JP2001254910A - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
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- JP2001254910A JP2001254910A JP2000066486A JP2000066486A JP2001254910A JP 2001254910 A JP2001254910 A JP 2001254910A JP 2000066486 A JP2000066486 A JP 2000066486A JP 2000066486 A JP2000066486 A JP 2000066486A JP 2001254910 A JP2001254910 A JP 2001254910A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 濃淡燃焼方式による燃焼装置において、排ガ
ス中の窒素酸化物の低減を図るとともに、一酸化炭素や
刺激臭が発生するのを防止する。 【解決手段】 燃焼装置は、気化器25内を仕切壁27
で分離し、濃気化室28と淡気化室29のそれぞれにノ
ズル22の濃燃料噴出口23と淡燃料噴出口24を臨ま
せている。濃気化室28の下流には濃炎口37、淡気化
室29の下流には淡炎口40が設けられている。従っ
て、濃炎口37に形成する濃火炎41と淡炎口40に形
成する淡火炎42は独立した経路により混合気が形成さ
れるので、より均一で適正な燃料と空気の配分が維持さ
れ、窒素酸化物を低減しながら、一酸化炭素や刺激臭の
発生を低減できる。
ス中の窒素酸化物の低減を図るとともに、一酸化炭素や
刺激臭が発生するのを防止する。 【解決手段】 燃焼装置は、気化器25内を仕切壁27
で分離し、濃気化室28と淡気化室29のそれぞれにノ
ズル22の濃燃料噴出口23と淡燃料噴出口24を臨ま
せている。濃気化室28の下流には濃炎口37、淡気化
室29の下流には淡炎口40が設けられている。従っ
て、濃炎口37に形成する濃火炎41と淡炎口40に形
成する淡火炎42は独立した経路により混合気が形成さ
れるので、より均一で適正な燃料と空気の配分が維持さ
れ、窒素酸化物を低減しながら、一酸化炭素や刺激臭の
発生を低減できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給湯機や暖房機等の
熱源に使用される燃焼装置に関するもので、特に、NO
xの低減を図る濃淡燃焼方式の燃焼装置に関するもので
ある。
熱源に使用される燃焼装置に関するもので、特に、NO
xの低減を図る濃淡燃焼方式の燃焼装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の燃焼装置は特開平6−1
29610号公報に記載されているようなものが一般的
であった。この燃焼装置は図9に示すように、液体燃料
を噴出するノズル1と、電気式の加熱手段で加熱される
気化器2と、この気化器2の下流側に設けた混合気通路
3と更にその下流側に設けた燃焼部4を備えている。ま
た混合気通路3と燃焼部4の周囲には2次空気室5が設
けられている。燃焼部4は、混合気通路4と連通する多
孔状の1次炎口6と、この1次炎口6を複数個に分割
し、2次空気室5と連通する2次空気通路7と、この2
次空気通路7に連通する希釈通路8と、この希釈通路8
と2次空気通路7を連通する2次空気噴出孔9と、希釈
通路8に設けられ、1次炎口6の上流側から貫通した、
1次炎口6よりも大なる複数個の混合気流入孔10と、
希釈通路8に設け、1次炎口6の下流側に開口した複数
個の2次炎口11で構成されている。
29610号公報に記載されているようなものが一般的
であった。この燃焼装置は図9に示すように、液体燃料
を噴出するノズル1と、電気式の加熱手段で加熱される
気化器2と、この気化器2の下流側に設けた混合気通路
3と更にその下流側に設けた燃焼部4を備えている。ま
た混合気通路3と燃焼部4の周囲には2次空気室5が設
けられている。燃焼部4は、混合気通路4と連通する多
孔状の1次炎口6と、この1次炎口6を複数個に分割
し、2次空気室5と連通する2次空気通路7と、この2
次空気通路7に連通する希釈通路8と、この希釈通路8
と2次空気通路7を連通する2次空気噴出孔9と、希釈
通路8に設けられ、1次炎口6の上流側から貫通した、
1次炎口6よりも大なる複数個の混合気流入孔10と、
希釈通路8に設け、1次炎口6の下流側に開口した複数
個の2次炎口11で構成されている。
【0003】そしてノズル1から液体燃料が気化器2へ
噴出され、加熱気化される。一方、燃焼用空気の一部は
1次空気として気化器2内へ導入され、気化された燃料
と混合されて可燃混合気となり、混合気通路3で均一に
混合された後、1次炎口6で火炎を形成し、燃焼され
る。一方残りの空気は2次空気室5を介して2次空気通
路7の2次空気噴出口9から希釈通路8に供給される。
希釈通路8では、混合気流入孔10から供給される可燃
混合気とこの空気が混合されて濃度の薄い混合気が形成
され、2次炎口11から噴出され、1次炎口6に形成さ
れる火炎により着火と保炎が行われ、この濃度の薄い火
炎により窒素酸化物を低減するようになっていた。
噴出され、加熱気化される。一方、燃焼用空気の一部は
1次空気として気化器2内へ導入され、気化された燃料
と混合されて可燃混合気となり、混合気通路3で均一に
混合された後、1次炎口6で火炎を形成し、燃焼され
る。一方残りの空気は2次空気室5を介して2次空気通
路7の2次空気噴出口9から希釈通路8に供給される。
希釈通路8では、混合気流入孔10から供給される可燃
混合気とこの空気が混合されて濃度の薄い混合気が形成
され、2次炎口11から噴出され、1次炎口6に形成さ
れる火炎により着火と保炎が行われ、この濃度の薄い火
炎により窒素酸化物を低減するようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
燃焼装置では、可燃混合気の一部を混合気流入孔10か
ら希釈通路8に流入させ、そこで新たな2次空気の一部
と混合させて、可燃混合気の濃度を低下させるので、均
一な混合気を生成するだけの時間と空間が得られず、ま
た適正な燃料と空気の配分を精度良く得ることも難し
く、窒素酸化物が減少しても一酸化炭素や刺激臭の増加
を起こすという課題を有していた。
燃焼装置では、可燃混合気の一部を混合気流入孔10か
ら希釈通路8に流入させ、そこで新たな2次空気の一部
と混合させて、可燃混合気の濃度を低下させるので、均
一な混合気を生成するだけの時間と空間が得られず、ま
た適正な燃料と空気の配分を精度良く得ることも難し
く、窒素酸化物が減少しても一酸化炭素や刺激臭の増加
を起こすという課題を有していた。
【0005】また、燃焼量が小さくなるように可変する
と、1次炎口6に火炎が密着し、1次炎口6の温度が上
昇して赤熱し、1次炎口6の上流側に逆火して1次炎口
6を損傷したり、長期間の使用の間に赤熱する部分が熱
変形を起こし燃焼不良を起こすという課題を有してい
た。
と、1次炎口6に火炎が密着し、1次炎口6の温度が上
昇して赤熱し、1次炎口6の上流側に逆火して1次炎口
6を損傷したり、長期間の使用の間に赤熱する部分が熱
変形を起こし燃焼不良を起こすという課題を有してい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、気化器の内部を濃気化室と淡気化室に分離
し、濃気化室と淡気化室に対向してノズルに設けた濃燃
料噴出口と淡燃料噴出口を臨ませ、濃気化室の下流側に
濃炎口、淡気化室の下流側に淡炎口を設け、燃焼量の大
きさにより濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出
口からの燃料供給量の燃料供給配分比率を変化させる燃
料調節手段を設けたものである。
するため、気化器の内部を濃気化室と淡気化室に分離
し、濃気化室と淡気化室に対向してノズルに設けた濃燃
料噴出口と淡燃料噴出口を臨ませ、濃気化室の下流側に
濃炎口、淡気化室の下流側に淡炎口を設け、燃焼量の大
きさにより濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出
口からの燃料供給量の燃料供給配分比率を変化させる燃
料調節手段を設けたものである。
【0007】上記発明によれば、濃炎口と淡炎口で火炎
を形成するために濃気化室と淡気化室を分離し独立した
構成に設け、燃焼量の大きさにより濃燃料噴出口からの
燃料供給量と淡燃料噴出口からの燃料供給量の燃料供給
配分比率を変化させる燃料調節手段を有しているので、
燃焼量の大きさに応じて適正な燃料と空気の配分の均一
な混合気が形成できるので所定の燃焼が維持でき、一酸
化炭素や刺激臭の発生を防止することができる。また淡
炎口に混合気濃度の低い希薄な火炎が形成でき燃焼反応
が抑制されるので、火炎温度が低下し排気ガス中の窒素
酸化物が軽減されるようになる。また濃炎口には通常の
混合気濃度の火炎が形成できるので、淡炎口上の火炎の
保炎を安定させ、良好な燃焼を維持することができる。
を形成するために濃気化室と淡気化室を分離し独立した
構成に設け、燃焼量の大きさにより濃燃料噴出口からの
燃料供給量と淡燃料噴出口からの燃料供給量の燃料供給
配分比率を変化させる燃料調節手段を有しているので、
燃焼量の大きさに応じて適正な燃料と空気の配分の均一
な混合気が形成できるので所定の燃焼が維持でき、一酸
化炭素や刺激臭の発生を防止することができる。また淡
炎口に混合気濃度の低い希薄な火炎が形成でき燃焼反応
が抑制されるので、火炎温度が低下し排気ガス中の窒素
酸化物が軽減されるようになる。また濃炎口には通常の
混合気濃度の火炎が形成できるので、淡炎口上の火炎の
