〔発明の概要〕
本発明は、異なる特性(通信速度、セキュリティ、QoS、消費電力、課金等)を持つ異なる通信方式(携帯電話網と無線LAN等)で通信する複数の通信手段を持つ通信装置において、これら通信手段のうちいずれかの通信手段が選択されたときに、(1)それぞれの通信手段に合ったアプリケーションの起動、(2)それぞれの通信手段に合ったアプリケーションのモードの選択(機能の選択)、および(3)それぞれの通信手段に合ったコンテンツの選択、の少なくとも1つを、選択された通信手段およびその特性に合わせて行うものである。すなわち、本発明は、異なる特性を持つ複数の通信方式から1つの通信方式を選択して通信可能な通信装置において、選択した通信方式に合わせて、目的の同じ複数のアプリケーション、アプリケーション・ソフトウェアにおける目的の同じ複数のモード(制御方式)、および同等の内容のコンテンツの少なくとも1つを切り換えるものである。また、本発明は、異なる特性を持つ複数の通信方式から1つの通信方式を選択して通信可能な通信装置において、選択した通信方式に合わせて、その使用方法、用途、容量、セキュリティ、低消費電力等を選択するものであってもよい。
なお、自分自身の通信方式(物理層)の切り替えに基づいてソフトウエア等を選択する代わりに、通信相手の状態を検知し、その通信状態に合わせてソフトウエア等を選択してもよい。
また、本発明では、通信装置の通信方式に合わせて、通信装置の通信相手のサーバーから送信されるデータの形式を自動的に変更するものである。
なお、通信方式の選択は、コスト、セキュリティ、消費電力等に基づいてユーザまたは通信装置が行うことができる。
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について図1ないし図11に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本発明を、複数の通信方式でインターネット接続可能な携帯電話機のウェブ閲覧アプリケーション・ソフトウェア(ウェブブラウザ)に適用した場合の実施の一形態について、概念図である図1に基づいて概要説明を行う。
なお、複数の通信方式でインターネット接続可能な携帯電話機に代えて、複数の通信方式でインターネット接続可能な他の携帯端末(PDA(Personal Digital Assistant)やノート型パーソナル・コンピュータなど)、あるいは複数の通信方式でインターネット接続可能な非携帯型端末(デスクトップ型パーソナル・コンピュータなど)を用いてもよい。また、以下では、2種類の通信方式で通信可能な端末を用いた場合について説明するが、3種類以上の通信方式で通信可能な端末を用いてもよい。
図1のシステムは、物理層(通信網)の違いからウェブブラウザを変更するものである。図1のシステムでは、携帯電話機2のユーザは、無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイント3経由で接続可能な場所(ホットスポット(登録商標))にいる場合には、フル機能のウェブブラウザBでコンテンツBを楽しむことができ、ホットスポット(登録商標)から携帯網でしか通信できない場合に移動すれば、文字向きウェブブラウザAでコンテンツBと同等の情報があるが、容量の少ないコンテンツAを見ることができるようになっている。なお、片方のウェブブラウザが機能を包含している場合は機能を切り替えてもよい。
携帯電話機2は、第1の通信方式(「通信方式1」または「A方式」とも表記する)W1でデータを送受信する図示しない第1の通信部(通信手段)と、第1の通信方式W1と異なる特性(通信速度、信頼性、QoSに対応しているか否か、セキュリティ、課金等)を持つ第2の通信方式W2(「通信方式2」または「B方式」とも表記する)でデータを送受信する図示しない第2の通信部(通信手段)とを持つ。なお、第1の通信方式と第2の通信方式とは、物理層が異なっていてもかまわないし、物理層が同じで上位層が異なるだけでもかまわない。同じ上位層を用いても、認証相手のサーバーが異なることで、ウェブブラウザのモードを切り換えても構わない。
本実施形態では、第1の通信方式は、携帯パケット網(携帯網)6を用いた無線通信であり、第2の通信方式は、無線LANである。第1の通信方式W1は、WCDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やCDMAOne(登録商標)などの携帯電話の無線方式であり、その代表的特性は、有料、低速、ほぼどこでも接続可能である。第2の通信方式W2は、IEEE802.11gやIEEE802.11b等の無線LANであり、その代表的特性は、無料、高速、ホットスポット(一部地域)のみで接続可能である。第2の通信方式W2は、Bluetooth(登録商標)であってもよい。
携帯電話機2は、第1の通信部により各基地局5経由の経路(第1の通信方式W1を用いたアクセス経路)P1でインターネット網4上の情報(コンテンツサーバー1に格納されたコンテンツ)にアクセスできると共に、第2の通信部により無線LANのアクセスポイント3経由の経路(第2の通信方式W2を用いたアクセス経路)でインターネット網4上の情報(コンテンツサーバー1に格納されたコンテンツ)にアクセスできる。なお、図1では、数多くあるコンテンツサーバー1の1つを示している。
携帯電話機2は、コンテンツサーバー1にアクセスするために、第1の通信方式W1および第2の通信方式W2のどちらも選択可能である。携帯電話機2は、ユーザの指定によって、あるいは携帯電話機2自体の自動判別に基づいて、第1の通信方式W1および第2の通信方式W2のいずれか(第1の通信部および第2の通信部のいずれか)を選択する図示しない切替部(切替手段)を備えている。
コンテンツサーバー1は、文字中心で、場合によっては文字数も少ない軽量の(サイズの小さい)データであるコンテンツA(「A方式コンテンツ」とも表記する)と、画像データ、動画データ等を含んだ大容量の(サイズの大きい)コンテンツB(「B方式コンテンツ」とも表記する)とを格納している。コンテンツAとコンテンツBとは、全く異なるものではなく、同等の内容を示す(基本的内容は同じ)コンテンツである。また、コンテンツAとコンテンツBとは、関係づけられたページである。また、コンテンツAは、コンテンツBの一部であってもかまわない。さらに、コンテンツAとコンテンツBとは、異なる言語体系で記述されている。コンテンツAは、例えばコンパクトHTMLで記述されたウェブページであり、コンテンツBは、例えば通常のHTMLで記述されたウェブページである。異なる言語体系とは、一方が他方のサブセットであってもよく、その逆であっても構わない。なお、コンテンツAとコンテンツBとは、サイズの異なるものであれば、上述した例に限定されるものではなく、異なるサイズの画像データや動画データを含むものであってもよく、異なるフレームレートの動画データを含むものであってもよく、異なる圧縮率の画像データや動画データを含むものであってもよい。
コンテンツサーバー1は、後述するように、コンテンツサーバー1自体の判断に基づいて、あるいは携帯電話機2からの送信要求に応じて、コンテンツAおよびコンテンツBのどちらかを携帯電話機2に送信する。携帯電話機2は、コンテンツサーバー1からコンテンツを受信し画像として表示装置に出力する(表示する)。
携帯電話機2は、コンテンツサーバー1からコンテンツを受信し画像として表示装置に出力するためのアプリケーション・ソフトウェアであるウェブブラウザとして、軽量のコンテンツAを表示するのに適したA方式ウェブブラウザ(「ウェブブラウザA」あるいは「High用閲覧ソフト」とも称する)と、大容量のコンテンツBを表示するのに適したB方式ウェブブラウザ(「ウェブブラウザB」あるいは「Low用閲覧ソフト」とも称する)とを記憶する図示しないアプリケーション群記憶部と、アプリケーション群記憶部に記憶されたA方式ウェブブラウザおよびB方式ウェブブラウザを起動して実行する図示しないアプリケーション実行部(アプリケーション実行手段)と、上記切替部における通信方式の切り替えに連動して、アプリケーション実行部で起動するウェブブラウザを切り替える図示しないアプリケーション切替部(アプリケーション切替手段)とを備えている。アプリケーション切替部は、第1の通信方式W1で通信している時にはA方式ウェブブラウザを起動し、第2の通信方式W2で通信している時にはB方式ウェブブラウザを起動する。
ウェブブラウザAは、文字に向いた画面構成を持つ文字専用ウェブブラウザ、例えばi−mode(登録商標)用ウェブブラウザである。また、ウェブブラウザBは、文字だけでなく画像も表示できる画面構成を持つウェブブラウザ、例えばマイクロソフト社製の"Internet Explorer"である。
なお、A方式ウェブブラウザとB方式ウェブブラウザとは本質的に異なるものであっても、同一のソフトでモードが違うだけであっても構わない。すなわち、携帯電話機2は、A方式ウェブブラウザと同等の動作を行うAモードと、B方式ウェブブラウザと同等の動作を行うBモードとを切り替えながら動作できるウェブブラウザを記憶する図示しないアプリケーション記憶部と、アプリケーション記憶部に記憶されたウェブブラウザを実行する図示しないアプリケーション実行部(アプリケーション実行手段)と、上記切替部における通信方式の切り替えに連動して、アプリケーション実行部で起動するウェブブラウザのモードを切り替える図示しないアプリケーションモード切替部(アプリケーションモード切替手段)とを備えていてもよい。アプリケーションモード切替部は、第1の通信方式W1で通信している時にはウェブブラウザをAモードで起動し、第2の通信方式W2で通信している時にはウェブブラウザをBモードで起動する。
通信方式(この場合には物理層)に応じたウェブブラウザの切り替え方法の一例を表1に示す。この例は、第1の通信方式がWCDMAである場合である。
表1に示すように、通信方式が無線LAN(第2の通信方式)である場合には通常のウェブブラウザBを使用し、通信方式がWCDMA(第1の通信方式)である場合には軽量データ用のウェブブラウザAを使用する。
なお、表1の例は、最も簡単な例であり、他の切り替え方法を用いてもよい。通信方式(この場合には物理層)に応じたウェブブラウザの切り替え方法の他の一例を表2に示す。この例も、第1の通信方式がWCDMAである場合である。
この切り替え方法では、使用アプリケーションに関するユーザの指定(「通常のウェブブラウザB」、「自動選択」、または「軽量データ用のウェブブラウザA」、通信方式、および通信状態に応じて使用ウェブブラウザを切り替える。すなわち、表2に示すように、使用アプリケーションに関するユーザの指定が「通常のウェブブラウザB」である場合には、通信方式が無線LAN(第2の通信方式)およびWCDMA(第1の通信方式)のいずれであっても、通常のウェブブラウザBを使用する。また、使用アプリケーションに関するユーザの指定が「自動選択」であり、かつ、通信方式が無線LAN(第2の通信方式)である場合には、通常状態が良好であれば通常のウェブブラウザBを使用し、通常状態が不安定であれば軽量データ用ウェブブラウザAを使用する。また、使用アプリケーションに関するユーザの指定が「自動選択」であり、かつ、通信方式がWCDMA(第1の通信方式)である場合には、軽量データ用ウェブブラウザAを使用する。使用アプリケーションに関するユーザの指定が「軽量データ用のウェブブラウザA」である場合には、通信方式が無線LAN(第2の通信方式)およびWCDMA(第1の通信方式)のいずれであっても、軽量データ用のウェブブラウザAを使用する。
また、コンテンツサーバー1から携帯電話機2に送信されるコンテンツは、上記切替部における通信方式の切り替えに連動して、切り替えられるようになっている。コンテンツをどのように選択する方法は、携帯電話機2からコンテンツサーバー1側に経路を示し、コンテンツサーバー1で対応(課金も可)する方法や、コンテンツに選択情報を記入しておき、携帯電話機2側で判定する方法等がある。すなわち、コンテンツの切替方法としては、以下の2つの方法が採用できる。
(コンテンツ切替方法1)
コンテンツサーバー1が、携帯電話機2から申告されるウェブブラウザの種類に基づいて通信方式がA方式かB方式かを判定して、適切な通信方式に対応したコンテンツのデータを送信する。すなわち、アプリケーション実行部で実行しているウェブブラウザの種類をコンテンツサーバー1に通知する図示しない通知部(通知手段)を携帯電話機2に設け、上記通知部によって通知されたウェブブラウザの種類に応じて、携帯電話機2へ送信するコンテンツを切り替える図示しない送信コンテンツ切替部をコンテンツサーバー1に設ける。送信コンテンツ切替部は、携帯電話機2から同一のコンテンツ送信要求(URL等)を受信しても、上記通知部によって通知されたウェブブラウザがA方式ウェブブラウザである場合にはA方式コンテンツを、上記通知部によって通知されたウェブブラウザがB方式ウェブブラウザである場合にはB方式コンテンツを携帯電話機2に送信するようになっている。ウェブブラウザが、インターネット上のHTML(Hyper Text Markup Language)コンテンツをブラウジングするアプリケーションである場合には、携帯電話機2がコンテンツサーバー1にアクセスする時に、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)によって、携帯電話機2で実行しているウェブブラウザの種類をコンテンツサーバー1に報告することができる。そのため、この場合、通知部は、この機能を利用して携帯電話機2で実行しているウェブブラウザがA方式ウェブブラウザであるのかB方式のウェブブラウザであるのかをコンテンツサーバー1に報告すればよい。コンテンツ切替方法1では、携帯電話機2は、接続された通信方式、もしくはユーザによって指定された通信方式に応じて、コンテンツサーバー1に対して、通信方式がA方式であるかB方式であるかを宣言してもよい。
