JP2002048310A - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents

液体燃料燃焼装置

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JP2002048310A
JP2002048310A JP2000232630A JP2000232630A JP2002048310A JP 2002048310 A JP2002048310 A JP 2002048310A JP 2000232630 A JP2000232630 A JP 2000232630A JP 2000232630 A JP2000232630 A JP 2000232630A JP 2002048310 A JP2002048310 A JP 2002048310A
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flame port
flame
rich
combustion
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JP2000232630A
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Inventor
Yuko Kubota
勇幸 久保田
Norio Yotsuya
規夫 肆矢
Nobuhiko Fujiwara
宣彦 藤原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給湯機や暖房機等の熱源に使用される液体燃
料燃焼装置において、炎口部が赤熱して酸化減量や変形
を生じて燃焼不良を生じたり、劣化して亀裂を生じて混
合室内へ逆火することを防止する。 【解決手段】 淡炎口部33をセラミックスで構成し、
バーナヘッド31を2次空気口部34、濃炎口部32、
淡炎口部33、濃炎口部32、2次空気口部34の順に
配列して構成する。これにより、燃焼用空気が非常に不
足して淡炎口部33で形成される淡火炎38が淡炎口3
7に密着しても淡炎口37が赤熱して劣化することはな
いので、一酸化炭素や刺激臭の発生を防止することがで
きる。また亀裂を生じることはなく、混合室30内へ逆
火することがないので良好な燃焼を維持することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、給湯機や暖房機等の熱
源に使用される燃焼装置に関するもので、特に、NOx
の低減を図る濃淡燃焼方式の燃焼装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の燃焼装置は特開平6−1
29610号公報に記載されているようなものが一般的
であった。この燃焼装置は図6に示すように、液体燃料
を噴出するノズル1と、電気式の加熱手段で加熱される
気化器2と、この気化器2の下流側に設けた混合気通路
3と更にその下流側に設けた燃焼部4とから構成されて
いる。また混合気通路3と燃焼部4の周囲には2次空気
室5が設けられている。燃焼部4は、混合気通路4と連
通する多孔状の1次炎口6と、この1次炎口6を複数個
に分割し、2次空気室5と連通する2次空気通路7と、
この2次空気通路7に連通する希釈通路8と、この希釈
通路8と2次空気通路7を連通する2次空気噴出孔9
と、希釈通路8に設けられ、1次炎口6の上流側から貫
通した、1次炎口6よりも大なる複数個の混合気流入孔
10と、希釈通路8に設け、1次炎口6の下流側に開口
した複数個の2次炎口11で構成されている。
【0003】そしてノズル1から液体燃料が気化器2へ
噴出され、加熱気化される。一方、燃焼用空気の一部は
1次空気として気化器2内へ導入され、気化された燃料
と混合されて可燃混合気となり、混合気通路3で均一に
混合された後、1次炎口6で火炎を形成し、燃焼され
る。一方残りの空気は2次空気室5を介して2次空気通
路7の2次空気噴出口9から希釈通路8に供給される。
希釈通路8では、混合気流入孔10から供給される可燃
混合気と2次空気噴出口9からの空気が混合されて濃度
の薄い混合気が形成され、2次炎口11から噴出され、
1次炎口6に形成される火炎により着火と保炎が行わ
