付位置を上下方向へずらす ことにより、ガイドバー20上のシート材1に弾性体23dを上方から押し付け るようにしたり、シート材1から離れた上方へ弾性体23dを位置させておくこ とができるようにしてある。
【0017】 更に、計測器24は、図5(イ)(ロ)に示す如く、後側部下面にローラ24 bを回転自在に備えたケーシング24aの前側部に、該ローラ24bの回転数を 距離に換算してデジタル表示する表示部24cと、該表示部24cのリセットボ タン25と、シート材1を横方向に切断した回数を押しボタン26の操作で表示 させるようにした表示部24dとを設けた構成としてあって、ガイド兼支持用ロ ッド18の下面にゴム板27を介して取り付け、ゴム板27の撓みを利用してロ ーラ24bが常時シートロール2の表面に押接されているようにし、シート材1 が巻き戻されながら引き出されるときにローラ24bが摩擦で回転させられてシ ート材1の引き出し長さが表示部24cに表示されるようにしてある。
【0018】 なお、28はガイド兼支持用ロッド18の一端部に着脱自在に嵌合してあって 止めねじ29で固定することにより支持板15からの抜け止めを行うようにして ある止め金具、30,31はガイド兼支持用ロッド18の他端側に移動自在に嵌 合してあって止めねじ32で固定することにより支持板16を挾持するようにし てある止め金具である。又、33は支持板15と16の各前端部に設けた巻取軸 34の支持部で、巻取軸34は縦方向に切断されたシート材1の不使用分を巻き 取るようにするためのもので、該巻取軸34の一端にハンドルを付けて手動で回 転させることによりシート材1の不使用分を巻き取るようにするか、又は、シー トロール2の巻取軸の端部と巻取軸34の端部との間に無端状のベルトをかけて 、シートロール2がシート材1の引き出しにより回転させられるときにベルトを 介して巻取軸34が同時に回転させられるようにする。
【0019】 本考案のシート材の切断装置は、上記のように構成されているので、先ず、図 1(イ)(ロ)に示すようにベースフレーム14上に立てた左右の支持板15と 16の間にシートロール2を回転自在に支持させた後、計測器24のローラ24 bをシートロール2上に載せるようにする。この際、組み込まれるシートロール 2のシート材1の幅寸法に合わせて左右の支持板15と16の間隔を調整するよ うにする。この調整は、止め金具30と31を止めねじ32を緩めることによっ て移動自在とした後、ベースフレーム14のスライド板12をベースバー8に沿 い右又は左へ移動させて支持板16を移動させることにより行う。この際、ガイ ド兼支持用ロッド18及びガイドバー20は支持板16に対し移動自在であるか ら、支持板16は支障なく左右方向へ移動できる。
【0020】 左右の支持板15と16の間隔がシート材1の幅寸法に合わせて調整されると 、ガイド兼支持用ロッド18上の止め金具30と31を支持板16の両側に位置 させて止めねじ32を締めることにより止め金具30,31をガイド兼支持用ロ ッド18に固定し、支持板16を移動しないように保持させる。
【0021】 又、シート材1を縦方向に切断するときは、カッター22を切断位置までガイ ド兼支持用ロッド18に沿い移動させて止めねじ22bで固定すると共に、該カ ッター22に刃22cを取り付けるようにする。シート材1の縦方向への切断を 2個所で行うときは、別のカッター22を同様に所定位置にセットするようにす る。
【0022】 更に、シート押え具23は、シート材1を横方向に切断するときに用いるもの であるため、シート材1を前方へ引き出すときには不要なもので、ガイド兼支持 用ロッド18から取り外しておいてもよいし、該ガイド兼支持用ロッド18に磁 石23cで吸着させた状態で上方へ移動させてガイドバー20より離しておくよ うにする。
【0023】 上記のようにして準備が整うと、シートロール2として巻取軸に巻き取られて いるシート材1を巻き戻しながら均一に引いて、ガイドバー20上面に沿わせて 前方へ引き出すようにする。引き出されるシート材1の長さ寸法は、計測器24 で計測されて表示部へデジタル表示され、又、同時にガイドバー20上でカッタ ー22により縦方向に切断され、必要幅寸法に連続的に且つ自動的に切断される 。
【0024】 計測器24の表示部24cを見ながらシート材1先端との引き出し量が表示さ れると、引き出しを停止すると同時に、複数個のシート押え具23をともに下げ て各下面の弾性体23dをシート材1に押し付け、ガイドバー20との間でシー ト材1を動かないように押えるようにする。
【0025】 次に、作業員が刃物でガイドバー20の前端面に沿い横方向に切断し、所要大 きさのシート材1を作るようにする。
