JP2976886B2 - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP2976886B2
JP2976886B2 JP8148805A JP14880596A JP2976886B2 JP 2976886 B2 JP2976886 B2 JP 2976886B2 JP 8148805 A JP8148805 A JP 8148805A JP 14880596 A JP14880596 A JP 14880596A JP 2976886 B2 JP2976886 B2 JP 2976886B2
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規夫 肆矢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、石油を燃料とする
家庭用の給湯機や暖房機に使用される燃焼装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の燃焼装置は、特開平4−
124508号公報に示すようなものが一般的であっ
た。以下、その構成について図9を参照にしながら説明
する。図9に示すように、気化器1の傾斜した気化部2
に内蔵したヒータ3と、前記気化部2近傍の前記気化器
1の外壁に設けた受熱部4と、気化部2に対向する位置
に開口した気化器入口5と、気化部2の上部に向けた送
油ノズル6と、気化器1の下部に配置した気化器出口7
と、この気化器出口7に連通する混合室8と、この混合
室8の上部に燃焼部9が載置するように構成してある。
従って、ヒータ3により加熱された気化部2に送油ノズ
ル6から燃料が供給されると、気化器入口5から流入す
る気化用空気により、燃料が押し広げられ気化部2の表
面を広がりながら気化して気化ガスになる。この気化ガ
スが気化器出口7から混合室8に送られ、燃焼部9で火
炎を形成する。火炎が形成するとその燃焼熱を受熱部4
が受けて、ヒータ3の運転が停止され、気化部2の温度
の状態により、再度ヒータ3の運転が開始され、燃焼を
持続するようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
燃焼装置では、ヒータ3を気化部2の近傍に配置してい
るだけなので、気化器1を加熱した時に気化器1の末端
まで、ヒータ3の熱が伝わるのに時間がかかり、気化器
1のヒートアップ時間を短縮できず、またヒータ3の消
費電力も低減できないという課題を有していた。
【0004】また気化器1を均一に加熱できないので、
気化器1の全体が有効に活用されず、気化器1をコンパ
クトに構成できないという課題も有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の燃焼装置におい
ては、液体燃料を気化する気化器と、気化器に連通する
混合室と、混合室の上部に設ける炎口部と、気化器を加
熱するために設ける複数個の独立した気化面ヒータ及び
加熱ヒータと、気化器の温度を計測する温度検知器と、
温度検知器の値から気化面ヒータ及び加熱ヒータの運転
を制御する電源部とを備え、上記電源部は気化面ヒータ
及び加熱ヒータを同時に運転しないように制御する構成
としたものである。
【0006】この本発明によれば気化器を均一に加熱
、気化器がコンパクトになる。そして複数個の独立し
た気化面ヒータ及び加熱ヒータの中で常に1台だけの運
転を行なうので、気化面ヒータ及び加熱ヒータ全体とし
ての突入電力と消費電力を低減できる。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】また、気化器を加熱する複数個の独立した
気化面ヒータ及び加熱ヒータと、この気化面ヒータ及び
加熱ヒータの各々近傍に設けられた複数個の温度検知器
と、気化器の予熱待機中に最も温度の低い温度検知器の
近傍の気化面ヒータあるいは加熱ヒータだけを運転する
電源部とを備えたものであり、気化器の各部の中で最も
温度の低い部分の加熱を行なうので、消費電力の低減を
図り、かつ気化器全体として常に均一な温度を保つこと
ができる。
【0011】また、予熱時に運転していた複数個の気化
面ヒータ及び加熱ヒータを気化器が予熱から待機の時間
に入ると気化面に近接する気化面ヒータのみの運転を行
なう電源部を備えたものであり、予熱時は気化器全体の
均一加熱が可能となる上に予熱待機中は気化面近傍を中
心に加熱するので、気化面ヒータ及び加熱ヒータの消費
電力低減し、燃焼動作に短時間に到達することができ
る。
【0012】また、気化器を加熱する複数個の独立した
電熱ヒータと、外気温度検知器と、前記外気温度検知器
の値から予熱時に電熱ヒータの運転数の制御を行なう電
源部を備えたものであり、夏場等の気温の高い時は気化
面ヒータ及び加熱ヒータの運転数を制限するので、気化
器の突入電力を低減して燃焼装置全体の最大突入電力に
達する機会を軽減することにより、電灯線に対する電力
負荷を低減できるものである。
【0013】また、気化面ヒータ及び加熱ヒータの各々
の運転状態を監視する監視器と、この監視器の値から故
障した気化面ヒータあるいは加熱ヒータを除く気化面ヒ
ータ及び加熱ヒータを運転する電源部と、運転できる気
化面ヒータ及び加熱ヒータの能力に見合う燃料と空気を
調節する制御器とを備えたものであり、正常な気化面ヒ
ータ及び加熱ヒータがあればその気化能力に見合う燃焼
量に低下して運転するので、気化器を修理するまでの間
に仮運転を行なうことができる。
【0014】さらにまた気化器の予熱開始から温度検知
器の温度が所定値に到達する時間を監視する監視器と、
この監視器の値から気化面ヒータあるいは加熱ヒータの
故障を判定して燃焼を停止する制御器と、この制御器の
判定内容を表示する表示器とを備えたものであり、気化
面ヒータ及び加熱ヒータの劣化や気化器構成の損傷を判
定し、運転を停止するので、安全を確保することができ
る。また判定内容を表示器に表示するので、事前に故障
を把握することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】 (実施例1) 以下本発明の第1の実施例を図面に基づいて説明する。
図1において、10は、アルミダイカストや鉄鋳物や銅
鋳物やこれらの合金鋳物等の熱伝導の良い材料で造られ
た筒状の気化器で、気化器10の内部には、傾斜した気
化面11と通路状の気化室12を設けている。気化器1
0の背面13には、気化用空気入口14を設けてある。
気化器10の下部には、混合気噴出口15を設けてい
る。混合気噴出口15に連通して、気化器10の下部に
混合室16を設けている。混合室16は、アルミダイカ
ストや鉄鋳物や銅鋳物やこれらの合金鋳物等の熱伝導の
良い材料で桶状に構成している。この混合室16の下流
側には、パンチング板や積層板等で構成した多孔状の炎
口部17を設けている。この炎口部17は、混合室16
の上部に平板状に構成している。炎口部17の上方に気
化器10の側壁の一部を張り出した受熱部18を設けて
いる。受熱部18は、気化面11の反対側の位置に設け
てある。気化器10の気化用入口14には、気化面11
に向かって液体燃料を供給する燃料ノズル19を挿入し
ている。気化器10には、気化面11の近傍の気化面1
1と受熱部18の間に電熱式の気化面ヒータ20を鋳込
んでいる。気化器10には、気化面ータ20と離れた位
置に独立した電熱式の加熱ヒータ21を設けている。加
熱ヒータ21は、気化器10の混合気噴出口15の近傍
に設けている。21は、気化器10の温度を検知する熱
電対やサーミスタ等で構成した温度検知器である。23
は、温度検知器21の信号を受けて気化面ヒータ20と
加熱ヒータ21への通電をオンオフする電源部である。
24は、火炎である。
【0016】上記構成において、電源部23により気化
面ヒータ20と加熱ヒータ21に通電すると気化器10
が加熱される。気化器10が所定の温度に達すると温度
検知器21により検知し、その信号が電源部23に伝え
られ、気化面ヒータ20と加熱ヒータ21の通電を停止
する。以後電源部23により気化面ヒータ20と加熱ヒ
ータ21の通電をオンオフしながら気化器10の温度を
一定に保つ。この時、気化用空気入口14から気化用空
気を気化室12に流入するとともに燃料ノズル19から
液体燃料を気化面11に向かって噴出する。液体燃料
は、気化面11で移動しながら蒸発し、気化用空気と混
合して気化ガスを形成する。この気化ガスは、混合気噴
出口15から混合室16に流入し、均一化する。均一化
した気化ガスが炎口部17から噴出すると、点火手段
(図示無し)により点火を行い、火炎24が炎口部上に
形成する。この火炎24の燃焼熱を受熱部18で受ける
ことにより、気化面ヒータ20と加熱ヒータ21の通電
