JP2002340332A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP2002340332A
JP2002340332A JP2001144372A JP2001144372A JP2002340332A JP 2002340332 A JP2002340332 A JP 2002340332A JP 2001144372 A JP2001144372 A JP 2001144372A JP 2001144372 A JP2001144372 A JP 2001144372A JP 2002340332 A JP2002340332 A JP 2002340332A
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Japan
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temperature
air
flame
blower
light
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JP2001144372A
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English (en)
Inventor
Norio Yotsuya
規夫 肆矢
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼装置の逆火や炎口の変形を起こさせない
ようにする。 【解決手段】 気化器15と、搬送通路19と、濃炎口
20と、淡炎口21と、温度検知部40と、送風機35
と、制御部39を備え、燃焼量を小さく設定したとき
に、強風が当たり、空気不足状態になり、淡炎口21に
淡炎42が密着してくると、淡炎口21の輻射熱を受け
て搬送通路19の温度が上昇し、それを温度検知部40
で検知して、制御部39が送風機35の回転数を上げて
風量を増加させ、空気不足状態を解消して淡炎口21の
淡炎の密着が防止されるので、淡炎口21上流への逆火
や淡炎口21の変形が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家庭用の給湯機や
暖房機に搭載し、窒素酸化物を低減しながら、強風時に
安定燃焼を持続させた燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の燃焼装置としては、例え
ば、特開平7−119934号公報に記載されているよ
うなものがあった。図5は、前記公報に記載された従来
の燃焼装置を示すものである。
【0003】図5において、1は、液体燃料を噴出する
供給管、2は、電気式の加熱手段で加熱される気化器、
3は、気化器2の下流側に設ける混合気通路、4は、混
合気通路3の下流側に火炎を形成する炎口部、5は、混
合気通路3と炎口部4の周囲に設ける空気室、6は、炎
口部4の混合気通路3と連通する多孔状の第一炎口、7
は、第一炎口6を複数個に分割し、その側方に設けら
れ、空気室5と連通する第二空気室、8は、第二空気室
7の下流側にを介して連通する希釈室、9は、第二空気
室7から希釈室8に向けて臨む希釈空気口、10は、第
一炎口6の上流側から希釈室8に貫通した混合気導入
口、11は、希釈室8の下流側に設けられた第二炎口で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、前
記従来の構成では、窒素酸化物の低減のために設けた第
二炎口10に形成する混合気の濃度の薄い火炎が、この
燃焼装置を搭載する機器に強風が当たり、燃焼装置に空
気が充分に供給できなくなると、混合気濃度の薄い火炎
が濃度の濃い火炎となり、このとき燃焼量を小さく設定
すると、第二炎口10に火炎が密着し、第二炎口10の
温度を上昇させて、赤熱するので、第二炎口10の上流
側に逆火して燃焼不良を生じたり、第二炎口10の変形
を起こすという課題を有していた。
【0005】本発明は、前記従来の課題を解決するもの
で、強風時に混合気濃度の薄い火炎を炎口に密着させな
いようにして、逆火や炎口の変形を防止した燃焼装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の燃焼装置は、気化器の下流側に連通
する搬送通路の一部に温度検知部設け、この温度検知部
の信号を受けて送風機の風量を増加させる制御部を備え
てたものである。
【0007】これによって、燃焼量を小さく設定したと
