JP3925005B2 - 光学フィルム積層体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学フィルム積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】
偏光フィルム、位相差フィルムなどに代表される光学フィルムは液晶表示装置を構成する光学部品として重要である。
かかる光学フィルムは2種以上を積層して液晶表示装置に組込まれて使用される場合も多く、例えばSTN(Super Twisted Nematic、スーパーツイステッドネマチック)型液晶表示装置などにおいては、第一光学フィルム(例えば偏光フィルム)と第二光学フィルム(例えば位相差フィルム)とが積層された方形の光学フィルム積層チップとして組込まれている場合も多い。
【0003】
このような方形の光学フィルム積層チップ(10)においては、偏光フィルムの光学軸、即ち吸収軸(1)や、位相差フィルムの光学軸、即ち遅相軸(2)の液晶表示装置における方向は、得られる液晶表示装置の表示性能の上で重要であり、これらが僅かでも所定の設計値とずれていては、液晶表示装置は目的とする性能を発揮することができないこととなる。そのため、光学フィルム積層チップ(10)の基準線(9)に対するこれら偏光フィルムの吸収軸(1)の角度(θ1)や位相差フィルムの遅相軸(2)の角度(θ2)は、光学フィルム積層チップにおいて厳重に管理されている必要がある(図15)。
【0004】
ここで、吸収軸の角度(θ1)とは、光学フィルム積層チップ(10)における基準線(9)に対する吸収軸(1)の角度を、偏光フィルム側から見て反時計回りを正として表した角度であり、遅相軸の角度(θ2)とは、光学フィルム積層チップにおける基準線(9)に対する遅相軸(2)の角度を、偏光フィルム側から見て反時計回りを正として表した角度であり(図15)、いずれも0°以上180°未満となるように表示される。基準線(9)は、通常、方形の光学フィルム積層チップの基準辺(90)、即ち長辺の方向と平行(図15)または短辺の方向と平行に選ばれる。
【0005】
方形の光学フィルム積層チップ(10)の大きさは目的とする液晶表示装置の大きさ応じて適宜選択されるが、例えば30mm×20mm〜300mm×200mm程度である。
【0006】
このような方形の光学フィルム積層チップは、例えば帯状の偏光フィルムと帯状の位相差フィルムとを原材料として、これらから方形の偏光フィルムチップおよび方形の位相差フィルムチップをそれぞれ独立に切り出し、この方形の偏光フィルムチップと方形の位相差フィルムチップとを粘着剤などを介して貼合する方法などにより製造することができる。原材料として用いられる帯状の偏光フィルムおよび帯状の位相差フィルムは、いずれも偏光フィルムおよび位相差フィルムの原材料として一般的なものであり、例えばロールに巻かれた状態で供給される。
【0007】
かかる光学フィルム積層チップでは、異なる種類の液晶表示装置に組込まれるものであっても、偏光フィルムの吸収軸(θ1)に対する位相差フィルムの遅相軸(θ2)の相対角度(θ)が同じである場合も多い。ここで相対角度(θ)とは、光学フィルム積層チップにおける基準線(9)に対する偏光フィルムの吸収軸の角度(θ1)および位相差フィルムの遅相軸の角度(θ2)から下記計算式(I)
θ=θ2−θ1 (I)
により算出される角度である。
【0008】
ところが、上記の偏光フィルムチップおよび位相差フィルムチップを経由する製造方法では、得られる光学フィルム積層チップの相対角度(θ)がたとえ同じであっても、該光学フィルム積層チップの寸法または基準線(9)に対する吸収軸の角度(θ1)および位相差フィルムの遅相軸の角度(θ2)が異なっていれば、他の液晶表示装置向けの光学フィルム積層チップの製造に転用することができないという問題があった。
【0009】
かかる問題を解決するものとして、例えば平行四辺形状の光学フィルム積層体であって、偏光フィルムの吸収軸(1)に平行な2辺(FG、EH)と、位相差フィルムの遅相軸(2)に平行(図16(a))または直交(図16(b))する2辺(EF、HG)とを有する光学フィルム積層体(8)を製造し(図16)、これを中間体として、これから目的とする光学フィルム積層チップを、その縦横の寸法、吸収軸の角度(θ1)、遅相軸の角度(θ2)に応じて切り出す方法が考えられる。
