JP3056772U - ガラス割り器 - Google Patents

ガラス割り器

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JP3056772U
JP3056772U JP1998005145U JP514598U JP3056772U JP 3056772 U JP3056772 U JP 3056772U JP 1998005145 U JP1998005145 U JP 1998005145U JP 514598 U JP514598 U JP 514598U JP 3056772 U JP3056772 U JP 3056772U
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Inventor
修一 長谷川
Original Assignee
モトコマ株式会社
有限会社 アクス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 把持杆と駆動レバーに対し、押え付け部を取
着する幅員調節フレームを常時直角となし、2個の押え
付け部を等間隔に移動し、且固定せしめてガラス板の切
断面をきれいにカットし、幅員調節フレームに目盛を付
して押え付け部の移動と固定をスムーズにした。 【解決手段】 一端部に加圧子2を、他端部に駆動レバ
ー3を接続した下方フレーム1と、一端部に押え付け部
8が移動自在な移動孔9を形成し、且目盛10付き幅員
調節フレーム11を取着し、移動孔9に前記押え付け部
8を2個取着し、他端部に把持杆12を連結した上方フ
レーム7とを接続アーム14で連結した構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ガラス割り器の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来ガラス折断具として実開昭62−1138号、実開昭62−182949 号及び実開昭62−37050号公開実用新案公報のものが開示されていた。
【0003】 前記3件の公開実用新案公報のガラス割り器を構成するアンビルは、ピンを中 心に回動するように装着されていた。
【0004】 さらに前記アングルの突起は、回転軸に対して対称的な位置に突設され、その 間隔は固定されていた。そのため突起の間隔を狭めることができなかった。
【0005】 また仮に突起の間隔を狭めるときは、前記のピンを中心に所定の角度だけ前記 のアンビルを回転させながら、ガラス板に設けた切断線との幅員を調節していた 。
【0006】
【本考案が解決しようとする課題】
従来のガラス折断具は、前記のとおりであり、該ガラス折断具を構成するアン ビルを回転させて切断線との幅員を調節していたが、前記のようにアンビルを若 干回転させると、一体となっているガラス板の裏面より押圧する押圧子と把持杆 と駆動レバーとに対し、殊に把持杆と駆動レバーに対し、直角状態ではなかった 。従って前記把持杆と駆動レバーとを握りしめ、アンビルを下方向に加圧すると 、切断線を中心にアンビルの突起は等間隔であるが、平面よりみて不等辺三角形 となっている。そのため前記2つの突起が、前記切断線に対する加圧力が偏寄状 態で作用し、切断面がきれいにカットされない弊害があった。
【0007】 しかるに本考案は、ガラス板の幅が広かったり、狭かったりしても、把持杆と 駆動レバーに対し、押え付け部を取着する幅員調節フレームを常時直角状となし 、前記フレームに取着の押え付け部を等間隔に移動し、固定せしめて、前記ガラ ス板の切断面をきれいにカットした。
【0008】 さらに本考案は、前記幅員調節フレームに目盛を付して押え付け部の移動と固 定をスムーズにした。
【0009】 また本考案は、前記幅員調節フレームの中心より左右両方に等間隔おきに形成 した小孔に、前記押え付け部を挿込み固定するようにして、ガラス板の幅の広狭 に応じてきわめて容易に取りつけるようにした。
