JP4339958B2 - 巻掛け手段 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、加圧片と加圧片に結合されるリンクプレートとから成る、特に自動車の無段調節可能な伝動装置用の巻掛け手段であって、巻掛け手段が、第1の円錐プーリ対と第2の円錐プーリ対との間の力の流れ内に配置されており、この場合、長手方向に沿って作用する力を伝達するために、周方向に亘って分配された加圧片が設けられており、リンクプレートが開口を有していて、該開口内に加圧片が係合しており、これにより、長手方向でみてリンクプレート列が形成され、該リンクプレート列が、巻掛け手段の横方向でみて巻掛け手段の幅を規定している形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】
このような巻掛け手段は、特にヨーロッパ特許第3324318号明細書から公知である。この種の板リンクチェーンの構造では加圧片が設けられていて、この加圧片は、一体に形成されるか又は少なくとも2つの互いに転動する揺動片から形成される。加圧片は、第1の円錐プーリ対に圧力下で支持されかつこの際生ずる摩擦に基づきトルクを第2の円錐プーリ対に伝達する。円錐プーリ対の両円錐プーリ対間隔を変えることによって、増幅度が無段で調節される。加圧片は、互いにリンクプレートを介して連結されていて、このためにリンクプレートは、加圧片が係合する開口を備えている。伝達力を最適に制御するために、加圧片毎多数のリンクプレートが使用され、このリンクプレートは、騒音発生を減少するためにかつ伝達比を増大する小さなチェーン半径を実現するために主としてスリーリンクプレート複合体として配置される(ドイツ国特許第3027834号明細書)。
【0003】
加圧片の有限の剛性に基づき及びシステムに起因する振動に基づき、リンクプレートは不均一に負荷されかつ特に縁部領域においてリンクプレートが破壊せしめられる。特に負荷されるリンクプレートを二重化することによって又はリンクプレート強度(厚さ)又はリンクプレート材料剛性の増強により強化することによって、この欠点は改善されるけれども、このような複合体においては特に強化部周辺の隣接個所でリンクプレート亀裂が生ぜしめられ、従って、この措置による一義的な改善は保証されない。それというのも、これによって負荷差を一義的に補償できずしかも引張り力分布が必ずしも十分均等ではないからである。
【0004】
更に、強化されたリンクプレートを使用した場合には、異なって形成されたリンクプレートの硬化プロセスの再現性が低下し、これにより、巻掛け手段の寸法精度に関する品質保証が困難となりかつ製作技術的に必要な部品管理によって製作コストが増大せしめられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、個々のリンクプレートに対する負荷分布を改善し、つまり、縁部領域が最良にしかも均質に形成され、これにより高い一定の支持能及び出力伝達能を有する巻掛け手段が提供されるように、巻掛け手段を改良し、更に、巻掛け手段を簡単かつ安価に製作できしかも一体的に扱われる構成部分の使用によって廃品が減少されかつ品質管理が不要にされるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題は本発明によれば、加圧片と加圧片に結合されるリンクプレートとから成り、第1の円錐プーリ対と第2の円錐プーリ対との間の力の流れ内に配置されている巻掛け手段において、
巻掛け手段の長手方向に沿って作用する力を伝達するために、長手方向に対して横方向に方向付けられて巻掛け手段の周方向に亘って分配された加圧片が設けられており、
リンクプレートが、加圧片が係合する開口を備えており、これにより、巻掛け手段の長手方向でみてリンクプレート列が形成されており、
リンクプレート列が、横方向でみて1つの中央領域と2つの縁部領域とを備えた巻掛け手段を形成しており、
巻掛け手段に、隣接する2つの加圧片によって規定されるポジションが対応配置されており、この場合、第1のポジションが隣接する第2のポジション及び第3のポジションによって取り囲まれていて、該第2及び第3のポジションが、長手方向でみて第1のポジションに対して相対的に1つの加圧片の間隔だけ乃至は2つの加圧片の間隔だけ長手方向にずらされており、この場合、第1、第2及び第3のポジションが、長手方向で規則的に反復されていてかつリンクプレートがポジションに関連したリンクプレート列を形成するために対応するポジションを占有しており、
リンクプレートによる横方向でのポジションの占有によってパターンが形成され、この場合、少なくとも1つの縁部領域のパターンが、中央領域のパターンとは異なっていることによって解決された。
【0007】
更に前記課題は、以下の特徴を有する巻掛け手段の構成によって解決された。
【0008】
加圧片と加圧片に結合されるリンクプレートとから成る、特に自動車の無段調節可能な伝動装置用の巻掛け手段であって、巻掛け手段が第1の円錐プーリ対と第2の円錐プーリ対との間の力の流れ内に配置されている形式のものにおいて、巻掛け手段の長手方向に沿って作用する力を伝達するために、長手方向に対して横方向に方向付けられて巻掛け手段の周方向に亘って分配された加圧片が設けられており、