れ、この濃度の薄い火炎により窒素酸化物を低減するよ
うになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
燃焼装置では、燃焼火炎が形成される1次炎口6や2次
炎口11はステンレスのような鉄鋼材料でパンチング板
や積層板等で多孔状に構成されているため、逆風がかか
った場合や燃焼空気の取り入れ口が詰まった場合等燃焼
用空気が不足した場合には1次炎口6の可燃混合気の噴
出速度に比べ燃焼速度が早いので燃焼火炎が1次炎口6
に密着して1次炎口6の温度が上昇することになる。し
かしながら、2次炎口11の可燃混合気は濃度の薄い混
合気のため2次炎口11で形成される燃焼火炎は2次炎
口11に密着することはなく2次炎口11の混合気で冷
却されるため1次炎口6が鉄鋼材料の耐熱温度近傍まで
上昇することはない。ところがこのようなものであって
もさらに燃焼用空気が不足すると2次炎口11で形成さ
れる燃焼火炎が2次炎口11に密着し、このとき1次炎
口6で形成される燃焼火炎は空気不足の火炎となり、2
次炎口11は鉄鋼材料の耐熱温度近傍まで上昇すること
になり、赤熱して酸化減量や変形を生じて一酸化炭素や
刺激臭を発生させ、さらには劣化して亀裂を生じたりし
て、希釈通路8内へ逆火する恐れがあるという課題があ
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、濃混合気を燃焼させる濃炎口部と淡混合気を
燃焼させる淡炎口部と2次空気口部とからなるバーナヘ
ッドは2次空気口部、濃炎口部、淡炎口部、濃炎口部、
2次空気口部の順に配列し、淡炎口部をセラミックスで
構成したものである。
【0006】上記発明によれば、淡炎口部をセラミック
スで構成し、バーナヘッドを2次空気口部、濃炎口部、
淡炎口部、濃炎口部、2次空気口部の順に配列している
ので、燃焼用空気が非常に不足して淡炎口部で形成され
る燃焼火炎が淡炎口部に密着しても淡炎口部が赤熱して
劣化することはないので、一酸化炭素や刺激臭の発生を
防止することができる。また亀裂を生じることはないの
で、混合室内へ逆火することがないので良好な燃焼を維
持することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1にかかる燃焼装
置は、液体燃料を供給する燃料供給手段と、供給された
液体燃料を噴出するノズルと、ヒータを内蔵し前記ノズ
ルから噴出された液体燃料を気化する気化器と、前記気
化器の温度を検知する温度検知器と、前記気化器の下流
側に連接された混合室と、混合室の下流側に設けられ濃
混合気を燃焼させる濃炎口部と淡混合気を燃焼させる淡
炎口部と2次空気口部とからなるバーナヘッドと、前記
バーナヘッドの濃炎口の上部に設けた点火手段と、燃焼
用空気を供給する送風機と、前記温度検知器の出力に基
づき前記ヒータの運転を制御する制御部とを備え、前記
バーナヘッドは2次空気口部、濃炎口部、淡炎口部、濃
炎口部、2次空気口部の順に配列し、淡炎口部をセラミ
ックスで構成してあり、バーナヘッドは2次空気口部、
濃炎口部、淡炎口部、濃炎口部、2次空気口部の順に配
列し、淡炎口部をセラミックスで構成しているので、逆
風がかかった場合や燃焼空気の取り入れ口が詰まった場
合等燃焼用空気が不足した場合には濃炎口部の可燃混合
気の噴出速度に比べ燃焼速度が早くなって燃焼火炎が濃
炎口部に密着して濃炎口部の温度が上昇することになる
が、淡炎口部の可燃混合気は濃度の薄い混合気のため淡
炎口部で形成される燃焼火炎は淡炎口部に密着すること
はなく、また淡炎口部の混合気と2次空気口部の2次空
気で冷却されるため濃炎口が鉄鋼材料の耐熱温度近傍ま
で上昇することがなく、さらに燃焼用空気が不足して淡
炎口部で形成される燃焼火炎が淡炎口部に密着しても炎
口が赤熱して劣化することがなく一酸化炭素や刺激臭の
発生を防止することができる。また亀裂を生じることは
ないので、混合室への逆火が防止できることになる。
【0008】本発明の請求項2にかかる燃焼装置は、上
面に開口部を有した導電性の金属材料で構成された固定
金具で淡炎口部を覆い、この固定金具の一部は濃炎口部
の上部に設けた点火手段に対向して濃炎口部に臨ませた
突起部を有したもので、淡炎口部は上面に開口部を有し
