JP4336219B2 - 人体検知センサ - Google Patents

人体検知センサ Download PDF

Info

Publication number
JP4336219B2
JP4336219B2 JP2004044777A JP2004044777A JP4336219B2 JP 4336219 B2 JP4336219 B2 JP 4336219B2 JP 2004044777 A JP2004044777 A JP 2004044777A JP 2004044777 A JP2004044777 A JP 2004044777A JP 4336219 B2 JP4336219 B2 JP 4336219B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
oscillation
human body
output
detection sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004044777A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005233831A (ja
Inventor
哲夫 徳留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
U-SHINLTD.
Original Assignee
U-SHINLTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by U-SHINLTD. filed Critical U-SHINLTD.
Priority to JP2004044777A priority Critical patent/JP4336219B2/ja
Priority to DE102005003985.5A priority patent/DE102005003985B4/de
Priority to US11/047,770 priority patent/US7218224B2/en
Priority to CNB2005100078990A priority patent/CN100447822C/zh
Publication of JP2005233831A publication Critical patent/JP2005233831A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4336219B2 publication Critical patent/JP4336219B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V3/00Electric or magnetic prospecting or detecting; Measuring magnetic field characteristics of the earth, e.g. declination, deviation
    • G01V3/08Electric or magnetic prospecting or detecting; Measuring magnetic field characteristics of the earth, e.g. declination, deviation operating with magnetic or electric fields produced or modified by objects or geological structures or by detecting devices
    • G01V3/088Electric or magnetic prospecting or detecting; Measuring magnetic field characteristics of the earth, e.g. declination, deviation operating with magnetic or electric fields produced or modified by objects or geological structures or by detecting devices operating with electric fields
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/24Electrical actuation by interference with electromagnetic field distribution
    • G08B13/2491Intrusion detection systems, i.e. where the body of an intruder causes the interference with the electromagnetic field
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B13/00Burglar, theft or intruder alarms
    • G08B13/22Electrical actuation
    • G08B13/26Electrical actuation by proximity of an intruder causing variation in capacitance or inductance of a circuit

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Geology (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geophysics (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

