JP2003322333A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP2003322333A
JP2003322333A JP2002131216A JP2002131216A JP2003322333A JP 2003322333 A JP2003322333 A JP 2003322333A JP 2002131216 A JP2002131216 A JP 2002131216A JP 2002131216 A JP2002131216 A JP 2002131216A JP 2003322333 A JP2003322333 A JP 2003322333A
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temperature
flame
blower
air
combustion
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JP2002131216A
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English (en)
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Norio Yotsuya
規夫 肆矢
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼装置の逆火や炎口の変形を起こさせない
ようにすること。 【解決手段】 気化器19と、搬送通路23と、炎口2
6と、温度検知部47と、送風機36と、制御部46を
備え、燃焼量を小さく設定したときに、強風が当たり、
空気不足状態になり、炎口26に火炎48が密着してく
ると、炎口26の輻射熱を受けて搬送通路23の温度が
上昇し、それを温度検知部47で検知して、制御部46
が送風機36回転数を上げて風量を増加させ、空気不足
状態を解消して炎口26の火炎48の密着が防止される
ので、炎口26上流への逆火や炎口26の変形が防止さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野分野】本発明は、家庭用の給湯
機や暖房機に搭載し、強風時に安定燃焼を持続させた燃
焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の燃焼装置としては、特開
平8−21606号公報に記載されているようなものが
あった。図4は、前記広報に記載された従来の燃焼装置
を示すものである。
【0003】図4において、に示すように、1は、液体
燃料を供給されるポンプ、2は、この液体燃料が通る送
油管、3は、液体燃料が噴出されるノズル、4は、電気
ヒータ、5は、電気ヒータ4の埋め込まれた気化器、6
は、燃焼用空気を送り出す送風ファン、7は、この燃焼
用空気を気化器5に導入するための送風路、8は、送風
路7内に設けられた1次空気通路、9は、気化器5で気
化された燃料と混合された可燃混合気を、均一に混合す
る混合室、10は、この混合室9の上部設けられたバー
ナヘッド、11は、バーナヘッド10を構成する炎口、
12は、この炎口11の近傍に設けられた2次空気通
路、13は、この2次空気通路12の上部に設けられた
2次空気口13、14は、1次空気通路8の入り口に開
閉により送風路7の断面積を変化させるとともに、閉時
に1次空気通路8を略閉塞するために設けられた空気量
調節手段、15は、炎口11上に形成された青炎であ
る。
【0004】また気化器5が電気ヒータ4により所定の
温度に加熱されると、液体燃料は、ポンプ1から送油管
2を通り、ノズル3から気化器5へ液滴となって送出さ
れ、加熱気化される。一方、燃焼用空気は送風ファン6
により送風路7を通り、その一部は1次空気通路8から
気化器5内へ導入され、気化された燃料と混合されて可
燃混合気となり、混合室9で均一に混合された後、バー
ナヘッド10を構成する炎口11で青炎15を形成し、
燃焼される。一方残りの空気は2次空気通路1から炎口
11の近傍に設けられた2次空気口13に供給され、燃
焼に寄与するようになっていた。また燃焼量が大きい場
合は、空気量調節手段14を開け、気化器5に多量の空
