JPH112724A - 光学フィルムチップの製造方法および光学フィルムチップ中間体 - Google Patents
光学フィルムチップの製造方法および光学フィルムチップ中間体Info
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- JPH112724A JPH112724A JP10101580A JP10158098A JPH112724A JP H112724 A JPH112724 A JP H112724A JP 10101580 A JP10101580 A JP 10101580A JP 10158098 A JP10158098 A JP 10158098A JP H112724 A JPH112724 A JP H112724A
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Abstract
ムチップ中間体を提供する。 【解決手段】 第1帯状フィルム1を、軸方向SD0 に
対して角度θだけ傾斜した第1基準方向SD1 に沿って
切断すると共に、該第1基準方向SD1 に直角な第2基
準方向SD2 に沿って切断する。これにより、軸方向S
D0 に対して角度θだけ傾斜した第1基準方向SD1 に
平行な一対の対辺と、上記第1基準方向SD1 に対して
直角な第2基準方向SD2 に平行な脚(辺)とを有する
台形状の第2帯状フィルム2を、光学フィルムチップ中
間体として得る。
Description
好適に用いられる光学フィルムチップの製造方法および
光学フィルムチップ中間体に関するものである。
めとする光学フィルムは、例えば液晶表示装置(以下、
LCDと称する)等に一般的に用いられている。かかる
光学フィルムは、その光学軸が目的とするLCDの設計
値と正確に一致した状態でLCDに組み込まれる必要が
ある。ここで光学軸とは、偏光フィルムの場合には吸収
軸であり、位相差フィルムの場合には遅相軸または進相
軸である。
フィルムは、360度全ての方向に振動する光のうち、
一定方向に振動する光のみを通過させ、それ以外の方向
に振動する光を遮断するものである。該偏光フィルムを
用いた例えばLCDでは、偏光フィルムと液晶材料の分
子の配向とにより、光の通過および遮断が制御されてい
る。
においては、電圧が印加されていないときに画面の色が
黒くなる場合と白くなる場合とで、ノーマリブラックと
ノーマリホワイトとに分かれる。
ように、例えば液晶分子51のねじれ角が90度である
場合、液晶分子51の両側に設けられる2枚の偏光フィ
ルム52a・52bの吸収軸の方向(以下、位相差フィ
ルムにおける遅相軸または進相軸の方向とともに、これ
ら光学軸の方向を軸方向と記す)が平行となる。従っ
て、一方の偏光フィルム52aを通過し、液晶分子のね
じれに沿って進行する光は、他方の偏光フィルム52b
によって遮断される。従って、偏光フィルム52b側を
画面側とした場合、画面は黒くなる。
に示すように、液晶分子51の両側に設けられる2枚の
偏光フィルム53a・53bの偏光方向が直交する。従
って、一方の偏光フィルム53aを通過し、液晶分子の
ねじれに沿って進行する光は、他方の偏光フィルム53
bも通過する。従って、偏光フィルム53b側を画面側
とした場合、画面は白くなる。
する光学フィルムは、LCDに使用する場合、液晶分子
のねじれの方向等に応じて軸方向を設定する必要があ
る。従って、これら光学フィルムの軸方向は、液晶分子
のねじれの方向等に応じて、これら光学フィルムの例え
ば長手方向に対してある特定の角度θだけ傾斜している
必要がある。
ように、先ず、帯状の光学フィルムである第1帯状フィ
ルム31として製造され、該第1帯状フィルム31を切
断することにより、光学フィルムチップとして、LCD
に組み込まれて用いられる。このとき、軸方向SD0 は
第1帯状フィルム31の例えば長手方向(延伸方向)に
一致している。
向性を有する光学フィルムチップを得るためには、同図
に示すように、先ず、上記第1帯状フィルム31を切断
して、光学フィルムチップ中間体として、長方形状の第
2帯状フィルム32を得る。そして、この第2帯状フィ
ルム32を切断して、所望の大きさ並びに形状を有する
複数の光学フィルムチップ(例えば、矩形の光学フィル
ムチップ)を得る。
図中、A1 B1 C1 D1 で表される長方形状の第2帯状
フィルム32を得るために、上記第1帯状フィルム31
の長手方向に沿って切断(2分割)されると共に、該長
手方向に垂直な方向(以下、短手方向と記す)に沿っ
て、所定幅に切断される。また、上記第1帯状フィルム
31の短手方向両端側は、得られる光学フィルムチップ
の性能を一定に揃えるべく、上記第1帯状フィルム31
の長手方向に沿って、短手方向に所定幅だけ切り落とさ
れる。
200mm角の載置台11(図7参照)を使用する(但
し、切断歯で切断可能な有効寸法を1140mmとす
る)場合、上記第1帯状フィルム31の有効幅(第1帯
状フィルム31の短手方向における利用可能幅)が10
00mmであれば、例えば|A1 B1 |=|C1 D1 |
=500mm、|A1 C1 |=|B1 D1 |=1000
mmの大きさに切断される。
学フィルムチップを得るために、図7に示すように、載
置台11上に載置され、軸方向SD0 に対して、ある特
定の方向性を有する第1基準方向SD1 に沿って所定幅
に切断されると共に、該第1基準方向SD1 に対して垂
直な第2基準方向SD2 に沿って所定幅に切断される。
この結果、第1基準方向SD1 に平行な一対の対辺と、
第2基準方向SD2 に平行な一対の対辺とからなる例え
ば矩形の光学フィルムチップ(矩形フィルム33)が得
られる。
と、軸方向SD0 、第1基準方向SD1 、および第2基
準方向SD2 との関係を説明する。
軸方向SD0 は、該第1帯状フィルム31の長手方向と
平行であり、短手方向と直角をなしている。従って、上