本発明は、人体が接近または接触したことを検知するセンサに関する。
従来の人体検知センサは、発振回路で発生させた電気信号を、人体の接近により静電容量が変化するように設けた検出キャパシタを含む検出回路と、検出キャパシタに人体が接近していないときの検出回路と等価な基準回路とに入力し、検出回路の出力と基準回路の出力とを比較して、検出回路の出力の波形や位相が変化したことを検出することで、人体の検出キャパシタへの接近を検知していた。しかしながら、このような人体検知センサは、特に検出キャパシタおよび検出キャパシタを接続するための配線の静電容量が大きいほど、温度によって検出キャパシタおよび配線の静電容量が変化するので、温度により検出回路の出力が変化して一定の検出結果が得られないという問題があった。
特許文献1には、検出回路と基準回路との出力を比較して検出キャパシタに人体が接近したと判断する基準となるしきい値を、サーミスタによって温度に応じて変化させる温度補償回路を設けた人体検知センサが開示されているが、検出キャパシタを多数設けると、基準回路や温度補償回路も検出キャパシタと同じ数だけ設ける必要があるという問題がある。また、特許文献2には、2つの検出キャパシタを有し、それぞれのアンテナ回路の出力を比較することでいずれの検出キャパシタに人体が接近しているかを判断するセンサが開示されているが、2つの検出キャパシタのいずれか一方にのみ人体が接近する場合にしか適用できないという問題がある。
特開平07−189538号公報 特開2002−295094号公報
そこで、本発明は、温度などの影響を受けずに安定して人体の接近を検出することができる人体検知センサを提供することを課題とする。
本発明による人体検知センサは、2つの発振回路と、該2つの発振回路の等価な点を接続する同調回路と、前記発振回路のいずれか1つに接続され、人体が接近したときに回路状態が変化するアンテナ電極と、前記2つの発振回路の発振のずれを検出する検波回路とを備えたものとする。
この構成によれば、人体が接近していないときのアンテナ電極は、接地されておらず前記アンテナ電極が接続されている発振回路のインピーダンスに影響を与えないため、2つの発振回路は等しい回路特性を有している。前記2つの発振回路の位相がずれているときには、一方の発振回路から電流の一部が同調回路を通じて他方の発振回路に分流されて発振周波数をわずかに増減させて互いの位相を近付けて同調させるように作用する。アンテナ電極に人体が接近すると、前記アンテナ電極とアースとの間に静電容量、抵抗および/またはインダクタンスが発生し、前記アンテナ電極が接続されている発振回路からは前記アンテナ電極へも電流の一部が分流するので前記発振回路の発振周波数が変化する。このアンテナ電極による発振周波数の変化が、前記同調回路による同調作用の能力を超えると、前記2つの発振回路の発振周波数に違いが生じる。前記検波回路は、前記2つの発振回路の出力のずれを検出することで、前記アンテナ電極への人体の接近を検出できる。
前記アンテナ電極に人体が接近していないときには、前記アンテナ電極は前記発振回路から見て存在していないに等しく、前記2つの発振回路は、温度が変化しても2つともに等しく回路状態が変化するので前記2つの発振回路の出力の同調が保たれる。このため、温度による検出精度への影響が少ないので温度によって補正をする必要がない。また、温度変化、回路のばらつき、回路構成の違い等により2つの発振回路の出力が同じでなくても、同調回路によって2つの発振回路の出力を同調させることができるため、それぞれの発振回路の出力の差を吸収することができる。
また、前記2つの発振回路の周波数がずれるために2つの出力を加算するとうなりが生じるので、前記検波回路は、前記発振回路の発振周波数よりも周期の短いうなりを検出することでアンテナ電極への人体の接近を検出できる。こうして、前記2つの発振回路の周期のずれによって人体の接近を検出できるので、温度変化や回路のばらつきによる発振回路の出力の変動によって検知センサの感度が変化することがなく、前記人体検知センサの感度を高くすることができる。
また、本発明による人体検知センサにおいて、前記同調回路は、前記2つの発振回路を少なくとも1つの素子を介して接続する回路であってもよい。
この構成によれば、前記素子によって前記同調回路が前記2つの発振回路を同調する能力を任意に設定できる。前記同調回路の同調する能力を高くすれば、前記アンテナ電極の軽微な状態変化が前記2つの発振回路の出力の周期のずれとして現れなくなるので前記人体検知センサの感度を低くすることができ、前記同調回路の同調する能力を低くすれば、前記人体検知センサの感度を高くすることができる。
また、本発明による人体検知センサにおいて、前記アンテナ電極は、複数であってもよい。
この構成によれば、複数のアンテナ電極のいずれかに人体が接近したことを検出できる。また、アンテナ電極を複数接続しても、アンテナ電極に対応する基準回路を必要としないので、前記発振回路および検波回路の構成を変更する必要がない。
また、本発明による人体検知センサは、前記アンテナ電極と前記発振回路との間に、感度調節回路を設けてもよい。
この構成によれば、前記アンテナ電極毎に感度を容易に設定できる。
また、本発明による人体検知センサは、前記アンテナ電極と前記発振回路との間に、前記アンテナから前記発振回路への静電気の流入を遮断または緩和する保護回路を設けてもよい。
この構成によれば、人体に蓄積された静電気がアンテナ電極から前記発振回路に流入して、回路を破損させることを防止できる。
以上のように、本発明によれば、温度の影響を受けずに安定して人体の接近を検出することができる人体検知センサを提供できる。
図1に本発明の第1実施形態の人体検知センサの回路図を示す。本実施形態の人体検知センサは、2つの発振回路1aおよび1bを有しており、発振回路1aと1bの各入力側は同調回路2で接続され、アンテナ電極3aおよび3bが発振回路1aの入力側に接続されている。アンテナ電極3bと発振回路1aとの間には感度調節回路4が設けられ、アンテナ電極3a,3bは、保護回路5を介して発振回路1aに接続されている。発振回路1aおよび1bの出力は検波回路6に接続され、検波回路6の出力は出力回路7に接続されており、出力回路7は出力端子8を有している。また、この人体検知センサは、発振回路1a,1b、検波回路6および出力回路7に電源を供給する電源回路9を有している。