気を導入して燃焼を促進させ、燃焼量が小さい場合は、
1次空気通路8を閉塞して、燃焼用空気に加圧して耐風
性能を向上し、燃焼範囲を拡大させるようになってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の構成では、この燃焼装置を搭載する機器に強風が当
たり、燃焼装置に空気が充分に供給できなくなり、この
とき燃焼量を小さく設定すると、炎口10に火炎が密着
し、炎口10の温度を上昇させて、赤熱するので、炎口
10の上流側に逆火して燃焼不良を生じたり、炎口10
の変形を起こすという課題を有していた。
【0006】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、強風時に火炎を炎口に密着させないようにして、逆
火や炎口の変形を防止した燃焼装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の燃焼装置は、気化器の下流側に連通
する搬送通路の一部に温度検知部設け、この温度検知部
の信号を受けて送風機の風量を増加させる制御部を備え
たものである。
【0008】これによって、燃焼量を小さく設定したと
きに、強風が当たり、空気不足状態になり、炎口に火炎
が密着してくると、炎口の輻射熱を受けて搬送通路の温
度が上昇し、それを温度検知部で検知して、制御部が送
風機の回転数を上げて風量を増加させ、空気不足状態を
解消して炎口の火炎密着が防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、気化器
の下流側に連通する搬送通路に温度検知部設け、この温
度検知部の信号を受けて送風機の風量を増加させる制御
部を備えることにより、燃焼量を小さく設定したとき
に、強風が当たり、空気不足状態になり、炎口に火炎が
密着してくると、炎口の輻射熱を受けて搬送通路の温度
が上昇するので、それを温度検知部で検知して、制御部
が送風機の回転数を上げて風量を増加させ、空気不足状
態を解消して炎口の火炎密着を防止することができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、特に、請求項1
に記載の制御部が、温度検知部の温度が送風機の風量を
増加させて所定の温度に復帰したときに、送風機の風量
を固定する時間帯を設けることにより、炎口上の火炎が
空気不足から適正な空気配分に戻ったときに火炎状態を
保つことになり、火炎や周囲の温度を安定させて、炎口
上の火炎の変動による刺激臭や一酸化炭素の発生を防止
できる。
【0011】請求項3に記載の発明は、特に、請求項1
に記載の制御部が、温度検知部の温度が送風機の風量の
増加により所定の温度以下に低下したときに、送風機の
風量を徐々に段階的に減少させることにより、炎口上の
火炎の急激な変化による温度ばらつきを解消することに
なり、再度の温度上昇を防止しながら、搬送通路を介し
て炎口上の火炎を最適状態に近づけることができる。
【0012】請求項4に記載のの発明は、特に、請求項
1に記載の制御部が、始動時に温度検知部の温度が所定
の時間内に所定の温度に到達しない場合には、燃焼を停
止するように指示することにより、搬送通路内の燃料溜
まりや火炎の保炎不良を判定することになり、燃焼装置
の異常を把握することができる。
【0013】請求項5に記載のの発明は、特に、請求項
1に記載の制御部が、温度検知部の温度を給気温度検知
部の値により、補正を行って指示を行うことにより、気
候の変化による外気温度の高低を把握して、炎口上の火
炎の変化を予測することになり、より正確に送風機の風
量をコントロールできる。
【0014】請求項6に記載のの発明は、特に、請求項
1に記載の温度検知部を搬送通路に複数個設けることに
より、搬送通路の広範囲の温度分布を把握することにな
り、温度検知部の温度測定の精度を向上することができ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例についてを図面を参照
しながら説明する。
【0016】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例における燃焼装置の断面図を示すものである。
【0017】図1において、16は、液体燃料である灯
油を燃料タンク(図示せず)から燃焼装置に汲み上げる
