JPH11211075A - 気化式石油燃焼器具 - Google Patents

気化式石油燃焼器具

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JPH11211075A
JPH11211075A JP2647898A JP2647898A JPH11211075A JP H11211075 A JPH11211075 A JP H11211075A JP 2647898 A JP2647898 A JP 2647898A JP 2647898 A JP2647898 A JP 2647898A JP H11211075 A JPH11211075 A JP H11211075A
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JP
Japan
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combustion
temperature
vaporizer
heater
weak
Prior art date
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Application number
JP2647898A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Adachi
義彦 足立
Hiroshi Nozawa
寛 野沢
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Corona Corp
Original Assignee
Corona Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】規定量以下の燃油の供給や、室温が低い時に起
こるヒートバック不足が原因で、弱燃焼時に発生するリ
フト燃焼を確実に防止した気化式石油燃焼器具を提供す
る。 【解決手段】室温と設定室温との偏差で燃焼量を制御す
る燃焼量制御手段27からの弱燃焼側への移行信号を受
けて、温度変更手段32が気化器の温度を検知し加熱ヒ
ータ2のON、OFFを制御するヒータ制御手段31
に、強燃焼側より高温側で加熱ヒータ2のON、OFF
を制御させることで、ヒートバック不足で急激に降下す
る気化器温度を所定の高温度に保持して、リフト燃焼を
確実に防止するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は加熱ヒータの発熱と燃
焼熱のヒートバックとで加熱される気化器で、燃油を気
化して燃焼させる気化式石油燃焼器具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種のものに於いては、例え
ば特公昭61−39566号公報に開示されている如
く、加熱ヒータをON、OFF制御し気化器を気化可能
な所定温度範囲に保持して気化燃焼を行わせ、燃焼後は
燃焼熱のヒートバックでほとんど加熱ヒータをONさせ
ることなく、燃焼を継続させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの従来のも
のでは、製品のバラツキから燃油の供給量が規定値より
少ない場合や、室温が低い場合で、特に燃焼量が少ない
弱燃焼側では、図5の破線で示すように、ヒートバック
が不十分で気化器温度が急激に降下して、加熱ヒータの
ON付近では弱燃焼時の燃油の気化面と温度センサの取
り付け位置からくる温度差で、気化熱不足となって燃焼
が不安定なリフト燃焼となり、多量の臭気を発生した
り、途中失火の原因となるものであった。
【0004】
【問題点を解決するための手段】この発明はこの点に着
目し上記欠点を解決する為、特にその構成を、加熱ヒー
タの発熱と燃焼熱とを利用して燃油を気化させる気化器
と、気化された燃油を燃焼させるバーナ部とを有するも
のに於いて、前記気化器の温度を検出する温度センサ
と、この温度センサの検出温度によって加熱ヒータをO
N、OFF制御して気化器を気化可能な所定温度範囲に
保持するヒータ制御手段と、室温と設定室温との偏差に
応じて燃焼量を強燃焼から弱燃焼の範囲で複数段階に制
御する燃焼量制御手段と、上記気化器の所定温度範囲を
強燃焼側より弱燃焼側を高温に保持する温度変更手段と
を備えたものである。
【0005】
【作用】燃焼量が1000k 以下の弱燃焼側では、燃
焼量制御手段27からの弱燃焼信号を受けて温度変更手