【0026】 この場合、カッター22で縦方向に切断されたシート材1の片側の1つだけを 使用し、それ以外のシート材1は使用しないときは、使用しないシート材1は支 持板15,16の支持部33にセットした巻取軸34をハンドルで回転させるか 、又は、シートロール2の巻取軸と連動で回転させることにより該巻取軸34に 巻き取らせるようにする。これにより本考案の切断装置の前面部に不使用時のシ ート材1が垂れ下がって放置されるという状態を解消することができると同時に シート材1に傷が付くことを防止することができる。
【0027】 シート材1を横方向に切断して縦(長さ)及び横(幅)が所定の寸法のシート 材1が作られると、計測器24の表示部24dに押しボタン26を1回押すこと により切断回数を表示させると共に、表示部24cのリセットボタン25を操作 して表示部24cを零表示に戻すようにする。
【0028】 同様にして次の所定大きさのシート材1を切断して作るために、ガイドバー2 0上のシート材1の先端部を把持すると共に、シート押え具23をガイド兼支持 用ロッド18の上部に吸着させるようにして上方へ移動させた状態にして、シー ト材1を前方へ引き出す。計測器24の表示部24cの数値を見ながら所定長さ 引き出されると、引き出しを停止し、前記したと同様の操作をしてシート材1を 横方向へ切断する。この間不使用のシート材は、巻取軸34に巻き取るようにす る。
【0029】 このような操作を順次繰り返すことにより必要大きさのシート材1を作って行 くようにする。
【0030】 本考案のシート材の切断装置においては、シート材1の引き出し量は計測器2 4の表示部24cで読み取ることができるので、切断しようとする長さに精度良 く切断することができて、従来のように大き目に切断して現場で所定大きさに切 り直す必要をなくし得られてシート材の無駄を省くことができると共に現場での 労力と時間の大幅な低減を図ることができて作業能率の向上を図ることが可能と なる。
【0031】 又、本考案においては、前記したように簡単に左右の支持板15,16の間隔 を調整できるので、シート材の幅寸法が小さいものから大きいものまで自在に対 応させることができる。
【0032】 更に、止め金具28,30,31をガイド兼支持用ロッド18から取り外すと 、該ガイド兼支持用ロッド18を支持板15,16から簡単に取り外すことがで き、又、ガイドバー20も簡単に支持板15,16から取り外すことができるの で、本発明のシート材の切断装置を車両に積んで運搬する場合においては、上記 のように支持板15,16からガイド兼支持用ロッド18やガイドバー20を取 り外すことにより、支持板15と16をベースフレーム14上で同一方向に倒す ことができて、平板状に折りたたむことができるので、嵩ばることがなく便利で ある。
【0033】 なお、本考案は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、たとえば、 ガイド兼支持用ロッド18は角パイプを用いた場合を示したが、丸パイプ、丸棒 、角棒を用いるようにしてもよいこと、シート材1としてフィルム状のもので説 明したが、壁紙等でも適用できること、その他本考案の要旨を逸脱しない範囲内 で種々変更を加え得ることは勿論である。
【0034】
【考案の効果】
以上述べた如く、本考案のシート材の切断装置によれば、左右方向へ長く延び るベースフレームの一端部と他端部に、各々支持板を起倒できるように取り付け 、又、いずれか一方の支持板をベースフレームに沿い左右方向へ移動できるよう にし、該左右の支持板間に、シート材を巻き取ってなるシートロールを回転自在 に支持させると共に、ガイド兼支持用ロッドとガイドバーを上記左右の支持板に 着脱自在に支持させて左右方向に平行に配設し、且つ該ガイド兼支持用ロッドに 、シート材を縦方向に切断するカッターを左右方向へ任意に移動して位置固定で きるように、又、シート材を横方向に切断するときにシート材をガイドバー上面 に押し付けるようにするシート押え具を着脱自在にそれぞれ取り付け、更に、シ ートロールから巻き戻されて引き出されるシート材の移動量を計測して表示する 計測器を、上下方向へ変位可能に上記ガイド兼支持用ロッドに取り付けた構成と してあるので、シート材を引き出す長さを計測器の表示部で読み取ることができ 、正確な寸法位置でシート材を横方向に切断することができて、必要寸法に高精 度に切断することができ、従来の如き大き目に切断して現場で必要大きさにシー ト材を1枚1枚切断するという作業をなくし、現場では直ちにシート材をガラス に貼り合わせることができて、現場での作業能率を大幅に向上させることができ 、又、シート材をガイドバー上で横方向へ切断するときは、ガイド兼支持用ロッ ドに磁石で吸着させるようにしたシート押え具でシート材をガイドバー上に押し 付けて動かないようにすることができることから、シート材の横方向への切断を 容易に且つ直線的に行うことができ、更に、運搬するとき等では左右の支持板か らガイド兼支持用ロッドやガイドバーを取り外すことにより、両支持板をベース フレーム上に倒して平板状に折りたたむことができるので、嵩ばることがなく、 運搬や取り扱いが楽である、等の優れた効果を奏し得られ、又、左右の支持板の いずれか一方を移動できるようにして両支持板の対峙間隔を調整できることから 、幅寸法の異なるシート材でも扱うことができ、1つの切断装置で任意の幅寸法 のものの切断ができることになること、更に、左右の支持板の前端部に巻取軸を セットできるようにして、シート材を縦方向に切断して使用しない方のシート材 を該巻取軸に巻き取ることができるようにすることにより、広幅のシート材を縦 方向に切断して必要幅寸法にするときに、不使用のシート材を巻き取ることがで きて、不使用シート材の扱いが容易になると共に、再使用するときに直ちに巻き 戻して使用できることになる、等の優れた効果も奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のシート材の切断装置の概要を示すもの
で、(イ)は平面図、(ロ)は正面図である。
【図2】ベースフレームと支持板の関係を示すもので、
(イ)は図1(ロ)のA−A矢視拡大図、(ロ)は図1
(ロ)のB−B矢視拡大図、(ハ)は(イ)の部分拡大
図、(ニ)は(ロ)の部分拡大図である。
【図3】本考案におけるカッターを示すもので、(イ)
は図1(ロ)のC矢視拡大図、(ロ)は拡大正面図、
(ハ)は(ロ)の平面図である。
【図4】本考案におけるシート押え具を拡大して示すも
ので、(イ)は平面図、(ロ)はその側面図である。
【図5】本考案における計測器を拡大して示すもので、
(イ)は平面図、(ロ)はその側面図である。
【図6】従来の切断装置の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 シート材 2 シートロール 14 ベースフレーム 15 支持板 16 支持板 17 蝶番 18 ガイド兼支持用ロッド 20 ガイドバー 22 カッター 23 シート押え具 24 計測器 24c 表示部 28 止め金具 30 止め金具 31 止め金具 33 支持部 34 巻取軸

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右方向へ長くしたベースフレーム上の
    一端部と他端部に、支持板を起倒できるように取り付け
    て前後方向に平行に配し、該左右の支持板間に、シート
    材を巻き取ってなるシートロールを回転自在に支持させ
    ると共に、ガイド兼支持用ロッドとシート材を上面に沿
    わせて引き出すようにするガイドバーを、両支持板に着
    脱自在に支持させて左右方向へ平行に配設し、且つ該ガ
    イド兼支持用ロッドに、シート材を縦方向に切断するカ
    ッターを左右方向の任意の位置に固定できるように、
    又、シート材を横方向に切断するときに該シート材を上
    記ガイドバー上面に押し付けるためのシート押え具を着
    脱自在にそれぞれ取り付け、更に、上記シートロールか
    ら巻き戻されて引き出されるシート材の移動量を計測し
    て表示する計測器を、シートロールの径の変動に追従で
    きるよう上下方向へ変位可能に上記ガイド兼支持用ロッ
    ドに取り付けてなることを特徴とするシート材の切断装
    置。
  2. 【請求項2】 ベースフレーム上の左右の支持板のいず
    れか一方をベースフレームに沿い左右方向へ移動できる
    ようにして左右の支持板間の間隔を調整できるようにし
    た請求項1記載のシート材の切断装置。
  3. 【請求項3】 左右の支持板の各前端部に巻取軸を支持
    できるようにして、縦方向へ切断されたシート材の使用
    されない部分を巻き取るようにした請求項1又は2記載
    のシート材の切断装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200046616A (ko) * 2018-10-25 2020-05-07 허승택 인테리어 필름 재단기
KR102203316B1 (ko) * 2019-07-19 2021-01-15 (주)정동산업 파우치 성형기의 필름원단 커팅장치

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