保炎を安定させ、良好な燃焼を維持することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1にかかる燃焼装
置は、液体燃料を供給する燃料供給手段と、供給された
液体燃料を噴出する複数の噴出口を有するノズルと、前
記ノズルから噴出された液体燃料を気化する気化器と、
この気化器の内部を仕切壁により分離して構成した濃気
化室と淡気化室と、濃気化室と淡気化室に対向してノズ
ルに設けた濃燃料噴出口と淡燃料噴出口を臨ませ、濃気
化室の下流側に連接された濃混合室と、さらにその下流
側に設けた濃炎口と、淡気化室の下流側に連接された淡
混合室と、さらにその下流側に設けた淡炎口と、燃焼用
空気を供給する送風機と、燃焼量の大きさにより濃燃料
噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出口からの燃料供給
量の燃料供給配分比率を変化させる燃料調節手段を有す
るものである。
置は、液体燃料を供給する燃料供給手段と、供給された
液体燃料を噴出する複数の噴出口を有するノズルと、前
記ノズルから噴出された液体燃料を気化する気化器と、
この気化器の内部を仕切壁により分離して構成した濃気
化室と淡気化室と、濃気化室と淡気化室に対向してノズ
ルに設けた濃燃料噴出口と淡燃料噴出口を臨ませ、濃気
化室の下流側に連接された濃混合室と、さらにその下流
側に設けた濃炎口と、淡気化室の下流側に連接された淡
混合室と、さらにその下流側に設けた淡炎口と、燃焼用
空気を供給する送風機と、燃焼量の大きさにより濃燃料
噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出口からの燃料供給
量の燃料供給配分比率を変化させる燃料調節手段を有す
るものである。
【0009】そして、分離した濃気化室と淡気化室に燃
焼量の大きさにより濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡
燃料噴出口からの燃料供給量の燃料供給配分比率を変化
させて供給するので、燃焼量の大きさに応じて適正な燃
料と空気配分の濃度の均一な混合気を形成して濃炎口と
淡炎口に送り、それぞれの火炎を均一に形成し、所定の
燃焼を維持して一酸化炭素や刺激臭の発生を防止するこ
とができる。また淡炎口に混合気濃度の低い希薄な火炎
が形成でき、燃焼反応が抑制され、火炎温度が低下し排
気ガス中の窒素酸化物軽減されるようになる。また濃炎
口には通常の混合気濃度の火炎が形成できるので、淡炎
口上の火炎の保炎を安定し、良好な燃焼を維持すること
ができる。
焼量の大きさにより濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡
燃料噴出口からの燃料供給量の燃料供給配分比率を変化
させて供給するので、燃焼量の大きさに応じて適正な燃
料と空気配分の濃度の均一な混合気を形成して濃炎口と
淡炎口に送り、それぞれの火炎を均一に形成し、所定の
燃焼を維持して一酸化炭素や刺激臭の発生を防止するこ
とができる。また淡炎口に混合気濃度の低い希薄な火炎
が形成でき、燃焼反応が抑制され、火炎温度が低下し排
気ガス中の窒素酸化物軽減されるようになる。また濃炎
口には通常の混合気濃度の火炎が形成できるので、淡炎
口上の火炎の保炎を安定し、良好な燃焼を維持すること
ができる。
【0010】また、燃焼量を小さく可変させた時に濃燃
料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出口からの燃料供
給量の燃料供給配分比率を変化させるので、濃炎口に火
炎が密着することを防止し、濃炎口の温度が上昇して赤
熱することによる濃炎口上流側への逆火や長期間の使用
で濃炎口が熱変形を起こして生じる燃焼不良を防止する
ことができる。
料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出口からの燃料供
給量の燃料供給配分比率を変化させるので、濃炎口に火
炎が密着することを防止し、濃炎口の温度が上昇して赤
熱することによる濃炎口上流側への逆火や長期間の使用
で濃炎口が熱変形を起こして生じる燃焼不良を防止する
ことができる。
【0011】本発明の請求項2にかかる燃焼装置は、燃
料調節手段を作動させる時に送風機から濃気化室と淡気
化室に導入する燃焼用空気の空気供給配分比率を変化さ
せる空気調節手段を有している。
料調節手段を作動させる時に送風機から濃気化室と淡気
化室に導入する燃焼用空気の空気供給配分比率を変化さ
せる空気調節手段を有している。
【0012】そして、分離した濃気化室と淡気化室に燃
焼量の大きさにより濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡
燃料噴出口からの燃料供給量の燃料供給配分比率を変化
させて供給するとともに、濃気化室と淡気化室に燃焼量
の大きさにより燃焼用空気の空気供給配分比率を変化さ
せて供給するので燃焼量の大きさに応じて濃気化室と淡
気化室で適正な燃料と空気配分の濃度の均一な混合気を
形成して濃炎口と淡炎口に送り、それぞれの火炎を均一
に形成し、所定の燃焼を維持して一酸化炭素や刺激臭の
発生を防止することができる。また淡炎口に混合気濃度
の低い希薄な火炎が形成でき、燃焼反応が抑制され、火
炎温度が低下し排気ガス中の窒素酸化物軽減されるよう
になる。また濃炎口には通常の混合気濃度の火炎が形成
できるので、淡炎口上の火炎の保炎を安定し、良好な燃
焼を維持することができる。
焼量の大きさにより濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡
燃料噴出口からの燃料供給量の燃料供給配分比率を変化
させて供給するとともに、濃気化室と淡気化室に燃焼量
の大きさにより燃焼用空気の空気供給配分比率を変化さ
せて供給するので燃焼量の大きさに応じて濃気化室と淡
気化室で適正な燃料と空気配分の濃度の均一な混合気を
形成して濃炎口と淡炎口に送り、それぞれの火炎を均一
に形成し、所定の燃焼を維持して一酸化炭素や刺激臭の
発生を防止することができる。また淡炎口に混合気濃度
の低い希薄な火炎が形成でき、燃焼反応が抑制され、火
炎温度が低下し排気ガス中の窒素酸化物軽減されるよう
になる。また濃炎口には通常の混合気濃度の火炎が形成
できるので、淡炎口上の火炎の保炎を安定し、良好な燃
焼を維持することができる。
【0013】本発明の請求項3にかかる燃焼装置は、着
火時に濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出口か
らの燃料供給量をほぼ同一に設定する燃料調節手段を有
している。
火時に濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出口か
らの燃料供給量をほぼ同一に設定する燃料調節手段を有
している。
【0014】そして、着火時、淡気化室で形成される濃
度の薄い混合気の濃度を濃燃料噴出口からの燃料供給量
と淡燃料噴出口からの燃料供給量をほぼ同一にして濃く
することにより、濃炎口から淡炎口に噴出する混合気へ
の火移りを確実に行うことができるので着火時に未燃ガ
スや臭気を発生することが防止できる。
度の薄い混合気の濃度を濃燃料噴出口からの燃料供給量
と淡燃料噴出口からの燃料供給量をほぼ同一にして濃く
することにより、濃炎口から淡炎口に噴出する混合気へ
の火移りを確実に行うことができるので着火時に未燃ガ
スや臭気を発生することが防止できる。
【0015】本発明の請求項4にかかる燃焼装置は、燃
焼量を最小になるように可変した時に燃料調節手段によ
りノズルの噴出口の一方を閉とするものである。
焼量を最小になるように可変した時に燃料調節手段によ
りノズルの噴出口の一方を閉とするものである。
【0016】そして、最小燃焼量時はノズルの噴出口の
一方を閉として通常の混合気濃度の火炎が形成できるの
で、良好な燃焼を維持することができる。
一方を閉として通常の混合気濃度の火炎が形成できるの
で、良好な燃焼を維持することができる。
【0017】本発明の請求項5にかかる燃焼装置は、液
体燃料を供給する燃料供給手段と、供給された液体燃料
を噴出する複数の噴出口を有する複数のノズルと、前記
ノズルから噴出された液体燃料を気化する気化器と、こ
の気化器の内部を仕切壁により分離して構成した濃い濃
度の気化ガスを形成する濃気化室と、薄い濃度の気化ガ
スを形成する淡気化室と、前記濃気化室の下流側に濃搬
送通路を介して連接された濃炎口と、前記淡気化室の下
流側に淡搬送通路を介して連接された淡炎口と、燃焼用
空気を供給する送風機とを備え、前記ノズルの一方の燃
料噴出口を濃燃料噴出口として前記濃気化室に液体燃料
を供給し、他方の燃料噴出口を淡燃料噴出口として前記
淡気化室に液体燃料を供給し、燃焼量の大きさにより複
数のノズルを切り替える切替手段を有するものである。
体燃料を供給する燃料供給手段と、供給された液体燃料
を噴出する複数の噴出口を有する複数のノズルと、前記
ノズルから噴出された液体燃料を気化する気化器と、こ
の気化器の内部を仕切壁により分離して構成した濃い濃
度の気化ガスを形成する濃気化室と、薄い濃度の気化ガ
スを形成する淡気化室と、前記濃気化室の下流側に濃搬
送通路を介して連接された濃炎口と、前記淡気化室の下
流側に淡搬送通路を介して連接された淡炎口と、燃焼用
空気を供給する送風機とを備え、前記ノズルの一方の燃
料噴出口を濃燃料噴出口として前記濃気化室に液体燃料
を供給し、他方の燃料噴出口を淡燃料噴出口として前記
淡気化室に液体燃料を供給し、燃焼量の大きさにより複
数のノズルを切り替える切替手段を有するものである。
【0018】そして、燃焼量を大きくなるように可変し
た時は複数のノズルで液体燃料を供給するので、分離し
た濃気化室と淡気化室で燃料が気化する時の単位面積当
たりの気化量が小さくなるので気化が促進されて気化遅