発振回路1a,1bは、CMOS反転器10および11を直列に接続し、抵抗12,13とコンデンサ14を介して出力を帰還させて発振させCMOS反転器15で反転増幅して出力するようになっている。同調回路2は、同調コンデンサ16を介して発振回路1aの入力側と発振回路1bの入力側とを接続している。感度調節回路4は、アンテナ電極3bに直列に接続される感度調節コンデンサ17であり、保護回路5は静電気遮断抵抗18である。検波回路6において、発振回路1bの出力は、CMOS反転器19を介して発振回路1aの出力と接続され、コンデンサ20を通して出力される。出力回路7は、検波回路6の出力をオペアンプ21に入力し、平滑コンデンサ22で接地してからオペアンプ23を介してトランジスタ24に接続しており、トランジスタ24のコレクタが出力端子8になっている。
図2は、図1の人体検知センサを簡略した回路図であり、さらに、人体25がアンテナ電極3aに接近したときの等価回路を2点鎖線で示している。人体25は、アンテナ電極3aをキャパシタンス26、抵抗27およびインダクタンス28で接地する回路とみなすことができる。
次に、以上の回路構成の人体検知センサの動作を説明する。発振回路1aおよび1bは、公知の矩形波発振回路であるが、抵抗12,13およびコンデンサ14の値によって発振周波数が決定される。発振回路1aと1bとの発振の周期が一致している場合、発振回路1a、1bの等価な点の電位は等しくなるので同調回路2の両端の電位は同じである。しかし、発振回路1aと1bとの発振の周期がずれている場合、同調回路2の両端の電位が異なり、いずれか一方の発振回路1aまたは1bの帰還電流の一部が同調コンデンサ16を介して他方の発振回路1bまたは1aに流れる。これによって位相が進んでいる方の発振回路1aまたは1bの周期が長くなり、位相が遅れている方の発振回路1bまたは1aの周期が短くなることで同調回路2の両端の電位が等しくなるように発振回路1aと1bとの発振を同調させる。
このときの発振回路1aおよび1bの出力は、図3に示す波形となる。発振回路1aおよび1bの出力波形は等しい矩形波であるが、発振回路1bの出力を図1の反転器19で反転して発振回路1bの出力に加算すると、図3のように直流電流となる。直流電流は、図1のコンデンサ20を通過することができないので、検波回路6からは出力されない。出力回路7に入力がないので出力端子8は電源電圧を維持する。
しかし、図2に示したように、アンテナ3aに人体25が接近して接地回路を構成すると、発振回路1aの帰還電流の一部がアンテナ電極3aを介して人体25から大地に流れることによって発振回路1aの発振周波数が変化する。発振周波数の変化がわずかであれば、同調回路2の作用によって発振回路1aと発振回路1bの周期が一致するように同調されるが、発振周波数の変化が大きくなると、同調回路2によっても周期を同調させることができなくなる。すると、図4に示すように、発振回路1aの出力に発振回路1bの出力を反転加算した波形は、不連続な矩形波になる。この波形に含まれている交流成分は、コンデンサ20を通過して検波回路6から出力回路7に出力される。この交流出力は、出力回路7のオペアンプ21で増幅され、平滑コンデンサ22で直流に平滑化され、再びオペアンプ23で増幅されて、トランジスタ24をスイッチングする。こうして出力端子8は地絡されて電位がグランドレベルに変更される。
本実施形態の人体検知センサは、発振回路1a,1bの構成が同じであるため、温度が変化しても発振回路1aおよび1bの発振周波数がほぼ等しく変化するので、アンテナ電極3a,3bに人体25が接近していなければ同調回路2によって発振回路1a,1bの発振周期の同調が保たれる。このため、本実施形態の人体検知センサは温度変化によって誤検出することなく、安定して人体の接近を検出できる。
尚、本実施形態では、2つのアンテナ電極3a,3bが発振回路1aに接続されているが、人体が接近していないときには、アンテナ電極3a,3bは発振回路1aおよび発振回路1bの発振になんら寄与していない。このため、さらなるアンテナ電極を並列に接続しても、発振回路1a、1bの同調に影響を及ぼすことがなく、さらなるアンテナ電極に人体25が接近したときは、発振回路1a、1bの発振周期のずれとして検知できるようになる。つまり本発明の人体検知センサは、発振回路1a、1b、検波回路6および出力回路などに変更を加えることなく、アンテナ電極を増減することができる。
また、本実施形態では、アンテナ電極3bに感度調節コンデンサ17からなる感度調節回路4を設けているが、人体25がアンテナ3bに接近したときに、このコンデンサ17が存在しているために、発振回路1aから見た人体25を介した接地インピーダンスが高くなる。このため、発振回路1aの帰還回路から分流される電流が小さくなり、発振周波数の変動がアンテナ電極3aに比べて小さくなる。つまり、アンテナ電極3bには、人体25がより近くに接近しなければ発振回路1aと1bの出力が同調回路2によって同調され、出力端子8の電位は変化しない。つまり、アンテナ電極によって人体に対する感度が異なる場合に、アンテナ電極毎に感度調節回路を設けて複数のアンテナ電極の感度を合わせたり、感度調節回路によってアンテナ電極毎に人体検知を出力するアンテナ電極と人体との距離を任意に変えたりすることができる。
また、発振回路1a、1bなどで使用されるCMOSなどの素子は、静電気などの瞬間的な大電流で破損する危険性があるが、本実施形態では、静電気遮断抵抗18からなる保護回路5を介してアンテナ電極3a,3bを発振回路1aに接続しているので、人体に蓄積された静電気が、アンテナ電極3a,3bに放電されても、静電気遮断抵抗18で消費されて発振回路1aには大きなエネルギーが入力されない。このように、本実施形態の人体検知センサは静電気による故障を保護回路5によって防止している。
