JPH0641831Y2 - 軟質タイル等の手動式カッター - Google Patents

軟質タイル等の手動式カッター

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JPH0641831Y2
JPH0641831Y2 JP1989132306U JP13230689U JPH0641831Y2 JP H0641831 Y2 JPH0641831 Y2 JP H0641831Y2 JP 1989132306 U JP1989132306 U JP 1989132306U JP 13230689 U JP13230689 U JP 13230689U JP H0641831 Y2 JPH0641831 Y2 JP H0641831Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はプラスチックタイル,リノリュームタイル,ゴ
ムタイル等の軟質タイルその他同材質のシート状床材の
切断加工に使用される手動式カッターに関する。
従来技術とその問題点 タイル工事に於ては、タイルをレイアウト通り納めるた
めに、タイルを施工現場に於て適宜の寸法,形状に切断
加工することが必要となる。従来プラスチックタイル等
の軟質タイルの切断加工には、例えば台盤の前縁に備え
られた固定刃と該固定刃に沿い平行移動される可動刃と
の間で、台盤上に定着されている被切断物を切断するよ
う構成された手動式カッターが使用されているが、軟質
タイルはシートとしては厚肉で比較的強度があるので、
切断加工にはかなりの力を要し、しかも図8に概略図に
示すように、切離部(a1)の切り離し時に於ては、切離
部(a1)は可動刃による押圧力を受け、矢符(26)の方
向に逃げる傾向となるので、切断加工を切断線(a3)に
沿って正確確実に行うためには、可動刃の移動速度を下
げるなどの微妙な調整を必要とし、かなりの経験と熟練
性が要求されるという問題点があった。
本考案はこのような従来の問題点を一掃することを目的
としてなされたものである。
問題点を解決するための手段 本考案は、台盤の前縁に備えられた固定刃と、該固定刃
に沿い平行移動される可動刃との間で、台盤上に定置の
被切断物を切断する手動式カッターであって、可動刃
は、上記台盤の前縁近傍に備えられたガイドレール上を
手動で滑動される刃物台に備えられていると共に、該刃
物台には、可動刃の前方側で被切断物の切離側を押し下
げ切断面間をV状に押し開く押下げ部材が備えられ、更
に台盤の前面に、被切断物切離側の切断方向後端側を受
止する当りが備えられ、押下げ部材と台盤前面との間に
は、当りの前方突出巾よりも大きい間隔が形成され、当
りの後面側には可動刃の通過間隙が形成されていること
を特徴とする軟質タイル等の手動式カッターに係る。
作用 本考案による手動式カッターによれば、刃物台に備えた
押下げ部材が、被切断物の切離部側を押し下げ、切断面
をV型に押し開いて行くので、可動刃は切断面間を摩擦
抵抗少なく通過して行くことができ、その分操作力を低
減できる。さらに台盤の前面に備えた当りは、切離部の
切断方向後端を受止するので、切り離し時に可動刃によ
る押圧力を受けても、切離部が逃げるということがなく
なり、微妙な調整を必要とすることなしに、所定の切断
線に沿って容易にしかも正確確実に切断することが可能
になる。
実施例 以下に本考案の一実施例を添附図面にもとづき説明する
と次の通りである。
第1図に本考案手動式カッターの全体図が、また第2図
にその分解図が示されている。
第1図及び第2図から明らかなように、本考案手動カッ
ターは、軟質タイルなどの被切断物を平面状に載置する
ための台盤(1)を具備し、該台盤(1)の前縁には固
定刃(2)(第3図参照)が固設され、また上面には、
左右方向の一端側に、固定刃(2)と直交する方向に延
出し前端が台盤(1)の前縁より少し手前で終結する定
規板(3)が取付けられている。
ガイドレール(4)が台盤(1)の前縁近傍に固定刃
(2)と平行するように備えられ、その前後の両側面に
は長さ方向に延出する凹溝(4a)(4a)が形成されてい
る。ガイドレール(4)は第2図に示されるようにバー
(5)上にビス(6)で固定され、バー(5)は両端部
に於て、台盤(1)上に固設のブロック(7)(7)上
に支持固定されている。バー(5)と台盤(1)との間
には、被切断物の挿入に必要な挿入間隔(8)が形成さ
れる。
挿入間隔(8)内に挿入される被切断物を台盤(1)上
面との間で挟持するためのチャック部材(9)が上記レ
ール(4)の外側にフリーに嵌装される。
チャック部材(9)は枠状であって、前後両側板(9a)