れによる白煙や臭気の発生が防止でき、適正な燃料と空
気配分の濃度の均一な混合気を形成して濃炎口と淡炎口
に送り、それぞれの火炎を均一に形成し、所定の燃焼を
維持して一酸化炭素や刺激臭の発生を防止することがで
きる。また淡炎口に混合気濃度の低い希薄な火炎が形成
でき、燃焼反応が抑制され、火炎温度が低下し排気ガス
中の窒素酸化物軽減されるようになる。また濃炎口には
通常の混合気濃度の火炎が形成できるので、淡炎口上の
火炎の保炎を安定し、良好な燃焼を維持することができ
る。
た時は複数のノズルで液体燃料を供給するので、分離し
た濃気化室と淡気化室で燃料が気化する時の単位面積当
たりの気化量が小さくなるので気化が促進されて気化遅
れによる白煙や臭気の発生が防止でき、適正な燃料と空
気配分の濃度の均一な混合気を形成して濃炎口と淡炎口
に送り、それぞれの火炎を均一に形成し、所定の燃焼を
維持して一酸化炭素や刺激臭の発生を防止することがで
きる。また淡炎口に混合気濃度の低い希薄な火炎が形成
でき、燃焼反応が抑制され、火炎温度が低下し排気ガス
中の窒素酸化物軽減されるようになる。また濃炎口には
通常の混合気濃度の火炎が形成できるので、淡炎口上の
火炎の保炎を安定し、良好な燃焼を維持することができ
る。
【0019】また、燃焼量を小さくなるように可変した
時は複数のノズルのいくつかの液体燃料の供給を停止す
るので、分離した濃気化室と淡気化室で燃料が気化する
時の単位面積当たりの気化量が燃焼量の大きさに係わら
ずほぼ一定となり安定した気化能力が得られるので均一
な火炎が形成でき良好な燃焼状態が得られ、濃炎口に火
炎が密着することを防止し、濃炎口の温度が上昇して赤
熱することによる濃炎口上流側への逆火や長期間の使用
で濃炎口が熱変形を起こして生じる燃焼不良を防止する
ことができる。
時は複数のノズルのいくつかの液体燃料の供給を停止す
るので、分離した濃気化室と淡気化室で燃料が気化する
時の単位面積当たりの気化量が燃焼量の大きさに係わら
ずほぼ一定となり安定した気化能力が得られるので均一
な火炎が形成でき良好な燃焼状態が得られ、濃炎口に火
炎が密着することを防止し、濃炎口の温度が上昇して赤
熱することによる濃炎口上流側への逆火や長期間の使用
で濃炎口が熱変形を起こして生じる燃焼不良を防止する
ことができる。
【0020】本発明の請求項6にかかる燃焼装置は、濃
燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出口からの燃料
供給量の燃料供給配分比率を複数のノズルで異ならせて
いる。
燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出口からの燃料
供給量の燃料供給配分比率を複数のノズルで異ならせて
いる。
【0021】そして、分離した濃気化室と淡気化室に燃
焼量の大きさにより濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡
燃料噴出口からの燃料供給量の燃料供給配分比率の異な
るノズルに切替えて供給するので、燃焼量の大きさに応
じて適正な燃料と空気配分の濃度の均一な混合気を形成
して濃炎口と淡炎口に送り、それぞれの火炎を均一に形
成し、所定の燃焼を維持して一酸化炭素や刺激臭の発生
を防止することができる。また淡炎口に混合気濃度の低
い希薄な火炎が形成でき、燃焼反応が抑制され、火炎温
度が低下し排気ガス中の窒素酸化物軽減されるようにな
る。また濃炎口には通常の混合気濃度の火炎が形成でき
るので、淡炎口上の火炎の保炎を安定し、良好な燃焼を
維持することができる。
焼量の大きさにより濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡
燃料噴出口からの燃料供給量の燃料供給配分比率の異な
るノズルに切替えて供給するので、燃焼量の大きさに応
じて適正な燃料と空気配分の濃度の均一な混合気を形成
して濃炎口と淡炎口に送り、それぞれの火炎を均一に形
成し、所定の燃焼を維持して一酸化炭素や刺激臭の発生
を防止することができる。また淡炎口に混合気濃度の低
い希薄な火炎が形成でき、燃焼反応が抑制され、火炎温
度が低下し排気ガス中の窒素酸化物軽減されるようにな
る。また濃炎口には通常の混合気濃度の火炎が形成でき
るので、淡炎口上の火炎の保炎を安定し、良好な燃焼を
維持することができる。
【0022】本発明の請求項7にかかる燃焼装置は、燃
焼量が大きくなるように可変した時は濃燃料噴出口から
の燃料供給量を淡燃料噴出口からの燃料供給量より少な
くした燃料供給配分比を有したノズルに切り替え、燃焼
量が小さくなるように可変した時は濃燃料噴出口からの
燃料供給量と淡燃料噴出口からの燃料供給量をほぼ同一
としたノズルに切り替えるようにしている。
焼量が大きくなるように可変した時は濃燃料噴出口から
の燃料供給量を淡燃料噴出口からの燃料供給量より少な
くした燃料供給配分比を有したノズルに切り替え、燃焼
量が小さくなるように可変した時は濃燃料噴出口からの
燃料供給量と淡燃料噴出口からの燃料供給量をほぼ同一
としたノズルに切り替えるようにしている。
【0023】そして、燃焼量が大きくなるように可変し
た時は濃燃料噴出口からの燃料供給量を淡燃料噴出口か
らの燃料供給量より少なくした燃料供給配分比を有した
ノズルから供給するので、分離した濃気化室で形成され
た濃混合気は濃炎口で通常の混合気濃度の火炎を形成す
るので、淡炎口上の火炎の保炎を安定し、良好な燃焼を
維持することができ、淡気化室で形成された淡混合気は
淡炎口で混合気濃度の低い希薄な火炎を形成して、燃焼
反応が抑制され、火炎温度が低下し排気ガス中の窒素酸
化物軽減されるようになる。また燃焼量が小さくなるよ
うに可変した時は、濃燃料噴出口と淡燃料噴出口からの
燃料噴出供給配分比率を同一としたノズルから供給する
ので分離した濃気化室と淡気化室で形成される混合気濃
度が同一となるので空気量変動などの外乱により淡火炎
が不安定になるのが防止でき、良好な燃焼状態が得られ
るとともに濃炎口での火炎が密着するのを防止して濃炎
口の赤熱が防止できる。
た時は濃燃料噴出口からの燃料供給量を淡燃料噴出口か
らの燃料供給量より少なくした燃料供給配分比を有した
ノズルから供給するので、分離した濃気化室で形成され
た濃混合気は濃炎口で通常の混合気濃度の火炎を形成す
るので、淡炎口上の火炎の保炎を安定し、良好な燃焼を
維持することができ、淡気化室で形成された淡混合気は
淡炎口で混合気濃度の低い希薄な火炎を形成して、燃焼
反応が抑制され、火炎温度が低下し排気ガス中の窒素酸
化物軽減されるようになる。また燃焼量が小さくなるよ
うに可変した時は、濃燃料噴出口と淡燃料噴出口からの
燃料噴出供給配分比率を同一としたノズルから供給する
ので分離した濃気化室と淡気化室で形成される混合気濃
度が同一となるので空気量変動などの外乱により淡火炎
が不安定になるのが防止でき、良好な燃焼状態が得られ
るとともに濃炎口での火炎が密着するのを防止して濃炎
口の赤熱が防止できる。
【0024】本発明の請求項8にかかる燃焼装置は、着
火時に濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出口か
らの燃料供給量をほぼ同一としたノズルに切り替えるよ
うにしている。
火時に濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出口か
らの燃料供給量をほぼ同一としたノズルに切り替えるよ
うにしている。
【0025】そして、着火時に濃燃料噴出口からの燃料
供給量と淡燃料噴出口からの燃料供給量をほぼ同一とし
たノズルから供給するので、着火時淡気化室で形成され
る濃度の薄い混合気の濃度を濃燃料噴出口からの燃料供
給量と淡燃料噴出口からの燃料供給量をほぼ同一にして
濃くすることにより、濃炎口から淡炎口に噴出する混合
気への火移りを確実に行うことができるので着火時に未
燃ガスや臭気を発生することが防止できる。
供給量と淡燃料噴出口からの燃料供給量をほぼ同一とし
たノズルから供給するので、着火時淡気化室で形成され
る濃度の薄い混合気の濃度を濃燃料噴出口からの燃料供
給量と淡燃料噴出口からの燃料供給量をほぼ同一にして
濃くすることにより、濃炎口から淡炎口に噴出する混合
気への火移りを確実に行うことができるので着火時に未
燃ガスや臭気を発生することが防止できる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
説明する。
【0027】(実施例1)図1において、21は液体燃
料を供給する燃料供給手段、22は供給された液体燃料
を噴出するノズルである。ノズル22は複数の噴出口2
2a、すなわち濃燃料噴出口23と淡燃料噴出口24と
を有しており、鋼や黄銅やセラミックス等の硬質の材料
で構成されている。25はノズル22の濃燃料噴出口2
3と淡燃料噴出口24から噴出された液体燃料を加熱気
化する気化器で、ニクロム線やカンタル線等の発熱体で
構成される電熱式のヒータ26を内蔵したアルミダイカ
ストや鉄鋳物や銅鋳物やこれらの合金鋳物等の熱伝導の
良い耐熱材料で作られている。
料を供給する燃料供給手段、22は供給された液体燃料
を噴出するノズルである。ノズル22は複数の噴出口2
2a、すなわち濃燃料噴出口23と淡燃料噴出口24と
を有しており、鋼や黄銅やセラミックス等の硬質の材料
で構成されている。25はノズル22の濃燃料噴出口2
3と淡燃料噴出口24から噴出された液体燃料を加熱気
化する気化器で、ニクロム線やカンタル線等の発熱体で
構成される電熱式のヒータ26を内蔵したアルミダイカ
ストや鉄鋳物や銅鋳物やこれらの合金鋳物等の熱伝導の
良い耐熱材料で作られている。
【0028】気化器25の内部は、気化器25の内壁の
一部で形成された仕切壁27で分離され、濃い濃度の気
化ガスを形成するための濃気化室28と薄い濃度の気化
