JPH11226897A - パイプカッター - Google Patents
パイプカッターInfo
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- JPH11226897A JPH11226897A JP3267498A JP3267498A JPH11226897A JP H11226897 A JPH11226897 A JP H11226897A JP 3267498 A JP3267498 A JP 3267498A JP 3267498 A JP3267498 A JP 3267498A JP H11226897 A JPH11226897 A JP H11226897A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 様々な大きさのパイプをジャストサイズ
で安定的に支持できるパイプカッター用のベース装置
と、このベース装置を備えており切削工具の収納部の位
置決め作業が不要で、装置全体をコンパクトにできるパ
イプカッターの提供。 【解決手段】 ベース装置2は、支持ローラ5a,5b
の頂部よりも下方に位置しパイプを下から受ける支持台
12と、この支持台で受けているパイプの外径に合わせ
てパイプを両側から支えることができる位置まで一対の
支持ローラを平行スライドさせるスライド機構部と、を
備える。また、パイプカッター1は、ベース装置2に、
支持ローラ上に設置したパイプの中心軸に対して刃が直
交状態で位置するように切削工具14を収容する収納部
3を備え、該収納部は支持台におけるパイプの支持面の
下側に位置しパイプ切削時に刃14aを該支持面の上方
へ移動可能としてベース装置に取り付けてある。
で安定的に支持できるパイプカッター用のベース装置
と、このベース装置を備えており切削工具の収納部の位
置決め作業が不要で、装置全体をコンパクトにできるパ
イプカッターの提供。 【解決手段】 ベース装置2は、支持ローラ5a,5b
の頂部よりも下方に位置しパイプを下から受ける支持台
12と、この支持台で受けているパイプの外径に合わせ
てパイプを両側から支えることができる位置まで一対の
支持ローラを平行スライドさせるスライド機構部と、を
備える。また、パイプカッター1は、ベース装置2に、
支持ローラ上に設置したパイプの中心軸に対して刃が直
交状態で位置するように切削工具14を収容する収納部
3を備え、該収納部は支持台におけるパイプの支持面の
下側に位置しパイプ切削時に刃14aを該支持面の上方
へ移動可能としてベース装置に取り付けてある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダクトや水道管等のパ
イプ類の切削装置に関する。
イプ類の切削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物にはダクトや水道管等のように長
さや材質、あるいは構造を異にする多様なパイプが使用
目的に応じて配管されている。こうしたパイプは、配管
作業を行う際に定尺物をそのまま利用するのは稀であっ
て、施工現場で適当な長さに切削してから使用すること
も多い。このような場合、現場で行う切削作業としては
作業者がパイプを押さえながら電動のディスクグライン
ダーなどで切削するのが最も原始的な方法であるが、パ
イプが円筒状の場合にはその押さえが不安定で加工の精
度や作業性を阻害するためあまり実際的でない。
さや材質、あるいは構造を異にする多様なパイプが使用
目的に応じて配管されている。こうしたパイプは、配管
作業を行う際に定尺物をそのまま利用するのは稀であっ
て、施工現場で適当な長さに切削してから使用すること
も多い。このような場合、現場で行う切削作業としては
作業者がパイプを押さえながら電動のディスクグライン
ダーなどで切削するのが最も原始的な方法であるが、パ
イプが円筒状の場合にはその押さえが不安定で加工の精
度や作業性を阻害するためあまり実際的でない。
【0003】そこで、図5のようなパイプカッターが知
られている。このパイプカッター1′は、平行配置した
二組の支持ローラ2a′,2b′の間にパイプPを載置
するベース装置3′と、ベース装置3′に取り付けた支