きに、強風が当たり、空気不足状態になり、淡炎口に火
炎が密着してくると、炎口の輻射熱を受けて搬送通路の
温度が上昇し、それを温度検知部で検知して、制御部が
送風機の回転数を上げて風量を増加させ、空気不足状態
を解消して淡炎口の火炎密着が防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、気化器
の下流側に連通する搬送通路に温度検知部設け、この温
度検知部の信号を受けて送風機の風量を増加させる制御
部を備えることにより、燃焼量を小さく設定したとき
に、強風が当たり、空気不足状態になり、淡炎口に火炎
が密着してくると、炎口の輻射熱を受けて搬送通路の温
度が上昇するので、それを温度検知部で検知して、制御
部が送風機の回転数を上げて風量を増加させ、空気不足
状態を解消して淡炎口の火炎密着を防止することができ
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、特に、請求項1
に記載の制御部が、温度検知部の温度が送風機の風量を
増加させて所定の温度に復帰したときに、送風機の風量
を固定する時間帯を設けることにより、淡炎口上の火炎
が空気不足から適正な空気配分に戻ったときに火炎状態
を保つことになり、火炎や周囲の温度を安定させて、淡
炎口上の火炎の変動による排ガス特性の悪化を防止でき
る。
【0010】請求項3に記載の発明は、特に、請求項1
に記載の制御部が、温度検知部の温度が送風機の風量の
増加により所定の温度以下に低下したときに、送風機の
風量を徐々に段階的に減少させることにより、淡炎口上
の火炎の急激な変化による温度ばらつきを解消すること
になり、再度の温度上昇を防止しながら、搬送通路を介
して淡炎口上の火炎を最適状態に近づけることができ
る。
【0011】請求項4に記載のの発明は、特に、請求項
1に記載の制御部が、始動時に温度検知部の温度が所定
の時間内に所定の温度に到達しない場合には、燃焼を停
止するように指示することにより、搬送通路内の燃料溜
まりや火炎の保炎不良を判定することになり、燃焼装置
の異常を把握することができる。
【0012】請求項5に記載のの発明は、特に、請求項
1に記載の制御部が、温度検知部の温度を給気温度検知
部の値により、補正を行って指示を行うことにより、気
候の変化による外気温度の高低を把握して、淡炎口上の
火炎の変化を予測することになり、より正確に送風機の
風量をコントロールできる。
【0013】請求項6に記載のの発明は、特に、請求項
1に記載の温度検知部を搬送通路に複数個設けることに
より、搬送通路の広範囲の温度分布を把握することにな
り、温度検知部の温度測定の精度を向上することができ
る。
【0014】請求項7に記載のの発明は、特に、請求項
1に記載の温度検知部を淡炎口の上流に構成する希釈室
に設けることにより、淡炎口のより近いところで淡炎口
の温度を評価することになり、温度検知部の温度測定の
精度を向上することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例についてを図面を参照
しながら説明する。
【0016】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
おける燃焼装置の断面図を示すものである。図1におい
て、12は、液体燃料である灯油を燃料タンク(図示せ
ず)から燃焼装置に汲み上げる燃料ポンプである。
【0017】14は、燃料ポンプ12から送油管13を
介して液体燃料が供給される燃料供給ノズルである。
【0018】15は、燃料供給ノズル14前方に設けら
れた気化器で、アルミ、ジュラルミン等のアルミ合金、
黄銅、銅、鋼、鋳鉄等の熱伝導の良い、耐熱材料で造ら
れた筒状に形成されている。気化器15の側面には、送
風管16の端部が臨むように、一部を開口された気化器
蓋17が設けられており、この気化器蓋17は、アル
ミ、黄銅、銅、鋳鉄等の熱伝導の良い材料で造られてい
る。燃料供給ノズル14は、送風管16内に気化器15
に向けて挿入されている。気化器15の下部には、気化
器蓋17とで構成させる混合気噴出口18が設けられて
いる。
【0019】19は、混合気噴出口18下方に設けら
れ、アルミ、黄銅、銅、鋳鉄等の熱伝導の良い材料で碗
状に形成された搬送通路である。 搬送通路19の下流
には、鋼、鉄、チタン、ジュラルミン、セラミック等の
耐熱材料で造られた多孔状の濃炎口20と淡炎口21が
併設するように設けられている。
【0020】濃炎口20には、濃度の濃い混合気(液体
燃料の理論空気量と同等かそれよりも少ない空気量で形
