JPS639553Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS639553Y2
JPS639553Y2 JP15631483U JP15631483U JPS639553Y2 JP S639553 Y2 JPS639553 Y2 JP S639553Y2 JP 15631483 U JP15631483 U JP 15631483U JP 15631483 U JP15631483 U JP 15631483U JP S639553 Y2 JPS639553 Y2 JP S639553Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
glass
glass plate
tool
protrusion member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15631483U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6063536U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15631483U priority Critical patent/JPS6063536U/ja
Publication of JPS6063536U publication Critical patent/JPS6063536U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS639553Y2 publication Critical patent/JPS639553Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電子顕微鏡の試料切片を作成するため
のミクロトームにおけるガラス刃の作成装置に関
するものである。
透過電子顕微鏡においては、電子線の透過でき
る試料を用意する必要があるので、従来から種々
の超薄切片の作成技術や装置が開発され、実用さ
れている。ミクロトームはその一例で、生物試料
の超薄切片の作成に不可欠の手段である。このミ
クロトームによる試料切削において最も重要なも
のは切削刃であり従来からガラスを破断した場合
に得られる鋭利な刃を使用している。該ガラス刃
の作成をダイヤモンド等のガラス切りを用いて手
動にて行なうには大変な熟練が必要であり、素人
には中々厄介な作業であつた。
そこで誰にでも所定のガラス刃が作成できるよ
うなガラスナイフ作成機が提案されている。その
一例を第1図及び第2図に示してある。図中、1
は装置の基体であり、箱状に形成されている。該
基体の上には一端部が回転軸3によつて保持体2
が矢印の方向に少くとも90度程度の角度範囲で回
動可能に支持されている。この保持体には案内体
6が上下に移動可能に支持されており、該案内体
の下部にはダイヤモンドや超硬合金等で形成され
たガラス切り(切削工具)4を含むカツター5が
矢印方向に摺動可能に保持されている。前記保持
体には前記カツターによる切断線(第1図中線X
−Xの方向)を挾み且つ直角な方向に対称的に2
個の第1の突起7a,7bが下向きに設けてあ
り、これにガラス板8が押圧される構造になつて
いる。このガラス板は前記基体1の上にガラスカ
ツターと対向するように保持されており、該基体
のガラ板保持部分にはガラス切断線の方向に細長
い穴9が設けられ、この穴内に蒲鉾形をした第2
の突起10(該突起は切断線の方向に2個以上設
けても良い)が上向きに挿入されている。この突
起はカツターによる切断線の真下に配置され、挺
等を利用した押圧機構11により上方に押し上げ
られる。前記保持体の第1の突起7a,7bを挾
んで回転軸3と反対の側にはフツク12が設けら
れ、基体1の上部に設けたフツク13と係合可能
である。該フツク12は回動可能であり、コイル
バネ等により常に矢印方向に回転が与えられてお
り、従つて通常はフツク13に係合が保たれるよ
うな構成となつている。尚、14は押圧機構11
の駆動用把手、15a,15bは回転軸3の軸
受、16は案内体6の上下調整摘子である。
このような構成において、先ずフツク12を1
3から外し、保持体2を図の状態から反時計方向
に90度回動させ、該保持体等が邪魔にならない状
態にした後、ガラス板8を基体1の上にセツトす
る。次に、前記保持体2を逆の方向に回動させ、
フツク12を13と係合させ、保持体2を基体1
と一体化した後、ガラスカツター5を矢印方向に
押し、又は引きガラスの上面に切断線を刻設す
る。その後、押圧機構11を駆動して第2の突起
10を上方に押し上げるとガラス板8上面は第1
の突起7a,7bに支持され、その支持点の中央
部下面はそれと直角方向に配置された第2の突起
10により押されるため、ガラス板8は切断線に
沿つて破断され、その破断の端部に角θをなす鋭
利な刃が形成される。
所が、従来の装置では前記ガラスカツター5を
押した場合でも、又引いた場合でもガラスの切断
線の罫書きが可能であり、且つ該カツターは任意
な位置に保持できる。そのため、押圧機構の操作
により前記罫書かれたガラス板を破断する場合、
ガラスカツターがガラスに接触したままの場合が
あり、該破断時に該カツターが損傷を受けたり、
又逆に該カツターにより破断されたガラス刃の刃
面に傷をつけ、折角作つたガラス刃が不良品にな
ることがしばしばであつた。
本考案はこのような従来の欠陥を解決すること
を目的とするもので、ガラス切断用カツターを引
いて押す往復の過程によりガラス切断線の罫書が
終了する如くなし、該カツターを押し込んだ状態
では前記カツターとガラス板とが完全に離隔した
位置に置かれるように構成したことを特徴とする
ものである。
第3図乃至第5図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図、第2図の装置と同一符号は同様な
部材を示してある。カツター5は箱状本体17
a、内箱17b、超合金やダイヤモンドなどのガ
ラス切りを有する工具部分18、ローラ19及び
スプリング19a等からなり、該内箱17bは本
体17aに対して支点Aを中心に回動可能であ
り、又スプリング19aにより内箱には時計方向
の力が掛けられている。又、工具部分18は内箱
と支点Bを中心に回動可能に支持されており、図
中矢印方向に図示外のスプリングにより力が掛け
られ、ガラスの切断作業の前か、或るいは切断作
業の終了した状態では工具部分の端部を内箱の内
面に押圧している。前記カツターの本体17aに
は移動用のシヤフト20が取付けてあり、該シヤ
フトの先端には摘子21が固定されている。従つ
て、カツターの移動は摘子21を矢印方向に移動
することにより遂行される。又、第3図の状態、
つまり切断作業の前或るいは終了した状態では、
工具部分18はガラス板8の端部から隔離した位
置にあり、ガラス刃の破断を阻害しないようにな
つている。工具部分18の左側部分には空隙が形
成されており、該工具部分は第3図の状態から時
計方向に一定の角度範囲で回動できるようになつ
ている。ローラ19は内箱17bの上面より突出
しており、案内体6に設けたピン22が当接した
とき、スプリング19aに抗して内箱17bが反
時計方向に回動し、工具部分18を上方に持ち上
げる。
このような構成において、ガラス刃を作成する
場合、先ず第3図の様にガラス板8を基体1の所
定位置に載置し、保持体2を図の如く基体に一体
化する。このときカツター5の工具部分18の先
端はガラス板8の上面より下側にくるように予め
ガラス板の厚さに応じて摘子16により案内体6
の上下位置を調整してある。而して、第3図にお
いて摘子21を右の方に移動(引く過程)させる
と、シヤフト20に引かれてカツター5が全体と
して右方に移動する。この場合、ローラ19はス
プリング19aにより上方に押し上げられてお
り、カツターの工具部分の先端はガラス板の上面
より下側にあるが、該工具部分は内箱17bに対
して図中時計方向に回動可能であるので、該工具
部分は右方向への移動にあたり第4図から解るよ
うに、少し回動してガラス板8上に乗上げた状態
で移動する。この移動時は該工具は強くガラス板
に押圧されないので、ガラスには切断線が刻設さ
れない。更に移動(引く)させて第5図のように
ピン22にローラ19が当接するとカツター5の
移動は停止するが、このときピン22によりロー
ラ19がスプリング19aに抗して下方向に強く
押圧する力を受ける。この為、内箱17bは支点
Aを中心に反時計方向に回動し、工具部分18が
スプリングの力により元に戻り、第5図に示す如
く傾きがなくなり略垂直になる。この状態から今
度は逆方向に摘子21を移動(つまり押す過程)
させると、ピン22とローラ19の結合が外れ、
内箱17bがスプリング19aにより押圧されて
工具部分の先端はガラス板に食い込む。更に摘子
21を押し続けると、工具が食い込んだ状態でカ
ツター5が図中左方向に移動するので、該工具部
分の移動した軌跡が切削の罫書線となる。摘子2
1を完全に押し込んだ状態にして第1図、2図で
説明した押圧機構を駆動して第2の突起10を上
方に移動させると、ガラス板8は前記罫書線に沿
つて破断されることになる。尚、上記例ではカツ
ターを往復する過程の内、押すときに切断線の罫
書を行なうようにしたが、引く過程において罫書
くようにしても同等である。
以上のようにガラス板の切断線の罫書をカツタ
ーの往復過程により遂行するようになすことによ
り、カツターの工具部分がガラス板の上に置かれ
ているときに第2の突起10を駆動するような誤
動作はなくなり、カツターを破損したり折角作成
したガラス刃の刃面に損傷を与えるようなことは
皆無となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はガラス刃作成装置の一例を示す平面
図、第2図はその縦断面図、第3図乃至第5図は
本考案の一実施例を示す主要部拡大図である。 1……基体、2……保持体、5……カツター、
6……案内体、7a,7b……第1の突起、8…
…ガラス板、10……第2の突起、17a……カ
ツター本体、17b……内箱、18……工具部
分、19……ローラ、19a……スプリング、2
0……シヤフト、21……摘子、22……ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ガラス切断用カツター、該カツターを直線に
    沿つて移動させる手段、該カツターによる切断
    すべき線を挾みガラス板上面に当接される少く
    とも2個の第1の突起部材、該カツター及び第
    1の突起部材を保持した保持体、前記ガラスの
    切断すべき線上に置かれ該ガラス板の下面に当
    接される第2の突起部材、該第2の突起部材を
    ガラス面に押圧する機構、及び前記ガラス板を
    保持し第2の突起部材を収容した基体からなる
    装置において、切断作業の前又は終了した状態
    では前記カツターの工具部分はガラス板の端部
    から離隔した位置に設置してあり、前記カツタ
    ーを往復する一方の移動過程おいてのみ工具が
    ガラス板に食い込み切断が行なわれ且つ該カツ
    ターを引いて押す又は逆の往復過程を経てガラ
    ス切削線の罫書が完了するように該カツターを
    前記保持体に保持してなるミクロトーム用ガラ
    ス刃作成装置。 (2) 前記カツターの工具部分が直線移動するカツ
    ター本体部分に対して回転可能であり、往又は
    復の一方の移動過程では工具がガラス板に食い
    込み、他方の過程では工具がガラス板上に乗り
    上げて切削されない構成の実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のミクロトーム用ガラス刃作成
    装置。
JP15631483U 1983-10-08 1983-10-08 ミクロト−ム用ガラス刃作成装置 Granted JPS6063536U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15631483U JPS6063536U (ja) 1983-10-08 1983-10-08 ミクロト−ム用ガラス刃作成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15631483U JPS6063536U (ja) 1983-10-08 1983-10-08 ミクロト−ム用ガラス刃作成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6063536U JPS6063536U (ja) 1985-05-04
JPS639553Y2 true JPS639553Y2 (ja) 1988-03-22

Family

ID=30344965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15631483U Granted JPS6063536U (ja) 1983-10-08 1983-10-08 ミクロト−ム用ガラス刃作成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6063536U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6063536U (ja) 1985-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4974320A (en) Rotatable utility knife
EP0592345B1 (en) Machine for cutting/separating flat pieces of ceramic and the like
JPS639553Y2 (ja)
EP0951980B1 (en) Apparatus for cleaving crystals
JP2000210899A (ja) 試験片打ち抜き装置
JP3604593B2 (ja) 薄片試料作製装置
JPS6236830Y2 (ja)
JPS6236829Y2 (ja)
US3819096A (en) Glass breaking
JPH0446028A (ja) 光学ファイバ切断装置
JP2000308922A (ja) 板材切断機
JP2503208Y2 (ja) 両面開先取り機
JPH01310542A (ja) シリコン・デンドライトウェブを自動的に切断する機械
US5134912A (en) Tab tape singulation apparatus and method
JP2954023B2 (ja) リード切断治具
JP2000009608A (ja) 試料切出し用器具
US4430912A (en) Cutting apparatus and method
JPH05506193A (ja) 携帯型鋸機械もしくは切断機械の取外し自在自動直進案内装置
JP4094739B2 (ja) シート材切断装置
JP3529448B2 (ja) 切断型
GB2150072A (en) Tool for use in cutting roofing tiles
JPH05200619A (ja) 金属板切断方法およびその補助切断装置
JPH0518473U (ja) 板状体の表面材カツター装置
JP2000094278A (ja) 回転刃物の研削治具
US4576079A (en) Glass scriber assembly