JP4338481B2 - 液晶表示装置用薄膜トランジスタの製法および液晶表示装置用薄膜トランジスタ - Google Patents

液晶表示装置用薄膜トランジスタの製法および液晶表示装置用薄膜トランジスタ Download PDF

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本発明は液晶表示装置用薄膜トランジスタの製法および液晶表示装置用薄膜トランジスタに関する。詳しくは、アクティブマトリックス型の液晶表示装置(Liquid Crystal Display、以下、単にLCDという)のスイッチング素子として用いられる薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、以下、単にTFTという)に関する。さらに詳しくは、本発明は、コンタクトホールを介した透明導電性薄膜と下層の金属薄膜とのコンタクト特性を安定させ、歩留りの向上と表示特性の改善を目的とした液晶表示装置用TFTの製法に関するものである。
液晶を用いたディスプレイ用電気光学素子はCRTに代わるフラットパネルディスプレイの一つとして、低消費電力や薄型であるという特徴を活かした製品への応用が盛んになされている。
液晶を用いたディスプレイ用電気光学素子には、単純マトリックス型液晶表示装置と、TFTをスイッチング素子として用いるアクティブマトリックス型液晶表示装置(TFT−LCD)がある。携帯性および表示品位の点でCRTや単純マトリックス型液晶表示装置より優れた特徴を有するTFT−LCDがノート型パソコンなどに広く実用化されている。TFT−LCDでは、一般にTFTアレイ基板と対向基板とのあいだに液晶層が狭持されている。TFTアレイ基板上にはTFTがアレイ状に形成されている。対向基板上には共通電極およびカラーフィルターが設けられている。このようなTFTアレイ基板および対向基板の外側にはそれぞれ偏光板が設けられ、さらに一方の側にはバックライトが設けられている。このような構造によって良好なカラー表示が得られる。
しかしながら、TFT−LCDでは半導体技術を用いてTFTをガラス基板上にアレイ状に形成したTFTアレイ基板を作製する必要があり多くの工程数を必要とするため、各種の欠陥や不良が発生しやすく歩留りの低下を招くとともに、製造に必要な装置の数が多くなり製造コストが高くなるという問題がある。
このような問題を解決する方法として、たとえば特許文献1にはTFTアレイ基板を5回のフォトリソグラフィープロセスで形成するアクティブマトリックス型液晶表示装置の製法が開示されている。
図11、12、13は特許文献1に開示された従来のTFTアレイ基板の主要部の断面説明図(絶縁性基板上の要素を示す)である。図11は平面説明図を示す。図12は図11のX−X線断面図である。図13および図14は、それぞれ表示領域の外側に設けられる配線端子部の断面構造を模式的に示している。配線端子部は、ゲート配線、ソース配線補助容量配線および対向基板の共通電極に入力する信号電位を供給する信号電位源と、ゲート配線、ソース配線、補助容量配線および共通電極とを接続している。
図11〜14において、2はゲート電極、3は補助容量電極、4はゲート絶縁膜、5は半導体能動膜、6はオーミックコンタクト膜、7はドレイン電極、8はソース電極、9はパッシベーション膜、10は画素コンタクトホール、11は補助容量を有する部分(以下、単に補助容量という)、12は画素電極、13はゲート配線端子部、14はゲート端子パッド、15はゲート端子部コンタクトホール、16はソース配線端子部、17はソース端子パッド、18はソース端子部コンタクトホール、19は補助容量配線、20はゲート配線、21はソース配線、22は半導体能動膜およびオーミックコンタクト膜、23は薄膜トランジスタのチャネル部である。
