JP2012194375A - 光学フィルム中間体とその製造方法、および光学フィルムチップの製造方法 - Google Patents

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【課題】寸法精度の良好な光学フィルムチップを歩留まり良く製造しうる光学フィルム中間体とその製造方法、光学フィルムチップの製造方法を提供する。
【解決手段】光学フィルム原反1を切断することにより得られ、且つ更に切断して複数の光学フィルムチップ3が製造される光学フィルム中間体2であって、矩形状の光学フィルムチップ3の一対の辺となる複数の第一切断線xが互いに平行に形成されており、該第一切断線xの少なくとも一端部ではフィルム同士が切断されずに繋がっている。また、前記光学フィルム中間体2に、前記光学フィルムチップ3の一対の辺となる複数の第一切断線xを、該第一切断線xが互いに平行となるように、且つ該第一切断線xの少なくとも一端部ではフィルム同士が切断されずに繋がった状態となるように形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学フィルム中間体とその製造方法、および光学フィルムチップの製造方法に関し、例えば、帯状の光学フィルム原反より光学フィルム中間体を打ち抜き、さらに該光学フィルム中間体を細かく切断して光学フィルムチップを製造する場合における、光学フィルム中間体とその製造方法、および光学フィルムチップの製造方法に関する。
携帯電話のディスプレイなどの液晶表示装置に用いられる光学フィルム製品(本明細書において、光学フィルムチップともいう)は、通常、複数の光学フィルム層を積層して帯状の光学フィルム原反を作成した後、この光学フィルム原反を細かく切断することにより作成されている。
具体的には、下記特許文献1に示されているように、複数の光学フィルム層が積層された帯状の光学フィルム原反(原反ロール)を準備し、所謂トムソン刃と称される切断刃を備えた大型の打ち抜き装置を用いて光学フィルム原反から光学フィルム中間体を打ち抜き、さらに切断装置を用いて該光学フィルム中間体を細かく精密に切断する、という方法により、所望の形状および寸法を有する光学フィルムチップが製造されている。
ところで、前記液晶表示装置の形状は一般には矩形状であるが、この場合、前記光学フィルムチップもそれに応じて矩形状に形成する必要があり、上述の如き従来の方法であれば光学フィルム原反から光学フィルムチップを得るまでに、3段階の切断工程が必要となっている。
つまり、従来の方法では、長尺帯状の光学フィルム原反から光学フィルム中間体を打ち抜く際の第一の切断(打抜き)工程と、光学フィルム中間体を光学フィルムチップの長辺方向又は短辺方向に沿って短冊状の光学フィルムに切断する第二の切断工程と、その短冊状の光学フィルムをもう一方の長辺又は短辺で切断して最終的な矩形状の光学フィルムチップとする第三の切断工程とが必要となっている。
しかしながら、このような従来の方法においては、最終的に得られる矩形状の光学フィルムチップの寸法精度が悪化し、製品歩留まりが低下する場合がある。
特許第3616899号公報
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、寸法精度の良好な光学フィルムチップを歩留まり良く製造しうる光学フィルム中間体、およびその製造方法、並びに光学フィルムチップの製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らが鋭意研究したところ、光学フィルム中間体を切断する際、特に、光学フィルムチップの一対の辺となる複数の第一切断線にて切断した後、この第一切断線と交わる第二切断線で該中間体を切断する際にフィルムが位置ズレし易く、光学フィルムチップの寸法精度を悪化させる要因となっており、また、この位置ズレによってフィルム同士が接触し、品質低下を招いていることを見出すとともに、これを防止し得る手段を見出し、本発明を想到するに至った。
即ち、本発明は、光学フィルム原反を切断することにより得られ、且つ更に切断して複数の光学フィルムチップが製造される光学フィルム中間体であって、
前記光学フィルムチップの一対の辺となる複数の第一切断線が互いに平行に形成されており、該第一切断線の少なくとも一端部ではフィルム同士が切断されずに繋がっていることを特徴とする光学フィルム中間体を提供する。