記第2帯状フィルム32の辺A1 C1 および辺B1 D1
は、軸方向SD0 と平行であり、辺A1 B1 および辺C
1 D1 は、軸方向SD0 と直角をなしている。さらに、
上記軸方向SD0 は、第1基準方向SD1 に対して角度
θだけ傾斜していることから、辺A1 C1 および辺B1
D1 は、第1基準方向SD1 に対して角度θだけ傾斜し
ている。そして、上記第2基準方向SD2 は、第1基準
方向SD1 と直角をなしている。
するために、上記第2帯状フィルム32を載置台11上
に載置する際には、該第2帯状フィルム32は、図示し
ない切断装置の切断歯に対して、上記第1基準方向SD
1 あるいは第2基準方向SD2 が平行となるように、上
記第2帯状フィルム32の各辺が角度θに応じて傾いた
状態で載置される。
32を、上記1200mm角の載置台11に載置して切
断する場合に、1回の切断で光学フィルムチップ中間体
を2枚重ねて切断することができるとすれば、例えば、
1回の処理操作(載置台11上に載置された光学フィル
ムチップ中間体に対して第1基準方向SD1 に沿って所
定幅に切断する操作と第2基準方向SD2 に沿って所定
幅に切断する操作とを行うことを1回の処理操作とす
る)で、500mm×1000mm×2(シート)=
1.0m2 の第2帯状フィルム32を切断することがで
きることになる。
1帯状フィルム31を、該第1帯状フィルム31の長手
方向および短手方向に沿って切断して、一旦、長方形状
の第2帯状フィルム32を得た後、該第2帯状フィルム
32から所望の大きさを有する矩形フィルム33を製造
する場合(方法1)、図7に示すように、第2帯状フィ
ルム32の周縁部における全ての辺に、所定の大きさの
矩形フィルム33を形成し得ない端材34…(図中、網
かけで示す)が、上記の角度θに応じて鋸状に生じる。
このため、端材34…がロスとなる。
を低減し、面取り効率を向上させることができる光学フ
ィルムチップの製造方法が切望されている。
ムチップの面取り効率を向上させるべく、第1帯状フィ
ルムを切断し、光学フィルムチップ中間体として平行四
辺形状の第2帯状フィルムを得た後、該第2帯状フィル
ムから所望の大きさ並びに形状を有する光学フィルムチ
ップを製造する方法(方法2)を考えた。
第1帯状フィルム41を、該第1帯状フィルム41の長
手方向(軸方向SD0 )に沿って切断(2分割)すると
共に、上記軸方向SD0 に対して、ある特定の方向性を
有する第1基準方向SD1 に沿って所定幅に切断するこ
とで、図中、軸方向SD0 に平行な一対の対辺A2 C2
・B2 D2 と、第1基準方向SD1 に平行な一対の対辺
A2 B2 ・C2 D2 とからなる平行四辺形状の第2帯状
フィルム42を製造する。尚、通常、上記第1帯状フィ
ルム41の長手方向両端側は、得られる光学フィルムチ
ップの性能を一定に揃えるべく、上記第1帯状フィルム
41の長手方向に沿って、短手方向に所定幅だけ切り落
とされる。
0mm角の載置台11を使用する(但し、切断歯で切断
可能な有効寸法を1140mmとする)場合、上記第1
帯状フィルム41の有効幅(第1帯状フィルム41の短
手方向における利用可能幅)が1000mm幅であれ
ば、例えば|A2 C2 |=|B2 D2 |=650mm、
辺A2 B2 と辺C2 D2 との間の距離460mm、辺A
2 C2 と辺B2 D2 との間の距離500mm、<A2 C
2 D2 (辺A2 C2 と辺C2 D2 とのなす角度)=<A
2 B2 D2 (辺A2 B2 と辺B2 D2 とのなす角度)=
θが、概ね45度となるように切断される。
学フィルムチップを得るために、図9に示すように、載
置台11上に載置され、上記第1基準方向SD1 に沿っ
て所定幅に切断されると共に、該第1基準方向SD1 に
対して垂直な第2基準方向SD2 に沿って所定幅に切断
される。この結果、第1基準方向SD1 に平行な一対の
対辺と、第2基準方向SD2 に平行な一対の対辺とから
なる例えば矩形の光学フィルムチップ(矩形フィルム4
3)が得られる。
と、軸方向SD0 、第1基準方向SD1 、および第2基
準方向SD2 との関係を説明する。
軸方向SD0 は、該第1帯状フィルム41の長手方向と
平行である。従って、上記第2帯状フィルム42の辺A
2 C2 および辺B2 D2 は、軸方向SD0 と平行であ
る。また、第1基準方向SD1に平行な辺A2 B2 およ
び辺C2 D2 は、軸方向SD0 に対して角度θだけ傾斜
している。さらに、上記第2基準方向SD2 は、第1基
準方向SD1 と直角をなしていることから、辺A2 B2
および辺C2 D2 に垂直である。
するために、上記第2帯状フィルム42を載置台11上
に載置する際には、図示しない切断装置の切断歯に対し
て、上記第1基準方向SD1 が平行になるように、辺A
2 B2 および辺C2 D2 を上記の切断歯に対して平行に
載置する。また、上記の切断歯に対して第2基準方向S
D2 が平行となるように、辺A2 B2 および辺C2 D2
を上記の切断歯に対して垂直に載置する。
うに、第2帯状フィルム42の周縁部において、対向す
る2辺(辺A2 C2 ・B2 D2 )にのみ、所定の大きさ
の矩形フィルム43を形成し得ない端材44…(図中、
網かけで示す)が、上記の角度θに応じて鋸状に生じ
る。
ム32の周縁部における全ての辺に端材34…が生じる
方法1に比べて、ロスが少なくなる。
比べてロスが少なくなってはいるものの、第2帯状フィ
ルム32の周縁部において、2辺に端材44…が生じて
おり、未だ充分な方法であるとは言い難い。
第2帯状フィルム42を、前記1200mm角の載置台
11に載置して切断する場合に、1回の切断で光学フィ
ルムチップ中間体を2枚重ねて切断することができると
すれば、前記載置台11には、第2帯状フィルム42を
2箇所に載置することができるものの、1回の処理操作
で、500mm×460mm×4(シート)=0.92
m2 の第2帯状フィルム42を切断することしかできな