段32が、ヒータ制御手段31による加熱ヒータ2のO
N、OFF温度を強燃焼側よりほぼ20℃高温側に変更
するので、弱燃焼時にヒートバック量不足で気化器1温
度が急激に降下しても、該気化器1温度が気化熱不足の
不安定燃焼領域Aに入る前に加熱ヒータ2がONして温
度上昇し、確実にリフト燃焼が防止され、多量の臭気発
生や途中失火を阻止出来、常に良好な燃焼を得る事が出
来るものである。
【0006】
【実施例】次にこの発明に係る気化式石油燃焼器具を図
面に示す一実施例で説明する。1は有底筒状の気化器
で、上部周壁にはシーズヒータから成る加熱ヒータ2が
鋳込まれており、又下部の気化壁にはサーミスタから成
る温度センサ3が備えられている。
【0007】4は気化器1上部に備えられたバーナ部
で、逆カップ状の周壁部に複数個の炎孔5を形成したバ
ーナヘッド6と、該バーナヘッド6の内外壁にそれぞれ
密着して取り付けられた内・外金網7・8と、気化器1
とバーナヘッド6とを仕切るラッパ状の整流体9と、該
整流体9上に備えられたパンチング板10及び整流金網
11等から構成されており、外周には保炎壁12が立設
されている。
【0008】13は気化器1に燃焼空気を供給するター
ボファンから成る燃焼ファンで、吸込口14より吸引し
た室内空気を送風路15を介して気化器1に燃焼空気と
して供給するものであり、更に送風路15の先端は流速
を増すため先細の噴出口16を形成して気化器1に接続
している。
【0009】17は電磁ポンプ18によって圧送された
燃油を気化器1内に供給する燃料供給管で、その先端に
は噴出口16を介して気化器1内に突出し燃油を噴霧し
気化ガスとする細径のノズル部19が備えられている。
【0010】20は燃料供給管17の他端が接続する固
定タンクで、カートリッジ式の給油タンク21から弁機
構22を介して供給される燃油を一旦貯留するもので、
燃油量を検知し所定量以下で給油を報知させるフロート
式の給油検知手段23及び燃料供給管17へのゴミの流
入を阻止するフィルター筒24が備えられている。
【0011】25はバーナ部4外周に備えられた点火用
の点火電極、26は同じくバーナ部4外周に備えられた
火炎を検知するフレームロッドである。
【0012】次に図2に示す電気回路のブロック図を説
明する。27は燃焼量制御手段で、サーミスタから成る
室温センサ28の検知室温と室温設定手段29の設定室
温との偏差から必要燃焼量を演算し、燃焼ファン13及
び電磁ポンプ18及び対流ファン30の駆動を制御する
ものであり、最大2580k 〜最小430k までの全
範囲に渡って複数段階に燃焼量を制御するもので、特に
1000k 〜430k を弱燃焼側とし、又2580k
〜1100k を強燃焼側として2つに区分している
ものである。
【0013】31は温度センサ3によって検知される気
化器1の温度Tに応じて加熱ヒータ2をON、OFF制
御し、気化器1を気化可能な所定温度範囲に保持するヒ
ータ制御手段で、強燃焼側では気化器1の温度Tが温度
1(220℃)以下で加熱ヒータ2をONし、温度T2
(250℃)以上でOFFするものであり、弱燃焼側で
は気化器1の温度Tを上記強燃焼側より高温に保持する
ように、温度T3(240℃)以下でONし、温度T
4(270℃)以上でOFFさせるものである。
【0014】32は燃焼量制御手段27からの弱燃焼側
燃焼の信号を受けて、ヒータ制御手段31に弱燃焼側の
加熱ヒータ2のON、OFF制御を行わせる温度変更手
段で、ヒートバック不足での弱燃焼時、気化器1の温度
Tが温度T1付近の不安定燃焼領域Aまで降下すること
を防止するものである。
【0015】尚燃焼量制御手段27及びヒータ制御手段
31及び温度変更手段32は、比較・演算・記憶・タイ
マ等の機能を有した1つのマイコン33で構成されてい
るものである。
【0016】次にこの発明一実施例の作動について説明
する。今周知の運転操作することにより、運転初期で気
化器1は低温状態であるから加熱ヒータ2がONされ、
該気化器1を気化可能温度まで予熱する。
【0017】そして気化器1が温度T1以上の気化可能
温度に達することで、燃焼ファン13及び電磁ポンプ1
8が駆動開始し、気化器1内で気化ガスと燃焼空気との
予混合ガスを形成してバーナ部4で燃焼が開始され、対
流ファン30の駆動で室内が温風暖房されるものであ
る。
【0018】更にこの燃焼は、燃焼が開始されたばかり
であり、通常室温センサ28による検知室温と室温設定
手段29の設定温度とは大きな差があり、強燃焼側の燃