柱4′に沿って切削工具であるディスクグラインダー
5′を上下動自在に収容する収納部6′と、を備える装
置構造となっている。支持ローラ2a′,2b′は回転
自在としてベース装置3′に軸支してあり、パイプPを
回転させながら切削できるようになっている。このパイ
プカッター1′でパイプPを切削するには、まず、収納
部6′を降下させて下板6a′をパイプPと接触させ、
この状態で操作ノブ5a′を下げることでディスクグラ
インダー5′の刃部5b′を下板6a′よりも下方に突
出させるようにして刃部5b′をパイプPに軽く押し当
てて切削開口を形成し、ついで支持ローラ2a′,2
b′の回転を利用してパイプPを徐々に回転させつつそ
の外周を切削していく。
られている。このパイプカッター1′は、平行配置した
二組の支持ローラ2a′,2b′の間にパイプPを載置
するベース装置3′と、ベース装置3′に取り付けた支
柱4′に沿って切削工具であるディスクグラインダー
5′を上下動自在に収容する収納部6′と、を備える装
置構造となっている。支持ローラ2a′,2b′は回転
自在としてベース装置3′に軸支してあり、パイプPを
回転させながら切削できるようになっている。このパイ
プカッター1′でパイプPを切削するには、まず、収納
部6′を降下させて下板6a′をパイプPと接触させ、
この状態で操作ノブ5a′を下げることでディスクグラ
インダー5′の刃部5b′を下板6a′よりも下方に突
出させるようにして刃部5b′をパイプPに軽く押し当
てて切削開口を形成し、ついで支持ローラ2a′,2
b′の回転を利用してパイプPを徐々に回転させつつそ
の外周を切削していく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなパイプカッ
ター1′は、切削の際に何れか一対の支持ローラ2
a′,2b′でパイプPを回転させながら切削すること
ができるため作業性という面で特に優れているが、支持
ローラ2a′,2b′は多用されると予想されるパイプ
の外径サイズに合わせて狭間隔で一対の、広間隔で一対
設けてあるので、切削する個々のパイプの外径サイズに
応じてジャストサイズで支持することがなかなか難し
い。また、このパイプカッター1′はパイプPの上方か
らディスクグラインダー5′を押し下げてパイプPを切
削するような装置構造とされているため、切削するパイ
プPの外径サイズに応じてその都度収納部6′を上下に
スライドさせて位置決めしなければならず、しかもディ
スクグラインダー5′の収納部6′と支柱4′がベース
装置3′の上方へ突出しているので運搬上や保管時にお
ける占有空間が大きくなってしまうことも否めない。
ター1′は、切削の際に何れか一対の支持ローラ2
a′,2b′でパイプPを回転させながら切削すること
ができるため作業性という面で特に優れているが、支持
ローラ2a′,2b′は多用されると予想されるパイプ
の外径サイズに合わせて狭間隔で一対の、広間隔で一対
設けてあるので、切削する個々のパイプの外径サイズに
応じてジャストサイズで支持することがなかなか難し
い。また、このパイプカッター1′はパイプPの上方か
らディスクグラインダー5′を押し下げてパイプPを切
削するような装置構造とされているため、切削するパイ
プPの外径サイズに応じてその都度収納部6′を上下に
スライドさせて位置決めしなければならず、しかもディ
スクグラインダー5′の収納部6′と支柱4′がベース
装置3′の上方へ突出しているので運搬上や保管時にお
ける占有空間が大きくなってしまうことも否めない。
【0005】こうした従来の技術を背景になされた本発
明は、様々な大きさのパイプをジャストサイズで安定的
に支持することができるようなパイプカッター用のベー
ス装置の実現を技術課題とする。また、本発明は、切削
工具の収納部の位置決め作業が不要で、装置全体をより
コンパクトにできるような装置構造を備えるパイプカッ
ターの実現を他の技術課題としている。
明は、様々な大きさのパイプをジャストサイズで安定的
に支持することができるようなパイプカッター用のベー
ス装置の実現を技術課題とする。また、本発明は、切削
工具の収納部の位置決め作業が不要で、装置全体をより
コンパクトにできるような装置構造を備えるパイプカッ