図5は、本発明の第2実施形態の人体検知センサである。本実施形態では、2つの発振回路1aおよび1bには入力側の同調回路2に加え、出力側にも同調回路2’が設けられ、また、2つのアンテナ電極3aおよび3bの接続点と発振回路1aとの間に感度調節コンデンサ17’からなる感度調節回路4’が設けられている。本実施形態の発振回路1aおよび1bは、バイポーラトランジスタ29にコイル30およびコンデンサ31,32,33が接続された公知の正弦波発振回路である。同調回路2’は、同調抵抗34を介して発振回路1aおよび1bのトランジスタ29の出力を接続するものである。トランジスタ29の出力は、トランジスタ35を介して検波回路6に出力される。検波回路6は、発振回路1a,1bの出力を加算してトランジスタ36のエミッタに接続し、トランジスタ36のコレクタ出力を、コンデンサ37を介してトランジスタ38に入力し、さらにコンデンサ39,20を介して出力回路7に出力している。出力回路7の構成は第1実施形態と同じであり、出力端子8を有している。さらに電源回路9を有している点も第1実施形態と同じである。
本実施形態の人体検知センサの動作の特徴を説明する。発振回路1a,1bの発振周波数は、コイル30およびコンデンサ31,32,33によって発振周波数が定められる。同調回路2’は、トランジスタ29の出力側を同調抵抗34で接続しているので発振回路1aと1bとの位相差に応じて出力の一部を互いの帰還回路に入力して、同調回路2と同様に発振周期を同調させる機能を果たしている。また、感度調節回路4’の感度調節コンデンサ17’は、アンテナ電極3aとアンテナ電極3bとの両方の感度を低下させる働きをするが、アンテナ電極3aとアンテナ電極3bとに個別に感度調節回路を設けても同様に機能する。
検波回路6は、発振回路1aおよび発振回路1bの出力を加算してトランジスタ36をスイッチングすることにより矩形波を生成し、コンデンサ37で直流成分を除去してトランジスタ38で増幅している。このとき、発振回路1aと1bとの周期が一致していれば、トランジスタ36に入力される波形は、正弦波であるからトランジスタ38の出力は発振回路1a,1bの発振周波数と等しい周期の規則的な矩形波になり、発振回路1aと1bとの周期が一致していないとき、または、一方側の発振回路1aの振幅が同調回路2によって同調できないほどに大きく変化したときに不規則な矩形波になる。発振回路1a,1bの発振周波数より高い周波数成分だけで構成される規則的な矩形波は、コンデンサ39を通って地絡されるので検波回路6から出力回路7へは出力されず、不規則な矩形波の周期変動だけが周波数が低いのでコンデンサ39で地絡されずに検波回路6から出力回路7に出力される。つまり、発振回路1aと発振回路1bとの周波数の違い、または、一方側の発振回路1aの振幅の変化により発生する周波数の低いうなり成分だけが、検波回路6から出力回路7に対して出力されることになる。出力回路7は検波回路から入力されたうなり成分を増幅し平滑化してトランジスタ24をスイッチングして、出力端子8の電位を変更するようになっている。
本実施形態の検波回路6は、発振回路1aと発振回路1bとの周波数の違い、または、一方側の発振回路1aの振幅の変化により発生する周波数の低いうなり成分だけを抽出しているために、発振回路1aと発振回路1bの周期的な出力波形や振幅が異なっていても、このような差異には影響されることなく、アンテナ電極3a,3bに人体25が接近したときだけ出力端子8の電位を変更することができ、検出精度が高いとともに検出感度も高くできる。
図6に本発明の第3実施形態の人体検知センサの回路図を示す。本実施形態では、第1実施形態と同じ矩形波を生成する発振回路1a,1bを有しているが、検波回路6と出力回路7の構成が異なっている。本実施形態の検波回路6は、入力電圧がしきい値より大きいときにHIレベル、しきい値より小さい時にLOレベルとして認識し、入力の値によって所定の電圧を出力する論理演算素子のひとつであり、2つの入力に異なる値(HIとLO)が入力されているときに電圧を出力し、2つの入力に等しい値が入力されているときに電圧を出力しない排他論理和素子40からなっている。排他論理和素子40の出力は、出力回路7のダイオード41に入力され、コンデンサ42と抵抗43で接地されて排他論理和素子44の一方の入力に接続され、排他論理和素子44の他方の入力は接地されている。そして、排他論理和素子44の出力が出力端子8になっている。
本実施形態の人体検知センサの動作を説明する。発振回路1aおよび1bの出力が同調されているときには排他論理和素子40の2つの入力が常に等しいので検波回路6からは電圧が出力されない。すると、排他論理和素子44の2つの入力は常に入力がないLOレベルの状態になるので排他論理和素子44も常に出力端子8に電圧を出力しない。しかし、図7に示すように、発振回路1aと発振回路1bとの発振周期がずれると、排他論理和素子40は、矩形波を出力する。この出力は、ダイオード41、コンデンサ42および抵抗43で平滑化されるが、排他論理和素子40および44は、入力インピーダンスが高く出力インピーダンスが低いので、図示するように、排他論理和素子44に入力される平滑化した電圧は、常に排他論理和素子44のしきい値よりも大きな値となる。このため、発振回路1aと発振回路1bとの発振周期がずれていると、論理和素子44は、出力端子8に連続して電圧を出力する。
さらに、本発明の第4実施形態である人体検知センサの回路図を図8に示す。本実施形態は、第3実施形態の検波回路6をマイコン45に置き換えたものであり、マイコン45は、人体検出センサの検出結果により制御が決定される装置を制御するマイコンであるので、信号を増幅して出する出力回路や出力端子は必要ない。
本発明の人体検知センサは、住宅設備や自動車のキーレスエントリーシステムのように、人の接近を検知してシステムを起動したり人の接近の有無によって異なる制御を行ったりするようなあらゆる装置または設備に使用することができる。
本発明の第1実施形態の人体検知センサの回路図。 図1の人体検知センサを簡略化した回路図。 図1の人体検知センサのアンテナ電極に人体が接近していないときの、2つの発振回路および検波回路の出力波形を示すグラフ。 図1の人体検知センサのアンテナ電極に人体が接近しているときの、2つの発振回路および検波回路の出力波形を示すグラフ。 本発明の第2実施形態の人体検知センサの回路図。 本発明の第3実施形態の人体検知センサの回路図。 図6の人体検知センサの検波回路の出力および出力回路内での信号の波形を示すグラフ。 本発明の第4実施形態の人体検知センサの回路図。
符号の説明
1a,1b 発振回路
2 同調回路
3a,3b アンテナ電極
4,4’ 感度調節回路
5 保護回路
6 検波回路
16 同調コンデンサ
17,17’ 感度調節コンデンサ
18 静電気遮断抵抗
34 同調抵抗