図6は、コンテンツサーバー1が通信モードに応じて送信するページ(コンテンツ)をコンテンツ切替方法1で選択する処理の一例を説明するための説明図である。図6の場合、コンテンツサーバー1が、携帯電話機2との通信モード(通信方式)に応じて送るページ(コンテンツ)を変更する。なお、ページではなくページ内の画像を変更してもよい。図6に示すLow用ページ61はコンテンツAに対応し、図6に示すHigh用ページ62はコンテンツBに対応する。図6に示すLow用ページ61およびHigh用ページ62にアクセスするための基本URLは、"http://contents/page1"である。携帯電話機2から基本URLにアクセスすると、コンテンツサーバー1が通信方式に応じてLow用ページ61(URLが"http://contents/page1A")およびHigh用ページ62(URLが"http://contents/page1B")の何れかを選択する。
図8は、コンテンツサーバー1が通信モードに応じて送信するページ(コンテンツ)をコンテンツ切替方法1で選択する処理の他の例を説明するための説明図である。この場合、同一のページ81内にLow用ページ61の内容とHigh用ページ62の内容とを含めている。より詳細には、High用のページ81に、Low用ページ82が包含されている。そして、High用のページ81には、携帯電話機2の通信方式が低速の第1の通信方式である場合と高速の第2の通信方式である場合との両方に携帯電話機2で使用される共通データ、携帯電話機2の通信方式が高速の第2の通信方式である場合にのみ携帯電話機2で使用される高速用データ、および携帯電話機2の通信方式が低速の第1の通信方式である場合にのみ携帯電話機2で使用される低速用データ、の3種類のデータを含んでいる。これらのデータにはそれぞれ、そのデータの種類を示すタグ(図8では、それぞれ"<lowSP>"、"<HighSP Only>"、および"<LowSP Only>")が付けられている。
コンテンツサーバー1は、携帯電話機2の通信モード(通信方式)に応じて、ページ81の送る部分を変更する。すなわち、携帯電話機2の通信方式が高速の第2の通信方式である場合にはページ81の全てのデータを送信する(だだし送信データのうち低速用データは携帯電話機2の表示の際には無視される)が、携帯電話機2の通信方式が低速の第1の通信方式である場合に低速の場合には、ページ81の高速用データを飛ばして、ページ81の共通データおよび低速用データの部分だけをLow用ページ82として携帯電話機2に送信する。なお、このようなページの場合には、携帯電話機2は、通信方式低速の第1の通信方式から高速の第2の通信方式に変更されたときに、ページ全体を更新する必要はなく、まだ読み込んでいない高速用データの部分のみを新規に読み込みこんで、High用のページ81に表示を切り替えてもよい。なお、ページ81のURLは"http://contents/page1"である。
(コンテンツ切替方法2)
携帯電話機2が、コンテンツサーバー1に格納されたA方式用コンテンツおよびB方式用コンテンツに対し、URL(Uniform Resource Locater)やコンテンツ内の情報に基づいてどちらのコンテンツへアクセスするかを通信路に応じて選択する。すなわち、切替部における通信方式の切り替えに連動して、コンテンツサーバー1から受信するコンテンツを切り替える図示しない受信コンテンツ切替部(受信コンテンツ切替手段)を携帯電話機2に設ける。受信コンテンツ切替部は、通信方式に応じたコンテンツの送信要求(URL等)をコンテンツサーバー1に送るようになっている。
図7は、携帯電話機2が通信モードに応じて受信するページ(コンテンツ)を選択する処理を説明するための説明図である。図7の場合、URLで分かるようにする。図7に示すLow用ページ61はコンテンツAに対応し、図7に示すHigh用ページ62はコンテンツBに対応する。図7に示すLow用ページ61およびHigh用ページ62にアクセスするための基本URL(基本アドレス)は、"http://contents/page1"である。図7の場合、携帯電話機2が、ユーザによって入力された基本URL("http://contents/page1")の一部を、携帯電話機2自体の通信モード(通信方式)に応じてLow用ページ61のURL("http://contents/low/page1";第1の通信方式に対応するコンテンツAにアクセスするためのアドレス)またはHigh用ページ62のURL("http://contents/high/page1";第2の通信方式に対応するコンテンツBにアクセスするためのアドレス)に強制変更してからコンテンツサーバー1に送信することでHigh用ページ62およびLow用ページ61のいずれかを選択して、使用中の通信方式に対応するウェブページ(High用ページ62およびLow用ページ61のいずれか)にアクセスする。
図5は、本実施形態に係る携帯電話機2の構成を示すブロック図である。
携帯電話機2は、携帯電話の無線方式である第1の通信方式W1で通信を行うための第1の通信部として、公衆回線通信部26を備えている。公衆回線通信部26は、携帯網の基地局5との間で電波を送受信するための公衆回線用アンテナ14、携帯電話の無線方式で通信を行うための公衆回線部15、および公衆回線部15を制御するための公衆回線制御部16を備えている。
携帯電話機2は、無線LAN方式である第2の通信方式W2で通信を行うための第2の通信部として、無線LAN通信部25を備えている。無線LAN通信部25は、無線LANの電波を送受信するための無線LAN用アンテナ11、無線LANによる通信を行うための回路である無線LAN部12、および無線LAN部12を制御するための無線LAN制御部13を備えている。
携帯電話機2は、コンテンツを表示するための表示装置17、情報の入力および選択操作を行うための操作入力装置18、制御部19、記憶部20を備えている。
記憶部20は、通信方式の切り替えの判断基準を記憶する判断基準記憶部22と、無線LANおよびインターネット網への接続に必要な個人認証データを記憶する個人認証データ記憶部23と、アプリケーション群を記憶するアプリケーション群記憶部(アプリケーション記憶手段)24とを備えている。
制御部19は、(1)第1の通信方式(携帯パケット網6を用いた無線通信)での通信を行う第1の通信部と、第2の通信方式(無線LAN)で通信を行う第2の通信部とを、ユーザの指定によって、あるいは携帯電話機2自体の自動判別に基づいて切り替える切替部、および、
(2)アプリケーション群記憶部24に記憶されたウェブブラウザ(ウェブ閲覧用アプリケーション・ソフトウェア)AおよびBを実行するアプリケーション実行部を備えると共に、
(3) 切替部の切り替えに連動して、アプリケーション実行部で実行するウェブブラウザをウェブブラウザAとウェブブラウザBとの間で切り替えるアプリケーション切替部、または、上記切替部における通信方式の切り替えに連動して、アプリケーション実行部で起動するウェブブラウザのモードを切り替える図示しないアプリケーションモード切替部を備えている。
さらに、制御部19は、コンテンツの切替方法としてコンテンツ切替方法2を用いる場合には、
(4) 切替部の切り替えに連動して、切替部における通信方式の切り替えに連動して、コンテンツサーバー1から受信するコンテンツを切り替える図示しない受信コンテンツ切替部を備えている。
次に、携帯電話機2におけるウェブブラウジングの方法を図2に基づいて説明する。
図2に示すように、まず、携帯電話機2の切替部が通信方式を選択する(S101)。通信方式の選択については、ユーザが選択しても、携帯電話機2が自動選択しても構わない。ユーザによる選択、および携帯電話機2の自動選択については、後述する。通信方式とは、物理層、LINK・MAC層、セッション層、アプリケーション層など各種の方式の選択、および、認証キーの選択方式を含む。例えば、携帯パケット網6(携帯電話網、携帯電話のパケット網)を選択してウェブブラウジングをしようとすると、これらの方式はすべて、予め決まった方式が選択されることが多い。一方、無線LANでは、無線通信方式のみならず、アクセスポイント3や図示しない802.1Xの認証サーバーとの鍵交換などの手順が必要となる。これらはすべて通信方式であり、どの部分もしくはどのセットを選択しても構わない。
次に、携帯電話機2のアプリケーション切替部が、S102では通信方式1および通信方式2のどちらが選択されたかを判定する(S102)。このとき、3つ以上の通信方式から選択しても構わない。
S102で通信方式1が選択されたと判定した場合、携帯電話機2のアプリケーション切替部が、選択された通信方式1に適合するA方式ウェブブラウザを起動する(S103)。S103でA方式ウェブブラウザを選択したので、次に、携帯電話機2の通知部が、実行しているウェブブラウザがA方式であることをコンテンツサーバー1に知らせる(S104)。次に、携帯パケット網6(携帯網)では、株式会社NTTドコモの携帯パケット網6である場合、i−mode(登録商標)と言われるパケットサービスのための通信方式が利用され、かつ、携帯パケット網6を介して送信されるコンテンツの記述言語には、コンパクトHTMLが標準的に利用される。S104では、携帯電話機2が、その機種に合致した記述言語(例えばコンパクトHTML)で記述されたコンテンツ(ウェブページのデータ)を得るため、動作中のウェブブラウザの種類や携帯電話機2の機種(もしくはその機種の携帯電話機2がサポートするウェブブラウザの種類)などの情報を知らせる。この情報は、通常、HTTPのユーザエージェントとして携帯電話機2からコンテンツサーバー1に伝えられるが、他の手法でも構わない。次に、コンテンツサーバー1から、S104で携帯電話機2の通知部がコンテンツサーバー1にレポートをしたウェブブラウザ情報に対応したコンテンツ、すなわちA形式コンテンツを携帯電話機2に送信し、コンテンツサーバー1が送信されたA形式コンテンツを受信する(S105)。このとき、コンテンツサーバー1から送信されるコンテンツは、前述したコンテンツ切替方法1またはコンテンツ切替方法2によって選択される。次に、携帯電話機2の制御部19(後述する)による制御の下で、携帯電話機2の表示装置17(後述する)がA形式コンテンツを表示する(S106)。携帯電話機2の制御部19(後述する)による制御の下で、通信を終了する(S107)。S106の後、S107に進まずに、通常のHTMLのウェブブラウザと同様に、ユーザの指示に基づいてA形式コンテンツの受信(S105)とA形式コンテンツの表示(S106)とを繰り返してもよい。
S102で通信方式2が選択されたと判定した場合、携帯電話機2のアプリケーション切替部が、選択された通信方式2に対応するB方式ウェブブラウザを起動する(S108)。次に、携帯電話機2の通知部が、実行しているウェブブラウザがB方式であることをS104と同様の方法でコンテンツサーバー1に知らせる(S109)。その後は、S110〜S112の処理を行う。S110、S111、およびS112は、A方式コンテンツの受信および表示を行う代わりにB形式コンテンツの受信および表示を行う以外は、S105、S106、およびS107と同じである。
なお、携帯電話機2では、さらに、A方式ウェブブラウザとB方式ウェブブラウザとで表示領域のサイズが異なるように制御を行うことが望ましい。言い換えると、A方式ウェブブラウザとB方式ウェブブラウザとは、表示装置17にコンテンツを表示させる表示領域が異なるものであることが好ましい。表示装置17にHTMLのコンテンツ(ウェブページ)を表示する場合には、表示領域は、VGAと呼ばれる640×480のサイズ以上であることが望ましい。しかし、表示装置17にコンパクトHTMLのコンテンツ(ウェブページ)を表示する場合には、表示領域がVGAのサイズであると、表示領域が大きすぎて、コンテンツが小さく表示されてしまう。表示装置17にコンパクトHTMLのコンテンツ(ウェブページ)を表示する場合には、表示領域は320×240(QVGA)のサイズ程度が妥当である。この場合には、各方式のウェブブラウザを起動するときに、表示装置17の表示解像度をそれぞれのウェブブラウザに適合した表示解像度に切り換えることが望ましい。表示装置17の表示解像度の切り換えは、ディスプレイドライバ(LSI(Large-Scale Integration))への指示でハードウェア的に切り換えることで実現してもよく、ドット数を縦横拡大してソフトウエア的に切り換えることで実現してもよい。その具体的な手法は公知であるので、記載を省略する。表示領域の切り替えは、A方式ウェブブラウザおよびB方式ウェブブラウザの各々のプログラムコードに表示領域の切り替え命令を含めることで実現できる。