燃料ポンプである。
【0018】17は、燃料ポンプ16から送油管18を
介して液体燃料が供給される燃料供給ノズルである。
【0019】19は、燃料供給ノズル17前方に設けら
れた気化器で、アルミ、ジュラルミン等のアルミ合金、
黄銅、銅、鋼、鋳鉄等の熱伝導の良い、耐熱材料で造ら
れた筒状に形成されている。気化器19の側面には、送
風管20の端部が臨むように、一部を開口された気化器
蓋21が設けられており、この気化器蓋21は、アル
ミ、黄銅、銅、鋳鉄等の熱伝導の良い材料で造られてい
る。燃料供給ノズル17は、送風管20内に気化器19
に向けて挿入されている。気化器19の下部には、気化
器蓋21とで構成させる混合気噴出口22が設けられて
いる。
【0020】23は、混合気噴出口22下方に設けら
れ、アルミ、黄銅、銅、鋳鉄等の熱伝導の良い材料で碗
状に形成された搬送通路である。搬送通路23は、混合
気噴出口22の下方に位置する部分に窪み部24を設
け、その窪み部24から碗状に形成された搬送通路23
の端部まで傾斜部25を構成している。
【0021】搬送通路23の下流には、鋼、鉄、チタ
ン、ジュラルミン、セラミック等の耐熱材料で造られた
多孔状の炎口26が設けられている。炎口26は、気化
器19と共に搬送通路23の上に載置される。
【0022】27は、燃焼部全体を覆うバーナケース
で、その内側の空間は、気化器19、搬送通路23、炎
口26の周囲を囲むように設けられた空気通路28とな
っている。
【0023】29は、炎口26を複数個に分割するよう
に設ける筒状の2次空気通路で、その両端は空気通路2
8に開放されている。炎口26の下流側に向かって臨む
複数個の2次空気噴出口30を設けている。複数個の炎
口26と2次空気通路29は、気化器19に対して並行
に配置されている。炎口26と2次空気通路29は、下
流側に向かって同一平面になるように構成される。2次
空気通路29の端部は、空気通路28に連通される。炎
口26と2次空気通路29の構成上の組み合わせは、気
化器19に隣接する側を炎口26に、その反対側の空気
通路28に隣接する側を2次空気通路29になるように
構成する。
【0024】31は、炎口26と空気通路28との間に
設けられた側壁で、その内側に燃焼室32が形成され
る。炎口26の装着は、その搬送通路23側の端部で2
次空気通路29とともに、その一部に複数個の点溶接を
行うことで行われている。
【0025】33は、気化器19の背面に燃焼室32に
張り出すように複数個に分割形成されたフィン状の受熱
部である。受熱部33は、炎口26の上方に張り出すよ
うな位置に構成されている。
【0026】34は、空気通路28の天板部35に、炎
口26の上方を覆うように載置された熱交換器である。
熱交換器34は、熱伝導の良い、耐熱性の銅やアルミ材
料を用いて筒状に構成され、途中に複数本の温水管に多
数の板状のフィンを設けている。
【0027】36は、燃焼用空気を供給する送風機で、
羽根車には高圧を出せるターボファンやラジアルファン
等を用い、それをモータで回転させるように構成され、
空気通路28の側部の一部に連通された送風通路37に
連結されている。この送風通路37の内部に、前記送風
管20が設けられている。この送風管20には、気化器
蓋21に挿入される手前の位置に、送風通路37と連通
する複数個の連通口38が設けられている。
【0028】39は、送風通路37内に設けられた気化
用空気調節器で、開閉によって送風管20の送風抵抗を
変化させる閉止ダンパ40と上部ダンパ41とこれらの
閉止ダンパ40と上部ダンパ41を回転駆動する駆動装
置42とで構成されている。閉止ダンパ40と上部ダン
パ41は、2枚の板の板面を軸として同軸上に回転させ
る構成で設けられており、上下方向の開閉でも左右方向
の開でも良い。閉止ダンパ40は、送風管20の入り口
に接触する側に設けられ、一部に複数個の透孔43を設
けている。上部ダンパ41は、閉止ダンパ40の外側に
重なり合う位置に設けられ、最小燃焼量を含む領域のモ
ードの時は閉止ダンパ40に略接触し、透孔43を略閉
塞し、燃焼量が中間の領域のモードの時は閉止ダンパ4
0との間に角度を設けて、透孔43を開口させるように
構成されている。燃焼量が最大になる領域を含むモード
の時は、閉止ダンパ40と上部ダンパ41がともに開放