ターの実現を他の技術課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、平行配置した
一対の支持ローラを有し該支持ローラ上に切削するパイ
プが設置されるパイプカッター用のベース装置について
本発明は、前記支持ローラ頂部よりも下方に位置しパイ
プを下から受ける支持台と、この支持台で受けているパ
イプの外径に合わせてパイプを両側から支えることがで
きる位置まで一対の支持ローラを平行スライドさせるス
ライド機構部と、を備えることを特徴とする。
一対の支持ローラを有し該支持ローラ上に切削するパイ
プが設置されるパイプカッター用のベース装置について
本発明は、前記支持ローラ頂部よりも下方に位置しパイ
プを下から受ける支持台と、この支持台で受けているパ
イプの外径に合わせてパイプを両側から支えることがで
きる位置まで一対の支持ローラを平行スライドさせるス
ライド機構部と、を備えることを特徴とする。
【0007】このベース装置は、パイプを支持する支持
台が支持ローラの頂部よりも下方に位置した状態で設け
てあるので、支持台でパイプを下から支えることがで
き、且つ、両者の接触部位をパイプの支持定点とする装
置構造としてある。そして、スライド機構部は支持台で
受けているパイプの外径に合わせてパイプを両側から支
えることができる位置まで一対の支持ローラを平行スラ
イドさせるから、支持台による下からの支持を与えた状
態を維持しつつ、一対の支持ローラをパイプ両側の外周
位置へ自在にスライドさせてパイプを両側からも支持す
ることができる。このように、支持台とパイプが接触す
る支持定点と、パイプ外周面上の他の2箇所と、につい
てパイプに対する支持を与えることができるから、外径
サイズの異なるパイプであってもジャストサイズで確実
に支持することができる。
台が支持ローラの頂部よりも下方に位置した状態で設け
てあるので、支持台でパイプを下から支えることがで
き、且つ、両者の接触部位をパイプの支持定点とする装
置構造としてある。そして、スライド機構部は支持台で
受けているパイプの外径に合わせてパイプを両側から支
えることができる位置まで一対の支持ローラを平行スラ
イドさせるから、支持台による下からの支持を与えた状
態を維持しつつ、一対の支持ローラをパイプ両側の外周
位置へ自在にスライドさせてパイプを両側からも支持す
ることができる。このように、支持台とパイプが接触す
る支持定点と、パイプ外周面上の他の2箇所と、につい
てパイプに対する支持を与えることができるから、外径
サイズの異なるパイプであってもジャストサイズで確実
に支持することができる。
【0008】上記のようなベース装置で支持ローラをパ
イプの両側へ平行スライドさせるスライド機構部として
は、例えば次のような装置構造で実現すると好ましい。
すなわち、スライド機構部は、一方の支持ローラを駆動
するための第1歯車と他方の支持ローラを駆動するため
の第2歯車を有する駆動シャフトと、第1歯車と係合す
る上向き歯を有し一端が一方の支持ローラを回転自在に
軸支する一方のスライド台部に固着される第1ラック
と、第2歯車と係合する下向き歯を有し一端が他方の支
持ローラを回転自在に軸支する他方のスライド台部に固
着される第2ラックと、を備え、該第1ラックと第2ラ
ックはパイプの外周上にスライド台部を位置決めできる
ように支持台におけるパイプ支持面に対して上方へ傾斜
させて配置してある。
イプの両側へ平行スライドさせるスライド機構部として
は、例えば次のような装置構造で実現すると好ましい。
すなわち、スライド機構部は、一方の支持ローラを駆動
するための第1歯車と他方の支持ローラを駆動するため
の第2歯車を有する駆動シャフトと、第1歯車と係合す
る上向き歯を有し一端が一方の支持ローラを回転自在に
軸支する一方のスライド台部に固着される第1ラック
と、第2歯車と係合する下向き歯を有し一端が他方の支
持ローラを回転自在に軸支する他方のスライド台部に固
着される第2ラックと、を備え、該第1ラックと第2ラ
ックはパイプの外周上にスライド台部を位置決めできる
ように支持台におけるパイプ支持面に対して上方へ傾斜
させて配置してある。
【0009】これによれば、第1ラックと第2ラックと