い。
果、上記の方法1および方法2は、以下に示す問題点を
有していることが判った。
れも、第2帯状フィルム32あるいは第2帯状フィルム
42を切断して矩形フィルム33あるいは矩形フィルム
43を得る際に、どの位置から切断すれば最も面取り効
率が向上するか、上記の角度θや、矩形フィルム33・
43の大きさ等に応じて、その都度、例えばコンピュー
タによりシュミレーション切断を行い、その結果に基づ
いて、切断開始位置である基準位置を設定しなくてはな
らない。従って、上記の方法1および方法2は、作業効
率が良いとは言い難い。
た第2帯状フィルム32あるいは第2帯状フィルム42
は、何れも、これら第2帯状フィルム32・42を切断
する際、あるいは、梱包、出荷する際に、表と裏とを混
同し易いという問題点を有している。このように、第2
帯状フィルム32・42の表と裏とが逆になった場合、
軸方向が反転するため、該第2帯状フィルム32・42
から得られた矩形フィルム33・43を用いた例えばL
CDは正常に表示しなくなるという問題を引き起こす。
裏の混同を防止するためには、細心の注意と表裏確認と
を必要とし、これによっても作業性が低下するという問
題点を有している。
梱包する際には、図10および図11に示すように、所
定の大きさを有するダンボール等からなる容器21の中
央に、第2帯状フィルム32・42の例えば表側を上に
して、図示しない仕切りにより、数段に分けて積層され
る。尚、容器21内の端側には、これら光学フィルムチ
ップが容器21に接触したり、移動したりすることを防
止するための図示しないスペーサが設けられている。
で得られた第2帯状フィルム32・42は、上記の方法
で梱包する場合、重心が、1点(光学フィルムチップ中
間体の対角線の中点)のみとなることから、1段に積層
できる第2帯状フィルム32・42の枚数は自ずと制限
される。つまり、ダンボール等の容器21に第2帯状フ
ィルム32・42を梱包する場合、重心が1点のみであ
れば、安定性が悪く、上記第2帯状フィルム32・42
の端部に垂れが生じ、該第2帯状フィルム32・42が
損傷する虞れがある。従って、このことからも、上記の
方法並びに該方法により得られた第2帯状フィルム32
・42は、作業性が良いとは言い難い。
のであり、その目的は、面取り効率並びに作業性に優れ
る光学フィルムチップの製造方法を提供することにあ
る。また、本発明の他の目的は、面取り効率並びに作業
性に優れる光学フィルムチップ中間体を提供することに
ある。
学フィルムチップの製造方法は、上記の課題を解決する
ために、帯状の光学フィルムを切断して光学フィルムチ
ップ中間体とし、該光学フィルムチップ中間体をさらに
切断して複数の光学フィルムチップを製造する光学フィ
ルムチップの製造方法であって、帯状の光学フィルム
を、該光学フィルムの光学軸方向に対して所定の方向性
を有する第1基準方向に沿って切断すると共に、上記第
1基準方向に対して直角な第2基準方向に沿って切断す
ることで、台形状の光学フィルムチップ中間体を製造す
る工程を含むことを特徴としている。
の製造方法は、上記の課題を解決するために、請求項1
記載の光学フィルムチップの製造方法において、上記光
学フィルムチップ中間体を、上記第2基準方向に平行な
辺を基準位置として第2基準方向に沿って切断すると共
に、上記第1基準方向に平行な辺を基準位置として、第
1基準方向に沿って切断する工程を含むことを特徴とし
ている。
光学フィルムを、該光学フィルムの光学軸方向に対して
所定の方向性を有する第1基準方向に沿って切断すると
共に、上記第1基準方向に対して直角な第2基準方向に
沿って切断することで、第1基準方向に平行な一対の対
辺と、上記第2基準方向に平行な辺とを有する台形状の
光学フィルムチップ中間体を得ることができる。
を切断する場合には、切断開始となる基準位置を、従来
のように上記第1基準方向の光学軸方向に対する方向性
や、光学フィルムチップの大きさ等に応じて、その都
度、シュミレーションにより設定する必要がなく、請求
項2に示すように、常に一定の基準位置から切断を開始
することができるので、作業性に優れている。
によれば、上記光学フィルムチップ中間体が台形状であ
ることで、該光学フィルムチップ中間体から光学フィル
ムチップを得る際に、該光学フィルムチップ中間体の表
と裏とを混同することを防止することができ、たとえ混
同してしまったとしても、容易に表裏を揃えることがで
きる。このため、上記の構成によれば、従来よりも作業
性を向上させることができる。
成によれば、光学フィルムチップ中間体から、光学フィ
ルムチップを得る際に発生する端材を従来よりも低減す
ることができるので、従来よりも、面取り効率に優れて
いる。
中間体は、上記の課題を解決するために、光学軸方向に
対して所定の方向性を有する第1基準方向に平行な一対
の対辺と、上記第1基準方向に対して直角な第2基準方
向に平行な辺とを有する台形状に形成されていることを
特徴としている。
中間体は、上記の課題を解決するために、光学軸方向に
対して所定の方向性を有する第1基準方向に平行な一対
の対辺と、該一対の対辺に対して直角な脚と、光学軸方
向と平行な他の脚とを有する台形状に形成されているこ
とを特徴としている。
ば、上記光学フィルムチップ中間体は、光学軸方向に対
して所定の方向性を有する第1基準方向に平行な一対の
対辺と、上記第1基準方向に対して直角な第2基準方向
に平行な辺、即ち、上記一対の対辺に対して直角な脚と
を有する台形状に形成されているので、光学フィルムチ
ップを得る際に、切断開始となる基準位置を、従来のよ
うに上記第1基準方向の光学軸方向に対する方向性や、
光学フィルムチップの大きさ等に応じて、その都度、シ
ュミレーションにより設定する必要がなく、常に一定の
基準位置から切断を開始することができる。
は、表と裏とで形状が異なるので、例えば、収納時、出
荷時、あるいは光学フィルムチップ製造時等に、表と裏
