JP2000130712A - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents

液体燃料燃焼装置

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JP2000130712A
JP2000130712A JP30661798A JP30661798A JP2000130712A JP 2000130712 A JP2000130712 A JP 2000130712A JP 30661798 A JP30661798 A JP 30661798A JP 30661798 A JP30661798 A JP 30661798A JP 2000130712 A JP2000130712 A JP 2000130712A
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JP
Japan
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heater
vaporizer
temperature
liquid fuel
mode
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JP30661798A
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English (en)
Inventor
Yuko Kubota
勇幸 久保田
Norio Yotsuya
規夫 肆矢
Takehiro Nagatoshi
武弘 永利
Seiichi Shinoda
誠一 篠田
Toshiya Watanabe
俊哉 渡邊
Kenji Hirumoto
健児 蛭本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給湯機や暖房機等の熱源に使用される液体燃
料燃焼装置において、気化用ヒータの消費電力の低減を
図る。 【解決手段】 気化器15の温度を検知し、気化ヒータ
16と加熱ヒータ17への通電モードを判定する判定手
段29と、判定手段29の出力に基づき気化ヒータ10
と加熱ヒータ17への通電モードを切り替えるととも
に、気化ヒータ16と加熱ヒータ17への通電と電気容
量を制御する制御部31とを備えており、気化、加熱両
ヒータ16、17への通電と電気容量を制御することに
よってヒータの消費電力が低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給湯機や暖房機等の
熱源に使用される液体燃料燃焼装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、給湯機や暖房機に搭載される石油
燃焼機器の燃焼装置は、低騒音化、機器の小型化、燃焼
量調節幅の拡大等の要求から液体燃料を気化させて燃焼
させる気化方式が用いられている。
【0003】この種の液体燃料燃焼装置は、特開平9−
89221号公報に示すようなものがある。以下、その
構成について図8と図9を参照しながら説明する。図8
と図9に示すように、液体燃料を供給するポンプ1と、
ポンプ1に接続され液体燃料を噴出するノズル2と、ノ
ズル2から噴出された液体燃料を気化し、底部に流出口
3を有した気化器4と、気化器4下部で流出口3と連通
した混合室5と、混合室5上部で気化器4背面側に備え
られたバーナ部6と、燃焼用空気を供給する送風機7と
からなり、気化器4は、片側に曲部を、他側に直線部を
有するU字状構成にしてU字状の一方を気化器4の垂直
気化面8上方に突出した上側壁9に、他方を気化器4下
部の流出口3を形成する下側壁10に配置した加熱ヒー
タ11と、気化器4背面に設けた受熱部12とから構成
されている。
【0004】従って、加熱ヒータ11に通電し気化器4
を設定された気化可能温度まで昇温させた後、ノズル2
と対向した垂直気化面8にポンプ1より供給された液体
燃料と送風機7より供給された燃焼用空気を供給する
と、垂直気化面8で気化された気化ガスは燃焼用空気の
送風力もあって、加熱ヒータ11を備えた上下側壁9、
10にそれぞれ案内されながら混合気となって下方の流
出口3を介して混合室5へ送られ、均一に混合された
後、バーナ部6で火炎を形成し燃焼する。燃焼すると、