され、送風管20の入り口が最大に拡大される。駆動装
置42はステッピングモータやソレノイドやモータと歯
車、カム等を用いて、閉止ダンパ40と上部ダンパ41
がそれぞれの動作を行うように組み合わせて構成され、
駆動装置42の駆動部分が閉止ダンパ40と上部ダンパ
41に連結されている。
【0029】44は、電熱式のヒータで、気化器19に
鋳込まれたニクロム線、カンタル線等の発熱体で構成さ
れる。
【0030】45は、気化器19の温度を検知するため
の気化器温度検知部で、サーミスタ、熱電対等で構成さ
れる。
【0031】46は、気化器温度検知部45の信号から
電熱式のヒータ44をオン、オフさせて、気化器19を
所定の温度に維持する制御部である。制御部46は、運
転スイッチの指示や負荷の大きさにより燃料ポンプ16
と送風機36を適正な状態にコントロールするように設
けられる。
【0032】47は、搬送通路23の傾斜部25の外壁
に設置された温度検知部である。温度検知部47は、サ
ーミスタ、熱電対等で構成される。温度検知部47の信
号を受けて、制御部46が送風機36の回転数を調整し
て炎口26上の火炎に対する風量をコントロールするよ
うに設けている。
【0033】48は、炎口26上に形成される火炎であ
る。
【0034】49は、空気の流れである。
【0035】50は、可燃の混合気の流れである。
【0036】以上のように構成された燃焼装置につい
て、以下その動作、作用を説明する。
【0037】まず、電源(図示せず)を投入するとヒー
タ44に通電され、気化器19が加熱される。気化器1
9が所定の温度に達すると気化器温度検知部45により
検知を行い、制御部46の指示により送風機36が作動
し、燃焼用空気が供給される。送風通路37に供給され
た空気49は気化用空気調節器39の閉止ダンパ40と
上部ダンパ41で空気量を調節した後、送風管20内に
供給される1次空気と2次空気通路29内に供給される
2次空気とに分けられる。これと同時に燃料ポンプ16
が作動し、燃料が燃料供給ノズル17から気化器19に
噴霧される。燃料は高温の気化器19壁面で気化され、
送風管20を介して供給される空気49と混合されなが
ら、混合気噴出口22を通り搬送通路23に搬送され、
均一な可燃の気化ガス50となって炎口26に送られ
る。
【0038】またあらかじめ火花放電を行っていた点火
電極(図示なし)により炎口26から噴出する可燃の混
合気50に着火し、火炎48が形成され燃焼を開始す
る。
【0039】以後、火炎48の熱を気化器19の受熱部
33で受けて、気化器19は加熱される。炎口26上に
形成された火炎48は、炎検知部(フレームロッド:図
示なし)によりその状態を監視され、安定燃焼を持続さ
せる。また燃焼で生じた高温の燃焼ガスは、熱交換器3
4で熱交換され排出される。
【0040】ここで、燃焼装置に強風(場合によっては
弱風や微風でも有りうる)が当たり、送風機36の送風
に抵抗が働くと、送風量が減少し、炎口26上に形成さ
れた火炎48に適正な空気が送られないので、空気不足
の状態になる。特に、燃焼量を小さく設定したときは、
混合気の噴出速度は、最低になり、火炎48は、炎口2
6に密着し、炎口26の温度は上昇し、赤熱(800℃
前後)する。
【0041】炎口26の温度が上昇すると、炎口26の
近傍に構成する搬送通路23の傾斜部25の内壁温度が
上昇するので、搬送通路23の外壁に設けた温度検知部
47で検知を行い、その信号を受けて、制御部46は、
温度検知部45の示す温度が、あらかじめ設定されてい
る炎口26の上流側に逆火するのを防止できる限界の温
度になると、送風機36の回転数を増加させて、風量を
増加させ、炎口26に送る混合気の濃度を薄くして、火
炎48をリフトさせ、火炎48の炎口26に対する密着
を解消して、炎口26の温度上昇が防止される。
【0042】また、炎口26の温度上昇が防止され、適
正な値に保たれているときに、強風が収まり、逆に空気
過剰が進んだ燃焼になると、温度検知部47の示す温度
が、あらかじめ設定されている火炎48の悪化による臭
気や一酸化炭素の発生を防止できる限界の温度になる
と、送風機36の回転数を減少させて風量を減少させ、
炎口26に送る混合気の濃度を適正な薄さに設定して、
安定した燃焼状態に復帰させている。
【0043】以上のように、本実施例においては、気化