は歯の向きが上下逆としてあり、それぞれ駆動シャフト
の第1歯車と第2歯車とに係合し、しかも第1ラックと
第2ラックとは、パイプの外周上にスライド台部を位置
決めできるように支持台におけるパイプ支持面に対して
上方へ傾斜させて配置されるから、駆動シャフトを回転
させれば一方と他方のスライド台部を相互近接・離間方
向へ同期して平行スライドさせることができ、従ってパ
イプの中心軸に対して両側の対称なパイプの外周位置へ
支持ローラを位置決めさせることができ、簡易な機構で
ありながらもパイプをジャストサイズで支持することが
可能である。
は歯の向きが上下逆としてあり、それぞれ駆動シャフト
の第1歯車と第2歯車とに係合し、しかも第1ラックと
第2ラックとは、パイプの外周上にスライド台部を位置
決めできるように支持台におけるパイプ支持面に対して
上方へ傾斜させて配置されるから、駆動シャフトを回転
させれば一方と他方のスライド台部を相互近接・離間方
向へ同期して平行スライドさせることができ、従ってパ
イプの中心軸に対して両側の対称なパイプの外周位置へ
支持ローラを位置決めさせることができ、簡易な機構で
ありながらもパイプをジャストサイズで支持することが
可能である。
【0010】以上のようなベース装置は、切削工具を取
り付けてパイプカッター用のベース装置とするのに好ま
しいが、切削工具を備えていない上記のベース装置を所
定間隔で複数配置して、あるいは切削工具を備えるベー
ス装置と組みで配置して、比較的長尺なパイプを支持す
るための装置とすることもできる。
り付けてパイプカッター用のベース装置とするのに好ま
しいが、切削工具を備えていない上記のベース装置を所
定間隔で複数配置して、あるいは切削工具を備えるベー
ス装置と組みで配置して、比較的長尺なパイプを支持す
るための装置とすることもできる。
【0011】そして、本発明は、以上のような利点をも
つベース装置を備えるパイプカッターを提供する。すな
わち、本発明は、上記ベース装置に一対の支持ローラ上
に設置したパイプの中心軸に対して刃が直交状態で位置
するように切削工具を収容する収納部を備えるパイプカ
ッターについて、収納部が、支持台におけるパイプの支
持面の下側に位置しパイプ切削時に刃を該支持面の上方
へ移動可能としてベース装置に取り付けてあることを特
徴とする。
つベース装置を備えるパイプカッターを提供する。すな
わち、本発明は、上記ベース装置に一対の支持ローラ上
に設置したパイプの中心軸に対して刃が直交状態で位置
するように切削工具を収容する収納部を備えるパイプカ
ッターについて、収納部が、支持台におけるパイプの支
持面の下側に位置しパイプ切削時に刃を該支持面の上方
へ移動可能としてベース装置に取り付けてあることを特
徴とする。
【0012】このパイプカッターによれば、切削工具の
収納部はベース装置の支持台におけるパイプ支持面の下
側に位置し、パイプの切削時に切削工具の刃部を該支持
面上方へ移動できるようにしてベース装置に取り付けて
あるから、設置したパイプの支持面、つまりパイプの外
周底部を切削位置とすることができる。したがって、切
削作業時に作業者が回転操作するパイプの部位(パイプ
の外周頂部近傍)と切削工具によるパイプの切削位置と
を上下させることができるから、切削作業時における作
業者の安全性を高めることができる。また、上記ベース
装置ではパイプの外径が異なる場合であってもパイプ支
持面(切削位置)が一定とされ、その支持面の下に切削
工具の収納部があるから、切削工具の収納部をパイプの
サイズに合わせて垂直方向で位置決めさせる必要はなく
常に定位置で切削工具を操作でき作業効率を向上できる
とともに、装置全体のコンパクト化にもつながる。
収納部はベース装置の支持台におけるパイプ支持面の下
側に位置し、パイプの切削時に切削工具の刃部を該支持
面上方へ移動できるようにしてベース装置に取り付けて
あるから、設置したパイプの支持面、つまりパイプの外
周底部を切削位置とすることができる。したがって、切
削作業時に作業者が回転操作するパイプの部位(パイプ
の外周頂部近傍)と切削工具によるパイプの切削位置と
を上下させることができるから、切削作業時における作
業者の安全性を高めることができる。また、上記ベース