ガスを形成する淡気化室29が構成されている。気化器
25の側面には、ノズル22の濃燃料噴出口23と淡燃
料噴出口24がそれぞれ濃気化室27と淡気化室28に
臨みながら挿入できるように、それぞれに開口された濃
空気口30と淡空気口31を設けた気化器蓋32が設け
られており、この気化器蓋32はアルミや黄銅や銅や鋳
鉄等の熱伝導の良い材料で造られている。気化器蓋32
はその一部が仕切壁27に密着して、濃気化室28と淡
気化室29を独立した空間として構成している。ノズル
22の濃燃料噴出口23と淡燃料噴出口24はそれぞれ
気化器25の濃気化面33と淡気化面34に臨ませてい
る。
一部で形成された仕切壁27で分離され、濃い濃度の気
化ガスを形成するための濃気化室28と薄い濃度の気化
ガスを形成する淡気化室29が構成されている。気化器
25の側面には、ノズル22の濃燃料噴出口23と淡燃
料噴出口24がそれぞれ濃気化室27と淡気化室28に
臨みながら挿入できるように、それぞれに開口された濃
空気口30と淡空気口31を設けた気化器蓋32が設け
られており、この気化器蓋32はアルミや黄銅や銅や鋳
鉄等の熱伝導の良い材料で造られている。気化器蓋32
はその一部が仕切壁27に密着して、濃気化室28と淡
気化室29を独立した空間として構成している。ノズル
22の濃燃料噴出口23と淡燃料噴出口24はそれぞれ
気化器25の濃気化面33と淡気化面34に臨ませてい
る。
【0029】濃気化室28の下部には、濃混合気噴出口
35が設けられ、その下流側には、アルミや黄銅や銅や
鋳鉄等の熱伝導の良い材料で作られた碗状の濃搬送通路
36が設けられている。濃搬送通路36の下流には、
鋼、鉄、チタン、ジュラルミン、セラミック等の耐熱材
料で作られた多孔状の濃炎口37が設けられている。同
じように淡気化室29の下部には、淡混合気噴出口38
が設けられ、その下流側には、アルミ、黄銅、銅、鋳鉄
等の熱伝導の良い材料で作られた碗状の淡搬送通路39
が設けられている。淡搬送通路39の下流には、鋼、
鉄、チタン、ジュラルミン、セラミック等の耐熱材料で
造られた多孔状の淡炎口40が設けられている。濃炎口
37は、濃度の濃い混合気(液体燃料の理論空気量より
も少ない空気量で形成されている)により濃火炎41が
形成され、淡炎口40は、濃度の薄い混合気(液体燃料
の理論空気量よりも多い空気量で形成されている)によ
り淡火炎42が形成される。濃炎口37と淡炎口40
は、ほぼ同一平面状に構成され、それぞれ濃搬送通路3
6と淡搬送通路39の先端に独立して設けられている。
また淡炎口40の周囲を濃炎口37で囲むように配置さ
れている。
35が設けられ、その下流側には、アルミや黄銅や銅や
鋳鉄等の熱伝導の良い材料で作られた碗状の濃搬送通路
36が設けられている。濃搬送通路36の下流には、
鋼、鉄、チタン、ジュラルミン、セラミック等の耐熱材
料で作られた多孔状の濃炎口37が設けられている。同
じように淡気化室29の下部には、淡混合気噴出口38
が設けられ、その下流側には、アルミ、黄銅、銅、鋳鉄
等の熱伝導の良い材料で作られた碗状の淡搬送通路39
が設けられている。淡搬送通路39の下流には、鋼、
鉄、チタン、ジュラルミン、セラミック等の耐熱材料で
造られた多孔状の淡炎口40が設けられている。濃炎口
37は、濃度の濃い混合気(液体燃料の理論空気量より
も少ない空気量で形成されている)により濃火炎41が
形成され、淡炎口40は、濃度の薄い混合気(液体燃料
の理論空気量よりも多い空気量で形成されている)によ
り淡火炎42が形成される。濃炎口37と淡炎口40
は、ほぼ同一平面状に構成され、それぞれ濃搬送通路3
6と淡搬送通路39の先端に独立して設けられている。
また淡炎口40の周囲を濃炎口37で囲むように配置さ
れている。
【0030】43は燃焼調節手段で、ノズル22の濃燃
料噴出口23からの燃料供給量と淡燃料噴出口24から
の燃料供給量の燃料供給配分比率を燃焼量の大きさによ
り変化させるものである。
料噴出口23からの燃料供給量と淡燃料噴出口24から
の燃料供給量の燃料供給配分比率を燃焼量の大きさによ
り変化させるものである。
【0031】44は燃焼部全体を覆うバーナケースで、
その内側の空間は、気化器25、濃搬送通路36と淡搬
送通路39、濃炎口37と淡炎口40の周囲を囲むよう
に設けられた空気通路45となっている。46は濃炎口
37と淡炎口40と空気通路45との間に設けられた側
壁で、その内側に燃焼室47が形成される。濃炎口37
と淡炎口40の装着は、それぞれ濃搬送通路36と淡搬
送通路39の側部に濃炎口36と淡炎口39の一部を接
触させて複数個の点溶接により行われている。48は気
化器25の背面に燃焼室47に張り出すように形成され
たフィン状の受熱部である。受熱部48は、濃炎口37
の上方に張り出すような位置に構成され、フィン形状を
櫛刃のように濃炎口37面に沿って複数個設けられてい
る。また受熱部48は、気化器25の淡気化面33近傍
の背面に設置され、淡気化面33に燃焼熱が速く、充分
に伝わるように構成されている。49は空気通路44の
天板部50に、濃炎口37と淡炎口40の上方を覆うよ
うに載置された熱交換器である。51は燃焼用空気を供
給するための送風機で、羽根車には高圧を出せるターボ
ファンやラジアルファン等を用い、それをモータで回転
させるように構成され、空気通路45の側部の一部に連
通された送風通路52に連結されている。53は気化器
25の温度を検知するためのサーミスタや熱電対等で構
成される温度検知部である。54は、温度検知部53の
値から電熱式のヒータ26をオン、オフさせて、気化器
25を所定の温度に加熱、維持する制御部である。制御
部54は、運転スイッチの指示や負荷の大きさによりポ
ンプ21と送風機51をコントロールするように設けら
れている。また図1では、気化器25内で、濃気化室2
8と淡気化室29を仕切壁27により上下方向に設けて
あるが、左右方向に並列させて構成する場合もある。
その内側の空間は、気化器25、濃搬送通路36と淡搬
送通路39、濃炎口37と淡炎口40の周囲を囲むよう
に設けられた空気通路45となっている。46は濃炎口
37と淡炎口40と空気通路45との間に設けられた側
壁で、その内側に燃焼室47が形成される。濃炎口37
と淡炎口40の装着は、それぞれ濃搬送通路36と淡搬
送通路39の側部に濃炎口36と淡炎口39の一部を接
触させて複数個の点溶接により行われている。48は気
化器25の背面に燃焼室47に張り出すように形成され
たフィン状の受熱部である。受熱部48は、濃炎口37
の上方に張り出すような位置に構成され、フィン形状を
櫛刃のように濃炎口37面に沿って複数個設けられてい
る。また受熱部48は、気化器25の淡気化面33近傍
の背面に設置され、淡気化面33に燃焼熱が速く、充分
に伝わるように構成されている。49は空気通路44の
天板部50に、濃炎口37と淡炎口40の上方を覆うよ
うに載置された熱交換器である。51は燃焼用空気を供
給するための送風機で、羽根車には高圧を出せるターボ
ファンやラジアルファン等を用い、それをモータで回転
させるように構成され、空気通路45の側部の一部に連
通された送風通路52に連結されている。53は気化器
25の温度を検知するためのサーミスタや熱電対等で構
成される温度検知部である。54は、温度検知部53の
値から電熱式のヒータ26をオン、オフさせて、気化器
25を所定の温度に加熱、維持する制御部である。制御
部54は、運転スイッチの指示や負荷の大きさによりポ
ンプ21と送風機51をコントロールするように設けら
れている。また図1では、気化器25内で、濃気化室2
8と淡気化室29を仕切壁27により上下方向に設けて
あるが、左右方向に並列させて構成する場合もある。
【0032】次に動作、作用について説明すると、電源
(図示せず)を投入すると電熱式のヒータ26に通電さ
れ、気化器25が加熱される。気化器25が所定の温度
に達すると温度検知部53により検知を行い、制御部5
4の指示により送風機51が作動し、燃焼用空気が供給
される。これと同時に燃料供給手段21が作動し、燃料
がノズル22の濃燃料噴出口23から濃気化面33に、
淡燃料噴出口24から淡気化面34に噴霧される。燃料
は高温の濃気化面33と淡気化面34で気化され、送風
通路52を介して濃空気口30と淡空気口31から供給
される1次空気と混合されながら、一部は、濃混合気噴
出口35を通り濃搬送通路36に搬送され、均一な混合
気となり濃炎口37から噴出される。同じように他方
は、淡混合気噴出口38を通り淡搬送通路39に搬送さ
れ、均一な混合気となり淡炎口40から噴出される。そ
してあらかじめ火花放電を行っていた点火電極(図示な
し)により濃炎口37から噴出する混合気に着火し、濃
火炎41が形成され燃焼を開始する。
(図示せず)を投入すると電熱式のヒータ26に通電さ
れ、気化器25が加熱される。気化器25が所定の温度
に達すると温度検知部53により検知を行い、制御部5
4の指示により送風機51が作動し、燃焼用空気が供給
される。これと同時に燃料供給手段21が作動し、燃料
がノズル22の濃燃料噴出口23から濃気化面33に、
淡燃料噴出口24から淡気化面34に噴霧される。燃料
は高温の濃気化面33と淡気化面34で気化され、送風
通路52を介して濃空気口30と淡空気口31から供給
される1次空気と混合されながら、一部は、濃混合気噴
出口35を通り濃搬送通路36に搬送され、均一な混合
気となり濃炎口37から噴出される。同じように他方
は、淡混合気噴出口38を通り淡搬送通路39に搬送さ
れ、均一な混合気となり淡炎口40から噴出される。そ
してあらかじめ火花放電を行っていた点火電極(図示な
し)により濃炎口37から噴出する混合気に着火し、濃
火炎41が形成され燃焼を開始する。
【0033】淡炎口40から噴出された濃度の薄い混合
気は、濃火炎41により着火が行われ、淡火炎42が形
