JPH10132266A - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
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- JPH10132266A JPH10132266A JP28953296A JP28953296A JPH10132266A JP H10132266 A JPH10132266 A JP H10132266A JP 28953296 A JP28953296 A JP 28953296A JP 28953296 A JP28953296 A JP 28953296A JP H10132266 A JPH10132266 A JP H10132266A
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- temperature
- combustion
- heater
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- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
- Evaporation-Type Combustion Burners (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃焼装置の気化器にタールが蓄積されノズル
より噴出する気化ガス量が減少し燃焼量が低下すると、
受熱体から気化器への回収熱量が減少して気化器温度が
低下し、さらにタールの生成が促進され急速に使用不能
になるのを防止。 【解決手段】 気化器31とノズル34とバーナ33と
受熱体37と、気化器31の温度を所定温度以上に保つ
ヒータ30と、気化器温度検知手段である気化器サーミ
スタ39と、気化器温度検知手段の出力に応じてヒータ
30通電量を制御する制御装置45で構成され、燃焼量
の低下に応じて気化器31の温度が予め設定した所定温
度より低くならないようヒータ30への通電量を制御
し、受熱体37による回収熱量が減少しても、気化器3
1は燃料気化に最適な温度に維持されて気化器温度低下
による急激なタール生成が防止され、耐久性の高い燃焼
装置が得られる。
より噴出する気化ガス量が減少し燃焼量が低下すると、
受熱体から気化器への回収熱量が減少して気化器温度が
低下し、さらにタールの生成が促進され急速に使用不能
になるのを防止。 【解決手段】 気化器31とノズル34とバーナ33と
受熱体37と、気化器31の温度を所定温度以上に保つ
ヒータ30と、気化器温度検知手段である気化器サーミ
スタ39と、気化器温度検知手段の出力に応じてヒータ
30通電量を制御する制御装置45で構成され、燃焼量
の低下に応じて気化器31の温度が予め設定した所定温
度より低くならないようヒータ30への通電量を制御
し、受熱体37による回収熱量が減少しても、気化器3
1は燃料気化に最適な温度に維持されて気化器温度低下
による急激なタール生成が防止され、耐久性の高い燃焼
装置が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃焼装置、特に液体
燃料を気化してノズルより噴出し燃焼を行う装置に関す
る。
燃料を気化してノズルより噴出し燃焼を行う装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の燃焼装置は、実公昭63−
26677号公報に記載されているようなものが一般的
であった。この装置は図9に示されているように1は気
化器、2はヒータ、3は給油管、4はノズル、5は受熱
体、6は混合管、7はバーナヘッド、8はファン、9は
燃焼筒、10は燃焼空気室、11は燃焼空気導入口、1
2は送風路、13は送風ダクト、14は吹き出し口、1
5はバーナベース、16は点火器である。
26677号公報に記載されているようなものが一般的
であった。この装置は図9に示されているように1は気
化器、2はヒータ、3は給油管、4はノズル、5は受熱
体、6は混合管、7はバーナヘッド、8はファン、9は
燃焼筒、10は燃焼空気室、11は燃焼空気導入口、1
2は送風路、13は送風ダクト、14は吹き出し口、1
5はバーナベース、16は点火器である。
【0003】そして上記構成において、ヒータ2により
所定温度まで気化器1が加熱され、給油管3を介して液
体燃料が気化器1へ供給されると、気化器1内にて液体
燃料は気化され気化ガスとなってノズル4より噴出す
る。噴出した気化ガスは、エゼクタ効果により燃焼一次
空気を誘引しつつ混合管6内に入って一次空気と混合さ
れ、バーナヘッド7より流出し点火器16にて点火され
燃焼する。
所定温度まで気化器1が加熱され、給油管3を介して液
体燃料が気化器1へ供給されると、気化器1内にて液体
燃料は気化され気化ガスとなってノズル4より噴出す
る。噴出した気化ガスは、エゼクタ効果により燃焼一次
空気を誘引しつつ混合管6内に入って一次空気と混合さ
れ、バーナヘッド7より流出し点火器16にて点火され
燃焼する。
【0004】燃焼が開始されるとファン8が作動し、送
風ダクト13とバーナベース15とにより構成される送
風路12に送風を行う。送風路12に入った空気の中
で、大部分は燃焼筒9からの高温の燃焼排気と混合し、
温風として吹き出し口14から流出して屋内などの暖房
に供される。一方残りの空気は、燃焼空気として燃焼空
気導入口11より燃焼空気室10に入り燃焼に供され
る。それにより混合管6に入る燃焼一次空気量は増大
し、完全燃焼が行われる。さらに、気化器1と一体の受
熱体5により燃焼熱が回収され、その後はヒータ2への
通電を行うことなく気化器1を所定温度に保っている。
風ダクト13とバーナベース15とにより構成される送
風路12に送風を行う。送風路12に入った空気の中
で、大部分は燃焼筒9からの高温の燃焼排気と混合し、
温風として吹き出し口14から流出して屋内などの暖房
に供される。一方残りの空気は、燃焼空気として燃焼空
気導入口11より燃焼空気室10に入り燃焼に供され
る。それにより混合管6に入る燃焼一次空気量は増大
し、完全燃焼が行われる。さらに、気化器1と一体の受
熱体5により燃焼熱が回収され、その後はヒータ2への
通電を行うことなく気化器1を所定温度に保っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、液体燃料が気化される際、特に長期間保存
されて酸化した変質灯油や高沸点の異種成分の混入した
不良灯油を使用して、タールが生成され気化器1内に蓄
積された場合、気化器温度が低下してさらにタールの生