ゲート電極2はゲート配線20の一部であるか、またはゲート配線20から分岐して各薄膜トランジスタに接続される端子となっている電極である。また、補助容量電極3は補助容量配線19から分岐してその一部が画素電極12とオーバーラップする位置に延在される電極である。補助容量電極3と画素電極12のあいだには、第1の絶縁膜(ゲート絶縁膜4)および第2の絶縁膜からなる積層膜を誘電体として補助容量11が形成される。補助容量11は電気回路でいうと、画素電極12と共通電極とのあいだに液晶を介して形成される液晶容量と並列に形成される。図11において、符号22で示した半導体能動膜およびオーミックコンタクト膜は、それぞれ図12における符号5および6で示したように上下2層になっている。
特許文献1には、5回のフォトリソグラフィープロセスでTFTアレイ基板を製造する製法が開示されており、効果としてソース配線21およびソース電極8が表示部内で半導体能動膜およびオーミックコンタクト膜22の段差を乗りこえることがないので、半導体能動膜およびオーミックコンタクト膜22の段差に起因するソース配線21およびソース電極8の断線をなくすことができ、画素電極12の周辺付近に半導体能動膜およびオーミックコンタクト膜22を残した形状であるにもかかわらず、画素電極12と半導体能動膜およびオーミックコンタクト膜22ならびにソース配線21が第2絶縁膜(パッシベーション膜9)で分離された構造とすることにより、半導体能動膜およびオーミックコンタクト膜22ならびにソース配線21のパターン不良による、ソース配線21と画素電極12とのあいだの単純な短絡や光照射下で半導体能動膜5が低抵抗化された場合の短絡の発生をなくすことができることが述べられている。
特開平10−268353号公報
第1または第2の金属薄膜にCrやAlを使用した場合、画素部、ゲート端子部およびソース端子部の第1、第2、第3のコンタクトホールの形成時、下層金属薄膜と第2の絶縁膜との界面の断面形状が良好でないため、上層の透明導電性膜のカバレッジが悪化し、歩留りの低下およびコンタクト特性の悪化を招いている。また第1、第2、第3のコンタクトホール形成にフッ素系ガスによるドライエッチングを使用すると、下層金属薄膜上にフッ素系化合物を形成してしまうため、上層の透明導電性膜とのコンタクト特性の悪化を招いている。
本発明は、叙上の事情に鑑み、透明導電性膜とのコンタクト特性を良好にするとともに、下層金属膜と絶縁膜との界面の断面形状を良好とすることにより透明電導性膜のカバレッヂを改善し、工程を簡略化できる液晶表示装置用薄膜トランジスタの製法を提供することを目的とする。
本発明は、絶縁性基板上に第1の金属薄膜を成膜したのち、第1のフォトリソグラフィープロセスおよびエッチングによりゲート配線およびゲート電極を形成する工程と、第1の絶縁膜、半導体膜およびオーミックコンタクト膜を順次成膜したのち、第2のフォトリソグラフィープロセスおよびエッチングにより前記半導体膜とオーミックコンタクト膜とをパターニング加工する工程と、第2の金属薄膜を成膜したのち、第3のフォトリソグラフィープロセスおよびエッチングによりソース配線、ソース電極およびドレイン電極を形成し、ついで前記ソース配線、ソース電極およびドレイン電極のパターンからはみ出した部分の前記オーミックコンタクト膜をエッチングにより除去して半導体活性層を有する薄膜トランジスタを形成する工程と、第2の絶縁膜を成膜したのち、第4のフォトリソグラフィープロセスおよびエッチングにより、少なくとも前記第2の金属薄膜からなるドレイン電極表面にまで貫通する第1のコンタクトホールと前記第1の金属薄膜からなるゲート配線端子表面にまで貫通する第2のコンタクトホールと前記第2の金属薄膜からなるソース配線端子表面にまで貫通する第3のコンタクトホールを同時に形成する工程と、透明導電性膜を成膜したのち、第5のフォトリソグラフィープロセスおよびエッチングにより前記第1のコンタクトホールを介して前記ドレイン電極に接続する部分を有する画素電極を形成する工程と、前記第2のコンタクトホールを介してゲート配線に接続されたゲート端子を形成する工程と、前記第3のコンタクトホールを介してソース配線に接続されたソース端子を形成する工程のうち、少なくとも1つの工程を含み、前記第1、第2、第3、のコンタクトホールをドライエッチング法を用いて形成するとともに、前記第1の金属薄膜と前記第2の金属薄膜のうち、少なくとも一方に前記ドライエッチング法でエッチング可能な金属を用いることを特徴としている。
また、本発明の液晶表示装置用薄膜トランジスタは、前記液晶表示装置用薄膜トランジスタの製法により製造される液晶表示装置用薄膜トランジスタであって、第1、第2、第3のコンタクトホールにおいて第1の金属薄膜と第2の金属薄膜のうち、少なくとも一方のコンタクトホール開口部の膜厚がコンタクトホール開口部以外の領域の膜厚より薄く、前記開口部の断面形状が凹形状を呈してなることを特徴としている。
本発明によれば、透明導電性膜とのコンタクト特性を良好にするとともに、透明電導性膜のカバレッヂを改善し、工程を簡略化できる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の液晶表示装置用薄膜トランジスタの製法および液晶表示装置用薄膜トランジスタを説明する。
実施の形態1
図1は本発明の実施の形態1にかかわる液晶表示装置用薄膜トランジスタアレイ基板を示す平面図、図2は表示領域の外側に設けられているゲート配線端子部の断面図、図3は表示領域の外側に設けられているソース配線端子部の断面図、図4は図1のX−X線断面図である。図1〜4において、1はガラス基板などの透明絶縁性基板、2は透明絶縁性基板1上に形成された第1の金属薄膜からなるゲート電極、20は該ゲート電極につながるゲート配線、3は前記第1の金属薄膜からなる透明絶縁性基板1上に形成された補助容量電極、4は前記ゲート電極2、ゲート配線20および補助容量電極3上に形成された第1の絶縁膜からなるゲート絶縁膜、5は該ゲート絶縁膜4を介してゲート電極2上に形成されたアモルファスシリコン膜からなる半導体能動膜、6は該半導体能動膜5上に形成されたn+アモルファスシリコン膜からなるオーミックコンタクト膜、8は該オーミックコンタクト膜6上に形成された第2の金属薄膜からなるソース電極、21は該ソース電極20につながるソース配線、7は前記第2の金属薄膜からなるオーミックコンタクト層6上に形成されたドレイン電極、23はオーミックコンタクト層が除去されたTFTのチャネル部(半導体活性層該当部)、9は第2の絶縁膜からなるパッシベーション膜、10はドレイン電極表面にまで貫通する画素コンタクトホール、12は下層ドレイン電極7と電気的にコンタクトする透明導電性膜からなる画素電極である。なお、図1において、19は補助容量配線、22は半導体能動膜およびオーミックコンタクト膜である。また、図2において、13はゲート配線端子部、15はゲート端子部コンタクトホール、14はゲート端子パッドを示し、図3において、16はソース配線端子部、18はソース端子部コンタクトホール、17はソース端子パッドである。
つぎに、本発明の実施の形態1にかかわる液晶表示装置用薄膜トランジスタの製法を図5を参考にして説明する。
図5に示される手順Aにおいて、まずガラス基板などの透明絶縁性基板1を純水または熱硫酸を用いて洗浄し、該透明絶縁性基板1上に第1の金属薄膜を成膜したのち、第1回目の写真製版で前記第1の金属薄膜をパターニングしてゲート電極2、ゲート配線20および補助容量電極3を形成する。第1の金属薄膜としては、図5に示される手順Dにおいける工程(t)のドライエッチング可能な金属を用いる。好適な実施例1として、ここでは比抵抗の低いMoを公知のArガスを用いたスパッタリング法で200nmの厚さで成膜したのち、公知のリン酸+硝酸を含む溶液を用いてエッチングし、そののちレジストパターンを除去してゲート電極2、ゲート配線20および補助容量電極3を形成した。