とを混同することを防止することができ、たとえ混同し
てしまったとしても、容易に表裏を揃えることができ
る。
は、上記の台形状に形成されていることで、荷重中心点
が偏芯しており、収納あるいは出荷のために梱包する際
に、底辺の向きを逆にして梱包することで、重心を2つ
にすることができるので、安定して梱包することがで
き、垂れを防止し、梱包のための容器の大きさを大きく
することなく梱包量(積層数)を増加させることができ
る。
ルムチップ中間体は、従来よりも作業性に優れている。
該光学フィルムチップ中間体から光学フィルムチップを
得る際に発生する端材を低減することができるので、面
取り効率にも優れている。
し図4に基づいて以下に説明する。本実施の形態におい
て、光学フィルムは、例えば、図1に示すように、先
ず、帯状の光学フィルムである第1帯状フィルム1とし
て製造され、該第1帯状フィルム1を切断して光学フィ
ルムチップ中間体とし、該光学フィルムチップ中間体を
さらに切断して光学フィルムチップとして用いられる。
上記第1帯状フィルム1の光学軸の方向(軸方向)SD
0 は、該第1帯状フィルム1の例えば延伸方向である長
手方向に一致している。
を、第1帯状フィルム1の構造を用いて説明すれば、以
下の通りである。上記第1帯状フィルム1が偏光フィル
ムである場合には、該第1帯状フィルム1は、図2に示
すように、例えば、偏光子であるPVA(ポリビニルア
ルコール)フィルム1aがセルロース系フィルムである
2枚のTAC(トリアセチルセルロース)フィルム1b
にて挟み込まれ、一方のTACフィルム1bの外面に粘
着層1dが設けられたフィルムである。尚、PVA(ポ
リビニルアルコール)フィルム1aは、一定方向に振動
する光以外の光を遮断するために染色されている。
ィルムである場合には、該第1帯状フィルム1は、例え
ばポリカーボネート系樹脂やポリエーテルサルホン等か
らなるフィルムである。
は両面に粘着剤層が設けられていてもよく、その上にさ
らに剥離フィルムが貼合されていてもよい。また、該第
1帯状フィルム1の片面または両面には、傷付きを防止
するための保護フィルムが貼合されていてもよい。
に使用する場合、液晶分子のねじれの方向等に応じて軸
方向SD0 を設定する必要がある。従って、光学フィル
ムチップの軸方向SD0 は、液晶分子のねじれの方向等
に応じて、該光学フィルムチップの例えば長手方向に対
して特定の方向性を有している必要がある。
に対して所定の方向性を有する光学フィルムチップを得
るためには、図1に示すように、先ず、上記第1帯状フ
ィルム1を切断して、光学フィルムチップ中間体とし
て、台形状の第2帯状フィルム2を得る。そして、この
第2帯状フィルム2を切断して、複数の矩形フィルム3
…(図3参照)を、最終製品としての光学フィルム、即
ち、光学フィルムチップ(定形フィルム)として得る。
記第2帯状フィルム2を得るために、該第1帯状フィル
ム1の軸方向SD0 に対して所定の方向性(つまり、所
定の角度θ)を有する第1基準方向SD1 に沿って所定
幅に切断されると共に、上記第1基準方向SD1 に対し
て直角な第2基準方向SD2 に沿って切断される。ま
た、上記第1帯状フィルム1の長手方向両端側は、得ら
れる光学フィルムチップの性能を一定に揃えるべく、上
記第1帯状フィルム1の長手方向に沿って、短手方向に
所定幅だけ切り落としてもよい。これにより、上記第1
帯状フィルム1は、上記第1基準方向SD1 に平行な一
対の対辺と、上記第2基準方向SD2 に平行な脚(辺)
と、上記光学軸SD0 に平行な脚(辺)とを有する台形
状に切断される。
1は、図中、上記第1基準方向SD1 の切断線によって
囲まれた領域A3 E3 F3 C3 の中心(A3 E3 F3 C
3 で表される平行四辺形の対角線の中点)を通るように
2分割することで、上記第1基準方向SD1 の切断線に
よって囲まれた領域A3 E3 F3 C3 に、同一形状の台
形を2つ形成する。これにより、同一形状の第2帯状フ
ィルム2を得ることができるので、例えば、第2帯状フ
ィルム2を切断して複数の矩形フィルム3…を得る際
に、該第2帯状フィルム2を複数枚重ねて切断すること
ができる。また、該第2帯状フィルム2を収納したり、
梱包したりする際に、大きさ毎に分別する必要もないの
で、作業効率が良くなる。
ルム1を切断する順番、即ち、第1基準方向SD1 に沿
った切断(切断1)、第2基準方向SD2 に沿った切断
(切断2)、第1帯状フィルム1の長手方向(軸方向S
D0 )に沿った切断(切断3)を行う順番は、特に限定
されない。
断3を順に行ってもよいし、切断2を行った後、切断
3、切断1を順に行ってもよいし、切断3を行った
後、切断1、切断2を順に行ってもよいし、切断3を
行った後、切断2、切断1を順に行ってもよい。その
他、上記切断1〜3を適宜組み合わせて同時に、あるい
は連動して行ってもよい。上記第1帯状フィルム1を切
断する順番は、切断機の性能や、切断回数等に応じて、
最も効率が良くなるように適宜設定すればよい。
合には、例えば、切断1により得られた帯状フィルム
(例えば、図中、A3 E3 F3 C3 で表される平行四辺
形状の光学フィルム)を複数枚重ねて切断してもよい。
さらに、切断2を行った後、切断1を行う場合には、切
断2と切断1とを連動させて、第1帯状フィルム1に切
断2による複数の切れ目を入れ、この切断2による切れ
目の両端に合わせて切断1を行うことにより、複数枚の
第2帯状フィルム2を、効率良く製造することができ
る。
帯状フィルム2を、複数の矩形フィルム3に切断するた
めに載置される載置台11(図3参照)の大きさ、さら
に言えば、第2帯状フィルム2を、複数の矩形フィルム
3に切断するための図示しない切断装置の切断歯の大き
さに応じて設定される。そして、好ましくは、さらに、
所望する光学フィルムチップの大きさを考慮して設定さ
れる。例えば、1200mm角の載置台11を使用する
(但し、切断歯で切断可能な有効寸法を1140mmと
