JP2007156121A - 光学フィルム巻回体、並びにそれを用いた広帯域λ/4板巻回体の製法および広帯域円偏光板巻回体の製法 - Google Patents

光学フィルム巻回体、並びにそれを用いた広帯域λ/4板巻回体の製法および広帯域円偏光板巻回体の製法 Download PDF

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Abstract

【課題】それぞれの光学軸が所定角度をなすように間違いなく貼りあわせるために用いる光学フィルム巻回体、並びに該光学フィルム巻回体を用いて積層させる広帯域λ/4板巻回体の製法及び広帯域円偏光板巻回体の製法を提供する。
【解決手段】 光学フィルムの幅方向に対して非平行且つ非直角の角度を成す光学軸の方向を識別するためのマークが施された長尺光学フィルムを巻芯に巻き取ってなる光学フィルム巻回体。複数の異なる種類の光学フィルム巻回体から、それぞれフィルムを引き出して、方向識別マークの位置が所定の関係を満たすように、重ね合わせて積層し、次いで巻芯に巻き取ることによって、広帯域λ/4板巻回体又は広帯域円偏光板を得る。
【選択図】図2。

Description

本発明は光学フィルム巻回体、並びにそれを用いた広帯域λ/4板巻回体の製法および広帯域円偏光板巻回体の製法に関するものである。
液晶表示装置には、様々な光学特性を持ったフィルムが多数枚使用されている。これらのフィルムを相互に貼り合わせて、フィルムの機能を向上させたり、液晶表示装置の組み立て工程を簡略にするなどのことが行われている。例えば、λ/2フィルムとλ/4フィルムとを相互の遅相軸が所定の角度を成すように貼りあわせて広帯域λ/4板を得たり、光学フィルムと偏光フィルムとを所定の角度になるように接着一体化して偏光板を得たりしている。
従来、前記において光学フィルムと偏光フィルムの接着一体化処理は、光学フィルム及び偏光フィルムのそれぞれをまず所定のサイズと角度で裁断し、それらの単板毎に光学フイルムと偏光フイルムとを接着する方法が採られていた。そのため裁断から一体化処理までの工程数が多い上に、裁断時のサイズずれ、接着時の位置ずれや光学軸のずれが起こりやすい問題点があった。位置ずれや光学軸のずれは、コントラストの低下や着色発生の原因となり、液晶表示装置の表示品位が大きく低下する。
光学フィルムの種類、液晶表示素子としたときの配置場所、光学軸方向を識別する方法として、単板フィルムの形状を変える方法や単板フィルムの表面を保護するための表面保護フィルム上等に識別マークを印刷、着色処理して配置する方法が行われていた。また特許文献1に開示されるように単板フィルムの品質検査時の妨げにならないようにUV塗料をマークとして塗布するなどの方法が行われていた。また、特許文献2には、単板フィルムの長辺の中心線と短辺の中心線との交点に点対称な形状を単板フィルムの対向する2辺に設ける方法が開示されている。しかしながら、これらの方法では裁断時のずれを防ぐには不十分であった。
一方、特許文献3には、長尺の光学フィルムと偏光フィルムを用いて所定サイズの単位体を一括して接着処理することを提案し、それによって、所定サイズに裁断した単板毎の接着処理を回避できて単位体に位置ずれや光学軸のずれが発生しにくく裁断時のサイズずれも生じにくくなると述べている。この接着処理において矩形マークを付けることが特許文献3に開示されている。しかしながら、この方法では、矩形マークの端辺が長尺の光学フィルムの長辺に対して一定の角度で傾斜するように、複数の矩形マークを個別に接着する操作が必要とされ、製造効率に劣っていた。また、長尺の光学フィルムと偏光フィルムとを貼合する際に、矩形マークがずれてしまうことがあり、貼合したフィルムの全領域に亘って光学軸を所望の角度となるようにするには不十分であった。
特開平10−221685号公報 特開2004−354807号公報 特開2002−303729号公報