装置ではパイプの外径が異なる場合であってもパイプ支
持面(切削位置)が一定とされ、その支持面の下に切削
工具の収納部があるから、切削工具の収納部をパイプの
サイズに合わせて垂直方向で位置決めさせる必要はなく
常に定位置で切削工具を操作でき作業効率を向上できる
とともに、装置全体のコンパクト化にもつながる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しつつ説明する。本例のパイプカッター1
は、ベース装置2とその側面に取り付けた切削工具の収
納部3とを備えている。
て図面を参照しつつ説明する。本例のパイプカッター1
は、ベース装置2とその側面に取り付けた切削工具の収
納部3とを備えている。
【0014】ベース装置2はスライド台部4a,4bに
軸支された支持ローラ5a,5bを備え、これら一対の
支持ローラー5a,5bは設置したパイプPの両側と長
手方向にわたって当接してパイプPに対する支持を与え
るようになっている。支持ローラー5a,5bはスライ
ド台部4a,4bに軸支してあり、パイプPを回転させ
ながら切削できるようになっている。スライド台部4
a,4bは、サイドフレーム6に設けてあるスライドガ
イド7と摺動しつつ、パイプPのサイズに合わせて支持
ローラ5a,5bを平行移動させることができるように
なっている。
軸支された支持ローラ5a,5bを備え、これら一対の
支持ローラー5a,5bは設置したパイプPの両側と長
手方向にわたって当接してパイプPに対する支持を与え
るようになっている。支持ローラー5a,5bはスライ
ド台部4a,4bに軸支してあり、パイプPを回転させ
ながら切削できるようになっている。スライド台部4
a,4bは、サイドフレーム6に設けてあるスライドガ
イド7と摺動しつつ、パイプPのサイズに合わせて支持
ローラ5a,5bを平行移動させることができるように
なっている。
【0015】それぞれのスライド台部4a,4bには各
々2本のラック8a,8bが取り付けてあり、これらの
ラック8a,8bは駆動シャフト9に取り付けた歯車1
0a,10bと上向き又は下向きで咬み合うようなスラ
イド機構となっている(図2参照)。またラック8a,
8bは、パイプPの外径サイズが異なる場合でも支持ロ
ーラ5a,5bをパイプPの外周上へ位置決めできるよ
うに上向きに傾斜させて配置してある。ラック8a,8
bに駆動を与えてスライド台部4a,4bを平行スライ
ドさせるには、後述するようにしてシャフト9と接続し
た操作ノブ11を操作すればよい。
々2本のラック8a,8bが取り付けてあり、これらの
ラック8a,8bは駆動シャフト9に取り付けた歯車1
0a,10bと上向き又は下向きで咬み合うようなスラ
イド機構となっている(図2参照)。またラック8a,
8bは、パイプPの外径サイズが異なる場合でも支持ロ
ーラ5a,5bをパイプPの外周上へ位置決めできるよ
うに上向きに傾斜させて配置してある。ラック8a,8
bに駆動を与えてスライド台部4a,4bを平行スライ
ドさせるには、後述するようにしてシャフト9と接続し
た操作ノブ11を操作すればよい。
【0016】12は支持台で、「パイプ支持面」となる
上面12aで切削するパイプPを下から支持する。支持
台12の上面12aには開口13が設けてあり、切削作
業時にはこの開口13を通じて「切削工具」としてのデ
ィスクグラインダー14の刃14aを上面12aから露
出させてパイプPを切削する。したがって、サイズの異
なるパイプであってもパイプPの切削位置は、常に上面
12aとされる。また、切削作業を行わないときには支
持台12は、ディスクグラインダー14の刃14aに対
する保護カバーとしても機能する。
上面12aで切削するパイプPを下から支持する。支持
台12の上面12aには開口13が設けてあり、切削作
業時にはこの開口13を通じて「切削工具」としてのデ
ィスクグラインダー14の刃14aを上面12aから露
出させてパイプPを切削する。したがって、サイズの異
なるパイプであってもパイプPの切削位置は、常に上面
12aとされる。また、切削作業を行わないときには支
持台12は、ディスクグラインダー14の刃14aに対
する保護カバーとしても機能する。
【0017】15はディスクグラインダー14の収納部