成が増進されるという問題があった。
の構成では、液体燃料が気化される際、特に長期間保存
されて酸化した変質灯油や高沸点の異種成分の混入した
不良灯油を使用して、タールが生成され気化器1内に蓄
積された場合、気化器温度が低下してさらにタールの生
成が増進されるという問題があった。
【0006】すなわち、気化器1内にタールが蓄積され
ると、気化ガスの通過抵抗が増大して気化量が減少して
燃焼量が低下し、受熱体5による燃焼熱の回収量が減少
する。これに対し、ファン8の回転による送風量は一定
で、燃焼空気室10内で気化器1周辺に供給される燃焼
空気量も一定であるので、燃焼空気による気化器1の冷
却効果も一定のままであり、受熱体5による回収熱量が
減少した分だけ気化器1の温度がさらに低下してしまう
のである。
ると、気化ガスの通過抵抗が増大して気化量が減少して
燃焼量が低下し、受熱体5による燃焼熱の回収量が減少
する。これに対し、ファン8の回転による送風量は一定
で、燃焼空気室10内で気化器1周辺に供給される燃焼
空気量も一定であるので、燃焼空気による気化器1の冷
却効果も一定のままであり、受熱体5による回収熱量が
減少した分だけ気化器1の温度がさらに低下してしまう
のである。
【0007】そして液体燃料を気化するに際して生成さ
れるタールは、気化器1の温度が低くなると気化不良を
生じてさらに生成され易いため、さらに気化器1内への
蓄積および気化量の減少による燃焼量の低下が進行し燃
焼熱の回収量が減少して、気化器温度がさらに低下する
という悪循環に陥ってしまい、急激に使用不能になって
しまうという問題があった。
れるタールは、気化器1の温度が低くなると気化不良を
生じてさらに生成され易いため、さらに気化器1内への
蓄積および気化量の減少による燃焼量の低下が進行し燃
焼熱の回収量が減少して、気化器温度がさらに低下する
という悪循環に陥ってしまい、急激に使用不能になって
しまうという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、気化器温度を検出する気化器温度検知手段
や、加熱部温度を検出する加熱部温度検知手段、バーナ
における燃焼状態を検出する燃焼検知手段、あるいは温
風の温度を検出する温風温度検知手段およびファンへの
吸い込み空気温度を検出する空気温度検知手段を備え、
上記検出手段からの出力信号に応じて気化器の温度が予
め設定した所定温度より低くならないようヒータへの通
電量を制御する制御装置を設ける構成としたものであ
る。
するために、気化器温度を検出する気化器温度検知手段
や、加熱部温度を検出する加熱部温度検知手段、バーナ
における燃焼状態を検出する燃焼検知手段、あるいは温
風の温度を検出する温風温度検知手段およびファンへの
吸い込み空気温度を検出する空気温度検知手段を備え、
上記検出手段からの出力信号に応じて気化器の温度が予
め設定した所定温度より低くならないようヒータへの通
電量を制御する制御装置を設ける構成としたものであ
る。
【0009】上記発明によれば、気化器へのタールの蓄
積により気化量が減少し燃焼量の低下が進行し受熱体に
よる回収熱量が減少しても、気化器温度の低下によるタ
ール生成の促進を防止し、耐久性の高い燃焼装置を得る
ことができる。
積により気化量が減少し燃焼量の低下が進行し受熱体に
よる回収熱量が減少しても、気化器温度の低下によるタ
ール生成の促進を防止し、耐久性の高い燃焼装置を得る
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、液体燃料を気化ガスに
する気化器と、気化ガスを噴出するノズルと、気化ガス
を燃焼するバーナと、前記気化器と一体で燃焼熱を回収
し気化器を所定温度に保つ受熱体と、前記気化器の温度
を検出する気化器温度検知手段と、前記気化器を加熱す
るヒータとを備え、前記気化器温度検知手段によって検
出した前記気化器の温度が予め設定した所定温度より低
くならないよう前記ヒータへの通電量を制御する制御装
置を有するものである。
する気化器と、気化ガスを噴出するノズルと、気化ガス
を燃焼するバーナと、前記気化器と一体で燃焼熱を回収
し気化器を所定温度に保つ受熱体と、前記気化器の温度
を検出する気化器温度検知手段と、前記気化器を加熱す
るヒータとを備え、前記気化器温度検知手段によって検
出した前記気化器の温度が予め設定した所定温度より低
くならないよう前記ヒータへの通電量を制御する制御装
置を有するものである。
【0011】そして、気化器へのタール蓄積により気化
量が減少し燃焼量が低下して気化器温度が低くなったた
ことを、気化器温度検知手段からの出力の変化として検
出し、気化器の温度が予め設定した所定温度より低くな
らないようヒータへの通電量を制御することにより、受
熱体による回収熱量が減少しても気化器温度の低下を防
止し、気化器温度を燃料の気化に最適な温度に維持する
ことが可能となり、タール生成を防止できる。
量が減少し燃焼量が低下して気化器温度が低くなったた
ことを、気化器温度検知手段からの出力の変化として検
出し、気化器の温度が予め設定した所定温度より低くな
らないようヒータへの通電量を制御することにより、受
熱体による回収熱量が減少しても気化器温度の低下を防
止し、気化器温度を燃料の気化に最適な温度に維持する
ことが可能となり、タール生成を防止できる。
【0012】また、液体燃料を気化ガスにする気化器
と、気化ガスを噴出するノズルと、気化ガスを燃焼させ
るバーナと、前記気化器と一体で燃焼熱を回収し気化器
を所定温度に保つ受熱体と、前記気化器の温度を検出す
る気化器温度検知手段と、前記気化器を加熱するヒータ
と、前記バーナによって加熱される加熱部と、この加熱
部の温度を検出する加熱部温度検知手段とを備え、前記
加熱部温度検知手段からの出力に応じて前記ヒータへの
通電量を制御する制御装置を有するものである。
と、気化ガスを噴出するノズルと、気化ガスを燃焼させ
るバーナと、前記気化器と一体で燃焼熱を回収し気化器
を所定温度に保つ受熱体と、前記気化器の温度を検出す
る気化器温度検知手段と、前記気化器を加熱するヒータ
と、前記バーナによって加熱される加熱部と、この加熱
部の温度を検出する加熱部温度検知手段とを備え、前記
加熱部温度検知手段からの出力に応じて前記ヒータへの
通電量を制御する制御装置を有するものである。
【0013】そして、気化器へのタール蓄積により気化
量が減少し燃焼量が低下したことを、加熱部検知手段か
らの出力の変化として検出し、これに応じてヒータへの
通電量を制御することにより、受熱体による回収熱量が
減少しても気化器温度の低下を防止し、気化器温度を燃