【0010】 さらに本考案は、加圧子を支持する下方フレームと、押え付け部を取着する幅 員調節フレーム付き上方フレームとを接続アームを介して接続し倍力機構を構成 せしめたので、前記駆動レバーと把持杆に加えた作用力が従来のものよりも倍力 され、小さい力でも十分板厚が厚い板ガラス板をもきわめて容易に、しかも切断 面をきれいに切断できるようにした。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の考案は、ガラス板を押え付ける押え付け部と加圧子を対向さ せ、前記両部材間にガラス板を押圧して切断するガラス割り器において、 一端部に前記加圧子を装着し、且他端部に駆動レバーを接続した下方フレーム と、前記下方フレームの上方にして、且対向する一端部に前記押え付け部が且移 動自在な移動孔を左右両側に対称的に形成し、目盛を付記した幅員調節フレーム を取着し、前記移動孔に前記押え付け部を2個取着し、前記上方フレームの他端 部に把持杆を連結した上方フレームとを、接続アームで連結したことを特徴とす るガラス割り器である。
【0012】 請求項2記載の考案は、前記移動孔が、複数の小孔としたことを特徴とする請 求項1記載のガラス割り器である。
【0013】 請求項3記載の考案は、前記押え付け部が、前記目盛を指示する指示部を形成 せしめたことを特徴とする請求項1記載のガラス割り器である。
【0014】
【考案の実施の形態】
請求項1記載の考案に関する実施の形態は以下のとおりである。
【0015】 aは、ガラス板を押え付ける押付け部と加圧子を対向させ、前記両部材間にガ ラス板を押圧して切断するガラス割り器である。
【0016】 該ガラス割り器aは、以下の構成からなっている。 1は一端部に前記加圧子2を装着し、且他端部に駆動レバー3を接続した下方フ レームである。前記加圧子2は、ネジ4を刻設して上下方向に移動自在に下方フ レーム1の一端部に螺着する。前記加圧子2の頭部5は、ウレタンゴム等の資材 をもって形成し、押圧時にガラス面を保護し、しかもガラスの裏面の損傷を防止 する。
【0017】 さらに前記下方フレーム1の他端部と駆動レバー3とをピン6をもって連結す る。
【0018】 7は前記下方フレーム1と対向する上方フレームであり、以下の構成からなっ ている。
【0019】 該フレーム7の一端部に押え付け部8が移動自在な移動孔9を左右両側に対称 的に形成し、且目盛10を付記した幅員調節フレーム11を取着し、さらに前記 移動孔に前記押え付け部8を2個取着し、前記上方フレーム7の他端部に把持杆 12をピン13を介して連結する。そして前記上下両フレーム1、7を接続アー ム14を左右両側面に密着せしめ、上下両フレーム1、7とに夫々ピン15をも って連結する。
【0020】 さらに前記のように上下両レバー1、7と夫々連結した駆動レバー3と把持杆 12は内蔵したバネ16の捲込み部16’を係止したピン17をもって連結する 。18は前記駆動レバー3と把持杆12の展開を阻止するストッパーである。
【0021】 前記上方フレーム7に対し、平面よりみて直角状に固着した前記幅員調節フレ ーム11の左右両側端部に形成した移動孔9を左右両サイドにスライドする押え 付け部8は、固定部19を前記移動孔9に貫通するネジ付きボルト20によって 固定し、前記ボルト20にナット21を螺着し、ナット21の調節によって押え 付け部8をスライドさせる。前記ボルト20とナット21とは固定しておく。
【0022】 さらに前記押え付け部8は、ガラス板bの表面部25を損傷させないように軟 い材質である硬質ゴムあるいはプラスチック資材をもって形成する。前記押え付 け部8は、前記移動孔9に2個夫々別個に取付ける。
【0023】 22は前記幅員調節フレーム11の表面部23に設けた前記押え付け部8が均 一の幅員を容易に測定できる目盛である。この目盛22は、通常前記幅員調節フ レーム11の表面部23に形成するが、裏面部23’にも形成してもよい。
【0024】 24は切断線である。
【0025】 本考案のガラス割り器aは、以下のように使用する。
【0026】 前記ストッパー18を解除し、ガラス板bの表面部25に予め付記された切断 線24の下方に加圧子2の頭部5を当てる。
【0027】 前記のようにガラス板bの切断個所が、ガラス板bに対し、広い場合と狭い場 合には、左右両側の前記押え付け部8をナット21をゆるめ、適宜の間隔に目盛 22を介して調整をして固定する。しかる後前記ストッパー18を解除し、ガラ ス板bの表面部28に予め付記された切断線24の下方に加圧子2の頭部5を当 てる。さらに2つの前記押え付け部8を加圧子2の頭部5と対向状に若干把持杆 12を押圧すると、前記押え付け部8が、切断線24を中心に左右両側に等距離 でガラス板bの表面部25に当接する。その際平面よりみて重なり合っている把 持杆12及び駆動レバー3の軸線方向に対し、2つの前記押え付け部8との間に 等辺三角形状の関係となっている。