リンクプレートが、加圧片が係合する開口を備えており、これにより、巻掛け手段の長手方向でみてリンクプレート列が形成されており、
多数のリンクプレート列が、横方向でみて1つの中央領域と2つの縁部領域とを備えた巻掛け手段を形成しており、
巻掛け手段に、隣接する2つの加圧片によって規定されるポジションa,b,cが対応配置されており、この場合、第1のポジションaが隣接する第2のポジションb及び第3のポジションcによって取り囲まれていて、該第2及び第3のポジションが、長手方向でみて第1のポジションaに対して相対的にポジションbの場合に1つの加圧片の間隔だけ乃至はポジションcの場合に2つの加圧片の間隔だけ長手方向にずらされており、この場合、前記ポジションa,b,cが、長手方向で規則的に反復されていてかつリンクプレートがポジションに関連したリンクプレート列を形成するために対応するポジションa,b,cを占有しており、
ポジションa,b,cが、横方向で少なくとも1つの縁部領域からみてポジションa,b,c,aの順序に従って配置されていないことによって解決された。
【0009】
【発明の効果】
この場合本発明は次のような認識に基づいている、即ち、従来技術による対称的なチェーン構造及び個々のリンクプレート強化にも拘わらず別のリンクプレートが高い負荷にさらされ、従って、従来技術の巻掛け手段のリンクプレートがそれぞれ最も強く負荷されるリンクプレートに関して依然として過剰寸法で設計されている、という認識に基づいているので、創造的な思考による最適化プロセスによって、同じ又は改善された出力伝達能の場合に移動方向に対して横方向の広がりの僅かな巻掛け手段が得られるか又は巻掛け手段の幅が同じである場合に著しく改善された出力伝達能が得られる。
【0010】
この場合、横方向でみて1つのポジションの少なくとも1つのリンクプレート列が2つのリンクプレート又は強化された1つのリンクプレートで占有されていると有利であるが、これによって対応するポジションにおいてパターンは変わらない。それというのも、パターンはポジションの占有に関連し、このポジションで使用されるリンクプレートの数には関連しないからである。有利には、多数のこのようなリンクプレート列を内側及び/又は1つ又は2つの縁部領域に関連させることもできる。
【0011】
本発明による巻掛け手段は、有利にはスリーリンクプレート複合体から構成されていて、この複合体は、巻掛け手段の長手方向に沿って記号aを有する反復するポジションを有していて、このポジションを中心として、長手方向で1つの加圧片の間隔をおいて記号bのポジションがかつ2つの加圧片の間隔をおいて記号cのポジションが配置されている。この場合有利には、加圧片間隔を不等に形成でき、この間隔は、例えば板リンクチェーンのような巻掛け手段の騒音挙動を著しく改善する。
【0012】
縁部領域のポジションは有利には、ほぼ巻掛け手段の内側領域のポジションとは無関係に占有されるので、縁部領域の本発明によるパターンは内側領域のパターンとは異なっている。極めて簡単な構成の可能性は有利には、縁部領域の両側で対称的な構成にある。種々のリンクプレートに対する引張り力の均等性及び巻掛け手段の安定性を改善するために、既に最外縁部のリンクプレート列から出発して内側領域に向けて異なるポジション、例えばポジションa及び内向きに続くポジションbを有する2つのリンクプレート列、及び内側領域に対応配置された内向きに継続するパターンc,b,aが有利である。
【0013】
1つのポジションを安定させるために、例えばリンクプレートを二重にするか又はリンクプレートを補強することによって、このポジションに対応配置されたリンクプレート列を強化することができる。縁部領域における及び/又は内側領域のポジションの補強が有利である。有利には、例えば特別な騒音及び強度要求を満たすために、多数の薄い、例えば使用されるその他のリンクプレートよりも薄いリンクプレートが所定のポジションを有するリンクプレート列において使用されると、有利である。1つのリンクプレートを強化するために、リンクプレートが2つのリンクプレートの厚さ(強度)よりも小さいと有利であり、これによって、1つのリンクプレートと2つのリンクプレートとの間にかかる負荷も吸収かつ補償されて巻掛け手段の最善の状態が得られる。
【0014】
最外縁部のリンクプレート列で始まって内側領域の方向に少なくともポジション順序a,b,c,bが与えられる場合には、創造的な思考に応じた1つの又は両縁部領域を備えた特に有利な巻掛け手段が得られ、この場合、主要領域で内側のリンクプレートのパターンは殆ど影響を受けない。リンクプレートにより最外縁部のポジションを占有するためにパターンを最外縁部のポジションから出発して中央方向にポジションa,b,c,b,cの順序に従って細分化することによって並びに同じ形成基準で順序a,b,c,b,c,aに更に細分化することによって、有利には最善の結果が得られる。
【0015】
別の創造的な思考により、最外縁部から内向きに数えて第3番目及び/又は第5板目の、所定のポジションを有するリンクプレート列において少なくとも1つの縁部領域のリンクプレートを補強及び/又は二重にしてポジションを占有すると、特に有利である。