さらに、A方式ウェブブラウザとB方式ウェブブラウザとでは、起動時に表示されるデフォルトのページ(最初に立ち上がるページ;いわゆるホームのページ)を変更することが望ましい。通常、i−mode(登録商標)サービスでは、ウェブブラウザの起動時にはいつでもi−mode(登録商標)センターのメニューが表示される。つまり、A方式ウェブブラウザは、例えば、i−mode(登録商標)用ウェブブラウザであり、ホームのポジションがi−mode(登録商標)センターのメニューになっている。一方、通信方式が無線LANの場合には、B方式ウェブブラウザの起動時に、i−mode(登録商標)センターのメニューとは別のホームのページを表示することが望ましい。これらは、A方式とB方式との選択もしくは通信方式1と通信方式2の選択により変更されることが望ましい。また、同じ通信方式2であったとしても、会社の認証サーバーと接続した場合と、サービスプロバイダと接続した場合とでは、異なるホームのページを表示することが望ましい。これは、認証相手先を含んだ通信状況を判定し、この判定に応じてデフォルトのページ(ホームのページ)を切り換えるというものである。
以上のように、携帯電話機2は、通信方式が無線LAN(第1の通信方式)であるときには、それを検知して、フルのHTMLウェブブラウザ等であるB方式ウェブブラウザを立ち上げて、HTML等で記述されたデータ量の比較的多いB方式コンテンツを受信する。また、携帯電話機2は、通信方式がWCDMA等の第2の通信方式であるときには、それを検知して、コンパクトHTMLウェブブラウザ等であるA方式ウェブブラウザを立ち上げて、コンパクトHTML等で記述されたデータ量の比較的少ないA方式コンテンツを受信する。
図3は、携帯電話機2を通信網に接続するときに2つの通信方式から1つの通信方式を選択する方法の例を示す。ここでは、通信方式2が通信方式1より有利な通信方式である場合を示す。有利とは、課金が有利、通信速度が有利、消費電力が有利、コンテンツが有利などいろいろあるが、通信方式2の方がユーザもしくは端末により優先度が高く設定されているということであり、その理由は問わない。
まず、携帯電話機2の接続性検知部が、通信方式1の接続性(通信網に接続できる可能性)を検知する(S1011)と共に、通信方式2の接続性を検知する(S1012)。接続性の検知には、当該通信方式の受信電力によって接続性を判定する方法や、通信を行って接続が確立されたことに基づいて接続性を検知する方法など、各種の方法があるが、ここでは、その詳細は問わない。次に、携帯電話機2は、S1011もしくはS1012で得られた接続性の情報の両方もしくは一方を表示装置17でユーザに表示し(S1013)、ユーザからの接続リクエストがあるかを判断する(S1014)。携帯電話機2は、S1014でユーザからの接続リクエストがない場合には、S1011およびS1012の接続性検知を継続し、S1011およびS1012の接続性検知を定期的に行う。
携帯電話機2は、S1014でユーザから接続リクエストを受けると、通信方式2で通信網に接続可能かどうかをチェックする(S1015)。通信方式2で通信網に接続可能であれば、携帯電話機2は、通信方式2を選択して通信方式2で通信網に接続する(S1016)。携帯電話機2は、S1015で通信方式2で通信網に接続不能であれば、通信方式2で通信網に接続可能かどうかを判定する(S1017)。通信方式1で通信網に接続可能であれば、携帯電話機2は、通信方式2を選択して通信方式1で通信網に接続する(S1018)。S1017で通信方式1で通信網に接続不能であれば、通信方式1および通信方式2の何れでも通信網に接続できないので、携帯電話機2は、表示装置17に接続不能の表示を行う(S1019)。このとき、複数の原因で接続不能が発生しうるならば、携帯電話機2は、接続不能の原因も含めて表示装置17に表示できることが望ましい。接続不能と共に接続不能の原因を表示装置17に表示する場合に表示装置17に表示するメッセージは、例えば、「無線LAN:アクセスポイントに接続できません。(SSID不一致)」、「無線LAN:認証不能(認証キー不一致)」などである。
図4には、図3の接続判定に関係する流れにおける表示装置17の表示例を示す。
図4(b)は、ユーザが接続リクエストを携帯電話機2に送るための、表示装置17に表示されるメニューの一例を示す。この場合、メニューは、携帯電話機2がユーザに次の動作を選択させる(通信方式1で通信網に接続するか、通信方式2で通信網に接続するかを選択させる)ように表示される。
また、ユーザが接続リクエストを携帯電話機2に送る前に、携帯電話機2は、2つのインジケータで2つの通信方式に対応した接続可能性を表示装置17に表示する。接続可能性の表示例を図4(a)に示す。この表示例では、無線LANへの接続可能性を4段階でグラフィカルに示すインジケータを左上に表示し、携帯網(携帯無線通信網)への接続可能性を4段階でグラフィカルに示すインジケータを左上に表示している。なお、携帯網の場合には周波数で分割されているため、特定周波数の受信電力をチェックすることで接続可能性を判定することも可能である。一方、無線LANでは電波の強さ以外に、アクセスポイントとの整合性や、インターネット上の認証サーバーとの認証などによって、接続が可能かどうかは変わってくる。しかし、できるだけ携帯網への接続可能性と無線LANへの接続可能性とが同時に同じように表示されることが望ましい。
図4(c)は、S1019における接続不能と共に接続不能の原因を表示する表示画面の一例を示す。
なお、図3には、通信方式2(例えば無線LAN)に接続できる場合には、必ず無線LANと接続するという場合のフローチャートを示したが、通信方式1および通信方式2のいずれで優先的に通信網に接続するかを設定する優先度設定手段(図示しない)を携帯電話機2に設けてユーザにどの方式への接続を優先するかを設定可能にすることが望ましい。例えば、通信方式1が有料の携帯網、通信方式2が無料の無線LANであれば、ユーザが、無料でないと接続を行いたくない場合には基本的には無線LANに接続するように設定できるようになっていることが望ましい。ただし、この例でも、通信方式1がパケット定額の携帯網等である場合には、別の条件でユーザが通信方式を選ぶこともある。
なお、携帯電話機2あるいはユーザが特性の異なる通信方式から1つの通信方式を選択する基準は、上述した接続性や通信料金(課金)などに限定されるものでなく、使用方法、用途、アプリケーション、容量、混雑度、等であってもよい。
図4(a)では、ウェブページへのアクセスを行うためのアプリケーション・ソフトウェア(ウェブブラウザ)、メールを作成すると共に送受信するためのアプリケーション・ソフトウェア(メールソフト)、および電話のアプリケーション・ソフトウェアを起動させるメニューを表示しているが、これらのアプリケーション毎に上記の複数の通信方式のどれを選択するかをユーザが設定できることが望ましい。例えば、電話をかける場合には、携帯網で電話を実現すると、ユーザ(および携帯電話機2)が移動しても接続が切断される可能性が少ないが、無線LAN上でVoIP(Voice over IP)を用いて電話を実現すると、無線LANはセル半径が小さいことが多くローミングも実現容易ではないため、ユーザ(および携帯電話機2)が少し移動しただけで接続が切れることがある。よって、ユーザは携帯網を使って電話をすることを選択する可能性がある。これに対して、ウェブページのアクセスは、基本的に、ユーザ(および携帯電話機2)が止まって行うことが多く、無線LAN経由では詳細なウェブページのデータを高速に得られる可能性が高いため、ユーザは、無線LANで接続できる場所では無線LANを選択する可能性が高い。よって、携帯電話機2では、ウェブページへのアクセスを行うためのアプリケーション・ソフトウェア、メールを作成すると共に送受信するためのアプリケーション・ソフトウェア、電話のアプリケーション・ソフトウェアなどの、異なる複数のアプリケーションのそれぞれについて別々に、どの通信方式を優先もしくは選択するのかをユーザが設定できるようになっていることが望ましい。
通信方式が無線LANである場合を例にして、携帯電話機2が通信網へ接続する課程を整理すると、以下のようになる。
(1)第1のステップとして、携帯電話機2が、当該周波数に受信電力が存在するかを判定する。
例えばIEEE802.11bでは日本の法規制で4チャンネルの伝送が可能であるので、実際には、携帯電話機2が、4つの帯域を順次走査して、受信電力の有無をチェックすることになる。これは、無線LAN部12に設けられたメインの(変)復調回路(図示しない)を動作させることなく判定できることが望ましい。ほとんどの状況では受信電力が存在しないことが多く、この場合に携帯電話機2の消費電力を最低限に抑えるためである。
(2)第2のステップとして、携帯電話機2が、当該周波数で受信したパケットが自機(携帯電話機2)が保有する方式のものであるかを判定する。
無線LANの場合には、アクセスポイント3がビーコンと呼ばれるパケットを定期的に送信している。よって、自機(携帯電話機2)が、このビーコンのような他の端末が送信するパケットを解釈できるかどうかを判定する。
(3)ビーコンを判定すると、次に、携帯電話機2は、第3のステップとして、そのアクセスポイント3が形成する論理的な単位に自機(携帯電話機2)が所属可能かどうかを判定する。
アクセスポイント3はSSID(Server Side Identifier)というIDをビーコンに含めてブロードキャストしているので、携帯電話機2が、これを検出して、自機(携帯電話機2)の保有するIDと比較することで上記の判定を実現する。携帯電話機2は、複数のIDに対応していても構わない。その場合、携帯電話機2が、複数のIDを記憶しておいて、そのIDと対になっているパラメータを以降の通信で使用する。
(4)第4のステップとして、携帯電話機2が認証を行う。
この認証は、アクセスポイント3もしくはアクセスポイント3が接続されている図示しないサーバーと、携帯電話機2との間で認証用キーのやり取りを行うことで完了する。携帯電話機2とアクセスポイント3との間の認証方式としては、代表的なものとしてWEP(Wired Equivalent Privacy)があり、携帯電話機2とサーバーとの認証方式には、IEEE802.1Xがあるが、これらの認証方式は問わない。携帯電話機2が、これらの認証用キーを複数持ち、順次認証をトライすることがあっても構わない。
携帯電話機2は、上記の4つのステップのように複数の段階で無線LANとの接続が確立できない場合も存在する。図3のS1012などで示した接続性検知において、携帯電話機2がこれら4つのステップのうちのどのステップまでのチェックを行うかは実装による。携帯電話機2が毎回全部をチェックしようとすると、変復調回路をオンにする時間が長くなり、不必要に電力を消費する。一方、携帯電話機2は、構内電話を無線LAN形式で行う場合には、無線LANで常時接続されていることが望ましい。このような状況に対応するために、携帯電話機2は、ある通信システムに接続されている状態から切断された状態になったときに、ユーザが切断を行った場合と、無線区間の接続が切断されてしまった場合とで、次の動作を変えるようになっていることが望ましい。携帯電話機2は、つまりユーザが切断を行った場合には、次の回復をユーザからの指示があるまで行わないか、もしくは少ない頻度で自動回復のトライを行う一方、無線区間が通信上の課題で切断されてしまった場合には、自動回復のトライを行うか、もしくは多い頻度で自動回復のトライを行うことが考えられる。さらに、携帯電話機2は、それまで接続されていた通信システムによって、自動回復の手順を変えても構わない。つまり、携帯電話機2は、例えば、会社の通信システムに接続されていた場合には自動回復の頻度を高くし、公衆のホットスポット(登録商標)に接続されていた場合には自動回復の頻度を低くしても構わない。
上述した実施形態は、種々の変更が可能である。
例えば、第1の通信方式用のウェブページの中に他の第2の通信方式用のウェブページ(高速通信方式用データもしくは低速通信方式用データ)を記述しておき、ウェブブラウジングの途中で通信方式が第1の通信方式から第2の通信方式に変わった場合に、ウェブページの変更時に第2の通信方式用のウェブページへ飛ぶようにしてもよい。また、第1の通信方式用のウェブページの先頭に他の第2の通信方式用のウェブページ(高速通信方式用データもしくは低速通信方式用データ)のアドレス(行き先;URL等)を記述しておき、ウェブブラウジングの途中で通信方式が第1の通信方式から第2の通信方式に変わった場合に、ウェブページの変更時に第2の通信方式用のウェブページのアドレス(URL等)へ飛ぶようにしてもよい。
また、ウェブブラウジングの途中で通信方式が第1の通信方式から第2の通信方式に変わり、通信方式が高速になった場合には、第1の通信方式用のウェブページから第2の通信方式用のウェブページにすぐに切り換えるようにしてもよい。
また、ウェブブラウジングの途中で通信方式が第1の通信方式から第2の通信方式に変わり、通信方式が低速になった場合には、できるだけ現状の表示を維持し、ウェブページが更新されれば、ウェブブラウザも含めてモ−ドを変えるようにしてもよい。
この変形例では、図9(a)のような図8と同じ包含関係にある場合、図10のようにソフトウェアが処理することで、できるだけ高精細なウェブ閲覧を維持する。図9(b)は、High用閲覧ソフトとLow用閲覧ソフトとの連携を示す図である。図9(b)に示すように、High用閲覧ソフトとLow用閲覧ソフトとは、共通キャッシュ(「記憶部」とも記す)90を介して連携し、ページの読み替えを行う。
この変形例では、高速接続可能か、携帯電話機2のバッファ110にページのデータが有る場合には、できるだけ高精細な方のデータを使用できるように、ソフトウェア間(またはモード間)で連携する。この変形例では、共通キャッシュ90が、High用ページ81を記憶すると共に、操作履歴を記憶する。
ソフトウェア間で連携してページの読み替えを行う処理の流れについて図10に基づいて説明する。なお、図10において、矢印はデータの流れを示す。
High用(インターネット用)の場合、まず、High用閲覧ソフト(モード)で受信・表示する(全てのデータを受信し、High用ページ81内のHigh用データのみ表示する)(S901)。次に、操作履歴を記録し(S902)、操作し(S903)、ページ変更があるかを判定する(S904)。ページ変更がない場合にはS901に戻り、ページ変更がある場合には記憶部90にページのデータがあるかを判定する(S905)。記憶部90にページのデータがある場合には、S901に戻り、記憶部90に記憶されたページのデータを読み出して表示を行う。一方、S905で記憶部90にページのデータがない場合には、無線LANの準備ができているかを判定する(S906)。無線LANの準備ができている場合には無線LANでページのデータを受信して記憶部90に記憶させた(S907)後、S901に戻る。S906で無線LANの準備ができていない場合にはS908に進む。
Low用(iモード(登録商標)用等)の場合、まず、Low用閲覧ソフト(モード)で受信・表示する(High用ページ81内のLow用データのみを受信し、基本的にはHigh用ページ81内のLow用データのみを表示する)(S908)。次に、操作履歴を記録し(S909)、操作し(S910)、ページ変更があるかを判定する(S911)。ページ変更がない場合にはS908に戻り、ページ変更がある場合には記憶部90にページのデータがあるかを判定する(S912)。記憶部90にページのデータがある場合には、記憶部90にHigh用ページのデータがあるかを判定する(S913)。記憶部90にHigh用ページのデータがある場合には、S901に進んで記憶部90に記憶されたページのデータを読み出して表示を行い、記憶部90にHigh用ページのデータがない場合には、S908に進んで記憶部90に記憶されたページのデータを読み出して表示を行う。S912で記憶部90にページのデータがない場合には、無線LANの準備ができているかを判定する(S914)。無線LANの準備ができていない場合には、CDMA等でページのデータを受信して記憶部90に記憶させた(S915)後、S908に戻る。S914で無線LANの準備ができている場合にはS907に進む。
図10に示す処理は、図9(a)のような包含関係にある場合だけでなく、図6や図7のようなページが異なる場合にも適用可能である。図10に示す処理を図6や図7のようなページが異なる場合に適用した変形例を図11に示す。
この変形例では、高速接続可能か、携帯電話機2のバッファ110にページのデータが有る場合には、できるだけ高精細な方のデータを使用できるように、ソフトウェア間(またはモード間)で連携する。バッファ110は、High用ページ62を記憶するHigh用ページ記憶部112と、操作履歴記憶部113と、およびLow用ページ61を記憶するLow用ページ記憶部111からなる。
次に、ソフトウェア間で連携してページの読み替えを行う処理の流れについて図11に基づいて説明する。なお、図11において、矢印はデータの流れを示す。
High用(インターネット用)の場合、まず、High用閲覧ソフト(モード)で受信・表示する(High用ページ62のデータを受信し、設定によりLow用ページ61のデータも受信する。また、High用ページ62のデータのみ表示する)(S1101)。次に、操作履歴を記録し(S1102)、操作し(S1103)、ページ変更があるかを判定する(S1104)。ページ変更がない場合にはS1101に戻り、ページ変更がある場合にはHigh用ページ記憶部112にHigh用ページ62のデータがあるかを判定する(S1105)。High用ページ記憶部112にHigh用ページ62のデータがある場合には、S1101に戻り、High用ページ記憶部112に記憶されたHigh用ページ62のデータを読み出して表示を行う。一方、S1105でHigh用ページ記憶部112にHigh用ページ62のデータがない場合には、無線LANの準備ができているかを判定する(S1106)。無線LANの準備ができている場合には無線LANでHigh用ページ62のデータを受信してHigh用ページ記憶部112に記憶させる(S1107)。S1107で、Low用ページ61のデータも読み込みの場合には、Low用ページ61のデータもLow用ページ記憶部111に読み込む。その後、S1101に戻る。S1106で無線LANの準備ができていない場合にはS1108に進む。
Low用(iモード(登録商標)用等)の場合、まず、Low用閲覧ソフト(モード)で受信・表示する(Low用ページ61のデータのみを受信し、基本的にはLow用ページ61のデータのみを表示する)(S1108)。次に、操作履歴を記録し(S1109)、操作し(S1110)、ページ変更があるかを判定する(S1111)。ページ変更がない場合にはS1108に戻り、ページ変更がある場合にはLow用ページ記憶部111にLow用ページ61のデータがあるかを判定する(S1112)。Low用ページ記憶部111にLow用ページ61のデータがある場合には、High用ページ記憶部112にHigh用ページ62のデータがあるかを判定する(S1113)。High用ページ記憶部112にHigh用ページ62のデータがある場合には、S1101に進んでHigh用ページ記憶部112に記憶されたHigh用ページ62のデータを読み出して表示を行い、High用ページ記憶部112にHigh用ページ62のデータがない場合には、S1108に進んでLow用ページ記憶部111に記憶されたLow用ページ61のデータを読み出して表示を行う。S1112でLow用ページ記憶部111にLow用ページ61のデータがない場合には、無線LANの準備ができているかを判定する(S1114)。無線LANの準備ができていない場合には、CDMA等でLow用ページ61のデータを受信して記憶部90に記憶させた(S1115)後、S1108に戻る。S1114で無線LANの準備ができている場合にはS1107に進む。
なお、図9〜図11では、主としてHigh用閲覧ソフトとLow用閲覧ソフトとが連携する場合について説明したが、1つの閲覧ソフトのHigh用閲覧モードとLow用閲覧モードとの間で連携してもよい。
〔実施の形態2〕
本発明のさらに他の実施の形態について図12に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記実施の形態1または2にて示した各部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態は、アプリケーション・ソフトウェアがメールソフトである場合であり、この場合、通信可能な通信方式に合わせて、メールソフトの選択(またはメールソフトのモードの選択)およびメールアドレスの選択を行う。それに加えて、並列送信、別送信、要約送信等を実施してもよい。
本実施形態の一例として、通信方式によりメールの受信サイズおよび送信サイズを変更する例を図12に基づいて説明する。
本実施形態に係る図示しない携帯電話機2Aは、実施の形態1に係る携帯電話機2の制御部19に代えて図5に括弧書きで示す制御部19Aを備えている以外は、図12に示す実施の形態1に係る携帯電話機2と同様の構成を備えている。
制御部19Aは、
(1) 第1の通信方式(携帯パケット網6を用いた無線通信)での通信を行う第1の通信部と、第2の通信方式(無線LAN)で通信を行う第2の通信部とを、ユーザの指定によって、あるいは携帯電話機2A自体の自動判別に基づいて切り替える切替部、
(2) アプリケーション群記憶部24に記憶された第1通信方式モードおよび第2通信方式モードで動作可能なメールソフトを実行するアプリケーション実行部、および
(3) 切替部の切り替えに連動して、アプリケーション実行手段で実行するメールソフトのモードを第1通信方式モードと第2通信方式モードとの間で切り替えるアプリケーションモード切替部を有している。
この例におけるメールの受信方法および送信方法を図12に基づいて説明する。
まず、通信方式を自動もしくは手動で選択する(S201)。次に、選択された通信方式を判定する(S202)。通信方式1が選択された場合、通信方式1用の受信最大容量が設定され(S203)、通信方式2が選択された場合、通信方式2用の受信最大容量が設定される(S204)。通信方式1用の受信最大容量および通信方式2用の受信最大容量は、互いに異なっていればよく、通信方式2用の受信最大容量は無制限であっても問題ない。S203またはS204の後、メールサーバー7にアクセスして各メールの容量を含むリストを取得する。次に、リストに含まれるメールについて、受信メールを判定する(S206)。このとき、S203もしくはS204で設定された受信最大容量に従って受信メールが受信最大容量以内であるかを判定する。次に、S206で判定された最大容量以内のメールを取得する(S207)。このとき、受信最大容量を超える受信メールは、全く取得されないようにしてもよく、それとも受信メールのうちで受信最大容量以内のサイズの部分だけが取得されるようにしてもよい。その後、通信を終了する。
ここでは、最大受信容量の変更を記載したが送信側も同様の処理を行うことが望ましい。つまり、選択された通信方式により、送信メールの最大サイズを変更してもよい。この場合には、通信方式により最大送信容量を設定し、実際に送信を行うときに、メール送信バッファに存在するメールのうち、設定された最大送信容量以下のものを送る。この場合、通信方式1の最大送信容量は通信方式2の最大送信容量より小さく、かつ、通信方式2の最大送信容量は制限がないこともありえる。こうすることで、携帯電話網の遅い通信方式1において大きなメールを送信してしまい、非常に長い時間や高額のパケット代になることを防ぐことが可能である。
この最大送信容量は、ユーザが設定可能なことが望ましい。さらに、メール作成のときに、通信方式1の最大送信容量を超えた場合には、通信方式1では送信を行わず、通信方式2で接続されたときに送信を行う旨の表示を出すことが望ましい。
さらに、緊急に大きなメールを送りたいときのために、メール送信バッファに存在する通信方式1の最大容量を超えたメールを、ユーザの選択により通信方式1で送るモードを備えることが望ましい。こうすることで、パケット代が高額になってもユーザが当該メールを送信することができる。
〔実施の形態3〕
本発明のさらに他の実施の形態について図13ないし図28に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記実施の形態1または2にて示した各部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
次に、本発明を、複数の通信方式でインターネット接続可能な携帯電話機における、電子メール(以下、単に「メール」と称する)の作成および送受信を行うためのアプリケーション・ソフトウェア(メールソフト)に適用した場合の実施の一形態について、概念図である図13に基づいて概要説明を行う。図13(a)と図13(b)とは、異なる状況(別世界)での携帯電話機を示す。図13の場合は、携帯電話機2Bがメール送信先を考えずにメール送信を行う場合、あるいは、メール送信相手が複数のメールアドレスを持っているがメールシステムによってメール送信先のメールアドレスが自動で決まる場合である。
本実施形態に係る携帯電話機2Bは、図13(a)に示す状況では、世界中どこでも利用できるインターネット網4経由で他の携帯電話機2Bと接続されている。また、携帯電話機2Bは、図13(a)に示す状況では、無線LANのアクセスポイント3、メールサーバー7、および無線LANのアクセスポイント3を経由する経路(破線で示す)で電子メールの送受信を行う。図13(a)におけるメールサーバー7は、インターネット網4経由での電子メール(インターネットメール)の送受信を行うものであり、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバー等のような端末がメールを受信するためのサーバーと、POP3(Post Office Protocol 3)サーバー等のような端末がメールを受信するための受信サーバーとを含むものである。インターネット網4経由での電子メールの送受信サービスでは、大きな添付ファイルも含めて送受信可能である。
この場合、携帯電話機2Bとアクセスポイント3との間の通信方式は、無線LANである。なお、携帯電話機2Bとアクセスポイント3との間の通信方式は、無線LAN以外のIP(Internet Protocol)通信であってもよい。この状況では、ユーザが、携帯電話機2Bのインターネットメール用メールソフトを起動して、送信相手の端末(携帯電話機2Bやパーソナル・コンピュータなど)のインターネットメールのアドレス、あるいは送信相手の携帯電話機2Bのロングメールのアドレスにインターネットメールを送信する。