成される。以後、濃火炎41の熱を気化器25の受熱部
48で受けて、気化器25は加熱される。濃炎口37上
に形成された濃火炎41や淡炎口40上に形成された淡
火炎42は、炎検知部(図示せず)によりその状態を監
視され、安定燃焼を持続させる。また燃焼で生じた高温
の燃焼ガスは、熱交換器49で熱交換され排出される。
気は、濃火炎41により着火が行われ、淡火炎42が形
成される。以後、濃火炎41の熱を気化器25の受熱部
48で受けて、気化器25は加熱される。濃炎口37上
に形成された濃火炎41や淡炎口40上に形成された淡
火炎42は、炎検知部(図示せず)によりその状態を監
視され、安定燃焼を持続させる。また燃焼で生じた高温
の燃焼ガスは、熱交換器49で熱交換され排出される。
【0034】そして、気化器25の内部を濃気化室28
と淡気化室29に分離して、それぞれにノズル22の濃
燃料噴出口23と淡燃料噴出口24を臨ませ、燃焼量の
大きさに応じて燃料調節手段43により濃燃料噴出口2
3からの燃料供給量と淡燃料噴出口24からの燃料供給
量の燃料供給配分比率を変化させ、濃気化室28の下流
側に濃炎口37、淡気化室29の下流側に淡炎口40を
設けたので、燃焼量の大きさに応じた適正な燃料と空気
の配分の均一な混合気が形成でき、均一な濃火炎41と
淡火炎42が保炎し、一酸化炭素や刺激臭の発生を防止
することができる。
と淡気化室29に分離して、それぞれにノズル22の濃
燃料噴出口23と淡燃料噴出口24を臨ませ、燃焼量の
大きさに応じて燃料調節手段43により濃燃料噴出口2
3からの燃料供給量と淡燃料噴出口24からの燃料供給
量の燃料供給配分比率を変化させ、濃気化室28の下流
側に濃炎口37、淡気化室29の下流側に淡炎口40を
設けたので、燃焼量の大きさに応じた適正な燃料と空気
の配分の均一な混合気が形成でき、均一な濃火炎41と
淡火炎42が保炎し、一酸化炭素や刺激臭の発生を防止
することができる。
【0035】また、淡炎口40に混合気濃度の低い希薄
な淡火炎42が形成でき燃焼反応が抑制されるので、火
炎温度が低下し排気ガス中の窒素酸化物軽減されるよう
になる。また濃炎口37には通常の燃焼が可能な混合気
濃度の濃火炎41が形成できるので、淡炎口40上の淡
火炎42の保炎を安定し、良好な燃焼を維持することが
できる。
な淡火炎42が形成でき燃焼反応が抑制されるので、火
炎温度が低下し排気ガス中の窒素酸化物軽減されるよう
になる。また濃炎口37には通常の燃焼が可能な混合気
濃度の濃火炎41が形成できるので、淡炎口40上の淡
火炎42の保炎を安定し、良好な燃焼を維持することが
できる。
【0036】さらに、淡炎口40の周囲を濃炎口37で
囲むように配置するので、火炎温度が低く、燃焼が悪化
し易い淡火炎42の周囲を火炎温度の高い濃火炎41で
包み込み、淡火炎42の吹き飛びを防止して、一酸化炭
素や刺激臭の発生を防止することができる。
囲むように配置するので、火炎温度が低く、燃焼が悪化
し易い淡火炎42の周囲を火炎温度の高い濃火炎41で
包み込み、淡火炎42の吹き飛びを防止して、一酸化炭
素や刺激臭の発生を防止することができる。
【0037】(実施例2)図2は本発明の実施例2の燃
焼装置の要部拡大図である。
焼装置の要部拡大図である。
【0038】本実施例2において、実施例1と異なる点
は燃料調節手段43を作動させる時に送風機51から濃
気化室28と淡気化室29に導入する燃焼用空気の空気
供給配分比率を変化させる空気量調節手段55を構成し
たことである。
は燃料調節手段43を作動させる時に送風機51から濃
気化室28と淡気化室29に導入する燃焼用空気の空気
供給配分比率を変化させる空気量調節手段55を構成し
たことである。
【0039】なお、実施例1と同一構造部は符号・説明
は省略する。
は省略する。
【0040】次に動作、作用を説明すると、分離した濃
気化室28と淡気化室29に燃焼量の大きさにより濃燃
料噴出口23からの燃料供給量と淡燃料噴出口24から
の燃料供給量の燃料供給配分比率を変化させて供給する
とともに、濃気化室28と淡気化室29に燃焼量の大き
さにより燃焼用空気の空気供給配分比率を変化させて供
給するので、燃焼量の大きさに応じて濃気化室28と淡
気化室29で適正な燃料と空気配分の濃度の均一な混合
気を形成して濃炎口37と淡炎口40に送り、それぞれ
の火炎を均一に形成し、所定の燃焼を維持して一酸化炭
素や刺激臭の発生を防止することができる。また淡炎口
40に混合気濃度の低い希薄な火炎が形成でき、燃焼反
応が抑制され、火炎温度が低下し排気ガス中の窒素酸化
物軽減されるようになる。また濃炎口37には通常の混
合気濃度の火炎が形成できるので、淡炎口40上の火炎
の保炎を安定し、良好な燃焼を維持することができる。
高めることができる。
気化室28と淡気化室29に燃焼量の大きさにより濃燃
料噴出口23からの燃料供給量と淡燃料噴出口24から
の燃料供給量の燃料供給配分比率を変化させて供給する
とともに、濃気化室28と淡気化室29に燃焼量の大き
さにより燃焼用空気の空気供給配分比率を変化させて供
給するので、燃焼量の大きさに応じて濃気化室28と淡
気化室29で適正な燃料と空気配分の濃度の均一な混合
気を形成して濃炎口37と淡炎口40に送り、それぞれ
の火炎を均一に形成し、所定の燃焼を維持して一酸化炭
素や刺激臭の発生を防止することができる。また淡炎口
40に混合気濃度の低い希薄な火炎が形成でき、燃焼反
応が抑制され、火炎温度が低下し排気ガス中の窒素酸化
物軽減されるようになる。また濃炎口37には通常の混
合気濃度の火炎が形成できるので、淡炎口40上の火炎
の保炎を安定し、良好な燃焼を維持することができる。
高めることができる。
【0041】(実施例3)図3は本発明の実施例3の燃
焼装置の要部拡大図である。本実施例3において、実施
例1(または2)と異なる点は着火時に濃燃料噴出口2
3からの燃料供給量と淡燃料噴出口24からの燃料供給
量をほぼ同一に設定する燃料調節手段A56を有した構
成にしたことである。
焼装置の要部拡大図である。本実施例3において、実施
例1(または2)と異なる点は着火時に濃燃料噴出口2
3からの燃料供給量と淡燃料噴出口24からの燃料供給
量をほぼ同一に設定する燃料調節手段A56を有した構
成にしたことである。
【0042】なお、実施例1と同一構造部は符号・説明
は省略する。
は省略する。
【0043】次に動作、作用を説明すると、着火時、淡
気化室29で形成される濃度の薄い混合気の濃度を濃燃
料噴出口23からの燃料供給量と淡燃料噴出口24から
の燃料供給量をほぼ同一にして濃くすることにより、濃
炎口37から淡炎口40に噴出する混合気への火移りを
確実に行うことができるので着火時に未燃ガスや臭気を
発生することが防止できる。
気化室29で形成される濃度の薄い混合気の濃度を濃燃
料噴出口23からの燃料供給量と淡燃料噴出口24から
の燃料供給量をほぼ同一にして濃くすることにより、濃
炎口37から淡炎口40に噴出する混合気への火移りを
確実に行うことができるので着火時に未燃ガスや臭気を
発生することが防止できる。
【0044】(実施例4)図4は本発明の実施例4の燃
焼装置の要部拡大図である。本実施例4において、実施
例1と異なる点は燃焼量が最小になるように可変した時
に燃料調節手段B57によりノズル22の淡燃料噴出口
24を閉にしたことである。
焼装置の要部拡大図である。本実施例4において、実施
例1と異なる点は燃焼量が最小になるように可変した時
に燃料調節手段B57によりノズル22の淡燃料噴出口
24を閉にしたことである。
【0045】なお、実施例1と同一構造部は符号・説明
は省略する。
は省略する。
【0046】次に動作、作用を説明すると、燃焼量を最
小になるように可変した時は燃料調節手段B57により
ノズル22の淡燃料噴出口24を閉として濃燃料噴出口
23からの燃料により濃気化室28で濃混合気を作成し
濃炎口37で濃火炎41を形成させるので、良好な燃焼
を維持することができる。なお、ノズル22の濃燃料噴
出口23を閉にしても同様の効果が得られる。
小になるように可変した時は燃料調節手段B57により
ノズル22の淡燃料噴出口24を閉として濃燃料噴出口
23からの燃料により濃気化室28で濃混合気を作成し
濃炎口37で濃火炎41を形成させるので、良好な燃焼
を維持することができる。なお、ノズル22の濃燃料噴
出口23を閉にしても同様の効果が得られる。
【0047】(実施例5)図5は本発明の実施例5の燃
焼装置の要部拡大図である。本実施例5において、実施
例1と異なる点は液体燃料を供給する燃料供給手段21
と、供給された液体燃料を噴出する複数の燃料噴出口を
有する複数のノズル22と、前記ノズル22から噴出さ
れた液体燃料を気化する気化器25と、この気化器25
の内部を仕切壁27により分離して構成した濃い濃度の
気化ガスを形成する濃気化室28と、薄い濃度の気化ガ
スを形成する淡気化室29と、前記濃気化室28の下流
側に濃搬送通路36を介して連接された濃炎口37と、
前記淡気化室29の下流側に淡搬送通路39を介して連
接された淡炎口40と、燃焼用空気を供給する送風機5
1とを備え、前記複数のノズル22は燃料噴出口の一方
を濃燃料噴出口23として前記濃気化室28に液体燃料
を供給し、他方の燃料噴出口を淡燃料噴出口24として
前記淡気化室29に液体燃料を供給し、燃焼量の大きさ
により複数のノズル22を切り替える切替手段56を有
したことである。
焼装置の要部拡大図である。本実施例5において、実施
例1と異なる点は液体燃料を供給する燃料供給手段21
と、供給された液体燃料を噴出する複数の燃料噴出口を
有する複数のノズル22と、前記ノズル22から噴出さ
れた液体燃料を気化する気化器25と、この気化器25
の内部を仕切壁27により分離して構成した濃い濃度の
気化ガスを形成する濃気化室28と、薄い濃度の気化ガ