【0016】
上述のように、縁部領域が内側領域に比して異なって形成されると有利であり、この場合、内側領域は有利な改良構成を有することができる、つまり例えば、両縁部領域の方向でリンクプレート列が占有ポジションに関して中央のリンクプレート列に対して対称的に配置されるように、中央のリンクプレート列を中心としてリンクプレートによりポジションを占有し、この場合、リンクプレートのリンクプレート列は例えば内側から外向きに反復するポジションパターンa,b,c,又はa,c,bに従って、縁部領域が始まるまで設けられることができる。このような対称的な配置は、長手方向に対して横方向でみて巻掛け手段の奇数のリンクプレート列の場合に有利であり、この場合、内側領域は自由に選ばれるポジションの中央のリンクプレート列を中心として対称的に両縁部領域の方向に配置される。
【0017】
更に、非対称的な配置、即ち、ポジションの占有に関して中央のリンクプレート列に対して鏡像的でないリンクプレート列の配置が有利である。つまり、内側領域が巻掛け手段中央に対して非対称的に縁部領域から内側のパターンを反復して別の縁部領域に案内されるような配置が有利である。
【0018】
更に巻掛け手段の引張り特性を改善するために、占有ポジションの少なくとも1つのパターンを設定しかつ分割ポジション(これは、パターンが継続しない任意のポジションを意味する)を嵌挿した後で差し嵌め、次いでパターンを反復して継続すると有利であり、この場合次いで同様にリンクプレートを備えた同じ又は別の分割ポジションを設置することができる。このことは、例えばポジションa,b,a及び/又はb,c,b及び/又はc,b,cの順序のパターンを内側領域に配置できることを意味し、この場合、例えば3つのポジション順序c,b,cはポジションaによって次の順序c,b,cから分割できる。この場合、縁部領域から又は中央のリンクプレート列からみた方向は重要ではない。更にポジション順序a,c,a及び/又はポジションc,a,cのパターンはそれ自体でも及び別のパターンと組合わせても有利である。
【0019】
更に、単個使用形式又は別のパターンとの組合わせ形式の、リンクプレートにより占有されたポジションのパターンも、内側領域において少なくとも1つのポジション順序a,b,c及び/又はb,c,a及び/又はc,b,a及び/又はポジション順序c,a及び/又はa,cがリンクプレートにより占有されている限りにおいて、有利である。
【0020】
更に本発明では、内側領域の対称的な並びに非対称的な構造の前述のパターンの組合わせをベースとして内側領域においてポジションの占有が行われるように、構成できる。この場合、(1つの縁部領域のみを異なわせることが有利である場合には)内側領域とは異なわない縁部領域が関連させられる。
【0021】
リンクプレートによる完全に任意に配置されたポジション占有は、最良の配置形式をもたらしひいては有利には例えば純粋な推計学的な配置を想起させるポジション占有を生ぜしめ、この場合、内側領域は縁部領域における本発明によるポジション占有とは異なっている。
【0022】
内側領域のリンクプレートによりポジションが著しく順不同にもしくは極めて纏まりなく対称的に占有される場合には、縁部領域は一義的に順序a,b,c,b,cの上述のポジションの占有であることが確認され、この順序の作用は既に極めて有利なものとして記述されかつ順序の構成は縁部領域に適合されかつそれ故内側領域でも反復しない。
【0023】
加圧片に沿ったリンクプレート複合体の幅を規定するリンクプレート列の数は、有利には引張り力の要求によって規定される。有利には前記数は20乃至60、有利には25乃至45のリンクプレート列である。この場合前記数は、奇数でも又は偶数であってもよい。奇数の場合、中央のリンクプレート列に対して対称的なパターンが有利である。
【0024】
奇数の多数のリンクプレート列(例えば3つの)にも、このリンクプレート列とは別のリンクプレート列をリンクプレートによるポジション占有に関して対称的に、適当な対称平面を成すリンクプレート列から出発して両方向に巻掛け手段の横方向延長部に沿って縁部領域に向けてもしくは中央のリンクプレート列に向けて配置することもできる。
【0025】
偶数のリンクプレート列の場合には、ポジション占有に関し非対称的な巻掛け手段が形成されると有利である、即ち、リンクプレートによるポジション占有が(規則的なパターンの例でみて)左側の縁部領域で非連続的なポジション順序で始まって同じポジション順序で右側の縁部領域で終わっていると有利であり、この場合、所望のチェーン幅に関し対応する前記両順序の間には同じパターンの多数の順序が配置されている。
【0026】
これに関連してリンクプレートにより占有される偶数のポジションの場合の構成も可能であり、この場合、対称平面を成す偶数の、例えば2つのリンクプレート列(1つのポジションにおける二重のリンクプレートが本発明では単一のリンクプレート列として数えられる)を有していて、このリンクプレートにおいてはパターンは該リンクプレート列から出発して両方向で鏡像的である。更に、奇数のリンクプレートの場合に内側領域に対称平面を成す中央のリンクプレートを配置しない構成も可能であり、この場合、縁部領域の構造も互いに非対称的である。