その燃焼熱を受熱部12で受熱し、気化器4の温度に応
じて加熱ヒータ11を運転または停止して気化器4の温
度を維持させて、燃焼を持続するようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液体燃料燃焼装置では、気化器に内蔵された加熱ヒータ
は1本のヒータを片側に曲部を、他側に直線部を有する
U字状構成にして気化器の上下側壁に配置しているの
で、ヒータの曲部と直線部とで電力密度が異なり、ヒー
タの直線部近傍の気化器を気化可能温度まで昇温させる
と加熱ヒータの曲部近傍の気化器を余分に昇温すること
になり、気化器を均一に加熱できないためヒータの消費
電力が低減できないという課題を有し、予熱開始時は加
熱ヒータへの通電による気化器温度の上昇に従って、気
化器からの放熱量も増加し、特に気化器上部の受熱部か
らの放熱量が多いため気化器下部を余分に加熱すること
になるとともに、燃焼待機時は受熱部からの放熱量が多
い気化器上部を加熱することになるので加熱ヒータの消
費電力が低減できないという課題を有していた。また、
燃焼時、受熱部からの受熱量で気化器温度が上昇し設定
温度を検知すると加熱ヒータをオフするが、気化器の上
下で温度差が生じるので気化器下部の温度が低下し気化
不良を生じる恐れがあるという課題も有していた。
【0006】また、加熱ヒータを一定の電気容量でオン
オフして使用するため加熱ヒータの加熱効率が悪く加熱
ヒータの消費電力が低減できないという課題を有してい
た。
【0007】本発明は、このような従来の課題を解決す
るもので、ヒータの消費電力を低減することを第1の目
的とする。
【0008】また第2の目的は、気化器を気化可能温度
まで昇温させる予熱時間を短縮させてヒータの消費電力
を低減することである。
【0009】また第3の目的は、燃焼時のヒータの消費
電力を低減するとともに気化器の温度を常に一定にして
良好な気化状態を得ることである。
【0010】また第4の目的は、燃焼待機時のヒータの
消費電力を低減することである。また第5の目的は、外
気温度に応じて良好な気化状態を得るとともにヒータの
消費電力を低減することである。
【0011】また第6の目的は、油温に応じて良好な気
化状態を得るとともにヒータの消費電力を低減すること
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、液体燃料を供給する燃料供給手段と、供給
された液体燃料を噴出するノズルと、気化ヒータと加熱
ヒータを内蔵し、ノズルから噴出された液体燃料を気化
する気化器と、前記気化器に設けた受熱部と、気化器の
温度を検知する気化器温度検知器と、気化器からの可燃
混合気を燃焼させるバーナヘッドと、燃焼用空気を供給
する送風機と、気化器温度検知器により複数個の気化ヒ
ータと加熱ヒータへの通電モードを判定する判定手段
と、判定手段の出力に基づき気化ヒータと加熱ヒータへ
の通電モードを切り替えるとともに、気化ヒータと加熱
ヒータへの通電と電気容量を制御する制御部とを備えた
ものであり、これによりヒータの消費電力の低減が可能
となる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は各請求項記載の構成によ
り実施できるものであり、請求項1記載のように、気化
器温度検知器により複数個の気化ヒータと加熱ヒータへ
の通電モードを判定する判定手段と、判定手段の出力に
基づき気化ヒータと加熱ヒータへの通電モードを切り替
えるとともに、気化ヒータと加熱ヒータへの通電を制御
する制御部とを備えたものは、最適な気化ヒータと加熱
ヒータの通電モードが得られ、ヒータの消費電力が低減
でき、気化器の予熱時間が短縮できることになる。
【0014】また、請求項2記載のように、気化器の予
熱開始時は、気化ヒータと加熱ヒータを直列に接続して
最大の電気容量で通電する通電モードに切り替え、気化
器温度検知器が設定温度近傍を検知した時は、気化ヒー
タのみに通電する通電モードに切り替え、設定温度との
温度差の減少に応じて電気容量を低減する通電モードに
切り替える制御部を備えたものは、気化器を気化可能温
度まで昇温させる予熱時間を短縮するとともにヒータの
消費電力を低減することができる。
【0015】さらに請求項3記載のように、燃焼時は、
気化器温度検知器が第1設定温度以下を検知した時は、
気化ヒータと加熱ヒータを直列に接続して最大の電気容