成されている可燃の混合気)により火炎が形成される。
【0021】淡炎口21には、濃度の薄い混合気(液体
燃料の理論空気量よりも多い空気量で形成されている)
により、温度の低い火炎が形成されるように設けられ、
この温度の低い火炎により、排ガス中の窒素酸化物の発
生が抑制される。
【0022】濃炎口20、淡炎口21は、それぞれの構
成の一部を折り曲げ、重ね合わせて設ける仕切部22に
より、搬送通路19に接する部分から通路を分離されて
いる。仕切部22の重ね合わせの部分は、無孔部分で構
成し、濃炎口20と淡炎口21間を混合気が連通しない
ように設けている。
【0023】23は、燃焼部全体を覆うバーナケース
で、その内側の空間は、気化器15、搬送通路19、濃
炎口20、淡炎口21の周囲を囲むように設けられた空
気通路24となっている。
【0024】25は、筒状の希釈空気通路で、淡炎口2
1に空気を新たに供給するように淡炎口21の上流側に
挿入されている。希釈空気通路25の端部は、空気通路
24に連通され、上部や側部部に複数個の希釈空気孔2
6が設けられている。
【0025】27は、濃炎口20に隣接するように設け
る筒状の2次空気通路で、濃炎口20の下流側に向かっ
て臨む複数個の2次空気噴出口28を設けている。濃炎
口20と淡炎口21と2次空気通路26は、下流側に向
かって同一平面になるように構成される。2次空気通路
27の端部は、空気通路24に連通される。濃炎口20
と淡炎口21と2次空気通路26の構成上の組み合わせ
は、濃炎口20が淡炎口21を挟み込み、その外側に2
次空気通路27を設け、気化器15に隣接する側を濃炎
口20に、その反対側の空気通路24に隣接する側を2
次空気通路27になるように構成する。また、濃炎口2
0が淡炎口21を挟み込み、その外側に2次空気通路2
7を設ける構成を複数個連接することも可能である。
【0026】29は、濃炎口20や淡炎口21と空気通
路24との間に設けられた側壁で、その内側に燃焼室3
0が形成される。濃炎口20と淡炎口21の装着は、そ
の搬送通路19側の端部で仕切部22を構成して、その
一部に複数個の点溶接を行うことで行われている。
【0027】31は、気化器15の背面に燃焼室30に
張り出すように形成されたフィン状の受熱部である。受
熱部31は、濃炎口20の一部である補助炎口32の上
方に張り出すような位置に構成されている。
【0028】33は、空気通路24の天板部34に、濃
炎口20と淡炎口21の上方を覆うように載置された熱
交換器である。熱交換器34は、熱伝導の良い、耐熱性
の銅やアルミ材料を用いて筒状に構成され、途中に複数
本の温水管に多数の板状のフィンを設けている。
【0029】35は、燃焼用空気を供給する送風機で、
羽根車には高圧を出せるターボファンやラジアルファン
等を用い、それをモータで回転させるように構成され、
空気通路24の側部の一部に連通された送風通路36に
連結されている。この送風通路36の内部に、前記送風
管16が設けられている。
【0030】37は、電熱式のヒータで、気化器15に
鋳込まれたニクロム線、カンタル線等の発熱体で構成さ
れる。38は、気化器15の温度を検知するための気化
器温度検知部で、サーミスタ、熱電対等で構成される。
【0031】39は、気化器温度検知部38の信号から
電熱式のヒータ37をオン、オフさせて、気化器15を
所定の温度に維持する制御部である。制御部39は、運
転スイッチの指示や負荷の大きさにより燃料ポンプ12
と送風機35を適正な状態にコントロールするように設
けられる。
【0032】40は、搬送通路19の底部の外壁に設置
された温度検知部である。温度検知部40は、サーミス
タ、熱電対等で構成され、淡炎口21の上流の希釈空気
通路25を避けた位置の搬送通路19の外壁に設置され
ている。温度検知部40の信号を受けて、制御部39が
送風機の回転数を調整して淡炎口21上の火炎に対する
風量をコントロールするように設けている41は濃炎口
19上に形成される濃炎、42は淡炎口20上に形成さ
れる淡炎、43は空気の流れ、44は可燃の混合気の流
れ、45は、希釈空気の流れである。
【0033】以上のように構成された燃焼装置につい
て、以下その動作、作用を説明する。
【0034】まず、電源(図示せず)を投入するとヒー
タ37に通電され、気化器15が加熱される。気化器1
5が所定の温度に達すると気化器温度検知部38により
検知を行い、制御部39の指示により送風機35が作動
し、燃焼用空気が供給される。これと同時に燃料ポンプ
12が作動し、燃料が燃料供給ノズル14から気化器1