【0010】
この製造方法によれば、平行四辺形状の光学フィルム積層体(8)においては、平行四辺形を構成する2組の対辺のうち、1組の対辺(FG、EH)は偏光フィルムの吸収軸(1)と平行であり、他の1組の対辺(EF、HG)は位相差フィルムの遅相軸(2)の方向と平行(図16(a))または直交(図16(b))するので、この光学フィルム積層体(8)は、偏光フィルムの吸収軸(1)に対する位相差フィルムの遅相軸(2)の相対角度(θ)と同じ角度(θ)または(θ−90°)で交わる2辺(FG、HG)を有することになる。従って、∠HGF(角度φ)は、角度θまたは(θ−90°)となって、該角度(θ)または(θ−90°)を平行四辺形の形状から判別することもできる。
【0011】
そのため、この平行四辺形の光学フィルム積層体(8)を経由する製造方法によれば、予め偏光フィルムと位相差フィルムとが所定の相対角度(θ)で積層されている平行四辺形の光学フィルム積層体(8)から、目的とする光学フィルム積層チップを切り出すことになるので、例えば上記相対角度(θ)が共通し、縦横の寸法が異なる複数種類の光学フィルム積層チップや、上記相対角度(θ)および縦横の寸法が同じであり、基準線(9)に対する偏光フィルムの吸収軸(1)の角度(θ1)および位相差フィルムの遅相軸(2)の角度(θ2)のみが異なる複数種類の光学フィルム積層チップを、一種の光学フィルム積層体(8)から製造することができる。その結果、この平行四辺形の光学フィルム積層体を、複数種類の光学フィルム積層チップに共通する中間体として保管、管理することができるので、在庫管理を省力化することができ、ひいては生産性の向上を図ることができる。
【0012】
しかし、かかる平行四辺形の光学フィルム積層体では、実作業において、平行四辺形を構成する2組の平行な対辺のうちの、どちらの1組が偏光フィルムの吸収軸(1)と平行であり、どちらの1組が位相差フィルムの遅相軸(2)と平行または直交するものであるのかを肉眼により判別することは容易ではなく、吸収軸(1)の方向と遅相軸(2)の方向とを取り違える可能性があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者は、偏光フィルムの吸収軸(1)の方向と位相差フィルムの遅相軸(2)の方向とを取り違えることなく容易に判別することができる光学フィルム積層体を開発するべく鋭意検討した結果、光学フィルム積層体の平行する2辺が位相差フィルムの遅相軸と平行または直交し、1辺が偏光フィルムの吸収軸と平行であり、他の1辺が偏光フィルムの吸収軸に対して平行ではない光学フィルム積層体は、偏光フィルムの吸収軸と位相差フィルムの遅相軸とを容易に判別し得ることを見出し、本発明に至った。
【0014】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、第一光学フィルムと第二光学フィルムとが積層されていて、複数の方形の光学フィルム積層チップを切り出すための光学フィルム積層体であって、第二光学フィルムの光学軸(2)に対して平行または直交する互いに平行な2辺(AB、DC)と、該2辺(AB、DC)に対して斜行し第一光学フィルムの光学軸(1)に対して平行する1辺(BC)と、第一光学フィルムの光学軸(1)に対して平行ではない他の1辺(AD)とを有することを特徴とする光学フィルム積層体(3)を提供するものである。
本発明の光学フィルム積層体の例を図1、図2、図3および図4に示す。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1(a)、(b)および(c)にそれぞれ示す光学フィルム積層体(3)の例は、互いに平行な2辺(AB、DC)が第二光学フィルムの光学軸(2)に対して平行する場合の例であり、上底(AB)および下底(DC)が第二光学フィルムの光学軸(2)と平行である台形の光学フィルム積層体(3)が示されている。
【0016】