Claims (5)

  1. 2つの発振回路と、
    該2つの発振回路の等価な点を接続する同調回路と、
    前記発振回路のいずれか1つに接続され、人体が接近したときに回路状態が変化するアンテナ電極と、
    前記2つの発振回路の発振のずれを検出する検波回路とを備えた人体検知センサ。
  2. 前記同調回路は、前記2つの発振回路を少なくとも1つの素子を介して接続する回路であることを特徴とする請求項1に記載の人体検知センサ。
  3. 前記アンテナ電極は、複数であることを特徴とする請求項1または2に記載の人体検知センサ。
  4. 前記アンテナ電極と前記発振回路との間に、感度調節回路を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の人体検知センサ。
  5. 前記アンテナ電極と前記発振回路との間に、前記アンテナから前記発振回路への静電気の流入を遮断または緩和する保護回路を設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の人体検知センサ。
JP2004044777A 2004-02-20 2004-02-20 人体検知センサ Expired - Fee Related JP4336219B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004044777A JP4336219B2 (ja) 2004-02-20 2004-02-20 人体検知センサ
DE102005003985.5A DE102005003985B4 (de) 2004-02-20 2005-01-28 Detektionssensor für menschliche Körper
US11/047,770 US7218224B2 (en) 2004-02-20 2005-02-02 Human body detection sensor
CNB2005100078990A CN100447822C (zh) 2004-02-20 2005-02-06 人体检测传感器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004044777A JP4336219B2 (ja) 2004-02-20 2004-02-20 人体検知センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005233831A JP2005233831A (ja) 2005-09-02
JP4336219B2 true JP4336219B2 (ja) 2009-09-30