5に噴霧される。燃料は高温の気化器15壁面で気化さ
れ、送風管16を介して供給される空気43と混合され
ながら、混合気噴出口18を通り搬送通路19に搬送さ
れ、均一な可燃の混合気44となって濃炎口20と淡炎
口21に送られる。この時淡炎口21の上流に設けられ
た希釈空気通路25の希釈空気孔26から新たに希釈空
気45が供給され、淡炎口21の上流から流入する可燃
の混合気44と混合して、淡炎口21からは可燃の混合
気44よりも濃度の薄い混合気として噴出される。
【0035】またあらかじめ火花放電を行っていた点火
電極(図示なし)により濃炎口20から噴出する可燃の
混合気44に着火し、濃炎41や淡炎42が形成され燃
焼を開始する。淡炎口21上に形成される燃焼温度の低
い淡炎42により、窒素酸化物の発生の抑制された燃焼
を行う。
【0036】以後、濃炎41の熱を気化器15の受熱部
31で受けて、気化器15は加熱される。濃炎口20上
に形成された濃炎41や淡炎口21上に形成された淡炎
42は、炎検知部(フレームロッド:図示なし)により
その状態を監視され、安定燃焼を持続させる。また燃焼
で生じた高温の燃焼ガスは、熱交換器33で熱交換され
排出される。
【0037】ここで、燃焼装置に強風(場合によっては
弱風や微風でも有りうる)が当たり、送風機35の送風
に抵抗が働くと、送風量が減少し、濃炎口20上に形成
された濃炎41や淡炎口21上に形成された淡炎42に
適正な空気が送られないので、空気不足の状態になる。
【0038】また、濃炎41は、空気不足で火炎長が伸
びるようになるが、淡炎42は、可燃の混合気44より
も濃度の薄い混合気を送られていたので、空気不足にな
ると逆に適正な空気配分に近づき、燃焼は促進される。
しかも燃焼が促進されても、濃度の薄い混合気を送られ
ていた時の淡炎口21からの混合気の噴出速度に比較し
て噴出速度が低下しているので、淡炎42は淡炎口21
に密着する。
【0039】特に、燃焼量を小さく設定したときは、混
合気の噴出速度は、最低になるので、淡炎42は淡炎口
21に密着し、淡炎口21の温度は上昇し、赤熱(80
0℃前後)する。
【0040】淡炎口21の温度が上昇すると、その輻射
熱を受けた搬送通路19の内壁の温度が上昇するので、
搬送通路19の外壁に設けた温度検知部40で検知を行
い、その信号を受けて、制御部39は、温度検知部40
の示す温度が、あらかじめ設定されている淡炎口21の
上流側に逆火するのを防止できる限界の温度になると、
送風機35の回転数を増加させて、風量を増加させ、淡
炎口21に送る混合気の濃度を薄くして、淡炎42の淡
炎口21に対する密着を解消して、淡炎口21の温度上
昇が防止される。
【0041】また、淡炎口21の温度上昇が防止され、
適正な値に保たれているときに、強風が収まり、逆に空
気過剰が進んだ燃焼になると、温度検知部40の示す温
度が、あらかじめ設定されている淡炎42の悪化による
臭気や一酸化炭素の発生を防止できる限界の温度になる
と、送風機35の回転数を減少させて風量を減少させ、
淡炎口21に送る混合気の濃度を適正な薄さに設定し
て、窒素酸化物の発生の少なく、安定した燃焼状態に復
帰させている。
【0042】以上のように、本実施例においては、気化
器15の下流側に連通する搬送通路19のに温度検知部
40を設け、この温度検知部40の信号を受けて送風機
35の風量を増加させる制御部39を備えることによ
り、強風時に混合気濃度の薄い淡炎42を淡炎口21に
密着させないようにして、淡炎口21上流への逆火や淡
炎口21の変形を防止しすることができる。
【0043】また、本実施例では搬送通路19の外壁に
設けた温度検知部40で検知を行い、その信号を受け
て、制御部39は、温度検知部40の示す温度により送
風機35の回転数を可変させて、風量を増減することに
より、濃炎41や淡炎42の空気量を適正な値に近づけ
て管理でき、安定した燃焼を維持できる。
【0044】また、本実施例の濃炎口20上の濃炎41
に対しても、温度検知部40の示す温度により送風機3
5の風量を増加させる制御部39を備えることにより、
濃炎42の空気不足を解消して、すすの発生を防止でき
る。
【0045】また、本実施例では希釈空気通路25を空
気通路24から淡炎口21の上流側に挿入していること
により、気化器15が希釈空気45により冷却されず、
気化能力の低下、電力消費の増大を防止できる。
【0046】(実施例2)図1は、本発明の実施例2の
燃焼装置を示す断面図である。図1において、21は、
淡炎口、35は、送風機、39は、制御部、40は、温