料の気化に最適な温度に維持することが可能となり、タ
ール生成を防止できる。
量が減少し燃焼量が低下したことを、加熱部検知手段か
らの出力の変化として検出し、これに応じてヒータへの
通電量を制御することにより、受熱体による回収熱量が
減少しても気化器温度の低下を防止し、気化器温度を燃
料の気化に最適な温度に維持することが可能となり、タ
ール生成を防止できる。
【0014】また、液体燃料を気化ガスにする気化器
と、気化ガスを噴出するノズルと、気化ガスを燃焼させ
るバーナと、前記気化器と一体で燃焼熱を回収し気化器
を所定温度に保つ受熱体と、前記気化器の温度を検出す
る気化器温度検知手段と、前記気化器を加熱するヒータ
と、燃焼状態を検出する燃焼検知手段とを備え、前記燃
焼検知手段からの出力に応じて前記ヒータへの通電量を
制御する制御装置を有するものである。
と、気化ガスを噴出するノズルと、気化ガスを燃焼させ
るバーナと、前記気化器と一体で燃焼熱を回収し気化器
を所定温度に保つ受熱体と、前記気化器の温度を検出す
る気化器温度検知手段と、前記気化器を加熱するヒータ
と、燃焼状態を検出する燃焼検知手段とを備え、前記燃
焼検知手段からの出力に応じて前記ヒータへの通電量を
制御する制御装置を有するものである。
【0015】そして、気化器へのタール蓄積により気化
量が減少し燃焼量が低下したことを、燃焼検知手段から
の出力の変化として検出し、これに応じてヒータへの通
電量を制御することにより、受熱体による回収熱量が減
少しても気化器温度の低下を防止し、気化器温度を燃料
の気化に最適な温度に維持することが可能となり、ター
ル生成を防止できる。
量が減少し燃焼量が低下したことを、燃焼検知手段から
の出力の変化として検出し、これに応じてヒータへの通
電量を制御することにより、受熱体による回収熱量が減
少しても気化器温度の低下を防止し、気化器温度を燃料
の気化に最適な温度に維持することが可能となり、ター
ル生成を防止できる。
【0016】また、液体燃料を気化ガスにする気化器
と、気化ガスを噴出するノズルと、気化ガスを燃焼する
バーナと、前記気化器と一体で燃焼熱を回収し気化器を
所定温度に保つ受熱体と、前記気化器の温度を検出する
気化器温度検知手段と、前記気化器を加熱するヒータ
と、送風空気を温風として吹き出し口より排出するファ
ンと、温風の温度を検出する温風温度検知手段とを備
え、前記温風温度検知手段からの出力に応じて前記ヒー
タへの通電量を制御する制御装置を有するものである。
と、気化ガスを噴出するノズルと、気化ガスを燃焼する
バーナと、前記気化器と一体で燃焼熱を回収し気化器を
所定温度に保つ受熱体と、前記気化器の温度を検出する
気化器温度検知手段と、前記気化器を加熱するヒータ
と、送風空気を温風として吹き出し口より排出するファ
ンと、温風の温度を検出する温風温度検知手段とを備
え、前記温風温度検知手段からの出力に応じて前記ヒー
タへの通電量を制御する制御装置を有するものである。
【0017】そして、気化器へのタール蓄積により気化
量が減少し燃焼量が低下したことを、温風の温度を検出
する温風温度検知手段からの出力の変化として検出し、
これに応じてヒータへの通電量を制御することにより、
受熱体による回収熱量が減少しても気化器温度の低下を
防止し、気化器温度を燃料の気化に最適な温度に維持す
ることが可能となり、タール生成を防止できる。
量が減少し燃焼量が低下したことを、温風の温度を検出
する温風温度検知手段からの出力の変化として検出し、
これに応じてヒータへの通電量を制御することにより、
受熱体による回収熱量が減少しても気化器温度の低下を
防止し、気化器温度を燃料の気化に最適な温度に維持す
ることが可能となり、タール生成を防止できる。
【0018】また、液体燃料を気化ガスにする気化器
と、気化ガスを噴出するノズルと、気化ガスを燃焼する
バーナと、前記気化器と一体で燃焼熱を回収し気化器を
所定温度に保つ受熱体と、前記気化器の温度を検出する
気化器温度検知手段と、前記気化器を加熱するヒータ
と、送風空気を温風として吹き出し口より排出するファ
ンと、ファンへの吸い込み空気温度を検出する空気温度
検知手段と、温風の温度を検出する温風温度検知手段と
を備え、前記温風温度検知手段からの出力と前記空気温
度検知手段からの出力との差に応じて前記ヒータへの通
電量を制御する制御装置を有するものである。
と、気化ガスを噴出するノズルと、気化ガスを燃焼する
バーナと、前記気化器と一体で燃焼熱を回収し気化器を
所定温度に保つ受熱体と、前記気化器の温度を検出する
気化器温度検知手段と、前記気化器を加熱するヒータ
と、送風空気を温風として吹き出し口より排出するファ
ンと、ファンへの吸い込み空気温度を検出する空気温度
検知手段と、温風の温度を検出する温風温度検知手段と
を備え、前記温風温度検知手段からの出力と前記空気温
度検知手段からの出力との差に応じて前記ヒータへの通
電量を制御する制御装置を有するものである。
【0019】そして、気化器へのタール蓄積により気化
量が減少し燃焼量が低下したことを、温風温度検知手段
からの出力と空気温度検知手段からの出力との差として
検出し、これに応じてヒータへの通電量を制御すること
により、受熱体による回収熱量が減少しても気化器温度
の低下を防止し、気化器温度を燃料の気化に最適な温度
に維持することが可能となり、タール生成を防止でき
る。
量が減少し燃焼量が低下したことを、温風温度検知手段
からの出力と空気温度検知手段からの出力との差として
検出し、これに応じてヒータへの通電量を制御すること
により、受熱体による回収熱量が減少しても気化器温度
の低下を防止し、気化器温度を燃料の気化に最適な温度
に維持することが可能となり、タール生成を防止でき
る。
【0020】また、気化器の温度が予め設定した所定温
度より低くならないようヒータへの通電制御を行ってい
るときには警告手段を作動するように設けたものであ
る。
度より低くならないようヒータへの通電制御を行ってい
るときには警告手段を作動するように設けたものであ
る。
【0021】そして、使用者は警告によって気化器への
タールの蓄積等に早く気付いて使用中の不良灯油を交換
するなど、これに的確に対処することができるようにな
り気化器温度がさらに低下することによるタール生成の
促進を防止し悪循環を回避できる。
タールの蓄積等に早く気付いて使用中の不良灯油を交換
するなど、これに的確に対処することができるようにな
り気化器温度がさらに低下することによるタール生成の
促進を防止し悪循環を回避できる。
【0022】以下、本発明の実施例について図面を用い
て説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1の燃焼装置の縦断