(9b)と、これら両側板(9a)(9b)を左右両側部の上
端で連結する連結板(9c)(9c)から構成され、両側板
(9a)(9b)と連結板(9c)(9c)とから囲まれた上端
開口(9d)を通じ、ガイドレール(4)が上方へ突出し
ている。
第2図及び第4図に示されるように、チャック部材
(9)はその左右両端の連結板(9c)(9c)のところ
で、台盤(1)に対し自動復元バネ(10)(10)により
支持され、自動復元位置に於ては、前側板(9a)の下端
の前方突出部(9a1)が戻り止め(11)に係止し、復元
位置を保持するような構成になっている。この後元位置
に於ては、台盤(1)との間に挿入間隔(8)がそのま
ま保持される。
戻り止め(11)はビス(12)により台盤(1)の前面の
左右両端部に取付けられた支持片(13)上にねじ結合に
より支持固定されている。
チェック部材(9)の左右方向の移動を防止するために
台盤(1)の左右両側面の前部に側壁(27)(27′)が
設けられ、一方側壁(27)は一体、又他方側壁(27′)
はビス(28)で、台盤(1)に対し取付けられている。
チャック部材(9)をバネ(10)に抗し押下げた状態で
拘束するために、クランプ手段例えばトグルクランプ
(14)(14)がチャック部材(9)の左右両端部の後方
側に備えられている。上記クランプ(14)は、台盤
(1)上に固設された取付け台(15)上に取付け固定さ
れ、チャック部材(9)を連結板(9c)上面のゴムクッ
ション(9c1)のところで、押下げ拘束し、又は拘束か
ら解放するような構成になっている。尚定規板(3)が
チャック部材(9)を越えて前方へ延出している場合
は、該板(3)とクロスするチャック部材(9)の下端
部、例えば後側板(9b)の下端部に定規板(3)受入れ
用の切欠き溝(16)(第2図参照)が形成される。チャ
ック部材(9)の手前で定規板(3)が終結する場合
は、このような切欠溝(16)は設けるを要しない。
刃物台(17)が上記レール(4)上に長さ方向に滑動可
能に備えられる。刃物台(17)は上部に手動操作用の把
持部(17a)を、また下部に上記レール(4)にフリー
に嵌合する溝型部(17b)を有し、該溝型部(17b)内の
両側面に、上記レール(4)の両側面の凹溝(4a)(4
a)内に係入する凸部(17b1)(17b1)(第2図参照)
が形成されている。
刃物台(17)の前部に、台盤(1)前縁の固定刃(2)
との間で被切断物を切断する可動刃(18)が備えられ
る。可動刃(18)の刃先部(18a)は、第5図に示され
るように切断方向の先部の急傾斜部(18a1)と、該部
(18a1)に後続する緩傾斜部(18a2)からなり、緩傾斜
部(18a2)の先端は、固定刃(2)の上端より僅かに上
方に、また後端は僅かに下方に位置している。
更に刃物台(17)の前部に、可動刃(18)の前方に位置
するように、押下げ部材(19)が備えられる。
押下げ部材(19)は、被切断物の切離側を下方へ押し下
げ切断面間を押し開くためのものであり、その下端(19
a)は第5〜6図に示されるように固定刃(2)の上端
より僅かに下方に突出している。
押下げ部材(19)は被切断物との摩擦抵抗をできるだけ
小さくするために転動可能であることが好ましく、図で
は転動輪から構成した場合が示されている。転動輪型の
押下げ部材(19)は第2図に示されるように支軸を兼ね
るセットビス(20)により、刃物台(17)に転動可能に
取付けられている。
台盤(1)の前面に、被切断物の切離部を切断方向後端
側で受止する当り(21)が取付けられ、当り(21)の当
り面(21a)は、定規板(3)の当り面(3a)の延長線
上に位置している。当り(21)の後面上部と固定刃
(2)との間には、可動刃(18)が当り(21)の後面側
を通過できるよう間隙(23)(第3図参照)が形成され
ている。また押下げ部材(19)の下部と、台盤(1)の
前面との間には、当り(21)の前方突出巾(24)を超え
る大きさの間隔(25)(第1図参照)が形成され、この
間隔(25)により押下げ部材(19)は当り(21)の前面
前方を通過できるようになっている。
被切断物例えばプラスチックタイルを切断加工するに際
しては、第3図に一点鎖線で示されるようにプラスチッ
クタイル(a)を台盤(1)上に置き、更に切断方向後
方側を定規板(3)に押し当てた状態で挿入間隔(8)
内に挿入し、その切離部(a1)を台盤(1)の前縁より
前方へ突出させる。次にトグルクランプ(14)の作動を
して、チャック部材(9)を復元バネ(10)に抗し押下
げ且つ押下げ位置で拘束し、チャック部材(9)と台盤