本発明の目的は、それぞれの光学軸が所定角度をなすように全長に亘って間違いなく貼りあわせるために用いる光学フィルム巻回体、並びに該光学フィルム巻回体を用いて積層させる広帯域λ/4板巻回体の製法及び広帯域円偏光板巻回体の製法を提供することにある。
本発明者は、上記目的を達成するために検討した結果、幅方向に対して非平行且つ非直角の角度を成す光学軸を有する長尺光学フィルムに、該光学軸の方向を識別するためのマークを施し、巻芯に巻き取ることによって、偏光フィルムの透過軸と幅方向に斜め方向の遅相軸を有する位相差フィルムの遅相軸とが所定角度をなすように長尺に亘って間違いなく貼りあわせることができることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至ったものである。
かくして本発明によれば、
(1)光学フィルムの幅方向に対して非平行且つ非直角の角度を成す光学軸の方向を識別するためのマークが施された長尺光学フィルムを巻芯に巻き取ってなる光学フィルム巻回体。
(2)マークが長尺光学フィルムの長辺の一方に施されている前記(1)に記載の光学フィルム巻回体。
(3)マークが着色で施されている前記(1)又は(2)に記載の光学フィルム巻回体。
(4)マークが光学軸に略平行な線を付けることによって施されている前記(1)〜(3)のいずれかに記載の光学フィルム巻回体。
(5)マークが切り欠きで施されている前記(1)〜(4)のいずれかに記載の光学フィルム巻回体。
(6)マークが巻回体最表面のフィルム端辺を光学軸に略平行な方向に切断することによって施されている前記(1)〜(5)のいずれかに記載の光学フィルム巻回体。
(7)マークが巻回体最表面のフィルム端辺から約5m以内に、等間隔で、光学軸に略平行な線を付けることによって施されている前記(1)〜(6)のいずれかに記載の光学フィルム巻回体。
が提供される。
また、本発明によれば、
(8)B1)幅方向に対して14〜16度の角度を成す遅相軸の方向を識別するためのマークが施された長尺λ/2フィルムの巻回体、及び
C1)幅方向に対して74〜76度の角度を成す遅相軸の方向を識別するためのマークが施された長尺λ/4フィルムの巻回体から、それぞれフィルムを引き出して、方向識別マークの位置が所定の関係を満たすように、重ね合わせて積層し、
次いで巻芯に巻き取ることを含む、広帯域λ/4板巻回体の製法。
(9)B2)幅方向に対して74〜76度の角度を成す遅相軸の方向を識別するためのマークが施された長尺λ/2フィルムの巻回体、及び
C2)幅方向に対して14〜16度の角度を成す遅相軸の方向を識別するためのマークが施された長尺λ/4フィルムの巻回体から、それぞれフィルムを引き出して、方向識別マークの位置が所定の関係を満たすように、重ね合わせて積層し、
次いで巻芯に巻き取ることを含む、広帯域λ/4板巻回体の製法。
が提供される。
さらに本発明によれば、
(10)A)幅方向に対して平行に偏光透過軸を有する長尺偏光フィルムの巻回体、
B1)幅方向に対して14〜16度の角度を成す遅相軸の方向を識別するためのマークが施された長尺λ/2フィルムの巻回体、及び
C1)幅方向に対して74〜76度の角度を成す遅相軸の方向を識別するためのマークが施された長尺λ/4フィルムの巻回体から、それぞれフィルムを引き出して、方向識別マークの位置が所定の関係を満たすように、上記順番で重ね合わせて積層し、次いで巻芯に巻き取ることを含む、広帯域円偏光板巻回体の製法。
(11)A)幅方向に対して平行に偏光透過軸を有する長尺偏光フィルムの巻回体、
B2)幅方向に対して74〜76度の角度を成す遅相軸の方向を識別するためのマークが施された長尺λ/2フィルムの巻回体、及び
C2)幅方向に対して14〜16度の角度を成す遅相軸の方向を識別するためのマークが施された長尺λ/4フィルムの巻回体から、それぞれフィルムを引き出して、方向識別マークの位置が所定の関係を満たすように、上記順番で重ね合わせて積層し、次いで巻芯に巻き取ることを含む、広帯域円偏光板巻回体の製法。
が提供される。