面図である。図において、本体17は本体ケース18と
前板19と置き台20とにより構成され、内部にはダク
ト21とバーナベース22により構成される送風路23
と、燃焼空気室24が配設されている。また送風路23
には、その一端にファン25が配設され他端に前板19
に開口した吹き出し口26が設けられ、上端に開放口2
7を設け内部を燃焼室28とした燃焼筒29が配設され
ている。
て説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1の燃焼装置の縦断
面図である。図において、本体17は本体ケース18と
前板19と置き台20とにより構成され、内部にはダク
ト21とバーナベース22により構成される送風路23
と、燃焼空気室24が配設されている。また送風路23
には、その一端にファン25が配設され他端に前板19
に開口した吹き出し口26が設けられ、上端に開放口2
7を設け内部を燃焼室28とした燃焼筒29が配設され
ている。
【0023】また燃焼室28に臨んで、ヒータ30を備
えた環状の気化器31に接続され炎口32が開口したバ
ーナ33が配置されている。気化器31には、そのほぼ
中央にノズル34が接続され、さらに気化素子35が装
填された気化室36が設けられているとともに、炎口3
2に対向して受熱体37が気化器31と一体に配設され
ている。またバーナベース22には炎口32に臨んで燃
焼検知手段であるフレームロッド38が配設されてお
り、気化器31には気化器温度検知手段である気化器サ
ーミスタ39が取りつけられている。
えた環状の気化器31に接続され炎口32が開口したバ
ーナ33が配置されている。気化器31には、そのほぼ
中央にノズル34が接続され、さらに気化素子35が装
填された気化室36が設けられているとともに、炎口3
2に対向して受熱体37が気化器31と一体に配設され
ている。またバーナベース22には炎口32に臨んで燃
焼検知手段であるフレームロッド38が配設されてお
り、気化器31には気化器温度検知手段である気化器サ
ーミスタ39が取りつけられている。
【0024】なお40は燃焼空気導通口、41は1次空
気口、42は電磁ソレノイド、43は給油管、44は保
炎リングである。
気口、42は電磁ソレノイド、43は給油管、44は保
炎リングである。
【0025】次に動作、作用について説明する。ヒータ
30により所定温度に気化器31が加熱されると、給油
管43を介して燃料ポンプ(図示せず)により液体燃料
が気化室36に供給され、気化素子35に浸透拡散しつ
つ気化されて気化ガスとなり、ノズル34より上方に噴
出する。噴出した気化ガスは、噴出する勢いによるエゼ
クタ作用により、1次空気口41を介して燃焼一次空気
を誘引しながらバーナ33内に入って混合され、混合気
として炎口32より流出し、点火器(図示せず)により
点火され、輪状の燃焼火炎が形成された燃焼が行われ
る。
30により所定温度に気化器31が加熱されると、給油
管43を介して燃料ポンプ(図示せず)により液体燃料
が気化室36に供給され、気化素子35に浸透拡散しつ
つ気化されて気化ガスとなり、ノズル34より上方に噴
出する。噴出した気化ガスは、噴出する勢いによるエゼ
クタ作用により、1次空気口41を介して燃焼一次空気
を誘引しながらバーナ33内に入って混合され、混合気
として炎口32より流出し、点火器(図示せず)により
点火され、輪状の燃焼火炎が形成された燃焼が行われ
る。
【0026】フレームロッド38により着火が検出され
ると、ファン25が作動を開始し空気を送風路23に供
給するとともに、燃焼空気導通口40を介して燃焼空気
を燃焼空気室24にも供給する。そして燃焼空気室24
に入った燃焼空気の内、すくなくともその一部は燃焼一
次空気として1次空気口41を介してバーナ33内に入
り、燃焼に供される。すなわち、ファン25が作動を開
始すると、ノズル34からの気化ガス噴出にともなって
誘引される燃焼一次空気と、ファン25から供給される
燃焼一次空気の両方がバーナ33内に供給されることに
なる。これにより、炎口32より流出する混合気の濃度
は、点火時においては点火性にすぐれた濃混合気とな
り、ファン25の作動後は燃焼一次空気量の多い燃焼性
に優れた濃度となり、完全燃焼が行われる。
ると、ファン25が作動を開始し空気を送風路23に供
給するとともに、燃焼空気導通口40を介して燃焼空気
を燃焼空気室24にも供給する。そして燃焼空気室24
に入った燃焼空気の内、すくなくともその一部は燃焼一
次空気として1次空気口41を介してバーナ33内に入
り、燃焼に供される。すなわち、ファン25が作動を開
始すると、ノズル34からの気化ガス噴出にともなって
誘引される燃焼一次空気と、ファン25から供給される
燃焼一次空気の両方がバーナ33内に供給されることに
なる。これにより、炎口32より流出する混合気の濃度
は、点火時においては点火性にすぐれた濃混合気とな
り、ファン25の作動後は燃焼一次空気量の多い燃焼性
に優れた濃度となり、完全燃焼が行われる。
【0027】また燃焼が開始されると、受熱体37によ
り燃焼熱が回収され一体となった気化器31が加熱され
るが、一方で気化器31の周辺に供給される燃焼空気に
より気化器31は冷却される。この回収熱量と冷却熱量
とのバランスにより、ヒータ30への通電をともなうこ
となく、気化器31が液体燃料の気化に最適な温度に維
持されることになる。
り燃焼熱が回収され一体となった気化器31が加熱され
るが、一方で気化器31の周辺に供給される燃焼空気に
より気化器31は冷却される。この回収熱量と冷却熱量
とのバランスにより、ヒータ30への通電をともなうこ
となく、気化器31が液体燃料の気化に最適な温度に維
持されることになる。
【0028】一方、ファン25により送風路23に供給
された空気は、燃焼筒29の開放口27からの高温の燃
焼排気と混合し、温風となって吹き出し口26より流出
し、屋内等の暖房に供される。
された空気は、燃焼筒29の開放口27からの高温の燃
焼排気と混合し、温風となって吹き出し口26より流出
し、屋内等の暖房に供される。
【0029】ここで液体燃料の気化に際してタールが生
成され、気化室36に装填された気化素子35にタール
が蓄積されると、気化ガスの通過抵抗が増加するため、
燃料ポンプ(図示せず)が一定の力で液体燃料を供給し
ようとしても、燃料の流量が低下し気化量が減少してし
まう。バーナ33における燃焼量が低下するために、受
熱体37による気化器31への回収熱量も減少する。そ
してファン25による送風量が一定であるから、気化器
31の温度はさらに低下しさらにタールの生成が促進さ
れてしまう。