Family

ID=34858077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004044777A Expired - Fee Related JP4336219B2 (ja) 2004-02-20 2004-02-20 人体検知センサ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7218224B2 (ja)
JP (1) JP4336219B2 (ja)
CN (1) CN100447822C (ja)
DE (1) DE102005003985B4 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6734678B2 (en) * 2001-03-20 2004-05-11 Integrated Power Components, Inc. Repair device for decorative light shunt
JP4714817B2 (ja) * 2005-01-28 2011-06-29 株式会社日本アレフ 人体検知装置
JP5138875B2 (ja) * 2005-07-19 2013-02-06 株式会社デンソー センサ装置
EP1791260B1 (en) * 2005-11-24 2008-03-19 Holylite Microelectronics Corporation Object proximity or position detector
JP4582463B2 (ja) * 2006-02-03 2010-11-17 日本ビクター株式会社 接近センサー装置
JP5036201B2 (ja) * 2006-03-23 2012-09-26 株式会社デンソー 発振型センサの利得制御方法、発振型センサ装置、蒸発燃料状態検出装置及び内燃機関のコントロールユニット
FR2908508B1 (fr) * 2006-11-10 2008-12-12 Jean Noel Lefebvre Dispositif electronique, destine a realiser la mesure et la detection de variations d'une grandeur physique a mesurer
JP5558929B2 (ja) * 2010-06-04 2014-07-23 株式会社ユーシン タッチセンサ
CN102680841B (zh) * 2012-06-05 2015-01-28 惠州华阳通用电子有限公司 一种人体接地系统及其实现方法
FR2999833B1 (fr) 2012-12-19 2015-01-23 Continental Automotive France Dispositif de mesure d'une variation d'une capacite et procede de mesure associe
WO2015076849A1 (en) 2013-11-25 2015-05-28 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Antenna devices
CN104703322A (zh) * 2013-12-05 2015-06-10 竹中幸三郎 非接触式工作电路结构
IT202000007942A1 (it) * 2020-04-15 2021-10-15 St Microelectronics Srl Dispositivo e metodo di rilevamento di presenza, in particolare per sistemi di anti-intrusione