で、支持台12の上面12aの下側に位置し、刃14a
を開口12aから出没できるようにベース装置2のサイ
ドフレーム6の側面に揺動自在として取り付けてある。
収納部3に収容されたディスクグラインダー14は、そ
の刃14aが支持ローラ5a,5bに設置したパイプP
の中心軸と直交する状態で、図示せぬ固定ねじを介して
収納部3に対して着脱自在に収容されている。
で、支持台12の上面12aの下側に位置し、刃14a
を開口12aから出没できるようにベース装置2のサイ
ドフレーム6の側面に揺動自在として取り付けてある。
収納部3に収容されたディスクグラインダー14は、そ
の刃14aが支持ローラ5a,5bに設置したパイプP
の中心軸と直交する状態で、図示せぬ固定ねじを介して
収納部3に対して着脱自在に収容されている。
【0018】ここで、図2及び図3を参照してパイプカ
ッター1で採用する支持ローラ5a,5bのスライド機
構について説明する。図2と図3の分図(a)では、一
方のサイドフレーム6を外して本例のスライド機構の要
部の側面を模式的に示してある。分図(b)も同様に、
スライド機構の要部の平面を模式的に示してある。ま
ず、図2のように双方の支持ローラ5a,5bが最も近
接した状態から図3のように最も離間した状態へ双方の
支持ローラ5a,5bを平行スライドさせるには、操作
ノブ11を時計回りに回転させる。すると駆動シャフト
9とこれに取り付けた歯車10a,10bも時計回りに
回転するので、ラック8a,8bが同期して互いに逆方
向へ移動を始め、スライド台部4a,4bも互いに離間
方向へ平行スライドする。こうして操作ノブ11に対し
て時計回りの回転操作を加え続ければ、最終的にスライ
ド台部4a,4bは図3のように最も離間した状態に位
置することになる。逆に双方のスライド台部4a,4b
を最も近接した状態へ平行スライドさせるには、操作ノ
ブ11を反時計回りに回転操作すればよい。このように
してスライド台部4a,4bは操作ノブ11の操作によ
り容易に平行スライドさせることができるようになって
いるが、もちろん切削するパイプPのサイズに応じて任
意の位置でスライド台部4a,4bを停止させることが
可能である。
ッター1で採用する支持ローラ5a,5bのスライド機
構について説明する。図2と図3の分図(a)では、一
方のサイドフレーム6を外して本例のスライド機構の要
部の側面を模式的に示してある。分図(b)も同様に、
スライド機構の要部の平面を模式的に示してある。ま
ず、図2のように双方の支持ローラ5a,5bが最も近
接した状態から図3のように最も離間した状態へ双方の
支持ローラ5a,5bを平行スライドさせるには、操作
ノブ11を時計回りに回転させる。すると駆動シャフト
9とこれに取り付けた歯車10a,10bも時計回りに
回転するので、ラック8a,8bが同期して互いに逆方
向へ移動を始め、スライド台部4a,4bも互いに離間
方向へ平行スライドする。こうして操作ノブ11に対し
て時計回りの回転操作を加え続ければ、最終的にスライ
ド台部4a,4bは図3のように最も離間した状態に位
置することになる。逆に双方のスライド台部4a,4b
を最も近接した状態へ平行スライドさせるには、操作ノ
ブ11を反時計回りに回転操作すればよい。このように
してスライド台部4a,4bは操作ノブ11の操作によ
り容易に平行スライドさせることができるようになって
いるが、もちろん切削するパイプPのサイズに応じて任
意の位置でスライド台部4a,4bを停止させることが
可能である。
【0019】次に、以上のようなスライド機構を利用し
てパイプPを切削する作業について説明する。サイズの
異なる大小二つのパイプPを切削する様子を図4に示し
てある。パイプPを切断する際には、支持台12の上面
12aに設置してから、それぞれのサイズに応じてスラ
イド台部4a,4bを上述のように平行スライドさせて
パイプPを両側から支えるように支持ローラ5a,5b
を位置させる。そして、パイプPを上から押さえつつ収
納部3にあるディスクグラインダー14を押し下げる
と、支持台12の下にあった刃14aが(図1参照)支
持台12の開口13から突出してパイプPを切削しはじ
める。その後はパイプPを一回転させて切断すればよ
い。