【0028】 さらに前記押え付け部8は、ガラス板bの幅の広狭によって、常に等間隔をも って固定するものでなく、一方の押え付け部8には、短目に、他方は長目にして 固定してもよい。
【0029】 本考案のガラス割り器aは、下方の駆動レバー3と把持杆12を握持すると、 前記押圧子2と押え付け部8を支持する接続アーム14によって接続されている 上下両フレーム1、7及び駆動レバー3と把持杆12により連続して倍力機構を 構成している。従って前記の駆動レバー3と把持杆12に加えた作用力が著増し 倍力されて前記の押圧子2を上方へ、前記押え付け部8を下方へ押し付ける。そ の結果厚いガラス板bでもきわめて容易に切断できる。
【0030】 請求項2記載の考案の実施の形態を説明する。
【0031】 本考案は、移動孔9を、複数の小孔25としたガラス割り器なので、前記押え 付け部8をきわめて容易に取付け螺着できる。そして前記小孔25の間隔は、適 宜調節し形成できる。
【0032】 請求項3記載の考案に関するの実施の形態を説明する。
【0033】 本考案は、押え付け部8に、前記目盛10を指示する指示部26を形成せしめ たガラス割り器なので、所定間隔の目盛10を指示し、確実に前記押え付け部8 を取着できる。
【0034】
【考案の効果】
請求項1に記載の考案に関する効果を説明する。
【0035】 本考案は、ガラス板を押え付ける押付け部と加圧子を対向させ、前記両部材間 にガラス板を押圧して切断するガラス割り器において、一端部に前記加圧子を装 着し、且他端部に駆動レバーを接続した下方フレームと、前記下方フレームの上 方にして、且対向する一端部に前記押え付け部が移動自在な移動孔を左右両側に 対称的に形成し、且目盛を付記した幅員調節フレームを取着し、前記移動孔に前 記押え付け部を2個取着し、前記上方フレームの他端部に把持杆を連結した上方 フレームとを、接続アームで連結したガラス割り器なので、ガラス板の幅が広か ったり、狭かったりしても、把持杆と駆動レバーに対し、押え付け部を取着する 幅員調節フレームを常時直角となし、前記フレームに取着の押え付け部を等間隔 に移動し、固定せしめて、前記ガラス板の切断面をきれいにカットした。
【0036】 さらに本考案は、前記幅員調節フレームに目盛を付して押え付け部の移動と固 定をスムーズにした。
【0037】 また本考案は、加圧子を支持する下方フレームと、押え付け部を取着する幅員 調節フレーム付き上方フレームとを接続アームを介して接続せしめて倍力機構を 構成せしめたので、前記駆動レバーと把持杆に加えた作用力が従来のものよりも 倍力され、小さい力でも十分板厚が厚い板ガラス板をもきわめて容易に、しかも 切断面をきれいに切断できる。
【0038】 請求項2に記載の考案に関する効果を説明する。
【0039】 本考案は、前記移動孔を複数の小孔としたガラス割り器なので、前記押え付け 部を挿込み固定するようにして、ガラス板の幅の広狭に応じてきわめて容易に取 りつけるようにした。
【0040】 請求項3に記載の考案に関する効果を説明する。
【0041】 本考案は、前記押え付け部に前記目盛を指示する指示部を形成せしめたガラス 割り器なので、前記指示部によってきわめて迅速に前記目盛を指示して前記押え 付け部を取着できる利点を有している。
【提出日】平成10年10月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ガラス割り器の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来ガラス折断具として実開昭62−1138号、実開昭62−182949 号及び実開昭62−37050号公開実用新案公報のものが開示されていた。
【0003】 前記3件の公開実用新案公報のガラス割り器を構成するアンビルは、ピンを中 心に回動するように装着されていた。
【0004】 さらに前記アングルの突起は、回転軸に対して対称的な位置に突設され、その 間隔は固定されていた。そのため突起の間隔を狭めることができなかった。
【0005】 また仮に突起の間隔を狭めるときは、前記のピンを中心に所定の角度だけ前記 のアンビルを回転させながら、ガラス板に設けた切断線との幅員を調節していた 。
【0006】
【本考案が解決しようとする課題】