かかる光学フィルム積層体(3)は、偏光フィルムと位相差フィルムとが積層された構造をしている。ここで、偏光フィルムは第一光学フィルムに相当し、位相差フィルムは第二光学フィルムに相当する。偏光フィルムと位相差フィルムとは通常接着層を介して積層されており、接着層としては、例えばアクリル系感圧型接着剤(粘着剤)などの接着剤からなる透明で光学的に等方的な接着層が用いられる。
【0017】
かかる光学フィルム積層体(3)においては、上底(AB)および下底(DC)は互いに平行な2辺に相当する。上底(AB)の長さは、例えば50mm〜1000mm程度、下底(DC)の長さは、例えば500mm〜1500mm程度である。
【0018】
また、斜辺(BC)を有しており、この斜辺(BC)は上記互いに平行な2辺(AB、DC)に対して斜行する1辺に相当し、該2辺に対して平行でもなく垂直でもない1辺である。この斜辺(BC)の長さは、例えば500mm〜2000mm程度である。
【0019】
この斜辺(BC)は第一光学フィルムの光学軸(1)、即ち偏光フィルムの吸収軸と平行である。上底(AB)および下底(DC)は第二光学フィルムの光学軸(2)、即ち位相差フィルムの遅相軸と平行である。よって、光学フィルム積層体の斜辺(BC)と下底(DC)とのなす角度(φ)、即ち∠DCBは偏光フィルムの吸収軸(1)に対する位相差フィルムの遅相軸(2)の相対角度(θ)と同じ角度となる。
従って、かかる例において、位相差フィルムの遅相軸(2)は、上底(AB)および下底(DC)、即ち互いに平行な2辺として表されるので、位相差フィルムの遅相軸(2)の方向を容易に判別することができ、取り違える可能性も低い。また、相対角度(θ)は、斜辺(BC)と下底(DC)とのなす角度(φ)、即ち∠DCBとして表される。
【0020】
偏光フィルムの吸収軸(1)は、斜辺(BC)として表されている。
さらに、図1(a)、(b)および(c)にそれぞれ示す光学フィルム積層体は、第一光学フィルムの光学軸(1)に対して平行ではない他の1辺(AD)を有しており、該他の1辺(AD)は第一光学フィルムの光学軸に対して、例えば1°〜179°の範囲の角度をなしている。該他の1辺(AD)の長さは、例えば500mm〜2000mm程度である。
【0021】
図1(a)に示す光学フィルム積層体においては、該他の1辺(AD)は、上底(AB)および下底(DC)、即ち互いに平行な2辺に直交する1辺である。従って、斜辺(BC)を容易に知ることができ、ひいては第一光学フィルムの光学軸をより簡便に判別することができる。
【0022】
加えて、図1(a)、(b)および(c)にそれぞれ示す例においては、相対角度(θ)が40°未満である場合または140°を越える場合には、台形が細長い形状となり、光学フィルム積層体の取扱いが困難になる傾向にあるので、θは40°以上140°以下であることが好ましく、より好ましくは45°以上135°以下である。また、角度(φ)が90°では一般的にも辺(BC)を斜辺とは認識できなくなるほか、特に辺(AD)が上底(AB)および下底(DC)と直交し辺(AD)と上底(AB)とが同じ長さである場合には、上底(AB)と該一辺(AD)とを区別することができなくなるので、角度(φ)、即ち∠DCBは90°未満であるか90°を越えていることが好ましく、そのためには相対角度(θ)は90°未満であるか、または90°を越えていればよい。なお、実用的には角度(φ)、即ち相対角度(θ)は89°以下であるか、または91°以上であれば、辺(BC)を斜辺として認識することができる。
【0023】
図2(a)、(b)および(c)にそれぞれ示す光学フィルム積層体(3)の例は、互いに平行な2辺(AB、DC)が第二光学フィルムの光学軸(2)に対して直交する場合の例であり、上底(AB)および下底(DC)が第二光学フィルムの光学軸(2)と直交する台形の光学フィルム積層体(3)が示されている。
【0024】
かかる光学フィルム積層体(3)は、偏光フィルムと位相差フィルムとが積層された構造をしている。ここで、偏光フィルムは第一光学フィルムに相当し、位相差フィルムは第二光学フィルムに相当する。偏光フィルムと位相差フィルムとは通常接着層を介して積層されており、接着層としては、例えばアクリル系感圧型接着剤(粘着剤)などの接着剤からなる透明で光学的に等方的な接着層が用いられる。
【0025】