本発明によれば、偏光フィルムの透過軸と幅方向に斜め方向の遅相軸を有する位相差フィルムの遅相軸とが所定角度をなすように長尺に亘って連続的に間違いなく貼りあわせることができる。
(光学フィルム巻回体)
本発明の光学フィルム巻回体は、光学フィルムの幅方向に対して非平行且つ非直角の角度を成す光学軸の方向を識別するためのマークが施された長尺光学フィルムを巻芯に巻き取ってなるものである。
該光学フィルムは、幅方向に対して非平行且つ非直角の角度を成す光学軸を有する。このような非平行且つ非直角の角度を成す遅相軸を有する長尺光学フィルムは、特開平2−113920号公報、特開2002−86554号公報、特開2003−232928号公報などに記載の方法によってフィルムを幅方向に対して斜めに延伸することによって得られる。
本発明の光学フィルム巻回体は、前記光学軸の方向を識別するためのマークが施されている。該光学フィルムとしては、位相差フィルムや偏光フィルムなどが挙げられる。位相差フィルムの場合、前記光学軸としては、遅相軸や進相軸がある。また、偏光フィルムの場合、前記光学軸としては、偏光透過軸や偏光吸収軸がある。
マークを施す場所、マークの形状、色等は、特に制限されない。マークを施す場所としては、長尺光学フィルムの長辺の端、フィルム巻回体の最表面のフィルム、巻き芯などが挙げられる。
マークの形態としては、長辺の端に着色によるマーク、長辺の端に光学軸と略平行な線を付けることによるマーク、切り欠きによるマーク、巻回体最表面のフィルム端辺を光学軸と略平行な方向に切断することによるマーク、マークが巻回体最表面のフィルム端辺から約5m以内に等間隔で光学軸に略平行な線を付けることによるマークなどが挙げられる。
上記のようなマークを有する光学フィルム巻回体を2以上準備した上で、各巻回体からフィルムを引き出して積層する。このとき、各巻回体のマークの位置が所定の関係を満たすようにしながら、引き出されたフィルムの片方の長辺を合わせて、ロールトゥーロールで貼り合わせると、長尺に亘って連続的に、各フィルムの光学軸を間違いなく所定角度となるようにすることができる。また、貼り合わせる際に、フィルムに破断が生じて貼り合わせが中断された場合でも、上記のようなマークを利用することにより、それぞれの光学軸の方向を間違えることなく、貼り合わせを再開することができる。
図1はマークの形態や施す場所の例を示す図である。破線両矢印の線は遅相軸の方向を示している。フィルムの長辺には遅相軸方向識別マーク11が施されている。また巻回体最表面のフィルム端辺10にマークを施すこともできる。マークの形態の例として(a)〜(e)が示されているが、本発明は図に示したものに限定されるわけではない。
(広帯域λ/4板巻回体の製法)
本発明の広帯域λ/4板巻回体の製法は、所定の角度を成す遅相軸を有する長尺λ/2フィルムの巻回体、および所定の角度を成す遅相軸を有する長尺λ/4フィルムの巻回体から、それぞれフィルムを引き出して、重ね合わせて積層し、次いで巻芯に巻き取ることを含むものである。
広帯域λ/4板は可視光線領域の波長の全ての光に対して約四分の一波長の位相差を与えるものである。広帯域λ/4板は、波長550nmにおいて四分の一波長(約137nm)の位相差を与えるフィルム(λ/4フィルム)と、波長550nmにおいて二分の一波長(約275nm)の位相差を与えるフィルム(λ/2フィルム)とを、所定の角度でそれぞれの遅相軸が交差するように重ね貼り合わせることによって得られる。従来は、λ/4フィルムとλ/2フィルムとからそれぞれ所定角度になるようなフィルムを切り出して、一枚一枚を重ね貼り合わせていた。一方、本発明においては、この重ね貼り合わせを、それぞれのフィルム巻回体から引き出し、そのまま貼り合わせて積層し、巻き芯に巻き取るのである。