【0027】
縁部領域と内側領域との区別はリンクプレートにより占有されたポジションの各パターンにおいて正確な分割ラインで規定する必要はなく、むしろこのような区別は引張り力の継続性を得るために、リンクプレートにより占有されたポジションの流れるような又は連続的な移行部が設けられると有利であり、この移行部は、一方では内側領域のパターンに組み入れることができかつ他方では既に縁部領域部分であってよい。従って、移行部は縁部領域部分及び内側領域部分であってよく、これによって、両領域の制限部を流れるように形成できる。
【0028】
【発明の実施の形態】
第1図では、加圧片4が貫通係合するリンクプレート10a,10b,10cから成る本発明による巻掛け手段の一区分が図示されている。加圧片4は2つの揺動片4a,4bに分割されていて、この揺動片は、リンクプレート10a,10b,10cのリンク式の運動の際に互いに転動しかつこれによってリンクプレート10a,10b,10cに対する摩擦を減少する。加圧片4をリンクプレート10a,10b,10cに離脱不能に連結するために、加圧片の端部で外周面に溶接点4cとしての成形部が設けられている。
【0029】
巻掛け手段はスリーリンクプレート複合体として構成されている、即ち、リンクプレート10a,10b,10cは、移動方向に対して横方向で3つの種々のポジションa,b,cを有している。例えば最外部のリンクプレート列は、切欠き10eを備えたリンクプレート10aによって形成され、この切欠き内には、加圧片4′,4″が係合する。加圧片4′″は係合しない。連続する次の隣接する両加圧片4は、リンクプレート4cに貫通係合し、次いで係合しない別の加圧片が続き、次いで交互にそれぞれ1つの自由な加圧片4を有する別のリンクプレート10a,10cが続く。
【0030】
巻掛け手段中央方向に続く隣接するリンクプレート列においては加圧片4′は係合せずかつ加圧片4″,4′″はリンクプレート10bを受容する。リンクプレート10bには矢張り係合しない加圧片が続き、次いで連続的にリンクプレート10bに替わって、リンクプレート10cが続く。更に、リンクプレート10a,10b,10cのために、リンクプレートに対応するポジションa,b,cが生ぜしめられ、このポジションにはリンクプレートが設けられる。移動方向に対して横方向での巻掛け手段の幅に亘るポジションa,b,cにおけるリンクプレート10a,10b,10cのバリエーションが、巻掛け手段のパターンを規定する。
【0031】
第2図では、スリーリンクプレート複合体の従来技術による巻掛け手段の概略的な一区分が図示されている。この形式の巻掛け手段は、極めて小さな転動半径によって特徴付けられていて、これによって、無段で調節可能な伝動装置において使用した場合に、円錐プーリ対のディスク半径に関連した巻掛け手段の調整に基づき生ぜしめられる大きな伝達比が得られる。
【0032】
リンクプレート10a,10b,10cは、スリーリンクプレート複合体において原則的に長手方向での配置の点で異なる3つのポジションに設けられる。ポジションは移動方向でのリンクプレートの長さ間隔とみなされかつそれぞれ2つの加圧片によって規定され、第2図乃至第13図においては対応するポジションa,b,cを占めるリンクプレート10,10a,10b,10cが、リンクプレートの左下がりの粗い陰影斜線(ポジションa)、右下がりの粗い陰影斜線(ポジションb)及び無地(ポジションc)のマーキングによって示されている。
【0033】
この場合、第1のポジションaは任意に決められかつリンクプレート10aを備え、ポジションbは1つの加圧片4だけずらされてリンクプレート10bを備え、かつ、ポジションcは2つの加圧片4だけずらして配置されてリンクプレート10cを受容する。リンクプレート10a,10b,10c並びにポジションa,b,cの引き続く順序は、第4の加圧片4以降、巻掛け手段の長手方向に沿った矢印で示された移動方向に沿って図示の配置形式が反復されている。
【0034】
従来技術は、移動方向に対して横方向で最も左側の縁部リンクプレートから最も右側の縁部リンクプレートまで縁部領域とは異なわないパターンを形成する、リンクプレート10a,10b,10cによるポジションa,b,cの占有にある。この実施例では、対称的なパターンの配置形式を基本としていて、このパターンは中央のリンクプレート列5に対して両縁部領域方向で鏡像的でありかつ中央のリンクプレート列5のところで始まって内側から外向きにポジション順序a,c,bもしくは外側から内向きにポジション順序a,b,cを有している。外側に位置する第1のポジションcでは、リンクプレートが倍加されているが、ポジションに関連するパターンには影響を及ぼさない。
【0035】
第3図では、第2図に相当する区分で本発明による巻掛け手段の実施例が図示されている。この場合スリーリンクプレート複合体に関する第1図で記述の説明が同様に有効である。この場合従来技術とは異なってリンクプレート4と加圧片4とから成る1つの中央領域7及び2つの鏡面対称的な縁部領域6,6′が設けられていて、この場合鎖線の分割ライン2,2′は分割帯域をマーキングしている。