焼で、加熱ヒータ2は温度T1以下でONされ温度T2
上でOFFされる制御が行われ、気化器1の温度は燃焼
熱の保炎壁12を介してのヒートバックを受けて、温度
1以上を保持するものである。
【0019】又燃焼が継続され室温センサ28による検
知室温と室温設定手段29の設定室温との偏差が小さく
なることで、燃焼量制御手段27は燃焼ファン13及び
電磁ポンプ18及び対流ファン30の駆動を制御して、
燃焼を弱燃焼側に移行させるものである。
【0020】そしてこの時、燃焼量制御手段27からの
弱燃焼側への移行信号を温度変更手段32が受けること
で、ヒータ制御手段31による加熱ヒータ2のON、O
FF制御温度を強燃焼側より高温側に切換え、温度T3
以下でONし温度T4以上でOFFするものである。
【0021】従って、この弱燃焼側で、燃油供給量が規
定値より少なくなったり、室温が12℃以下と低い場合
に起こるヒートバック不足で、気化器1の温度Tが図4
に示すように急激に降下した時でも、温度T1付近の不
安定燃焼領域Aまで降下する前に、温度T3以下となる
ことで加熱ヒータ2がONされ気化器1の温度Tを気化
に十分な温度に保持するので、火炎が炎孔5から離れる
リフト燃焼が確実に防止され、ヒートバックが不足して
も臭気の多量発生や失火の心配がなく、常に良好な燃焼
で安心して使用出来るものである。
【0022】又通常燃焼後の気化器1は、上記した如く
燃焼熱のヒートバックで加熱され加熱ヒータ2はほとん
ど通電されることはなく、しかも加熱ヒータ2のON、
OFF温度を弱燃焼側のみ高温側に移行させているの
で、安定燃焼を得ながら極力消費電力を抑え、経済性を
向上させることが出来るものである。
【0023】
【発明の効果】要するにこの発明は、加熱ヒータの発熱
と燃焼熱とを利用して燃油を気化させる気化器と、気化
された燃油を燃焼させるバーナ部とを有するものに於い
て、前記気化器の温度を検出する温度センサと、この温
度センサの検出温度によって加熱ヒータをON、OFF
制御して気化器を気化可能な所定温度範囲に保持するヒ
ータ制御手段と、室温と設定室温との偏差に応じて燃焼
量を強燃焼から弱燃焼の範囲で複数段階に制御する燃焼
量制御手段と、上記気化器の所定温度範囲を強燃焼側よ
り弱燃焼側を高温に保持する温度変更手段とを備えたも
のであるから、ヒートバック不足によるリフト燃焼が確
実に防止され、臭気の多量発生や途中失火の心配がな
く、安定した燃焼が常に得られ安心して使用出来るもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を付した気化式石油燃焼器
具の概略構成図。
【図2】同電気回路の要部ブロック図。
【図3】同要部フローチャート。
【図4】同気化器温度変化を示す説明図。
【図5】従来の気化器温度変化を示す説明図。
【符号の説明】
1 気化器 2 加熱ヒータ 3 温度センサ 4 バーナ部 27 燃焼量制御手段 31 ヒータ制御手段 32 温度変更手段 33 マイコン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱ヒータの発熱と燃焼熱とを利用して
    燃油を気化させる気化器と、気化された燃油を燃焼させ
    るバーナ部とを有するものに於いて、前記気化器の温度
    を検出する温度センサと、この温度センサの検出温度に
    よって加熱ヒータをON、OFF制御して気化器を気化
    可能な所定温度範囲に保持するヒータ制御手段と、室温
    と設定室温との偏差に応じて燃焼量を強燃焼から弱燃焼
    の範囲で複数段階に制御する燃焼量制御手段と、上記気
    化器の所定温度範囲を強燃焼側より弱燃焼側を高温に保
    持する温度変更手段とを備えた事を特徴とする気化式石
    油燃焼器具。
  2. 【請求項2】 上記温度変更手段は、加熱ヒータのON
    温度を弱燃焼側では、強燃焼側より高温側に変更する事
    を特徴とする請求項1記載の気化式石油燃焼器具。
  3. 【請求項3】 上記温度変更手段は、加熱ヒータのO
    N、OFF温度を共に弱燃焼側では、強燃焼側より高温
    側に変更する事を特徴とする請求項1記載の気化式石油
    燃焼器具。
JP2647898A 1998-01-23 1998-01-23 気化式石油燃焼器具 Pending JPH11211075A (ja)

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