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1285299A (fr) * 1959-12-31 1962-02-23 Honeywell Regulator Co Dispositif électronique sensible à une condition
US3327307A (en) * 1965-04-14 1967-06-20 Malcolm W Miles Movement and position detector
US3706982A (en) * 1968-07-01 1972-12-19 Gen Dynamics Corp Intrusion detection system
US3683351A (en) * 1970-01-07 1972-08-08 Merton F Wilcox Presence detector
US3896425A (en) * 1973-10-16 1975-07-22 Tyco Laboratories Inc Proximity detector
US4212002A (en) * 1976-05-24 1980-07-08 Williamson Robert D Method and apparatus for selective electronic surveillance
US4155078A (en) * 1976-11-12 1979-05-15 John E. Reilly Single wire intrusion detector system
US4197530A (en) * 1977-02-09 1980-04-08 Laue Eric G Passive intrusion detection system
JPS606280B2 (ja) * 1977-03-24 1985-02-16 三菱電機株式会社 近接検出装置
US4169260A (en) * 1978-04-11 1979-09-25 Mosler Safe Company Capacitive intrusion detector circuitry utilizing reference oscillator drift
JPS5537958A (en) * 1978-09-11 1980-03-17 Hiromi Ogasawara Rotation angle detector
US4222045A (en) * 1979-05-04 1980-09-09 Firetek Corporation Capacitive shift fire detection device
FR2492539A1 (fr) * 1980-10-20 1982-04-23 Morey Gilles Procede et systeme de detection notamment pour installations de surveillance ou automatismes
JPS5791473A (en) * 1980-11-28 1982-06-07 Matsushita Electric Works Ltd Electric field type human body detector
DD251241A1 (de) * 1986-01-24 1987-11-04 Interflug Als sicherungsschutz verwendbarer naeherungsgeber
US4818999A (en) * 1986-10-29 1989-04-04 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Method and apparatus for measuring frequency and phase difference
GB8709465D0 (en) * 1987-04-22 1987-05-28 Watkiss Automation Ltd Sensor
DE3838488A1 (de) * 1988-11-12 1990-05-17 Maier Josef Schaltafel
CN2060919U (zh) * 1989-11-03 1990-08-22 董世荣 一种传感器
CN2062083U (zh) * 1989-12-26 1990-09-12 赵济仓 人体感应式电子防盗报警器
JPH0765260A (ja) * 1993-08-26 1995-03-10 Matsushita Electric Works Ltd 人体検出装置
JP3558669B2 (ja) * 1993-12-28 2004-08-25 本田技研工業株式会社 キーレスエントリ装置
JPH09269379A (ja) * 1996-04-02 1997-10-14 Honda Denshi Giken:Kk 人体検知装置
JP3502848B2 (ja) * 2001-03-28 2004-03-02 株式会社ホンダロック 車両用ドアの施・解錠意思確認装置
DE10121693C2 (de) * 2001-05-04 2003-04-30 Bosch Gmbh Robert Verfahren und Vorrichtung zum Detektieren des Kontakts von Händen mit dem Lenkrad

Also Published As

Publication number Publication date
DE102005003985A1 (de) 2005-09-22
US20050184876A1 (en) 2005-08-25
CN1657956A (zh) 2005-08-24
US7218224B2 (en) 2007-05-15
JP2005233831A (ja) 2005-09-02
CN100447822C (zh) 2008-12-31
DE102005003985B4 (de) 2017-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7218224B2 (en) Human body detection sensor
US8599169B2 (en) Touch sense interface circuit
CN105283735B (zh) 电容感测装置
US5757196A (en) Capacitive switch actuated by changes in a sensor capacitance
US9561768B2 (en) Capacitive sensing device
US10771012B2 (en) Hybrid RC/crystal oscillator
US20040066244A1 (en) Oscillator, PLL circuit, communication equipment, and oscillating method
JP2019143988A (ja) 静電容量式近接センサおよびこの静電容量式近接センサを用いた人体検知方法
EP2391009B1 (en) Proximity sensor with health monitoring
US5949261A (en) Method and circuit for reducing power and/or current consumption
JP5562794B2 (ja) 静電タッチスイッチ装置
US20090153117A1 (en) Load controller
US6710629B2 (en) Impedance comparison integrator circuit
EP2237421B1 (en) Radiation-hardened charge pump topology
JP2001203565A (ja) 近接センサ
US9638651B2 (en) Method and circuit for evaluating a physical quantity detected by a sensor
JP2003046383A (ja) タッチセンサ
JPH06318867A (ja) 周波数・位相ロック検出装置
US20140049298A1 (en) Frequency generation apparatus and frequency generation method
JP2017146267A (ja) 非接触型検電器
JP3734784B2 (ja) 温度検出装置および温度検出手段を備えた電力変換装置
JPH09152488A (ja) 障害物検出装置
JP3552870B2 (ja) 発振検出回路
KR20050033145A (ko) 주파수 조절이 가능한 저전압 발진회로
JPH0756544Y2 (ja) ビデオ同期検波回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071225

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090616

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090626

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4336219

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150703

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees