JP4337278B2 - 液化ガス気化装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、寒冷地での使用や冬場の使用においても、安定してLPG等の液化ガスを気化させることができる液化ガス気化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の液化ガス気化装置は、例えば図8に示すような構成になっている。すなわち、ボイラ1で加熱された温水が、媒体ポンプ2によって入口配管3および媒体流入空間4を経て熱交換パイプ5に流入し、バルク容器6内のLPガスの液相部7を加熱して気化を促進させる構成となっているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の構成のものは、ボイラに電気ヒータを使用しているため、商用電源がない場所には装置を設置できないという問題があった。そこで、発熱器に燃焼器を用い直接または間接的に熱交換器を加熱する方法が考えられるが、この構成としたものは、燃焼器の制御に用いる電源の寿命が課題となるものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液相の液化ガスに気化熱を供給して気相の液化ガスとする熱交換器と、前記熱交換器に供給する熱量を発生する燃焼器と、前記燃焼器の燃焼を制御する燃焼器制御手段と、前記燃焼器制御手段に電力を供給する電源と、前記熱交換器の圧力を検出する待機運転検出手段と、待機運転検出手段が前記熱交換器の圧力上昇を検知すると前記燃焼器制御手段への電源供給の停止を遅延させるタイマー部を備えた液化ガス気化装置としているものである。
【0005】
待機運転検出手段が熱交換器の圧力上昇を検知すると燃焼器制御手段への電源供給の停止を遅延させる構成としているため、液化ガスを気化していない待機運転が長く続いた場合は、燃焼器制御手段への電力の供給を停止して、電力の浪費をなくし、電源寿命が長い液化ガス気化装置を実現できるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載した発明は、液相の液化ガスに気化熱を供給して気相の液化ガスとする熱交換器と、前記熱交換器に供給する熱量を発生する燃焼器と、前記燃焼器の燃焼を制御する燃焼器制御手段と、前記燃焼器制御手段に電力を供給する電源と、前記熱交換器の圧力を検出する待機運転検出手段と、待機運転検出手段が前記熱交換器の圧力上昇を検知すると前記燃焼器制御手段への電源供給の停止を遅延させるタイマー部を備えた液化ガス気化装置。
としているものである。
【0007】
待機運転検出手段が前記熱交換器の圧力上昇を検知すると燃焼器制御手段への電源供給の停止を遅延させる構成としているため、液化ガスを気化していない待機運転が長く続いた場合は、燃焼器制御手段への電力の供給を停止して、電力の浪費をなくし、電源寿命が長い液化ガス気化装置を実現できるものである。
【0008】
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した構成に加え、待機運転検出手段として燃焼器の温度を検知する燃焼器温度センサーを使用する構成の液化ガス気化装置としている。 燃焼器温度センサーの温度で待機運転中であることを判断し、タイマー部を起動させるようにしているため、人為的にタイマーを起動させる必要がなく、操作が簡単な液化ガス気化装置を実現できるものである。
【0009】
請求項3に記載した発明は、請求項1に記載した構成に加え、待機運転検出手段として、熱交換器の出口に設けた圧力センサーを使用する構成の液化ガス気化装置としている。
圧力センサーが所定の圧力以上の時はタイマー部を起動し、以下の時はタイマー部の測定時間をリセットするようにして、熱交換器の内部圧力の変化で待機運転であることを正確に判断でき、人為的にタイマーを起動させる必要がなく、操作が簡単な液化ガス気化装置を実現できるものである。
【0010】
請求項4に記載した発明は、請求項1に記載した構成に加え、待機運転検出手段として、熱交換器の出口に設けたガス流量計を使用する構成の液化ガス気化装置としている。 熱交換器の出口を流れるガスの有無によって正確に待機運転状態かどうかを判断でき、ガス流量がない時タイマー部を起動させ、ガス流量があるときは、タイマー部の測定時間をリセットするようにして、人為的にタイマーを起動させる必要がなく、操作が簡単な液化ガス気化装置を実現できるものである。
【0011】
請求項5に記載した発明は、請求項1に記載した構成に加え、待機運転検出手段として、電源の電圧を検知する電圧検知部を使用する構成の液化ガス気化装置としている。
【0012】
電圧検知部によって、電源の電圧が基準値より低下したことを認識したときは、燃焼器制御手段を動作させないようにして、電源電圧の不足によって不安定な動作となることを事前に予防できる、安全を確保した液化ガス気化装置とできるものである。
【0013】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の第1の実施例について説明する。図1は本実施例の液化ガス気化装置の構成を示す断面図である。本実施例の液化ガス気化装置は、液相の液化ガスに気化熱を供給して気相の液化ガスとする熱交換器11と、前記熱交換器11に供給する熱量を発生する燃焼器13と、前記燃焼器13の燃焼を制御する燃焼器制御手段25と、前記燃焼器制御手段25に電力を供給する電源26と、前記燃焼器が待機運転中であることを検出する待機運転検出手段29と、待機運転検出手段29が待機運転に入ってからの経過時間を測定するタイマー部28と、制御部27を備えている。
【0014】
前記制御部27は、マイクロコンピュータによって構成しており、前記タイマー部28の測定時間が設定時間を超えると前記燃焼器制御手段25への電源の供給を停止する。
【0015】
熱交換器11は、本実施例では、熱伝導性と強度を考慮してアルミダイキャスト製としており、内部に複数の放熱フィン12によって構成した液化ガスが通過する通路を有している。前記放熱フィン12は、燃焼器13との接合面に一体に形成されている。
【0016】
燃焼器13は、燃焼器本体14と、燃料ガス噴出ノズル15と、空気取り入れ口16と、バーナ17と、点火プラグ18と、吸熱フィン19と、排気口20と、消炎器21を有している。バーナ17には、燃焼器13に供給する燃料ガスを貯蔵するタンク22を接続している。また前記接続経路には、燃料ガスの圧力を調整する圧力調整器23を配置している。
【0017】
燃焼器制御手段25は、前記バーナ17に燃料ガスを供給する接続経路に設けている開閉弁24の開閉制御と、点火時に燃焼器13内に設けている点火プラグ18に電気火花を発生させる制御と、タイマー部28でのタイマー時間のカウントを制御する制御部27によって構成している。
【0018】
26は燃焼器制御手段25に電力を供給する電源であり、乾電池や充電池が用いられている。
【0019】
前記待機運転検出手段29は、本実施例では、熱交換器11の出口に設けている圧力センサを使用している。
【0020】
以下、本実施例の動作について説明する。熱交換器11の上部から液相の液化ガスが流入して気化が行われている時は、熱交換器11の内部圧力は約0.12MPaである。暖房機あるいは給湯器のような図示していないガス使用機器が停止されて、液化ガスの消費が停止すると、前記ガス使用機器の燃料弁が閉止される。このため、熱交換器11は圧力容器となって、内圧は約0.5MPaまで上昇する。待機運転検出手段29は、この圧力の上昇をあるいは変化を検知して、この情報を制御部27に伝達している。制御部27は、待機運転検出手段29が検出した圧力と基準値とを比較して、圧力が基準値を超えて上昇すると、タイマー部28を起動させる。
【0021】
また、前記ガス使用機器が5時間以内に使用が再開されて、待機運転検出手段29の検知圧力が0.5MPa以下になれば前記タイマー部28の計測時間をリセットする。このとき、ガス使用機器の使用の再開がなければ、燃焼器制御手段25への電力供給を停止し、電源26の電力の浪費をなくするものである。
【0022】
燃焼器制御手段25への電力供給が停止されると、開閉弁24は閉止され、燃焼器13の燃焼も停止する。
【0023】
なお、待機運転状態が所定時間を超えて継続し、燃焼器制御手段25に対する電源26の供給が停止された状態から、再びガス使用機器の使用を再開するときは、図示していないスタートボタンを手動でオンするものである。すなわち、前記スタートボタンを手動でオンすることによって、電源26の電力が燃焼器制御手段25に供給されて、再び液相の液化ガスが気化され、気相の液化ガスがガス使用機器に供給される。
【0024】
以上のように本実施例によれば、待機運転検出手段29が液化ガスの使用を停止している状態を検出して、タイマー部28が計時した待機運転に入ってからの経過時間が設定時間を超えると燃焼器制御手段25への電源26の供給を停止する構成として、電源26の消耗を防ぐことができ、電源寿命が長い液化ガス気化装置を実現できるものである。