つぎに図5に示される手順Bにおいて、SiNならなる第1の絶縁膜4とアモルファスシリコンからなる半導体能動膜5と不純物を添加したn+アモルファスシリコンからなるオーミックコンタクト膜6とを順次成膜したのち、第2回目の写真製版で前記半導体能動膜と前記オーミックコンタクト膜とを薄膜トランジスタを形成する部分とこのあとのプロセスで形成されるソース電極8、ソース配線21およびドレイン電極7のパターンよりも大きく、かつ、連続した形状にパターニング形成する。好適な実施例1として、ここでは化学的気相成膜(CVD)法を用いて第1の絶縁膜として窒化シリコンSiN膜を400nm、半導体膜としてアモルファスシリコン膜を150nm、オーミックコンタクト膜としてリンを不純物として添加したn+アモルファスシリコン膜を30nmの厚さで順次成膜したのち、公知のフッ素系ガスを用いたドライエッチング法を用いて前記アモルファスシリコン膜とオーミックコンタクト膜とをエッチングし、そののちレジストパターンを除去して半導体パターン5、6を形成した。
つぎに図5に示される手順Cにおいて、第2の金属薄膜を成膜したのち、第3回目の写真製版でパターニングしてソース配線21、ソース電極8およびドレイン電極7を形成する。第2の金属薄膜としては、前記第1の金属薄膜と同様に、図5に示される手順Dにおける工程(t)のドライエッチングでエッチング可能な金属を用いる。好適な実施例1として、ここではMoを公知のArガスを用いたスパッタリング法で400nmの厚さで成膜したのち、公知のリン酸+硝酸を含む溶液を用いてエッチングし、さらに公知のフッ素系ガスを用いたドライエッチング法を用いてソース電極8とドレイン電極7とのあいだのオーミックコンタクト膜を除去し、ついでレジストパターンを除去してソース電極8、ソース配線21、ドレイン電極7および薄膜トランジスタのチャネル部23を形成した。
つぎに図5に示される手順Dにおいて、SiNからなる第2の絶縁膜をパッシベーション膜9として成膜したのち、第4回目のフォトリソグラフィープロセスでパターニングして、少なくとも前記第2の金属薄膜のうちドレイン電極表面まで貫通するコンタクトホール10と、ソース配線端子部表面まで貫通するコンタクトホール18と、前記第1の金属薄膜のゲート配線端子表面まで貫通するコンタクトホール15とを同時に形成する。好適な実施例1として、ここでは化学的気相成膜(CVD)法を用いて第2の絶縁膜として窒化シリコンSiN膜を300nmの厚さで成膜し、公知のフッ素系ガスを用いたドライエッチング法でエッチングした。好適な実施例1として、ここではドライエッチングの条件としてRIE法、ガス流量CF4を160sccm、O2を144sccm、圧力10Pa、パワー密度8kw/m2を用いた。このときのSiNのエッチングレートは400nm/min。そして第1と第2の金属薄膜のMoのエッチングレートは200nm/minであった。この条件を用い、135秒エッチングを行なった結果、ゲート端子部コンタクトホールの前記第1の金属薄膜のエッチング量は100nm、残りの膜厚は100nmであり、ソース端子部コンタクトホールの前記第2の金属薄膜のエッチング量は300nm、残りの膜厚は100nmであった。