する)場合、上記第1帯状フィルム1の有効幅(第1帯
状フィルム1の短手方向における利用可能幅)が100
0mmであれば、所望する矩形フィルム3の大きさにも
よるが、該矩形フィルム3として偏光フィルムチップを
得る場合には、上記第2帯状フィルム2は、例えば|A
3 B3 |=457mm、|C3 D3 |=957mm、|
B3 D3 |=500mm、<A3 C3 D3 (辺A3 C3
と辺C3 D3 とのなす角度)=θが、概ね45度となる
ように切断される(条件1)。
1200mmであれば、上記第2帯状フィルム2は、例
えば|A3 B3 |=634mm、|C3 D3 |=113
4mm、|B3 D3 |=500mm、<A3 C3 D3 =
θが、概ね45度となるように切断される(条件2)。
フィルム3を得るために、図3に示すように、載置台1
1上に載置され、上記第1基準方向SD1 に沿って所定
幅に切断されると共に、上記第2基準方向SD2 に沿っ
て所定幅に切断される。この結果、第1基準方向SD1
に平行な一対の対辺と、第2基準方向SD2 に平行な一
対の対辺とからなる矩形フィルム3が得られる。尚、上
記矩形フィルム3の大きさは、用途に応じて、所望の大
きさに適宜設定される。
と、軸方向SD0 、第1基準方向SD 1 、および第2基
準方向SD2 との関係を説明する。
方向SD0 は、該第1帯状フィルム1の長手方向と平行
であり、第2帯状フィルム2の辺A3 C3 と平行であ
る。第1基準方向SD1 に平行な、第2帯状フィルム2
の辺A3 B3 および辺C3 D3は、軸方向SD0 に対し
て角度θだけ傾斜している。第2帯状フィルム2の辺A
3 B3 および辺C3 D3 は、第2基準方向SD2 と直角
をなしている。該第2帯状フィルム2の辺B3 D3 は、
第2基準方向SD2 と平行である。
るために、上記第2帯状フィルム2を載置台11上に載
置する際には、図示しない切断装置の切断歯に対して、
上記第1基準方向SD1 が平行になるように、辺A3 B
3 および辺C3 D3 を上記の切断歯に対して平行に載置
する。また、上記の切断歯に対して第2基準方向SD2
が平行となるように、辺B3 D3 を上記の切断歯に対し
て平行に載置する。尚、この場合にも、上記第1基準方
向SD1 の切断および第2基準方向SD2 の切断を行う
順番は、特に限定されない。
上記第2帯状フィルム2を上記第1基準方向SD1 に平
行に切断する際には、上記第2帯状フィルム2における
第1基準方向SD1 に平行な辺、即ち、辺A3 B3 また
は辺C3 D3 を切断開始の基準位置として、切断開始す
ることができる。また、上記第2帯状フィルム2を上記
第2基準方向SD2 に平行に切断する際には、上記第2
帯状フィルム2における第2基準方向SD2 に平行な
辺、即ち、辺B3 D3 を切断開始の基準位置として、切
断開始することができる。
帯状フィルム2が、上記第1基準方向SD1 に平行な一
対の対辺と、上記第2基準方向SD2 に平行な辺とを有
する台形状をなしていることから、上記第2帯状フィル
ム2を切断する際には、面取り効率を向上すべく、従来
のように矩形フィルム3の大きさや角度θ等に応じてシ
ュミレーション切断することで、切断開始位置をその都
度設定する必要がなく、常に一定の位置から切断を開始
することができる。従って、作業効率を大幅に向上し得
る。
フィルム2における上記第1基準方向SD1 に平行な辺
A3 B3 および辺C3 D3 や、上記第2基準方向SD2
に平行な辺B3 D3 には、所定の大きさの矩形フィルム
3を形成し得ない端材が生じないことから、端材4…
(図中、網かけで示す)が生じる辺は、辺A3 C3 の1
辺のみである。従って、本発明によれば、従来と比較し
て、端材4…によるロスが少なく、面取り効率を向上し
得る。
さの第2帯状フィルム2を、前記1200mm角の載置
台11に載置して切断する場合に、1回の切断で光学フ
ィルムチップ中間体を2枚重ねて切断することができる
とすれば、前記載置台11には、第2帯状フィルム2を
2箇所に載置することができるので、有効幅が1000
mmの第1帯状フィルム1から上記第2帯状フィルム2
を、前記の条件1に従って製造した場合には、1回の処
理操作で、(457mm+957mm)/2×500m
m×4(シート)=1.414m2 の第2帯状フィルム
2を切断することができる。
ィルム1から上記第2帯状フィルム2を、前記の条件2
に従って製造した場合には、1回の処理操作で、(63
4mm+1134mm)/2×500mm×4(シー
ト)=1.768m2 の第2帯状フィルム2を切断する
ことができる。
の面積をより有効に利用することができ、載置台11上
に載置することができる光学フィルムチップ中間体の面
積が大きくなるので、1回の処理操作で切断することが
できる第2帯状フィルム2の面積を、従来と比較して向
上させることができる。従って、単位時間当たりの生産
性を向上させることができるので、作業性を向上させる
ことができる。
載置された光学フィルムチップ中間体に対して第1基準
方向SD1 に沿って所定幅に切断する操作と第2基準方
向SD2 に沿って所定幅に切断する操作とを行うことを
示す。
LCDに用いられる液晶分子のねじれの方向等に応じて
設定されるものである。例えば、偏光フィルムの場合、
TN(Twisted Nematic)方式およびTFT(Thin Film
Transistor) 方式のLCDでは、一般的には、42度〜
48度程度の範囲内(通常は45度)、STN(Super
Twisted Nematic)方式のLCDでは、一般的には、0度
〜179度の範囲内(通常は30度〜150度)に設定
される。位相差フィルムの場合、TN方式、TFT方
式、STN方式のLCDでは、一般的には、0度〜17
9度の範囲内(通常は30度〜150度)に設定され
る。上記の角度θが、第2帯状フィルム2が台形状とな
る角度、好ましくは89.5度以下または90.5度以