従来のガラス折断具は、前記のとおりであり、該ガラス折断具を構成するアン ビルを回転させて切断線との幅員を調節していたが、前記のようにアンビルを若 干回転させると、一体となっているガラス板の裏面より押圧する押圧子と把持杆 と駆動レバーとに対し、殊に把持杆と駆動レバーに対し、直角状態ではなかった 。従って前記把持杆と駆動レバーとを握りしめ、アンビルを下方向に加圧すると 、切断線を中心にアンビルの突起は等間隔であるが、平面よりみて不等辺三角形 となっている。そのため前記2つの突起が、前記切断線に対する加圧力が偏寄状 態で作用し、切断面がきれいにカットされない弊害があった。
【0007】 しかるに本考案は、ガラス板の幅が広かったり、狭かったりしても、把持杆と 駆動レバーに対し、押え付け部を取着する幅員調節フレームを常時直角状となし 、前記フレームに取着の押え付け部を等間隔に移動し、固定せしめて、前記ガラ ス板の切断面をきれいにカットした。
【0008】 さらに本考案は、前記幅員調節フレームに目盛を付して押え付け部の移動と固 定をスムーズにした。
【0009】 また本考案は、前記幅員調節フレームの中心より左右両方に等間隔おきに形成 した小孔に、前記押え付け部を挿込み固定するようにして、ガラス板の幅の広狭 に応じてきわめて容易に取りつけるようにした。
【0010】 さらに本考案は、加圧子を支持する下方フレームと、押え付け部を取着する幅 員調節フレーム付き上方フレームとを接続アームを介して接続し倍力機構を構成 せしめたので、前記駆動レバーと把持杆に加えた作用力が従来のものよりも倍力 され、小さい力でも十分板厚が厚い板ガラス板をもきわめて容易に、しかも切断 面をきれいに切断できるようにした。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の考案は、ガラス板を押え付ける押え付け部と加圧子を対向さ せ、前記押え付け部と前記加圧子とのガラス板を押圧して切断するガラス割 り器において、 一端部に前記加圧子を装着し、且他端部に駆動レバーを接続した下方フレーム と、前記下方フレームの上方にして、且対向する一端部に前記押え付け部が且移 動自在な移動孔を左右両側に対称的に形成し、前記移動孔に前記押え付け部を2 個取着し、 目盛を付記した幅員調節フレームを取着し、対向する他端部に把持杆 を連結した上方フレームとを、接続アームで連結したことを特徴とするガラス割 り器である。
【0012】 請求項2記載の考案は、前記移動孔が、複数の小孔としたことを特徴とする請 求項1記載のガラス割り器である。
【0013】 請求項3記載の考案は、前記押え付け部が、前記目盛を指示する指示部を形成 せしめたことを特徴とする請求項1記載のガラス割り器である。
【0014】
【考案の実施の形態】
請求項1記載の考案に関する実施の形態は以下のとおりである。
【0015】 aは、ガラス板を押え付ける押付け部と加圧子を対向させ、前記両部材間にガ ラス板を押圧して切断するガラス割り器である。
【0016】 該ガラス割り器aは、以下の構成からなっている。
【0017】 1は一端部に前記加圧子2を装着し、且他端部に駆動レバー3を接続した下方 フレームである。前記加圧子2は、ネジ4を刻設して上下方向に移動自在に下方 フレーム1の一端部に螺着する。前記加圧子2の頭部5は、ウレタンゴム等の資 材をもって形成し、押圧時にガラス面を保護し、しかもガラスの裏面の損傷を防 止する。
【0018】 さらに前記下方フレーム1の他端部と駆動レバー3とをピン6をもって連結す る。
【0019】 7は前記下方フレーム1と対向する上方フレームであり、以下の構成からなっ ている。
【0020】 該フレーム7の一端部に押え付け部8が移動自在な移動孔9を左右両側に対称 的に形成し、且目盛10を付記した幅員調節フレーム11を取着し、さらに前記 移動孔に前記押え付け部8を2個取着し、前記上方フレーム7の他端部に把持杆 12をピン13を介して連結する。そして前記上下両フレーム1、7を接続アー ム14を左右両側面に密着せしめ、上下両フレーム1、7とに夫々ピン15をも って連結する。
【0021】 さらに前記のように上下両レバー1、7と夫々連結した駆動レバー3と把持杆 12は内蔵したバネ16の捲込み部16’を係止したピン17をもって連結する 。18は前記駆動レバー3と把持杆12の展開を阻止するストッパーである。
【0022】 前記上方フレーム7に対し、平面よりみて直角状に固着した前記幅員調節フレ ーム11の左右両側端部に形成した移動孔9を左右両サイドにスライドする押え 付け部8は、固定部19を前記移動孔9に貫通するネジ付きボルト20によって 固定し、前記ボルト20にナット21を螺着し、ナット21の調節によって押え 付け部8をスライドさせる。前記ボルト20とナット21とは固定しておく。