(1)との間でタイル(a)を挟持固定する。この状態
が第5図に示され、タイル(a)の切離部(a1)の切断
方向後端側は、当り(21)の当り面(21a)に当止して
いる。尚チャック時に於けるタイル(a)表面の傷付き
防止更にはチャック効果の向上を目的として、チャック
部材(9)の下端に、第3図に示されるようにゴムクッ
ション層(22)を設けることができる。
次に第5図に示す状態で、刃物台(17)を手動操作によ
りガイドレール(4)に沿い切断方向に移動して行く
と、この移動につれ刃物台(17)上の可動刃(18)が台
盤(1)上の固定刃(2)との協働のもとにタイル
(a)の切離部(a1)を切断して行くと同時に押下げ部
材(19)が切断された切離部(a1)を下方へ押下げて行
く。
この切断操作時の状況が第6図に示され、押下げ部材
(19)による切離部(a1)の押下げの結果、切断面
(a2)が第7図に誇張して示されるようにV型に開かれ
て行く結果、可動刃(18)が切断面(a2)間を摩擦抵抗
少なく通過して行くことができるので、タイル(a)が
比較的厚肉で且つ強度を有しているに拘らず、小さな操
作力でタイル(a)を切断することが可能となる。
切離部(a1)の切り離し時に於ては、切離部(a1)は可
動刃(18)による押圧力を受け、第8図に示されるよう
に矢符(26)の方向に逃げる傾向となり、これをそのま
ま切断したのでは、切断線(a3)上での正確な切断は困
難で切断面の寸法精度が低下する。
本考案では、切離部(a1)の切断方向後端側を当り(2
1)により受止しているので、切り離し時に切離部
(a1)が逃げる虞れがなくなり、切込み開始から切り離
しを終えるまで、切離部(a1)を切断線(a3)(第8図
参照)上で正確確実に切断できる。
効果 本考案によるカッターは、手動式であるに拘らず小さな
操作力によって切断できるので使い易く、また切離部の
切り離し時に切離部が逃げることがないので、何等経験
や熟練を要することなしに所要の切断線上で正確に切断
でき、特にタイル工事に於けるプラスチックタイルの切
断加工に適用して極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図はその
分解図、第3図はその縦断側面図、第4図はチャック部
材の戻り止め部分の拡大断面図、第5図は被切断物の切
断開始時の状況を示す正面図、第6図は同切断操作途中
の状況を示す正面図、第7図は切断面の押し開き状況を
示す概略説明図、第8図は切離部の切り離し時の状況を
示す概略説明図である。 図に於て、(1)は台盤、(2)は固定刃、(3)は定
規板、(4)はガイドレール、(5)はバー、(6)は
ビス、(7)はブロック、(8)は挿入間隔、(9)は
チャック部材、(10)はバネ、(11)は戻り止め、(1
2)はビス、(13)は支持片、(14)はトグルクラン
プ、(15)は取付け台、(16)は切欠溝、(17)は刃物
台、(18)は可動刃、(19)は押下げ部材、(20)はビ
ス、(21)は当り、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】台盤の前縁に備えられた固定刃と、該固定
    刃に沿い平行移動される可動刃との間で、台盤上に定置
    の被切断物を切断する手動式カッターであって、可動刃
    は、上記台盤の前縁近傍に備えられたガイドレール上を
    手動で滑動される刃物台に備えられていると共に、該刃
    物台には、可動刃の前方側で被切断物の切離側を押し下
    げ切断面間をV状に押し開く押下げ部材が備えられ、更
    に台盤の前面に、被切断物切離側の切断方向後端側を受
    止する当りが備えられ、押下げ部材と台盤前面との間に
    は、当りの前方突出巾よりも大きい間隔が形成され、当
    りの後面側には可動刃の通過間隙が形成されていること
    を特徴とする軟質タイル等の手動式カッター。
JP1989132306U 1989-11-13 1989-11-13 軟質タイル等の手動式カッター Expired - Lifetime JPH0641831Y2 (ja)

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JPH0371892U JPH0371892U (ja) 1991-07-19
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JPS55147287U (ja) * 1979-04-05 1980-10-23

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