上の範囲内、さらに好ましくは89度以下または91度
以上の範囲内に設定されれば、光学軸の方向を辺A3 C
3 として目視により容易に識別でき、また、従来の方法
と比較してより一層顕著な面取り効率や作業性等の向上
効果を得ることができる。但し、上記の角度θが0度お
よび90度の場合には、上記第2帯状フィルム2が台形
状とならず、従来の方法と比較した場合に、面取り効率
や作業性等の向上効果が発揮されない。従って、本実施
の形態において、上記の角度θは、通常、0度〜179
度の範囲内であり、かつ、第2帯状フィルム2が台形状
となる角度(即ち、0度および90度を除く範囲内)に
設定される。好ましくは30度〜89.5度の範囲内ま
たは90.5度〜150度の範囲内に設定される。
状の光学フィルムを切断して光学フィルムチップ中間体
を製造し、その後、該光学フィルムチップ中間体をさら
に切断して複数の光学フィルムチップを製造する際に
は、上記の帯状の光学フィルムとしての第1帯状フィル
ム1を、該第1帯状フィルム1の軸方向SD0 に対して
所定の方向性を有する第1基準方向SD1 に沿って切断
すると共に、上記第1基準方向SD1 に対して直角な第
2基準方向SD2 に沿って切断することで、台形状の第
2帯状フィルム2を製造する。そして、上記第2帯状フ
ィルム2を、該第2帯状フィルム2における、上記第2
基準方向SD2 に平行な辺を基準位置として該第2基準
方向SD2 に沿って切断すると共に、上記第1基準方向
SD1 に平行な辺を基準位置として、第1基準方向SD
1 に平行に切断することで矩形フィルム3(光学フィル
ムチップ)を得る。
ム1を上記第1基準方向SD1 並びに第2基準方向SD
2 に沿って切断することで、軸方向SD0 に対して所定
の方向性を有する第1基準方向SD1 に平行な一対の対
辺(即ち、光学軸に対して所定の角度θを有する一対の
対辺)と、上記第1基準方向SD1 に対して直角な第2
基準方向SD2 に平行な辺(即ち、上記一対の対辺に対
して直角な脚)とを有する台形状の光学フィルムチップ
中間体を得ることができる。上記光学フィルムチップ中
間体において、他方の脚は、上記光学軸方向に平行であ
る。
である第2帯状フィルム2を切断する場合には、切断開
始となる基準位置を、従来のように上記第1基準方向S
D1の光学軸方向に対する方向性(角度θ)や、矩形フ
ィルム3の大きさ等に応じて、その都度、シュミレーシ
ョンにより設定する必要がなく、常に一定の基準位置か
ら切断を開始することができる。
2から、矩形フィルム3を得る際に発生する端材4…を
従来よりも低減することができるので、従来よりも、面
取り効率にも優れている。
SD0 に対して所定の方向性を有する第1基準方向SD
1 に平行な一対の対辺と、上記第1基準方向SD1 に対
して直角な第2基準方向SD2 に平行な脚(辺)とを有
する台形状に形成されていることで、表と裏とで異なる
形状を有している。このため、上記第2帯状フィルム2
は、該第2帯状フィルム2から矩形フィルム3を得る際
に、該第2帯状フィルム2の表と裏とを混同することを
防止することができ、たとえ混同してしまったとして
も、容易に表裏を揃えることができる。
は軸方向SD0 と平行であるので、目視により容易に軸
方向SD0 を確認することができる。
2が、表と裏とで異なる形状を有していることで、矩形
フィルム3の製造工程において矩形フィルム3を得るた
めに上記第2帯状フィルム2を切断する場合のみなら
ず、例えば、収納時や出荷時等に、表と裏とを混同する
ことを防止することもできる。
の台形状に形成されていることで、荷重中心点が偏芯し
ている。このため、上記第2帯状フィルム2を収納、梱
包する際には、積層の仕方によって重心を2つにするこ
とができるので、端部の垂れを防止し、従来よりも安定
して積層することが可能となる。
際には、該第2帯状フィルム2は、図4に示すように、
所定の大きさを有するダンボール等からなる容器21内
に、該第2帯状フィルム2の例えば表側を上にして、図
示しない仕切りにより、数段に分けて積層される。尚、
上記容器21内の端側には、光学フィルムが容器21に
接触したり、移動したりすることを防止するための図示
しないスペーサが設けられ、上記第2帯状フィルム2
が、容器21に、直接、接触しないようになっている。
記第1基準方向SD1 に平行な辺A3 B3 ・C3 D3 お
よび上記第2基準方向SD2 に平行な辺B3 C3 が容器
21の各側部に相対するように、上記第2帯状フィルム
2の底辺の向きを1段毎に逆にして(即ち、辺C3 D3
の位置を1段毎に変えて)梱包することで、第2帯状フ
ィルム2を裏返しにすることなく、また、容器21の大
きさを大きくすることなく、容器21内の空間を有効に
利用して第2帯状フィルム2を積層することができる。
しかも、この場合、1段毎に重心の位置を変えることが
できるので、積層された第2帯状フィルム2の重心を2
つにすることができる。このため、垂れを防止し、安定
して積層、梱包することができるので、1段に積層する
ことができる第2帯状フィルム2の量を増加させること
ができる。従って、容器21の大きさを大きくすること
なく梱包量(積層数)を増加させることができる。
きる第2帯状フィルム2の枚数は、該容器21の強度等
にもよるが、例えば、1段に積層することができる従来
の光学フィルムチップ中間体の枚数が20枚程度であれ
ば、例えば25枚〜30枚積層することが可能となる。
の製造方法によれば、面取り効率並びに作業性を従来よ
りも向上させることができる。また、上記光学フィルム
チップを得るための本発明の光学フィルムチップ中間体
の構成によれば、従来よりも面取り効率並びに作業性に
優れる光学フィルムチップ中間体を提供することができ
る。
ィルムチップとして矩形の光学フィルムチップを用いた
が、上記光学フィルムチップの形状は、これに限定され
るものではなく、第1基準方向SD1 に平行な一対の対