【0023】 さらに前記押え付け部8は、ガラス板bの表面部25を損傷させないように軟 い材質である硬質ゴムあるいはプラスチック資材をもって形成する。前記押え付 け部8は、前記移動孔9に2個夫々別個に取付ける。
【0024】 22は前記幅員調節フレーム11の表面部23に設けた前記押え付け部8が均 一の幅員を容易に測定できる目盛である。この目盛22は、通常前記幅員調節フ レーム11の表面部23に形成するが、裏面部23’にも形成してもよい。
【0025】 24は切断線である。
【0026】 本考案のガラス割り器aは、以下のように使用する。
【0027】 前記ストッパー18を解除し、ガラス板bの表面部25に予め付記された切断 線24の下方に加圧子2の頭部5を当てる。
【0028】 前記のようにガラス板bの切断個所が、ガラス板bに対し、広い場合と狭い場 合には、左右両側の前記押え付け部8をナット21をゆるめ、適宜の間隔に目盛 22を介して調整をして固定する。しかる後前記ストッパー18を解除し、ガラ ス板bの表面部28に予め付記された切断線24の下方に加圧子2の頭部5を当 てる。さらに2つの前記押え付け部8を加圧子2の頭部5と対向状に若干把持杆 12を押圧すると、前記押え付け部8が、切断線24を中心に左右両側に等距離 でガラス板bの表面部25に当接する。その際平面よりみて重なり合っている把 持杆12及び駆動レバー3の軸線方向に対し、2つの前記押え付け部8との間に 等辺三角形状の関係となっている。
【0029】 さらに前記押え付け部8は、ガラス板bの幅の広狭によって、常に等間隔をも って固定するものでなく、一方の押え付け部8には、短目に、他方は長目にして 固定してもよい。
【0030】 本考案のガラス割り器aは、下方の駆動レバー3と把持杆12を握持すると、 前記押圧子2と押え付け部8を支持する接続アーム14によって接続されている 上下両フレーム1、7及び駆動レバー3と把持杆12により連続して倍力機構を 構成している。従って前記の駆動レバー3と把持杆12に加えた作用力が著増し 倍力されて前記の押圧子2を上方へ、前記押え付け部8を下方へ押し付ける。そ の結果厚いガラス板bでもきわめて容易に切断できる。
【0031】 請求項2記載の考案の実施の形態を説明する。
【0032】 本考案は、移動孔9を、複数の小孔25としたガラス割り器なので、前記押え 付け部8をきわめて容易に取付け螺着できる。そして前記小孔25の間隔は、適 宜調節し形成できる。
【0033】 請求項3記載の考案に関するの実施の形態を説明する。
【0034】 本考案は、押え付け部8に、前記目盛10を指示する指示部26を形成せしめ たガラス割り器なので、所定間隔の目盛10を指示し、確実に前記押え付け部8 を取着できる。
【0035】
【考案の効果】
請求項1に記載の考案に関する効果を説明する。
【0036】 本考案は、ガラス板を押え付ける押付け部と加圧子を対向させ、前記押え付け 部と前記加圧子とのガラス板を押圧して切断するガラス割り器において、一 端部に前記加圧子を装着し、且他端部に駆動レバーを接続した下方フレームと、 前記下方フレームの上方にして、且対向する一端部に前記押え付け部が移動自在 な移動孔を左右両側に対称的に形成し、前記移動孔に前記押え付け部を2個取着 し、 且目盛を付記した幅員調節フレームを取着し、対向する他端部に把持杆を連 結した上方フレームとを、接続アームで連結したガラス割り器なので、ガラス板 の幅が広かったり、狭かったりしても、把持杆と駆動レバーに対し、押え付け部 を取着する幅員調節フレームを常時直角となし、前記フレームに取着の押え付け 部を等間隔に移動し、固定せしめて、前記ガラス板の切断面をきれいにカットし た。
【0037】 さらに本考案は、前記幅員調節フレームに目盛を付して押え付け部の移動と固 定をスムーズにした。
【0038】 また本考案は、加圧子を支持する下方フレームと、押え付け部を取着する幅員 調節フレーム付き上方フレームとを接続アームを介して接続せしめて倍力機構を 構成せしめたので、前記駆動レバーと把持杆に加えた作用力が従来のものよりも 倍力され、小さい力でも十分板厚が厚い板ガラス板をもきわめて容易に、しかも 切断面をきれいに切断できる。
【0039】 請求項2に記載の考案に関する効果を説明する。