【0036】
中央領域7は、中央に配置されたリンクプレート列5に対して鏡面対称的に縁部領域6,6′の方向に、3度反復されるポジション順序c,b,aを有するパターンを有している。縁部領域6,6′は、互いに鏡像的に構成されていてかつ外側の縁部ポジションから内向きにみてパターンa,b,c,b,c,a,c,a,b,c,bを有している。この場合特に縁部パターンの区画部a,b,c,b,cが、移動方向に沿って記入矢印の方向に生ずる引張り力に対して極めて有利に作用する。引き続き内向きに形成されるパターンは、この領域で生ずる引張り力を補償及び最適に制御するために設けられる。
【0037】
第4図の別の実施例では、類似の巻掛け手段を、同様に移動方向に相前後して加圧片に配置されるリンクプレート用の本発明による2つのポジションパターンの一区分で図示している。縁部領域16,16′から分割ライン2,2′によって分割された中央領域17は、第3図で図示の実施例の中央領域7と同じポジション区画部a,b,cから形成されるが、4つのポジション区画部a,b,cが互いに並べられていることが異なっている。
【0038】
矢張り鏡像的に構成された縁部領域は、幅に関し短縮されかつ外側から内向きにポジションパターンa,b,c,bを有していて、この場合、縁部から第1番目のポジションcは、この個所で増大する、矢印によって示された移動方向での引張り力を吸収するために、二重リンクプレートによって占有されている。二重リンクプレートに続いて内向きに縁部領域16,16′の終結部を成すリンクプレートを備えた、パターンとは異なるポジションbが配置されていて、次いで内側領域17に向けて、規則的に内向きに反復するポジションa,b,cを有するパターンに移行している。
【0039】
第5図乃至第9図の実施例は、移動方向に対して横方向で41個の奇数のリンクプレートが備えられていてかつスリーリンクプレート複合体として中央のリンクプレート列5に対して鏡面対称的に配置されていることが共通している。更に、これら実施例では縁部領域26が一致していてかつ8つのポジションを有するパターンの形状で構成されていて、このパターンは、両縁部領域26,26′における引張り力の極めて良好なしかも均一な分配を可能にする。全てのポジションは単一にリンクプレート10によって占有されていてかつ加圧片4に配置されている。
【0040】
縁部領域26,26′のパターンは、内向きにみてポジション順序a,b,c,b,c,a,c,a,bを有していて、この場合分割ライン2,2′は、部分的なポジションを縁部領域及び内側領域に対応配置できるため、常時正確に1つのポジションに規定できない分割領域を示している。縁部領域に対して内側領域27,37,47,57,67,77,87は、構成パターンの比較において互いに異なるリンクプレート10によるポジション占有を有していて、この場合全ての構成パターンにおいてポジションは単一にリンクプレートによって占有されている。
【0041】
第5図では、ポジションaに配置された中央のリンクプレート列5に対して鏡面対称的に構成されている複合体が設けられていて(それ故、中央のリンクプレート列から出発して1つの対称半部のみを説明する)かつポジション順序b,c,b,a,b,c,a,b,c,a,cを備えたパターンを有しているのに対して、これに類似して構成された第6図の内側領域47はポジション順序b,c,b,a,b,c,b,c,a,c,aを備えたパターンを有している。第7図の実施例の内側領域57は、ポジション順序a,c,b,c,a,b,a,b,c,a,cを備えたパターンを有する前述の実施例のような構造を図示している。
【0042】
第8図乃至第11図の実施例の内側領域67,77,87は、規則的に形成されていてかつスリー区画部の反復を有している。この場合、内側領域67,77,87は矢張り中央のリンクプレート列5に対して鏡面対称的であり、従って、中央のリンクプレート列を起点として外向きに一方の半部のみを説明する。第8図ではスリー区画部はポジションc,a,bから形成されかつ4度反復されている。この場合最後のポジションbは縁部領域26の一部として見ることができる。
【0043】
第9図の実施例の内側領域は、ポジションc,a,bの組合わせのスリー区画部を有していてかつ3度反復されている。この場合、縁部領域26に向けて尚ポジションa,cが接続されている。
【0044】
第10図の実施例は、移動方向(矢印方向)に対して横方向で数の減少したリンクプレート、例えば35個のリンクプレートを備えた同様に対称的に構成された巻掛け手段が図示されている。上述のように分割ライン2,2′によって示された縁部領域36,36′は、縁部からポジションa,b,c,b,c,a,c,aを備えたパターンを有していてかつポジションbに配置された中央のリンクプレート列5を備えた規則的な内側領域77を有していて、このリンクプレート列5には、縁部領域の方向で両側にポジション順序c,a,bを備えた3度反復するスリー区画部が接続されている。
【0045】