成され、気化室36に装填された気化素子35にタール
が蓄積されると、気化ガスの通過抵抗が増加するため、
燃料ポンプ(図示せず)が一定の力で液体燃料を供給し
ようとしても、燃料の流量が低下し気化量が減少してし
まう。バーナ33における燃焼量が低下するために、受
熱体37による気化器31への回収熱量も減少する。そ
してファン25による送風量が一定であるから、気化器
31の温度はさらに低下しさらにタールの生成が促進さ
れてしまう。
【0030】これに対して、気化器31へのタール蓄積
により気化量が減少し燃焼量が低下して気化器温度が低
くなったたことを、気化器サーミスタ39からの出力の
変化として検出し、気化器31の温度が予め設定した所
定温度より低くならないようヒータ30への通電量を制
御することにより、気化器31の温度低下を防止するの
であるが、これを図2の(a)(b)を用いて説明す
る。
により気化量が減少し燃焼量が低下して気化器温度が低
くなったたことを、気化器サーミスタ39からの出力の
変化として検出し、気化器31の温度が予め設定した所
定温度より低くならないようヒータ30への通電量を制
御することにより、気化器31の温度低下を防止するの
であるが、これを図2の(a)(b)を用いて説明す
る。
【0031】図2(a)は、本発明の実施例1の燃焼装
置の制御概念図である。気化器31に取りつけられた気
化器サーミスタ39の出力が、制御装置45中の気化器
温度検出回路46にて検出され、その出力に応じて制御
回路47とヒータ通電回路48にて、気化器の温度が予
め設定した所定温度より低くならないようヒータ30へ
の通電量を制御している。また、図2(b)は横軸を燃
焼量とし縦軸を気化器温度として、バーナ33での燃焼
量と気化器31の温度の関係を示す特性図である。
置の制御概念図である。気化器31に取りつけられた気
化器サーミスタ39の出力が、制御装置45中の気化器
温度検出回路46にて検出され、その出力に応じて制御
回路47とヒータ通電回路48にて、気化器の温度が予
め設定した所定温度より低くならないようヒータ30へ
の通電量を制御している。また、図2(b)は横軸を燃
焼量とし縦軸を気化器温度として、バーナ33での燃焼
量と気化器31の温度の関係を示す特性図である。
【0032】ここで、気化器31へのタールの蓄積によ
り燃焼量が低下すると、受熱体37による気化器31へ
の回収熱量が減少し、図2(b)の特性図に示すように
気化器温度が予め設定した所定温度より低下する。そこ
でこの温度変化を、制御装置45により検出しそれに応
じて気化器31の温度が予め設定した所定温度より低く
ならないようヒータ30への通電量を制御している。こ
れによりバーナ33での燃焼量が低下しても、気化器3
1の温度を燃料の気化に最適な温度に維持することが可
能となり、タール生成を防止できる。
り燃焼量が低下すると、受熱体37による気化器31へ
の回収熱量が減少し、図2(b)の特性図に示すように
気化器温度が予め設定した所定温度より低下する。そこ
でこの温度変化を、制御装置45により検出しそれに応
じて気化器31の温度が予め設定した所定温度より低く
ならないようヒータ30への通電量を制御している。こ
れによりバーナ33での燃焼量が低下しても、気化器3
1の温度を燃料の気化に最適な温度に維持することが可
能となり、タール生成を防止できる。
【0033】(実施例2)図3は本発明の実施例2の燃
焼装置の縦断面図である。また図4(a)は本発明の実
施例2の燃焼装置の制御概念図である。先の実施例1で
述べた部分と同じ部分は同一符号を付記して説明を省略
し、異なる部分のみ説明する。この発明ではバーナ33
の火炎によって直接加熱される加熱部49を別途設ける
とともに、この加熱部に取りつけられた加熱部49の温
度を検出する加熱部温度検知手段である加熱部サーミス
タ50の出力が、制御装置51中の加熱部温度検知回路
52にて検出され、その出力に応じて制御回路47とヒ
ータ通電回路48にて、気化器31の温度が予め設定し
た所定温度より低くならないようヒータ30への通電量
を制御している点にある。また、図4(b)は横軸を燃
焼量とし縦軸を加熱部温度として、バーナ33での燃焼
量と加熱部温度の関係を示す特性図である。
焼装置の縦断面図である。また図4(a)は本発明の実
施例2の燃焼装置の制御概念図である。先の実施例1で
述べた部分と同じ部分は同一符号を付記して説明を省略
し、異なる部分のみ説明する。この発明ではバーナ33
の火炎によって直接加熱される加熱部49を別途設ける
とともに、この加熱部に取りつけられた加熱部49の温
度を検出する加熱部温度検知手段である加熱部サーミス
タ50の出力が、制御装置51中の加熱部温度検知回路
52にて検出され、その出力に応じて制御回路47とヒ
ータ通電回路48にて、気化器31の温度が予め設定し
た所定温度より低くならないようヒータ30への通電量
を制御している点にある。また、図4(b)は横軸を燃
焼量とし縦軸を加熱部温度として、バーナ33での燃焼
量と加熱部温度の関係を示す特性図である。
【0034】次に動作、作用について説明する。図1に
示す実施例1と同様に、気化器31へのタールの蓄積に
より燃焼量が低下すると、それにともなって図4(b)
の特性図に示すように加熱部温度が低下する。そこでこ
の温度変化を、制御装置51により検出しそれに応じて
気化器31の温度が予め設定した所定温度より低くなら
ないようヒータ30への通電量を制御している。これに
より、バーナ33での燃焼量が低下しても、気化器31
の温度を燃料の気化に最適な温度に維持することが可能
となり、タール生成を防止できる。
示す実施例1と同様に、気化器31へのタールの蓄積に
より燃焼量が低下すると、それにともなって図4(b)
の特性図に示すように加熱部温度が低下する。そこでこ
の温度変化を、制御装置51により検出しそれに応じて
気化器31の温度が予め設定した所定温度より低くなら
ないようヒータ30への通電量を制御している。これに
より、バーナ33での燃焼量が低下しても、気化器31
の温度を燃料の気化に最適な温度に維持することが可能
となり、タール生成を防止できる。
【0035】(実施例3)本発明の実施例3の燃焼装置
の構造については、実施例1の構成を示す図1と同一構
造を有しているので図1を援用し説明を省略する。そし
て実施例3については、主に図5の(a)と(b)を用
いて説明する。
の構造については、実施例1の構成を示す図1と同一構
造を有しているので図1を援用し説明を省略する。そし
て実施例3については、主に図5の(a)と(b)を用
いて説明する。
【0036】図5(a)は本発明の実施例3の燃焼装置
の制御概念図であり、実施例1と異なる点は、バーナ3
3における火炎中に挿入されたフレームロッド38の出
力は、制御装置53中のFR出力検出回路54にて検出
され、その出力に応じて制御回路47とヒータ通電回路
48にて、気化器31の温度が予め設定した所定温度よ
り低くならないようヒータへの通電量を制御している。
また図5(b)は、横軸に燃焼量をとり縦軸にフレーム
ロッド出力をとって、バーナ33における燃焼量とフレ
ームロッド38の出力の関係を示す特性図である。
の制御概念図であり、実施例1と異なる点は、バーナ3
3における火炎中に挿入されたフレームロッド38の出
力は、制御装置53中のFR出力検出回路54にて検出
され、その出力に応じて制御回路47とヒータ通電回路
48にて、気化器31の温度が予め設定した所定温度よ
り低くならないようヒータへの通電量を制御している。
また図5(b)は、横軸に燃焼量をとり縦軸にフレーム
ロッド出力をとって、バーナ33における燃焼量とフレ
ームロッド38の出力の関係を示す特性図である。
【0037】次に動作、作用について説明する。図1に
示す実施例1と同様に、タールの蓄積により燃焼量が低
下すると、図5(b)の特性図に示すようにフレームロ
ッド38の出力が減少する。そしてこの出力変化を、制
御装置53により検出しそれに応じて気化器の温度が予
め設定した所定温度より低くならないようヒータ30へ
の通電量を制御している。これによりバーナ33での燃
焼量が減少しても、気化器31の温度を燃料の気化に最
適な温度に維持することが可能となり、タール生成を防
止できる。
示す実施例1と同様に、タールの蓄積により燃焼量が低
下すると、図5(b)の特性図に示すようにフレームロ
ッド38の出力が減少する。そしてこの出力変化を、制
御装置53により検出しそれに応じて気化器の温度が予
め設定した所定温度より低くならないようヒータ30へ
の通電量を制御している。これによりバーナ33での燃
焼量が減少しても、気化器31の温度を燃料の気化に最
適な温度に維持することが可能となり、タール生成を防
止できる。
【0038】(実施例4)図6は本発明の実施例4の燃
焼装置の縦断面図である。先の実施例1で述べた部分と
同じ部分は説明を省略し、異なる部分のみ説明する。こ
の発明では屋内へ流出する温風温度を検出する温風温度
検知手段である温風サーミスタ55を、吹き出し口26
の近傍に設けるとともに、ファン25に吸い込まれる空
気温度を検出する空気温度検知手段である室温サーミス
タ56を、ファン25近傍に設けた点にある。
焼装置の縦断面図である。先の実施例1で述べた部分と
同じ部分は説明を省略し、異なる部分のみ説明する。こ
の発明では屋内へ流出する温風温度を検出する温風温度
検知手段である温風サーミスタ55を、吹き出し口26
の近傍に設けるとともに、ファン25に吸い込まれる空
気温度を検出する空気温度検知手段である室温サーミス
タ56を、ファン25近傍に設けた点にある。
【0039】次に動作・作用について図7(a)(b)
を用いて説明する。図7(a)は、本発明の実施例4の
燃焼装置の制御概念図であり、温風サーミスタ55の出
力が、制御装置57中の温風温度検出回路58にて検出
され、その出力に応じて制御回路47とヒータ通電回路
48により、気化器31の温度が予め設定した所定温度
より低くならないようヒータ30への通電量を制御して
いる。また図7(b)は横軸に燃焼量をとり縦軸に温風
温度をとって、バーナ33での燃焼量と吹き出し口26
からの温風温度の関係を示す特性図である。
を用いて説明する。図7(a)は、本発明の実施例4の
燃焼装置の制御概念図であり、温風サーミスタ55の出
力が、制御装置57中の温風温度検出回路58にて検出
され、その出力に応じて制御回路47とヒータ通電回路
48により、気化器31の温度が予め設定した所定温度
より低くならないようヒータ30への通電量を制御して
いる。また図7(b)は横軸に燃焼量をとり縦軸に温風
温度をとって、バーナ33での燃焼量と吹き出し口26
からの温風温度の関係を示す特性図である。
【0040】そして、気化器31へのタールの蓄積によ
り燃焼量が低下すると、当然のことながら図7(b)の
特性図に示すように温風温度が低下する。そこでこの温
度変化を、制御装置57により検出しそれに応じて気化
器31の温度が予め設定した所定温度より低くならない
ようヒータへの通電量を制御している。これによりバー
ナ33での燃焼量が低下しても、実施例1と同様に気化
器31の温度を燃料の気化に最適な温度に維持すること
が可能となり、タール生成を防止できる。
り燃焼量が低下すると、当然のことながら図7(b)の
特性図に示すように温風温度が低下する。そこでこの温
度変化を、制御装置57により検出しそれに応じて気化
器31の温度が予め設定した所定温度より低くならない
ようヒータへの通電量を制御している。これによりバー
ナ33での燃焼量が低下しても、実施例1と同様に気化
器31の温度を燃料の気化に最適な温度に維持すること
が可能となり、タール生成を防止できる。
【0041】なお本実施例においては、温風温度を検出
する温風サーミスタ55を吹き出し口26の近傍に配置
したが、燃焼筒29の開放口27の近傍に設け、燃焼排
気の温度を検出するようにすれば、より直接的に燃焼量
の変化が検出されることになり、制御動作上の精度が向
上することは言うまでもない。
する温風サーミスタ55を吹き出し口26の近傍に配置
したが、燃焼筒29の開放口27の近傍に設け、燃焼排
気の温度を検出するようにすれば、より直接的に燃焼量
の変化が検出されることになり、制御動作上の精度が向
上することは言うまでもない。
【0042】(実施例5)本発明の実施例5の燃焼装置
の構造については、実施例4の構成を示す図6と同一構
造を有しているので図6を援用し説明を省略する。そし
て実施例5については、主に図8の(a)と(b)を用
いて説明する。
の構造については、実施例4の構成を示す図6と同一構
造を有しているので図6を援用し説明を省略する。そし
て実施例5については、主に図8の(a)と(b)を用
いて説明する。
【0043】図8(a)は、本発明の実施例5の燃焼装
置の制御概念図であり、実施例4と異なる点は、温風サ
ーミスタ55の出力を制御装置59中の温風温度検出回
路58にて検出するとともに、室温サーミスタ6の出力
を室温検出回路60にて検出し、さらに両者の温度差を
温度差演算回路61にて計算し、その温度差に応じて制
御回路47とヒータ通電回路48により、気化器31の
温度が予め設定した所定温度より低くならないようヒー
タ30への通電量を制御している点にある。
置の制御概念図であり、実施例4と異なる点は、温風サ