を抑制して燃焼を持続する。
【0017】本発明の実施例によれば、気化器10の気
化面11近傍に設けた気化面ヒータ20と混合気噴出口
15の近傍に設けた加熱ヒータ21とを各々独立し、離
れた位置に構成するので、気化器10全体を加熱するヒ
ートアップ時間を短縮でき、消費電力を低減できるとい
う効果がある。
【0018】また気化面ヒータ20と加熱ヒータ21の
複数個の加熱手段を設けるので、気化器10を均一に加
熱することができるという効果がある。
【0019】また気化器10を均一に加熱するので、気
化面11の有効な面積を拡大することで、気化器10を
コンパクトに構成できるという効果がある。
【0020】また気化面11の近傍に気化面ヒータ20
を設けたので、気化面11を短時間で加熱し、気化面1
1の温度低下を防止し、液体燃料の蒸発を適性に保つこ
とができるという効果がある。
【0021】また混合気噴出口15の近傍に加熱ヒータ
21を設けたので、混合気噴出口15から混合室16に
流入する気化ガスを加熱し、混合室16内での気化ガス
の結露する量を低減でき、適性な燃焼を維持できるとい
う効果がある。
【0022】(実施例2)次に本発明の第2の実施例を
図2を用いて説明する。図2において、気化器25に
は、気化面26の近傍に電熱式の気化面ヒータ27を鋳
込んでいる。また気化器25には、気化面ータ27と離
れた位置に独立した電熱式の加熱ヒータ28を設けてい
る。加熱ヒータ28は、気化器25の混合気噴出口29
の近傍に設けている。30は、気化器25の温度を検知
する熱電対やサーミスタ等で構成した温度検知器であ
る。31は、温度検知器30の信号を受けて気化面ヒー
タ27と加熱ヒータ28への通電を同時に行なわないよ
うにオンオフする電源部である。また常に気化面ヒータ
27から通電を行ない、一定時間が経過した後に気化面
ヒータ27の通電を停止し、次に加熱ヒータ28の通電
を行なうようになっている。
【0023】従って、この構成によれば気化面ヒータ2
7と加熱ヒータ28が同時に通電されることが無く、気
化器25の突入電力を抑制して通常の電灯線に対する電
力負荷を低減し、ブレーカの落ちることを防止できると
いう効果が期待できる。
【0024】また気化器25の離れた場所に設けた気化
面ヒータ27と加熱ヒータ28を連続的に通電のオンオ
フを繰り返すので、低い消費電力でも気化器25を均一
に加熱できるという効果が期待できる。
【0025】(実施例3)次に本発明の第3の実施例を
図3を用いて説明する。図3において、気化器32に
は、気化面33と受熱部34の近傍に電熱式の気化面ヒ
ータ35を鋳込んでいる。また気化器32には、気化面
ータ35と離れた位置に独立した電熱式の加熱ヒータ3
6を設けている。加熱ヒータ36は、気化器32の混合
気噴出口37の近傍に設けている。38は、気化器32
の温度を検知する熱電対やサーミスタ等で構成した温度
検知器である。39は、温度検知器38の信号を受けて
気化面ヒータ35と加熱ヒータ36への通電をオンオフ
する電源部である。また炎口部40に火炎41が形成す
るとフレームロッド、熱電対、フォトトランジスタ、C
ds等で構成する炎検知器42で検知を行い、この信号
を受けた電源部39により、気化面ヒータ35の通電だ
けを停止し気化面ヒータ35の運転数を減じるようにな
っている。
【0026】従って、この構成によれば燃焼中は加熱ヒ
ータ36だけを通電するので、気化器25の突入電力を
抑制して通常の電灯線に対する電力負荷を低減し、燃焼
装置全体の最大突入電力に達する機会を軽減することに
より、ブレーカの落ちることを防止できるという効果が
期待できる。
【0027】(実施例4)次に本発明の第4の実施例を
図4を用いて説明する。図4において、気化器43に
は、気化面44と受熱部45の近傍に電熱式の気化面ヒ
ータ46を鋳込んでいる。また気化器43には、気化面
ータ46と離れた位置に独立した電熱式の加熱ヒータ4
7を設けている。加熱ヒータ47は、気化器43の混合
気噴出口48の近傍に設けている。49は気化面ータ4
6近傍の温度を検知する熱電対やサーミスタ等で構成し
た気化面ヒータ温度検知器である。50は、加熱ヒータ
47近傍の温度を検知する熱電対やサーミスタ等で構成
した加熱ヒータ温度検知器である。51は、気化面ヒー
タ温度検知器49と加熱ヒータ温度検知器50の信号を
受けて気化面ヒータ46と加熱ヒータ47への通電をオ
ンオフする電源部である。
【0028】従って、この構成によれば気化器43の各
部の中で最も温度の低い部分の加熱を行なうので、気化
器43全体として常に均一で一定な温度を保つことがで
き、安定した運転状態を維持できるという効果がある。
また気化器43の温度を均一で一定に保つので、気化器
43の温度低下部によるタール生成を抑制して耐久性を
向上できるという効果が期待できる。
【0029】(実施例5)次に本発明の第5の実施例を
図5を用いて説明する。図5において、気化器52に
は、気化面53と受熱部54の近傍に電熱式の気化面ヒ
ータ55を鋳込んでいる。また気化器52には、気化面
ータ55と離れた位置に独立した電熱式の加熱ヒータ5
6を設けている。加熱ヒータ56は、気化器52の混合
気噴出口57の近傍に設けている。58は気化器52の
温度を検知する熱電対やサーミスタ等で構成した温度検
知器である。59は予熱時間の所定時間内の有無を評価
する判定器である。60は、判定器59の指示を受けて
気化面ヒータ55の運転だけを行なう電源部である。
【0030】従って、この構成によれば予熱待機中は気
化面53近傍を常に加熱するので、加熱ヒータ56の消
費電力を低減するとともに燃焼動作に短時間に到達でき
るという効果がある。
【0031】(実施例6)次に本発明の第6の実施例を
図6を用いて説明する。図6において、気化器61に
は、気化面62と受熱部63の近傍に電熱式の気化面ヒ
ータ64を鋳込んでいる。また気化器61には、気化面
ータ64と離れた位置に独立した電熱式の加熱ヒータ6
5を設けている。加熱ヒータ65は、気化器61の混合
気噴出口66の近傍に設けている。67は、気化器61
の温度を検知する熱電対やサーミスタ等で構成した温度
検知器である。68は、外気の温度を検知する熱電対や
サーミスタ等で構成した外気温度検知器である。69
は、外気温度検知器68の指示を受けて気化面ヒータ6
4あるいは加熱ヒータ65の運転だけを行なう電源部で
ある。
【0032】従って、この構成によれば夏場等の気温の
高い時は、使用者のヒートアップ時間に対する要求も弱
く、また実際のヒートアップ時間も少し短縮するので、
気化面ヒータ64あるいは加熱ヒータ65の運転数を制
限し、気化器61の突入電力を低減して燃焼装置全体の
最大突入電力に達する機会を軽減して、エアコン等の使
用に併せて電灯線に対する負荷を抑制できるという効果
がある。
【0033】(実施例7)次に本発明の第7の実施例を
図7を用いて説明する。図7において、気化器70に
は、気化面71と受熱部72の近傍に電熱式の気化面ヒ
ータ73を鋳込んでいる。また気化器70には、気化面
ータ73と離れた位置に独立した電熱式の加熱ヒータ7
4を設けている。加熱ヒータ74は、気化器70の混合
気噴出口75の近傍に設けている。76は、気化器70
の温度を検知する熱電対やサーミスタ等で構成した温度
検知器である。また気化面ータ73と加熱ヒータ74の
各々の運転状態を監視する監視器77と、この監視器7
7の値から故障した気化面ータ73あるいは加熱ヒータ
74を除く気化面ータ73及び加熱ヒータ74を運転す
る電源部78を設けている。79は、運転できる気化面
ータ73あるいは加熱ヒータ74の能力に見合う燃料と
空気を調節する制御器で、送風機等から構成する空気供
給手段80と燃料ポンプ等から構成する燃料供給手段8
1をコントロールしている。82は、気化面ータ73及
び加熱ヒータ74の運転状況と故障状況を表示する表示
器である。正常な気化面ータ73あるいは加熱ヒータ7
4があればその気化能力に見合う燃焼量に低下して運転
するので、気化器を修理するまでの間に仮運転を行なう
ことができる。
【0034】従って、この構成によれば正常な気化面ー
タ73あるいは加熱ヒータ74があればその気化能力に
見合う燃焼量に低下して燃焼装置を運転するので、気化
器を修理するまでの間に仮運転を行なうことができ、気
化面ータ73及び加熱ヒータ74の一部の故障であれば
全く使用できなくなることが無いという効果がある。ま
た表示器82により気化面ータ73及び加熱ヒータ74
の運転状況と故障状況を把握できるので、迅速な対応を
行うことができるという効果がある。
【0035】(実施例8)次に本発明の第8の実施例を
図8を用いて説明する。図8において、気化器83に
は、気化面84と受熱部85の近傍に電熱式の気化面ヒ
ータ86を鋳込んでいる。また気化器83には、気化面
ータ86と離れた位置に独立した電熱式の加熱ヒータ8
7を設けている。加熱ヒータ87は、気化器83の混合
気噴出口88の近傍に設けている。89は、気化器83
の温度を検知する熱電対やサーミスタ等で構成した温度
検知器である。また気化器83の予熱開始から温度検知
器89が所定の温度に達する時間を監視する監視器90
と、この監視器90の値から気化面ータ86及び加熱ヒ
ータ87あるいは気化器83の故障を判定し、燃焼を停
止する電源部91とこの判定内容を表示する表示器92
を設けている。
【0036】従って、この構成によれば気化面ータ86
あるいは加熱ヒータ87の劣化や気化器83の構成の損
傷を予熱開始から温度検知器89が所定の温度に達する
時間の長さで判定し、長い場合は気化面ータ86あるい
は加熱ヒータ87の劣化、短い場合は気化器83の損傷
として評価し、事前に運転を停止するので、安全を確保
することができる。また判定内容を表示器92に表示す
るので、事前に故障を把握することができるという効果
がある。
【0037】なお、上記各実施例では気化器を一体構成
としたが、複数個の部分を組合せ、その各部分に電熱式
の気化面ヒータあるいは加熱ヒータを構成することも可
能である。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1記載の燃
焼装置は、気化器を均一に加熱し気化器構成のコンパク
ト化を図ることができるうえに、複数個の気化面ヒータ
及び加熱ヒータを同時に運転しないように制御する電源
部を設けているので、気化器の突入電力と消費電力を低
減し、電灯線に対する負荷を低減するという効果があ
る。
【0039】
【0040】
【0041】また請求項2記載の燃焼装置は、気化器の
予熱待機中に、最も温度の低い温度検知器の近傍の気化
面ヒータあるいは加熱ヒータだけを運転する制御器を設
けているので、気化器全体を常に均一に保ち、消費電力
も低減できるという効果がある。
【0042】また請求項3記載の燃焼装置は、気化器の
予熱待機中に、気化面近傍の気化面ヒータだけを運転す
る制御器を設けているので、予熱時に気化器を均一加熱
できる上に予熱待機中は常に気化面近傍を加熱し、短時
間で燃焼動作を開始できるという効果がある。合わせ
て、気化器の局部だけを加熱するので、消費電力を低減
できるという効果がある。
【0043】また請求項4記載の燃焼装置は、外気温度
検知器の値から気化器の予熱時に気化面ヒータ及び加熱
ヒータの運転数を制御する電源部を設けるので、夏場等
の気温の高い時に気化器の突入電力を低減するとともに
燃焼装置全体の最大突入電力に達する機会を軽減し、電
灯線に対する負荷を低減するという効果がある。
【0044】また請求項5記載の燃焼装置は、複数個の
気化面ヒータ及び加熱ヒータの運転状態を監視する監視
器と、この監視器の値から故障した気化面ヒータあるい
は加熱ヒータを除く気化面ヒータ及び加熱ヒータを運転
する電源部と、運転できる気化面ヒータ及び加熱ヒータ
の能力に見合う燃料と空気を調節する制御器と、電熱ヒ
ータの運転状況と故障状況を表示する表示器とを設ける
ので、電熱ヒータの一部が故障しても正常に作動する電
熱ヒータにより燃焼を行い、その状態を表示器に示すの
で、気化器を修理するまで仮運転ができ不便を感じさせ
ないという効果がある。
【0045】また請求項6記載の燃焼装置は、気化器の
予熱開始から温度検知器の温度が所定値に到達する時間
を監視する監視器と、この監視器の値から気化面ヒータ
及び加熱ヒータの故障を判定して燃焼を停止する制御器
と、この制御器の判定内容を表示する表示器とを設ける
ので、気化面ヒータあるいは加熱ヒータの劣化や気化器
構成の損傷を判定し、運転を停止するので、安全を確保
するとともに判定内容を表示器に表示するので、事前に
故障を把握することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の燃料供給装置の要部断
面図
【図2】本発明の第2の実施例の燃料供給装置の要部断
面図
【図3】本発明の第3の実施例の燃料供給装置の要部断
面図
【図4】本発明の第4の実施例の燃料供給装置の要部断
面図
【図5】本発明の第5の実施例の燃料供給装置の要部断
面図
【図6】本発明の第6の実施例の燃料供給装置の要部断