長尺λ/2フィルムの巻回体、および長尺λ/4フィルムの巻回体との組み合わせとしては、B1)幅方向に対して14〜16度の角度を成す遅相軸を有する長尺λ/2フィルムの巻回体と、C1)幅方向に対して74〜76度の角度を成す遅相軸を有する長尺λ/4フィルムの巻回体との組み合わせ;B2)幅方向に対して74〜76度の角度を成す遅相軸を有する長尺λ/2フィルムの巻回体と、C2)幅方向に対して14〜16度の角度を成す遅相軸を有する長尺λ/4フィルムの巻回体との組み合わせがある。
本発明においては、これらB1)長尺λ/2フィルム、B2)長尺λ/2フィルム、C1)長尺λ/4フィルム、およびC2)長尺λ/4フィルムのそれぞれに、遅相軸の方向を識別するためのマーク(方向識別マーク)が施されている。
本発明の製法においては、この方向識別マークが所定の位置関係になるように巻回体を配置し、それぞれの巻回体からフィルムを引き出し、貼り合わせる。これによって、光学軸の向きが誤り無く積層された広帯域λ/4板を得ることができる。
(広帯域円偏光板巻回体の製法)
本発明の広帯域円偏光板巻回体の製法は、所定の角度を成す透過軸を有する長尺偏光フィルムの巻回体、所定の角度を成す遅相軸を有する長尺λ/2フィルムの巻回体、および所定の角度を成す遅相軸を有する長尺λ/4フィルムの巻回体から、それぞれフィルムを引き出して、重ね合わせて積層し、次いで巻芯に巻き取ることを含むものである。
広帯域円偏光板は可視光線領域の波長の全ての光を円偏光に変換できるものである。この広帯域円偏光板は、前記広帯域λ/4板に偏光フィルムを貼り合わせることによって得られる。従来は、広帯域λ/4板と偏光フィルムとからそれぞれ所定角度になるようなフィルムを切り出して、一枚一枚を重ね貼り合わせていた。一方、本発明においては、この重ね貼り合わせを、それぞれのフィルム巻回体から引き出し、そのまま貼り合わせて積層し、巻き芯に巻き取るのである。
長尺偏光フィルムの巻回体、長尺λ/2フィルムの巻回体、および長尺λ/4フィルムの巻回体との組み合わせとしては、A)幅方向に対して平行に偏光透過軸を有する長尺偏光フィルムの巻回体と、B1)幅方向に対して14〜16度の角度を成す遅相軸を有する長尺λ/2フィルムの巻回体と、C1)幅方向に対して74〜76度の角度を成す遅相軸を有する長尺λ/4フィルムの巻回体との組み合わせ;A)幅方向に対して平行に偏光透過軸を有する長尺偏光フィルムの巻回体と、B2)幅方向に対して74〜76度の角度を成す遅相軸を有する長尺λ/2フィルムの巻回体と、C2)幅方向に対して14〜16度の角度を成す遅相軸を有する長尺λ/4フィルムの巻回体との組み合わせがある。
本発明においては、これらB1)長尺λ/2フィルム、B2)長尺λ/2フィルム、C1)長尺λ/4フィルム、およびC2)長尺λ/4フィルムのそれぞれに、遅相軸の方向を識別するためのマーク(方向識別マーク)が施されている。A)長尺偏光フィルムには、マークを付ける必要はないが、フィルムの取り違え防止、取り付け向きの誤りを防止するために長尺偏光フィルムにもマークを施してもよい。
本発明の製法においては、この方向識別マークが所定の位置関係になるように巻回体を配置し、それぞれの巻回体からフィルムを引き出し、貼り合わせる。これによって、光学軸の向きが誤り無く積層された広帯域円偏光板を得ることができる。
図2は、本発明の広帯域円偏光板巻回体の製法の一例を示す図である。図2では偏光フィルム(偏光透過軸が幅方向に平行)の巻回体15、λ/2フィルム(遅相軸が幅方向から15度傾斜)の巻回体16、およびλ/4フィルム(遅相軸が幅方向から75度傾斜)の巻回体17とが軸を平行にして設置され、それぞれの巻回体から、フィルムを引き出している。引き出されたフィルムは二本のロール間に導かれ重ね合わせられる。なお、重ね合わせる前に、フィルム間を固定密着させるために、接着剤や粘着剤を塗布することができる。
重ね合わせて積層させたフィルムを、巻き芯に巻き取ることによって、広帯域円偏光板巻回体が得られる。偏光フィルム巻回体、λ/2フィルム巻回体、およびλ/4フィルム巻回体の方向、位置を誤り無く設置するために、図2では偏光フィルム巻回体、λ/2フィルム巻回体、およびλ/4フィルム巻回体のフィルム長辺の端に方向識別マーク11が施されている。図2ではこの方向識別マークが同じ側(図2では手前側)にくるように各巻回体を積層装置に取り付ければ、各フィルムの偏光透過軸や遅相軸の方向を測定して確認しなくても、誤り無く、偏光透過軸と遅相軸の交差角を所定の角度にすることができる。