図13(b)に示す状況では、本実施形態に係る携帯電話機2Bは、携帯パケット網6経由で他の携帯電話機2Bと接続されている。また、携帯電話機2Bは、携帯網(携帯パケット網6)の基地局5、メールサーバー7、および携帯網(携帯パケット網6)の基地局5を経由する経路(破線で示す)で電子メールの送受信を行う。図13(b)におけるメールサーバー7は、携帯パケット網6経由の通信(キャリアの専用通信方式、非IP通信)でショートメールサービスおよびその容量拡張版であるロングメールサービスにより、ショートメールおよびロングメールの送受信を行うものである。
ショートメールサービスでは、文字数制限があり、短い文章しか送信できない。典型的には、送信時には1通あたりの文字数が最長128バイトまでに制限され、受信時には1通あたりの文字数が最長384バイトまでに制限される。また、ショートメールサービスの課金は、キャリアによって異なるが、無料か、無料でなくても安い。ショートメールサービスでは、全てキャリアが管理できるので、課金等が自由にできる。ショートメールサービスは、ショートメール用メールアドレス(一般にはショートメール専用)へメールを送信する。
ロングメールサービスでは、ある程度長い文章を送信できるが、文字数制限があり、長すぎる文章には対応できない。典型的には、最長6000バイトまでのメッセージの送受信が可能である。また、ロングメールサービスでは、添付ファイル等は無視される場合がある。また、ロングメールサービスは、通常は有料である。ロングメールメールサービスは、ロングメール専用メールアドレス、あるいはインターネットメール用メールアドレスと共通のロングメール用メールアドレスへメールを送信する。
この場合、携帯電話機2Bとアクセスポイント3との間の通信方式は、無線LANである。メール送信経路が、図示した経路のうちのどの経路となるかは、実際の通信可能な物理層とユーザの設定とによる。この状況では、ユーザが、携帯電話機2Bのロングメール用メールソフトを起動して、送信相手の携帯電話機2Bのロングメールのアドレスにメールを送信する。あるいは、ユーザが、携帯電話機2Bのショートメール用メールソフトを起動して、送信相手の携帯電話機2Bのショートメール用メールアドレスにメールを送信する。
図13における携帯電話機2Bは、物理層(通信網)の違いから、起動するメールソフト(またはメールソフトのモード)を変更し、必要に応じてメール送信経路を変更するものである。図13における携帯電話機2Bは、第1の通信方式(CDMAなどのような、携帯パケット網6を用いた無線通信)のみでしか通信を行なえない状況(図13(a)に示す状況)である場合には、ロングメール用メールソフト(またはメールソフトのロングメールモード)またはショートメール用メールソフト(またはメールソフトのショートメールモード)を起動し、ロングメールまたはショートメールでメール送信する。図13における携帯電話機2Bは、無線LAN接続可能な状況(例えば、図13(b)に示す状況)であれば、フル機能のメールソフト(インターネットメール用メールソフト)で添付ファイルも含めてメール送信する。
図13に示す携帯電話機2Bの他の使用形態を図14に示す。図14に示す通信システムは、図13(a)に示す通信システムと図13(b)に示す通信システムとを、両通信システムのメールサーバー7同士を、IPとの変換ゲートウェイ8を介して接続したものである(無料の世界と有料の世界を結んだものである)。インターネットにエイリアスを設け、そこに受信側がアクセスするようになっている。変換ゲートウェイ8を介してメールが送信されるのは、
インターネットからロングメールへの送信の場合や、送信側の都合でロングメールをIP経由で携帯に送信する場合である。現在、変換ゲートウェイ8から携帯パケット網6側のメールサーバー7への方向の課金ができない状態であり、ショートメール等で課金を確定する作業をする等の対策が必要となる。図14において、メール送信経路が、図14に破線で示した経路のうちのどの経路となるかは、実際の通信可能な物理層とユーザの設定とによる。
本実施形態に係る携帯電話機2Bは、実施の形態1に係る携帯電話機2の制御部19に代えて図5に括弧書きで示す制御部19Bを備えている以外は、図5に示す実施の形態1に係る携帯電話機2と同様の構成を備えている。
制御部19Bは、
(1) 第1の通信方式(携帯パケット網6を用いた無線通信)での通信を行う第1の通信部と、第2の通信方式(無線LAN)で通信を行う第2の通信部とを、ユーザの指定によって、あるいは携帯電話機2B自体の自動判別に基づいて切り替える切替部、
(2) アプリケーション群記憶部24に記憶されたインターネットメール用メールソフト、ロングメール用メールソフト、およびショートメール用メールソフトを実行するアプリケーション実行部、および
(3) 切替部の切り替えに連動して、アプリケーション実行手段で実行するメールソフトをインターネットメール用メールソフト、ロングメール用メールソフト、およびショートメール用メールソフトの間で切り替えるアプリケーション切替部としての機能を有する。
あるいは、制御部19Bは、
(1) 第1の通信方式(携帯パケット網6を用いた無線通信)での通信を行う第1の通信部と、第2の通信方式(無線LAN)で通信を行う第2の通信部とを、ユーザの指定によって、あるいは携帯電話機2B自体の自動判別に基づいて切り替える切替部、
(2) アプリケーション群記憶部24に記憶されたインターネットメールモード、ロングメールモード、およびショートメールモードで動作可能なメールソフトを実行するアプリケーション実行部、および
(3) 切替部の切り替えに連動して、アプリケーション実行手段で実行するメールソフトのモードをインターネットメールモード、ロングメールモード、およびショートメールモードの間で切り替えるアプリケーションモード切替部としての機能を有する。
(具体例1)
次に、本実施形態に係る携帯電話機2Bの一例について説明する。この例では、携帯電話機2Bは、インターネットメール専用モード、インターネットメール優先モード、ロングメール専用モード、ロングメール優先モード、ショートメール専用モード、およびショートメール優先モードでの動作が可能であり、制御部19Bは、これらモードを操作入力装置18でのユーザの選択に従って切り替えるモード切替手段としての機能も有している。なお、携帯電話機2Bは、上述した複数のモードの全てで動作可能である必要はなく、上述した複数のモードの少なくとも1つのモードで動作可能であればよい。
次に、各モードにおけるメール送信処理を説明する。なお、以下では、一例として、第1の通信方式がCDMAである場合について説明する。また、この場合、メールアドレスは、ロングメール用とインターネットメール用とで同一であっても、別々であってもよい。
まず、インターネットメール専用モードにおけるメール送信について説明する。
インターネットメール専用モードでは、制御部19が、操作入力装置18によるユーザの指定に従って、第1の通信方式(CDMA)または第2の通信方式(無線LAN)で通信する。また、この通信方式の切り替えに連動して、第1の通信方式(CDMA)で通信するときには、制御部19が、実行するメールソフトをロングメール用メールソフト(あるいはショートメール用メールソフトでもよい)に切り替えるか、あるいは、実行するメールソフトのモードをロングメールモード(あるいはショートメール)に切り替える。一方、通信方式の切り替えに連動して、第2の通信方式(無線LAN)で通信するときには、制御部19が、実行するメールソフトをインターネットメール用メールソフトに切り替えるか、あるいは、実行するメールソフトのモードをインターネットメールモードに切り替える。
インターネットメール専用モードにおける携帯電話機2Bのメール送信処理を図15のフローチャートに基づいて説明する。
インターネットメール専用モードでは、まず、制御部19が無線LANの準備ができている(LANreadyである)、すなわち無線LANによる通信が可能な状態であるか否かを判断する(S1501)。
S1501で制御部19が無線LANの準備ができていると判断した場合には、すぐ送信モードに移行し、制御部19が、アプリケーション群記憶部24に記憶されたインターネットメール用メールソフトを起動するか、あるいはメールソフトをインターネットメールモードで起動し(S1508)、ユーザがメールを作成し(S1509)、制御部19が作成されたメールを無線LAN通信部25に無線LANで送信させる(S1510)。S1510の終了後に、電波状況が異なる場合には、別途処理(後で処理、ロングメールで送信、ショートメールで一部送信など)を行う。
S1501で制御部19が無線LANの準備ができていないと判断した場合には、制御部19が無線LAN不可を表示装置17に表示させる(S1502)。次いで、ユーザが、(1)別モードを使用するか、(2)現在実行しているモードでの処理を継続するか、(3)処理を終了するか、の選択操作を操作入力装置18に入力し(S1503)、制御部19が、ユーザの選択操作が、(1)別モードを使用する選択操作、(2)現在実行しているモードでの処理を継続する選択操作、(3)処理を終了する選択操作、のいずれであるかを判断する。なお、S1502の後は、単に終了してもよい。
S1504で、ユーザの選択操作が処理を終了する選択操作であった場合には、処理を終了し、S1504で、ユーザの選択操作が処理を継続する選択操作であった場合には、後で送信モードに移行し、アプリケーション群記憶部24に記憶されたインターネットメール用メールソフトを起動するか、あるいはメールソフトをインターネットメールモードで起動し(S1505)、ユーザがメールを作成し(S1506)、制御部19が、無線LAN通信部25を介して無線LAN接続を確認した後に、作成されたメールを無線LAN通信部25に無線LANで送信させる(S1507)。
S1504で、ユーザの選択操作が別モードを使用する選択操作であった場合には、ロングメール送信モードに移行し、アプリケーション群記憶部24に記憶されたロングメール用メールソフトを起動するか、あるいはメールソフトをロングメールモードで起動し(S1514)、ユーザがメールを作成し(S1515)、制御部19が、作成されたメールを公衆回線通信部26にCDMAで送信させる(S1516)。なお、図示していないが、S1514において、ショートメール用メールソフトを起動するか、あるいはメールソフトをショートメールモードで起動してもよい。
次に、インターネットメール優先モードにおけるメール送信について説明する。
インターネットメール優先モードでは、切替部が、無線LANの使用可否に基づき、無線LANが使用可能である場合には使用する通信方式を第2の通信方式(無線LAN)に、無線LANが使用不可能である場合には使用する通信方式を第1の通信方式(CDMA)にそれぞれ切り替える。また、この通信方式の切り替えに連動して、第1の通信方式(CDMA)で通信するときには、制御部19が、実行するメールソフトをロングメール用メールソフト(あるいはショートメール用メールソフトでもよい)に切り替えるか、あるいは、実行するメールソフトのモードをロングメールモード(あるいはショートメール)に切り替える。一方、通信方式の切り替えに連動して、第2の通信方式(無線LAN)で通信するときには、制御部19が、実行するメールソフトをインターネットメール用メールソフトに切り替えるか、あるいは、実行するメールソフトのモードをインターネットメールモードに切り替える。
インターネットメール優先モードにおける携帯電話機2Bのメール送信処理を図15のフローチャートに基づいて説明する。
インターネットメール優先モードでは、まず、制御部19が無線LANの準備ができている(LANreadyである)、すなわち無線LANによる通信が可能な状態であるか否かを判断する(S1511)。
S1511で制御部19が無線LANの準備ができていると判断した場合には、すぐ送信モードに移行し、S1508に進む。S1511で制御部19が無線LANの準備ができていないと判断した場合には、制御部19が無線LAN不可を表示装置17に表示させる(S1512)。次いで、制御部19がCDMAの準備ができている(CDMAreadyである)、すなわちCDMAによる通信が可能な状態であるか否かを判断する(S1513)。
S1513で制御部19がCDMAの準備ができていると判断した場合には、ロングメール送信モードに移行し、S1514に進む。
S1513で制御部19がCDMAの準備ができていないと判断した場合には、制御部19がCDMA不可を表示装置17に表示させる(S1517)。次いで、ユーザが、後で送信モードを使用する選択操作、あるいは処理を終了する選択操作を操作入力装置18に入力し(S1518)、制御部19が、ユーザの選択操作が、後で送信モードを使用する選択操作であるかを判断する(S1519)。ユーザの選択操作が、後で送信モードを使用する選択操作でない場合には、処理を終了し、ユーザの選択操作が、後で送信モードを使用する選択操作である場合には、後で送信モードに移行し、S1505に進む。
次に、ロングメール専用モードにおけるメール送信について説明する。