かかる光学フィルム積層体(3)においては、上底(AB)および下底(DC)は互いに平行な2辺に相当する。上底(AB)の長さは、例えば50mm〜1000mm程度、下底(DC)の長さは、例えば500mm〜1500mm程度である。
【0026】
また、斜辺(BC)を有しており、この斜辺(BC)は上記互いに平行な2辺(AB、DC)に対して斜行する1辺に相当し、該2辺に対して平行でもなく垂直でもない1辺である。この斜辺(BC)の長さは、例えば500mm〜2000mm程度である。
【0027】
この斜辺(BC)は第一光学フィルムの光学軸(1)、即ち偏光フィルムの吸収軸と平行である。上底(AB)および下底(DC)は第二光学フィルムの光学軸(2)、即ち位相差フィルムの遅相軸と直交する。よって、光学フィルム積層体の斜辺(BC)と下底(DC)とのなす角度(φ)、即ち∠DCBは、(θ−90°)と同じ角度になる。
従って、かかる例において、位相差フィルムの遅相軸(2)は、上底(AB)および下底(DC)、即ち互いに平行な2辺に直交するものとして表されるので、位相差フィルムの遅相軸(2)の方向を容易に判別することができ、取り違える可能性も低い。また、相対角度(θ)は、斜辺(BC)と下底(DC)とのなす角度(φ)から、式(II)
θ=φ+90° (II)
により算出されることとなる。
【0028】
偏光フィルムの吸収軸(1)は、斜辺(BC)として表されている。
さらに、図2(a)、(b)および(c)にそれぞれ示す光学フィルム積層体は、第一光学フィルムの光学軸(1)に対して平行ではない他の1辺(AD)を有しており、該他の1辺(AD)は第一光学フィルムの光学軸に対して、例えば1°〜179°の範囲の角度をなしている。該他の1辺の長さは、例えば500mm〜2000mm程度である。
【0029】
図2(a)に示す光学フィルム積層体においては、該他の1辺(AD)は、上底(AB)および下底(DC)、即ち互いに平行な2辺に直交する1辺である。従って、斜辺(BC)を容易に知ることができ、ひいては第一光学フィルムの光学軸をより簡便に判別することができる。
【0030】
加えて、図2(a)、(b)および(c)にそれぞれ示す例においては、相対角度(θ)が50°を越え130°未満であると、角度(φ)が40°未満または140°を越えて台形が細長い形状となり、光学フィルム積層体の取扱いが困難になる傾向にあるので、θは50°以下であるか130°以上であることが好ましく、より好ましくは45°以下または135°以上である。また、角度(φ)が90°では一般的にも辺(BC)を斜辺とは認識できなくなるほか、特に辺(AD)が上底(AB)および下底(DC)と直交し、辺(AD)と上底(AB)とが同じ長さである場合には、上底(AB)と該一辺(AD)とを区別することができなくなるので、角度(φ)は90°未満であるか90°を越えていることが好ましく、そのためには相対角度(θ)は180°未満であるかまたは0°を越えていればよい。なお、実用的には、角度(φ)が89°以下であるか91°以上であれば、辺(BC)を斜辺として認識することができ、そのためには相対角度(θ)が179°以下、または1°以上であればよい。
【0031】
図1〜図2に示す本発明の光学フィルム積層体は四角形(台形)の形状であるが、本発明の光学フィルム積層体は四角形に限定されるものではなく、例えばその4つの頂点(A、B、C、D)において、その少なくとも一が欠損している形状であってもよい。
【0032】
また、図3および図4に示すように、他の1辺(AD)に相対する頂点の一(C)が欠損していて、他の1辺(AD)に平行する1辺(C’C'')を有していてもよい。このような光学フィルム積層体は、四角形の光学フィルム積層体からその頂点の一(C)を切り離すことにより容易に製造することができる。なお、図3(a)、(b)、(c)にそれぞれ示す光学フィルム積層体(3)は、図1(a)、(b)、(c)にそれぞれ示す光学フィルム積層体(3)から頂点の一(C)を切り離したものである。また、図4(a)、(b)、(c)にそれぞれ示す光学フィルム積層体(3)は、図2(a)、(b)、(c)にそれぞれ示す光学フィルム積層体(3)から頂点の一(C)を切り離したものである。
【0033】