辺と、第2基準方向SD2 に平行な一対の対辺とからな
る正方形であってもよい。
プ中間体を用いた場合と、従来(方法1)の光学フィル
ムチップ中間体を用いた場合と、前記方法2の光学フィ
ルムチップ中間体を用いた場合とで、これら光学フィル
ムチップ中間体を用いて光学フィルムチップを製造する
場合の面取り効率および作業効率を各々比較した結果に
ついて、図3、図7、および図9を参照して上記光学フ
ィルムチップとして偏光フィルムを製造する場合を例に
挙げて説明する。
プ中間体の単位面積当たりの偏光フィルムチップの総面
積(収率)にて評価した。尚、上記方法1および方法2
については、シュミレーションによって面取り計算を行
い、最も収率が高くなるように切断を行った。
いて得られる偏光フィルムチップの出来高(個数)によ
って評価した。
00型を採用し、載置台11の大きさは1200mm×
1200mm、有効寸法1140mmとした。この場
合、上記載置台11上に偏光フィルムチップ中間体を載
置する際には、切断装置の切断歯で切断することができ
る有効寸法に応じて載置されることから、1回の処理操
作で処理することができる偏光フィルムチップ中間体
は、以下の通りである。尚、1回の切断により、偏光フ
ィルムチップ中間体を2枚重ねて処理することができる
ものとする。また、軸方向SD0 に対する第1基準方向
SD1 のなす角度θ(傾斜角度)は、45度に設定する
ものとする。
ムチップ中間体は、有効幅1000mmの帯状の偏光フ
ィルム(第1帯状フィルム)を用いた場合、|A1 B1
|=|C1 D1 |=500mm、|A1 C1 |=|B1
D1 |=1000mm(図7参照)の大きさの偏光フィ
ルムチップ中間体(以下、中間体Aと記す)2枚であ
る。
ムチップ中間体は、有効幅1000mmの帯状の偏光フ
ィルム(第1帯状フィルム)を用いた場合、|A2 C2
|=|B2 D2 |=650mm、辺A2 B2 と辺C2 D
2 との間の距離460mm、辺A2 C2 と辺B2 D2 と
の間の距離500mm、<A2 C2 D2 =<A2 B2D
2 =45度(図9参照)の大きさの偏光フィルムチップ
中間体(以下、中間体Bと記す)4枚である。
る偏光フィルムチップ中間体は、有効幅1000mmの
帯状の偏光フィルム(第1帯状フィルム)を用いた場
合、|A3 B3 |=457mm、|C3 D3 |=957
mm、|B3 D3 |=500mm、<A3 C3 D3 =4
5度(図3参照)の大きさの偏光フィルムチップ中間体
(以下、中間体Cと記す)4枚である。
ができる偏光フィルムチップ中間体は、有効幅1200
mmの帯状の偏光フィルム(第1帯状フィルム)を用い
た場合、|A3 B3 |=634mm、|C3 D3 |=1
134mm、|B3 D3 |=500mm、<A3 C3 D
3 =45度(図3参照)の大きさの偏光フィルムチップ
中間体(以下、中間体Dと記す)4枚である。
フィルムチップ1枚当たりの面積および相当する偏光フ
ィルムチップ中間体から得られた偏光フィルムチップの
枚数(面取り枚数)と合わせて表1に示す。
は、各々、以下の通りとした。 サンプルNo.1 99mm×14mm サンプルNo.2 105mm×27mm サンプルNo.3 62mm×17.5mm サンプルNo.4 34.1mm×14.5mm サンプルNo.5 79.0mm×15.39mm
を、ショット回数と合わせて表2に示す。尚、ショット
回数とは、1回の処理操作において、第1基準方向SD
1 に沿って切断した回数と、第2基準方向SD2 に沿っ
て切断した回数との合計の回数を示す。
の、上記方法1および方法2に対する面取り改善率およ
び作業性改善率、即ち、上記中間体Cまたは中間体Dを
用いた場合の、中間体Aまたは中間体Bを用いた場合に
対する面取り改善率および作業性改善率を表3に示す。
尚、面取り改善率および作業性改善率は、次式により算
出した。
いた場合の収率)−(方法1または方法2を用いた場合
の収率) 作業性改善率=(本実施の形態の方法を用いた場合の出
来高)/(方法1または方法2を用いた場合の出来高)
×100−100
に、本実施の形態の方法を用いれば、上記方法1(従来
の方法)および方法2と比較して、面取り効率および作
業効率を向上し得る。
有効面積や、所望する偏光フィルムチップの面積が大き
いほど高くし得る。例えば、面積が5cm2 以下の超小
型の偏光フィルムチップの面取り改善率は、+(プラ
ス)10%以内であるが、面積が10cm2 を越える小
型の偏光フィルムチップの面取り改善率は、+10%〜
20%であり、大幅に面取り率が向上する。また、1シ
ョット(1回の切断)当たりの生産性は、+50%〜+
100%向上する。
合、切断位置が一定のため、シュミレーション切断によ
る面取り計算が不要であり、また、面取り数も試算式で
試算することが可能である。
ムチップの大きさに拘らず同じ大きさの中間体(上記中
間体A〜D)を用いた結果である。従って、本来なら
ば、上記中間体B〜Dに関して、上記第1基準方向SD
1 に平行な辺には、端材が生じないが、上記の場合に
は、偏光フィルムチップの大きさに応じて、第1基準方
向に平行な辺に沿って、同じ幅で帯状の端材が生じてい
る。このため、上記中間体B〜Dでは、上記第1基準方
向に平行な辺に生じた端材の分だけ面取り効率、作業効
率、面取り改善率、および作業性改善率等の効率が低下
している。
ィルムチップの大きさに応じて、各々、第1基準方向に
平行な辺同士の間隔(即ち、辺A2 B2 と辺C2 D2 と
の間隔、或いは、|B3 D3 |)が設定されるので、上
記中間体B〜Dにおける第1基準方向SD1 に平行な辺
には、端材が生じないか、あるいは、生じてもほんの僅
かである。このため、上記中間体B〜Dにおける面取り
効率、作業効率、面取り改善率、および作業性改善率等
は、格段に大きくなる。
が、面取り効率および作業効率が最も低く、次いで、中
間体B、中間体C、中間体Dの順で、面取り効率および
作業効率が大きくなる。