てパイプPを切削する作業について説明する。サイズの
異なる大小二つのパイプPを切削する様子を図4に示し
てある。パイプPを切断する際には、支持台12の上面
12aに設置してから、それぞれのサイズに応じてスラ
イド台部4a,4bを上述のように平行スライドさせて
パイプPを両側から支えるように支持ローラ5a,5b
を位置させる。そして、パイプPを上から押さえつつ収
納部3にあるディスクグラインダー14を押し下げる
と、支持台12の下にあった刃14aが(図1参照)支
持台12の開口13から突出してパイプPを切削しはじ
める。その後はパイプPを一回転させて切断すればよ
い。
【0020】また、切削するパイプが比較的長い場合に
は、収納部3を取り付けていない点のみが本例のベース
装置と異なる他のベース装置を用意し、このベース装置
を本例のパイプカッター1に並べて配置して切削作業を
するとよい。この場合、パイプカッター1と他のベース
装置との位置決めは、パイプカッター1に備えるクラン
プ16と他のベース装置の同様のクランプとに鉄パイプ
pなどを挟ませるようにすれば、パイプカッター1と他
のベース装置の支持ローラが一直線上に位置することに
なる。
は、収納部3を取り付けていない点のみが本例のベース
装置と異なる他のベース装置を用意し、このベース装置
を本例のパイプカッター1に並べて配置して切削作業を
するとよい。この場合、パイプカッター1と他のベース
装置との位置決めは、パイプカッター1に備えるクラン
プ16と他のベース装置の同様のクランプとに鉄パイプ
pなどを挟ませるようにすれば、パイプカッター1と他
のベース装置の支持ローラが一直線上に位置することに
なる。
【0021】
【発明の効果】本発明のベース装置によれば、支持台を
パイプに対する支持定点とし、一対の支持ローラをパイ
プの外周上に位置決めすることができるから、様々な大
きさのパイプをジャストサイズで安定して支持すること
ができる。
パイプに対する支持定点とし、一対の支持ローラをパイ
プの外周上に位置決めすることができるから、様々な大
きさのパイプをジャストサイズで安定して支持すること
ができる。
【0022】また、本発明のパイプカッターでは切削工
具の収納部が支持台の下に取り付けてあるから、切削作
業時にパイプの切削部位とパイプの操作部位とに上下関
係を与えることができ安全性を向上させることができ
る。しかも、従来のパイプカッターのように切削工具の
収納部を垂直方向で上下させて行う位置決め作業は不要
であるから、定位置で切削工具を操作して作業効率を向
上させることができるとともに、装置全体をコンパクト
化することもできる。
具の収納部が支持台の下に取り付けてあるから、切削作
業時にパイプの切削部位とパイプの操作部位とに上下関
係を与えることができ安全性を向上させることができ
る。しかも、従来のパイプカッターのように切削工具の
収納部を垂直方向で上下させて行う位置決め作業は不要
であるから、定位置で切削工具を操作して作業効率を向
上させることができるとともに、装置全体をコンパクト
化することもできる。
【図1】本発明によるパイプカッターの一実施形態を示
す外観斜視図。
す外観斜視図。
【図2】一対の支持ローラが最も近接した状態にある図
1のパイプカッターについて、分図(a)はスライド機
構の要部の側面を示す模式図、分図(b)はスライド機
構の要部の平面を示す模式図。
1のパイプカッターについて、分図(a)はスライド機
構の要部の側面を示す模式図、分図(b)はスライド機
構の要部の平面を示す模式図。
【図3】一対の支持ローラが最も離間した状態にある図
1のパイプカッターについて、分図(a)はスライド機
構の要部の側面を示す模式図、分図(b)はスライド機
構の要部の平面を示す模式図。
1のパイプカッターについて、分図(a)はスライド機
構の要部の側面を示す模式図、分図(b)はスライド機
構の要部の平面を示す模式図。
【図4】大小異なるサイズのパイプを切削する様子を示
す模式図。
す模式図。
【図5】パイプカッターの一従来例を示す外観斜視図。
1 パイプカッター 2 ベース装置 3 収納部 4a,4b スライド台部 5a,5b 支持ローラ 8a,8b ラック 9 駆動シャフト 10a,10b 歯車 12 支持台 14 ディスクグラインダー(切削工具) 14a 刃