量で通電する通電モードに切り替え、第1設定温度を検
知した時は、加熱ヒータのみに最小の電気容量で通電す
る通電モードに切り替え、設定温度との温度差の増加に
応じて加熱ヒータの電気容量を増加する通電モードに切
り替えるとともに、気化器温度検知器が第1設定温度よ
り高温の第2設定温度以上を検知した時は、加熱ヒータ
への通電を停止する制御部を備えたものは、燃焼時の気
化ヒータと加熱ヒータの消費電力を低減するとともに気
化器の温度を常に一定にして良好な気化状態を得ること
ができる。
【0016】さらに請求項4記載のように、燃焼待機時
は、気化器温度検知器が設定温度以下を検知した時は、
加熱ヒータのみに最小の電気容量で通電する通電モード
に切り替え、設定温度との温度差の増加に応じて加熱ヒ
ータの電気容量を増加する通電モードに切り替えるとと
もに、気化器温度検知器が設定温度以上を検知した時
は、加熱ヒータへの通電を停止する制御部を備えたもの
は、燃焼待機時の加熱ヒータの消費電力を低減すること
ができる。
【0017】さらに請求項5記載のように、空気温検知
器と気化器温度検知器により気化ヒータと加熱ヒータへ
の通電モードを判定する判定手段と、この判定手段の出
力に基づき気化ヒータと加熱ヒータへの通電モードを切
り替えるとともに、気化ヒータと加熱ヒータへの通電と
電気容量を制御する制御部を備えたものは、外気温度に
応じて気化ヒータと加熱ヒータの電気容量を可変するの
で、常に良好な気化状態を得ることができるとともに、
気化ヒータと加熱ヒータの消費電力を低減することがで
きる。
【0018】さらに請求項6記載のように、油温検知器
と空気温検知器と気化器温度検知器により複数個の気化
ヒータと加熱ヒータへの通電モードを判定する判定手段
と、この判定手段の出力に基づき気化ヒータと加熱ヒー
タへの通電モードを切り替えるとともに、気化ヒータと
加熱ヒータへの通電と電気容量を制御する制御部を備え
たものは、油温に応じて気化ヒータと加熱ヒータの電気
容量を可変するので、常に良好な気化状態を得ることが
できるとともに、気化ヒータと加熱ヒータの消費電力を
低減することができる。
【0019】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例を図
1を参照しながら説明する。図1において、13は液体
燃料を供給するポンプ、14は供給された液体燃料を噴
出するノズル、15はノズル14から噴出された液体燃
料を気化する気化器で、内部に独立した気化ヒータ16
と加熱ヒータ17を有する。上記気化器は、アルミダイ
カストや鉄鋳物や銅鋳物やこれらの合金鋳物等の熱伝導
の良い材料で作られ、その内部にはノズル14に対向し
て気化部18と通路状の気化室19を設けている。20
は燃焼用空気を供給する送風機、21は燃焼用空気を気
化器15内に供給する気化用空気入口である。上記気化
器15の下部には混合気噴出口22を設け、混合気噴出
口22に連通して気化器15の下流側に混合室23を設
けている。混合室23は、アルミニウムや銅やこれらの
合金やアルミダイカストや鉄鋳物や銅鋳物やこれらの合
金鋳物等の熱伝導の良い材料で作られている。24は混
合室23で形成された混合気を燃焼するパンチング板や
積層板等で構成した多孔状の炎口、25は2次空気口で
ある。炎口24と2次空気口25は、交互に配列されて
バーナヘッド26を形成し、混合室23の下流側に設け
られ、気化器15に連接されている。
【0020】27はバーナヘッド26の上方で気化部1
8の背面側に設けた受熱部、28は気化器15の温度を
検知する熱電対やサーミスタ等で構成した気化器温度検
知器、29は気化器温度検知器28により前記複数個の
気化ヒータ16と加熱ヒータ17への通電モードを判定
する判定手段、30は気化器温度検知器28の信号を受
けて気化ヒータ16と加熱ヒータ17への通電モードを
直列や並列や単独に通電するように切り替える切替手
段、31は気化ヒータ16と加熱ヒータ17への通電の
オンオフと通電時に気化ヒータ16と加熱ヒータ17へ
の供給電圧や電流を制御したりして気化ヒータ16と加
熱ヒータ17への電気容量を制御する制御部である。
【0021】上記構成において、運転信号が制御部31
に送られると気化ヒータ16や加熱ヒータ17へ通電を
行い気化器15が加熱される。気化器15が所定の温度
に達すると気化器温度検知器28により検知し、その信
号が判定手段29を介して制御部31に伝えられ切替手
段30を介して気化ヒータ16や加熱ヒータ17への通
電を停止し、予熱を完了する。以後、制御部31により
気化ヒータ16や加熱ヒータ17の通電をオンオフしな
がら気化器15の温度を一定に保ち、待機中となる。待
機中の状態で、給湯機の場合給湯回路の蛇口を開くと、
燃焼信号が制御部31に送られ、送風機20からの燃焼
用空気が気化用空気入口21から気化用空気として気化
室19に流入するとともに、液体燃料をポンプ13を介
してノズル15から気化部18に噴出する。液体燃料は
気化部18で加熱気化され、気化用空気と混合して可燃
混合気を形成する。この可燃混合気は、混合気噴出口2
2から混合室23に流入し、混合室23で均一に混合さ
れて炎口24に送られる。炎口24から噴出された可燃
混合気は、点火手段(図示なし)により点火し、火炎を
形成するとともに2次空気口25から供給された2次空
気により安定火炎を形成する。この火炎の燃焼熱を受熱
部26で受熱して気化ヒータ16や加熱ヒータ17の通
電を抑制して燃焼を持続する。
【0022】本発明の第1の実施例によれば、気化器温
度検知器28の検知した気化器温度により判定手段29
で気化ヒータ16と加熱ヒータ17への通電モードを判
定し、制御部31が切替手段30を介して気化ヒータ1
6と加熱ヒータ17を直列に接続して通電したり、並列
に接続して通電したり、気化ヒータ16と加熱ヒータ1
7を単独に通電するとともに、通電時に気化ヒータ16
と加熱ヒータ17への電気容量を制御することができ
る。すなわち、気化器16全体を均一に加熱するように
通電モード設定と制御ができる。よって、余分に気化器
15を加熱することがなくなり、気化ヒータ16と加熱
ヒータ17の消費電力が低減できという効果がある。
【0023】また、気化器16全体を均一に加熱するこ
とになるので、気化部18として使用可能な面積が拡大
でき、気化器15をコンパクトに構成できるという効果
がある。
【0024】また、気化ヒータ16と加熱ヒータ17が
局部的に加熱することなく均一に温度上昇し、気化ヒー
タ16と加熱ヒータ17の信頼性が向上するという効果
がある。
【0025】(実施例2)次に本発明の第2の実施例を
図2を参照しながら説明する。この実施例では制御部3
1が以下のような制御をするように構成してある。すな
わち図2において、気化器15の予熱開始時、気化器温
度が気化可能温度より十分低い時には気化器温度検知器
28の検知した気化器温度により判定手段29で気化ヒ
ータ16と加熱ヒータ17への通電モードを判定し、切
替手段30は気化ヒータ16と加熱ヒータ17とを直列
に接続して最大の電気容量で通電する。そして気化器温
度検知器28が設定温度近傍を検知すると、判定手段2
9により切替手段30は気化ヒータ16のみの通電に切
替え、設定温度に近づくに従って気化ヒータ16の電気
容量を低減し、設定温度に達すると気化ヒータ16の通
電を停止する。
【0026】この第2の実施例によれば、気化器15の
予熱開始時、気化器温度が気化可能温度より十分低い時
には、気化ヒータ16と加熱ヒータ17とが直列に接続
され、最大の電気容量で通電するので、気化器15を気
化可能温度まで昇温させる予熱時間を短縮することがで
きるという効果がある。
【0027】また、設定温度近傍まで昇温すると、気化
ヒータ16のみの通電となり、設定温度に近づくに従っ
て気化ヒータ16の電気容量を低減するので気化器の昇
温速度が低下して設定温度をオーバーシュートすること
なく設定温度で気化ヒータ16への通電を停止すること
になる。よって、余分に気化器15を加熱することがな
くなり、気化ヒータ16と加熱ヒータ17の消費電力が
低減できるという効果がある。
【0028】(実施例3)次に本発明の第3の実施例を
図3を参照しながら説明する。この実施例では制御部3
1が以下のような制御をするように構成してある。すな
わち図3において、燃焼時、気化器温度検知器28が第
1設定温度以下を検知した時は、判定手段29により切
替手段30は気化ヒータ16と加熱ヒータ17を直列に
通電する通電モードに切り替え、最大の電気容量で通電
し、第1設定温度を検知した時は、判定手段29により
切替手段30は加熱ヒータ17のみに通電する通電モー
ドに切り替え、気化器温度が第1設定温度より高温の第
2設定温度に近づくに従って加熱ヒータ17への電気容
量を低減して通電し、気化器温度検知器28が第2設定
温度を検知した時は、加熱ヒータ17への通電を停止す
る。
【0029】この第3の実施例によれば、燃焼時、気化
器温度検知器28が気化可能温度である第1設定温度以
下を検知した時は、気化ヒータ16と加熱ヒータ17を
直列にして最大の電気容量で通電し、気化器15の温度
を急速に上昇させるので気化不良による燃焼不良を防止
できるという効果がある。
【0030】また、気化器温度検知器28が第1設定温
度を検知すると加熱ヒータ17のみに通電し、気化器温
度の上昇速度に応じて加熱ヒータ17への電気容量を制
御した通電による加熱と受熱部27による受熱で気化器
15の温度を維持するので、燃焼時の気化ヒータ16の
消費電力が不要となり、加熱ヒータ17のみの通電で消
費電力を低減するとともに、気化部18は受熱部27か
らの加熱と気化器15の下部は加熱ヒータ17からの加
熱により気化器15全体の温度が均一で一定になるので
良好な気化状態を得ることできるという効果がある。
【0031】また、第2の設定温度に近づくに従って加
熱ヒータ17の電気容量を低減するので気化器の昇温速
度が低下して設定温度をオーバーシュートすることなく
設定温度で加熱ヒータ17への通電を停止することにな
るので、余分に気化器15を加熱することがなくなり、
加熱ヒータ17の消費電力が低減できるという効果があ
る。
【0032】また、受熱部27による受熱と加熱ヒータ
17による加熱で気化器温度検知器28が、第1設定温
度より高温の第2設定温度を検知すると加熱ヒータ17
への通電を停止するので、燃焼時の気化ヒータ16と加
熱ヒータ17の消費電力が不要となるという効果があ
る。
【0033】(実施例4)次に本発明の第4の実施例を
図4を参照しながら説明する。この実施例の制御部31
は以下のような構成となっている。すなわち図4におい
て、燃焼待機時は、気化器温度が設定温度以下を検知し
た時は、判定手段29により切替手段30は加熱ヒータ
17のみに通電する通電モードに切替え、最大の電気容
量で通電し、設定温度に近づくに従って加熱ヒータ17
の電気容量を低減し、気化器温度検知器28が設定温度
を検知した時は、加熱ヒータ17への通電を停止する信
号が送られる。
【0034】この第4の実施例によれば、燃焼待機時、
気化器温度検知器28が設定温度以下を検知した時は、
加熱ヒータ17のみに通電する通電モードに切り替え、
気化器温度検知器28が設定温度以上を検知した時は、
判定手段29により切替手段30は加熱ヒータ17のみ
に通電する通電モードに切替え、最大の電気容量で通電
し、設定温度に近づくに従って加熱ヒータ17の電気容
量を低減し、気化器温度検知器28が設定温度を検知し
た時は、加熱ヒータ17への通電を停止するので、気化
器の昇温速度が低下して設定温度をオーバーシュートす
ることなく設定温度で加熱ヒータ17への通電を停止す
る。よって、余分に気化器15を加熱することがなくな
り、燃焼待機時の加熱ヒータ17の消費電力が低減でき
るという効果がある。
【0035】(実施例5)次に本発明の第5の実施例を
図5を参照しながら説明する。図5において、32は燃
焼用空気の温度を検知する空気温検知器である。
【0036】本発明の第5の実施例によれば、気化器温
度検知器28の検知した気化器温度とともに空気温検知
器32の検知した空気温度により判定手段29で気化ヒ
ータ16と加熱ヒータ17への通電モードを判定し、制
御部31が切替手段30を介して気化ヒータ16と加熱
ヒータ17を直列に接続して通電したり、並列に接続し
て通電したり、気化ヒータ16と加熱ヒータ17を単独
に通電するとともに、空気温度検知器32の検知した温
度により気化ヒータ16と加熱ヒータ17へ通電する電
気容量を補正して制御することができる。したがって、
冬場外気温が低い場合は電気容量を増大させ、夏場外気
温が高い場合は電気容量を低減させることが可能とな
り、気化器16を所定の温度に達する時間を維持できる
とともに、余分な加熱が防止できるので気化ヒータ16
と加熱ヒータ17の消費電力が低減できるという効果が
ある。
【0037】(実施例6)次に本発明の第6の実施例を
図6を参照しながら説明する。図6において、33は液
体燃料の温度を検知する油温検知器である。
【0038】本発明の第6の実施例によれば、気化器温
度検知器28の検知した気化器温度と空気温検知器32