スを形成する淡気化室29と、前記濃気化室28の下流
側に濃搬送通路36を介して連接された濃炎口37と、
前記淡気化室29の下流側に淡搬送通路39を介して連
接された淡炎口40と、燃焼用空気を供給する送風機5
1とを備え、前記複数のノズル22は燃料噴出口の一方
を濃燃料噴出口23として前記濃気化室28に液体燃料
を供給し、他方の燃料噴出口を淡燃料噴出口24として
前記淡気化室29に液体燃料を供給し、燃焼量の大きさ
により複数のノズル22を切り替える切替手段56を有
したことである。
【0048】なお、実施例1と同一構造部は符号・説明
は省略する。
は省略する。
【0049】次に動作、作用を説明すると、燃焼量を大
きくなるように可変した時は複数のノズル22で液体燃
料を供給するので、分離した濃気化室28と淡気化室2
9で燃料が気化する時の単位面積当たりの気化量が小さ
くなるので気化が促進されて気化遅れによる白煙や臭気
の発生が防止でき、適正な燃料と空気配分の濃度の均一
な混合気を形成して濃炎口37と淡炎口40に送り、そ
れぞれの火炎を均一に形成し、所定の燃焼を維持して一
酸化炭素や刺激臭の発生を防止することができる。ま
た、淡炎口40に混合気濃度の低い希薄な火炎が形成で
き、燃焼反応が抑制され、火炎温度が低下し排気ガス中
の窒素酸化物軽減されるようになる。また濃炎口には通
常の混合気濃度の火炎が形成できるので、淡炎口40上
の火炎の保炎を安定し、良好な燃焼を維持することがで
きる。
きくなるように可変した時は複数のノズル22で液体燃
料を供給するので、分離した濃気化室28と淡気化室2
9で燃料が気化する時の単位面積当たりの気化量が小さ
くなるので気化が促進されて気化遅れによる白煙や臭気
の発生が防止でき、適正な燃料と空気配分の濃度の均一
な混合気を形成して濃炎口37と淡炎口40に送り、そ
れぞれの火炎を均一に形成し、所定の燃焼を維持して一
酸化炭素や刺激臭の発生を防止することができる。ま
た、淡炎口40に混合気濃度の低い希薄な火炎が形成で
き、燃焼反応が抑制され、火炎温度が低下し排気ガス中
の窒素酸化物軽減されるようになる。また濃炎口には通
常の混合気濃度の火炎が形成できるので、淡炎口40上
の火炎の保炎を安定し、良好な燃焼を維持することがで
きる。
【0050】また、燃焼量を小さくなるように可変した
時は複数のノズル22の一方への液体燃料の供給を停止
するので、分離した濃気化室28と淡気化室29で燃料
が気化する時の単位面積当たりの気化量が燃焼量の大き
さに係わらずほぼ一定となり安定した気化能力が得られ
るので均一な火炎が形成でき良好な燃焼状態が得られ、
濃炎口37に火炎が密着することを防止し、濃炎口37
の温度が上昇して赤熱することによる濃炎口37上流側
への逆火や長期間の使用で濃炎口37が熱変形を起こし
て生じる燃焼不良を防止することができる。向上させる
ことができる。
時は複数のノズル22の一方への液体燃料の供給を停止
するので、分離した濃気化室28と淡気化室29で燃料
が気化する時の単位面積当たりの気化量が燃焼量の大き
さに係わらずほぼ一定となり安定した気化能力が得られ
るので均一な火炎が形成でき良好な燃焼状態が得られ、
濃炎口37に火炎が密着することを防止し、濃炎口37
の温度が上昇して赤熱することによる濃炎口37上流側
への逆火や長期間の使用で濃炎口37が熱変形を起こし
て生じる燃焼不良を防止することができる。向上させる
ことができる。
【0051】(実施例6)図6は本発明の実施例6の燃
焼装置の要部拡大図である。本実施例6において、実施
例5と異なる点は濃燃料噴出口23からの燃料供給量と
淡燃料噴出口24からの燃料供給量の燃料供給配分比率
を各ノズル22で異ならせたことである。
焼装置の要部拡大図である。本実施例6において、実施
例5と異なる点は濃燃料噴出口23からの燃料供給量と
淡燃料噴出口24からの燃料供給量の燃料供給配分比率
を各ノズル22で異ならせたことである。
【0052】なお、実施例1と同一構造部は符号・説明
は省略する。
は省略する。
【0053】次に動作、作用を説明すると、分離した濃
気化室28と淡気化室29に燃焼量の大きさにより濃燃
料噴出口23からの燃料供給量と淡燃料噴出口24から
の燃料供給量の燃料供給配分比率の異なるノズルにそれ
ぞれ切替えて供給するので、燃焼量の大きさに応じて適
正な燃料と空気配分の濃度の均一な混合気を形成して濃
炎口と淡炎口に送り、それぞれの火炎を均一に形成し、
所定の燃焼を維持して一酸化炭素や刺激臭の発生を防止
することができる。また、淡炎口40に混合気濃度の低
い希薄な火炎が形成でき、燃焼反応が抑制され、火炎温
度が低下し排気ガス中の窒素酸化物軽減されるようにな
る。また、濃炎口37には通常の混合気濃度の火炎が形
成できるので、淡炎口40上の火炎の保炎を安定し、良
好な燃焼を維持することができる。
気化室28と淡気化室29に燃焼量の大きさにより濃燃
料噴出口23からの燃料供給量と淡燃料噴出口24から
の燃料供給量の燃料供給配分比率の異なるノズルにそれ
ぞれ切替えて供給するので、燃焼量の大きさに応じて適
正な燃料と空気配分の濃度の均一な混合気を形成して濃
炎口と淡炎口に送り、それぞれの火炎を均一に形成し、
所定の燃焼を維持して一酸化炭素や刺激臭の発生を防止
することができる。また、淡炎口40に混合気濃度の低
い希薄な火炎が形成でき、燃焼反応が抑制され、火炎温
度が低下し排気ガス中の窒素酸化物軽減されるようにな
る。また、濃炎口37には通常の混合気濃度の火炎が形
成できるので、淡炎口40上の火炎の保炎を安定し、良
好な燃焼を維持することができる。
【0054】(実施例7)図7は本発明の実施例7の燃
焼装置の要部拡大図である。本実施例7において、実施
例5、6と異なる点は燃焼量が大きくなるように可変し
た時は濃燃料噴出口23からの燃料供給量を淡燃料噴出
口24からの燃料供給量より少なくした燃料供給配分比
を有した一方のノズル22bに切り替え、燃焼量が小さ
くなるように可変した時は濃燃料噴出口23からの燃料
供給量と淡燃料噴出口24からの燃料供給量をほぼ同一
とした他方のノズル22cに切り替える切替手段58を
有したことである。
焼装置の要部拡大図である。本実施例7において、実施
例5、6と異なる点は燃焼量が大きくなるように可変し
た時は濃燃料噴出口23からの燃料供給量を淡燃料噴出
口24からの燃料供給量より少なくした燃料供給配分比
を有した一方のノズル22bに切り替え、燃焼量が小さ
くなるように可変した時は濃燃料噴出口23からの燃料
供給量と淡燃料噴出口24からの燃料供給量をほぼ同一
とした他方のノズル22cに切り替える切替手段58を
有したことである。
【0055】なお、実施例1同一構造部は符号・説明は
省略する。
省略する。
【0056】次に動作、作用を説明すると、燃焼量が大
きくなるように可変した時は濃燃料噴出口23からの燃
料供給量を淡燃料噴出口24からの燃料供給量より少な
くした燃料供給配分比を有したノズル22bから供給す
るので、分離した濃気化室28で形成された濃混合気は
濃炎口37で通常の混合気濃度の火炎を形成するので、
淡炎口40上の火炎の保炎を安定し、良好な燃焼を維持
することができ、淡気化室29で形成された淡混合気は
淡炎口40で混合気濃度の低い希薄な火炎を形成して、
燃焼反応が抑制され、火炎温度が低下し排気ガス中の窒
素酸化物軽減されるようになる。また燃焼量が小さくな
るように可変した時は、濃燃料噴出口23と淡燃料噴出
口24からの燃料噴出供給配分比率を同一としたノズル
22cから供給するので分離した濃気化室28と淡気化
室29で形成される混合気濃度が同一となるので空気量
変動などの外乱により淡火炎42が不安定になるのが防
止でき、良好な燃焼状態が得られるとともに濃炎口40
での火炎が密着するのを防止して濃炎口37の赤熱が防
止できる。
きくなるように可変した時は濃燃料噴出口23からの燃
料供給量を淡燃料噴出口24からの燃料供給量より少な
くした燃料供給配分比を有したノズル22bから供給す
るので、分離した濃気化室28で形成された濃混合気は
濃炎口37で通常の混合気濃度の火炎を形成するので、
淡炎口40上の火炎の保炎を安定し、良好な燃焼を維持
することができ、淡気化室29で形成された淡混合気は
淡炎口40で混合気濃度の低い希薄な火炎を形成して、
燃焼反応が抑制され、火炎温度が低下し排気ガス中の窒
素酸化物軽減されるようになる。また燃焼量が小さくな
るように可変した時は、濃燃料噴出口23と淡燃料噴出
口24からの燃料噴出供給配分比率を同一としたノズル
22cから供給するので分離した濃気化室28と淡気化
室29で形成される混合気濃度が同一となるので空気量
変動などの外乱により淡火炎42が不安定になるのが防
止でき、良好な燃焼状態が得られるとともに濃炎口40
での火炎が密着するのを防止して濃炎口37の赤熱が防
止できる。
【0057】(実施例8)図8は本発明の実施例8の燃
焼装置の要部拡大図である。本実施例8において、実施
例5、6、7と異なる点は着火時に濃燃料噴出口23か
らの燃料供給量と淡燃料噴出口24からの燃料供給量を
ほぼ同一としたノズル22dに切り替えるようにしたこ
とである。
焼装置の要部拡大図である。本実施例8において、実施
例5、6、7と異なる点は着火時に濃燃料噴出口23か
らの燃料供給量と淡燃料噴出口24からの燃料供給量を
ほぼ同一としたノズル22dに切り替えるようにしたこ
とである。
【0058】なお、実施例1と同一構造部は符号・説明
は省略する。
は省略する。
【0059】次に動作、作用を説明すると、着火時に濃
燃料噴出口23からの燃料供給量と淡燃料噴出口からの
燃料供給量24をほぼ同一としたノズル22dから供給
するので、着火時淡気化室29で形成される濃度の薄い
混合気の濃度を濃燃料噴出口23からの燃料供給量と淡
燃料噴出口24からの燃料供給量をほぼ同一にして濃く
することにより、濃炎口37から淡炎口40に噴出する