最後に図5に示される手順Eにおいて、透明導電性膜を成膜したのち、第5回目のフォトリソグラフィープロセスでパターニングして、前記画素ドレイン電極コンタクトホール10を介して下層のドレイン電極7と電気的に接続するように画素電極12と、下層ゲート端子部および下層ソース端子部とコンタクトホールを介して電気的に接続される端子パッド14、17のパターンを形成し、本発明の実施の形態1にかかわる液晶表示装置用薄膜トランジスタが完成する。好適な実施例1として、ここでは透明導電性膜として酸化インジウム(In203)と酸化スズ(Sn02)とを混合したITO膜を公知のArガスを用いたスパッタリング法で100nmの厚さで成膜し、公知の塩酸+硝酸を含む溶液を用いてエッチングしたのち、レジストパターンを除去して画素電極12、ゲート端子パッド14およびソース端子パッド17を形成した。本実施の形態では、画素電極12、ゲート端子パッド14およびソース端子パッドのすべてを透明導電膜で形成したが、本発明では、これらのうち少なくとも1つが透明導電膜で形成される。
このようにして完成させた薄膜トランジスタの端子部コンタクトホールの断面構造は図6、7に示されるように、コンタクトホール開口部のゲート配線端子部のエッチング膜厚24は約100nm、残りの膜厚25は約100nmであり、そしてソース配線端子部のエッチング膜厚26は約300nm、残りの膜厚27は約100nmであり、しかも滑らかな断面形状(凹形状)は90°未満のテーパー形状となっていた。すなわち本実施の形態では、コンタクトホール開口部の凹形状の側壁テーパー角度が90°未満であるのが好ましい。このため、第1および第2の金属薄膜にCrやAlを用いた場合に比べ、ゲート端子パッド14およびソース端子パッド17のカバレッジは良好で、かつ、下層のゲート配線端子部13や、ソース配線端子部16とのコンタクト抵抗も低く良好であった。本実施例1における開口面積が約50μm2のコンタクト抵抗値は、図8に示されるように、従来のように第1および第2の金属薄膜としてCrを用いた場合(比較例)の抵抗値100〜1000Ωに比べ、50〜100Ωと低くなっており良好な特性が得られた。なお、図8におけるコンタクト抵抗値は平均値を示している。
なお、本実施の形態1では、第1の金属薄膜と第2の金属薄膜にMoまたはMoを主成分とする合金を用いているが、本発明においては、これに限定されるものではなく、第1の金属薄膜と第2の金属薄膜のうち、少なくとも一方にMoまたはMoを主成分とする合金を用いることもできる。
実施の形態2
前記実施の形態1では、第1および第2の金属薄膜にMoを適用したが、本実施の形態2においては、MoにNbを添加させたMoNb合金膜を適用することを特徴とし、その他のプロセスは実施の形態1と同じである。好適な実施例2として、ここでは第1の金属薄膜として、Moに5重量%のNbを添加したMo−5重量%Nbを公知のArガスを用いたスパッタリング法で150nmの厚さで成膜したのち、公知のリン酸+硝酸を含む溶液を用いてエッチングし、そののちレジストパターンを除去してゲート電極2、ゲート配線20および補助容量電極3を形成した。また第2の金属薄膜として、同じくMo−5重量%Nbを公知のArガスを用いたスパッタリング法で250nmの厚さで成膜したのち、公知のリン酸+硝酸を含む溶液を用いてエッチングし、さらに公知のフッ素系ガスを用いたドライエッチング法を用いてソース電極8とドレイン電極7とのあいだのオーミックコンタクト層を除去したのち、レジストパターンを除去してソース電極8、ソース配線21、ドレイン電極7および薄膜トランジスタのチャネル部23を形成した。
つぎにSiNからなる第2の絶縁膜をパッシベーション膜9として成膜したのち、第4回目のフォトリソグラフィープロセスでパターニングして、少なくとも前記第2の金属薄膜のうちドレイン電極表面まで貫通するコンタクトホール10と、ソース配線端子部表面まで貫通するコンタクトホール18と、前記第1の金属薄膜のゲート配線端子表面まで貫通するコンタクトホール15とを同時に形成する。好適な実施例2として、ここでは化学的気相成膜(CVD)法を用いて第2の絶縁膜として窒化シリコンSiN膜を300nmの厚さで成膜し、公知のフッ素系ガスを用いたドライエッチング法でエッチングした。