面図
【図7】本発明の第7の実施例の燃料供給装置の要部断
面図
【図8】本発明の第8の実施例の燃料供給装置の要部断
面図
【図9】従来の燃料供給装置の断面図
【符号の説明】
10 気化器 16 混合室 17 炎口部 20 気化面ヒータ 21 加熱ヒータ 22 温度検知器 23 電源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−126908(JP,A) 特開 平2−176319(JP,A) 特開 平2−225909(JP,A) 特開 平6−341634(JP,A) 実開 平2−14522(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F23D 11/00 F23D 11/40 F23D 11/44

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体燃料を気化する気化器と、前記気化器
    に連通する混合室と、前記混合室の上部に設ける炎口部
    と、前記気化器を加熱するために設ける複数個の独立し
    た気化面ヒータ及び加熱ヒータと、前記気化器の温度を
    計測する温度検知器と、前記温度検知器の値から前記気
    化面ヒータ及び加熱ヒータの運転を制御する電源部を備
    、上記電源部は気化面ヒータ及び加熱ヒータを同時に
    運転しないように制御する燃焼装置。
  2. 【請求項2】液体燃料を気化する気化器と、前記気化器
    に連通する混合室と、前記混合室の上部に設ける炎口部
    と、前記気化器を加熱するために設ける複数個の独立し
    た気化面ヒータ及び加熱ヒータと、前記気化面ヒータ及
    び加熱ヒータの近傍にそれぞれ設けた複数個の温度検知
    器と、前記各温度検知器の値から前記気化面ヒータ及び
    加熱ヒータの運転を制御する電源部を備え、前記気化面
    ヒータは気化器の気化面と受熱部との間に設けると共に
    加熱ヒータは気化器の混合気噴出口近傍に設け、かつ前
    記電源制御部は前記気化器が所定温度に達した以降の予
    熱待機中は温度検知器の中で最も低い温度を示す温度検
    知器に近接する気化面ヒータあるいは加熱ヒータだけを
    運転するように制御する燃焼装置。
  3. 【請求項3】液体燃料を気化する気化器と、前記気化器
    に連通する混合室と、前記混合室の上部に設ける炎口部
    と、前記気化器を加熱するために設ける複数個の独立し
    た気化面ヒータ及び加熱ヒータと、前記気化器の温度を
    計測する温度検知器と、前記温度検知器の値から前記気
    化面ヒータ及び加熱ヒータの運転を制御する電源部を備
    え、前記気化面ヒータは気化器の気化面と受熱部との間
    に設けると共に加熱ヒータは気化器の混合気噴出口近傍
    に設け、かつ上記電源部は気化器の予熱時間が所定時間
    を越えて待機中になると、気化面ヒータ及び加熱ヒータ
    のうちの気化面ヒータのみの運転を行なうように制御す
    る電源部を備えた燃焼装置。
  4. 【請求項4】外気の温度を計測する外気温度検知器を備
    え、電源部は前記外気温度検知器の値により予熱時に前
    記気化面ヒータ及び加熱ヒータの運転数を制御する請求
    項1ないし3のいずれか1項記載の燃焼装置。
  5. 【請求項5】気化面ヒータ及び加熱ヒータの運転状態を
    監視する監視器と、前 記気化面ヒータ及び加熱ヒータの
    能力に合わせて燃料と空気を調節する制御器とを備え、
    電源部は前記監視器の判定により前記気化面ヒータ及び
    加熱ヒータのうちの故障した気化面ヒータあるいは加熱
    ヒータを除いた残りの気化面ヒータ及び加熱ヒータによ
    り引続き運転を行う請求項2ないし4のいずれか1項記
    載の燃焼装置。
  6. 【請求項6】気化器の予熱開始から所定の温度に到達す
    る時間を監視する監視器と、前記監視器の結果から気化
    面ヒータあるいは加熱ヒータの故障の有無を判定し燃焼
    を停止する制御器と、前記制御器の判定内容を表示する
    表示器とを備えた請求項1ないし4のいずれか1項記載
    の燃焼装置。
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