Claims (3)
- 【請求項1】 平行配置した一対の支持ローラを有し該
支持ローラ上に切削するパイプが設置されるパイプカッ
ター用のベース装置において、 前記支持ローラ頂部よりも下方に位置しパイプを下から
受ける支持台と、この支持台で受けているパイプの外径
に合わせてパイプを両側から支えることができる位置ま
で一対の支持ローラを平行スライドさせるスライド機構
部と、を備えることを特徴とするベース装置。 - 【請求項2】 スライド機構部は、一方の支持ローラを
駆動するための第1歯車と他方の支持ローラを駆動する
ための第2歯車を有する駆動シャフトと、第1歯車と係
合する下向き歯を有し一端が一方の支持ローラを回転自
在に軸支する一方のスライド台部に固着される第1ラッ
クと、第2歯車と係合する上向き歯を有し一端が他方の
支持ローラを回転自在に軸支する他方のスライド台部に
固着される第2ラックと、を備え、該第1ラックと第2
ラックはパイプの外周上にスライド台部を位置決めでき
るように支持台におけるパイプ支持面に対して上方へ傾
斜させて配置してある請求項1に記載のベース装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のベース装置に、
一対の支持ローラ上に設置したパイプの中心軸に対して
刃が直交状態で位置するように切削工具を収容する収納
部を備えるパイプカッターであって、 収納部は、支持台におけるパイプの支持面の下側に位置
しパイプ切削時に刃を該支持面の上方へ移動可能として
ベース装置に取り付けてあることを特徴とするパイプカ
ッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3267498A JPH11226897A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | パイプカッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3267498A JPH11226897A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | パイプカッター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11226897A true JPH11226897A (ja) | 1999-08-24 |
Family
ID=12365429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3267498A Pending JPH11226897A (ja) | 1998-02-16 | 1998-02-16 | パイプカッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11226897A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006526512A (ja) * | 2003-06-05 | 2006-11-24 | モリソン,トッド・アール | ロール切断装置 |
KR101047305B1 (ko) | 2008-11-21 | 2011-07-07 | 최인성 | 관재용 절단장치 |
-
1998
- 1998-02-16 JP JP3267498A patent/JPH11226897A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006526512A (ja) * | 2003-06-05 | 2006-11-24 | モリソン,トッド・アール | ロール切断装置 |
KR101047305B1 (ko) | 2008-11-21 | 2011-07-07 | 최인성 | 관재용 절단장치 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Effective date: 20040730 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 |