た導電性の金属材料で構成された固定金具で覆い、この
固定金具の一部を点火手段に対向した濃炎口部に臨ませ
た突起部を有しているので、点火手段と突起部との火花
放電により濃炎口部からの濃い混合気にスムースな着火
ができることになる。
【0009】本発明の請求項3にかかる燃焼装置は、上
面に開口部を有した導電性の金属材料で構成された固定
金具で淡炎口部を覆い、この固定金具の一部は濃炎口部
の上部に設けた燃焼検知器に対向して濃炎口部に臨ませ
た案内部を有したもので、淡炎口部は上面に開口部を有
した導電性の金属材料で構成された固定金具で覆い、こ
の固定金具の一部を燃焼検知器に対向した濃炎口部に臨
ませた案内部を有しているので、燃焼検知器と案内部部
との間に濃炎口部からの濃い混合気の燃焼火炎が形成さ
れるので燃焼の有無の検知が確実にできることになる。
【0010】本発明の請求項4にかかる燃焼装置は、上
面に開口部を有した導電性の金属材料で構成された固定
金具で淡炎口部を覆い、この固定金具の一部を淡炎口部
の中心方向に臨ませた保持部を有したもので、淡炎口部
で形成される薄い混合気の燃焼火炎が吹き飛びやすくな
るのを固定金具の一部を淡炎口部の中心方向に臨ませた
保持部で保持することになるので、一酸化炭素や刺激臭
の発生を防止し、良好な燃焼を維持することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例についてを図面を用い
て説明する。
【0012】(実施例1)図1は本発明の実施例1の燃
焼装置の断面図、図2は同燃焼装置の要部拡大断面図で
ある。
【0013】図1、図2において、21は液体燃料を供
給するポンプ、22は供給された液体燃料を噴出するノ
ズルである。ノズル22は鋼や黄銅やセラミックス等の
硬質の材料で構成されている。23はノズル22から噴
出された液体燃料を加熱気化する気化器で、ニクロム線
やカンタル線等の発熱体で構成される電熱式のヒータ2
4を内蔵し、アルミダイカストや鉄鋳物や銅鋳物やこれ
らの合金鋳物等の熱伝導の良い材料で作られている。気
化器23内部にはノズル22に対向して気化部25と通
路状の気化室26を設けている。27は燃焼用空気を供
給する送風機、28は燃焼用空気を気化器23内に供給
する気化用空気入口である。気化器23の下部には混合
気噴出口29を設け、混合気噴出口29に連通して気化
器23の下流側に混合室30を設けている。混合室30
は、アルミニウムや銅やこれらの合金やアルミダイカス
トや鉄鋳物や銅鋳物やこれらの合金鋳物等の熱伝導の良
い材料で作られている。
【0014】31は混合室30で形成された混合気を燃
焼するバーナヘッドで、混合室30の下流側に設けら
れ、気化器23に連接されている。バーナヘッド31
は、多孔状の濃炎口部32と淡炎口部33と2次空気口
部34が2次空気口部34、濃炎口部32、淡炎口部3
3、濃炎口部32、2次空気口部34の順に配列された
構成で、濃炎口部32は鋼、鉄、チタン、ジュラルミン
等の耐熱金属材料で作られ、下流側に濃混合気を噴出す
る多孔状の濃炎口35を有し、濃火炎36が形成され
る。淡炎口部33はアルミナ、炭化珪素、窒化珪素、ム
ライト、ジルコニアやコージェライト等の成分からなる
耐熱性の良い熱伝導性の低いセラミックスで作られ、下
流側に淡混合気を噴出するた多孔状の淡炎口37を設
け、淡火炎38が形成される。2次空気口部34は鋼、
鉄、チタン、ジュラルミン等の耐熱金属材料で作られ、
下流側に2次空気を噴出する2次空気口39が設けられ
ている。
【0015】またバーナヘッド31の周囲には2次空気
通路40を設けている。この2次空気通路40は2次空
気口部34と希釈空気通路41に連通し、希釈空気通路
41と淡炎口部33は希釈空気孔42を介して連通し、
濃炎口部32と淡炎口部33は濃炎口部32の上流側に
設けた連通孔43を介して連通している。
【0016】44はバーナヘッド31の上方で気化器2
3の背面側に設けた受熱部、45は気化器23の温度を
検知する熱電対やサーミスタ等で構成した温度検知器、
46は温度検知器43の信号を受けてヒータ24の運転
を制御する制御部である。47はバーナヘッド31の濃
炎口部32の上部に設けた点火手段である。点火手段4
7は点火トランスによる高電圧の火花放電で点火させる
ものである。