ーミスタ55の出力を制御装置59中の温風温度検出回
路58にて検出するとともに、室温サーミスタ6の出力
を室温検出回路60にて検出し、さらに両者の温度差を
温度差演算回路61にて計算し、その温度差に応じて制
御回路47とヒータ通電回路48により、気化器31の
温度が予め設定した所定温度より低くならないようヒー
タ30への通電量を制御している点にある。
【0044】また、図8(b)は横軸に燃焼量をとり縦
軸に温度差をとって、バーナ33における燃焼量と、温
風温度と室温との温度差の関係を表した特性図である。
軸に温度差をとって、バーナ33における燃焼量と、温
風温度と室温との温度差の関係を表した特性図である。
【0045】そして、気化器31へのタールの蓄積によ
り燃焼量が低下すると、温風温度が低下するが、この温
風温度は室温によって影響を受けるため、図8(b)の
特性図に示すように温風温度と室温との温度差をとれ
ば、燃焼量変化に対する正しい関係が得られる。そして
この温度変化を、制御装置59により検出しそれに応じ
て気化器31の温度が予め設定した所定温度より低くな
らないようヒータ30への通電量を制御している。これ
により、バーナ33での燃焼量が低下しても、実施例4
と同様に気化器31の温度を燃料の気化に最適な温度に
維持することが可能となり、タール生成を防止できる。
り燃焼量が低下すると、温風温度が低下するが、この温
風温度は室温によって影響を受けるため、図8(b)の
特性図に示すように温風温度と室温との温度差をとれ
ば、燃焼量変化に対する正しい関係が得られる。そして
この温度変化を、制御装置59により検出しそれに応じ
て気化器31の温度が予め設定した所定温度より低くな
らないようヒータ30への通電量を制御している。これ
により、バーナ33での燃焼量が低下しても、実施例4
と同様に気化器31の温度を燃料の気化に最適な温度に
維持することが可能となり、タール生成を防止できる。
【0046】(実施例6)本発明の実施例6の燃焼装置
の構造については、実施例1の構成を示す図1と同一構
造を有しているので図1を援用し説明を省略する。そし
て実施例5については、主に図2の(a)を用いて説明
する。
の構造については、実施例1の構成を示す図1と同一構
造を有しているので図1を援用し説明を省略する。そし
て実施例5については、主に図2の(a)を用いて説明
する。
【0047】図2(a)において制御装置45は、気化
器31の温度が予め設定した所定温度より低くならない
ようヒータへの通電制御を行っているときには、同時に
警告手段62を作動するように設けたものである。
器31の温度が予め設定した所定温度より低くならない
ようヒータへの通電制御を行っているときには、同時に
警告手段62を作動するように設けたものである。
【0048】そして、気化器31の温度が予め設定した
所定温度より低くならないようヒータ30への通電量を
制御しているときには警告手段62に出力を送って作動
させ、LED点灯やブザーを鳴らしてタール蓄積などの
異常状態での使用であることを使用者に知らせる。これ
により使用者は気化器31へのタールの蓄積などに早く
気付いて使用中の不良灯油を交換するなど、これに的確
に対処することができるようになり気化器温度がさらに
低下することによるタール生成の促進を防止し悪循環を
回避できる。
所定温度より低くならないようヒータ30への通電量を
制御しているときには警告手段62に出力を送って作動
させ、LED点灯やブザーを鳴らしてタール蓄積などの
異常状態での使用であることを使用者に知らせる。これ
により使用者は気化器31へのタールの蓄積などに早く
気付いて使用中の不良灯油を交換するなど、これに的確
に対処することができるようになり気化器温度がさらに
低下することによるタール生成の促進を防止し悪循環を
回避できる。
【0049】この効果は実施例2〜実施例5の構成につ
いても同様の効果が得られる。
いても同様の効果が得られる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、気化器温
度を検出する気化器温度検知手段や、加熱部温度を検出
する加熱部温度検知手段や、バーナにおける燃焼状態を
検出する燃焼検知手段や、あるいは温風の温度を検出す
る温風温度検知手段およびファンへの吸い込み空気温度
を検出する空気温度検知手段を備え、上記検出手段から
の出力信号に応じて気化器の温度が予め設定した所定温
度より低くならないようヒータへの通電量を制御する制
御装置を設けているので、気化器へのタールの蓄積によ
り気化量が減少し燃焼量の低下が進行し受熱体による回
収熱量が減少しても、気化器の温度を燃料の気化に最適
な温度に維持することが可能となり、気化器温度の低下
によるタール生成の促進を防止し、耐久性の高い燃焼装
置を得ることができる。
度を検出する気化器温度検知手段や、加熱部温度を検出
する加熱部温度検知手段や、バーナにおける燃焼状態を
検出する燃焼検知手段や、あるいは温風の温度を検出す
る温風温度検知手段およびファンへの吸い込み空気温度
を検出する空気温度検知手段を備え、上記検出手段から
の出力信号に応じて気化器の温度が予め設定した所定温
度より低くならないようヒータへの通電量を制御する制
御装置を設けているので、気化器へのタールの蓄積によ
り気化量が減少し燃焼量の低下が進行し受熱体による回
収熱量が減少しても、気化器の温度を燃料の気化に最適
な温度に維持することが可能となり、気化器温度の低下
によるタール生成の促進を防止し、耐久性の高い燃焼装
置を得ることができる。
【0051】また、同時に警告手段を作動するように設
けているので、気化器の温度が予め設定した所定温度よ
り低くならないようヒータ30への通電量を制御してい
るときには警告手段に出力を送って作動させ、LED点
灯やブザーを鳴らしてタール蓄積などの異常状態での使
用であることを使用者に知らせる。これにより使用者は
気化器へのタールの蓄積などに早く気付いて使用中の不
良灯油を交換するなど、これに的確に対処することがで
きるようになり、気化器温度がさらに低下することによ
るタール生成の促進を防止し、悪循環による急激なター
ル生成を回避できる。
けているので、気化器の温度が予め設定した所定温度よ
り低くならないようヒータ30への通電量を制御してい
るときには警告手段に出力を送って作動させ、LED点
灯やブザーを鳴らしてタール蓄積などの異常状態での使
用であることを使用者に知らせる。これにより使用者は
気化器へのタールの蓄積などに早く気付いて使用中の不
良灯油を交換するなど、これに的確に対処することがで
きるようになり、気化器温度がさらに低下することによ
るタール生成の促進を防止し、悪循環による急激なター