混合気への火移りを確実に行うことができ、着火時に未
燃ガスや臭気を発生することが防止できる。
燃料噴出口23からの燃料供給量と淡燃料噴出口からの
燃料供給量24をほぼ同一としたノズル22dから供給
するので、着火時淡気化室29で形成される濃度の薄い
混合気の濃度を濃燃料噴出口23からの燃料供給量と淡
燃料噴出口24からの燃料供給量をほぼ同一にして濃く
することにより、濃炎口37から淡炎口40に噴出する
混合気への火移りを確実に行うことができ、着火時に未
燃ガスや臭気を発生することが防止できる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
かかる燃焼装置によれば、分離した濃気化室と淡気化室
に燃焼量の大きさにより濃燃料噴出口からの燃料供給量
と淡燃料噴出口からの燃料供給量の燃料供給配分比率を
変化させて供給するので、燃焼量の大きさに応じて適正
な燃料と空気配分の濃度の均一な混合気を形成して濃炎
口と淡炎口に送り、それぞれの火炎を均一に形成し、所
定の燃焼を維持して一酸化炭素や刺激臭の発生を防止す
ることができるという効果がある。。
かかる燃焼装置によれば、分離した濃気化室と淡気化室
に燃焼量の大きさにより濃燃料噴出口からの燃料供給量
と淡燃料噴出口からの燃料供給量の燃料供給配分比率を
変化させて供給するので、燃焼量の大きさに応じて適正
な燃料と空気配分の濃度の均一な混合気を形成して濃炎
口と淡炎口に送り、それぞれの火炎を均一に形成し、所
定の燃焼を維持して一酸化炭素や刺激臭の発生を防止す
ることができるという効果がある。。
【0061】また、淡炎口に混合気濃度の低い希薄な火
炎が形成でき、燃焼反応が抑制され、火炎温度が低下し
排気ガス中の窒素酸化物軽減されるという効果がある。
炎が形成でき、燃焼反応が抑制され、火炎温度が低下し
排気ガス中の窒素酸化物軽減されるという効果がある。
【0062】また、濃炎口には通常の混合気濃度の火炎
が形成できるので、淡炎口上の火炎の保炎を安定し、良
好な燃焼を維持することができるという効果がある。
が形成できるので、淡炎口上の火炎の保炎を安定し、良
好な燃焼を維持することができるという効果がある。
【0063】また、請求項2にかかる燃焼装置によれ
ば、分離した濃気化室と淡気化室に燃焼量の大きさによ
り濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出口からの
燃料供給量の燃料供給配分比率を変化させて供給すると
ともに、濃気化室と淡気化室に燃焼量の大きさにより燃
焼用空気の空気供給配分比率を変化させて供給するので
燃焼量の大きさに応じて濃気化室と淡気化室で適正な燃
料と空気配分の濃度の均一な混合気を形成して濃炎口と
淡炎口に送り、それぞれの火炎を均一に形成し、所定の
燃焼を維持して一酸化炭素や刺激臭の発生を防止するこ
とができるという効果がある。
ば、分離した濃気化室と淡気化室に燃焼量の大きさによ
り濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出口からの
燃料供給量の燃料供給配分比率を変化させて供給すると
ともに、濃気化室と淡気化室に燃焼量の大きさにより燃
焼用空気の空気供給配分比率を変化させて供給するので
燃焼量の大きさに応じて濃気化室と淡気化室で適正な燃
料と空気配分の濃度の均一な混合気を形成して濃炎口と
淡炎口に送り、それぞれの火炎を均一に形成し、所定の
燃焼を維持して一酸化炭素や刺激臭の発生を防止するこ
とができるという効果がある。
【0064】また、淡炎口に混合気濃度の低い希薄な火
炎が形成でき、燃焼反応が抑制され、火炎温度が低下し
排気ガス中の窒素酸化物軽減されるようになるという効
果がある。
炎が形成でき、燃焼反応が抑制され、火炎温度が低下し
排気ガス中の窒素酸化物軽減されるようになるという効
果がある。
【0065】また、濃炎口には通常の混合気濃度の火炎
が形成できるので、淡炎口上の火炎の保炎を安定し、良
好な燃焼を維持することができるが得られるという効果
がある。
が形成できるので、淡炎口上の火炎の保炎を安定し、良
好な燃焼を維持することができるが得られるという効果
がある。
【0066】また、請求項3にかかる燃焼装置によれ
ば、着火時、淡気化室で形成される濃度の薄い混合気の
濃度を濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出口か
らの燃料供給量をほぼ同一にして濃くすることにより、
濃炎口から淡炎口に噴出する混合気への火移りを確実に
行うことができるので着火時に未燃ガスや臭気を発生す
ることが防止できるという効果がある。
ば、着火時、淡気化室で形成される濃度の薄い混合気の
濃度を濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出口か
らの燃料供給量をほぼ同一にして濃くすることにより、
濃炎口から淡炎口に噴出する混合気への火移りを確実に
行うことができるので着火時に未燃ガスや臭気を発生す
ることが防止できるという効果がある。
【0067】また、請求項4にかかる燃焼装置によれ
ば、燃焼量が最小になるように可変した時はノズルの噴
出口の一方を閉として通常の混合気濃度の火炎が形成で
きるので、良好な燃焼を維持することができるができる
という効果がある。
ば、燃焼量が最小になるように可変した時はノズルの噴
出口の一方を閉として通常の混合気濃度の火炎が形成で
きるので、良好な燃焼を維持することができるができる
という効果がある。
【0068】また、請求項5にかかる燃焼装置によれ
ば、燃焼量を大きくなるように可変した時は複数のノズ
ルで液体燃料を供給するので、分離した濃気化室と淡気
化室で燃料が気化する時の単位面積当たりの気化量が小
さくなるので気化が促進されて気化遅れによる白煙や臭
気の発生が防止でき、適正な燃料と空気配分の濃度の均
一な混合気を形成して濃炎口と淡炎口に送り、それぞれ
の火炎を均一に形成し、所定の燃焼を維持して一酸化炭
素や刺激臭の発生を防止することができるという効果が
ある。
ば、燃焼量を大きくなるように可変した時は複数のノズ
ルで液体燃料を供給するので、分離した濃気化室と淡気
化室で燃料が気化する時の単位面積当たりの気化量が小
さくなるので気化が促進されて気化遅れによる白煙や臭
気の発生が防止でき、適正な燃料と空気配分の濃度の均
一な混合気を形成して濃炎口と淡炎口に送り、それぞれ
の火炎を均一に形成し、所定の燃焼を維持して一酸化炭
素や刺激臭の発生を防止することができるという効果が
ある。
【0069】また、淡炎口に混合気濃度の低い希薄な火
炎が形成でき、燃焼反応が抑制され、火炎温度が低下し
排気ガス中の窒素酸化物軽減されるようになる。また濃
炎口には通常の混合気濃度の火炎が形成できるので、淡
炎口上の火炎の保炎を安定し、良好な燃焼を維持するこ
とができるという効果がある。
炎が形成でき、燃焼反応が抑制され、火炎温度が低下し
排気ガス中の窒素酸化物軽減されるようになる。また濃
炎口には通常の混合気濃度の火炎が形成できるので、淡
炎口上の火炎の保炎を安定し、良好な燃焼を維持するこ
とができるという効果がある。
【0070】また、燃焼量を小さくなるように可変した
時は複数のノズルのいくつかの液体燃料の供給を停止す
るので、分離した濃気化室と淡気化室で燃料が気化する
時の単位面積当たりの気化量が燃焼量の大きさに係わら
ずほぼ一定となり安定した気化能力が得られるので均一
な火炎が形成でき良好な燃焼状態が得られ、濃炎口に火
炎が密着することを防止し、濃炎口の温度が上昇して赤
熱することによる濃炎口上流側への逆火や長期間の使用
で濃炎口が熱変形を起こして生じる燃焼不良を防止する
ことができるできるという効果がある。
時は複数のノズルのいくつかの液体燃料の供給を停止す
るので、分離した濃気化室と淡気化室で燃料が気化する
時の単位面積当たりの気化量が燃焼量の大きさに係わら
ずほぼ一定となり安定した気化能力が得られるので均一
な火炎が形成でき良好な燃焼状態が得られ、濃炎口に火
炎が密着することを防止し、濃炎口の温度が上昇して赤
熱することによる濃炎口上流側への逆火や長期間の使用
で濃炎口が熱変形を起こして生じる燃焼不良を防止する
ことができるできるという効果がある。
【0071】また、請求項6にかかる燃焼装置によれ
ば、分離した濃気化室と淡気化室に燃焼量の大きさによ
り濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出口からの
燃料供給量の燃料供給配分比率の異なるノズルに切替え
て供給するので、燃焼量の大きさに応じて適正な燃料と
空気配分の濃度の均一な混合気を形成して濃炎口と淡炎
口に送り、それぞれの火炎を均一に形成し、所定の燃焼
を維持して一酸化炭素や刺激臭の発生を防止することが
できるという効果がある。
ば、分離した濃気化室と淡気化室に燃焼量の大きさによ
り濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出口からの
燃料供給量の燃料供給配分比率の異なるノズルに切替え
て供給するので、燃焼量の大きさに応じて適正な燃料と
空気配分の濃度の均一な混合気を形成して濃炎口と淡炎
口に送り、それぞれの火炎を均一に形成し、所定の燃焼
を維持して一酸化炭素や刺激臭の発生を防止することが
できるという効果がある。
【0072】また、淡炎口に混合気濃度の低い希薄な火
炎が形成でき、燃焼反応が抑制され、火炎温度が低下し
排気ガス中の窒素酸化物軽減されるという効果がある。
炎が形成でき、燃焼反応が抑制され、火炎温度が低下し
排気ガス中の窒素酸化物軽減されるという効果がある。
【0073】また、濃炎口には通常の混合気濃度の火炎
が形成できるので、淡炎口上の火炎の保炎を安定し、良
好な燃焼を維持することができるできるという効果があ
る。
が形成できるので、淡炎口上の火炎の保炎を安定し、良