器19の下流側に連通する搬送通路26の傾斜部25に
温度検知部47を設け、この温度検知部47の信号を受
けて送風機36の風量を増加させる制御部46を備える
ことにより、強風時に火炎48を炎口26に密着させな
いようにして、炎口26上流への逆火や炎口26の変形
を防止しすることができる。
【0044】また、本実施例では搬送通路23の外壁に
設けた温度検知部41で検知を行い、その信号を受け
て、制御部46は、温度検知部47の示す温度により送
風機36の回転数を可変させて、風量を増減することに
より、火炎41の空気量を適正な値に近づけて管理で
き、安定した燃焼を維持できる。
【0045】また、本実施例の炎口26上の火炎48に
対しても、温度検知部47の示す温度により送風機36
の風量を増加させる制御部46を備えることにより、火
炎48の空気不足を解消して、すすの発生を防止でき
る。
【0046】また、搬送通路23を熱伝導の良い銅で構
成する場合に、温度検知部47の示す温度により送風機
36の回転数を可変させて、風量を増加することによ
り、炎口26からの輻射熱を防止し、また空気で搬送通
路23内を冷却し、銅の高温酸化を防止して、搬送通路
23の耐久性を向上できる。
【0047】(実施例2)図1は、本発明の第2の実施
例の燃焼装置を示す断面図である。図1において、26
は、炎口、36は、送風機、46は、制御部、47は、
温度検知部、48は、火炎で、実施例1と異なるところ
は、制御部45が温度検知部47の温度が送風機36の
風量を増加させて所定の温度に復帰したときに、送風機
36の風量を固定する時間帯を設けた点である。
【0048】以上のように構成された燃焼装置につい
て、以下その動作、作用について説明する。
【0049】制御部46が、温度検知部47の温度が送
風機36の風量を増加させて所定の温度に復帰したとき
に、送風機36の風量を一定に固定する時間帯(タイム
ラグ)を設けて、次の動作に移行することを遅らせる。
【0050】以上のように、本実施例においては、送風
機36の風量を固定する時間帯を設けることにより、炎
口26上の火炎48が空気不足から適正な空気配分に戻
ったときに、所定の時間だけ火炎状態を保つことにな
り、火炎48や周囲の温度を安定させて、火炎48から
の臭気発生という排ガス特性の悪化を防止できる。
【0051】(実施例3)図1は、本発明の第3の実施
例の燃焼装置を示す断面図である。図1において、26
は、炎口、36は、送風機、46は、制御部、47は、
温度検知部、48は、火炎で、実施例1と異なるところ
は、制御部46が、温度検知部47の温度が送風機36
の風量の増加により所定の温度以下に低下したときに送
風機36の風量を徐々に段階的に減少させる点である。
【0052】以上のように構成された燃焼装置につい
て、以下その動作、作用について説明する。
【0053】制御部46が、温度検知部47の温度が送
風機36の風量の増加により所定の温度以下に低下した
ときに、送風機36の風量を徐々に段階的に減少させ、
炎口26上の火炎48の急激な変化による温度ばらつき
を解消させながら可変させる。
【0054】以上のように、本実施例においては、再度
の温度上昇を防止しながら、搬送通路23を介して、炎
口26上の火炎48の状態を安定に保ちながら、最適状
態に近づけることができる。
【0055】(実施例4)図1は、本発明の第4の実施
例の燃焼装置を示す断面図である。図1において、23
は、搬送通路、46は、制御部、47は、温度検知部、
48は、火炎で、実施例1と異なるところは、制御部4
6が、温度検知部47の温度が所定の時間内に所定の温
度に到達しない場合には、燃焼を停止するように指示す
る点である。
【0056】以上のように構成された燃焼装置につい
て、以下その動作、作用について説明する。
【0057】制御部46が、始動時に温度検知部47の
温度が所定の時間内に所定の温度に到達しない場合に
は、燃焼を停止するように指示することにより、搬送通
路23内の燃料溜まりや火炎48の保炎不良を判定す
る。
【0058】以上のように、本実施例においては、温度
検知部47の温度が所定の時間内に所定の温度に到達し
ない時に燃焼装置の異常を把握して、燃焼装置を停止す
ることができる。
【0059】(実施例5)図2は、本発明の第5の実施