【0025】
また本実施例によれば、待機運転検出手段29として、熱交換器11の出口に設けている圧力センサを使用しているため、熱交換器11の内部圧力の変化で待機運転であることを正確に判断でき、またこの情報によってタイマー部28を起動させる構成としているため、人為的にタイマーを起動させる必要がなく、操作が簡単な液化ガス気化装置を実現できるものである。
【0026】
(実施例2)
次に、本発明の第2の実施例について説明する。図2は本実施例の液化ガス気化装置の構成を示す断面図である。本実施例では、実施例1で説明している待機運転検出手段として燃焼器13の表面に設けている燃焼器温度センサー30を使用している。燃焼器温度センサー30として本実施例では、サーミスタあるいは熱電対を使用している。燃焼器温度センサー30が検知する温度情報は、制御部27に伝達されている。
【0027】
以下、本実施例の動作について説明する。熱交換器11の上部から液化ガスが流入して気化が正常に行われているときは、液化ガスの気化熱を供給するために燃焼器13の温度は約200℃程度に維持されている。しかし、待機運転に入ると、熱交換器11の温度を60℃に保つだけの熱量でよく、燃焼器13の温度は約70℃程度以下となる。
【0028】
燃焼器温度センサー30が検知する温度情報は制御部27に伝達されており、制御部27は燃焼器温度センサー30が検知する温度と例えば70℃という基準温度とを比較しており、前記検知温度が基準温度を下回って待機運転に入ったことを認識すると、タイマー部28の時間カウントを開始させる。また、タイマー部28のカウント時間が5時間以内のときに、気化が再開されて燃焼器13の温度が基準温度以上に達したことを認識すると、タイマー部28の時間カウントをリセットする。また、5時間以内に気化の再開がなければ、燃焼器制御手段25への電力供給を停止して、電源26の電力の浪費をなくするものである。すなわち、燃焼器制御手段25への電力供給が停止されると、開閉弁24は閉止し、燃焼器13の燃焼も停止する。
【0029】
以上のように本実施例によれば、燃焼器温度センサー30の検知温度と基準温度とを比較して、待機運転中であると判断した場合には、タイマー部28を自動的に起動させるもので、人為的にタイマーを起動させる必要がなく、操作が簡単な液化ガス気化装置を実現できるものである。
【0030】
(実施例3)
次に、本発明の第3の実施例について説明する。図3は、本実施例の液化ガス気化装置の構成を示す断面図である。本実施例では、実施例1で説明している待機運転検出手段として、熱交換器11の出口に設けているガス流量計33を使用している。ガス流量計33が検知するガス流量を示す情報は、制御部27に伝達されている。
【0031】
以下、本実施例の動作について説明する。熱交換器11の出口に接続されている図示していないガス使用機器がガスを消費している時は、この消費量に応じてガス流量をガス流量計33で計測している。前記ガス使用機器が液化ガスの消費を停止すると、ガス流量計33が検知するガス流量は0となる。制御部27は、ガス流量計33が検知するガス流量を基準値0と比較しており、ガス流量計33が検知するガス流量が0に達するとタイマー部28の時間カウントを開始させる。また、タイマー部28での時間カウントが5時間に達する以前に、ガス流量計33が0より大きいガス流量を検知すると、すなわちガス使用機器でのガスの使用が再開されれば、タイマー部28での時間カウントをリセットする。また5時間以内にガス使用機器のガス消費の再開がなければ、燃焼器制御手段25への電力供給を停止し、電源26の電力の浪費をなくするものである。燃焼器制御手段25への電力供給が停止すると開閉弁24は閉止し、燃焼器13の燃焼も停止する。
【0032】
以上のように本実施例によれば、ガス流量の有無によって、待機運転状態に入ったかどうかを判断し、待機運転状態に入ったときにはタイマー部28を自動的に起動させるようにしているため、待機運転に入ったかどうかを正確に判断でき、また、人為的にタイマーを起動させる必要がなく、操作が簡単な液化ガス気化装置を実現できるものである。
【0033】
(実施例4)
次に、本発明の第4の実施例について説明する。図4は、本実施例の液化ガス気化装置の構成を示す断面図である。本実施例では、実施例1で説明している待機運転検出手段として、電圧検出部35を使用している。電圧検出部35は、燃焼器13と熱交換器11の接合部に設けている熱発電部34が発生する熱起電力を検知しているものである。前記熱発電部34として、本実施例ではゼーベック効果を利用しているペルチェ素子を使用しているものである。なお、本実施例ではこの熱発電部34は、電源26の補助電源として使用している。前記電圧検出部35は、この熱発電部34が発生している熱起電力を検知して、制御部27に伝達しているものである。
【0034】
以下、本実施例の動作について説明する。熱交換器11の上部から液化ガスが流入して気化が行われているときは、気化熱を供給するために燃焼器13の温度は約200℃程度となっている。また、熱交換器11の前記燃焼器11に接している側の温度は、約60℃程度となっている。従って、熱発電部34の高温側の温度は約200℃であり、低温側の温度は約60℃程度となっている。この状態では、熱発電部34が発生する素子1個分の熱起電力は約1.5Vとなっている。しかし、待機運転に入ると、燃焼器13の温度は約70℃以下となり、従って、燃焼器13と熱交換器11の温度差も小さくなって、熱発電部34が発生する熱起電力は約0.5V以下になる。
【0035】
制御部27は、電圧検出部35が検知している熱発電部34の熱起電力の情報を基準値と比較しており、前記した待機運転状態に入っていることを認識すると、タイマー部28の時間カウントを開始させる。またこの待機運転状態が、5時間以内に動作状態に復帰したことを認識すると、タイマー部28での時間カウントをリセットする。また、5時間以内に動作状態に復帰しない場合には、燃焼器制御手段25への電力供給を停止し、電源26の電力の浪費をなくするものである。
【0036】
以上のように本実施例によれば、燃焼器制御手段25に電力を供給する熱発電部34を設け、熱発電部34の発電電圧が所定の電圧以下の時は、タイマー部28を起動させ、所定の電圧以上となるとタイマー部28の時間カウントをリセットする構成として、発電電圧の高低で待機運転であることを判断し、タイマー部28を起動させるもので、人為的にタイマーを起動させる必要がなく、操作が簡単で、定常運転時は、熱発電で電力をまかなうので、更に電源寿命の長い液化ガス気化装置を実現できるものである。
【0037】
(実施例5)
次に、本発明の第5の実施例について説明する。図5は、本実施例の液化ガス気化装置の構成を示す断面図である。本実施例では、実施例1で説明している待機運転検知手段として、熱交換器11に設けている熱交換器温度センサー36を使用している。熱交換器温度センサー36として本実施例では、サーミスタあるいは熱電対を使用している。熱交換器温度センサー36が検知する温度情報は、制御部27に伝達されている。また、熱交換器11の液相の液化ガスの流入口には、遮断弁37を配置している。遮断弁37は制御部27によって開閉が制御されている。すなわち、制御部27は熱交換器11の温度が20℃以下になると、遮断弁37を閉じて液相の液化ガスが熱交換器11内に流入することを遮断している。
【0038】
以下、本実施例の動作について説明する。熱交換器11に気化能力以上の液化ガスが流入すると、熱交換器11は60℃を維持できなくなり、低下していく。本実施例では熱交換器11の温度が20℃以下になると遮断弁37を遮断するため、液相の液化ガスが液相のままでガス使用機器側に供給されたりすることはないものである。すなわち、安全を確保した液化ガス気化装置を実現するものである。
【0039】
(参考例1)
次に、本発明の第6の実施例について説明する。図6は、本実施例の液化ガス気化装置の構成を示す断面図である。本実施例では、実施例1で説明している待機運転検出手段として、熱交換器11の出口に設けている圧力センサー38を使用している。圧力センサー38の検知情報は、制御部27に伝達されている。
【0040】
本実施例では、制御部27が圧力センサー38が検知する熱交換器11の内部圧力が0.8MPa以上になったことを認識すると、燃焼器制御手段25を停止させるように動作している。すなわち、何かの原因によって、熱交換器11に異常な圧力上昇が発生したときは、燃焼器制御手段25への電力供給を停止して、燃焼器13の燃焼を停止することにより、電力の浪費をなくするとともに安全性も確保した液化ガス気化装置を実現できるものである。
【0041】
(参考例2)