好な燃焼を維持することができるできるという効果があ
る。
【0074】また、請求項7にかかる燃焼装置によれば
燃焼量が大きくなるように可変した時は濃燃料噴出口か
らの燃料供給量を淡燃料噴出口からの燃料供給量より少
なくした燃料供給配分比を有したノズルから供給するの
で、分離した濃気化室で形成された濃混合気は濃炎口で
通常の混合気濃度の火炎を形成して、淡炎口上の火炎の
保炎を安定し、良好な燃焼を維持することができ、淡気
化室で形成された淡混合気は淡炎口で混合気濃度の低い
希薄な火炎を形成して、燃焼反応が抑制され、火炎温度
が低下し排気ガス中の窒素酸化物軽減されるという効果
がある。
燃焼量が大きくなるように可変した時は濃燃料噴出口か
らの燃料供給量を淡燃料噴出口からの燃料供給量より少
なくした燃料供給配分比を有したノズルから供給するの
で、分離した濃気化室で形成された濃混合気は濃炎口で
通常の混合気濃度の火炎を形成して、淡炎口上の火炎の
保炎を安定し、良好な燃焼を維持することができ、淡気
化室で形成された淡混合気は淡炎口で混合気濃度の低い
希薄な火炎を形成して、燃焼反応が抑制され、火炎温度
が低下し排気ガス中の窒素酸化物軽減されるという効果
がある。
【0075】また、燃焼量が小さくなるように可変した
時は、濃燃料噴出口と淡燃料噴出口からの燃料噴出供給
配分比率を同一としたノズルから供給するので分離した
濃気化室と淡気化室で形成される混合気濃度が同一とな
るので空気量変動などの外乱により淡火炎が不安定にな
るのが防止でき、良好な燃焼状態が得られるとともに濃
炎口での火炎が密着するのを防止して濃炎口の赤熱が防
止できるが得られるという効果がある。
時は、濃燃料噴出口と淡燃料噴出口からの燃料噴出供給
配分比率を同一としたノズルから供給するので分離した
濃気化室と淡気化室で形成される混合気濃度が同一とな
るので空気量変動などの外乱により淡火炎が不安定にな
るのが防止でき、良好な燃焼状態が得られるとともに濃
炎口での火炎が密着するのを防止して濃炎口の赤熱が防
止できるが得られるという効果がある。
【0076】また、請求項8にかかる燃焼装置によれ
ば、着火時に濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴
出口からの燃料供給量をほぼ同一としたノズルから供給
するので、着火時淡気化室で形成される濃度の薄い混合
気の濃度を濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出
口からの燃料供給量をほぼ同一にして濃くすることによ
り、濃炎口から淡炎口に噴出する混合気への火移りを確
実に行うことができるので着火時に未燃ガスや臭気を発
生することが防止できるという効果がある。
ば、着火時に濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴
出口からの燃料供給量をほぼ同一としたノズルから供給
するので、着火時淡気化室で形成される濃度の薄い混合
気の濃度を濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出
口からの燃料供給量をほぼ同一にして濃くすることによ
り、濃炎口から淡炎口に噴出する混合気への火移りを確
実に行うことができるので着火時に未燃ガスや臭気を発
生することが防止できるという効果がある。
【図1】本発明の実施例1における燃焼装置の断面図
【図2】本発明の実施例2における燃焼装置の断面図
【図3】本発明の実施例3における燃焼装置の断面図
【図4】本発明の実施例4における燃焼装置の断面図
【図5】本発明の実施例5における燃焼装置の断面図
【図6】本発明の実施例6における燃焼装置の断面図
【図7】本発明の実施例7における燃焼装置の断面図
【図8】本発明の実施例8における燃焼装置の断面図
【図9】従来の燃焼装置の斜視図
21 燃料供給手段 22 ノズル 23 濃燃料噴出口 24 淡燃料噴出口 25 気化器 27 仕切壁 28 濃気化室 29 淡気化室 35 濃混合気噴出口 36 濃搬送通路 37 濃炎口 38 淡混合気噴出口 39 淡搬送通路 40 淡炎口 43 燃料調節手段 51 送風機 54 制御部 55 空気量調節手段 56 燃料調節手段A 57 燃料調節手段B 58 切替手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 宣彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K003 AC02 CA04 CC01 DA04 3K052 EA06 EA08 EB07 GA01 GA06 GB04 GB06 GD01 GE01 3K065 TA01 TA15 TC02 TC05 TD02 TD04 TE01 TH04 TH05
Claims (8)
- 【請求項1】液体燃料を供給する燃料供給手段と、供給
された液体燃料を噴出する複数の噴出口を有するノズル
と、前記ノズルから噴出された液体燃料を気化する気化
器と、この気化器の内部を仕切壁により分離して構成し
た濃い濃度の気化ガスを形成する濃気化室と、薄い濃度
の気化ガスを形成する淡気化室と、前記濃気化室の下流
側に濃搬送通路を介して連接された濃炎口と、前記淡気
化室の下流側に淡搬送通路を介して連接された淡炎口
と、燃焼用空気を供給する送風機とを備え、前記ノズル
は燃料噴出口の一方を濃燃料噴出口として前記濃気化室
に液体燃料を供給し、他方の燃料噴出口を淡燃料噴出口
として前記淡気化室に液体燃料を供給し、燃焼量の大き
さにより濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出口
からの燃料供給量の燃料供給配分比率を変化させる燃料
調節手段を有する燃焼装置。 - 【請求項2】燃料調節手段を作動させる時に、送風機か
ら濃気化室と淡気化室に導入する燃焼用空気の空気供給
配分比率を変化させる空気調節手段を有する請求項1項
記載の燃焼装置。 - 【請求項3】燃料調節手段は、着火時に濃燃料噴出口か
らの燃料供給量と淡燃料噴出口からの燃料供給量をほぼ
同一に設定する請求項1または2項記載の燃焼装置。 - 【請求項4】燃料調節手段は、燃焼量が最小になるよう
可変した時にノズルの噴出口を閉とする請求項1ないし
3のいずれか1項記載の燃焼装置。 - 【請求項5】液体燃料を供給する燃料供給手段と、供給
された液体燃料を噴出する複数の噴出口を有する複数の
ノズルと、前記複数のノズルから噴出された液体燃料を
気化する気化器と、この気化器の内部を仕切壁により分
離して構成した濃い濃度の気化ガスを形成する濃気化室
と、薄い濃度の気化ガスを形成する淡気化室と、前記濃
気化室の下流側に濃搬送通路を介して連接された濃炎口
と、前記淡気化室の下流側に淡搬送通路を介して連接さ
れた淡炎口と、燃焼用空気を供給する送風機とを備え、
前記複数のノズルは燃料噴出口の一方を濃燃料噴出口と
して前記濃気化室に液体燃料を供給し、他方の燃料噴出
口を淡燃料噴出口として前記淡気化室に液体燃料を供給
し、燃焼量の大きさにより複数のノズルを切り替える切
替手段を備えた燃焼装置。 - 【請求項6】複数のノズルは、濃燃料噴出口からの燃料
供給量と淡燃料噴出口からの燃料供給量の燃料供給配分
比率を異ならせた請求項5記載の燃焼装置。 - 【請求項7】切替手段は、燃焼量が最大になるよう可変
した時に濃燃料噴出口からの燃料供給量を淡燃料噴出口
からの燃料供給量より少なくした燃料供給配分比を有し
たノズルに切り替え、燃焼量が最小になるよう可変した
時に濃燃料噴出口からの燃料供給量と淡燃料噴出口から
の燃料供給量をほぼ同一としたノズルに切り替える請求
項5または6項記載の燃焼装置。 - 【請求項8】切替手段は、着火時に濃燃料噴出口からの
燃料供給量と淡燃料噴出口からの燃料供給量をほぼ同一
としたノズルに切り替える請求項5または7記載の燃焼
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000066486A JP2001254910A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000066486A JP2001254910A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | 燃焼装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001254910A true JP2001254910A (ja) | 2001-09-21 |
Family
ID=18585839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000066486A Pending JP2001254910A (ja) | 2000-03-10 | 2000-03-10 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001254910A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012255576A (ja) * | 2011-06-08 | 2012-12-27 | Corona Corp | 燃焼装置 |
-
2000
- 2000-03-10 JP JP2000066486A patent/JP2001254910A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012255576A (ja) * | 2011-06-08 | 2012-12-27 | Corona Corp | 燃焼装置 |
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