ル生成を回避できる。
【図1】本発明の実施例1の燃焼装置の縦断面図
【図2】(a)実施例1の燃焼装置における制御概念図 (b)同燃焼装置の燃焼量と気化器温度の関係を示す特
性図
性図
【図3】本発明の実施例2の燃焼装置の縦断面図
【図4】(a)実施例2の燃焼装置における制御概念図 (b)同燃焼装置の燃焼量と加熱部温度の関係を示す特
性図
性図
【図5】(a)本発明の実施例3の燃焼装置における制
御概念図 (b)同燃焼装置の燃焼量とフレームロッド出力の関係
を示す特性図
御概念図 (b)同燃焼装置の燃焼量とフレームロッド出力の関係
を示す特性図
【図6】本発明の実施例4の燃焼装置の縦断面図
【図7】(a)実施例4の燃焼装置の制御概念図 (b)同燃焼装置の燃焼量と温風温度の関係を示す特性
図
図
【図8】(a)本発明の実施例5の燃焼装置の制御概念
図 (b)同燃焼装置の燃焼量と温度差の関係を示す特性図
図 (b)同燃焼装置の燃焼量と温度差の関係を示す特性図
【図9】従来のこの種の燃焼装置を示す縦断面図
25 ファン 30 ヒータ 31 気化器 33 バーナ 34 ノズル 37 受熱体 38 フレームロッド 39 気化器サーミスタ 45、51、53、57、59 制御装置 46 気化器温度検出回路 47 制御回路 48 ヒータ通電回路 49 加熱部 50 加熱部サーミスタ 52 加熱部温度検出回路 54 FR出力検出回路 55 温風サーミスタ 56 室温サーミスタ 58 温風温度検出回路 60 室温検出回路 61 温度差演算回路 62 警告手段
Claims (6)
- 【請求項1】液体燃料を気化ガスにする気化器と、気化
ガスを噴出するノズルと、気化ガスを燃焼するバーナ
と、前記気化器と一体で燃焼熱を回収し気化器を所定温
度に保つ受熱体と、前記気化器の温度を検出する気化器
温度検知手段と、前記気化器を加熱するヒータとを備
え、前記気化器温度検知手段によって検出した前記気化
器の温度が予め設定した所定温度より低くならないよう
前記ヒータへの通電量を制御する制御装置を有した燃焼
装置。 - 【請求項2】液体燃料を気化ガスにする気化器と、気化
ガスを噴出するノズルと、気化ガスを燃焼させるバーナ
と、前記気化器と一体で燃焼熱を回収し気化器を所定温
度に保つ受熱体と、前記気化器の温度を検出する気化器
温度検知手段と、前記気化器を加熱するヒータと、前記
バーナによって加熱される加熱部と、この加熱部の温度
を検出する加熱部温度検知手段とを備え、前記加熱部温
度検知手段からの出力に応じて前記ヒータへの通電量を
制御する制御装置を有する燃焼装置。 - 【請求項3】液体燃料を気化ガスにする気化器と、気化
ガスを噴出するノズルと、気化ガスを燃焼させるバーナ
と、前記気化器と一体で燃焼熱を回収し気化器を所定温
度に保つ受熱体と、前記気化器の温度を検出する気化器
温度検知手段と、前記気化器を加熱するヒータと、燃焼
状態を検出する燃焼検知手段とを備え、前記燃焼検知手
段からの出力に応じて前記ヒータへの通電量を制御する
制御装置を有する燃焼装置。 - 【請求項4】液体燃料を気化ガスにする気化器と、気化
ガスを噴出するノズルと、気化ガスを燃焼するバーナ
と、前記気化器と一体で燃焼熱を回収し気化器を所定温
度に保つ受熱体と、前記気化器の温度を検出する気化器
温度検知手段と、前記気化器を加熱するヒータと、送風
空気を温風として吹き出し口より排出するファンと、温
風の温度を検出する温風温度検知手段とを備え、前記温
風温度検知手段からの出力に応じてヒータへの通電量を
制御する制御装置を有する燃焼装置。 - 【請求項5】液体燃料を気化ガスにする気化器と、気化
ガスを噴出するノズルと、気化ガスを燃焼するバーナ
と、前記気化器と一体で燃焼熱を回収し気化器を所定温
度に保つ受熱体と、前記気化器の温度を検出する気化器
温度検知手段と、前記気化器を加熱するヒータと、送風
空気を温風として吹き出し口より排出するファンと、こ
のファンへの吸い込み空気温度を検出する空気温度検知
手段と、温風の温度を検出する温風温度検知手段とを備
え、前記温風温度検知手段からの出力と前記空気温度検
知手段からの出力との差に応じて前記ヒータへの通電量
を制御する制御装置を有する燃焼装置。 - 【請求項6】前記制御装置は、気化器の温度が予め設定
した所定温度より低くならないようヒータへの通電制御
を行っているときには警告手段を作動するように設けた
請求項1ないし5のいずれか1項記載の燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28953296A JPH10132266A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28953296A JPH10132266A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 燃焼装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10132266A true JPH10132266A (ja) | 1998-05-22 |
Family
ID=17744479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28953296A Pending JPH10132266A (ja) | 1996-10-31 | 1996-10-31 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10132266A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012255576A (ja) * | 2011-06-08 | 2012-12-27 | Corona Corp | 燃焼装置 |
JP2022096160A (ja) * | 2020-12-17 | 2022-06-29 | 株式会社コロナ | 燃焼装置 |
-
1996
- 1996-10-31 JP JP28953296A patent/JPH10132266A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012255576A (ja) * | 2011-06-08 | 2012-12-27 | Corona Corp | 燃焼装置 |
JP2022096160A (ja) * | 2020-12-17 | 2022-06-29 | 株式会社コロナ | 燃焼装置 |
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