斯かる構成の光学フィルム中間体によれば、第一切断線の少なくとも一端部ではフィルム同士が切断されずに繋がった状態となっているため、この第一切断線と交差する第二切断線で切断して光学フィルムチップとする際に、繋がった一端側とは反対側の他端側から前記一端側へと向かって順に切断していくようにすれば、該光学フィルムの一端側は最後の切断まで繋がった状態となるため、該光学フィルムが位置ズレしにくく、寸法精度が良好な光学フィルムチップを得ることが可能となる。
尚、本発明において、光学フィルム原反とは、光学フィルム中間体が切断される元となるものを該光学フィルム中間体と区別するために用いる用語であり、光学フィルムチップとは、光学フィルム中間体から更に細かく切断したものを光学フィルム中間体と区別するために用いる用語であり、それ以外の構成について何ら限定するものではない。
本発明に係る光学フィルム中間体は、好ましくは、前記第一切断線の両端部においてフィルム同士が切断されずに繋がった状態のものである。
第一切断線の両端部においてフィルム同士が切断されずに繋がった状態であれば、該光学フィルム中間体を切断装置に載置する際に、第一切断線の両端部において該フィルムが位置ズレすることなく固定することができ、また、第一切断線と交差する第二切断線にて切断を開始する際にも、第一切断線の両端部において光学フィルムが固定された状態となっているため該光学フィルムが位置ズレしにくく、これによって、より一層寸法精度が良好な光学フィルムチップを得ることが可能となる。
また、本発明は、光学フィルム原反を切断することにより得られ、且つ更に切断して複数の光学フィルムチップが製造される光学フィルム中間体を得るための光学フィルム中間体の製造方法であって、
前記矩形状の光学フィルムチップの一対の辺となる複数の第一切断線を、該第一切断線が互いに平行となるように、且つ該第一切断線の少なくとも一端部ではフィルム同士が切断されずに繋がった状態となるように、形成することを特徴とする光学フィルム中間体の製造方法を提供する。
斯かる構成の光学フィルム中間体の製造方法によれば、光学フィルムチップの一対の辺となる複数の第一切断線を、該第一切断線が互いに平行となるように、且つ該第一切断線の少なくとも一端部ではフィルム同士が切断されずに繋がった状態となるように形成することにより、上述したような光学フィルム中間体、すなわち、寸法精度の優れた光学フィルムチップを歩留まり良く製造しうる光学フィルム中間体を得ることができる。従って、該方法により得られた光学フィルム中間体は、第一切断線の少なくとも一端部ではフィルム同士が切断されずに繋がった状態となっているため、この第一切断線と交差する第二切断線で切断して光学フィルムチップとする際に、繋がった一端側とは反対側の他端側から前記一端側へと向かって順に切断していくようにすれば、該光学フィルムの一端側は最後の切断まで繋がった状態となるため、該光学フィルムが位置ズレしにくく、寸法精度が良好な光学フィルムチップを得ることが可能となる。
本発明に係る光学フィルム中間体の製造方法は、好ましくは、前記光学フィルム中間体を光学フィルム原反より打ち抜くと同時に前記第一切断線を形成する方法である。
前記光学フィルム中間体を光学フィルム原反より打ち抜くと同時に前記第一切断線を形成することにより、一回の切断工程によって中間体の打ち抜きと第一切断線の形成とが同時に完了するため、切断工程を簡略化できるという効果がある。
また、本発明に係る光学フィルム中間体の製造方法は、好ましくは、前記第一切断線の両端部においてフィルム同士が切断されずに繋がっていることを特徴とする方法である。
前記第一切断線の両端部においてフィルム同士が切断されずに繋がっていれば、該光学フィルム中間体を切断装置に載置する際に、第一切断線の両端部において該フィルムが位置ズレすることなく固定することができ、また、第一切断線と交差する第二切断線にて切断を開始する際にも、第一切断線の両端部において光学フィルムが固定された状態となっているため該光学フィルムが位置ズレしにくく、これによって、より一層寸法精度が良好な光学フィルムチップを得ることが可能となる。
以上のように、本発明に係る光学フィルム中間体、光学フィルム中間体の製造方法および光学フィルムチップの製造方法によれば、光学フィルム中間体の切断時においてフィルムの位置ズレが抑制されることとなり、寸法精度の良好な光学フィルムチップを歩留まり良く製造することが可能となる。
また、光学フィルム原反から光学フィルム中間体を打抜く際、同時に第一切断線を形成すれば、切断工程を一工程減らすことができ、光学フィルムチップの製造工程を簡略化できるという効果がある。
本発明の実施形態に係る光学フィルムチップの製造方法を示した概略工程図。 本発明の実施形態に係る光学フィルムチップの製造方法において、光学フィルムチップ中間体を粘着テープで固定し、第一切断線と直交する第二切断線で切断する工程を示した図。 従来技術に係る光学フィルムチップの製造方法を示した概略工程図。 従来技術に係る光学フィルムチップの製造方法において、光学フィルムチップ中間体を粘着テープで固定し、第一切断線で切断した後、更に該第一切断線と直交する第二切断線で切断する工程を示した図。 実施例により作成された光学フィルムチップの寸法測定結果を示したグラフ。 比較例により作成された光学フィルムチップの寸法測定結果を示したグラフ。
以下、本発明に係る光学フィルム中間体、光学フィルム中間体の製造方法、および光学フィルムチップの製造方法の一実施形態について具体的に説明する。
図1は、一実施形態に係る光学フィルムチップの製造方法を示した概略工程図である。図1に示すように、本実施形態の光学フィルムチップの製造方法は、長尺帯状の光学フィルム原反1を、第一の切断装置10に供給し、該第一の切断装置10にて該光学フィルム原反1から複数の光学フィルム中間体2、2・・・を打ち抜く第一切断工程と、該光学フィルム中間体2を第二の切断装置30に供給し、該第二の切断装置30にて該光学フィルム中間体2を切断して複数の矩形状の光学フィルムチップ3、3・・・を作成する第二切断工程とを備えてなる。
第一切断工程において用いられる第一の切断装置10としては、例えばトムソン刃などの打抜き刃型を備えた連続打抜き装置が用いられる。
本実施形態では、該第一の切断装置10は、長手方向に連続的に供給される長尺帯状の光学フィルム原反1から矩形状の光学フィルム中間体2、2・・・を連続的に打抜くように構成されており、同時に、矩形状である光学フィルム中間体2の一対の辺と平行で一定間隔に設けられる第一切断線x、x・・・が形成されるように構成されている。この第一切断線xは、後述するように、最終的に得られる光学フィルムチップ3の一辺となるものであり、従って、光学フィルムチップ3の寸法(幅又は長さ)に合致するような一定の間隔で互いに平行に形成されるものである。
また、本実施形態の光学フィルム中間体2は、図1及び図2に示すように、該第一切断線xの両端が、該光学フィルム中間体2の端辺まで達しないように形成されている。言い換えると、該第一切断線xの先端よりも先では、光学フィルム中間体2のフィルム同士が切断されずに繋がった状態となっている。
光学フィルム中間体2が切断されずに残される幅、即ち、光学フィルム中間体の端辺から第一切断線xの先端までの長さLは、光学フィルムの弾性や第一切断線x同士の間隔(即ち光学フィルムチップ3の寸法)などによって適宜設定しうるが、一般には、3mm以上であり且つ第一切断線同士の間隔Dの2倍以下となる範囲が好ましい。
光学フィルム中間体2にこのような未切断部分を形成して打抜くことにより、第二切断線yによって切断する際に光学フィルム中間体2の位置ズレを効果的に防止することができる。
なお、本実施形態では、長尺帯状の光学フィルム原反1から光学フィルム中間体2の打抜きの際、同時に第一切断線xが形成されるように打抜く場合について説明したが、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、例えば、光学フィルム中間体2の外枠を打抜く第一の打抜き工程と、第一切断線xが形成されるような第二の打抜き工程とを別々に実施しても良い。
斯かる第一切断工程により得られた光学フィルム中間体2は、次いで、第二切断工程において第二切断線yによって切断されることとなる。好ましくは、図1および図2に示すように、切断補助シート20の上に複数枚の光学フィルム中間体2が固定された状態で第二切断工程へと供給される。該切断補助シート20は、例えば、光学フィルム中間体2を2枚〜8枚程度、載置しうる寸法を有するものであり、光学フィルム中間体2の寸法や枚数に合わせて適宜の寸法・形状のものを用いることができる。該補助シート20を用いることにより、第二切断工程において光学フィルム中間体2を切断する際に、切断刃などの装置各部材の傷付きを防止することができる。
図1及び図2に示したように、本実施形態では、6枚の光学フィルム中間体2、2・・・が切断補助シート20上に載置されて固定された状態となっている。本実施形態では、具体的には、該光学フィルム中間体2は切断補助シート20上に粘着テープ21を用いて固定される。粘着テープ21は、図2に示すように、第一切断線xの両端側において光学フィルム中間体2を固定するよう、光学フィルム中間体2の一辺に沿って貼り付けられ、これにより、各光学フィルム中間体2はそれぞれ切断補助シート20上に固定される。
切断補助シート20上に固定された光学フィルム中間体2は、第二の切断装置30へと供給され、第二切断工程が実施される。該第二切断工程で用いられる第二切断装置30としては、例えば押切刃を備え、光学フィルム中間体を精密な寸法で切断しうる精密切断装置が用いられる。この第二切断装置30によって、既に形成されている第一切断線xと直交する第二切断線yにより、光学フィルム中間体2の端から順に切断が実施される。具体的には、図2に示すように、第一切断線xの一端側(図2では下方側)、即ち、粘着テープ21で固定された光学フィルム中間体2の両端のうち何れか一方の側より、第二切断線yにより順に所定間隔で切断が実施される。
第二切断線yによって光学フィルム中間体2を端から順に切断することにより、前記第一切断線xおよびこの第二切断線yによって切断された光学フィルムチップ3が得られることとなる。
本実施形態に係る方法によれば、前記第二切断線yによる第二の切断工程を実施する際、切断を開始した一端側(図2において下方側)と対向する他端側(図2において上方側)において、光学フィルム中間体2の端部領域2aが第一切断線xによって切断されずに該第一切断線xと交差する方向に繋がった状態となっているため、第二切断線yで切断される際に、光学フィルム中間体2が位置ズレし難いという効果がある。
また、本実施形態に係る方法によれば、切断を開始した光学フィルム中間体の一端側(図2において下方側)と対向する他端側(図2において上方側)においては、粘着テープ21が全く切断されてらず、第一切断線xと交差する方向に光学フィルム中間体2の端部領域2aをしっかりと固定した状態となっているため、第二切断線yで切断される光学フィルム中間体2がより一層位置ズレし難いという効果がある。
一方、従来の方法では、図3及び図4に示したように、第一の切断(打抜き)装置110によって光学フィルム原反101から複数の光学フィルム中間体102、102・・・を打抜き(第一の切断工程)、打抜かれた光学フィルム中間体102を粘着テープ121により切断補助シート120に固定し、次いで、第二の切断装置(精密切断装置)130を用い、固定された光学フィルム中間体102を第一切断線xによって同一方向に平行に切断していき(第二の切断工程)、切断補助シート120ごと90°反転させた後、さらに前記第一切断線xと直交する方向に第二切断線yで平行に切断していくことにより(三回目の切断工程)、光学フィルムチップ103が作成されていた。そうすると、第二の切断装置(精密切断装置)130を用いた第二の切断工程では、該精密切断装置の特性上、光学フィルム中間体102は端から端まで全て切断されてしまい、また、該光学フィルム中間体102を固定していた粘着テープ121についても同時に端まで切断されてしまうため、光学フィルム中間体102はバラバラの帯状体となってしまい、続く第三の切断工程を実施する際には、該光学フィルム中間体102の固定状態が不十分となり、位置ズレし易い状態となっていた。
これに対し、本実施形態に係る光学フィルムチップの製造方法によれば、上述したように、第二切断線yで切断する際にも光学フィルム中間体2の端部が切断されずに繋がった状態であり、且つ粘着テープ21も切断されていない状態で切断を実施することが可能となるため、このような従来の方法よりも寸法精度の良好な光学フィルムチップ3を歩留まり良く製造することが可能となる。
さらに、本実施形態に係る光学フィルムチップの製造方法では、第一切断装置10による第一の切断(打抜き)工程と、第二切断装置20による第二切断工程のみで光学フィルムチップ3が形成でき、上述のように、3回の切断工程を必要としていた従来の製造方法と比べて切断工程を一工程減らすことができるという効果もある。
なお、本発明は、上述したのような実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、上述した実施形態においては、光学フィルム中間体が矩形状であり、製造する光学フィルムチップが矩形状である場合について説明したが、本発明では、これら光学フィルム中間体や光学フィルムチップの形状は特に限定されるものではなく、任意の形状とすることができる。
また、光学フィルム中間体に形成する第一切断線や、これと交差する第二切断線についても、上記実施形態のような直線形状に限定されるものではなく、光学フィルムチップの形状に合わせて、折れ線や曲線等を採用することができる。さらに、第二切断線については、異なる形状の切断線が組み合わされ、複数回に分けて切断されるものであってもよい。
以下、実施例により本発明についてより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
温度23℃、湿度50%RHのクリーンルーム内において、長尺帯状の偏光板原反(日東電工社製PVA偏光フィルム SEG1425DUAG30G、厚み0.3mm、幅1240mm)を連続打抜き装置に供給し、第一切断線を伴った矩形状の中間体(寸法:340mm×256mm)を打抜き、さらに、該中間体の両端を補助シート上に粘着テープで固定し、精密切断装置を用いて第二切断線にて切断し、光学フィルムチップ(長さ82.3mm、幅62.3mm)を128枚作成した。
(比較例1)
連続打抜き装置において第一切断線を形成せず、精密切断装置において第一切断線および第二切断線にて順に切断したことを除き、他は実施例1と同様にして、光学フィルムチップ(長さ82.3mm、幅62.3mm)を128枚作成した。
寸法精度の評価
画像センサ(ミツトヨ社製、CNC画像測定器)を用い、実施例および比較例によって得られたそれぞれ128枚の光学フィルムチップについて、長さ方向の寸法を測定した。結果を下記表1、2および図5及び図6に示す。
Figure 2012194375
Figure 2012194375
上記表2および図6のグラフに示したように、従来の切断方法である比較例においては、長さ方向の製品寸法が大きく変動し、得られた光学フィルムチップの寸法精度が良好でないことが認められる。
これに対し、本発明の実施例においては、上記表1および図5のグラフに示したように、長さ方向の製品寸法が良好な精度となっており、寸法精度の優れた光学フィルムチップが得られていることが認められる。
1・・・光学フィルム原反
2・・・光学フィルム中間体
3・・・光学フィルムチップ
10・・・第一の切断装置
20・・・第二の切断装置
20・・・切断補助シート
21・・・粘着テープ
x・・・第一切断線
y・・・第二切断線

Claims (8)

  1. 光学フィルム原反を切断することにより得られ、且つ更に切断して複数の光学フィルムチップが製造される光学フィルム中間体であって、
    前記光学フィルムチップの一対の辺となる複数の第一切断線が互いに平行に形成されており、該第一切断線の少なくとも一端部ではフィルム同士が切断されずに繋がっていることを特徴とする光学フィルム中間体。
  2. 前記第一切断線の両端部においてフィルム同士が切断されずに繋がっていることを特徴とする請求項1記載の光学フィルム中間体。
  3. 光学フィルム原反を切断することにより得られ、且つ更に切断して複数の光学フィルムチップが製造される光学フィルム中間体を得るための光学フィルム中間体の製造方法であって、
    前記光学フィルムチップの一対の辺となる複数の第一切断線を、該第一切断線が互いに平行となるように、且つ該第一切断線の少なくとも一端部ではフィルム同士が切断されずに繋がった状態となるように、形成することを特徴とする光学フィルム中間体の製造方法。
  4. 前記光学フィルム中間体を光学フィルム原反より打ち抜くと同時に前記第一切断線を形成することを特徴とする請求項3記載の光学フィルム中間体の製造方法。
  5. 前記第一切断線の両端部においてフィルム同士が切断されずに繋がっていることを特徴とする請求項3又は4の何れか一項に記載の光学フィルム中間体の製造方法。
  6. 光学フィルム原反を切断して光学フィルム中間体を得た後、該光学フィルム中間体を更に切断して複数の光学フィルムチップを製造する光学フィルムチップの製造方法であって、
    前記光学フィルム中間体に、前記光学フィルムチップの一対の辺となる複数の第一切断線を、該第一切断線が互いに平行となるように、且つ該第一切断線の少なくとも一端部ではフィルム同士が切断されずに繋がった状態となるように、形成することを特徴とする光学フィルムチップの製造方法。
  7. 前記光学フィルム原反を切断して光学フィルム中間体を得る際、前記光学フィルム原反から光学フィルム中間体を打ち抜くと同時に前記第一切断線を形成することを特徴とする請求項6記載の光学フィルムチップの製造方法。
  8. 前記第一切断線の両端部においてフィルム同士が切断されずに繋がっていることを特徴とする請求項7又は8の何れか一項に記載の光学フィルムチップの製造方法。
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