かかる光学フィルム積層体(3)は、偏光フィルムと位相差フィルムとが積層されている方形の光学フィルム積層チップ(10)を切り出すための光学フィルム積層体であるが、該光学フィルム積層体(3)から、方形の光学フィルム積層チップ(10)を切り出すには、例えば目的とする光学フィルム積層チップの縦横の寸法、基準線に対する偏光フィルムの吸収軸の角度(θ1)および位相差フィルムの遅相軸の角度(θ2)に応じて、光学フィルム積層体(3)を切断すればよい(図5、図6、図7および図8)。切り出す方法は、特に限定されるものではなく、例えばプレスカッターなどを用いて切断することにより、切り出すことができる。切り出される光学フィルム積層チップ(10)は、大きさ(長辺および短辺の長さ)が相互に同じであってもよいし、異なっていてもよい。
【0034】
ここで、目的とする方形の光学フィルム積層チップの基準辺(90)に対する吸収軸(1)の角度(θ1)や遅相軸(2)の角度(θ2)が、光学フィルム積層体(8)における他の1辺(AD)に対する吸収軸(1)の角度や遅相軸(2)の角度と等しい場合には、該他の1辺(AD)は光学フィルム積層チップ(10)における基準辺(90)と平行することとなるので、該他の1辺(AD)から方形の光学フィルム積層チップ(10)の切り出しを開始することもできる。具体的には、例えば該他の1辺(AD)に対して平行する切断線と、該他の1辺(AD)に対して直交する切断線とに沿って光学フィルム積層体を切断することにより、基準辺(90)に対する第一光学フィルムの光学軸(1)の角度がθ1であり、第二光学フィルムの光学軸(2)の角度がθ2である方形の光学フィルム積層チップ(10)を製造することができる(図5、図6、図7、図8)。この方法によれば、方形の光学フィルム積層チップを切り出す際の切断線の方向を容易に知ることができる。
【0035】
また、光学フィルム積層体(3)が、他の1辺(AD)に相対する角の一(C)が欠損していて、該他の1辺(AD)に平行する1辺(C’C'')を有している場合に(図3、図4)、該他の1辺(AD)とこれに平行する1辺(C’C'')との間の距離が目的とする方形の光学フィルム積層チップ(10)の短辺または長辺の長さの整数倍以上であれば、該他の1辺(AD)に相対する角の一(C)や平行する1辺(C’C'')の近傍における端材の発生を抑制することができる(図7、図8)。
【0036】
このような本発明の光学フィルム積層体(3)を、帯状の偏光フィルム(帯状の第一光学フィルム)(4)および帯状の位相差フィルム(帯状の第二光学フィルム)(6)から製造するには、帯状の偏光フィルムおよび帯状の位相差フィルムをそれぞれ台形に切断した後に貼合してもよいが、例えば図9または図12に示すように、(1)帯状の偏光フィルム(帯状の第一光学フィルム)(4)の長さ方向に対して光学フィルム積層体(3)における偏光フィルムの吸収軸(第一光学フィルムの光学軸)(1)に対する位相差フィルムの遅相軸(第二光学フィルムの光学軸)(2)の相対角度(θ)(図9)または(θ−90°)(図12)と等しい角度(φ)をなす切断線(C1)に沿って帯状の偏光フィルム(4)を切断して、偏光フィルムの吸収軸(第一光学フィルムの光学軸)(1)に対して前記角度(φ)をなして平行する二辺(FE、GH)を有し、該二辺の間の距離が帯状の位相差フィルム(帯状の第二光学フィルム)(6)の幅と概ね等しい平行四辺形をしたカットシート状の偏光フィルム(カットシート状の第一光学フィルム)(5)を切り出し、(2)得られたカットシート状の偏光フィルム(カットシート状の第一光学フィルム)(5)を、帯状の位相差フィルム(帯状の第二光学フィルム)(6)に、カットシート状の偏光フィルム(カットシート状の第一光学フィルム)(5)の前記二辺(FE、GH)が帯状の位相差フィルム(帯状の第二光学フィルム)の両縁辺(IJ、KL)に沿うように積層して、カットシート状の偏光フィルム(カットシート状の第一光学フィルム)(5)が帯状の位相差フィルム(帯状の第二光学フィルム)(6)に積層された帯状の光学フィルム積層体(7)を得、(3)得られた帯状の光学フィルム積層体(7)を、積層されたカットシート状の偏光フィルム(カットシート状の第一光学フィルム)(5)の形状に沿った切断線(C2)に沿って切断して、偏光フィルム(第一光学フィルム)と位相差フィルム(第二光学フィルム)とが積層された平行四辺形の光学フィルム積層体(8)を得、(4)得られた平行四辺形状の光学フィルム積層体(8)を切断する方法により製造するのが好ましい。