【0017】以上にように構成された液体燃料燃焼装置
について以下その動作、作用について説明する。
【0018】まず、電源(図示せず)を投入すると制御
部44により電熱式のヒータ24に通電され、気化器2
3が加熱される。気化器23が所定の温度に達すると温
度検知部43により検知を行い、制御部44により送風
機27が作動し、燃焼用空気が供給される。その後にポ
ンプ21が作動し、燃料がノズル22から気化部25に
噴霧される。燃料は高温の気化部25で気化される。燃
焼用空気の一部は気化用空気入口28を介して1次空気
として気化器23内へ導入され、気化室26で気化され
た燃料と混合されて可燃混合気となり、混合気噴出口2
9を通って混合室30で均一に混合されて濃混合気を形
成した後、濃炎口部32に供給され、濃炎口35から噴
出される。
【0019】また、濃炎口部32に供給された濃混合気
の一部は連通孔43を介して淡炎口部33に導入され
る。一方、燃焼用空気の残りは2次空気通路40より希
釈空気通路に41に導入され、希釈空気孔42を介して
淡炎口部33に導入されて、淡炎口部33に導入された
濃混合気と混合して淡混合気を形成し、淡炎口37から
噴出される。
【0020】また、燃焼用空気の残りは2次空気通路4
0より2次空気口部34に導入され、2次空気口39よ
り2次空気として噴出される。
【0021】そして、あらかじめ火花放電を行っていた
点火手段47により濃炎口35から噴出する濃混合気に
着火し、濃火炎36が形成され燃焼を開始する。淡炎口
37から噴出された濃度の薄い混合気は、濃火炎36に
より火移りして燃焼し、淡火炎38が形成される。また
2次空気口39からの2次空気で濃火炎36を保炎さ
せ、濃火炎36で淡火炎38を保炎させて安定燃焼を持
続させる。以後、濃火炎36の熱を気化器23の受熱部
44で受熱してヒータ24の通電を抑制して燃焼を持続
する。
【0022】そして、燃焼中に逆風がかかった場合や燃
焼空気の取り入れ口が詰まった場合等燃焼用空気が不足
した場合には、濃火炎36は可燃混合気の噴出速度に比
べ燃焼速度が早いので濃炎口35に密着して濃炎口35
の温度が上昇することになるが、連接した濃度の薄い淡
混合気のため淡炎口37で形成される淡火炎38は淡炎
口37に密着しないため淡炎口37の温度が上昇しない
淡炎口部33と2次空気口部34に熱伝導して冷却さ
れ、よって濃炎口36が鉄鋼材料の耐熱温度近傍まで上
昇することがなく、変形や劣化することがない。
【0023】さらに燃焼用空気が不足すると濃炎口35
で形成される濃火炎36は空気不足火炎となって火炎温
度が低下し、淡炎口37で形成される淡火炎38は淡炎
口37に密着することになるが、淡炎口部33はセラミ
ックスで構成されているので、淡炎口37が赤熱して劣
化することがなく、濃炎口35も火炎温度が低下してい
るので変形や劣化することがなく、よって一酸化炭素や
刺激臭の発生を防止することができる。また亀裂を生じ
ることはないので、混合室30への逆火が防止できるこ
とになる。
【0024】以上のように本実施例1において、バーナ
ヘッド31は2次空気口部34、濃炎口部32、淡炎口
部33、濃炎口部32、2次空気口部34の順に配列
し、淡炎口部33をセラミックスで構成しているので、
燃焼中に逆風がかかった場合や燃焼空気の取り入れ口が
詰まった場合等燃焼用空気が不足した場合には濃火炎3
6は可燃混合気の噴出速度に比べ燃焼速度が早いので濃
炎口35に密着して濃炎口35の温度が上昇することに
なるが、連接した濃度の薄い淡混合気のため淡炎口37
で形成される淡火炎38は淡炎口37に密着しないため
淡炎口37の温度が上昇しない淡炎口部33と2次空気
口部34に熱伝導して冷却されるため濃炎口36が鉄鋼
材料の耐熱温度近傍まで上昇することがなく、変形や劣
化することがないため良好な燃焼状態が維持できるとい
う効果がある。
【0025】さらに燃焼用空気が不足しても濃炎口35
で形成される濃火炎36は空気不足火炎となって火炎温
度が低下し、淡炎口37で形成される淡火炎38は淡炎
口37に密着することになるが、淡炎口部33はセラミ
ックスで構成されているので、淡炎口37が赤熱しても
耐熱性があるので劣化して亀裂を生じるすることがな
く、熱伝導性が低いので淡炎口部33の火炎形成側と混