長手方向(矢印方向)に対して横方向でポジションaの中央のリンクプレート列5を中心に対称的に配置された37個のリンクプレートを備えた巻掛け手段の第11図で図示の別の実施例では、第5図乃至第9図の実施例と一致して構成されている縁部領域26及び分割ライン2,2′によって明瞭に分割された中央領域87が配置されていて、この場合、中央のリンクプレート列5に対して鏡面対称的に、中央のリンクプレート列5を起点として対称半部毎ポジションb,c,aを備えた3度反復するスリー区画部が接続されている。
【0046】
第12図の実施例では、非対称的に構成された内側領域97を有する、移動方向に対して横方向で36個のポジションに36個の数のリンクプレート10を備えた巻掛け手段が図示されている。内側領域97は、内側領域12が始まる、第12図でみて左側の端部から右向きに連続的にポジションc,b,aを備えたポジション区画部3を7度反復されている。
【0047】
縁部領域は互いに同様に非対称的に構成されている。左側の縁部領域46は、縁部からポジションパターンc,b,a,b,a,c,aに従って、右側の縁部領域46′は同様に縁部からポジションパターンc,a,b,a,b,c,b,cに従って構成されている。この場合、右側の縁部領域46′は移動方向に対して横方向での広がりに関し左側の縁部領域46よりも多くのポジションを有している。しかしながら、(特にこの実施例では内側領域、この場合内側領域97への縁部領域46,46′に関する)縁部領域の移行部は、流れるように又は連続的に形成されるので、1つ又は別のポジションを両領域に対応配置することができる。
【0048】
第13図で図示の本発明による巻掛け手段の実施例は、第11図の実施例に一致するが、ポジションc,b,aを備えたポジション区画部3が6度だけ反復されていることが異なっている。この実施例は、移動方向に対して横方向で奇数のポジション、この実施例では例えば33個のポジションを備えた非対称的な配置の可能性を示している。
【0049】
第14図では、CVT・伝動装置において本発明による巻掛け手段を使用するための実施例を概略的に図示している。駆動モータ200はモータ出力軸201aによってダンパ201の入力部材201aを駆動し、この場合、入力部材201aと出力部材201bとの間のトルク流内には蓄力部材202及び場合によっては摩擦緩衝装置が設けられている。ダンパ201に後置されて、トルク流内にトルクセンサ203が配置されている。機能形式は例えばドイツ国特許出願公開第4234294号明細書に記載されている。
【0050】
トルクセンサ203に後置されて、圧力チャンバ220a,212aを有する第1の円錐プーリ対204が配置されている。圧力チャンバ220a,212aは複動ピストン原理に従って配置されていて、この場合、ピストンは伝動装置の伝達比を制御するためにかつ巻掛け手段1の圧着作用を制御するために制御される。複動ピストンの機能形式は例えばドイツ国特許出願公開第4201693号及び第4134658号明細書に記載されている。更に本発明は、ドイツ国特許出願公開第4210692号及び第4134658号明細書にも関連し、この公知明細書の開示内容は本発明にも属する。
【0051】
巻掛け手段1は、発生するトルクを複動ピストン220a,221bによって制御可能な第1の円錐プーリ対204から第2の円錐プーリ対205に伝達する。巻掛け手段1はエンドレスに構成されている。
【0052】
第2の円錐プーリ対205に後置して、回転方向を逆転するための装置及び始動装置を配置でき、これら装置は概略的にブロック206として図示されている。更に、回転方向を逆転するための装置、例えばターニングユニット及び/又は始動装置、例えば始動クラッチ又はトルクコンバータは第1の円錐プーリ対204に前置して配置することもできる。
【0053】
トルク流内には最終的に差動装置207が配置され、この差動装置には駆動軸208が接続される。
【0054】
本発明により提示された請求の範囲は、広範の特許防護を得るための先入観のない形式的な提案である。本願出願人は、これまで明細書及び/又は図面でのみ開示された特徴以外の別の特徴を請求することを保留する。
【0055】
従属請求項で記載の構成によって本発明の別の構成が可能である。しかし、従属請求項の独自の特徴を放棄するものではない。
【0056】
従属請求項の構成によって、その他の請求項とは無関係な独自の構成が得られる。
【0057】
本発明は図示の実施例に限定されるものではない。むしろ本発明の範囲において種種の変更及び修正が可能である。明細書及び図面並びに請求の範囲記載の特徴及びエレメント並びにプロセスステップに関連して、個々に及び組み合わせて発明性を有する変化構成、エレメント、組み合わせ及び/又は材料も可能である。組み合わされた特徴により、新たな構成並びに新たなプロセスステップもしくはプロセスステップ順序、特に製作、チェック及び作業プロセスが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による巻掛け手段の一実施例を部分的に示した図。
【図2】従来の巻掛け手段の構成の一区分を示した図。
【図3】リンクプレート複合体の幅に関連して奇数のリンクプレートを備えた本発明による巻掛け手段の実施例を部分的に示した図。