度検知部、42は、淡炎で、実施例1と異なるところ
は、制御部39が温度検知部40の温度が送風機35の
風量を増加させて所定の温度に復帰したときに、送風機
35の風量を固定する時間帯を設けた点である。
【0047】以上のように構成された燃焼装置につい
て、以下その動作、作用について説明する。
【0048】制御部39が、温度検知部40の温度が送
風機35の風量を増加させて所定の温度に復帰したとき
に、送風機35の風量を一定に固定する時間帯(タイム
ラグ)を設けて、次の動作に移行することを遅らせる。
【0049】以上のように、本実施例においては、送風
機35の風量を固定する時間帯を設けることにより、淡
炎口21上の淡炎42が空気不足から適正な空気配分に
戻ったときに、所定の時間だけ火炎状態を保つことにな
り、淡炎42や周囲の温度を安定させて、淡炎42から
の臭気発生という排ガス特性の悪化を防止できる。
【0050】(実施例3)図1は、本発明の実施例3の
燃焼装置を示す断面図である。図1において、21は、
淡炎口、35は、送風機、39は、制御部、40は、温
度検知部、42は、淡炎で、実施例1と異なるところ
は、制御部39が、温度検知部40の温度が送風機35
の風量の増加により所定の温度以下に低下したときに送
風機35の風量を徐々に段階的に減少させる点である。
【0051】以上のように構成された燃焼装置につい
て、以下その動作、作用について説明する。
【0052】制御部39が、温度検知部40の温度が送
風機35の風量の増加により所定の温度以下に低下した
ときに、送風機35の風量を徐々に段階的に減少させ、
淡炎口21上の淡炎42の急激な変化による温度ばらつ
きを解消させながら可変させる。
【0053】以上のように、本実施例においては、再度
の温度上昇を防止しながら、搬送通路19を介して、淡
炎口21上の淡炎42の状態を安定に保ちながら、最適
状態に近づけることができる。
【0054】(実施例4)図1は、本発明の実施例4の
燃焼装置を示す断面図である。図1において、19は、
搬送通路、39は、制御部、40は、温度検知部、42
は、淡炎で、実施例1と異なるところは、制御部39
が、温度検知部40の温度が所定の時間内に所定の温度
に到達しない場合には、燃焼を停止するように指示する
点である。
【0055】以上のように構成された燃焼装置につい
て、以下その動作、作用について説明する。
【0056】制御部39が、始動時に温度検知部40の
温度が所定の時間内に所定の温度に到達しない場合に
は、燃焼を停止するように指示することにより、搬送通
路19内の燃料溜まりや淡炎42の保炎不良を判定す
る。
【0057】以上のように、本実施例においては、温度
検知部40の温度が所定の時間内に所定の温度に到達し
ない時に燃焼装置の異常を把握して、燃焼装置を停止す
ることができる。
【0058】(実施例5)図2は、本発明の実施例5の
燃焼装置を示す断面図である。図2において、21は、
淡炎口、35は、送風機、39は、制御部、40は、温
度検知部、46は、給気温度検知部で、実施例1と異な
るところは、制御部39が温度検知部40の温度を給気
温度検知部46の値により、補正を行って送風機35に
指示を行う点である。
【0059】以上のように構成された燃焼装置につい
て、以下その動作、作用について説明する。
【0060】制御部39が、温度検知部40の温度を給
気温度検知部46の値により、補正を行って指示を行う
ことにより、気候の変化による外気温度の高低を把握し
て、淡炎口21上の淡炎の変化を予測して指示を行う。
このとき給気温度が上昇し易い夏場は、温度検知部40
の温度を低めに見積り、給気温度が低下する冬場は、温
度検知部40の温度を高めに見積もるように補正する。
【0061】以上のように、本実施例においては、温度
検知部40の温度をより正確に把握して送風機35の風
量をコントロールでき、年間を通じて安定した燃焼を維
持できる。
【0062】(実施例6)図3は、本発明の実施例6の
燃焼装置を示す断面図である。図3において、19は、
搬送通路、21は、淡炎口、35は、送風機、39は、
制御部、40は、温度検知部、47は、第2の温度検知
部で、実施例1と異なるところは、搬送通路19に第2
の温度検知部47を設ける点である。
【0063】以上のように構成された燃焼装置につい
て、以下その動作、作用について説明する。
【0064】制御部39は、温度検知部40と第2の温
度検知部47の信号から搬送通路19の広範囲の温度分
布を把握して、淡炎口21の状態をより正確に評価す
る。
【0065】以上のように、本実施例においては、淡炎
口21の複数箇所あるいは、複数個の淡炎口21の状態
を把握することにより、制御部39の送風機35に対す
る指示の精度を向上することができる。
【0066】(実施例7)図4は、本発明の実施例6の
燃焼装置を示す断面図である。図4において、21は、
淡炎口、25は、希釈空気通路、35は、送風機、39
は、42は、淡炎、制御部、48は、希釈室、49は、
希釈室温度検知部で、実施例1と異なるところは、希釈
室温度検知部49を淡炎口21の上流に構成する希釈室
48に設ける点である。
【0067】以上のように構成された燃焼装置につい
て、以下その動作、作用について説明する。
【0068】希釈室温度検知部49を淡炎口21の上流
に構成する希釈室48に設け、淡炎口21のより近いと
ころで淡炎口21の温度を評価し、淡炎42の状態を正
確に把握する。
【0069】以上のように、本実施例においては、温度
測定の精度を向上し、制御部39の送風機35に対する
指示の精度を向上することができる。
【0070】
【発明の効果】以上のように請求項1〜7に記載の発明
によれば、燃焼装置に強風が当たる時に、混合気濃度の
薄い淡炎を淡炎口に密着させないようにして、逆火や炎
口の変形を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1〜4における燃焼装置の断面
【図2】本発明の実施例5における燃焼装置の断面図
【図3】本発明の実施例6における燃焼装置の断面図
【図4】本発明の実施例7における燃焼装置の断面図
【図5】従来の燃焼装置の断面図
【符号の説明】
15 気化器 19 搬送通路 20 濃炎口 21 淡炎口 35 送風機 39 制御部 40 温度検知部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23D 11/44 F23D 11/44 B F23L 5/02 F23L 5/02 F23N 5/24 104 F23N 5/24 104 Fターム(参考) 3K003 RA01 RA09 3K005 AA06 AB15 AC04 AC07 BA03 BA06 CA05 DA01 EA02 FA03 3K023 HA14 HA20 3K052 AA04 AA05 AA08 AB05 AB06 AB12 AC05 EA08 EB04 EB07 GA04 GC01 GE07 JA01 3K065 TA13 TC02 TC05 TD04 TE01 TH04 TH05 TN01 TN02 TN16 TP01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体燃料を気化する気化器と、この気化
    器の下流側に連通する搬送通路と、前記搬送通路の下流
    側に設置され、混合気濃度の濃い火炎を形成する濃炎口
    と、混合気濃度の薄い火炎を形成する淡炎口と、前記搬
    送通路の一部に設ける温度検知部と、この温度検知部の
    信号を受けて送風機の風量を変化させる制御部を備えて
    なる燃焼装置。
  2. 【請求項2】 制御部は、温度検知部の温度が送風機の
    風量を増加させて所定の温度に復帰したときに、送風機
    の風量を固定する時間帯を設ける請求項1に記載の燃焼
    装置。
  3. 【請求項3】 制御部は、温度検知部の温度が送風機の
    風量の増加により所定の温度以下に低下したときに送風
    機の風量を徐々に段階的に減少させる請求項1〜2のい
    ずれか1項に記載の燃焼装置。
  4. 【請求項4】 制御部は、始動時に温度検知部の温度が
    所定の時間内に所定の温度に到達しない場合には、燃焼
    を停止するように指示する請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の燃焼装置。
  5. 【請求項5】 制御部は、温度検知部の温度を給気温度
    検知部の値により、補正を行って指示を行う請求項1〜
    4のいずれか1項に記載の燃焼装置。
  6. 【請求項6】 温度検知部を搬送通路に複数個設ける請
    求項1〜5のいずれか1項に記載の燃焼装置。
  7. 【請求項7】 温度検知部を淡炎口の上流に構成する希
    釈室に設ける請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃焼
    装置。
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