合気流入側とに温度差が生じ、濃炎口35も火炎温度が
低下しているので変形や劣化することがなく、一酸化炭
素や刺激臭の発生を防止することができ、混合室30へ
の逆火が防止できるいう効果がある。
【0026】(実施例2)図3は本実施例2の液体燃料
燃焼装置を示す要部拡大平面図である。図2において、
48は上面に開口部を有した導電性の耐熱金属材料で構
成された固定金具、49はこの固定金具48に一部に設
け、濃炎口部32の上部に設けた点火手段47に対向し
て濃炎口部32に臨ませた突起部である。
【0027】実施例1と異なる点は淡炎口部33を導電
性の耐熱金属材料で構成された固定金具48で覆い、こ
の固定金具48の一部に突起部49を設けた点である。
【0028】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
【0029】以上にように構成された液体燃料燃焼装置
について以下その動作、作用について説明する。
【0030】濃炎口部32から噴出された濃混合気は、
濃炎口部32の上部に設けた点火手段47に対向して臨
ませた固定金具38の一部に設けた突起部49との間の
火花放電で着火し、燃焼する。この火花放電は点火手段
47と突起部49間で形成されるため、濃炎口部32か
らの濃混合気に対して横切るようになり濃混合気を確実
に着火させることができることになる。
【0031】以上のように本実施例2において、点火手
段47と突起部49間の火花放電で濃混合気を確実に着
火させるので、着火がスムースに行えるという効果があ
る。
【0032】(実施例3)図4は本実施例3の燃焼装置
を示す要部拡大断面図である。図3において、50は燃
焼検知器、51は固定金具48の一部に設け、濃炎口部
32の上部に設けた燃焼検知器50に対向して濃炎口部
32に臨ませた案内部である。
【0033】実施例1(または2)と異なる点は濃炎口
部32の上部に燃焼検知器50を設け、淡炎口部33は
導電性の耐熱金属材料で構成された固定金具48で覆
い、この固定金具48の一部に案内部51を設けた点で
ある。
【0034】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
【0035】以上にように構成された液体燃料燃焼装置
について以下その動作、作用について説明する。
【0036】濃炎口35で形成された濃火炎36を検知
する燃焼検知器50は、濃火炎36を通じて燃焼検知器
50とアース間で検知する。従って燃焼検知は燃焼検知
器50と案内部51間を横切る濃火炎36を検知するこ
とになるので濃火炎36を確実に検知することができる
ことになる。
【0037】以上のように本実施例2において、燃焼検
知器50と案内部51間を横切る濃火炎36で燃焼検知
をするのでを濃火炎36を確実に検知することができる
という効果がある。
【0038】(実施例4)図5は本実施例4の燃焼装置
を示す要部拡大断面図である。図5において、52は固
定金具48の一部に設け、淡炎口部33の中心方向に臨
ませた保持部である。
【0039】実施例1(または2または3)と異なる点
は淡炎口部33は上面に開口部を有した導電性の耐熱金
属材料で構成された固定金具47の一部を淡炎口部33
の中心方向に臨ませた保持部52を有した点であるな
お、実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明
は省略する。
【0040】以上にように構成された液体燃料燃焼装置
について以下その動作、作用について説明する。
【0041】淡炎口37から噴出された淡混合気は、空
気過剰の薄い混合気であるため淡炎口37で形成される
淡火炎38は吹き飛びやすい傾向を有するが、淡炎口部
33を覆う固定金具47の一部に淡炎口37の中心方向
に保持部52を臨ませているので吹き飛びやすい淡火炎
38を強制的に保持しようとする。そのため空気量や燃
焼量の変化で燃焼バランスがくずれ淡火炎38が吹き飛
びのような不安定な状態にならないようにできることに
なる。
【0042】以上のように本実施例2において、空気量
や燃焼量の変化で燃焼バランスがくずれるのが防止で
き、淡火炎38が吹き飛びによる一酸化炭素や臭気の発
生が防止できるという効果がある。