好適な実施例2として、ここではドライエッチングの条件としてRIE法、ガス流量CF4を160sccm、O2を144sccm、圧力10Paおよびパワー密度8kw/m2を用いた。このときのSiNのエッチングレートは400nm/min、そして第1と第2の金属薄膜のMo−5重量%Nbのエッチングレートは100nm/minであり、実施の形態1で用いたMoのエッチングレート200nm/minに対し1/2に低下させることができた。前記条件を用いて、135秒エッチングを行なった結果、ゲート端子部コンタクトホールの前記第1の金属薄膜のエッチング量は50nm、残りの膜厚は100nmであり、ソース端子部コンタクトホールの前記第2の金属薄膜のエッチング量は150nm、残りの膜厚は100nmであった。以上のように本実施の形態2では、第1および第2の金属薄膜にMo−5重量%Nbを用いるようにしたので、コンタクトホール形成時のSiN膜に対するエッチングレート比を下げるとともに、ドライエッチングによる膜減り量を低減することが可能となった。つまり成膜時の膜厚を薄くすることができるようになったので、生産能力を向上させることができる。
最後に前記実施の形態1と同様に透明導電性膜を成膜し、画素電極12、ゲート端子パッド14およびソース端子パッド17を形成した。
このようにして完成させた薄膜トランジスタの端子部コンタクトホールの断面形状は図6、7に示されるように、コンタクトホール開口部のゲート配線端子部のエッチング膜厚24は約50nm、残りの膜厚25は約100nmであり、そしてソース配線端子部のエッチング膜厚26は約150nm、残りの膜厚27は約100nmであり、しかも滑らかな断面形状(凹形状)は90°未満のテーパー形状となっていた。すなわち本実施の形態では、コンタクトホール開口部の凹形状の側壁テーパー角度が90°未満であるのが好ましい。このため、第1および第2の金属薄膜にCrやAlを用いた場合に比べ、ゲート端子パッド14およびソース端子パッド17のカバレッジは良好で、かつ、下層のゲート配線端子部13や、ソース配線端子部16とのコンタクト抵抗も低く良好であった。本実施例2における開口面積が約50μm2のコンタクト抵抗値は、図8に示されるように20〜50Ωの値となり、第1および第2の金属薄膜として従来のCrを用いた比較例の値(100Ω以上)、さらにはMoを用いた実施例1の場合の抵抗値(50〜100Ω)に比べても、さらに低くなっており良好な特性が得られた。なお、図8におけるコンタクト抵抗値は平均値を示している。通常、金属薄膜の上にITO膜のような酸化膜を成膜する場合は、ITOに含まれる酸素原子が界面で下層の金属薄膜と反応してCrOx(酸化クロム)やMoOx(酸化モリブデン)層を形成してコンタクト抵抗を増大させるが、実施の形態1のMo膜の場合、MoOxの電気抵抗はCrOxの電気抵抗よりも低いこと、さらに実施の形態2のMo−Nb膜の場合は、酸素原子と反応しやすいNbを添加することによってNbOx(酸化ニオブ)を優先的に形成させ、MoOxの形成を抑えた効果によりコンタクト抵抗がさらに低減したものと考えられる。
前記実施の形態2においては、好適な実施例2として第1と第2の金属薄膜にMo−5重量%Nb膜を用いたがNbの組成はこれに限定されるものではない。図9は本発明で用いた公知の燐酸+硝酸系を含む溶液を用いたときのMo−Nb膜のウエットエッチングレートを調べた結果を順Alの場合と比較して示したものである。Nbを添加していくとエッチングレートは低下していくが、20重量%までの添加であればエッチングは可能である。20重量%をこえる濃度のNb添加は前記公知の燐酸+硝酸系を含む溶液でエッチングができなくなるので好ましくない。図10はMo−Nb膜の電気的比抵抗値のNb濃度依存性を調べた結果を示すものである。