ロングメール専用モードでは、制御部19が、操作入力装置18によるユーザの指定に従って、第1の通信方式(CDMA)または第2の通信方式(無線LAN)で通信する。また、この通信方式の切り替えに連動して、第1の通信方式(CDMA)で通信するときには、制御部19が、実行するメールソフトをロングメール用メールソフト(あるいはショートメール用メールソフトでもよい)に切り替えるか、あるいは、実行するメールソフトのモードをロングメールモード(あるいはショートメール)に切り替える。一方、通信方式の切り替えに連動して、第2の通信方式(無線LAN)で通信するときには、制御部19が、実行するメールソフトをインターネットメール用メールソフトに切り替えるか、あるいは、実行するメールソフトのモードをインターネットメールモードに切り替える。
ロングメール専用モードにおける携帯電話機2Bのメール送信処理を図16のフローチャートに基づいて説明する。
ロングメール専用モードでは、まず、制御部19がCDMAの準備ができている(CDMAreadyである)、すなわちCDMAによる通信が可能な状態であるか否かを判断する(S1601)。
S1601で制御部19がCDMAの準備ができていると判断した場合には、すぐ送信モードに移行し、制御部19が、アプリケーション群記憶部24に記憶されたロングメール用メールソフトを起動するか、あるいはメールソフトをロングメールモードで起動し(S1608)、ユーザがメールを作成し(S1609)、制御部19が作成されたメールを公衆回線通信部26にCDMAで送信させる(S1610)。S1610の終了後に、電波状況が異なる場合には、別途処理(後で処理、インターネットメールで送信、ショートメールで一部送信など)を行う。なお、図示していないが、S1608において、ショートメール用メールソフトを起動するか、あるいはメールソフトをショートメールモードで起動してもよい。
S1601で制御部19がCDMAの準備ができていないと判断した場合には、制御部19がCDMA不可を表示装置17に表示させる(S1602)。次いで、ユーザが、(1)別モードを使用するか、(2)現在実行しているモードでの処理を継続するか、(3)処理を終了するか、の選択操作を操作入力装置18に入力し(S1603)、制御部19が、ユーザの選択操作が、(1)別モードを使用する選択操作、(2)現在実行しているモードでの処理を継続する選択操作、(3)処理を終了する選択操作、のいずれであるかを判断する。なお、S1602の後は、単に終了してもよい。
S1604で、ユーザの選択操作が処理を終了する選択操作であった場合には、処理を終了し、S1604で、ユーザの選択操作が処理を継続する選択操作であった場合には、後で送信モードに移行し、アプリケーション群記憶部24に記憶されたロングメール用メールソフトを起動するか、あるいはメールソフトをロングメールモードで起動し(S1605)、ユーザがメールを作成し(S1606)、制御部19が、公衆回線通信部26を介してCDMA接続を確認した後に、作成されたメールを公衆回線通信部26にCDMAで送信させる(S1607)。なお、図示していないが、S1605において、ショートメール用メールソフトを起動するか、あるいはメールソフトをショートメールモードで起動してもよい。
S1604で、ユーザの選択操作が別モードを使用する選択操作であった場合には、インターネットメール送信モードに移行し、アプリケーション群記憶部24に記憶されたインターネットメール用メールソフトを起動するか、あるいはメールソフトをインターネットメールモードで起動し(S1614)、ユーザがメールを作成し(S1615)、制御部19が、作成されたメールを無線LAN通信部25に無線LANで送信させる(S1616)。
次に、ロングメール優先モードについて説明する。
ロングメール優先モードでは、切替部が、CDMAの使用可否に基づき、CDMAが使用可能である場合には使用する通信方式を第1の通信方式(CDMA)に、CDMAが使用不可能である場合には使用する通信方式を第2の通信方式(無線LAN)にそれぞれ切り替える。また、この通信方式の切り替えに連動して、第1の通信方式(CDMA)で通信するときには、制御部19が、実行するメールソフトをロングメール用メールソフト(あるいはショートメール用メールソフトでもよい)に切り替えるか、あるいは、実行するメールソフトのモードをロングメールモード(あるいはショートメール)に切り替える。一方、通信方式の切り替えに連動して、第2の通信方式(無線LAN)で通信するときには、制御部19が、実行するメールソフトをインターネットメール用メールソフトに切り替えるか、あるいは、実行するメールソフトのモードをインターネットメールモードに切り替える。
ロングメール優先モードにおける携帯電話機2Bのメール送信処理を図16のフローチャートに基づいて説明する。
ロングメール優先モードでは、まず、制御部19がCDMAの準備ができている(CDMAreadyである)、すなわちCDMAによる通信が可能な状態であるか否かを判断する(S1611)。
S1611で制御部19がCDMAの準備ができていると判断した場合には、すぐ送信モードに移行し、S1608に進む。S1611で制御部19がCDMAの準備ができていないと判断した場合には、制御部19がCDMA不可を表示装置17に表示させる(S1612)。次いで、制御部19が無線LANの準備ができている(LANreadyである)、すなわち無線LANによる通信が可能な状態であるか否かを判断する(S1613)。
S1613で制御部19が無線LANの準備ができていると判断した場合には、インターネットメール送信モードに移行し、S1614に進む。
S1613で制御部19が無線LANの準備ができていないと判断した場合には、制御部19が無線LAN不可を表示装置17に表示させる(S1617)。次いで、ユーザが、後で送信モードを使用する選択操作、あるいは処理を終了する選択操作を操作入力装置18に入力し(S1618)、制御部19が、ユーザの選択操作が、後で送信モードを使用する選択操作であるかを判断する(S1619)。ユーザの選択操作が、後で送信モードを使用する選択操作でない場合には、処理を終了し、ユーザの選択操作が、後で送信モードを使用する選択操作である場合には、後で送信モードに移行し、S1605に進む。
次に、ショートメール専用モードにおけるメール送信について説明する。
ショートメール専用モードでは、制御部19が、操作入力装置18によるユーザの指定に従って、第1の通信方式(CDMA)または第2の通信方式(無線LAN)で通信する。また、この通信方式の切り替えに連動して、第1の通信方式(CDMA)で通信するときには、制御部19が、実行するメールソフトをロングメール用メールソフト(あるいはショートメール用メールソフトでもよい)に切り替えるか、あるいは、実行するメールソフトのモードをロングメールモード(あるいはショートメール)に切り替える。一方、通信方式の切り替えに連動して、第2の通信方式(無線LAN)で通信するときには、制御部19が、実行するメールソフトをインターネットメール用メールソフトに切り替えるか、あるいは、実行するメールソフトのモードをインターネットメールモードに切り替える。
ショートメール専用モードにおける携帯電話機2Bのメール送信処理を図17のフローチャートに基づいて説明する。
ショートメール専用モードでは、まず、制御部19がCDMAの準備ができている(CDMAreadyである)、すなわちCDMAによる通信が可能な状態であるか否かを判断する(S1701)。
S1701で制御部19がCDMAの準備ができていると判断した場合には、すぐ送信モードに移行し、制御部19が、アプリケーション群記憶部24に記憶されたショートメール用メールソフトを起動するか、あるいはメールソフトをショートメールモードで起動し(S1708)、ユーザがメールを作成し(S1709)、制御部19が作成されたメールを公衆回線通信部26にCDMAで送信させる(S1710)。S1710の終了後に、電波状況が異なる場合には、別途処理(後で送信、インターネットで送信など)を行う。
S1701で制御部19がCDMAの準備ができていないと判断した場合には、制御部19がCDMA不可を表示装置17に表示させる(S1702)。次いで、ユーザが、(1)別モードを使用するか、(2)現在実行しているモードでの処理を継続するか、(3)処理を終了するか、の選択操作を操作入力装置18に入力し(S1703)、制御部19が、ユーザの選択操作が、(1)別モードを使用する選択操作、(2)現在実行しているモードでの処理を継続する選択操作、(3)処理を終了する選択操作、のいずれであるかを判断する。なお、S1702の後は、単に終了してもよい。
S1704で、ユーザの選択操作が処理を終了する選択操作であった場合には、処理を終了し、S1704で、ユーザの選択操作が処理を継続する選択操作であった場合には、後で送信モードに移行し、アプリケーション群記憶部24に記憶されたショートメール用メールソフトを起動するか、あるいはメールソフトをショートメールモードで起動し(S1705)、ユーザがメールを作成し(S1706)、制御部19が、公衆回線通信部26を介してCDMA接続を確認した後に、作成されたメールを公衆回線通信部26にCDMAで送信させる(S1707)。
S1704で、ユーザの選択操作が別モードを使用する選択操作であった場合には、インターネットメール送信モードに移行し、アプリケーション群記憶部24に記憶されたインターネットメール用メールソフトを起動するか、あるいはメールソフトをインターネットメールモードで起動し(S1714)、ユーザがメールを作成し(S1715)、制御部19が、作成されたメールを無線LAN通信部25に無線LANで送信させる(S1716)。
次に、ショートメール優先モードについて説明する。
ショートメール優先モードでは、切替部が、CDMAの使用可否に基づき、CDMAが使用可能である場合には使用する通信方式を第1の通信方式(CDMA)に、CDMAが使用不可能である場合には使用する通信方式を第2の通信方式(無線LAN)にそれぞれ切り替える。また、この通信方式の切り替えに連動して、第1の通信方式(CDMA)で通信するときには、制御部19が、実行するメールソフトをロングメール用メールソフト(あるいはショートメール用メールソフトでもよい)に切り替えるか、あるいは、実行するメールソフトのモードをロングメールモード(あるいはショートメール)に切り替える。一方、通信方式の切り替えに連動して、第2の通信方式(無線LAN)で通信するときには、制御部19が、実行するメールソフトをインターネットメール用メールソフトに切り替えるか、あるいは、実行するメールソフトのモードをインターネットメールモードに切り替える。
ショートメール優先モードにおける携帯電話機2Bのメール送信処理を図17のフローチャートに基づいて説明する。
ショートメール優先モードでは、まず、制御部19がCDMAの準備ができている(CDMAreadyである)、すなわちCDMAによる通信が可能な状態であるか否かを判断する(S1711)。
S1711で制御部19がCDMAの準備ができていると判断した場合には、すぐ送信モードに移行し、S1708に進む。S1711で制御部19がCDMAの準備ができていないと判断した場合には、制御部19がCDMA不可を表示装置17に表示させる(S1712)。次いで、制御部19が無線LANの準備ができている(LANreadyである)、すなわち無線LANによる通信が可能な状態であるか否かを判断する(S1713)。
S1713で制御部19が無線LANの準備ができていると判断した場合には、インターネットメール送信モードに移行し、ユーザが、別モードを使用するかしないかの選択操作を操作入力装置18に入力し(S1720)、制御部19が、ユーザの選択操作が、別モードを使用する選択操作か否かを判断する。ユーザの選択操作が、別モードを使用する選択操作でなければS1714に進む。一方、ユーザの選択操作が、別モードを使用する選択操作であればインターネット経由ショートメール送信モードに移行し、制御部19が、アプリケーション群記憶部24に記憶されたショートメール用メールソフトを起動するか、あるいはメールソフトをショートメールモードで起動し(S1722)、ユーザがメールを作成し(S1723)、制御部19の命令によって、公衆回線通信部26が、作成されたメールを無線LAN経由でショートメールアドレスに送信する(S1724)。
S1713で制御部19が無線LANの準備ができていないと判断した場合には、制御部19が無線LAN不可を表示装置17に表示させる(S1717)。次いで、ユーザが、後で送信モードを使用する選択操作、あるいは処理を終了する選択操作を操作入力装置18に入力し(S1718)、制御部19が、ユーザの選択操作が、後で送信モードを使用する選択操作であるかを判断する(S1719)。ユーザの選択操作が、後で送信モードを使用する選択操作でない場合には、処理を終了し、ユーザの選択操作が、後で送信モードを使用する選択操作である場合には、後で送信モードに移行し、S1705に進む。
なお、図17において、基本の送信形式を、ショートメールではなく、インターネット経由ショートメールとしてもよい。また、図17において、途中でロングメール送信モードを選択するようにしてもよい。
本実施形態の携帯電話機2Bでは、以上のように、低速の携帯電話網を介した通信方式で電子メールを送信する場合には、ショートメール用のメールソフトまたはロングメール用のメールソフトを起動する。そのため、特許文献3のように、低速の携帯電話網を介した通信方式には適さない大サイズの電子メールを送信してしまい、電子メールの送信に極めて長い時間がかかってしまうことはない。