【0043】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明によ
れば、炎口部と2次空気口から構成されるバーナヘッド
の淡炎口部をセラミックスで構成しているので、燃焼火
炎が炎口部に密着しても炎口が赤熱して劣化することが
なく混合室への逆火が防止できる。
【0044】また請求項2記載の発明によれば、着火性
が向上する。
【0045】また、請求項3記載の発明によれば、燃焼
有無の検知が確実にできる。
【0046】また、請求項4記載の発明によれば、良好
な燃焼を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における液体燃料燃焼装置の
概略構成図
【図2】同実施例1における液体燃料燃焼装置の要部拡
大断面図
【図3】本発明の実施例2における液体燃料燃焼装置の
要部拡大断面図
【図4】本発明の実施例3における液体燃料燃焼装置の
要部拡大断面図
【図5】本発明の実施例4における液体燃料燃焼装置の
要部拡大断面図
【図6】従来の液体燃料燃焼装置の概略構成図
【符号の説明】
21 ポンプ(燃料供給手段) 22 ノズル 23 気化器 24 ヒータ 25 気化部 30 混合室 31 バーナヘッド 32 濃炎口部 33 淡炎口部 34 2次空気口部 35 濃炎口 36 濃火炎 37 淡炎口 38 淡火炎 39 2次空気口 45 温度検知器部 46 制御部 47 点火手段 48 固定金具 49 突起部 50 燃焼検知器 51 案内部 52 保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 宣彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K052 AA01 AA04 AA06 AB09 AB14 CA01 CA12 CA16 3K065 TA01 TA08 TA14 TC02 TC05 TD04 TH04 TN01 TP01 TP09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体燃料を供給する燃料供給手段と、供
    給された液体燃料を噴出するノズルと、ヒータを内蔵し
    前記ノズルから噴出された液体燃料を気化する気化器
    と、前記気化器の温度を検知する温度検知器と、前記気
    化器の下流側に連接された混合室と、混合室の下流側に
    設けられた濃混合気を燃焼させる濃炎口部と淡混合気を
    燃焼させる淡炎口部と2次空気口部とからなるバーナヘ
    ッドと、前記バーナヘッドの濃炎口の下流に設けた点火
    手段と、燃焼用空気を供給する送風機と、前記温度検知
    器の出力に基づき前記ヒータの運転を制御する制御部と
    を備え、前記バーナヘッドは2次空気口部、濃炎口部、
    淡炎口部、濃炎口部、2次空気口部の順に配列し、淡炎
    口部をセラミックスで構成した液体燃料燃焼装置。
  2. 【請求項2】 淡炎口部は上面に開口部を有した導電性
    の金属材料で構成された固定金具で覆い、この固定金具
    の一部は濃炎口部の上部に設けた点火手段に対向する濃
    炎口部に臨ませた突起部を有する請求項1記載の液体燃
    料燃焼装置。
  3. 【請求項3】 淡炎口部は上面に開口部を有した導電性
    の金属材料で構成された固定金具で覆い、この固定金具
    の一部は濃炎口部の上部に設けた燃焼検知器に対向して
    濃炎口部に臨ませた案内部を有する請求項1または2記
    載の液体燃料燃焼装置。
  4. 【請求項4】 淡炎口部は上面に開口部を有した導電性
    の金属材料で構成された固定金具で覆い、この固定金具
    の一部を淡炎口部の中心方向に臨ませた保持部を有する
    請求項1、2または3記載の液体燃料燃焼装置。
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JP2008281307A (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Corona Corp 燃料改質用バーナ

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