通常、Moに不純物を添加していくと比抵抗値が上昇していくが、Nbは20重量%添加した場合でも純Moに比べて約15%程度しか増大しないので、Moのもつ低抵抗という優れた特性を損なうことはない。一方で、前述したように、NbOxを優先的に形成させてMoOxの形成を抑え、ITO膜との界面コンタクト抵抗を低減させる効果を充分得るためにはNbの添加量を2.5重量%以上とするのが好ましい。したがって、本実施の形態2において第1と第2の金属薄膜に用いるMo−Nb膜のNbの添加量は2.5重量%以上20重量%以下とするのが好ましい。さらに表1は、耐水性を調べた結果を示すものである。Nbを添加したMo−Nb膜は純水中に放置しても腐食することがなく、高い信頼性を有することが可能である(実施例2、3)。
Figure 0004338481
さらに、比較例のように第1および第2の金属薄膜にCrを用いた場合は、SiNを公知のフッ素系ガスを用いたドライエッチング法でエッチングして、少なくとも前記第2の金属薄膜のうちドレイン電極表面まで貫通するコンタクトホール10と、ソース配線端子部表面まで貫通するコンタクトホール18と、前記第1の金属薄膜のゲート配線端子表面まで貫通するコンタクトホール15とを形成する際に、コンタクトホール開口部のCrはエッチングされないので、エッチングプロセス中にエッチングによって飛散する元素とフッ素系元素とが結合した、たとえばシリコンフッ化物やメタル(Cr)フッ化物がコンタクトホール開口部のCr表面に再付着しコンタクト抵抗阻害層となってコンタクト抵抗値が増大してしまう。このため、これらを除去するプロセス、たとえば酸素プラズマ処理や化学薬液を用いたウエット洗浄処理などが必要であるが、本発明における実施例によれば、前記コンタクトホール10、15、18の形成時のSiNドライエッチングにおいて開口部のMoまたはMoNb膜の表面も同時にエッチングされるため、シリコンフッ化物やメタル(Mo)フッ化物が表面に再付着することがない。したがって、酸素プラズマ処理や薬液によるウエット処理などをすることなく良好なコンタクト抵抗が得られるので、工程を簡略化できるという利点がある。
なお、本実施の形態では、第1の金属薄膜と第2の金属薄膜にMoを主成分としNbを添加した合金を用いるが、本発明においては、これに限定されるものではなく、第1の金属薄膜と第2の金属薄膜のうち、少なくとも一方にMoを主成分としNbを添加した合金を用いることもできる。
なお、前記実施の形態1、2では、透明導電性膜としてITOを用いたが、本発明においては、これに限定されるものではなく、酸化インジウム(In23)、酸化スズ(SnO2)、酸化亜鉛(ZnO)またはこれらのうち2つ以上を混合させたものを用いてもよい。たとえば、酸化インジウムに酸化亜鉛を混合させたIZOを用いた場合は、前記実施例で用いた塩酸+硝酸系のような強酸溶液ではなく蓚酸系のような弱酸溶液をエッチング液として用いることができるので、MoやMoNbのような耐酸薬液性に乏しい金属薄膜を用いた場合にエッチング薬液の染み込みによる腐食断線を防止できるという効果がある。また、酸化インジウム、酸化スズおよび酸化亜鉛のそれぞれのスパッタ膜の酸素組成が化学量論組成よりも少なく透過率値や比抵抗値が不良の場合は、スパッタリングガスとしてArだけでなくO2ガスやH2Oを混合させたガスを用いてスパッタリング成膜することが好ましい。