【0040】 本考案は、前記移動孔を複数の小孔としたガラス割り器なので、前記押え付け 部を挿込み固定するようにして、ガラス板の幅の広狭に応じてきわめて容易に取 りつけるようにした。
【0041】 請求項3に記載の考案に関する効果を説明する。
【0042】 本考案は、前記押え付け部に前記目盛を指示する指示部を形成せしめたガラス 割り器なので、前記指示部によってきわめて迅速に前記目盛を指示して前記押え 付け部を取着できる利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ガラス割り器の使用状態を示す斜面図で
ある。
【図2】同使用状態を示す側面図である。
【図3】同使用状態を示す要部の正面図である。
【図4】同要部である幅員調節フレームの正面図であ
る。
【図5】幅員調節フレームの第2実施例の正面図であ
る。
【符号の説明】
a ガラス割り器 b ガラス板 1 下方フレーム 2 加圧子 3 駆動レバー 4 ネジ 5 頭部 6 ピン 7 上方フレーム 8 押え付け部 9 移動孔 10 目盛 11 幅員調節フレーム 12 把持杆 13 ピン 14 接続アーム 15 ピン 16 バネ 16’捲込み部 17 ピン 18 ストッパー 19 固定部 20 ボルト 21 ナット 23 表面部 23’裏面部 24 切断線 25 表面部 26 指示部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年10月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 ガラス割り器
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ガラス割り器の使用状態を示す斜面図で
ある。
【図2】同使用状態を示す側面図である。
【図3】同使用状態を示す要部の正面図である。
【図4】同要部である幅員調節フレームの正面図であ
る。
【図5】幅員調節フレームの第2実施例の正面図であ
る。
【符号の説明】 a ガラス割り器 b ガラス板 1 下方フレーム 2 加圧子 3 駆動レバー 4 ネジ 5 頭部 6 ピン 7 上方フレーム 8 押え付け部 9 移動孔 10 目盛 11 幅員調節フレーム 12 把持杆 13 ピン 14 接続アーム 15 ピン 16 バネ 16’捲込み部 17 ピン 18 ストッパー 19 固定部 20 ボルト 21 ナット 23 表面部 23’裏面部 24 切断線 25 表面部 26 指示部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス板を押え付ける押え付け部と加圧子
    を対向させ、前記両部材間にガラス板を押圧して切断す
    るガラス割り器において、 一端部に前記加圧子を装着し、且他端部に駆動レバーを
    接続した下方フレームと、前記下方フレームの上方にし
    て、且対向する一端部に前記押え付け部が移動自在な移
    動孔を左右両側に対称的に形成し、且目盛を付記した幅
    員調節フレームを取着し、前記移動孔に前記押え付け部
    を2個取着し、前記上方フレームの他端部に把持杆を連
    結した上方フレームとを、接続アームで連結したことを
    特徴とするガラス割り器。
  2. 【請求項2】前記移動孔が、複数の小孔としたことを特
    徴とする請求項1記載のガラス割り器。
  3. 【請求項3】前記押え付け部が、前記目盛を指示する指
    示部を形成せしめたことを特徴とする請求項1記載のガ
    ラス割り器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009013854A1 (ja) * 2007-07-25 2009-01-29 Mitsuboshi Diamond Industrial Co., Ltd. ハンドブレーカ
JP2010089385A (ja) * 2008-10-08 2010-04-22 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd 脆性材料プライヤ
JP2010247346A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd 脆性材料プライヤ

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