次に、本発明の第7の実施例について説明する。図7は、本実施例の液化ガス気化装置の構成を示す断面図である。本実施例では、実施例1で説明している待機運転検出手段に代えて、燃焼器制御手段25に電源の電圧を検知する電圧検知部39を設けている。電圧検知部39が検知する電源の電圧を検知する信号は、制御部27に伝達されている。
【0042】
以下、本実施例の動作について説明する。本実施例では、制御部27は、電圧検知部39が検知する電源26の電圧が、2V以下では、燃焼器制御手段25が動作しないように制御しているものである。すなわち、事前に電源26の消耗状態を検出し、運転中に電圧降下によって不安定な動作にならないようにした、安全を確保した液化ガス気化装置としているものである。
【0043】
【発明の効果】
請求項1に記載した発明は、液相の液化ガスに気化熱を供給して気相の液化ガスとする熱交換器と、前記熱交換器に供給する熱量を発生する燃焼器と、前記燃焼器の燃焼を制御する燃焼器制御手段と、前記燃焼器制御手段に電力を給供する電源と、前記熱交換器の圧力を検出する待機運転検出手段と、待機運転検出手段が前記熱交換器の圧力上昇を検知すると前記燃焼器制御手段への電源供給の停止を遅延させるタイマー部を備えた構成として、電力の浪費をなくし、電源寿命が長い液化ガス気化装置を実現できるものである。
【0044】
請求項2に記載した発明は、待機運転検出手段として燃焼器の温度を検知する燃焼器温度センサーを使用する構成として、人為的にタイマーを起動させる必要がなく、操作が簡単な液化ガス気化装置を実現できるものである。
【0045】
請求項3に記載した発明は、待機運転検出手段として、熱交換器の出口に設けた圧力センサーを使用する構成として、熱交換器の内部圧力の変化で待機運転であることを正確に判断でき、人為的にタイマーを起動させる必要がなく、操作が簡単な液化ガス気化装置を実現できるものである。
【0046】
請求項4に記載した発明は、待機運転検出手段として、熱交換器の出口に設けたガス流量計を使用する構成として、人為的にタイマーを起動させる必要がなく、操作が簡単な液化ガス気化装置を実現できるものである。
【0047】
請求項5に記載した発明は、待機運転検出手段として、電源の電圧を検知する電圧検知部を使用する構成として、電源電圧の不足によって不安定な動作となることを事前に予防できる、安全を確保した液化ガス気化装置を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例である液化ガス気化装置の構成を示す断面図
【図2】 本発明の第2の実施例である液化ガス気化装置の構成を示す断面図
【図3】 本発明の第3の実施例である液化ガス気化装置の構成を示す断面図
【図4】 本発明の第4の実施例である液化ガス気化装置の構成を示す断面図
【図5】 本発明の第5の実施例である液化ガス気化装置の構成を示す断面図
【図6】 本発明の参考例1である液化ガス気化装置の構成を示す断面図
【図7】 本発明の参考例2である液化ガス気化装置の構成を示す断面図
【図8】 従来の液化ガス気化装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
11 熱交換器
13 燃焼器
25 燃焼器制御手段
26 電源
27 制御部
28 タイマー部
29 待機運転検出手段
30 燃焼器温度センサー
32、38 圧力センサー
33 ガス流量計
34 熱発電部
36 熱交換器温度センサー
39 電圧検知部

Claims (5)

  1. 液相の液化ガスに気化熱を供給して気相の液化ガスとする熱交換器と、前記熱交換器に供給する熱量を発生する燃焼器と、前記燃焼器の燃焼を制御する燃焼器制御手段と、前記燃焼器制御手段に電力を供給する電源と、前記熱交換器の圧力を検出する待機運転検出手段と、待機運転検出手段が前記熱交換器の圧力上昇を検知すると前記燃焼器制御手段への電源供給の停止を遅延させるタイマー部を備えた液化ガス気化装置。
  2. 待機運転検出手段として燃焼器の温度を検知する燃焼器温度センサーを使用する請求項1に記載した液化ガス気化装置。
  3. 待機運転検出手段として、熱交換器の出口に設けた圧力センサーを使用する請求項1に記載した液化ガス気化装置。
  4. 待機運転検出手段として、熱交換器の出口に設けたガス流量計を使用する請求項1に記載した液化ガス気化装置。
  5. 待機運転検出手段として、電源の電圧を検知する電圧検知部を使用する請求項1に記載した液化ガス気化装置。
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