本発明の実施の形態1にかかわる液晶表示装置用薄膜トランジスタアレイ基板を示す平面図である。 表示領域の外側に設けられているゲート配線端子部の断面図である。 表示領域の外側に設けられているソース配線端子部の断面図である。 図1のX−X線断面図である。 本発明の実施の形態1および2にかかわる薄膜トランジスタアレイ基板の製造工程を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1および2にかかわるゲート配線端子部膜厚の断面説明図である。 本発明の実施の形態1および2にかかわるソース配線端子部膜厚の断面説明図である。 ITO/メタルのコンタクト抵抗値を示す図である。 Mo合金膜ウエットエッチングレートのNb添加元素濃度依存性を示す図である。 Mo合金膜比抵抗のNb添加元素濃度依存性を示す図である。 従来の液晶表示装置用薄膜トランジスタアレイ基板を示す平面図である。 トランジスタアレイ基板の主要部の断面説明図である。 トランジスタアレイ基板のゲート配線端子部の断面説明図である。 トランジスタアレイ基板のソース配線端子部の断面説明図である。
符号の説明
1 透明絶縁性基板
2 ゲート電極
3 補助容量電極
4 ゲート絶縁膜
5 半導体能動膜
6 オーミックコンタクト膜
7 ドレイン電極
8 ソース電極
9 パッシベーション膜
10 画素コンタクトホール
12 画素電極
13 ゲート配線端子部
14 ゲート端子パッド
15 ゲート端子部コンタクトホール
16 ソース配線端子部
17 ソース端子パッド
18 ソース端子部コンタクトホール
19 補助容量配線
20 ゲート配線
21 ソース配線
22 半導体能動膜およびオーミックコンタクト膜
23 チャネル部

Claims (1)

  1. 絶縁性基板上に第1の金属薄膜を成膜したのち、第1のフォトリソグラフィープロセスおよびエッチングによりゲート配線およびゲート電極を形成する工程と、
    第1の絶縁膜、半導体膜およびオーミックコンタクト膜を順次成膜したのち、第2のフォトリソグラフィープロセスおよびエッチングにより前記半導体膜とオーミックコンタクト膜とをパターニング加工する工程と、
    第2の金属薄膜を成膜したのち、第3のフォトリソグラフィープロセスおよびエッチングによりソース配線、ソース電極およびドレイン電極を形成し、ついで前記ソース配線、ソース電極およびドレイン電極のパターンからはみ出した部分の前記オーミックコンタクト膜をエッチングにより除去して半導体活性層を有する薄膜トランジスタを形成する工程と、
    第2の絶縁膜を成膜したのち、第4のフォトリソグラフィープロセスおよびエッチングにより、少なくとも前記第2の金属薄膜からなるドレイン電極表面にまで貫通する第1のコンタクトホールと前記第1の金属薄膜からなるゲート配線端子表面にまで貫通する第2のコンタクトホールと前記第2の金属薄膜からなるソース配線端子表面にまで貫通する第3のコンタクトホールを同時に形成する工程と、
    酸化インジウム、酸化スズ、酸化亜鉛またはこれらのうち2つ以上混合した成分からなる透明導電性膜を成膜したのち、第5のフォトリソグラフィープロセスおよびエッチングにより前記第1のコンタクトホールを介して前記ドレイン電極に接続する部分を有する画素電極を形成する工程と、前記第2のコンタクトホールを介してゲート配線に接続されたゲート端子を形成する工程と、前記第3のコンタクトホールを介してソース配線に接続されたソース端子を形成する工程のうち、少なくとも1つの工程を含み、
    前記第1、第2、第3のコンタクトホールにおいて第1の金属薄膜と第2の金属薄膜のうち、少なくとも一方のコンタクトホール開口部の膜厚がコンタクトホール開口部以外の領域の膜厚より薄く、前記開口部の断面形状が凹形状であって、その側壁テーパー角度が90°未満となるようにして、前記第1、第2、第3、のコンタクトホールをフッ素系ガスを含むドライエッチング法を用いて形成するとともに、
    前記第1の金属薄膜と前記第2の金属薄膜のうち、少なくとも一方にMoを主成分としNbを添加した合金を用い、
    該Nbの添加量を2.5重量%以上20重量%以下とすることを特徴とする
    液晶表示装置用薄膜トランジスタの製法。
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