とともに油温検知器33の検知した油温により判定手段
29で気化ヒータ16と加熱ヒータ17への通電モード
を判定し、制御部31が切替手段30を介して気化ヒー
タ16と加熱ヒータ17を直列に接続して通電したり、
並列に接続して通電したり、気化ヒータ16と加熱ヒー
タ17を単独に通電するとともに、空気温度検知器32
の検知した温度により気化ヒータ16と加熱ヒータ17
へ通電する電気容量を補正して制御することができる。
したがって、冬場油温が低い場合は電気容量を増大さ
せ、夏場油温が高い場合は電気容量を低減させることが
可能となり、気化器16を所定の温度に達する時間を維
持できるとともに、余分な加熱が防止できるので気化ヒ
ータ16と加熱ヒータ17の消費電力が低減できるとい
う効果がある。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、気化ヒータと加熱ヒータの消費電力が低減で
き、気化器の予熱時間が短縮できる。また、気化器のコ
ンパクト化が図れる。さらに、ヒータの信頼性を向上す
ることができる。
【0040】また請求項2記載の発明によれば、加えて
気化器の予熱開始時の消費電力が低減できる。
【0041】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1ないし2記載の効果に加えて、気化不良による燃焼
不良を防止できる。また、良好な気化状態を得ることで
きる。加えて燃焼時のヒータの消費電力が低減できる。
【0042】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1、2ないし3記載の効果に加えて、燃焼待機時のヒ
ータの消費電力ができる。
【0043】また、請求項5記載の発明によれば、請求
項1、2ないし3記載の効果に加えて、外気温度に応じ
て気化ヒータと加熱ヒータの電気容量を可変するので、
常に良好な気化状態を得ることができるとともに、気化
ヒータと加熱ヒータの消費電力を低減することができる また、請求項6記載の発明によれば、請求項1、2ない
し3記載の効果に加えて、油温に応じて気化ヒータと加
熱ヒータの電気容量を可変するので、常に良好な気化状
態を得ることができるとともに、気化ヒータと加熱ヒー
タの消費電力を低減することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における液体燃料燃焼装置の
要部断面図
【図2】同液体燃料燃焼装置の要部拡大図
【図3】本発明の実施例2における液体燃料燃焼装置の
要部拡大図
【図4】本発明の実施例3における液体燃料燃焼装置の
要部拡大図
【図5】本発明の実施例4における液体燃料燃焼装置の
要部断面図
【図6】本発明の実施例5における液体燃料燃焼装置の
要部断面図
【図7】従来の液体燃料燃焼装置の要部断面図
【図8】同液体燃料燃焼装置の要部拡大図
【符号の説明】
13 ポンプ 14 ノズル 15 気化器 16 気化ヒータ 17 加熱ヒータ 18 気化部 19 気化室 20 送風機 21 気化用空気入口 22 混合気噴出口 23 混合室 24 炎口 25 2次空気口 26 バーナヘッド 27 受熱部 28 気化器温度検知器 29 判定手段 30 切替手段 31 可変制御部 32 空気温検知器 33 油温検知器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永利 武弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 篠田 誠一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 渡邊 俊哉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 蛭本 健児 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K052 AA02 AA10 AB01 AB04 AB06 AB08 AB11 AB12 AB14 AC05 BA18 BA22 CA12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体燃料を供給する燃料供給手段と、供給
    された液体燃料を噴出するノズルと、気化ヒータと加熱