(変形例1)
この変形例は、操作入力装置18が、起動するメールソフトをユーザが選択するためのアプリケーション選択手段として機能し、上述した実施形態に係る携帯電話機2Bにおけるアプリケーション切替部に代えて、上記複数の通信部25・26の接続可否を判定する接続可否判定部(接続可否判定手段)と、ショートメール用メールソフト、ロングメール用メールソフト、およびインターネットメール用メールソフトのうちで操作入力装置18で選択可能なメールソフトをユーザに示す(表示装置17に表示させる)選択肢提示部(第1の選択肢提示手段)とが制御部19Bに設けられている以外は、上述の実施の形態の携帯電話機2Bと同様の構成を備えている。そして、選択肢提示部は、上記通信可否判定部での判定結果に応じて、ユーザに示す、選択可能なメールソフトを変更する。より詳細には、選択肢提示部は、上記通信可否判定部で通信が可能と判定された通信部(通信部25・26の少なくとも一方)に適したメールソフトを選択可能なメールソフトとして表示装置17に表示させる。
この変形例において、通信可能な通信方式に対応したメールソフトを表示し、表示したメールソフトの中から起動するメールソフトをユーザに選択させるための表示画面の一例を図18に示す。
図18(a)に示すように、第1の通信方式(この例ではCDMAOne(登録商標))および第2の通信方式(無線LAN)の何れでも通信可能な場合には、第2の通信方式に対応したインターネットメール用メールソフトを起動させるためのボタン(「1.インターネットメール」)、第1の通信方式に対応したロングメール用メールソフトを起動させるためのボタン(「2.ロングメール」)、および第1の通信方式に対応したショートメール用メールソフトを起動させるためのボタン(「3.ショートメール」)を表示装置17に表示させる。
図18(b)に示すように、第1の通信方式(この例ではCDMAOne(登録商標))のみで通信可能な場合には、第1の通信方式に対応したロングメール用メールソフトを起動させるためのボタン、および第1の通信方式に対応したショートメール用メールソフトを起動させるためのボタンを表示装置17に表示させる。
図18(c)に示すように、第2の通信方式(無線LAN)のみで通信可能な場合には、第2の通信方式に対応したインターネットメール用メールソフトを起動させるためのボタンを表示装置17に表示させる。
なお、無線LANは混雑度で変えてもよい。
(変形例2)
この変形例は、変形例1における選択肢提示部が、操作入力装置18によって選択可能なメールソフトを優先順位を付けてユーザに示す機能(第2の選択肢提示手段の機能)を備えているものである。優先順位は、メールソフトに対応する通信方式およびメールサービスの特性(料金等)に基づいて付けられる。
この変形例において、通信可能な通信方式に対応したメールソフトを表示し、表示したメールソフトの中から起動するメールソフトをユーザに選択させるための表示画面の一例を図19(a)〜(c)に示す。この例では、料金優先設定であり、メールソフトの優先順位は、まず通信方式の料金に基づいて付けられ、次にメールサービスの料金に基づいて付けられる。すなわち、無料の第2の通信方式(無線LAN)に対応したインターネットメール用メールソフトに最も高い優先順位を付け、次に、有料の第1の通信方式(この例ではCDMAOne(登録商標))に対応したロングメール用メールソフトおよびショートメール用メールソフトのうち、無料のメールサービスに対応したショートメール用メールソフトに、より高い優先順位(2番目の優先順位)を付ける。
なお、図19(d)に示すように、無料でメールを送受信できるメールソフトのみを表示する無料専用設定とすることも可能である。また、無線LANは混雑度で変えてもよい。
(変形例3)
この変形例は、暗号化されたメール(以下、「暗号化メール」と称する)と、暗号化されたメールを復号化するための復号鍵とを送信するものである。この変形例は、インターネットメール用メールソフトが、暗号化されたメールと、暗号化されたメールを復号化するための復号鍵とを送信する送信ステップをコンピュータに実行させるようになっており、上記送信ステップは、公衆無線通信方式で復号鍵を送信するステップと、無線LAN通信方式で暗号化したメールを送信するステップとを含んでいる。なお、この変形例での携帯電話機の構成は、制御部19Bが暗号化を行う機能を備えている点以外は、上述した実施形態に係る携帯電話機2Bと同様である。
暗号化メールおよび復号鍵の送信方法について、図20に基づいて説明する。図20は、セキュリティ強化設定時に選択される、インターネットメール優先モード3での処理の流れを示す図である。
アプリケーション群記憶部24に記憶されたインターネットメール用メールソフトを起動するか、あるいはメールソフトをインターネットメールモードで起動し(S2001)、ユーザが暗号化メールを作成する(S2002)。具体的には、ユーザが通常のメールを作成した後、メールの暗号化を携帯電話機2Bに指示する。これにより、携帯電話機2Bの制御部19Bが、メールを暗号化すると共に、暗号化されたメールを復号化するための復号鍵(解読コード)を作成する。次に、制御部19が、無線LANの準備ができているか否かを判断し(S2003)。無線LANの準備ができている場合には、第1の通信方式(この場合にはCDMA)経由のショートメールで、暗号化したメールを送る予定であることを伝えるメッセージ、暗号化したメールの題目、および復号鍵(解読コード)を送信相手のショートメールアドレスに送信した後、第2の通信方式(無線LAN)で暗号化メールを送信相手のインターネットメールアドレスに送信する。S2003で無線LANの準備ができていない場合には、暗号化されたメールと同等の内容を含むロングメール(この場合、有料)を送信する(S2006)。
このようにして、復号鍵は、電波を受信して復号鍵を解読することがより困難な第1の通信方式(この場合にはCDMA)経由で送信され、暗号化されたメールは、無料で高速の第2の通信方式(無線LAN)で送信される。これにより、高いセキュリティを確保しながら、暗号化メールを高速で送信できる。また、暗号化メールが大きいサイズのメールであっても、無料で送信できる。
(変形例4)
この変形例は、送信相手が利用可能な通信方式を検出し、検出結果に基づいて起動するメールソフトの切り替え、あるいはメールソフトのモードの切り替えを行うものである。
この変形例に係る携帯電話機は、(1)上述した実施形態に係る携帯電話機2Bの各構成要素に加えて、第1通信方式および第2通信方式の中から、他の通信装置が通信可能な通信方式を検出する検出部(検出手段)を制御部19Bに備える点、(2)上述した実施形態に係る携帯電話機2Bにおけるアプリケーション切替部に代えて、上記検出部での検出結果に基づいて、アプリケーション実行部で起動するメールソフトを切り替えるアプリケーション切替部(アプリケーション切替手段)、あるいは上記検出手段での検出結果に基づいて、アプリケーション実行部で実行するメールソフトのモードを切り替えるアプリケーションモード切替部(アプリケーションモード切替手段)を備える点、を除いて上述した実施形態に係る携帯電話機2Bと同様の構成を備えている。
本変形例におけるメール送信の流れの一例を図21に基づいて説明する。
まず、携帯電話機2の検出部が、送信相手の情報を取得し(S2101)、無線LANで送信相手と通信テストを行い(S2102)、無線LANで通信が可能であるかを判定する(S2103)。例えば、送信相手のIPアドレスが分かっている場合であれば、代表的な通信のコマンドであるPING(Packet INternet Groper)を、送信相手のIPアドレスに対して実行すればよい。
送信相手が無線LANで通信可能である場合には、アプリケーション群記憶部24に記憶されたインターネットメール用メールソフトを起動するか、あるいはメールソフトをインターネットメールモードで起動し(S2104)、ユーザがメールを作成し(S2105)、制御部19の命令によって、無線LAN通信部25が、作成されたメールをインターネットメールアドレスに送信する(S2106)。
S2103で送信相手が無線LANで通信不可能である場合には、アプリケーション群記憶部24に記憶されたロングメール用メールソフトを起動するか、あるいはメールソフトをロングメールモードで起動し(S2107)、ユーザがメールを作成し(S2108)、制御部19の命令によって、公衆回線通信部26が、作成されたメールをロングメールアドレスに送信する(S2109)。
本変形例におけるメール送信の流れの他の例を図22に基づいて説明する。この例は、図21の例と送信相手との通信テストを行うタイミングが異なるものである。
まず、アプリケーション群記憶部24に記憶されたインターネットメール用メールソフトを起動するか、あるいはメールソフトをインターネットメールモードで起動し(S2201)、ユーザがメールを作成する(S2202)。次に、携帯電話機2Bの検出部が、送信相手の情報を取得し(S2203)、無線LANで送信相手と通信テストを行い(S2204)、無線LANで通信が可能であるかを判定する(S2205)。
送信相手が無線LANで通信可能である場合には、制御部19の命令によって、無線LAN通信部25が、作成されたメールをインターネットメールアドレスに送信する(S2206)。S2205で送信相手が無線LANで通信不可能である場合には、ユーザの作成したメールをロングメールに変更して送信相手のロングメールに送信する(S2207)。
なお、上述の説明では、物理層(通信方式)に合わせてメールソフトを切り替えていたが、同一のメールソフトで、送信内容を物理層に合わせて変えてもよい。同一のメールソフトで送信内容を物理層に合わせて変える方法としては、例えば、(1)第1の通信方式ではメールの本文を自動要約して送信する一方、第2の通信方式ではメールの本文をそのまま送信する方法、(2)ユーザがメールの本文のうちで必須の部分を他の部分と異なる色に変えるようにしておき、第1の通信方式ではメールの本文のうちで色を変えた部分を送信する一方、第2の通信方式ではメールの本文をそのまま送信する方法、(3)メールソフトのエディタ画面(メール本文を編集する画面)においてメールの本文のうちで第1の通信方式で送信可能な最初の部分を表示で知らせるを行うようにしておき、第1の通信方式ではメールの本文のうちで最初の所定サイズ(第1の通信方式で送信可能な最大のサイズ)の部分を送信する一方、第2の通信方式ではメールの本文をそのまま送信する方法、(4)第1の通信方式ではメールの本文のうちで最初の部分を送信し、残りは別途後で送信し、第2の通信方式ではメールの本文をそのまま送信する方法、等が挙げられる。
(変形例5)
この変形例では、ある通信方式で送信可能な形式でメールを作成した後、その通信方式では通信不可能になった場合に、そのメールを他の通信方式で送信可能な形式に書き換えて他の通信方式で送信するものである。
JPEG等の画像ファイルが添付ファイルとして添付されたインターネットメールをロングメールへ書き換える場合のメール送信処理の流れの一例を図23に基づいて説明する。なお、この例では、ロングメールで送信可能な最大の文字数より100文字多いインターネットメールをユーザが作成したものとする。また、この例では、インターネットメールモードとロングメールモードとを持つメールソフトを用いる。
まず、ユーザがメールソフトをインターネットメールモードで起動し、インターネットメールモードで、インターネットメールを作成した(S2301)後、送信指示を行う(S2302)。次に、制御部19Bが、無線LANによる通信が可能か否かを判断する(S2302)。
制御部19Bが無線LANによる通信が可能と判断した場合には、制御部19Bの命令によって、無線LAN通信部25が、作成されたインターネットメールを無線LAN経由で送信相手のインターネットメールアドレスに送信する(S2304)。次いで、制御部19が、インターネットメールを送ったことを伝えるショートメールを別途、送信相手に送信する(別送する)か否かを設定する画面(例えば図25(a)に示す画面)を表示装置17に表示させ、それに対する操作入力装置18でのユーザの入力に基づいて別送が設定されたかを判定する(S2305)。なお、別送するか否かは、インターネットメールを送信する前に設定してもよい。S2305で別送が設定されていれば、制御部19B、送信したインターネットメールの題名を示すショートメール(例えば図25(d)に示すメール)を自動的に作成し、制御部19Bの命令によって、公衆回線通信部26が、自動作成されたショートメールをCDMAで送信相手のショートメールアドレスに送信し、メール送信処理を終了する。S2305で別送が設定されていなければ、メール送信処理を終了する。