【0037】
かかる製造方法において、帯状の偏光フィルム(4)からその長さ方向に対して角度(θ)と等しい角度(φ)をなして平行する二辺を有する平行四辺形をしたカットシート状の偏光フィルム(5)を切り出す場合、帯状の位相差フィルム(6)としてその長さ方向と平行な遅相軸(2)を有する位相差フィルムを使用すれば、互いに平行な2辺(上底(AB)および下底(DC))が位相差フィルムの遅相軸(2)と平行である台形の光学フィルム積層体(3)を得ることができる(図9)。
【0038】
また、平行四辺形状の光学フィルム積層体(8)は、帯状の位相差フィルムの両縁辺(IJ、KL)に対する角度がφ2である切断線(C3)に沿って切断するが、ここで帯状の位相差フィルムの両縁辺(IJ、KL)に対する切断線(C3)の角度(φ2)が90°である場合には、得られる光学フィルム積層体(3)は、他の1辺(AD)が互いに平行な2辺(AB、DC)に対して直交するものとなる(図9)。該角度(φ2)は、90°より大きくてもよいし(図10)、小さくてもよい(図11)。
【0039】
さらに、該角度(φ2)が(180°−θ2)である場合には、得られる台形の光学フィルム積層体(3)における他の1辺(AD)は、その目的とする光学フィルム積層チップ(10)における基準辺(90)に平行することとなるので、該他の1辺(AD)を、光学フィルム積層チップ(10)の切り出しを開始する線とすることができる。具体的には、例えば該他の1辺(AD)に対して平行する切断線と、該他の1辺(AD)に対して直交する切断線とに沿って光学フィルム積層体を切断することにより、基準辺(90)に対する第一光学フィルムの光学軸(1)の角度がθ1であり、第二光学フィルムの光学軸(2)の角度がθ2である方形の光学フィルム積層チップ(10)を製造することができる(図5、図7)。この方法によれば、光学フィルム積層チップ(10)を切り出す度にこれら切断線の方向を調整する手間を省くことができる。
【0040】
平行四辺形の光学フィルム積層体(8)における切断線(C3)の位置は任意に設定することもできるが、該積層体(8)の重心を通るように切断線を選べば、同一形状の光学フィルム積層体(3)を2枚得ることができる。
【0041】
一方、帯状の偏光フィルム(4)からその長手方向に対して角度(θ−90°)と等しい角度(φ)をなして平行する二辺を有する平行四辺形をしたカットシート状の偏光フィルム(5)を切り出す場合には、帯状の位相差フィルム(6)としてその長さ方向と直交する遅相軸(2)を有する位相差フィルムを使用すれば、互いに平行な2辺(上底(AB)および下底(DC))が位相差フィルムの遅相軸(2)と直交する台形の光学フィルム積層体(3)を得ることができる(図12)。
【0042】
また、平行四辺形状の光学フィルム積層体(8)は、帯状の位相差フィルムの両縁辺(IJ、KL)に対する角度がφ2である切断線(C3)に沿って切断するが、ここで帯状の位相差フィルムの両縁辺(IJ、KL)に対する切断線(C3)の角度(φ2)が90°である場合には、得られる光学フィルム積層体(3)は、他の1辺(AD)が互いに平行な2辺(AB、DC)に対して直交するものとなる(図12)。該角度(φ2)は、90°より大きくてもよいし(図13)、小さくてもよい(図14)。
【0043】
さらに、該角度(φ2)が(270°−θ2)である場合には、得られる台形の光学フィルム積層体(3)における他の1辺(AD)は、その目的とする光学フィルム積層チップ(10)における基準辺(90)に平行することとなるので、該他の1辺(AD)を、光学フィルム積層チップ(10)の切り出しを開始する線とすることができる。具体的には、例えば該他の1辺(AD)に対して平行する切断線と、該他の1辺(AD)に対して直交する切断線とに沿って光学フィルム積層体を切断することにより、基準辺(90)に対する第一光学フィルムの光学軸(1)の角度がθ1であり、第二光学フィルムの光学軸(2)の角度がθ2である方形の光学フィルム積層チップ(10)を製造することができる(図6、図8)。この方法によれば、光学フィルム積層チップ(10)を切り出す度にこれら切断線の方向を調整する手間を省くことができる。
【0044】
平行四辺形の光学フィルム積層体(8)における切断線(C3)の位置は任意に設定することもできるが、該積層体(8)の重心を通るように切断線を選べば、同一形状の光学フィルム積層体(3)を2枚得ることができる。
【0045】
なお、本発明の光学フィルム積層体(3)において偏光フィルム(第一光学フィルム)と位相差フィルム(第二光学フィルム)とは通常、接着層を介して積層されるが、かかる接着層は通常、原材料となる帯状の偏光フィルム(帯状の第一光学フィルム)(4)の一方の面に予め設けられている。
【0046】
上記においては、第一光学フィルムが偏光フィルムであり、第二光学フィルムが位相差フィルムである場合について説明したが、本発明の光学フィルム積層体は、第一光学フィルムが位相差フィルムであり、第二光学フィルムが偏光フィルムであってもよく、第一光学フィルムおよび第二光学フィルムが共に位相差フィルムであってもよい。また、第一光学フィルムが、その光学軸(透過軸)に対して平行な振動面を有する偏光光は透過し、垂直な振動面を有する偏光光は反射する偏光分離フィルムであり、第二光学フィルムが位相差フィルムであってもよいし、第一光学フィルムが位相差フィルムであり、第二光学フィルムが偏光分離フィルムであってもよい。
【0047】
【発明の効果】
本発明の光学フィルム積層体は、第二光学フィルムの光学軸が互いに平行する2辺(上底および下底)として表されるか、上底および下底と直交するものとして表されるので、第一光学フィルムの光学軸と第二光学フィルムの光学軸とを取り違えることがなく、その結果、方形の光学フィルム積層チップを生産性よく切り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学フィルム積層体の一例を示す模式図である。
【図2】本発明の光学フィルム積層体の一例を示す模式図である。
【図3】本発明の光学フィルム積層体の一例を示す模式図である。
【図4】本発明の光学フィルム積層体の一例を示す模式図である。
【図5】本発明の光学フィルム積層体と、これから切り出される光学フィルム積層チップとの関係を示す模式図である。
【図6】本発明の光学フィルム積層体と、これから切り出される光学フィルム積層チップとの関係を示す模式図である。
【図7】本発明の光学フィルム積層体と、これから切り出される光学フィルム積層チップとの関係を示す模式図である。
【図8】本発明の光学フィルム積層体と、これから切り出される光学フィルム積層チップとの関係を示す模式図である。
【図9】本発明の光学フィルム積層体の製造工程の一例を示す模式図である。
【図10】平行四辺形の光学フィルム積層体から本発明の光学フィルム積層体を製造する工程の一例を示す模式図である。
【図11】平行四辺形の光学フィルム積層体から本発明の光学フィルム積層体を製造する工程の一例を示す模式図である。
【図12】本発明の光学フィルム積層体の製造工程の一例を示す模式図である。
【図13】平行四辺形の光学フィルム積層体から本発明の光学フィルム積層体を製造する工程の一例を示す模式図である。
【図14】平行四辺形の光学フィルム積層体から本発明の光学フィルム積層体を製造する工程の一例を示す模式図である。
【図15】方形の光学フィルム積層チップにおける基準線(基準辺)と、第一光学フィルムの光学軸と、第二光学フィルムの光学軸との関係を示す模式図である。
【図16】平行四辺形の光学フィルム積層体における第一光学フィルムの光学軸と、第二光学フィルムの光学軸との関係を示す模式図である。
【符号の説明】
1:偏光フィルムの吸収軸(第一光学フィルムの光学軸)
2:位相差フィルムの遅相軸(第二光学フィルムの光学軸)
3:光学フィルム積層体
4:帯状の偏光フィルム(帯状の第一光学フィルム)
5:カットシート状の偏光フィルム(カットシート状の第一光学フィルム)
6:帯状の位相差フィルム(帯状の第二光学フィルム)
7:カットシート状の偏光フィルム(カットシート状の第一光学フィルム)と帯状の位 相差フィルム(帯状の第二光学フィルム)とが積層された帯状の光学フィルム積層 体
8:平行四辺形の光学フィルム積層体
9:光学フィルム積層チップの基準線
90:光学フィルム積層チップにおける基準辺
10:光学フィルム積層チップ
C1:切断線
C2:切断線
C3:切断線
θ1 :光学フィルム積層チップの基準線に対する偏光フィルムの吸収軸(第一光学フィル ムの光学軸)の角度
θ2 :光学フィルム積層チップの基準線に対する位相差フィルムの遅相軸(第二光学フィ ルムの光学軸)の角度
θ :偏光フィルムの吸収軸(第一光学フィルムの光学軸)に対する位相差フィルムの遅 相軸(第二光学フィルムの光学軸)の相対角度(θ2−θ1)
φ :帯状の偏光フィルム(帯状の第一光学フィルム)の長さ方向に対する切断線(C1 )の角度
φ2 :帯状の位相差フィルム(帯状の第二光学フィルム)の両縁辺に対する切断線(C3 )の角度
Claims (9)
- 第一光学フィルムと第二光学フィルムとが積層されていて、複数の方形の光学フィルム積層チップを切り出すための光学フィルム積層体であって、第二光学フィルムの光学軸に対して平行または直交する互いに平行な2辺と、該2辺に対して斜行し第一光学フィルムの光学軸に対して平行する1辺と、第一光学フィルムの光学軸に対して平行ではない他の1辺とを有することを特徴とする光学フィルム積層体。
- 前記他の1辺が互いに平行な2辺に対して直交する請求項1に記載の光学フィルム積層体。
- 前記他の1辺が、光学フィルム積層チップの長辺または短辺である基準辺に平行である請求項1に記載の光学フィルム積層体。
- 前記互いに平行な2辺は第二光学フィルムの光学軸と平行であり、第一光学フィルムの光学軸に対する第二光学フィルムの光学軸の相対角度(θ)が40°以上140°以下である請求項1に記載の光学フィルム積層体。
- 前記互いに平行な2辺は第二光学フィルムの光学軸と直交し、第一光学フィルムの光学軸に対する第二光学フィルムの光学軸の相対角度(θ)が0°を越え50°以下または130°以上180°未満である請求項1に記載の光学フィルム積層体。
- 前記第一光学フィルムが偏光フィルムであり、第二光学フィルムが位相差フィルムである請求項1に記載の光学フィルム積層体。
- 第一光学フィルムと第二光学フィルムとが積層されていて、複数の方形の光学フィルム積層チップを切り出すための光学フィルム積層体を、帯状フィルムであって、光学軸がその長さ方向に対して平行する第一光学フィルムと、帯状フィルムであって、光学軸がその長さ方向に対して平行または直交する第二光学フィルムとから製造する方法であって、帯状の第一光学フィルムの長さ方向に対して前記光学フィルム積層体における第一光学フィルムの光学軸に対する第二光学フィルムの光学軸の相対角度(θ)または(θ−90°)と等しい角度(φ)をなす切断線に沿って帯状の第一光学フィルムを切断して、第一光学フィルムの光学軸に対して前記角度(φ)をなして平行する二辺を有し、該二辺の間の距離が帯状の第二光学フィルムの幅と概ね等しい平行四辺形をしたカットシート状の第一光学フィルムを切り出し、得られたカットシート状の第一光学フィルムを、帯状の第二光学フィルムに、カットシート状の第一光学フィルムの前記二辺が帯状の第二光学フィルムの両縁辺に沿うように積層して、カットシート状の第一光学フィルムが帯状の第二光学フィルムに積層された帯状の光学フィルム積層体を得、得られた帯状の光学フィルム積層体を、積層されたカットシート状の第一光学フィルムの形状に沿った切断線に沿って切断して、第一光学フィルムと第二光学フィルムとが積層された平行四辺形の光学フィルム積層体を得、得られた平行四辺形状の光学フィルム積層体を切断することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の光学フィルム積層体の製造方法。
- 前記平行四辺形状の光学フィルム積層体を帯状の第二光学フィルムの両縁辺に対する角度が(180°−θ2)または(270°−θ2)と等しい角度(φ2)である切断線に沿って切断する請求項7に記載の光学フィルム積層体の製造方法(ここで、θ2は光学フィルム積層チップの長辺または短辺である基準辺に対する第二光学軸の角度である。)。
- 請求項3に記載の光学フィルム積層体を、前記他の1辺に対して平行する切断線と他の1辺に対して直交する切断線とに沿って切断することを特徴とする方形の光学フィルム積層チップの製造方法。
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