場合について説明したが、光学フィルムが例えば位相差
フィルムである場合においても同様に操作することがで
きる。
ップの製造方法は、以上のように、帯状の光学フィルム
を切断して光学フィルムチップ中間体とし、該光学フィ
ルムチップ中間体をさらに切断して複数の光学フィルム
チップを製造する光学フィルムチップの製造方法であっ
て、帯状の光学フィルムを、該光学フィルムの光学軸方
向に対して所定の方向性を有する第1基準方向に沿って
切断すると共に、上記第1基準方向に対して直角な第2
基準方向に沿って切断することで、台形状の光学フィル
ムチップ中間体を製造する工程を含む構成である。
プの製造方法は、以上のように、上記光学フィルムチッ
プ中間体を、上記第2基準方向に平行な辺を基準位置と
して第2基準方向に沿って切断すると共に、上記第1基
準方向に平行な辺を基準位置として、第1基準方向に沿
って切断する工程を含む構成である。
ップ中間体を切断する場合に、切断開始となる基準位置
を、従来のように上記第1基準方向の光学軸方向に対す
る方向性や、光学フィルムチップの大きさ等に応じて、
その都度、シュミレーションにより設定する必要がな
く、常に一定の基準位置から切断を開始することができ
る。
形状であることで、該光学フィルムチップ中間体から光
学フィルムチップを得る際に、該光学フィルムチップ中
間体の表と裏とを混同することを防止することができ、
たとえ混同してしまったとしても、容易に表裏を揃える
ことができる。
ら、光学フィルムチップを得る際に発生する端材を従来
よりも低減することができる。従って、本発明によれ
ば、従来よりも、面取り効率並びに作業性を向上させる
ことができるという効果を奏する。
プ中間体は、以上のように、光学軸方向に対して所定の
方向性を有する第1基準方向に平行な一対の対辺と、上
記第1基準方向に対して直角な第2基準方向に平行な辺
とを有する台形状に形成されている構成である。
中間体は、上記の課題を解決するために、光学軸方向に
対して所定の方向性を有する第1基準方向に平行な一対
の対辺と、該一対の対辺に対して直角な脚と、光学軸方
向と平行な他の脚とを有する台形状に形成されているこ
とを特徴としている。
ば、上記光学フィルムチップ中間体は、光学フィルムチ
ップを得る際に、切断開始となる基準位置を、従来のよ
うに上記第1基準方向の光学軸方向に対する方向性や、
光学フィルムチップの大きさ等に応じて、その都度、シ
ュミレーションにより設定する必要がなく、常に一定の
基準位置から切断を開始することができる。
は、表と裏とで形状が異なるので、例えば、収納時、出
荷時、あるいは光学フィルムチップ製造時等に、表と裏
とを混同することを防止することができ、たとえ混同し
てしまったとしても、容易に表裏を揃えることができ
る。
は、上記の台形状に形成されていることで、荷重中心点
が偏芯しており、収納あるいは出荷のために梱包する際
に、底辺の向きを逆にして梱包することで、重心を2つ
にすることができるので、安定して積層、梱包すること
ができ、垂れを防止し、梱包のための容器の大きさを大
きくすることなく梱包量(積層数)を増加させることが
できる。
該光学フィルムチップ中間体から光学フィルムチップを
得る際に発生する端材を低減することができる。従っ
て、上記光学フィルムチップ中間体は、従来よりも作業
性並びに面取り効率に優れているという効果を奏する。
プの製造方法に関し、帯状の光学フィルムから光学フィ
ルムチップ中間体を製造する際の帯状の光学フィルムの
切断方法の説明図である。
ある。
ムチップを製造する際の光学フィルムチップ中間体の切
断方法の説明図である。
梱包形態を示す概略の平面図である。
ックの液晶表示装置の概略構成を示す斜視図、同図
(b)は、TN方式におけるノーマリホワイトの液晶表
示装置の概略構成を示す斜視図である。
帯状の光学フィルムから光学フィルムチップ中間体を製
造する際の帯状の光学フィルムの切断方法の説明図であ
る。
フィルムチップを製造する際の光学フィルムチップ中間
体の切断方法の説明図である。
し、帯状の光学フィルムから光学フィルムチップ中間体
を製造する際の帯状の光学フィルムの切断方法の説明図
である。
フィルムチップを製造する際の光学フィルムチップ中間
体の切断方法の説明図である。
する際の梱包形態を示す概略の平面図である。
する際の梱包形態を示す概略の平面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】帯状の光学フィルムを切断して光学フィル
ムチップ中間体とし、該光学フィルムチップ中間体をさ
らに切断して複数の光学フィルムチップを製造する光学
フィルムチップの製造方法であって、 帯状の光学フィルムを、該光学フィルムの光学軸方向に
対して所定の方向性を有する第1基準方向に沿って切断
すると共に、上記第1基準方向に対して直角な第2基準
方向に沿って切断することで、台形状の光学フィルムチ
ップ中間体を製造する工程を含むことを特徴とする光学
フィルムチップの製造方法。 - 【請求項2】上記光学フィルムチップ中間体を、上記第
2基準方向に平行な辺を基準位置として第2基準方向に
沿って切断すると共に、上記第1基準方向に平行な辺を
基準位置として、第1基準方向に沿って切断する工程を
含むことを特徴とする請求項1記載の光学フィルムチッ
プの製造方法。 - 【請求項3】光学軸方向に対して所定の方向性を有する
第1基準方向に平行な一対の対辺と、上記第1基準方向
に対して直角な第2基準方向に平行な辺とを有する台形
状に形成されていることを特徴とする光学フィルムチッ
プ中間体。 - 【請求項4】光学軸方向に対して所定の方向性を有する
第1基準方向に平行な一対の対辺と、該一対の対辺に対
して直角な脚と、光学軸方向と平行な他の脚とを有する
台形状に形成されていることを特徴とする光学フィルム
チップ中間体。
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