識別マークの態様例を示す図である。 本発明の広帯域円偏光板の製造例を示す図である。
符号の説明
11:遅相軸方向識別マーク
10:巻回体最表面のフィルム端辺
15:偏光フィルム(偏光透過軸が幅方向に平行)
16:λ/2フィルム(遅相軸が幅方向から15度傾斜)
17:λ/4フィルム(遅相軸が幅方向から75度傾斜)

Claims (11)

  1. 光学フィルムの幅方向に対して非平行且つ非直角の角度を成す光学軸の方向を識別するためのマークが施された長尺光学フィルムを巻芯に巻き取ってなる光学フィルム巻回体。
  2. マークが長尺光学フィルムの長辺の一方に施されている請求項1に記載の光学フィルム巻回体。
  3. マークが着色で施されている請求項1又は2に記載の光学フィルム巻回体。
  4. マークが光学軸に略平行な線を付けることによって施されている請求項1〜3のいずれかに記載の光学フィルム巻回体。
  5. マークが切り欠きで施されている請求項1〜4のいずれかに記載の光学フィルム巻回体。
  6. マークが巻回体最表面のフィルム端辺を光学軸に略平行な方向に切断することによって施されている請求項1〜5のいずれかに記載の光学フィルム巻回体。
  7. マークが巻回体最表面のフィルム端辺から約5m以内に、等間隔で、光学軸に略平行な線を付けることによって施されている請求項1〜6のいずれかに記載の光学フィルム巻回体。
  8. B1)幅方向に対して14〜16度の角度を成す遅相軸の方向を識別するためのマークが施された長尺λ/2フィルムの巻回体、及び
    C1)幅方向に対して74〜76度の角度を成す遅相軸の方向を識別するためのマークが施された長尺λ/4フィルムの巻回体から、それぞれフィルムを引き出して、方向識別マークの位置が所定の関係を満たすように、重ね合わせて積層し、
    次いで巻芯に巻き取ることを含む、広帯域λ/4板巻回体の製法。
  9. B2)幅方向に対して74〜76度の角度を成す遅相軸の方向を識別するためのマークが施された長尺λ/2フィルムの巻回体、及び
    C2)幅方向に対して14〜16度の角度を成す遅相軸の方向を識別するためのマークが施された長尺λ/4フィルムの巻回体から、それぞれフィルムを引き出して、方向識別マークの位置が所定の関係を満たすように、重ね合わせて積層し、
    次いで巻芯に巻き取ることを含む、広帯域λ/4板巻回体の製法。
  10. A)幅方向に対して平行に偏光透過軸を有する長尺偏光フィルムの巻回体、
    B1)幅方向に対して14〜16度の角度を成す遅相軸の方向を識別するためのマークが施された長尺λ/2フィルムの巻回体、及び
    C1)幅方向に対して74〜76度の角度を成す遅相軸の方向を識別するためのマークが施された長尺λ/4フィルムの巻回体から、それぞれフィルムを引き出して、方向識別マークの位置が所定の関係を満たすように、上記順番で重ね合わせて積層し、次いで巻芯に巻き取ることを含む、広帯域円偏光板巻回体の製法。
  11. A)幅方向に対して平行に偏光透過軸を有する長尺偏光フィルムの巻回体、
    B2)幅方向に対して74〜76度の角度を成す遅相軸の方向を識別するためのマークが施された長尺λ/2フィルムの巻回体、及び
    C2)幅方向に対して14〜16度の角度を成す遅相軸の方向を識別するためのマークが施された長尺λ/4フィルムの巻回体から、それぞれフィルムを引き出して、方向識別マークの位置が所定の関係を満たすように、上記順番で重ね合わせて積層し、次いで巻芯に巻き取ることを含む、広帯域円偏光板巻回体の製法。
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