【図4】リンクプレート複合体の幅に関連して奇数のリンクプレートを備えた本発明による巻掛け手段の実施例を部分的に示した図。
【図5】リンクプレート複合体の幅に関連して奇数のリンクプレートを備えた本発明による巻掛け手段の実施例を部分的に示した図。
【図6】リンクプレート複合体の幅に関連して奇数のリンクプレートを備えた本発明による巻掛け手段の実施例を部分的に示した図。
【図7】リンクプレート複合体の幅に関連して奇数のリンクプレートを備えた本発明による巻掛け手段の実施例を部分的に示した図。
【図8】リンクプレート複合体の幅に関連して奇数のリンクプレートを備えた本発明による巻掛け手段の実施例を部分的に示した図。
【図9】リンクプレート複合体の幅に関連して奇数のリンクプレートを備えた本発明による巻掛け手段の実施例を部分的に示した図。
【図10】リンクプレート複合体の幅に関連して奇数のリンクプレートを備えた本発明による巻掛け手段の実施例を部分的に示した図。
【図11】リンクプレート複合体の幅に関連して奇数のリンクプレートを備えた本発明による巻掛け手段の実施例を部分的に示した図。
【図12】非対称的なポジションパターンを備えた本発明による巻掛け手段の実施例を部分的に示した図。
【図13】非対称的なポジションパターンを備えた本発明による巻掛け手段の実施例を部分的に示した図。
【図14】無段調節可能な伝動装置への有利な組込み形式を示した図。
【符号の説明】
2,2′ 分割ライン
4,4′,4″,4′″ 加圧片
4a,4b 揺動片
4c 溶接点
5 リンクプレート列
6,6′,16,16′,26,26′,36,36′,46,46′ 縁部領域
10a,10b,10c リンクプレート
27,37,47,57,67,77,87,97 内側領域
200 駆動モータ
201 ダンパ
201a 入力軸
201b 出力軸
202 蓄力部材
203 トルクセンサ
204,205 円錐プーリ対
220a,212a 圧力チャンバ
220b,221b 複動ピストン
206 ブロック
207 差動装置
208 駆動軸
Claims (23)
- 加圧片(4)と加圧片(4)に結合されるリンクプレート(10a,10b,10c)とから成る、自動車の無段調節可能な伝動装置用の巻掛け手段(1)であって、該巻掛け手段(1)が、第1の円錐プーリ対(204)と第2の円錐プーリ対(205)との間の力の流れ内に配置されている形式のものにおいて、
イ)巻掛け手段(1)の長手方向に沿って作用する力を伝達するために、長手方向に対して横方向に方向付けられて巻掛け手段の周方向に亘って分配された加圧片(4)が設けられており、
ロ)リンクプレート(10a,10b,10c)が開口(10e)を有していて、該開口内に加圧片(4)が係合しており、これにより、巻掛け手段の長手方向でみてリンクプレート列が形成されており、
ハ)多数のリンクプレート列が、横方向でみて1つの中央領域(7)と2つの縁部領域(6,6´)とを備えた巻掛け手段(1)を形成しており、
ニ)巻掛け手段(1)に、隣接する2つの加圧片(4)によって規定されるポジションa,b,cが対応配置されており、第1のポジションaが、隣接する第2のポジションb及び第3のポジションcによって取り囲まれていて、該第2及び第3のポジションが、長手方向でみて第1のポジションに対して相対的に1つの加圧片の間隔だけ乃至は2つの加圧片の間隔だけ長手方向にずらされており、第1、第2及び第3のポジションが、長手方向で規則的に反復されていてかつリンクプレート(10a,10b,10c)がポジションに関連したリンクプレート列を形成するために対応するポジションa,b,cを占有しており、
ホ)リンクプレートによるポジションの占有によって、横方向でみてパターンが形成され、この場合、少なくとも1つの縁部領域(6,6´)のパターンが、中央領域(7)のパターンとは異なっていることを特徴とする、巻掛け手段。 - 1つのリンクプレート列の1つのポジションが、横方向でみて少なくとも1つのリンクプレート(10a,10b,10c)によって占有されている、請求項1記載の巻掛け手段。
- 縁部領域のパターンが、最外縁部ポジションから出発して巻掛け手段中央の方向で少なくとも、2つのポジションのリンクプレート列によって規定されている、請求項1又は2記載の巻掛け手段。
- 両縁部領域(6,6´)が同じパターンを有している、請求項1から3までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- 1つのポジションの少なくとも1つのリンクプレート列が、少なくとも二重にリンクプレート(10a,10b,10c)によって占有されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- 縁部領域(6,6´)又は内側領域(7)の巻掛け手段の1つのポジションの少なくとも1つのリンクプレート列が、その他のリンクプレート(10a,10b,10c)の厚さに比して補強して構成されたリンクプレートによって占有されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- 補強されたリンクプレートの厚さが、補強されない2つのリンクプレートの厚さよりも小さい、請求項1から6までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- 巻掛け手段が、長手方向に沿って規則的に反復する3つの異なるポジションa,b,cを有するスリーリンクプレート複合体であり、この場合、ポジションaが第1のポジションを成していて、該ポジションを中心として、1つの加圧片の間隔をおいて長手方向でずらされたポジションbがかつ2つの加圧片の間隔をおいてずらされたポジションcが配置されている、請求項1から7までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- 少なくとも1つの縁部領域(6,6´)において最外縁部ポジションで始まって、ポジションa,b,c,bを有する少なくとも1つのリンクプレート列順序が最外縁部のリンクプレート列から巻掛け手段中央の方向に配置されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- 少なくとも1つの縁部領域(6,6´)において最外縁部のリンクプレート列で始まって、ポジションa,b,c,b,cを有する少なくともリンクプレート列が巻掛け手段中央の方向に配置されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- 少なくとも1つの縁部領域(26;26´)において最外縁部ポジションで始まって、ポジションa,b,c,b,c,aを有する少なくともリンクプレート列が巻掛け手段中央の方向に配置されている、請求項1から10までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- 少なくとも1つの縁部領域(6,6´)において最外縁部ポジションから内向きに数えて第3番目及び/又は第5番目のポジションに、2つのリンクプレート又は補強された1つのリンクプレートを有するリンクプレート列が設けられている、請求項1から11までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- 巻掛け手段がそのパターンに関し、中央のリンクプレート列を中心として両縁部領域の方向に対称的に構成されている、請求項1から12までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- 内側領域(7)がそのパターンに関し、中央のリンクプレート列を中心として両縁部領域(6,6´)の方向に対称的に構成されている、請求項1から12までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- 内側領域(67)がそのパターンに関し、一方の縁部領域(26)から他方の縁部領域(26´)に向けて巻掛け手段に対して非対称的に構成されている、請求項1から14までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- 内側領域のポジションが、任意にリンクプレート(10a,10b,10c)によって占有されている、請求項1から15までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- 内側領域(77)において、分割ポジション(5)を嵌挿した後で占有されたポジションのパターンが反復している、請求項1から16までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- 分割ポジション(5)が、1つまたは2つの加圧片(4)だけ長手方向にずらされたポジションである、請求項1から17までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- 内側領域(107)が、リンクプレート(10a,10b,10c)によって占有されたポジションa,b,c及び/又はb,c,a及び/又はc,b,aの少なくとも1つの反復から構成されている、請求項1から18までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- 内側領域が、リンクプレートによって占有されたポジションc,a及び/又はa,cの少なくとも1つの反復から構成されている、請求項1から18までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- 加圧片(4)間の間隔が一様ではない、請求項1から20までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- 加圧片(4)が、少なくとも2つの互いに転動する揺動片(4a,4b)から構成されている、請求項1から21までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
- リンクプレート(10a,10b,10c)が、加圧片(4)に離脱不能に配置されている、請求項1から22までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
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