    ヒータを内蔵し、ノズルから噴出された液体燃料を気化
    する気化器と、前記気化器に設けた受熱部と、前記気化
    器の温度を検知する気化器温度検知器と、前記気化器か
    らの可燃混合気を燃焼させるバーナヘッドと、燃焼用空
    気を供給する送風機と、前記気化器温度検知器により前
    記複数個の気化ヒータと加熱ヒータへの通電モードを判
    定する判定手段と、前記判定手段の出力に基づき前記気
    化ヒータと加熱ヒータへの通電モードを切り替えるとと
    もに前記気化ヒータと加熱ヒータへの通電と電気容量を
    制御する制御部とを備えた液体燃料燃焼装置。
  2. 【請求項2】気化器の予熱開始時は、気化ヒータと加熱
    ヒータを直列に接続して最大の電気容量で通電する通電
    モードに切り替え、気化器温度検知器が設定温度近傍を
    検知した時は、気化ヒータのみに通電し、設定温度との
    温度差の減少に応じて電気容量を低減する通電モードに
    切り替える制御部を備えた請求項1記載の液体燃料燃焼
    装置。
  3. 【請求項3】燃焼時は、気化器温度検知器が第1設定温
    度以下を検知した時は、気化ヒータと加熱ヒータを直列
    に接続して最大の電気容量で通電する通電モードに切り
    替え、第1設定温度を検知した時は、加熱ヒータのみに
    最小の電気容量で通電し、設定温度との温度差の増加に
    応じて加熱ヒータの電気容量を増加する通電モードに切
    り替えるとともに、気化器温度検知器が第1設定温度よ
    り高温の第2設定温度以上を検知した時は、加熱ヒータ
    への通電を停止する制御部を備えた請求項1または2記
    載の液体燃料燃焼装置。
  4. 【請求項4】燃焼待機時は、気化器温度検知器が設定温
    度以下を検知した時は、加熱ヒータのみに最小の電気容
    量で通電し、設定温度との温度差の増加に応じて加熱ヒ
    ータの電気容量を増加する通電モードに切り替えるとと
    もに、温度検知器が設定温度以上を検知した時は、加熱
    ヒータへの通電を停止する制御部を備えた請求項1、2
    または3記載の液体燃料燃焼装置。
  5. 【請求項5】液体燃料を供給する燃料供給手段と、供給
    された液体燃料を噴出するノズルと、気化ヒータと加熱
    ヒータを内蔵し、ノズルから噴出された液体燃料を気化
    する気化器と、前記気化器に設けた受熱部と、前記気化
    器の温度を検知する気化器温度検知器と、前記気化器の
    下流側に連接された混合室と、混合室の下流側に設けら
    れ、前記気化器に連接されたバーナヘッドと、燃焼用空
    気の温度を検知する空気温検知器を備え、判定手段は前
    記空気温検知器と前記気化器温度検知器により気化ヒー
    タと加熱ヒータへの通電モードを判定する構成とし、制
    御部は前記判定手段の出力に基づき前記気化ヒータと加
    熱ヒータへの通電モードを切り替えるとともに、前記気
    化ヒータと加熱ヒータへの通電と電気容量を制御する構
    成とした請求項1ないし4のいずれか1項記載の液体燃
    料燃焼装置。
  6. 【請求項6】液体燃料を供給する燃料供給手段と、液体
    燃料の温度を検知する油温検知器と、供給された液体燃
    料を噴出するノズルと、複数個の気化ヒータと加熱ヒー
    タを内蔵し、ノズルから噴出された液体燃料を気化する
    気化器と、前記気化器の背面に設けた受熱部と、前記気
    化器の温度を検知する気化器温度検知器と、前記気化器
    の下流側に連接された混合室と、混合室の下流側に設け
    られ、前記気化器に連接されたバーナヘッドと、燃焼用
    空気を供給する送風機と、液体燃料の温度を検知する油
    温検知器を備え、判定手段は前記油温検知器と前記空気
    温検知器と前記気化器温度検知器により気化ヒータと加
    熱ヒータへの通電モードを判定する構成とし、制御部は
    前記判定手段の出力に基づき前記気化ヒータと加熱ヒー
    タへの通電モードを切り替えるとともに、前記気化ヒー
    タと加熱ヒータへの通電と電気容量を制御する構成とし
    た請求項5記載の液体燃料燃焼装置。
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