S2302で制御部19Bが無線LANによる通信が不可能と判断した場合には、制御部19Bが、CDMAによる通信が可能か否かを判定する(S2307)。制御部19Bは、CDMAによる通信が不可能と判断した場合には、無線LANが使えるようになったら(つながったら)インターネットメールの自動送信を行うか否かをユーザに問い合わせる画面(例えば図24(b)に示す画面)を表示装置17に表示させ、それに対する操作入力装置18でのユーザの入力に基づいて、「無線LANが使えるようになったらインターネットメールの自動送信を行う」ことがユーザによって指示されたか否かを判定する(S2320)。制御部19Bは、「無線LANが使えるようになったらインターネットメールの自動送信を行う」ことがユーザによって指示されたと判定した場合、無線LANが使えるようになるまで、無線LANによる通信が可能か否かを判断し続け(S2321)、無線LANが使えるようになれば、無線LAN通信部25から、作成されたインターネットメールを無線LAN経由で送信相手のインターネットメールアドレスに送信し(S2322)、メール送信処理を終了する。S2320で制御部19Bが「無線LANが使えるようになったらインターネットメールの自動送信を行わない」ことがユーザによって指示されたと判定した場合、インターネットメールをそのまま残して(保持して)、メール送信処理を終了する。
制御部19Bは、S2307でCDMAによる通信が可能と判断した場合には、無線LAN使用不可のためロングメール送信へ変更するか否かをユーザに問い合わせる画面(例えば図24(a)に示す画面)を表示装置17に表示させ、それに対する操作入力装置18でのユーザの入力に基づいて、ロングメール送信へ変更することがユーザによって指示されたか否かを判定する(S2308)。なお、ロングメール送信へ変更するか否かをユーザに問い合わせる画面と、無線LANが使えるようになったら(つながったら)インターネットメールの自動送信を行うか否かをユーザに問い合わせる画面とを、図24(c)に示す画面のような1つの画面にまとめてもよい。
制御部19Bは、S2308でロングメール送信へ変更しないことがユーザによって指示されたと判定した場合にはS2320に進む。
制御部19Bは、S2308でロングメール送信へ変更することがユーザによって指示されたと判定した場合には、アプリケーション実行部で実行するメールソフトのモードをインターネットメールモードからロングメールモードに切り替え、メール本文をロングメール用に自動編集するか否かをユーザに問い合わせる画面(例えば図24(d)に示す画面)を表示装置17に表示させ、それに対する操作入力装置18でのユーザの入力に基づいて、メール本文をロングメール用に自動編集することがユーザによって指示されたか否かを判定する(S2309)。
制御部19Bは、S2309でメール本文をロングメール用に自動編集しないことがユーザによって指示されたと判定した場合、すなわちメール本文をユーザがロングメール用に書き換えることがユーザによって指示されたと判定した場合、ロングメールモード用の編集画面を表示させる。ユーザが、この編集画面上でインターネットメールとして作成したメールの本文を編集する(S2323)と、制御部19の命令によって、公衆回線通信部26が、編集されたメールを送信相手のロングメールアドレスに送信する(S2316)。
制御部19Bは、S2309でメール本文をロングメール用に自動編集することがユーザによって指示されたと判定した場合、自動編集を開始する。自動編集では、(1)本文をできるだけそのまま残すか、(2)添付ファイルもできるだけそのまま残すか、(3)添付ファイルを圧縮するか、等をユーザが選択できるようになっている。自動編集では、まず、制御部19Bが、メール本文の要約を行うか否かをユーザに問い合わせる画面(例えば図24(e)に示す画面)を表示装置17に表示させ、それに対する操作入力装置18でのユーザの入力に基づいて、メール本文の要約を行うことがユーザによって指示されたか否かを判定する(S2310)。制御部19Bは、メール本文の要約を行うことがユーザによって指示されたと判定した場合、メール本文の要約処理を行う(S2311)。図24(e)に示す画面の例では、メール本文の要約方法として、不要なスペースを削除する方法を用いるか、前メールの引用部分(図24(e)では「引例」と記す)を削除する方法を用いるかも、ユーザに問い合わせるようになっている。S2311では、制御部19Bは、要約方法の問い合わせに対する操作入力装置18でのユーザの入力に基づいて、ユーザによって指示されたメール本文の要約方法を特定し、特定した要約方法でメール本文の要約処理を行う。S2311の後は、S2312に進む。制御部19Bは、メール本文の要約を行わないことがユーザによって指示されたと判定した場合、S2312に進む。なお、制御部19Bは、ユーザの作成したインターネットメールがHTML形式のメールである場合には、制御部19Bが、図24(e)に示す画面に代えて図25(c)に示す画面を表示装置17に表示させ、HTML形式のメールをプレーンテキストに変換する処理を必ず行うようにしてもよい。
S2312では、制御部19Bが、添付ファイルを残すか否か、添付ファイルを残す場合には添付ファイルの画像縮小等の自動圧縮(自動変換)を行うか、をユーザに問い合わせる画面(例えば図24(f)に示す画面)を表示装置17に表示させ、それに対する操作入力装置18でのユーザの入力に基づいて、添付ファイルを残すことがユーザによって指示されたか否かを判定する(S2313)。制御部19Bは、添付ファイルを残さないこと、すなわち添付ファイルを削除することがユーザによって指示されたと判定した場合、添付ファイルを削除し(S2314)、自動編集を終了し、編集されたメールを送信相手のロングメールアドレスに送信する(S2316)。制御部19Bは、添付ファイルを残すことがユーザによって指示されたと判定した場合、添付ファイルの画像縮小等の自動圧縮(自動変換)を行うかをユーザに問い合わせる前記の画面に対する操作入力装置18でのユーザの入力に基づいて、添付ファイルの自動圧縮(自動変換)を行うことがユーザによって指示されたか否かを判定する(S2313)。制御部19Bは、添付ファイルの自動圧縮(自動変換)を行うことがユーザによって指示されたと判定した場合、添付ファイルのJPEG等の画像を縮小圧縮し(S2315)、自動編集を終了し、編集されたメールを送信相手のロングメールアドレスに送信する(S2316)。制御部19Bは、S2313で添付ファイルの自動圧縮(自動変換)を行わないことがユーザによって指示されたと判定した場合、自動編集を終了し、編集されたメールを送信相手のロングメールアドレスに送信する(S2316)。
S2316の後、制御部19Bは、編集前のインターネットメール(元のメール)も後で送信するか否かをユーザに問い合わせる画面(例えば図25(b)に示す画面)を表示装置17に表示させ、それに対する操作入力装置18でのユーザの入力に基づいて、編集前のインターネットメール(元のメール)も後で送信することがユーザによって指示されたか否かを判定する(S2317)。制御部19Bは、編集前のインターネットメール(元のメール)も後で送信することがユーザによって指示されたと判定した場合、編集前のインターネットメールを、無線LANによる通信が可能となった時にインターネットメールとして送信できるように記憶部20に保持する(S2319)。制御部19Bは、S2317で編集前のインターネットメール(元のメール)を送信しないことがユーザによって指示されたと判定した場合、編集前のインターネットメールを削除し(S2318)、メール送信処理を終了する。
図26に示すように、インターネットメール用メールソフトに、インターネットメールを異なる形式(ロングメールおよびショートメール)に変換した後のイメージを表示可能としてもよい。異なる形式のメールで送る場合のイメージを表示(エミュレート)できれば、そのような表示や制限になることをユーザがすぐに分かる。ただし、確定するまでは本文を残しておく。
(変形例6)
この変形例では、メールソフトが、ロングメールまたはショートメールの送信および/または受信をインターネットメールの送信および/または受信でエミュレートする動作(メールエミュレートモード)が可能となっている。これにより、無線LANにしか繋がらない環境で、ロングメールまたはショートメールと同様の形式(プレーンテキストかHTML形式か)、アドレス、文字数制限で、インターネットメールを送受信できる。その結果、メールをロングメールで一括管理できる。
送信側でメールエミュレートを行うモードの動作について図27に基づいて説明する。ロングメールエミュレート送信モードで作成(プレーンテキスト、文字制限あり)し(S2701)、送信先アドレスをインターネットメールのアドレスとし(S2702)、相手のロングメールのアドレスも記載し(S2703)、返信先アドレスに自分のロングメールアドレスを設定し(S2704)、インターネットアドレスに送信する。
以上のように、第2の通信方式に対応するインターネットメール用メールソフト(またはインターネットメール用モード)は、インターネットメール(第2の通信方式に対応する形式の電子メール)を、第1の通信方式に対応するロングメールの形式(プレーンテキスト形式かHTML形式か、文字数、送信先メールアドレス、返信先メールアドレスなど)で無線LAN経由で送信するようになっている。
他のメールエミュレートについて図28に基づいて説明する。インターネットメールアドレスにメール受信送信し(S2801)、自分のロングメールアドレスの記載があるかサーチし(S2802)、エミュレートモードか否かを判定する(S2803)。エミュレートモードであれば、ロングメールエミュレートモードで開き(S2804)、返信先に相手のロングメールアドレスを設定し(S2805)、ロングメールとして記憶保持する(S2806)。S2803でエミュレートモードでなければ、インターネットメールモードで開き(S2804)、返信先は相手のインターネットメールアドレスに設定し(S2805)、ロングメールとして記憶保持する(S2809)。
以上のように、第2の通信方式に対応するインターネットメール用メールソフト(またはインターネットメール用モード)は、インターネットメール(第2の通信方式に対応する形式の電子メール)を受信すると、受信者のインターネットメールアドレス(第1の通信方式に対応するメールアドレス)が受信したインターネットメールに記述されているかを判定し、記述されている場合には、受信したインターネットメールの返信先に、送信者のロングメールアドレス(第1の通信方式に対応するメールアドレス)を設定すると共に、受信したインターネットメールをロングメール(第1の通信方式に対応する電子メール)として記憶するようになっている。
図28では、メールエミュレートすべきかが選択可能となっている。相手からのメールの中に特定のコード(<エミュレートモード>等)が記載され、これを元に判断してもよい。
なお、ショートメールの送受信もロングメールも送受信と同様にエミュレートできる。無線LANでの送受信なので、追加料金は無料となる。
以上で説明した本発明に係る通信装置の機能選択方法、ウェブブラウジング方法、メール送受信方法等の方法は、コンピュータがこれらの方法の各ステップに対応するプロセスを含むプログラムを実行することによって実現できる。また、本発明に係る通信装置の制御部19(または制御部19A、あるいは19B)は、プログラムが、コンピュータを制御部19、19A、または19Bの各部として機能させることにより実現可能である。
上記プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納してユーザに提供することができる。これにより、データ分析プログラムをコンピュータに容易に提供することができる。この記録媒体は、コンピュータ本体に内蔵された内蔵メディアであってもよいし、コンピュータ本体に対して分離可能に構成されたリムーバブル・メディアであってもよい。上記内蔵メディアとしては、ROM;フラッシュメモリ等の書き換え可能な不揮発性メモリ;ハードディスク等が挙げられる。また、上記リムーバブル・メディアとしては、CD−ROM、DVD等の光記録媒体;MO等の光磁気記録媒体;フロッピー(登録商標)ディスク、カセットテープ、リムーバブル・ハードディスク等の磁気記録媒体;メモリカード等のような書き換え可能な不揮発性メモリを内蔵したメディア;ROMカセット等のようなROMを内蔵したメディア等が挙げられる。
上記プログラムは、CPUのアクセスにより実行される構成であってもよいし、記録媒体に格納されているプログラムを読み出し、読み出したプログラムを内蔵メディアのプログラム記憶領域に転送した後、内蔵メディア上のプログラムがCPUのアクセスにより実行される構成であってもよい。また、上記プログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納された状態で販売されるものに限定されるものではなく、インターネット等の通信ネットワークを介してユーザのコンピュータに転送する形式で販売されるものであってもよい。
なお、上述の説明では、アプリケーション・ソフトウェアが、ウェブブラウザまたはメールソフトである場合について説明したが、本発明で使用されるアプリケーション・ソフトウェアは、データを上記通信手段で受信および/または送信するものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、コンテンツサーバーからコンテンツとしての音楽データを受信してストリーミング再生を行う(音声データを音声として出力する)音声再生ソフト、コンテンツサーバーからコンテンツとしての映像データを受信してストリーミング再生を行う(映像データを映像として出力する)再生ソフト各種のデータファイルを転送するファイル転送ソフトウェアなどであってもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。