例の燃焼装置を示す断面図である。図2において、26
は、炎口、36は、送風機、46は、制御部、47は、
温度検知部、51は、給気温度検知部で、実施例1と異
なるところは、制御部46が温度検知部47の温度を給
気温度検知部51の値により、補正を行って送風機36
に指示を行う点である。
【0060】以上のように構成された燃焼装置につい
て、以下その動作、作用について説明する。
【0061】制御部46が、温度検知部47の温度を給
気温度検知部51の値により、補正を行って指示を行う
ことにより、気候の変化による外気温度の高低を把握し
て、炎口26上の淡炎の変化を予測して指示を行う。こ
のとき給気温度が上昇し易い夏場は、温度検知部47の
温度を低めに見積り、給気温度が低下する冬場は、温度
検知部47の温度を高めに見積もるように補正する。
【0062】以上のように、本実施例においては、温度
検知部47の温度をより正確に把握して送風機36の風
量をコントロールでき、年間を通じて安定した燃焼を維
持できる。
【0063】(実施例6)図3は、本発明の第6の実施
例の燃焼装置を示す断面図である。図3において、23
は、搬送通路、26は、炎口、36は、送風機、46
は、制御部、47は、温度検知部、52は、第2の温度
検知部で、実施例1と異なるところは、搬送通路23に
第2の温度検知部52を設ける点である。
【0064】以上のように構成された燃焼装置につい
て、以下その動作、作用について説明する。
【0065】制御部46は、温度検知部47と第2の温
度検知部52の信号から搬送通路23の広範囲の温度分
布を把握して、炎口26の状態をより正確に評価する。
【0066】以上のように、本実施例においては、搬送
通路23の複数箇所あるいは、複数個の炎口26の状態
を把握することにより、制御部46の送風機36に対す
る指示の精度を向上することができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、燃焼装置
に強風が当たる時に、火炎を炎口に密着させないように
して、逆火や炎口の変形を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1〜4における燃焼装置の断面
【図2】本発明の実施例5における燃焼装置の断面図
【図3】本発明の実施例6における燃焼装置の断面図
【図4】従来の燃焼装置の断面図
【符号の説明】
19 気化器 23 搬送通路 26 炎口 36 送風機 46 制御部 47 温度検知部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体燃料を気化する気化器と、この気化
    器の下流側に連通する搬送通路と、前記搬送通路の下流
    側に設置され、火炎を形成する炎口と、この炎口の下方
    に構成する前記搬送通路の一部に設ける温度検知部と、
    この温度検知部の信号を受けて送風機の風量を変化させ
    る制御部を備えてなる燃焼装置。
  2. 【請求項2】 制御部は、温度検知部の温度が送風機の
    風量を増加させて所定の温度に復帰したときに、送風機
    の風量を固定する時間帯を設ける請求項1に記載の燃焼
    装置。
  3. 【請求項3】 制御部は、温度検知部の温度が送風機の
    風量の増加により所定の温度以下に低下したときに送風
    機の風量を徐々に段階的に減少させる請求項1または2
    に記載の燃焼装置。
  4. 【請求項4】 制御部は、始動時に温度検知部の温度が
    所定の時間内に所定の温度に到達しない場合には、燃焼
    を停止するように指示する請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の燃焼装置。
  5. 【請求項5】 制御部は、温度検知部の温度を給気温度
    検知部の値により、補正を行って指示を行う請求項1〜
    4のいずれか1項に記載の燃焼装置。
  6. 【請求項6】 温度検知部を搬送通路に複数個設ける請
    求項1〜5のいずれか1項に記載の燃焼装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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